JP2011004138A - コンテンツ再生装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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寛 岩城
Keiu Morimoto
経宇 森本
Nobuyuki Murashima
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Abstract

【課題】2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができるコンテンツ再生装置を提供する。
【解決手段】本発明のコンテンツ再生装置は、第1のコンテンツを処理する第1のユニットと、第2のコンテンツを処理する第2のユニットとを備えている。第1のユニットは第1のコンテンツを取得する手段と、第1のコンテンツに関する情報を第2のユニットに送信する手段と、第2のユニットから送られた第2のコンテンツを受信する手段と、第1および第2のコンテンツを合成した合成コンテンツを生成する手段と、合成コンテンツを再生する手段とを備え、第2のユニットは第1のユニットから送られた第1のコンテンツに関する情報を受信する手段と、この情報に関連するコンテンツを第2のコンテンツとして外部から取得する手段と、取得した第2のコンテンツを第1のユニットに送信する手段とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のユニットによって構成されるコンテンツ再生装置、プログラム、および記録媒体に関する。
近年、放送番組を視聴しながら、同一画面上で別の映像を見たいという要望が、視聴者の間に高まっている。これを背景に、子画面を用いて放送番組以外の他の映像を表示する技術が色々と提案されている。
特許文献1には、テレビ画面とインターネットに接続して得られたブラウザ画面を同時にディスプレイに表示する映像表示装置が開示されている。
特許文献2には、デジタル放送を高解像度で短時間に視聴するとともに、ユーザのTV/PC機能をシームレスに選択できるテレビ機能付きパーソナルコンピュータが開示されている。
特許文献3には、PCの負荷を増加することなくテレビや録画番組の視聴ができ、PC作業中にPCモニタ上の任意の位置にオーバーレイ表示によるテレビ画像を小画面表示することができるとともに、作業域とテレビのオーバーレイ領域が重なり操作性が悪くなった場合にも、作業域を任意の位置へ移動させ、かつ任意の大きさに変更することができ、操作性を大幅に改善することができる画像処理装置が開示されている。
特許文献4には、PC映像信号とスケーリングされたTV映像信号をフレームメモリ上で、画面が重畳しないように合成し、PC画面とTV画面をタイル表示する表示装置が開示されている。
また、特許文献5には、テレビ放送においてユーザが選局しているテレビチャンネルの情報を取得し、インターネット網を媒体として送信するホームゲートウェイ装置と、各家庭のホームゲートウェイ装置から送信された選局テレビチャンネル情報と対応したテレビ番組に関連するインターネット上のコンテンツ情報をユーザに配信する情報配信サーバとを有する情報配信システムが開示されている。
特開2008−79077号公報(公開日:2008年4月3日) 特開2006−310896号公報(公開日:2006年11月9日) 特開2007−311958号公報(公開日:2007年11月29日) 特開2004−334058号公報(公開日:2004年11月25日) 特開2002−215512号公報(公開日:2002年8月2日)
しかし、上述した従来技術には次のような問題がある。
特許文献1の技術では、ブラウザ機能をテレビ装置の中で実現している。この構成では、テレビ装置のソフトウェアおよびハードウェアは、コンピュータのそれらに比べて貧弱であるため、限られたサービスしか処理できない。特に、インターネットを通じて提供されるサービスは日々進化しているため、特許文献1の技術では、オンラインゲームおよび動画再生サービスなど処理に多大な負荷を要する数多くのサービスには対応できない。その結果、ユーザに対して極僅かなサービスを提供できるに留まる。特許文献2の技術にも同様の問題がある。
特許文献3〜5の技術では、テレビと外部PCまたはホームゲートウェイ装置とを接続することによって、テレビ画面とPC画面またはウェブページ画面とを混在させて表示する。この技術では、別体の2つの装置を互いに接続するため、配線等が複雑になる。結果、装置の設置および持ち運びが面倒なものとなる。また、テレビ放送の処理とコンピュータの処理とが互いに無関係に動作しているため、それぞれを別々の操作装置で操作せざるを得ない。また、両者の連携を実現することは困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができるコンテンツ再生装置、プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係るコンテンツ再生装置は、上記課題を解決するために、
第1のコンテンツを処理する第1のユニットと、第2のコンテンツを処理する第2のユニットとを備えたコンテンツ再生装置であって、
上記第1のユニットは、
上記第1のコンテンツと、上記第1のコンテンツに関する情報である第1のコンテンツ情報とを取得する第1のコンテンツ取得手段と、
上記第1のコンテンツ情報を上記第2のユニットに送信する第1のコンテンツ情報送信手段と、
上記第2のユニットから送信された上記第2のコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
上記第1のコンテンツと上記第2のコンテンツとを合成することによって、合成コンテンツを生成するコンテンツ合成手段と、
上記合成コンテンツを再生するコンテンツ再生手段とを備え、
上記第2のユニットは、
上記第1のユニットから送信された上記第1のコンテンツ情報を受信する第1のコンテンツ情報受信手段と、
上記第1のコンテンツ情報に関連するコンテンツを上記第2のコンテンツとして外部から取得する第2のコンテンツ取得手段と、
取得した上記第2のコンテンツを上記第1のユニットに送信するコンテンツ送信手段とを備えている構成である。
上記構成によれば、コンテンツ再生装置において、第1のユニットと第2のユニットとは互いに連携して動作する。コンテンツ再生装置は、第1のユニットが取得した第1のコンテンツと、第2のユニットが取得した第2のコンテンツとを合成して1つの合成コンテンツを得る。こうして得た合成コンテンツを再生してユーザに視聴させる。その際、第2のユニットは第1のユニットから送られた第1のコンテンツ情報に関連するコンテンツを、第2のコンテンツとして外部から取得し、第1のユニットに提供する。したがって、ユーザは第1のコンテンツと、第1のコンテンツに関連する第2のコンテンツとを同時に視聴できる。
以上のように、本発明に係るコンテンツ再生装置は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットを操作することにより両者を連携して動作させ、それぞれのユニットが取得した互いに関連するコンテンツを同時に再生することができる。
なお上記第1のコンテンツは少なくとも第1の映像を含んでおり、上記第1のコンテンツ情報は上記第1の映像に関する情報であることが好ましい。
上記の構成によれば、コンテンツ再生装置は、コンテンツとして映像を再生できる。
(第1のコンテンツの取得源)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第1のコンテンツ取得手段は、放送波、通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第1のコンテンツおよび上記第1のコンテンツ情報を取得することが好ましい。
上記の構成によれば、コンテンツ再生装置は、様々なコンテンツおよびコンテンツ情報を取得でき、様々なコンテンツを再生できる。
(第1のユニット=TV)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第1のユニットは、
上記放送波を受信する放送波受信手段をさらに備え、
上記第1のコンテンツ取得手段は、受信された上記放送波をデコードして上記第1のコンテンツおよび上記第1のコンテンツ情報を取得することが好ましい。
上記構成によれば、第1のユニットが放送番組を再生できる。その結果、コンテンツ再生装置をテレビジョン装置の一種として実現できる。
(第1のコンテンツ=TV番組)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第1のコンテンツはTV番組であり、上記第1のコンテンツ情報は該TV番組に関する情報である番組情報であり、
上記第2のコンテンツは上記番組情報に関連するコンテンツであることが好ましい。
上記構成によれば、ユーザがTV番組を視聴している際に、このTV番組に関連する情報を併せて視聴することができる。
(条件を設定して第2のコンテンツを取得)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のユニットは、上記第2のコンテンツを外部から取得する際の条件を設定する条件設定手段をさらに備えており、
上記第2のコンテンツ取得手段は、設定された上記条件に基づいて上記第2のコンテンツを取得することが好ましい。
上記構成によれば、第2のユニットは、第1のコンテンツ情報に関連したコンテンツであって、所定の条件に適合したコンテンツを取得することができる。
(第2のコンテンツの取得源)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のコンテンツ取得手段は、通信ネットワーク、外部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第2のコンテンツを取得することが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツ再生装置は多種多様なコンテンツを再生できる。
(合成コンテンツの表示)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記コンテンツ再生手段は、合成された上記第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをディスプレイに出力することが好ましい。
上記構成によれば、ユーザに、2つの異なるコンテンツを同時に視認させることができる。
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のコンテンツは少なくとも第2の映像を含んでいることが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツ再生装置は第1のコンテンツに関連する情報を映像として再生できる。
(コンテンツ情報の合成)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のコンテンツ取得手段は、上記第2のコンテンツとともに上記第2のコンテンツに関する情報である第2のコンテンツ情報を取得し、
上記第2のユニットは、
上記第2のコンテンツ情報を上記第1のユニットに送信する、第2のコンテンツ情報送信手段をさらに備え、
上記第1のユニットは、
上記第2のユニットから送信された第2のコンテンツ情報を受信する第2のコンテンツ情報受信手段をさらに備え、
上記コンテンツ合成手段は、上記第1のコンテンツと、上記第2の映像および上記第2のコンテンツ情報の少なくともいずれかとを合成して上記合成コンテンツを生成することが好ましい。
上記構成によれば、第1のコンテンツに関連する情報として、第2の映像もしくは第2の映像に関する情報、またはその両方をユーザに視認させることができる。結果、ユーザに適した方法で第1のコンテンツに関する情報を第1の映像とともに再生できる。
(コンテンツ情報の詳細)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のコンテンツ情報は、上記第2の映像に関する情報であることが好ましい。
上記構成によれば、2つの異なる映像に加え、第2の映像に関する情報も同時にユーザに視認させることができる。結果、視認中の映像に対するユーザの理解をより深めることができる。
(第2のユニットは着脱可能)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることが好ましい。
上記構成によれば、コンテンツ再生装置の拡張性および保守性をより高めることができる。
(第2のユニットは内蔵)
また本発明に係るコンテンツ再生装置において、
上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることが好ましい。
上記構成によれば、第2のユニットを外部環境から守ることができる。
(プログラム、記録媒体)
なお、上記コンテンツ再生装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記コンテンツ再生装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、およびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る表示装置は、2つの異なるユニット間の親和性を高め、第1のユニットの操作によって両者を連携して動作させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す図であり、(b)は、PC内蔵テレビを上から見た場合の外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビの詳細な内部構成を示すブロック図である。 (a)は、リモコンを使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図であり、(b)は、入力装置(キーボードまたはマウス)を使用してPC内蔵テレビを操作する際の信号伝達の流れを図である。 PC内蔵テレビが表示中のTV番組の番組情報に関連するコンテンツを取得し、表示する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 TV番組の番組情報の一例を表す図である。 TV番組の基本情報の一例を表す図である。 取得した関連情報を表す図であり、(a)は未整理のまま記憶されている状態を表しており、(b)は分類および解析後の状態を表している図である。 TV番組の映像およびその関連情報が表示されているディスプレイの画面の一例を示す図である。 PC内蔵テレビにおける映像合成の流れの一例を示す図である。 ディスプレイに表示される画面の各例を示す図である。 PC内蔵テレビが、PC表示メニューの選択に応じてPC子画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。 PC内蔵テレビが、PC機能メニューを示す情報の選択結果に応じて、PC子画面を表示したりPC子画面の表示位置を変更したりする様子の一例を示す図である。 本発明のPC内蔵テレビにおいてTV全画面およびPC子画面を表示する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図14に示すシーケンス処理によってディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 (a)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着された後のPC内蔵テレビを表示画面側から見た場合の外観を示す図であり、(b)は、着脱可能なPCユニットがTVユニットに装着される前のPC内蔵テレビを背面側から見た場合の外観を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るPC内蔵テレビの要部構成を示すブロック図である。 着脱可能なBDユニットがTVユニットに装着された後のBD内蔵テレビの外観例を示す図である。
本発明に係るPC内蔵テレビ1の一実施形態について、図1〜図10を参照して以下に説明する。
(PC内蔵テレビ1の外観)
まず、PC内蔵テレビ1の外観について、図2を参照して以下に説明する。図2(a)は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1を表示画面側から見た場合の外観を示す図である。図2(b)は、PC内蔵テレビ1を横(PCユニット20の設置側)から見た場合の外観を示す図である。
図2(a)および(b)に示すように、PC内蔵テレビ1(コンテンツ再生装置)は、TVユニット10(第1のユニット)にPCユニット20(第2のユニット)が設けられた構成の装置である。本実施形態のTVユニット10は、液晶テレビジョン装置としての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。一方、PCユニット20はいわゆるパーソナルコンピュータとしての構成および機能を備えたサブユニット(サブシステム)である。両者が一体化されて一つのPC内蔵テレビ1を構成する。さらに両者は互いに連携して動作することによって、ユーザに対し、これまでにない充実したコンテンツ再生(視聴、閲覧)体験を提供する。
ユーザはリモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を操作する。リモコン9さえあれば、TVユニット10を操作して放送番組を視聴することができる。さらに、同じリモコン9を使用することによって、PCユニット20を操作して各種のソフトウェアアプリケーションを実行したり、インターネット上のウェブサイトにアクセスしてウェブページを閲覧したりすることができる。
(PC内蔵テレビ1の要部構成)
PC内蔵テレビ1の内部構成および機能について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、PC内蔵テレビ1のTVユニット10は、映像出力部11(コンテンツ再生手段)、音声出力部12(コンテンツ再生手段)、コンテンツ処理部13(コンテンツ再生手段)、コンテンツ合成部14(コンテンツ合成手段)、コンテンツ取得部15(第1のコンテンツ取得手段、放送波受信手段)、コンテンツ受信部16(コンテンツ受信手段、第2のコンテンツ情報受信手段)、ユーザ入力部17、情報通信部18(第1のコンテンツ情報送信手段)および制御部19を備えている。
一方、PCユニット20は、コンテンツ処理部21、コンテンツ取得部22(第2のコンテンツ取得手段)、コンテンツ送信部23(コンテンツ送信手段、第2のコンテンツ情報送信手段)、記憶部24(内部記憶装置)、情報通信部25(第1のコンテンツ情報受信手段)、ユーザ入力部26、制御部27、アプリケーション実行部28および取得条件設定部(条件設定手段)を備えている。
本実施形態のPC内蔵テレビ1は、映像の合成機能を有している。具体的には、TVユニット10は、放送波(テレビ放送)を受信してデコードすることによって、TV番組(第1のコンテンツ)を取得する。PCユニット20は、ウェブページ、動画コンテンツ等などのPCコンテンツ(第2のコンテンツ)を取得しTVユニット10に提供する。TVユニット10は、少なくともTV番組内の映像(第1の映像)およびPCコンテンツ内の映像(第2の映像)やテキスト情報を合成して一つの合成映像を生成し、ディスプレイ2に出力する。これによりディスプレイ2は当該合成映像を表示する。ディスプレイ2は、たとえば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイとして実現される。
(TVユニット10の詳細)
TVユニット10に備えられる各ブロックの機能について、それぞれ以下に説明する。
映像出力部11は、コンテンツ合成部14から送られた映像信号をディスプレイ2に出力する。
音声出力部12は、コンテンツ合成部14から送られた音声信号をスピーカ3に出力する。
コンテンツ処理部13は、コンテンツ取得部15から入力されたコンテンツを処理する。本実施形態では、受信された放送波をデコードしてTV番組を生成し、コンテンツ合成部14に出力する。
コンテンツ合成部14は、コンテンツ処理部13から入力されたTV番組、およびコンテンツ受信部16がPCユニット20から受信したPCコンテンツを合成して、一つの合成コンテンツを生成する。
コンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じて放送波を受信し、コンテンツ処理部13に出力する。なお、放送波の受信方法はアンテナ4を通じたものに限定されない。コンテンツ取得部15は、ケーブルテレビ放送網を通じて放送波を受信することもできる。他にも、インターネット8を通じてIP放送データ(IP放送波)を受信することもできる。
コンテンツ受信部16は、PCユニット20から送信されたPCコンテンツを受信し、コンテンツ合成部14に出力する。
ユーザ入力部17は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、たとえばユーザによる入力操作に応じてリモコン9が発した信号を受信し、制御部19に出力する。他にも、TVユニット10本体へのユーザの直接操作によって発生せられた信号を受信することもできる。
情報通信部18は、PCユニット20と様々な情報をやり取りする。具体的には、制御情報やTV番組の番組情報(第1のコンテンツ情報)をPCユニット20の情報通信部25に送信したり、あるいは、情報通信部25から送信された制御情報を受信したりする。
ここで制御情報には、たとえば、PCユニット20またはTVユニット10を操作するための操作情報が含まれる。他にも、取得したコンテンツを他方のユニットに提供すべき旨を規定した情報が含まれる。さらに、コンテンツを取得するためのアクセス情報(リンク情報)を含んでいてもよい。
またTV番組の番組情報には、コンテンツ取得部15が受信したTV番組の番組タイトル、ジャンル、登場人物、スポンサー等、TV番組に関するあらゆる情報が含まれる。
制御部19は、TVユニット10を構成する各ブロックを統括制御する。
(PCユニット20の詳細)
PCユニット20を構成する各ブロックの機能について、以下に説明する。
コンテンツ処理部21は、コンテンツ取得部22が取得したPCコンテンツを処理する。
コンテンツ取得部22は、外部からPCコンテンツを取得する。たとえば、コンテンツ取得部22は、記録ディスク7(記録メディア)からPCコンテンツを取得してもよいし、インターネット(通信ネットワーク)8を介してPC内蔵テレビ1に接続されているサーバ装置あるいはクライアント装置からPCコンテンツを取得してもよい。
ここで、PCコンテンツとは、コンピュータによって処理され再生可能なコンテンツのことである。PCコンテンツには、たとえば、静止画像および動画などの映像、音声、ならびにテキスト等が含まれ、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページもPCコンテンツに含まれる。また、PCコンテンツに含まれるテキストは、PCコンテンツのタイトル等のPCコンテンツに付随する情報(第2のコンテンツ情報)を含むものであってもよい。これらのPCコンテンツは各所から取得できる。取得先は、たとえばインターネット8上のウェブサイト、PC内蔵テレビ1に接続された外部記憶装置、および記録ディスク7である。
コンテンツ送信部23は、コンテンツ処理部21が処理したPCコンテンツをコンテンツ受信部16へ送信する。
記憶部24は、各種のPCコンテンツを記憶する。たとえば、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶装置として実現される。記憶部24には、PCコンテンツ等に加えて、アプリケーション実行部28によって実行される各種のソフトウェアアプリケーションが記憶されている。記憶部24には、他にも、コンテンツ取得部22がPCコンテンツを取得する際の条件が記憶されている。また、記憶部24は、TVユニット10から送信された番組情報を記憶する。
情報通信部25は、情報通信部18と制御情報のやり取りをする。具体的には、制御情報をTVユニット10の情報通信部18に送信したり、あるいは、情報通信部18から送信された制御情報を受信したりする。さらに情報通信部25は、情報通信部18から送信されたTV番組の番組情報を受信したりする。
ユーザ入力部26は、ユーザによるPC内蔵テレビ1に対する入力操作を受け付ける。具体的には、ユーザによる入力操作に応じて操作装置(本実施形態ではマウス5およびキーボード6)が発した信号を受信して、制御部27に出力する。当該操作装置の他の例として、トラックボールおよびトラックパッドなどのポインティングデバイス、ならびにジョイスティックも含まれる。
制御部27は、PCユニット20における各種動作を制御する。
アプリケーション実行部28は、記憶部24に記憶されているソフトウェアアプリケーションを読み出して、実行する。
取得条件設定部29は、記憶部24に予め記憶されている条件に従って、コンテンツ取得部22が番組情報を利用してPCコンテンツを取得する際の条件を設定する。予め設定された条件とは、たとえば、「スポンサーに関する」、および「俳優に関する」等である。これらの条件は、例えば、キーボード6を用いて入力することができる。
(PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成)
次に、PC内蔵テレビ1の詳細な内部構成について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1の詳細な内部構成を示すブロック図である。図1に示す各機能ブロックは、図3に示す各ブロックのいずれかまたはその組み合わせによって実現される。
RF(Radio Frequency)受信部101は、外部から送られてくる信号を受信する。すなわち、RF受信部101は、たとえば、地上波デジタル放送により伝送される映像信号等のデジタル放送信号を受け付ける映像信号入力部である。なお、RF受信部101が受信する信号は、地上波デジタル放送として送られてくる信号に限定されるものではなく、たとえば、一般のアナログ放送、衛星放送、またはケーブルテレビ放送等により伝送される映像信号等であってもよい。
RF受信部101が受信する映像信号の形式としては、たとえば、デジタル放送の場合はMPEG2またはMPEG4等のシステムとしてデジタル化された映像信号が挙げられる。また、RF受信部101に入力される信号は、これらの映像信号に限定されるものではなく、たとえば、デジタル化されたオーディオ信号、データ放送、電子番組表情報またはネットワーク情報などのデジタル放送信号(放送波)であってもよい。
デモジュレータ102は、RF受信部101に入力されたデジタル放送信号を復調し、デコーダ103に送る。
デコーダ103は、たとえばMPEG2TSなどの復調された信号を、ビデオ成分(信号)とオーディオ成分(信号)とに分解する。また、デコーダ103は、分解した信号のうちビデオ信号をデコードし、オーディオ信号をオーディオプロセッサ104に送る。このとき、オーディオ信号に付随するデータは、CPU(Central Processing Unit)109に送られ、そこで処理される。
オーディオプロセッサ104は、デコーダ103から受け取ったオーディオ信号をデコードする。なお、オーディオ信号には多数のフォーマットがあるため、通常、オーディオ信号のデコード処理はオーディオプロセッサ104にて行う。しかしながら、これに限定されるものではなく、デコーダ103またはCPU109において、オーディオ信号をデコードしてもよい。処理されたオーディオ信号は、スピーカ105に送られる。
スピーカ105は、オーディオプロセッサ104においてデコードされたオーディオ信号を出力する。なお、本実施形態では、表示部112およびスピーカ105を備えたテレビの形態を示すが、これに限定されるものではなく、たとえば、BD(Blu-ray Disk)レコーダまたはSTB(Set Top Box)などの場合、スピーカ105の代わりに、外部機器にオーディオ信号を出力してもよい。
リモコン通信部106は、図示しないリモコンからの制御信号を受信する。制御信号を送信するリモコンとしては、たとえば、1方向に信号を送信する赤外線リモコン、または双方向に信号を送信する無線リモコンが挙げられる。リモコン通信部106が受信した制御信号は、CPU109に送られる。
外部入力部107は、PCユニット20の映像出力部208から出力された信号を受信する。外部入力部107としては、たとえば、HDMIインターフェースまたはDVI・D端子などが挙げられる。また、外部入力部107が受信する信号は、デコードされたデータまたは圧縮形式のデータ(たとえば、MPEG4等)を含む。
外部入力部107が受信したオーディオ信号は、オーディオプロセッサ104に出力される。一方、外部入力部107が受信した映像信号は、グラフィックメモリ110に出力され、展開される。また、たとえば、外部入力部107が受信した映像信号が圧縮画像である場合、受信した映像信号はデコード103を一旦経由してグラフィクメモリ110に送られる。なお、デコード103を経由するか否かによって、グラフィックメモリ110に出力される映像信号に本質的な差異はない。
メモリ108は、プログラムまたはデータを格納するメモリである。
CPU109は、TVユニット10全体の制御を行うCPUである。
グラフィックメモリ110は、2つ以上の映像および表示データを保持する。表示データとしては、たとえば、データ放送、およびOSD(オンスクリーンディスプレイ)データ、および設定メニュー等のデータが挙げられる。グラフィックメモリ110は、複数のプレーンからなり、それぞれのプレーンを重ね合わせたり、アルファブレンディングを行ったりすることが可能である。
グラフィックコントローラ111は、グラフィックメモリ110に保持される映像および表示データを合成して、1画面を作成する。すなわち、グラフィックコントローラ111は、CPU109からの制御に応じて、たとえば、複数のプレーンの拡大縮小または位置設定などを行い、合成して最終画面を作り出す。この最終画面は、表示部112へ送られる。
表示部112は、グラフィックコントローラ111から受け取った映像を表示する。たとえば液晶パネルなどの表示デバイスに映像を表示してもよいし、外部機器に映像データを出力してもよい。
LAN(Local Area Network)コントローラ113は、ネットワークを通じて外部機器と接続する。LANコントローラ113は、DLNA(Digital Living Network Alliance)などのホームネットワーク規格によって他の機器と接続しても、インターネット8を通じて映像サービスと接続してもよい。また、外部機器との接続は、有線または無線のどちらでもよい。なお、LANコントローラ113から取得された映像信号は、特に限定されないが、RF受信部101を通じて取得された映像信号と同様に扱うことが好ましい。
I/F部114は、LAN、USB(Universal Serial Bus)またはシリアル等を制御するインターフェース部である。I/F部114では、制御情報をPCユニット20とやり取りする。なお、I/F部114における制御情報の送受信方式は、特に限定されない。
電源部115は、TVユニット10における電源回路である。また、電源部204は、PCユニット20における電源回路である。これらの電源部115,204は、共通の電源150から電力の供給を受ける。この際、1つのACプラグによって電力の供給を受けることが望ましい。
入力部201は、外部からの入力を受け付ける。このように、PCユニット20は、独自の入力部が存在し得る。入力部201としては、たとえば、Bluetooth(登録商標)のワイヤレスキーボードまたはワイヤレスマウス等を利用できることが好ましい。
IOプロセッサ202は、各種外部インターフェースを制御する。
LANコントローラ203は、IPネットワークと接続する。なお、LANコントローラ113とLANコントローラ203とは、互いに1つのIPアドレスを共用することが好ましい。また、TVユニット10およびPCユニット20において、それぞれ個別のLANコントローラ113,203を備えている場合、PC内蔵のテレビ1の内部においてブリッジ機能を有することが好ましい。これにより、たとえば、有線LANを接続する場合に、1つのLANケーブルを挿すだけで、TVユニット10およびPCユニット20を同時にネットワークに接続させることができる。
メモリ205は、各種制御を行うCPU206のメモリである。
CPU206は、PCユニット20に含まれる各ブロックを統括的に制御する。たとえば、圧縮されたPCコンテンツをソフトウェア的にデコードして、元のサイズのPCコンテンツに変換する。本実施形態において、PCユニット20は、TVユニット10におけるデコーダ103のようなハードウェアを備えていない。しかしながら、これに限定されるものではなく、たとえば、PCユニット20がデコーダ103のようなハードウェアを備えていてもよい。
グラフィックコントローラ207は、映像描画時のグラフィック処理を高速化する。
映像出力部208は、グラフィックコントローラ207によって処理された映像信号を出力する。出力される映像信号の形式としては、たとえばHDMI規格のインターフェースを介して出力可能な形式などを挙げることができる。なお、オーディオ信号も映像信号と同様に、TVユニット10に出力される。
記憶部209は、インターネット8または記録ディスク7を通じて取得されたPCコンテンツ等を恒久的に記憶する。記憶部209としては、たとえば、ハードディスク、BD、DVD(Digital Versatile Disk)またはUSBメモリ等が挙げられる。CPU206は、ネットワークを経由して取得した映像、または記憶部209に記憶されている映像を再生し、TVユニット10に送信する。
ここで、映像とは、動画に限定されるものではなく、音楽、書籍、写真、スライドショー、ワープロドキュメント、またはゲーム等のアプリケーションが作成する画面が挙げられる。
(PC内蔵テレビ1の操作方法)
図4(a)は、リモコン9を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを示す図である。図4(b)は、入力装置(キーボード6またはマウス5)を使用してPC内蔵テレビ1を操作する際の信号伝達の流れを示す図である。
上述したように、ユーザは、リモコン9を使用してTVユニット10およびPCユニット20の両方を操作できる。ユーザの入力に応じてリモコン9が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部17を経由して制御部19に入力される。制御部19は、操作信号を解析することによって、TVユニット10を操作するための信号か、またはPCユニット20を操作するための信号なのかを判定する。前者だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザはリモコン9を使用してTVユニット10を操作できる。
一方、制御部19が、操作信号がPCユニット20を操作するための信号だと判定した場合には、PCユニット20を制御するための制御情報を生成し、情報通信部18を通じてPCユニット20に送信する。この制御情報は情報通信部25を経由してPCユニット20の制御部27に入力される。PCユニット20は、入力された制御情報に基づき、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、リモコン9を使用してPCユニット20を操作できる。
また、上述したように、ユーザは、マウス5またはキーボード6(以下、操作装置と総称)を使用して、PCユニット20およびTVユニット10の両方を操作できる。ユーザの入力に応じて操作装置が発信する信号(操作信号)は、ユーザ入力部26を経由して制御部27に入力される。制御部27は、操作信号を解析することによって、PCユニット20を操作するための信号か、またはTVユニット10を操作するための信号なのかを判定する。前者だと判定した場合には、操作信号の内容に応じて、PCユニット20内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは操作装置を使用してPCユニット20を操作できる。
一方、制御部27は、操作信号がTVユニット10を操作するための信号だと判定した場合には、TVユニット10を制御するための制御情報を生成し、情報通信部25を通じてTVユニット10に送信する。この制御情報は情報通信部18を経由してTVユニット10の制御部19に入力される。制御部19は、入力された制御情報に基づき、TVユニット10内の各ブロックを制御する。これらの処理の結果、ユーザは、操作装置を使用してTVユニット10を操作できる。
以上のように、本実施形態のPC内蔵テレビ1は、1つの操作装置を使用して、まったく異なる機能を持った2つのユニット(TVユニット10、PCユニット20)を操作できる。特に、PCユニット20の操作がリモコン9によって可能になる点は、ユーザにとってのメリットが大きい。マウス5またはキーボード6に比べて、リモコン9の操作は洗練され、直感的で分かりやすいからである。したがって、本実施形態のPC内蔵テレビ1を使用するユーザは、PCユニット20によって提供される各種のサービス(アプリケーションの実行、ウェブページの閲覧)を、汎用のパーソナルコンピュータを用いる場合よりも手軽に体験できる。
(PCコンテンツの取得)
図5は、本発明のPC内蔵テレビ1においてTV番組を視聴しているときに、このTV番組の番組情報に関連する情報である関連情報をPCコンテンツとして取得する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図5のシーケンス図では、まずTVユニット10がTV番組を表示する(ステップS20)。このTV番組は、TVユニット10が放送局から放送波を受信してデコードすることにより、取得したものである。TV番組を取得して表示したら、TVユニット10は表示中のTV番組の番組情報を取得する(ステップS21)。図6は、番組情報の一例を表す図である。図6に示すように、番組情報とは、番組名、放送時間、出演者およびスポンサー等の番組に関する情報である。デジタル放送の場合には、通常は番組情報が放送波に付加されているため、放送波を受信することにより番組情報を同時に取得することができる。アナログ放送および外部入力などのTV番組である場合、またはデジタル放送でも番組情報が取得できなかった場合(ステップS22のNO)には、TVユニット10は番組の基本情報(第1のコンテンツ情報)を取得する(ステップS23)。図7は、番組の基本情報の一例を表す図である。図7に示すように、番組の基本情報とは、視聴地域、仮想チャンネルおよび物理チャンネル等である。本実施形態では、TVユニット10が番組情報を取得した場合について説明する。TVユニット10が番組情報を取得すると、その番組情報をPCユニット20に送信する(ステップS24)。
PCユニット20は、TVユニット10から送られた番組情報を受信すると、受信した番組情報を記憶部24に保存する(ステップS25)。次いで、予め設定された条件に従って番組情報の中からキーワードを選択し、インターネット8を介してサービスサーバ30(外部装置)に送信し、キーワードに関連する情報をサービスサーバ30にリクエストする(ステップS26)。サービスサーバ30はキーワードに関連する情報となる関連情報をPC内蔵テレビ1に送信し、PCユニット20がこれを受信する(ステップS27)。
PCユニット20は、関連情報を受信すると(ステップS28のYES)、これを記憶部24の別の領域に保存する(ステップS29)。図8は取得した関連情報を表しており、図8(a)は未整理のまま保存されている状態を表している。PCユニット20は、取得した関連情報を分類および解析する(ステップS30)。図8(b)は解析後の保存状態を表した図である。PCユニット20は、解析結果に基づき、関連情報を画面に表示する情報形式に成形し、映像および音声を生成する(ステップS31)。上記までの処理が完了すると、PCユニット20は、関連情報の映像および音声をTVユニット10に送信する(ステップS32)。
以上のようにして、TVユニット10は、表示しているTV番組に関連する情報を取得する。
なお、TVユニット10はその後、TV番組の映像および音声と、関連情報の映像および音声とをそれぞれ合成し(ステップS33)、ディスプレイおよびスピーカに出力する(ステップS34)。
図9は、TV番組と、このTV番組の情報に関連したPCコンテンツとを合成して表示した一例である。PC表示領域33a〜33dは、それぞれが異なるPCコンテンツの映像を表示しているPC子画面であってもよく、サムネイルであってもよい。また映像とともに映像のタイトルなどのテキスト情報がPCコンテンツとして含まれている場合には、タイトル等、関連情報の内容を表示しているメニュー項目であってもよい。
上述の実施形態では、TVユニット10が番組情報を取得できた場合について説明したが、番組情報の代わりに番組の基本情報を取得した場合について、以下、説明する。
TVユニット10が番組情報の代わりに番組の基本情報を取得した場合には、上記ステップS24において、番組情報の代わりに基本情報をPCユニット20に送信する。PCユニット20は、まず、送られてきた基本情報に基づき番組情報をサービスサーバ30にリクエストする。サービスサーバ30は基本情報に基づき番組情報をPC内蔵テレビ1に送信し、PCユニット20がこれを受信する。次いでPCユニット20は、番組情報に基づき関連情報をサービスサーバ30にリクエストすればよい(ステップS26)。以上のように、TVユニット10が番組情報の代わりに番組の基本情報を取得した場合であっても、TVユニット10は表示中のTV番組に関連する関連情報を取得できる。
(映像合成の流れの例)
PC内蔵テレビ1における、複数の映像の合成および表示処理の流れについて、図10を参照して説明する。図10は、PC内蔵テレビ1における映像合成および表示の流れの一例を示す図である。
この図に示すように、PCユニット20のコンテンツ取得部22は、関連情報の映像50(第2のコンテンツに含まれる第2の映像)およびこの関連情報の内容を表す情報52(第2のコンテンツ情報)を取得する。取得先はたとえばインターネット8または記録ディスク7である。これらの映像50および情報52は、コンテンツ取得部22、コンテンツ処理部21、およびコンテンツ送信部23を経由してTVユニット10に送信される。TVユニット10では、コンテンツ受信部16を経由してコンテンツ合成部14に提供される。
一方、TVユニット10のコンテンツ取得部15は、TV番組の映像54(第1のコンテンツに含まれる第1の映像)を取得する。取得先はたとえば放送局である。この映像54は、コンテンツ取得部15、コンテンツ処理部13を経由してコンテンツ合成部14に提供される。なお、PCユニット20には、TVユニット10から、映像50をTVユニット10に提供すべきことを規定した制御情報が事前に送信されている。PCユニット20は、この制御情報の受信に応じて映像50および情報52をTVユニット10に提供する。
コンテンツ合成部14は、入力された映像50、情報52、および映像54を合成して1つの合成映像(合成コンテンツ)を生成する。本実施形態ではグラフィックメモリ110を利用し、3つのプレーンのそれぞれにデータを書き込む。具体的には第1のプレーンに映像50、第2のプレーンに映像54、そして第3のプレーンに情報52を書き込む。こうして得た3つのプレーンを重ね合わせ、図5に示す1つの合成映像を生成する。この合成映像は映像出力部11を経由してディスプレイ2に入力される。これらの処理の結果、ユーザはディスプレイ2を通じて当該合成映像を視認する。結果、TV番組を視聴しながらそのTV番組に関連する関連情報の映像等をサブ画面で楽しむ、といったことが可能になる。
(ディスプレイ2に表示される画面の例)
図11は、ディスプレイ2に表示される画面の各例を示す図である。
図11(a)では、TV全画面60のみがディスプレイ2の全面に表示されている。このとき、リモコン9に設けられた「PCボタン」をユーザが押下することにより、図11(a)の画面が図11(b)のそれに切り替わる。図11(b)では、TV主画面61、PC表示メニュー62〜65、およびPC子画面66がディスプレイ2に表示されている。ユーザは、TVユニット10によって再生されるTV番組の視聴を中心にPC内蔵テレビ1を使用する。一方、視聴中のTV番組に関連する関連情報の映像等は補助的に視聴する。
図11(b)の画面が表示されているとき、リモコン9に設けられた「PCボタン」をユーザが押下することにより、図11(b)の画面が図11(c)のそれに切り替わる。図11(c)では、TV画面の表示位置とPC画面の表示位置とが入れ替わる。具体的には、TV主画面61の表示位置にPC主画面69が表示され、一方、PC子画面66の表示位置にTV子画面68が表示される。これらの処理によって、ユーザは、PCユニット20の操作およびその操作によって再生される関連情報の視聴を中心にPC内蔵テレビ1を使用する。一方、TV番組は補助的に視聴する。たとえば、TV番組がコマーシャルを流している間、PC主画面69を表示させ、視聴しているTV番組に関連する関連情報を主に視聴する。
図11(c)の画面が表示されている時、ユーザがPC表示メニュー62〜65におけるその他のメニューを選択すれば、図11(d)に示すように、PC子画面68を最大化することもできる。すなわち、PC全画面67がディスプレイ2に表示される。なお、ユーザが「PCボタン」を押下した場合も、同様に、図11(d)の表示に切り替わる。
(PC画面の切り換えの例)
図12は、PC内蔵テレビ1が、PC表示メニューの選択に応じてディスプレイ2におけるPC子画面の表示を切り換える様子の一例を示す図である。
図12(a)では、ディスプレイ2に、TV主画面61、PC表示メニュー項目71〜74、およびPC子画面75を表示している。PC子画面75は、PC表示メニュー項目71〜74の何れかを選択した時に表示される。ここで、ユーザがメニュー項目72を選択した時、図12(b)に示すように、PC表示メニュー項目72に示される関連情報に関するPC子画面76が直ちに表示される。ここで、PC表示メニュー項目71〜74は、取得した関連情報のタイトルであってもよいし、番組のスポンサー名であってもよいし、この関連情報に含まれる映像そのものであってもよい。
(PC機能メニューの選択に応じた処理の例)
PC内蔵テレビ1は、TV番組の関連情報をPCコンテンツとして表示する他にも、予め記憶されているPC機能のメニューを表すHTML形式のデータを処理することによって、PC機能メニューをディスプレイ2に表示することも可能である。この場合、選択された項目に対応するリンク情報に応じた処理を実行し、これにより得られたPCコンテンツの映像を表示できる。この具体例について、図15を参照して以下に説明する。
図13は、PC内蔵テレビ1が、PC機能メニューを示す情報の選択結果に応じて、PC子画面を表示したりPC子画面の表示位置を変更したりする様子の一例を示す図である。
図13(a)の例では、PC内蔵テレビ1は、メニューデータ80を処理してPC機能メニューを表示する。メニューデータ80には、リンク情報81およびリンク情報82を含む4つのリンク情報が含まれている。各リンク情報は、項目名(グルメ、検索、ゲーム等)に個別に対応している。
ここで、ユーザが「グルメ」項目を選択したとする。このときPC内蔵テレビ1は、この項目に対応したリンク情報81を処理する。具体的には、リンク情報(アクセス情報)81が示すウェブサイト(通信ネットワーク上の外部装置)にアクセスし、サーバが返信してくるウェブページ(第2のコンテンツ)を取得して、PC子画面84に表示する。なお、このときTV主画面83も同時に表示する。
一方、ユーザが「ゲーム2(サイズ指定)」項目を選択したとする。このときPC内蔵テレビ1は、この項目に対応したリンク情報82を処理する。具体的には、リンク情報82が示すゲームアプリケーションを起動し、このアプリケーションが出力するコンテンツ(第2のコンテンツ、第2の映像)をPC子画面85に表示する。このとき、リンク情報82に規定されている表示制御情報を参照して、PC子画面85の表示位置およびサイズを決定する。なお、ディスプレイ2にはTV主画面83も同時に表示する。TV主画面83のサイズは、ディスプレイ2の画面サイズからPC子画面85のサイズを演算(たとえば減算)して得た値に基づき決定する。
(画面表示処理の流れの例)
PCコンテンツとしてアプリケーションの実行により生成される映像を表示する際の情報処理の流れについて、以下説明する。
図14は、本発明のPC内蔵テレビ1においてTV全画面およびPC子画面を表示する際の情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図15は、図14に示すシーケンス処理によってディスプレイ2に表示される画面の一例を示す図である。
図14の処理が始まる前の前提として、TVユニット10は、事前に、放送局から放送波を受信してデコードし、TV番組を取得済みである。また、各種のTV番組に関する番組情報を、放送波の受信に合わせて随時受信している。番組情報としては、たとえばデータ放送、電子番組表、字幕、クローズドキャプション、ネットワークからの情報、現在視聴しているチャネルを表す情報、ユーザの居住地域を表す情報などがある。
図14のシーケンスでは、まずTVユニット10がTV主画面61を表示する(ステップS1)。次にユーザがリモコン9を用いてPC表示コマンドを入力する(ステップS2)。この入力に基づきTVユニット10はメニュー情報をPCユニット20にリクエストする(ステップS3)。PCユニット20は受信したリクエストをサービスサーバ(外部装置)に転送する(ステップS4)。サービスサーバはメニュー情報をPC内蔵テレビ1に送信し(ステップS5)、これをPCユニット20が受信する。PCユニット20は受信したメニュー情報をTVユニット10に転送する(ステップS6)。TVユニット10は、受信したメニュー情報を処理してメニュー62〜65をディスプレイ2に表示する(ステップS7)。さらに、PC子画面66を表示する(ステップS8)。
ユーザは、リモコン9を用いてメニュー項目のいずれかを選択する(ステップS9)。TVユニット10は、選択されたメニュー項目を表す選択情報をPCユニット20に送信する(ステップS10)。PCユニット20は、受信した選択情報によって特定されるソフトウェアアプリケーションを実行する(ステップS11)。この実行時にアプリケーションが生成した映像をTVユニット10に送信する。なお、PCユニット20は、アクセス履歴、購買履歴、コンテンツ視聴履歴、アクセス時刻、アクセス時間等の各種PCコンテンツ情報も、TVユニット10に送信する。TVユニット10は、受信した映像をPC子画面75に表示する。結果、PC子画面75の表示が変化する(ステップS12)。
このときTVユニット10は、TV番組の関連情報を、メニュー項目62〜65のいずれかに表示してもよい。図15の例ではメニュー項目65がその例である。すなわちPC内蔵テレビ1は、関連情報およびアプリケーションが出力するPCコンテンツ情報を用いて、表示メニューを適応的に切り換える。なお、このような適応的なメニューの生成は、TVユニット10に限らずPCユニット20またはサービスサーバが実行することもできる。この場合、TVユニット10は生成されたメニューをPCユニット20から取得しディスプレイ2に表示する。
以上に説明したほか、PC内蔵テレビ1には次のような様々な工夫が可能である。
(メニュー表示の工夫)
PC内蔵テレビ1では、カテゴリの分類および操作を直感的に分かり易くする。これにより、コンピュータの初心者であっても、PC内蔵テレビ1を簡単に操作することができる。TV番組に関連する関連情報を表示する他に、ポータルウェブサイトを踏襲したカテゴリに対応したメニュー項目を一覧にして表示することもできる。これによりユーザは、普段使用しているコンピュータと同じ操作によって、同様にメニュー項目を選択できる。
PC内蔵テレビ1は、フォーカス中のメニュー項目に応じたコンテンツをPC子画面に表示する。そのためユーザがコンテンツを選択するたびに、PC子画面に表示されている映像が切り換わる。結果、ユーザは直感的にコンテンツを選択できる。なお、初期設定として、ユーザにとって魅力的なウェブサイトを予め用意しておくことが好ましい。
さらにPC内蔵テレビ1にはカテゴリの一種として「便利機能」というメニュー項目がある。ユーザは、使用頻度の高いソフトウェアアプリケーションをこの便利機能に登録できる。なお、TV画面に表示されるメニュー項目の表示順位は、コンテンツプロバイダーに応じて変更してもよい。さらに、表示順位に応じて決まる掲載料金を、コンテンツプロバイダーから徴収するビジネスも可能になる。
PC内蔵テレビ1は、ディスプレイ2にたとえばユーザがよく利用するウェブサイトへのリンクをカテゴリ別に分類して項目として表示する。この結果、インターネット8上のウェブサイトへアクセスする際の入り口として、PC機能メニューを活用できる。ユーザは、PC主画面69に切り換える設定等をすることなく、TV主画面61を通じて放送番組を視聴中に、この入り口(PC機能メニュー)から項目を選択することによって、インターネットに直接アクセスできる。これらの工夫によって本発明は、コンピュータの初心者から上級者に至るまで、PC内蔵テレビ1に対する購入意欲を高めることができる。
メニュー項目の具体例として、検索ウェブサイト、ウェブログ、SNS(Social Networking Service)、一般情報(たとえば、ニュース、天気、交通情報または路線案内)、暮らしの情報(たとえば、病気、地域情報または子育て)、食べ物(たとえば、飲食店またはレシピ集)、学習(たとえば、辞書または子供の教育)、趣味(たとえば、株、旅行、ショッピングまたはファッション)、または娯楽(たとえば、ゲーム、動画ウェブサイトまたは音楽ダウンロードウェブサイト)などが挙げられる。
ユーザは、次の手順によって、上述したカテゴリごとのウェブサイトに接続できる。まず、画面上に表示されたカテゴリ別のPC機能メニューの中から、所望のカテゴリに関するメニュー項目を選択する。次に、選択した項目のカテゴリに属するウェブサイトのURLリストが表示されるので、当該URLリストの中から所望のウェブサイトを選択する。具体的には、画面上にTV主画面、複数のメニュー項目、およびPC子画面が表示されているとき、ユーザがリモコン操作によって所望のカテゴリのメニュー項目を選択する。その後、たとえばPC主画面を表示するように選択すれば、画面上ではPC画面が大きくなり、インターネット視聴用に切り換わる。
(利用サービスの多様性)
PC内蔵テレビ1のユーザは、従来の汎用コンピュータによって利用可能なインターネットサービスを、全てPC内蔵テレビ1においても利用できる。完全なコンピュータとして機能し、TVユニット10と連携して動作するPCユニット20が、PC内蔵テレビ1に備えられているからである。したがってPC内蔵テレビ1は、従来のように限られたインターネットサービスしか利用できないネットテレビに比べて、その活用範囲は遥かに広い。
(大画面化による利点)
ディスプレイ2にPC全画面を表示した場合、ユーザは、PCユニット20をマウス5またはキーボード6を使用して操作できる。ディスプレイ2を大画面としたPC内蔵テレビ1では、ユーザは、PCコンテンツを大画面かつ高画質のディスプレイ2を通じて楽しむことができる。従来のコンピュータではこのような用途のためにはPC本体の他に別途大画面のディスプレイを用意する必要があった。しかしPC内蔵テレビ1はこれ一台で、コンピュータも大いに活用するパワーユーザの要望をも満たすことができる。特にPCユニット20はコンピュータであるため各種の周辺機器と連携して機能を柔軟に追加することが可能であり、こうした機能追加によって得られる利点を、大画面かつ高画質の表示を通じてユーザに実感させることができる。
(電源の連動)
ユーザは、PCユニット20を起動するための煩雑な操作をしなくてもよい。PC内蔵テレビ1において、TVユニット10の電源と、PCユニット20の電源とが連動するからである。すなわち、TVユニット10の電源を入れると同時にPCユニット20の電源も入る。TVユニット10の起動完了後、ユーザは直ちに放送番組の視聴が可能になる。一方、その後もPCユニット20の起動処理は続く。TVユニット10よりもPCユニット20の方が、起動の完了に要する時間が長いからである。ユーザは、PCユニット20の起動完了まで無用に待つことなく、放送番組を楽しめる。また、PCユニット20の起動完了後は、リモコン9による簡単な操作によって、いつでもPCユニット20を操作できる。
(設置の容易性)
TVユニット10およびPCユニット20が一体化されているため、ユーザはPC内蔵テレビ1を簡単に設置できる。TVユニット10のディスプレイ2にLEDバックライトを採用してもよい。これにより、TVユニット10の軽量化および薄型化が可能になるため、PC内蔵テレビ1の設置方向を縦横のいずれにも自由にできる。
(PC内蔵テレビ1の販売)
PC内蔵テレビ1の外観は、通常のテレビジョン装置のそれに酷似している。したがって、販売店はPC内蔵テレビ1をコンピュータ売り場ではなくテレビ売り場に置く。販売員は、PC内蔵テレビ1を見込み客に売り込むときに、簡単な操作でコンピュータも利用できることを訴求できる。結果、コンピュータ売り場は行かないがテレビの売り場なら行くような顧客、すなわちコンピュータは苦手だがテレビは使える一般的なユーザに対し、PC内蔵テレビ1への購入意欲を高めさせることができる。PC内蔵テレビ1はコンピュータも使えるという付加価値を有しており、その分単価を高く設定でき、利益率も高い。したがって、PC内蔵テレビ1の製造会社も、販売店もより高い利益をPC内蔵テレビ1によって得られる。
(消費電力の表示)
PC内蔵テレビ1は、自身の消費電力に関する情報を取得し、表示用の情報に変換して、ディスプレイ2に表示してもよい。
〔実施形態2〕
本発明に係る第の実施形態について、図16および図17を参照して以下に説明する。なお、上述した第1の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
(PC内蔵テレビ1aの外観例)
図16(a)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着された後のPC内蔵テレビ1aを表示画面側から見た場合の外観を示す図である。図16(b)は、着脱可能なPCユニット20aがTVユニット10aに装着される前のPC内蔵テレビ1aを背面側から見た場合の外観を示す図である。
この図に示すように、本実施形態のPC内蔵テレビ1aは、TVユニット10aおよびPCユニット20aによって構成されている。この点において、第1の実施形態に係るPC内蔵テレビ1と何ら変わりはない。しかし本実施形態のPC内蔵テレビ1aでは、PCユニット20aがPC内蔵テレビ1aから着脱可能である。したがって、PC内蔵テレビ1の拡張性および保守性を高めることができる。なお、装着を解除した後、TVユニット10aもPCユニット20aもそれぞれ単独で利用できる。
PCユニット20aには、図16(a)に示すように、複数の外部端子150〜152が設けられている。具体的にはイーサネット(登録商標)端子150、USB端子151、および映像/音声入出力端子152である。また、図16(b)に示すように、PCユニット20aには、TVユニット10aと信号をやり取りするための外部端子153〜155も設けられている。具体的には、映像信号(HDMI信号を含むSDVO:Serial Digital Video OutPut)端子153、制御信号端子154、および電源端子155である。これらの端子があることによって、PCユニット20aとTVユニット10aとの間で、映像信号、制御信号、および電源信号を互いに送受信できる。なお、これらに加えて音声信号端子を設け、音声信号を互いに送受信することも当然に可能である。
PCユニット20aは単体で動作可能であり、製品として成り立つ。回路および配線はPCユニット20aの内部に全て収められ、外部には一切むき出しにされていない。TVユニット10aも同様である。したがって両者の接続時に配線の手間が一切不要である。結果、ユーザは簡便な手順によってPCユニット20aをTVユニット10aに装着できる。すなわち、PCユニット20aをその装着位置にただ差し込めばよいのである。
PC内蔵テレビ1から外したPCユニット20は、周辺機器に接続させることによって、様々な用途に活用できる。たとえば、モニタと接続可能なクレードルに、取り外したPCユニット20を装着する。こうすれば、PCユニット20をデスクトップコンピュータとして使用できる。なお、PCユニット20aとクレードルとを接続する端子としては、他にもイーサネット端子、およびシリアルポート端子を利用できる。
(PC内蔵テレビ1aの要部構成)
図17は、本発明の一実施形態に係るPC内蔵テレビ1aの要部構成を示すブロック図である。この図に示すように、TVユニット10aのコンテンツ取得部15は、アンテナ4を通じての他、記録ディスク7(記録メディア)から、またはインターネット8を通じて、または外部機器(外部記憶装置)160から、再生対象のコンテンツを取得できる。すなわち、本実施形態のTVユニット10aが処理するコンテンツは、放送番組に限らず、たとえば静止画像および動画等の映像、テキスト、ならびに音声等のコンテンツも該当し、さらにこれらの組み合わせからなるマルチメディアコンテンツも該当する。他にも、ウェブページも含まれる。
以上のように、PCユニット20aは周辺機器を活用した拡張性を有しており、従来の汎用コンピュータに比べて活用の幅が広い。また、仮にPCユニット20aをTVユニット10aから離脱させた状態でも、あるいはPCユニット20aが故障した場合でも、TVユニット10a単独で、放送番組および各種のコンテンツを外部から取得できる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図18を参照して以下に説明する。なお、上述した第1および第2の実施形態と共通する各部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、本発明はBD内蔵テレビ1bとして実現される。ここで「BD」とはBlu−ray(ブルーレイ、登録商標)録画再生機器のことである。BD内蔵テレビ1bは、放送番組の再生および記録ディスク7への録画、ならびにブルーレイコンテンツの再生が可能な装置である。
(BD内蔵テレビの外観例)
図18は、着脱可能なBDユニット20b(第2のユニット)がTVユニット10aに装着された後のBD内蔵テレビ1bの外観例を示す図である。BDユニット20bはブルーレイ録画再生装置としての構成および機能を有しており、それ単体でも動作するユニットである。本実施形態では、PCユニット20aの装着が可能なTVユニット10aに、BDユニット20bを装着して1つのBD内蔵テレビ1bを構成する。すなわち、TVユニット10aの装着スロットにはPCユニット20aもBDユニット20bもそれぞれが着脱式で装着可能になっている。また、これらのユニット以外にも、たとえばDVDレコーダとしての構成および機能を有するDVDユニットも、TVユニット10aに装着可能である。
TVユニット10aは、装着されたBD内蔵テレビ1bと連携して動作する。したがって、ユーザはリモコン9を使用してTVユニット10aもBDユニット20bも操作できる。すなわち、放送番組の視聴、放送番組の記録ディスク7への録画、記録ディスク7に録画されたコンテンツの再生は、1つのリモコン9によっていずれも可能である。
なお、BDユニット20bは、第1の実施形態に係るTVユニット10に支持される形で装着されることもできる。この場合、たとえばUSB2.0の規格に従った端子間での接続が可能である。
(付記事項)
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のコンテンツ再生装置は、第1のユニットおよび複数の第2のユニットによって構成されていても良い。第2のユニットは、汎用コンピュータ、ブルーレイ再生(録画)機器、DVD再生(録画)機器、およびハードディスクレコーダのいずれかとして実現され得る。これらのうち任意の複数の第2のユニットと、第1のユニットとを組み合わせて、1つのコンテンツ再生装置を構成する。結果、たとえば1つのコンテンツ再生装置が2つのPCユニット20を備えている構成、ならびに、1つのコンテンツ再生装置が1つのPCユニット20aおよび1つのBDユニット20bを備えている構成は、いずれも本発明の範疇に含まれる。如何なる第2のユニットも、第1のユニットから着脱可能とすることもできるし、または、第1のユニットの筐体本体に内蔵することもできる。
PCユニット20aがTVユニット10aの筐体本体に内蔵された構成のPC内蔵テレビ1も、実現可能である。この場合、PCユニット20aはTVユニット10aの内部に完全に隠されている。したがって、PCユニット20aを外部環境から守ることができる。なお、ユーザは、PCユニット20aをTVユニット10aの内部から取り出して、別のPCユニット20aに交換することができる。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、PC内蔵テレビ1に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわちPC内蔵テレビ1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるPC内蔵テレビ1のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。PC内蔵テレビ1に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのPC内蔵テレビ1(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをPC内蔵テレビ1に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、PC内蔵テレビ1を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してPC内蔵テレビ1に供給する。この通信ネットワークはPC内蔵テレビ1にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、コンピュータを内蔵したテレビジョン装置として幅広く利用できる。
1 PC内蔵テレビ(コンテンツ再生装置)
1a PC内蔵テレビ(コンテンツ再生装置)
1b BD内蔵テレビ(コンテンツ再生装置)
2 ディスプレイ
3 スピーカ
4 アンテナ
5 マウス
6 キーボード
7 記録ディスク(記録メディア)
8 インターネット(通信ネットワーク)
9 リモコン
10 TVユニット(第1のユニット)
10a TVユニット(第1のユニット)
11 映像出力部(コンテンツ再生手段)
12 音声出力部(コンテンツ再生手段)
13 コンテンツ処理部(コンテンツ再生手段)
14 コンテンツ合成部(コンテンツ合成手段)
15 コンテンツ取得部(第1のコンテンツ取得手段、放送波受信手段)
16 コンテンツ受信部(コンテンツ受信手段、第2のコンテンツ情報受信手段)
17 ユーザ入力部
18 情報通信部(第1のコンテンツ情報送信手段)
19 制御部
20 PCユニット(第2のユニット)
20a PCユニット(第2のユニット)
20b BDユニット(第2のユニット)
21 コンテンツ処理部
22 コンテンツ取得部(第2のコンテンツ取得手段)
23 コンテンツ送信部(コンテンツ送信手段、第2のコンテンツ情報送信手段)
24 記憶部(内部記憶装置)
25 情報通信部(第1のコンテンツ情報受信手段)
26 ユーザ入力部
27 制御部
28 アプリケーション実行部
29 取得条件設定部(条件設定手段)

Claims (15)

  1. 第1のコンテンツを処理する第1のユニットと、第2のコンテンツを処理する第2のユニットとを備えたコンテンツ再生装置であって、
    上記第1のユニットは、
    上記第1のコンテンツと、上記第1のコンテンツに関する情報である第1のコンテンツ情報とを取得する第1のコンテンツ取得手段と、
    上記第1のコンテンツ情報を上記第2のユニットに送信する第1のコンテンツ情報送信手段と、
    上記第2のユニットから送信された上記第2のコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
    上記第1のコンテンツと上記第2のコンテンツとを合成することによって、合成コンテンツを生成するコンテンツ合成手段と、
    上記合成コンテンツを再生するコンテンツ再生手段とを備え、
    上記第2のユニットは、
    上記第1のユニットから送信された上記第1のコンテンツ情報を受信する第1のコンテンツ情報受信手段と、
    上記第1のコンテンツ情報に関連するコンテンツを上記第2のコンテンツとして外部から取得する第2のコンテンツ取得手段と、
    取得した上記第2のコンテンツを上記第1のユニットに送信するコンテンツ送信手段とを備えていることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 上記第1のコンテンツは少なくとも第1の映像を含んでおり、上記第1のコンテンツ情報は上記第1の映像に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 上記第1のコンテンツ取得手段は、放送波、通信ネットワーク、外部記憶装置、内部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第1のコンテンツおよび上記第1のコンテンツ情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 上記第1のユニットは、
    上記放送波を受信する放送波受信手段をさらに備え、
    上記第1のコンテンツ取得手段は、受信された上記放送波をデコードして上記第1のコンテンツおよび上記第1のコンテンツ情報を取得することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 上記第1のコンテンツはTV番組であり、上記第1のコンテンツ情報は該TV番組に関する情報である番組情報であり、
    上記第2のコンテンツは上記番組情報に関連するコンテンツであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 上記第2のユニットは、上記第2のコンテンツを外部から取得する際の条件を設定する条件設定手段をさらに備えており、
    上記第2のコンテンツ取得手段は、設定された上記条件に基づいて上記第2のコンテンツを取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 上記第2のコンテンツ取得手段は、通信ネットワーク、外部記憶装置、および記録メディアの少なくともいずれかを通じて、上記第2のコンテンツを取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 上記コンテンツ再生手段は、合成された上記第1のコンテンツおよび第2のコンテンツをディスプレイに出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  9. 上記第2のコンテンツは少なくとも第2の映像を含んでいることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  10. 上記第2のコンテンツ取得手段は、上記第2のコンテンツとともに上記第2のコンテンツに関する情報である第2のコンテンツ情報を取得し、
    上記第2のユニットは、
    上記第2のコンテンツ情報を上記第1のユニットに送信する、第2のコンテンツ情報送信手段をさらに備え、
    上記第1のユニットは、
    上記第2のユニットから送信された第2のコンテンツ情報を受信する第2のコンテンツ情報受信手段をさらに備え、
    上記コンテンツ合成手段は、上記第1のコンテンツと、上記第2の映像および上記第2のコンテンツ情報の少なくともいずれかとを合成して上記合成コンテンツを生成することを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ再生装置。
  11. 上記第2のコンテンツ情報は、上記第2の映像に関する情報であることを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ再生装置。
  12. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットから着脱可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  13. 上記第2のユニットは、上記第1のユニットの筐体本体に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載のコンテンツ再生装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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