JP2010258910A - 表示装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の表示装置は、第1の映像を生成する第1のユニットと、第2の映像を生成する第2のユニットとを備える。第2のユニットは、表示領域情報を第1のユニットに送信し、第1のユニットでは、コンテンツ合成手段が、第2のユニットから受信した第2の映像を表示領域情報に基づいて加工した後、加工された第2の映像と、第1の映像とを合成して合成映像を生成して、コンテンツ表示手段が合成映像を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のユニットによって構成される表示装置、プログラム、および記録媒体に関する。
近年、放送番組を視聴しながら、同一画面上で別の映像を見たいという要望が、視聴者の間に高まっている。これを背景に、子画面を用いて放送番組以外の他の映像を表示する技術が色々と提案されている。
特許文献1には、テレビ画面とインターネットに接続して得られたブラウザ画面を同時にディスプレイに表示する映像表示装置が開示されている。
特許文献2には、デジタル放送を高解像度で短時間に視聴するとともに、ユーザのTV/PC機能をシームレスに選択できるテレビ機能付きパーソナルコンピュータが開示されている。
特許文献3には、PCの負荷を増加することなくテレビや録画番組の視聴ができ、PC作業中にPCモニタ上の任意の位置にオーバーレイ表示によるテレビ画像を小画面表示することができるとともに、作業域とテレビのオーバーレイ領域が重なり操作性が悪くなった場合にも、作業域を任意の位置へ移動させ、かつ任意の大きさに変更することができ、操作性を大幅に改善することができる画像処理装置が開示されている。
特開2008−79077(公開日:2008年4月3日) 特開2007−311958(公開日:2007年11月29日) 特開2006−310896(公開日:2006年11月9日)
しかし、上述した従来技術には次のような問題がある。
特許文献1の技術では、ブラウザ機能をテレビ装置の中で実現している。この構成では、テレビ装置のソフトウェアおよびハードウェアは、コンピュータのそれらに比べて貧弱であるため、限られたサービスしか処理できない。特に、インターネットを通じて提供されるサービスは日々進化しているため、特許文献1の技術では、Adobe社のFlashコンテンツ、オンラインゲームおよび動画再生サービスなど処理に多大な負荷を要する数多くのサービスには対応できない。その結果、ユーザに対して極僅かなサービスを提供できるに留まる。特許文献2の技術にも同様の問題がある。
特許文献3の技術では、テレビと外部PCとを接続することによって、テレビ画面とPC画面とを混在させて表示する。この技術では、別体の2つの装置を互いに接続するため、配線等が複雑になる。結果、装置の設置および持ち運びが面倒なものとなる。また、テレビ放送の処理とコンピュータの処理とが互いに無関係に動作しているため、それぞれを別々の操作装置で操作せざるを得ない。また、両者の連携を実現することは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができる表示装置、プログラム、および記録媒体を提供することにある。
すなわち本発明に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、
第1の映像を生成する第1のユニットと、第2の映像を生成する第2のユニットとを備えた表示装置であって、
上記第1のユニットは、
上記第2の映像のうちの表示すべき領域を問い合わせる問合情報を上記第2のユニットに送信するとともに、当該問合情報に対応する表示領域情報を上記第2のユニットから受信する第1の情報通信手段と、
上記第2のユニットから送信される上記第2の映像を受信する映像受信手段と、
上記映像受信手段によって受信された上記第2の映像のうちの表示すべき領域を上記表示領域情報に基づいて抽出して、当該抽出された領域と、上記第1の映像とを互いが画面の異なる表示位置に表示されるように合成して、合成映像を生成する映像合成手段と、
上記合成映像を表示する映像表示手段とを備え、
上記第2のユニットは、
上記問合情報を受信するとともに、上記表示領域情報を送信する第2の情報通信手段と、
上記第2の映像を上記第1のユニットに送信する映像送信手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示装置において、第1のユニットと第2のユニットとは制御情報を通じて互いに連携して動作する。第1のユニットはたとえばテレビジョン機能を有し、一方、第2のユニットはたとえばコンピュータ機能を有する。表示装置は、第1のユニットが取得した第1の映像と、第2のユニットが取得した第2の映像とを合成して一つの合成映像を得る。こうして得た合成映像を再生してユーザに視聴させる。その際、第2のユニットから第1のユニットに表示領域情報が提供され、第1のユニットは、当該表示領域情報に基づいて第2のユニットから提供を受けた第2の映像を加工した上で第1の映像と合成して表示用映像を作成し、これを映像表示手段に第2のコンテンツを第1のユニットに提供する。
これによって、本発明に係る表示装置は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットを操作することにより両者を連携して動作させ、両ユニットのそれぞれにおいて生成した映像を単一の表示装置に同時表示させることができる効果を奏する。
(第1のコンテンツの取得源)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第1のユニットは、
放送波、通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第1の映像を取得する第1の映像取得手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示装置は、仮に第2のユニットが故障して動作しなくなった場合でも、様々な映像を表示できる。
(第1のユニット=TV)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第1のユニットは、
アンテナを通じて上記放送波を受信する放送波受信手段をさらに備え、
上記第1の映像取得手段は、上記放送波受信手段によって受信された放送波をデコードして上記第1の映像を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、第1のユニットが放送番組を再生できる。結果、表示装置をテレビジョン装置の一種として実現できる。
(第2のユニット=PC)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2のユニットは、
ソフトウェアアプリケーションを実行する実行手段と、
上記ソフトウェアアプリケーションの実行時に生成される映像を、上記第2の映像として取得する第2の映像取得手段とをさらに備え 上記映像送信手段は、上記第2の映像取得手段によって取得された上記第2の映像を上記映像受信手段に送信することが好ましい。
上記の構成によれば、第2のユニットが汎用コンピュータとしての機能を有する。結果、表示装置を、コンピュータ機能を有する装置として実現できる。特に、第1のユニットが放送番組の再生機能を有する場合、表示装置は、コンピュータ内蔵のテレビジョン装置として実現できる。
(第2のコンテンツの取得源)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2のユニットは、
通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第2の映像を取得する第2の映像取得手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示装置は多種多様な映像を表示できる。
(第2の映像の一部を表示)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記表示領域情報は、第2の映像のうちの一部を抽出して表示するための情報であることが好ましい。
(第2の映像=1つのウィンドウ)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2の映像には、少なくとも1つのウィンドウが表示されており、
上記表示領域情報は、上記ウィンドウの1つを抽出して表示するための情報であることが好ましい。
(第2の映像=ウィンドウに含まれる動画)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2の映像には、動画を含むウィンドウが表示されており、
上記表示領域情報は、上記ウィンドウから上記動画を抽出して表示するための情報であることが好ましい。
(第2の映像=テキスト)
上記第2の映像には、テキストが含まれており、
上記表示領域情報は、第2の映像からテキストを抽出して表示するための情報であることが好ましい。
上記の構成によれば、第1のユニットが放送番組の再生機能を有することによって表示装置をテレビジョン装置とするならば、ユーザは、テレビを視聴しながらチャットを行うことで、テレビ視聴を含んだコミュニケーションが可能となる。
また、メールの表示ができる。テレビ視聴中に、PCがメールを受信した際に、たとえば、画面の下部にメールを流すことによってユーザは、PCで確認することなく、メールの到着及び内容を即時に確認することができる。
また、掲示板ができる。テレビ視聴中に掲示板を同時に表示しておくことによって、掲示板伝言板として使用することができる。PCにおいても可能であるが、テレビに付帯した掲示板のほうが、大画面で感動ある映像を視聴しながら感銘のあるメッセージを掲載でき掲示板のコミュニティーが活発化する効果がある。
(第2のユニットは着脱可能)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることが好ましい。
上記の構成によれば、表示装置の拡張性および保守性をより高めることができる。
(第2のユニットは内蔵)
本発明に係る表示装置では、さらに、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることが好ましい。
上記の構成によれば、第2のユニットを外部環境から守ることができる。
(プログラム、記録媒体)
なお、上記表示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記表示装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る表示装置は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示したPC内蔵テレビを横から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの詳細な内部構成を示すブロック図である。 (a)は、リモコンを使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図であり、(b)は、入力装置(キーボードまたはマウス)を使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図である。 ディスプレイに表示される画面の各例を示す図である。 PC内蔵テレビが、PC機能メニューの選択に応じてディスプレイのPC画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図であり、ディスプレイのPC画面に動画を表示する形態を示した図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図であり、ディスプレイのPC画面にテキストを表示する形態を示した図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の処理シーケンスの一例を示す図である。 (a)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着された後のPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す図であり、(b)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着される前のPC内蔵テレビを背面側から見た場合の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 着脱可能なBDユニットがTVユニットに装着された後のBD内蔵テレビの外観を示す図である。
本発明に係るPC内蔵テレビ1の一実施形態について、図1〜図14を参照して以下に説明する。
(PC内蔵テレビ1の外観)
まず、PC内蔵テレビ1の外観について、図2を参照して以下に説明する。図2(a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1を表示画面側から見た場合の外観を示す斜視図である。図2(b)は、図2(a)に示すPC内蔵テレビ1を横から見た側面図である。
図2(a)および(b)に示すように、PC内蔵テレビ1(表示装置)は、TVユニット10(第1のユニット)にPCユニット20(第2のユニット)が設けられた構成の装置である。本実施形態のTVユニット10は、液晶テレビジョン装置としての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。一方、PCユニット20はいわゆるパーソナルコンピュータとしての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。両者が一体化されて一つのPC内蔵テレビ1を構成する。さらに両者は互いに連携して動作することによって、ユーザに対し、これまでにない充実したコンテンツ再生(視聴、閲覧)体験を提供する。
ユーザは、リモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を遠隔操作する。リモコン9さえあれば、TVユニット10を操作して放送番組を視聴することができる。さらに、同じリモコン9を使用することによって、PCユニット20を操作して各種のソフトウェアアプリケーションを実行したり、インターネット上のウェブサイトにアクセスしてウェブページを閲覧したりすることができる。
(PC内蔵テレビ1の構成)
PC内蔵テレビ1の内部構成および機能について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、TVユニット10は、ディスプレイ2(映像表示手段)、スピーカ3、映像出力部11、音声出力部12、コンテンツ処理部13、コンテンツ合成部14、コンテンツ取得部15、コンテンツ受信部16、ユーザ入力部17、制御情報通信部18(第1の情報通信手段)、および、制御部19を備えている。
また、PCユニット20は、コンテンツ処理部21、コンテンツ取得部22、コンテンツ送信部23、記憶部24、制御情報通信部25(第2の情報通信手段)、ユーザ入力部26、制御部27、および、アプリケーション実行部28を備えている。
本実施形態のPC内蔵テレビ1は、映像の合成機能を有している。具体的には、TVユニット10は、放送波(テレビ放送)を受信してデコードすることによって、放送番組を取得する。PCユニット20は、ウェブページ、動画コンテンツ等などのPCコンテンツを取得して、TVユニット10に提供する。TVユニット10は、PCコンテンツから提供を受けた映像(第2の映像)の全体もしくはそのうちの少なくとも一部分の領域を抽出した上で、少なくとも放送番組内の映像(第1の映像)と、当該抽出された映像(抽出された第2の映像)とを合成して一つの合成映像を生成し、TVユニット10のディスプレイ2に出力して、ディスプレイ2に当該合成映像を表示させる。
(TVユニット10の詳細)
TVユニット10に備えられる各ブロックの機能について、それぞれ以下に説明する。
ディスプレイ2は、映像出力部11からの映像信号を受けて、映像を表示する。なお、本実施形態では、TVユニット10を液晶テレビジョン装置としているため、ディスプレイ2は液晶ディスプレイを用いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ディスプレイ2は、たとえばプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイとして実現されてもよい。
スピーカ3は、音声出力部12からの音声信号を受けて、音声を出力する。
映像出力部11は、コンテンツ合成部14から送られた映像信号をディスプレイ2に出力する。
音声出力部12は、コンテンツ合成部14から送られた音声信号をスピーカ3に出力する。
コンテンツ処理部13は、コンテンツ取得部15から入力されたコンテンツを処理する。本実施形態では、受信された放送波をデコードして放送番組を生成し、コンテンツ合成部14に出力する。
コンテンツ合成部14は、コンテンツ処理部13から入力された放送番組、およびコンテンツ受信部16がPCユニット20から受信したPCコンテンツを合成して、一つの合成コンテンツを生成する。詳細は後述する。
コンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じて放送波を受信し、コンテンツ処理部13に出力する。なお、放送波の受信方法はアンテナ4を通じたものに限定されない。コンテンツ取得部15は、ケーブルテレビ放送網を通じて放送波を受信することもできる。他にも、インターネット8を通じてIP放送データ(IP放送波)を受信することもできる。
コンテンツ受信部16は、PCユニット20から送信されたPCコンテンツを受信し、コンテンツ合成部14に出力する。
ユーザ入力部17は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号を受信し、制御部19に出力する。他にも、TVユニット10本体へのユーザの直接操作によって発生せられた信号を受信することもできる。
制御情報通信部18は、PCユニット20と制御情報をやり取りする。具体的には、制御情報をPCユニット20の制御情報通信部25に送信したり、あるいは、制御情報通信部25から送信された制御情報を受信したりする。
ここでPCユニット20に送信される制御情報には、PCユニット20またはTVユニット10を操作するための操作情報、PCコンテンツに含まれる第2の映像のうち、ディスプレイ2に表示すべき領域を問い合わせる問合情報、取得したコンテンツを他方のユニットに提供すべき旨を規定した情報、および、コンテンツを取得するためのアクセス情報(リンク情報)が含まれる。問合情報には、たとえば、第2の映像の全てを表示するのか、あるいはそのうちの一部を表示するのかについて問い合わせるための情報であったり、当該情報に加えて、表示する際の映像種類、表示倍率を問い合わせるための情報であったりが含まれる。
そして、制御情報通信部18には、ディスプレイ2に表示すべき領域に関する表示領域情報を、PCユニット20から受信すると、受信した表示領域情報をコンテンツ合成部14に提供する。
表示領域情報の提供を受けたコンテンツ合成部14は、コンテンツ受信部16がPCユニット20から受信したPCコンテンツに含まれる映像(第2の映像)を、表示領域情報に基づいてレイアウトして、コンテンツ処理部13から入力された放送番組(第1の映像)と合成する。
制御部19は、TVユニット10を構成する各ブロックを統括制御する。
(PCユニット20の詳細)
PCユニット20を構成する各ブロックの機能について、以下に説明する。
コンテンツ処理部21は、コンテンツ取得部22が取得したPCコンテンツを処理する。
コンテンツ取得部22は、外部からPCコンテンツを取得する。たとえば、コンテンツ取得部22は、記録ディスク7からPCコンテンツを取得してもよいし、インターネット(通信ネットワーク)8を介してPC内蔵テレビ1に接続されているサーバ装置あるいはクライアント装置からPCコンテンツを取得してもよい。
ここで、PCコンテンツとは、コンピュータによって処理され再生可能なコンテンツのことである。PCコンテンツには、たとえばテキスト、静止画像、音声、動画像等が含まれ、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページもPCコンテンツに含まれる。これらのPCコンテンツは各所から取得できる。取得先は、たとえばインターネット8上のウェブサイト、PC内蔵テレビ1に接続された外部装置、および記録ディスク7である。
コンテンツ送信部23は、コンテンツ処理部21が処理したコンテンツをコンテンツ受信部16へ送信する。
記憶部24は、各種のPCコンテンツを記憶する。たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置として実現される。記憶部24には、PCコンテンツに加えて、アプリケーション実行部28によって実行される各種のソフトウェアアプリケーションが記憶されている。
制御情報通信部25は、制御情報通信部18と制御情報のやり取りをする。具体的には、制御情報をTVユニット10の制御情報通信部18に送信したり、あるいは、制御情報通信部18から送信された制御情報を受信したりする。また、制御情報通信部18から送信された問合情報を受けて、ディスプレイ2に表示すべき領域に関する表示領域情報を制御情報通信部18に送信する。
ユーザ入力部26は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、ユーザによる入力操作に応じて操作装置(本実施形態ではマウス5およびキーボード6)が発した信号を受信して、制御部27に出力する。当該操作装置の他の例として、トラックボールおよびトラックパッドなどのポインティングデバイス、ならびにジョイスティックも含まれる。
制御部27は、PCユニット20における各種動作を制御する。
アプリケーション実行部28は、記憶部24に記憶されているソフトウェアアプリケーションを読み出して、実行する。
(PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成)
次に、PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の詳細な内部構成を示すブロック図である。図1に示す各機能ブロックは、図3に示す各ブロックのいずれかまたはその組み合わせによって実現される。
RF(Radio Frequency)受信部101は、外部から送られてくる信号を受信する。すなわち、RF受信部101は、たとえば、地上波デジタル放送により伝送される映像信号等のデジタル放送信号を受け付ける映像信号入力部である。なお、RF受信部101が受信する信号は、地上波デジタル放送として送られてくる信号に限定されるものではなく、たとえば、一般のアナログ放送、衛星放送、またはケーブルテレビ放送等により伝送される映像信号であってもよい。
RF受信部101が受信する映像信号の形式としては、たとえば、デジタル放送の場合はMPG2またはMPEG4等のシステムとしてデジタル化された映像信号が挙げられる。また、RF受信部101に入力される信号は、当該映像信号に限定されるものではなく、たとえば、デジタル化されたオーディオ信号、データ放送、電子番組表情報またはネットワーク情報などのデジタル放送信号(放送波)であってもよい。
デモジュレータ102は、RF受信部101に入力されたデジタル放送信号を復調し、デコーダ103に送る。
デコーダ103は、たとえばMPEG2TSなどの復調された信号を、ビデオ成分(信号)とオーディオ成分(信号)とに分解する。また、デコーダ103は、分解した信号のうちビデオ信号をデコードし、オーディオ信号をオーディオプロセッサ104に送る。このとき、オーディオ信号に付随するデータは、CPU109に送られ、そこで処理される。
オーディオプロセッサ104は、デコーダ103から受け取ったオーディオ信号をデコードする。なお、オーディオ信号には多数のフォーマットがあるため、通常、オーディオ信号のデコード処理はオーディオプロセッサ104にて行う。しかしながら、これに限定されるものではなく、デコーダ103またはCPU109において、オーディオ信号をデコードしてもよい。処理されたオーディオ信号は、スピーカ105に送られる。
スピーカ105は、オーディオプロセッサ104においてデコードされたオーディオ信号を出力する。なお、本実施形態では、表示部112およびスピーカ105を備えたテレビの形態を示すが、これに限定されるものではなく、たとえば、BD(Blu-ray Disk)レコーダまたはSTB(Set Top Box)などの場合、スピーカ105の代わりに、外部機器にオーディオ信号を出力してもよい。
リモコン通信部106は、図示しないリモコンからの制御信号を受信する。制御信号を送信するリモコンとしては、たとえば、1方向に信号を送信する赤外線リモコン、または双方向に信号を送信する無線リモコンが挙げられる。リモコン通信部106が受信した制御信号は、CPU109に送られる。
外部入力部107は、PCユニット20の映像出力部208から出力された信号を受信する。外部入力部107としては、たとえば、HDMIインターフェースまたはDVI・D端子などが挙げられる。また、外部入力部107が受信する信号は、デコードされたデータまたは圧縮形式のデータ(たとえば、MEPG2またはMPEG4形式のデータ等)を含む。
外部入力部107が受信したオーディオ信号は、オーディオプロセッサ104に出力される。一方、外部入力部107が受信した映像信号は、グラフィックメモリ110に出力され、展開される。また、たとえば、外部入力部107が受信した映像信号が圧縮画像である場合、受信した映像信号はデコード103を一旦経由してグラフィクメモリ110に送られる。なお、デコード103を経由するか否かによって、グラフィックメモリ110に出力される映像信号に本質的な差異はない。
メモリ108は、プログラムまたはデータを格納するメモリである。
CPU109は、TVユニット10全体の制御を行うCPUである。
グラフィックメモリ110は、2つ以上の映像および表示データを保持する。表示データとしては、たとえば、データ放送、およびOSD(オンスクリーンディスプレイ)データ、設定メニュー等のデータが挙げられる。グラフィックメモリ110は、複数のプレーンからなり、それぞれのプレーンを重ね合わせたり、アルファブレンディングを行ったりすることが可能である。
グラフィックコントローラ111は、グラフィックメモリ110に保持される映像および表示データを合成して、1画面を作成する。すなわち、グラフィックコントローラ111は、CPU109からの制御に応じて、たとえば、複数のプレーンの拡大縮小または位置設定などを行い、合成して最終画面を作り出す。この最終画面は、表示部112へ送られる。なお、グラフィックメモリ110およびグラフィックコントローラ111は、図1に示したコンテンツ合成部14に相当する。
表示部112は、グラフィックコントローラ111から受け取った映像を表示する。たとえば液晶パネルなどの表示デバイスに映像を表示してもよいし、外部機器に映像データを出力してもよい。
LAN(Local Area Network)コントローラ113は、ネットワークを通じて外部機器と接続する。LANコントローラ113は、DLNA(Digital Living Network Alliance)などのホームネットワーク規格によって他の機器と接続しても、インターネット8を通じて映像サービスと接続してもよい。また、外部機器との接続は、有線または無線のどちらでもよい。なお、LANコントローラ113から取得された映像信号は、特に限定されないが、RF受信部101を通じて取得された映像信号と同様に扱うことが好ましい。
I/F部114は、LAN、USBまたはシリアル等を制御するインターフェース部である。I/F部114では、制御情報をPCユニット20とやり取りする。なお、I/F部114における制御情報の送受信方式は、特に限定されない。
電源部115は、TVユニット10における電源回路である。また、電源部204は、PCユニット20における電源回路である。これらの電源部115,204は、共通の電源150から電力の供給を受ける。この際、1つのACプラグによって電力の供給を受けることが望ましい。
入力部201は、外部からの入力を受け付ける。このように、PCユニット20は、独自の入力部が存在し得る。入力部201としては、たとえば、Bluetoothのワイヤレスキーボードまたはワイヤレスマウス等を利用できることが好ましい。
IOプロセッサ202は、各種外部インターフェースを制御する。
LANコントローラ203は、IPネットワークと接続する。なお、LANコントローラ113とLANコントローラ203とは、互いに1つのIPアドレスを共用することが好ましい。また、TVユニット10およびPCユニット20において、それぞれ個別のLANコントローラ113,203を備えている場合、PC内蔵のテレビ1の内部においてブリッジ機能を有することが好ましい。これにより、たとえば、有線LANを接続する場合に、1つのLANケーブルを挿すだけで、TVユニット10およびPCユニット20を同時にネットワークに接続させることができる。
メモリ205は、各種制御を行うCPU206のメモリである。
CPU206は、PCユニット20に含まれる各ブロックを統括的に制御する。たとえば、圧縮されたPCコンテンツをソフトウェア的にデコードして、元のサイズのPCコンテンツに変換する。本実施形態において、PCユニット20は、TVユニット10におけるデコーダ103のようなハードウェアを備えていない。しかしながら、これに限定されるものではなく、たとえば、PCユニット20がデコーダ103のようなハードウェアを備えていてもよい。
グラフィックコントローラ207は、映像描画時のグラフィック処理を高速化する。
映像出力部208は、グラフィックコントローラ207によって処理された映像信号を出力する。出力される映像信号の形式としては、たとえばHDMI規格、ディスプレイポート規格のインターフェースを介して出力可能な形式などを挙げることができる。なお、オーディオ信号も映像信号と同様に、TVユニット10に出力される。
記憶部209は、インターネット8または記録ディスク7を通じて取得されたPCコンテンツを恒久的に記憶する。記憶部209としては、たとえば、ハードディスク、BD(Blu-ray Disk)、DVD(Digital Video Disk)またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。CPU206は、ネットワークを経由して取得した映像、または記憶部209に記憶されている映像を再生し、TVユニット10に送信する。
ここで、映像とは、動画に限定されるものではなく、音楽、書籍(テキスト)、写真(静止画像)、スライドショー、ワープロドキュメント、またはゲーム等のアプリケーションが作成する画面が挙げられる。
(PC内蔵テレビ1の操作方法)
図4(a)は、リモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを図である。図4(b)は、入力装置(キーボード6またはマウス5)を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを図である。
上述したように、ユーザは、リモコン9を使用してTVユニット10およびPCユニット20の両方を操作できる。ユーザの入力に応じてリモコン9が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部17を経由して制御部19に入力される。制御部19は、操作信号を解析することによって、TVユニット10を操作するための信号か、またはPCユニット20を操作するための信号なのかを判定する。前者だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザはリモコン9を使用してTVユニット10を操作できる。
一方、制御部19が、操作信号がPCユニット20を操作するための信号だと判定した場合には、PCユニット20を制御するための制御情報を生成し、制御情報通信部18を通じてPCユニット20に送信する。当該制御情報は制御情報通信部25を経由してPCユニット20の制御部27に入力される。PCユニット20は、入力された制御情報に基づき、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、リモコン9を使用してPCユニット20を操作できる。
上述したように、ユーザは、マウス5またはキーボード6(以下、操作装置と総称)を使用して、PCユニット20およびTVユニット10の両方を操作できる。ユーザの入力に応じて操作装置が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部26を経由して制御部27に入力される。制御部27は、操作信号を解析することによって、PCユニット20を操作するための信号か、またはTVユニット10を操作するための信号なのかを判定する。前者だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザはマウス5またはキーボード6を使用してPCユニット20を操作できる。
一方、制御部27は、操作信号がTVユニット10を操作するための信号だと判定した場合には、TVユニット10を制御するための制御情報を生成し、制御情報通信部25を通じてTVユニット10に送信する。当該制御情報は制御情報通信部18を経由してTVユニット10の制御部19に入力される。制御部19は、入力された制御情報に基づき、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、操作装置(マウス5またはキーボード6)を使用してTVユニット10を操作できる。
以上のように、本実施形態のPC内蔵テレビ1は、1つの操作装置を使用して、まったく異なる機能を持った2つのユニット(TVユニット10、PCユニット20)を操作できる。特に、PCユニット20の操作がリモコン9によって可能になる点は、ユーザにとってのメリットが大きい。マウス5またはキーボード6に比べて、リモコン9の操作は洗練され、直感的で分かりやすいからである。したがって、本実施形態のPC内蔵テレビ1を使用するユーザは、PCユニット20によって提供される各種のサービス(アプリケーションの実行、ウェブページの閲覧)を、汎用のパーソナルコンピュータを用いる場合よりも手軽に体験できる。
(映像合成の流れの例)
PC内蔵テレビ1における、複数の映像の合成および表示処理の流れについて、図5を参照して説明する。図5は、PC内蔵テレビ1における映像合成および表示の流れの一例を示す図である。
図5に示すように、PCユニット20のコンテンツ取得部22は、第2の映像50(を取得する。取得先はたとえばインターネット8または記録ディスク7(図1)である。第2の映像50は、コンテンツ取得部22、コンテンツ処理部21、およびコンテンツ送信部23を経由してTVユニット10のコンテンツ受信部16に送信される。コンテンツ受信部16に送信された第2の映像50は、コンテンツ合成部14に提供される。
一方、TVユニット10のコンテンツ取得部15は、第1の映像54を取得する。取得先はたとえば放送局である。これらの第1の映像54は、コンテンツ取得部15、コンテンツ処理部13を経由してコンテンツ合成部14に提供される。
PCユニット20には、TVユニット10から、第2の映像50をTVユニット10に提供すべきことを規定した制御情報が事前に送信されている。PCユニット20は、この制御情報の受信に応じて第2の映像50をTVユニット10に提供する。この際、上述の通り、TVユニット10からPCユニット20に対して、第2の映像のうちの表示すべき領域がどこなのかについて問い合わせる。そして、PCユニット20からTVユニット10に対して、表示領域を示す情報が送信(返信)される。この一連の情報通信は、図5に示す通り、TVユニット10の制御情報通信部18と、PCユニット20の制御情報通信部25との送受信によって行われる。
コンテンツ合成部14では、入力された第2の映像50を、表示領域を示す情報(表示領域情報)に基づいて加工する。これについて図5に示す一例を用いて具体的に説明すれば、表示領域情報には、第2の映像50に表示されている2つの表示ウィンドウ51a、51bのうち、右側に表示されている表示ウィンドウ51aを切り出す指示を含んでいる。そこで、コンテンツ合成部14は、この表示領域情報に基づいて、第2の映像50から表示ウィンドウ51aを抽出する。そして、入力された第1の映像54と、加工された第2の映像50(表示ウィンドウ51a)とを合成して1つの合成映像を生成する。本実施形態ではグラフィックメモリ110(図3)を利用し、2つのプレーンのそれぞれにデータを書き込む。具体的には第1のプレーンに第1の映像54、そして第2のプレーンに加工された第2の映像50を書き込む。こうして得た2つのプレーンを重ね合わせ、図5に示す1つの合成映像を生成する。当該合成映像は映像出力部11を経由してディスプレイ2に入力される。これらの処理の結果、ユーザはディスプレイ2を通じて当該合成映像を視認する。
(ディスプレイ2に表示される画面の例)
図6は、ディスプレイ2に表示される画面を示す図である。
図5では、第2の映像50に含まれる2つの表示ウィンドウ51a、51bのうち、右側に表示されている表示ウィンドウ51aを抽出することが示された表示領域情報が制御情報通信部25に格納されている。表示領域情報によって指定される表示領域がどこの領域なのかは、PCユニット20で動作しているプログラム(ウィンドウマネージャー)より表示領域情報が制御情報通信部25を通してTVユニット10に対して通知される。なお、このほかにも、ユーザがリモコン9(図1)を通じて表示領域を指定したものが制御部27を経由して制御情報通信部25に送信されていても良いし、予め制御部27に格納されていても良い。表示領域情報としては、上記のほかにも、2つの表示ウィンドウ51a、51bを、その表示サイズを2分の1に縮小することが示されていてもよい。これが、図6(a)に示す状態である。
また、ユーザが希望すれば、第1の映像54、および、加工された第2の映像50の表示位置を入れ替えてもよい。また、図6(b)に示すように、表示サイズを第1の映像54が加工された第2の映像50よりも相対的に小さくなるように変更してもよい。この切り替えは、リモコン9(図1)に設けられた「PCボタン」をユーザが押下することにより実現できる。
(PC画面の切り換えの例)
図7は、PC内蔵テレビ1が、PC表示メニューの選択に応じてディスプレイ2のPC画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。
図7では、ディスプレイ2に、TV主画面2a、PC表示メニュー項目2c−1〜2c−3、およびPC画面2bを表示している。PC表示メニュー項目2c−1〜2c−3には、PCユニット20のコンテンツ取得部22によって取得された第2の映像50に含まれる複数の表示ウィンドウ(たとえば図5の表示ウィンドウ51a、51b)の表示ウィンドウ毎に項目に分けられており、ユーザが選択したメニュー項目に応じた表示ウィンドウがディスプレイ2のPC画面が直ちに表示される。メニュー項目としては、表示ウィンドウのファイル名であってもよいし、ソフトウェア名であってもよいし、表示ウィンドウの映像そのものであってもよい。
(ディスプレイ2に表示されるPCコンテンツの映像の例[1])
図8は、PCコンテンツの第2の映像50の表示ウィンドウ51aがたとえば映画などの動画を表示している場合の、PC内蔵テレビ1における映像合成および表示の流れの一例を示す図である。図8に示すように、コンテンツ取得部22にて取得された第2の映像50がコンテンツ合成部14に提供されると、予めコンテンツ合成部14に提供されていた表示領域情報に基づいて加工される。ここで、本例では、動画を表示している表示ウィンドウ51aをそのままディスプレイ2に表示するのではなく、表示ウィンドウ51aに含まれるメニューバーなどを除いた動画のみを表示する。すなわち、表示領域情報にはその指示が含まれている。たとえば、ユーザがリモコン9を用いてその表示領域情報を選択できるように構成されていればよい。これにより、選択された表示領域情報に基づいて、コンテンツ合成部14は、第2の映像50から表示ウィンドウ51aの動画のみを切り出して、コンテンツ送信部23に提供する。この一連の情報通信は、図8に示す通り、TVユニット10の制御情報通信部18と、PCユニット20の制御情報通信部25との送受信によって行われる。
PCユニット20においては、動画表示のためのプログラムを起動させ、起動完了をTVユニット10に通知する。結果、放送番組を視聴しながら映画コンテンツをサブ画面で楽しむことが可能になる。
(ディスプレイ2に表示されるPCコンテンツの映像の例[2])
図9は、PCコンテンツの第2の映像50の表示ウィンドウ51aがたとえばチャット画面のようなテキストを表示している場合の、PC内蔵テレビ1における映像合成および表示の流れの一例を示す図である。図9に示すように、コンテンツ取得部22にて取得された第2の映像50がコンテンツ処理部21に提供されると、ユーザ入力部26から受信される表示領域情報に基づいて加工される。ここで、本例では、テキストを表示している表示ウィンドウ51aをそのままディスプレイ2に表示するのではなく、テキストデータのみを表示する。すなわち、表示領域情報にはその指示が含まれている。たとえば、ユーザがリモコン9を用いてその表示領域情報を選択できるように構成されていればよい。これにより、選択された表示領域情報に基づいて、コンテンツ合成部14は、コンテンツ処理部21は提供された第2の映像50から表示ウィンドウ51aのテキストデータのみが抽出されて、コンテンツ送信部23に提供する。この一連の情報通信は、図5に示す通り、TVユニット10の制御情報通信部18と、PCユニット20の制御情報通信部25との送受信によって行われる。
PCユニット20においては、テキスト表示のためのプログラムを起動させ、起動完了をTVユニット10に通知する。結果、放送番組を視聴しながらチャットをサブ画面で楽しむことが可能になる。
なお、テキスト表示としてはチャット以外にも、たとえば、メールまたは掲示板が上げられる。
(合成映像の生成処理の詳細)
以下に、本実施形態に係るPC内蔵テレビ1においてTV映像とPC映像とを含む表示用映像(合成映像)を生成する処理の詳細について、図10および図11を用いて説明する。なお、本項では、ディスプレイ2において図5、図6(a)および図9に示す表示を実現する場合を例に挙げて説明する。なお、既に上記において説明した部材については、同一の符号を援用する。
まず、ユーザが、図10に示すように、リモコンを操作すると、PC内蔵テレビ1は、表示モードをTVユニット10において処理されるTV映像を主映像とし、PCユニット20において処理されるPC映像を副映像として各映像をディスプレイ2に同時表示するモードに変更する(図11のスタート)。
PC内蔵テレビ1における表示モードが同時表示モードに変更されると、PCユニット10における制御部19は、制御情報通信部18に対して、PCユニット20において処理されているPC映像、および当該PC映像の表示領域を指定する表示領域情報を含む表示関連情報の取得要求(問合情報)を、PCユニット20に出力するように指示する。指示を受けた制御情報通信部18は、PC映像、および当該PC映像の表示関連情報の取得要求を、図10に示すように、PCユニット20に対して出力する。
一方、PCユニット20側では、制御情報通信部25がTVユニット10から出力された取得要求を受け付けると、制御部27が、コンテンツ送信部23に対して、コンテンツ処理部21において処理したPC映像をTVユニット10に出力するように指示する。指示を受けたコンテンツ送信部23は、PC映像をTVユニット10に対して出力する。
同時に、制御部27は、制御情報通信部25に対して、PC映像の表示関連情報をTVユニット10に出力するように指示する。指示を受けた制御情報通信部25は、表示関連情報をTVユニット10に対して出力する。
表示関連情報としては、図6(a)に示すようにPC映像の表示領域がPC映像の全体(図11中の全モード)なのか、それとも図5に示すように一部(図11中の部分モード)なのかという表示領域情報が含まれる。これに加え、表示関連情報には、表示領域が全モードであればPC映像の縮小倍率に関する情報が含まれ、表示領域が部分モードであればPC映像の表示領域を指定する表示領域情報が含まれる。この表示領域情報は、PCユニット20において予め設定された位置にすればよく、表示領域の位置を、表示領域の任意の頂点(たとえば、表示領域が矩形であればその左上の頂点)の位置座標を設定しておけばよい。さらに、表示関連情報には、ディスプレイ2に表示するPC映像としてテキストのみを表示するのか(図11中のテキストモード)、そうでないのか(図11中のミックスモード)という表示モードを指定する表示モード情報が含まれる。これらの情報の具体例を図10の[A]および[B]に示す。[A]が図6(a)に示す表示を実現するための情報であり、[B]が図5に示す表示を実現するための情報である。
TVユニット10におけるコンテンツ受信部16がPC映像を取得し、制御情報通信部18が表示関連情報を受け付けると、制御部19は、取得したPC映像を表示関連情報に基づいて加工した映像と、コンテンツ処理部13において処理したTV映像とを合成して合成映像を生成するようにコンテンツ合成部14に指示する。指示を受けたコンテンツ合成部14は、取得したPC映像の表示サイズをサイズ指定情報に基づいて縮小した合成用映像を生成し、生成した合成用映像をTV映像に合成する。これによって、コンテンツ合成部14においてディスプレイ2に表示する表示用映像が生成される。このとき、コンテンツ合成部14では、PC映像の表示品質を向上させるべく、輝度コントの調整を行う。
コンテンツ合成部14における表示用映像の生成をより具体的に説明すると、グラフィックコントローラ111が、グラフィックメモリ110を利用してTV映像100を表すデータを書き込んだ第1のプレーンと、PC映像200を表すデータを書き込んだ第2のプレーンとを合成することにより表示用映像を生成する。このとき、PC映像200を表すデータは、サイズ指定情報により指定される表示サイズとなるように第2のプレーンに書き込まれる。一方、TV映像100を表すデータは、変更されることなく第1のプレーンに書き込まれる。
最後に、コンテンツ合成部14において生成された表示用映像は、映像出力部11を介してディスプレイ2に出力される。これにより、ディスプレイ2には、図4(a)に示すようなTV映像100を主映像とし、PC映像200を副映像とした映像が表示されることになる。
なお、上記した一連の処理では、TV映像を主映像とし、PC映像を副映像とする場合を例に挙げて説明しているが、主映像および副映像とする映像が逆であってもよい。
(利用サービスの多様性)
PC内蔵テレビ1のユーザは、従来の汎用コンピュータによって利用可能なインターネットサービスを、全てPC内蔵テレビ1においても利用できる。完全なコンピュータとして機能し、TVユニット10と連携して動作するPCユニット20が、PC内蔵テレビ1に備えられているからである。したがってPC内蔵テレビ1は、従来のように限られたインターネットサービスしか利用できないネットテレビに比べて、その活用範囲は遥かに広い。
(電源の連動)
ユーザは、PCユニット20を起動するための煩雑な操作をしなくてもよい。PC内蔵テレビ1において、TVユニット10の電源と、PCユニット20の電源とが連動するからである。すなわち、TVユニット10の電源を入れると同時にPCの電源も入る。TVユニット10の起動完了後、ユーザは直ちに放送番組の視聴が可能になる。一方、その後もPCユニット20の起動処理は続く。TVユニット10よりもPCユニット20の方が、起動の完了に要する時間が長いからである。ユーザは、PCユニット20の起動完了まで無用にまたせることなく、放送番組を楽しめる。また、PCユニット20の起動完了後は、リモコン9による簡単な操作によって、いつでもPCユニット20を操作できる。
(設置の容易性)
TVユニット10およびPCユニット20が一体化されているため、ユーザはPC内蔵テレビ1を簡単に設置できる。TVユニット10のディスプレイ2にLEDバックライト採用してもよい。これにより、TVユニット10の軽量化および薄型化が可能になるため、PC内蔵テレビ1の設置方向を縦横のいずれにも自由にできる。
(PC内蔵テレビ1の販売)
PC内蔵テレビ1の外観は、通常のテレビジョン装置のそれに酷似している。したがって、販売店はPC内蔵テレビ1をコンピュータ売り場ではなくテレビ売り場に置く。販売員は、PC内蔵テレビ1を見込み客に売り込むときに、簡単な操作でコンピュータも利用できることを訴求できる。結果、コンピュータ売り場は行かないがテレビの売り場なら行くような顧客、すなわちコンピュータは苦手だがテレビは使える一般的なユーザに対し、PC内蔵テレビ1への購入意欲を高めさせることができる。PC内蔵テレビ1はコンピュータも使えるという付加価値を有しており、その分単価を高く設定でき、利益率も高い。したがって、PC内蔵テレビ1の製造会社も、販売店もより高い利益をPC内蔵テレビ1によって得られる。
(消費電力の表示)
PC内蔵テレビ1は、自身の消費電力に関する情報を取得し、表示用の情報に変換して、ディスプレイ2に表示してもよい。
〔実施形態2〕
本発明に係る第の実施形態について、図12および図13を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(PC内蔵テレビ1aの外観例)
図12(a)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着された後のPC内蔵テレビ1aを表示画面側から見た場合の外観を示す斜視図である。図12(b)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着される前のPC内蔵テレビ1aを背面側から見た場合の外観を示す図である。
この図に示すように、本実施形態のPC内蔵テレビ1aは、TVユニット10aおよびPCユニット20aによって構成されている。この点において、第1の実施形態に係るPC内蔵テレビ1と何ら変わりはない。しかし本実施形態のPC内蔵テレビ1aでは、PCユニット20aがPC内蔵テレビ1aから着脱可能である。したがって、PC内蔵テレビ1の拡張性および保守性を高めることができる。なお、装着を解除した後、TVユニット10aもPCユニット20aもそれぞれ単独で利用できる。
PCユニット20aには、図12(a)に示すように、複数の外部端子150〜152が設けられている。具体的にはイーサネット(登録商標)端子150、USB端子151、および映像/音声入出力端子152である。また、図12(b)に示すように、PCユニット20aには、TVユニット10aと信号をやり取りするための外部端子153〜155も設けられている。具体的には、映像信号(HDMI信号を含むSDVO:Serial Digital Video OutPut)端子153、制御信号端子154、および電源端子155である。これらの端子があることによって、PCユニット20aとTVユニット10aとの間で、映像信号、制御信号、および電源信号を互いに送受信できる。なお、これらに加えて音声信号端子を設け、音声信号を互いに送受信することも当然に可能である。
PCユニット20aは単体で動作可能であり、製品として成り立つ。回路および配線はPCユニット20aの内部に全て収められ、外部には一切むき出しにされていない。TVユニット10aも同様である。したがって両者の接続時に配線の手間が一切不要である。結果、ユーザは簡便な手順によってPCユニット20aをTVユニット10aに装着できる。すなわち、PCユニット20aをその装着位置にただ差し込めば良いのである。
PC内蔵テレビ1から外したPCユニット20は、周辺機器に接続させることによって、様々な用途に活用できる。たとえば、モニタと接続可能なクレードルに、取り外したPCユニット20を装着する。こうすれば、PCユニット20をデスクトップコンピュータとして使用できる。なお、PCユニット20aとクレードルとを接続する端子としては、他にもイーサネット(登録商標)端子、およびシリアルポート端子を利用できる。
(PC内蔵テレビ1aの要部構成)
図13は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、TVユニット10aのコンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じての他、記録ディスク7からも、インターネット8を通じてからも、また外部機器(外部記憶装置・外部再生装置)160からも、再生対象のコンテンツを取得できる。すなわち、本実施形態のTVユニット10aが処理するコンテンツは、放送番組に限らず、たとえばテキスト、映像、音声、動画等のコンテンツも該当し、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページも含まれる。
以上のように、PCユニット20aは周辺機器を活用した拡張性を有しており、従来の汎用コンピュータに比べて活用の幅が広い。また、仮にPCユニット20aをTVユニット10aから離脱させた状態でも、あるいはPCユニット20aが故障した場合でも、TVユニット10a単独で、放送番組および各種のコンテンツを外部から取得できる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図14を参照して以下に説明する。なお、上述した第1および第2の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、本発明はBD内蔵テレビ1bとして実現される。ここで「BD」とはブルーレイ(登録商標)録画再生機器のことである。BD内蔵テレビ1bは、放送番組の再生および記録ディスク7への録画、ならびにブルーレイコンテンツの再生が可能な装置である。
(BD内蔵テレビの外観例)
図13は、着脱可能なBDユニット20b(第2のユニット)がTVユニット10aに装着された後のBD内蔵テレビ1bの外観例を示す図である。BDユニット20bはブルーレイ録画再生装置としての構成および機能を有しており、それ単体でも動作するユニットである。本実施形態では、PCユニット20aの装着が可能なTVユニット10aに、BDユニット20bを装着して1つのBD内蔵テレビ1bを構成する。すなわち、TVユニット10aの装着スロットにはPCユニット20aもBDユニット20bもそれぞれが着脱式で装着可能になっている。また、これらのユニット以外にも、たとえばDVDレコーダとしての構成および機能を有するDVDユニットも、TVユニット10aに装着可能である。
TVユニット10aは、装着されたBD内蔵テレビ1bと連携して動作する。したがって、ユーザはリモコン9(図1)を使用してTVユニット10aもBDユニット20bも操作できる。すなわち、放送番組の視聴、放送番組の記録ディスク7への録画、記録ディスク7に録画されたコンテンツの再生は、1つのリモコン9によっていずれも可能である。
なお、BDユニット20bは、第1の実施形態に係るTVユニット10に支持される形で装着されることもできる。この場合、たとえばUSB2.0の規格に従った端子間での接続が可能である。
(付記事項)
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。当業者は、請求項に示した範囲内において、本発明をいろいろと変更できる。すなわち、請求項に示した範囲内において、適宜変更された技術的手段を組み合わせれば、新たな実施形態が得られる。
本発明の表示装置は、第1のユニットおよび複数の第2のユニットによって構成されていても良い。第2のユニットは、汎用コンピュータ、ブルーレイ再生(録画)機器、DVD再生(録画)機器、およびハードディスクレコーダのいずれかとして実現され得る。これらのうち任意の複数の第2のユニットと、第1のユニットとを組み合わせて、1つの表示装置を構成する。結果、たとえば1つの表示装置が2つのPCユニット20を備えている構成、ならびに、1つの表示装置が1つのPCユニット20aおよび1つのBDユニット20bを備えている構成は、いずれも本発明の範疇に含まれる。如何なる第2のユニットも、第1のユニットから着脱可能とすることもできるし、または、第1のユニットの筐体本体に内蔵することもできる。
PCユニット20aがTVユニット10aの筐体本体に内蔵された構成のPC内蔵テレビ1も、実現可能である。この場合、PCユニット20aはTVユニット10aの内部に完全に隠されている。したがって、PCユニット20aを外部環境から守ることができる。なお、ユーザは、PCユニット20aをTVユニット10aの内部から取り出して、別のPCユニット20aに交換することができる。
コンテンツには、第1の映像54または第2の映像50に加えて、当該映像に関連する情報(関連情報)が含まれていても良い。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、PC内蔵テレビ1を構成するTVユニット10およびPCユニット20に含まれる各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちTVユニット10およびPCユニット20は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるTVユニット10およびPCユニット20のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。TVユニット10およびPCユニット20に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのTVユニット10およびPCユニット20(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをTVユニット10およびPCユニット20に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、TVユニット10およびPCユニット20を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してTVユニット10およびPCユニット20に供給する。この通信ネットワークはTVユニット10およびPCユニット20にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、PC内蔵テレビ1aを構成する各ブロックにおいても同様である。
本発明は、コンピュータを内蔵したテレビジョン装置として幅広く利用できる。
1 PC内蔵テレビ(表示装置)
1a PC内蔵テレビ(表示装置)
1b BD内蔵テレビ(表示装置)
2 ディスプレイ
2a TV主画面
2b PC画面
2c−1〜2c−3 PC表示メニュー項目
3 スピーカ
4 アンテナ
5 マウス
6 キーボード
7 記録ディスク(記録メディア)
8 インターネット(通信ネットワーク)
9 リモコン
10 TVユニット(第1のユニット)
10a TVユニット(第1のユニット)
11 映像出力部(映像表示手段)
12 音声出力部
13 コンテンツ処理部
14 コンテンツ合成部(映像合成手段)
15 コンテンツ取得部(第1の映像取得手段、放送波受信手段)
16 コンテンツ受信部(映像受信手段)
17 ユーザ入力部
18 制御情報通信部(第1の情報通信手段)
19 制御部
20 PCユニット(第2のユニット)
20a PCユニット(第2のユニット)
20b BDユニット(第2のユニット)
21 コンテンツ処理部(加工手段)
22 コンテンツ取得部(第2の映像取得手段)
23 コンテンツ送信部(映像送信手段)
24 記憶部(内部記憶装置)
25 制御情報通信部(第2の情報通信手段)
26 ユーザ入力部
27 制御部
28 アプリケーション実行部(実行手段)
50 第2の映像
51a 表示ウィンドウ
51b 表示ウィンドウ
54 第1の映像

Claims (13)

  1. 第1の映像を生成する第1のユニットと、第2の映像を生成する第2のユニットとを備えた表示装置であって、
    上記第1のユニットは、
    上記第2の映像のうちの表示すべき領域を問い合わせる問合情報を上記第2のユニットに送信するとともに、当該問合情報に対応する表示領域情報を上記第2のユニットから受信する第1の情報通信手段と、
    上記第2のユニットから送信される上記第2の映像を受信する映像受信手段と、
    上記映像受信手段によって受信された上記第2の映像のうちの表示すべき領域を上記表示領域情報に基づいて抽出して、当該抽出された領域と、上記第1の映像とを互いが画面の異なる表示位置に表示されるように合成して、合成映像を生成する映像合成手段と、
    上記合成映像を表示する映像表示手段とを備え、
    上記第2のユニットは、
    上記問合情報を受信するとともに、上記表示領域情報を送信する第2の情報通信手段と、
    上記第2の映像を上記第1のユニットに送信する映像送信手段とを備えていることを特徴とする表示装置。
  2. 上記第1のユニットは、
    放送波、通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第1の映像を取得する第1の映像取得手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記第1のユニットは、
    アンテナを通じて上記放送波を受信する放送波受信手段をさらに備え、
    上記第1の映像取得手段は、上記放送波受信手段によって受信された放送波をデコードして上記第1の映像を取得することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 上記第2のユニットは、
    ソフトウェアアプリケーションを実行する実行手段と、
    上記ソフトウェアアプリケーションの実行時に生成される映像を、第2の映像として取得する第2の映像取得手段とをさらに備えている
    上記映像送信手段は、上記第2の映像取得手段によって取得された上記第2の映像を上記映像受信手段に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 上記第2のユニットは、
    通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第2の映像を取得する第2の映像取得手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 上記表示領域情報は、第2の映像のうちの一部を抽出して表示するための情報であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 上記第2の映像には、少なくとも1つのウィンドウが表示されており、
    上記表示領域情報は、上記ウィンドウの1つを抽出して表示するための情報であることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 上記第2の映像には、動画を含む上記ウィンドウが表示されており、
    上記表示領域情報は、上記ウィンドウから上記動画を抽出して表示するための情報であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 上記第2の映像には、テキストが含まれており、
    上記表示領域情報は、第2の映像からテキストを抽出して表示するための情報であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の表示装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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