JP2010258816A - 情報転送装置、情報転送方法および情報中継装置 - Google Patents

情報転送装置、情報転送方法および情報中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】符号変換を実施しながらも、符号変換前の符号で伝送した区間で発生したビット誤り数を受信側で正しく測定できるようにする。
【解決手段】ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する第1の符号変換手段(33、34、35)と、第2の伝送符号を伝送する伝送手段(37、41)と、伝送された第2の伝送符号を第1の伝送符号に戻す第2の符号変換手段(43、44、45)とを有し、第1の符号変換手段(33、34、35)は、第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を第2の伝送符号の特定領域に格納し、第2の符号変換手段(43、44、45)は、ビット誤り数に相当する値を用いて、第1の伝送符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報転送装置、情報転送方法および情報中継装置に関する。
現在、IEEE 802.3 Working Groupにおいて、10Gb/sを超えるインタフェース速度のイーサネット(Ethernet:登録商標)規格(IEEE802.3ba 40/100GbE)に関し、2010年中頃を目標に標準化作業が進められている。この標準化作業は、現時点ではドラフト2.0(非特許文献1)まで進捗しており、最終追加機能が完了している。
この標準化規格では、10Gb/sを超えるインタフェースとなることで、並列化を意識したデータ伝送方式(MLD:Multi-Lane Distribution)が取り入れられている。並列伝送となることで、1レーン当たりのデータ速度数を低く抑えることが可能となり、物理的に実現が容易となる。ただし、並列伝送では、伝送路要因(ファイバ中の分散やケーブル長の差など)により、レーン間の伝送遅延にバラツキ(スキュー)が生じる可能性がある。MLDでは、この影響を抑圧する目的で、全レーンに対して周期的にスキュー調整用マーカーを挿入して送信し、受信側ではこのマーカーを用いて伝送遅延のバラツキを修正する仕組みを採用している。また、伝送路の状態(ビット誤り状況)を監視する目的で、このマーカー中にレーンを識別するパターンの他にBIP-8値を送信時に格納し、受信側ではこのBIP-8値を元にしてビット誤り数を認識できるようにしている。
図9は、MLDデータ伝送方式を用いる情報転送装置のレイヤ構成例を示すブロック図である。ここでは、2台のイーサネット端末(Enode)10、20がケーブルで接続されている例を示す。また、図9では、説明を簡単とするために、イーサネット端末10からイーサネット端末20方向の一方向のみを示し、説明に関係のない部分については省略する。
イーサネット端末10は、MAC(Media Access Control)11、PCS(Physical Coding Sublayer)12、PMA(Physical Medium Attachment)サブレイヤ13、PMD(Physical Medium Dependent)サブレイヤ14を有する。イーサネット端末20は、PMDサブレイヤ21、PMAサブレイヤ22、PCS23およびMAC24を有する。
イーサネット端末10内のMAC11は、送信しようとするフレームをPCS12に入力する。PCS12は、符号化およびスクランブル処理を行い、得られた信号を複数のレーンに振分ける。PMAサブレイヤ13は、PCS12により振分けられた信号を、レーン数と物理線(光波長やケーブル)数が一致している場合はそのまま、レーン数と物理線数が一致しない場合はいくつかのレーン毎に、ビット多重する。PMDサブレイヤ14は、PMAサブレイヤ13によりビット多重された信号を、ケーブルに向けて送信する。
イーサネット端末20内のPMDサブレイヤ21は、ケーブルを介して伝送された信号を受信する。PMAサブレイヤ22は、PMDサブレイヤ21の受信した信号を多重分離し、レーン毎の信号に戻す。PCS23は、レーン間のスキューを調整し、イーサネット端末10内のPCS12と逆の処理を行って、得られたフレームをMAC24に出力する。
図10は、図9に示す情報転送装置内のPCS12、23の構成例を示すブロック図である。図9では、イーサネット端末10に関しては送信に関する構成のみ、イーサネット端末20に関しては受信に関する構成のみを示しているが、通常は、イーサネット端末10、20がそれぞれ送信と受信の双方の構成を有する。図10では、ひとつのPCSにPCS12および23の双方の構成を含むものとして説明する。
図10に示すPCSは、送信用(PCS12)として、64B/66Bエンコーダ21、スクランブラ122、ブロック振分け部123およびマーカー挿入部124を有する。また、受信用(PCS23)として、ブロック処理部231、スキュー調整部232、BERモニタ233、マーカー除去・シリアル変換部234、デスクランブラ235および64B/66Bデコーダ236を有する。
64B/66Bエンコーダ21は、標準化規格では「64B/66B Encode」として規定され、入力されたフレームを64B/66Bブロック符号に符号化する。スクランブラ122は、標準化規格では「Scramble」として規定され、64B/66Bブロック符号のヘッダ(2ビット)を除いたペイロード(64ビット)部分に対して、スクランブルを掛ける。ブロック振分け部123は、標準化規格では「Block Distribution」として規定され、スクランブルが掛けられた信号を、64B/66Bブロック単位に、ラウンドロビン方式で複数のレーンに振分ける。マーカー挿入部124は、標準化規格では「Alignment Insertion」として規定され、レーン当たり16384ブロックに1個の固定された周期で、スキュー調整用の66ビットのマーカーを挿入する。
ブロック処理部231は、標準化規格では「Lane Block Sync」として規定され、図9のPMDサブレイヤ21とPMAサブレイヤ22を介して受信した信号を、ブロック単位に処理する。この際、レーン間でスキューが発生していることが多い。スキュー調整部232は、標準化規格では「Alignment Lock Lane Deskew」として規定され、レーン間で発生したスキューを、各レーンに挿入されているマーカーを用いて検知して調整する。BERモニタ233は、標準化規格では「BER Monitor」として規定され、ビット誤り数を検出する。マーカー除去・シリアル変換部234は、標準化規格では「Lane Reorder」および「Alignment Removal」として規定され、スキューが調整された信号を複数レーンより再びシリアルの64B/66Bブロック符号列に戻すとともに、スキュー調整に用いられたマーカーを取り除く。デスクランブラ235は、標準化規格では「Descramble」として規定され、シリアルの64B/66Bブロック符号列信号をデスクランブルする。64B/66Bデコーダ236は、標準化規格では「64B/66B Decode」として規定され、64B/66Bブロック符号のデコードを実施し、得られた信号をMAC24に向けて出力する。
図11は、図10に示すブロック振分け部123によるブロック符号の振り分け、および図10に示すマーカー挿入部124によるマーカーの挿入を説明する図である。ここでは、レーン数をnとする。ブロック振分け部123は、スクランブルが掛けられた信号を、64B/66Bブロック単位に、複数n個のレーンに振分ける。マーカー挿入部124は、レーンごとに、16384ブロックに1個の周期で、マーカーを挿入する。
図12は、スキューの発生を説明する図である。複数のレーンに振分けられてケーブルを介して伝送された信号には、レーン間でスキューが発生する。各レーンに挿入されているマーカーを用いることで、スキューを検知して調整することができる。
図13は、図10に示すマーカー除去・シリアル変換部234の動作を説明する図である。マーカー除去・シリアル変換部234は、スキューが調整された信号からマーカーを取り除くと共に、複数レーンの信号をシリアルの64B/66Bブロック符号列に戻す。
図14は、マーカーの信号構成例を説明する図である。マーカーは、2ビットのヘッダと、64ビットのペイロードで構成される。ヘッダは、1ビット目が「1」、2ビット目が「0」に設定される。64ビットのペイロードは、8ビット(1バイト)単位に区切られ、M0〜M2、BIP3、M4〜M6およびBIP7が格納される。M0〜M2、M4〜M6はレーンの番号を示すパターンであり、M4〜6はM0〜2のビットパターンの極性を逆にしたものである。BIP3とBIP7はビット誤り数の検出に用いるもので、BIP-8値が格納される(詳細は後述する)。BIP7は、M0〜M2に対するM4〜M6と同様に、BIP3のビットパターンの極性を逆にしたものである。
図15は、BIP−8値の算出方法を説明する図であり、図10に示すPCS内のブロック振分け部123により各レーンに振分けられた信号列と、マーカー挿入部124がスキュー調整用マーカー内に挿入するBIP−8値との関係を示す。この図において、個々の64B/66Bブロックを「66B」で表し、これらのブロックのうち、スキュー調整用マーカーを括弧書きのMで表す。また、各ブロック内のヘッダに続くペイロードを8ビット単位に「8B」として示す。さらに、i個目の64B/66Bブロックのj番目のバイトを「(i−j)」とし、各ビットを「B」として示す。また、排他的論理和を○に+で示す。
BIP-8値の算出には、スキュー調整用マーカーの挿入周期である16384ブロックの全ビットを用いる。BIP-8値の算出は、8ビット単位に排他的論理和を求めることにより行う。ただし、ヘッダの2ビットについては、4ビット目と5ビット目として排他的論理和を求める。すなわち、各ブロックのヘッダ(1−ヘッダ)、(2−ヘッダ)、...の2ビットを4ビット目、5ビット目とし、すべてのヘッダ(1−ヘッダ)〜(16384−ヘッダと、16384ブロックのすべてのバイト(1−1)〜(1−8)、(2−1)、...、(16384−8)との排他的論理和を求める。算出したBIP-8値は、次のマーカーのBIP3とBIP7に格納する。
図16は、図10に示すPCS内のBERモニタ233におけるビット誤り数検出を説明する図である。この図においても、図15と同様の表記を用いる。
BERモニタ233では、マーカー挿入部124でBIP-8値を算出したのと同様の方法で、排他的論理和の計算を実施する。ここで、16384個のブロックの全てを排他的論理和した値と、次のマーカーのBIP3(またはBIP7)に格納されている値とで、さらに排他的論理和をとる。この際、16384ブロックのどこか1ビットにビット誤りが存在する場合(例えば、3個目の64B/66Bブロックの5バイト目(3-5)の左から7ビット目がビット誤りとする)、最終的な排他的論理和の値のうち、ビット誤りが検出されたところ(演算結果の7ビット目)だけが「1」となり、他の値は全て「0」となる。この「1」の個数がビット誤りの数となる。
以上の説明からもわかるように、BIP−8によるビット誤り数検出では、16384個のブロックに対して、最大8個のビット誤りを検出できる。BIP−8は十分に高品質な伝送路を対象としており、そのような伝送路に対して状態をモニタするには優れている。
イーサネットは、本来LAN(Local Area Network)技術であり、狭い範囲をカバーする構内ネットワークの構築に用いられてきた。しかし、コンピュータネットワークが進展するにあたり、より広範囲でイーサネットを利用する要求が高まってきている。このため、WAN(Wide Area Network)を介してイーサネット信号を伝送する技術も発展してきている。特に、広帯域の信号を伝送する規格としてOTN(Optical Transport Network)がITU-T G.709(非特許文献2)として標準化されている。
OTNは、そのフレームにエラー訂正符号を用いているため、長距離伝送においても非常に高品質な伝送路を提供可能となっている。イーサネット信号もOTNを用いることで長距離を伝送することができると期待されており、新しく標準化が進むIEEE 802.3ba 40/100GbE信号も、OTNにより広範囲に広がるネットワークで使用されると考えられる。ただし、40Gb/sクラスのOTN規格であるOTU(Optical-channel Transport Unit)3/ODU(Optical-channel Data Unit)3/OPU3のペイロードレートは、40GbEのビットレートよりもわずかに低く、そのままでは伝送することができない。そこで、ITU-Tにおいて、40GbE信号の伝送符号(64B/66Bブロック符号)を、512B/513Bブロック符号、さらには冗長度を持たせた1024B/1027Bブロック符号に符号変換することで、ビットレートを抑圧し、OTU3/ODU3/OPU3で伝送できるように、標準化が進められている(非特許文献3)。
図17は、64B/66Bブロック符号から512B/513Bブロック符号への符号変換を説明する図である。図17において、(a)は、64B/66Bブロック符号列を示す。(b)は、各ブロックからヘッダを除いた信号を示す。(c)は、制御ブロックタイプ値の変換と並べ替え処理実施後の信号を示す。(d)は、制御データを含む場合の512B/513Bブロック符号を示す。(e)は、符号変換時の制御ブロックタイプ値の構成を示す。
この符号変換は、8個の64B/66Bブロック単位に実施する。図17(a)に示す各64B/66Bブロックから、ヘッダ(2ビット)を外して、図17(b)に示すような64ビットのペイロードにする。この例では、4個目と5個目のブロック(それぞれ、ペイロードP3とP4を含むブロック)が制御信号を含むものであり、他のブロック(ペイロードP0、P1、P2、P5、P6、P7を含むブロック)は、データ信号を含むものとしている。8個のブロックに制御信号が含まれる場合には、図17(c)に示すように、制御信号のタイプ値の書き換えと、ブロックの並び替えとを行う。
64B/66Bブロック符号では、64ビットのうち8ビット(1バイト)に、タイプ値が格納されている。たとえば40GbEでは、制御信号が11種類あり、タイプ値として、制御信号間でハミング距離が4以上となるものが与えられている(非特許文献1)。ここで、スキュー調整用マーカーも制御信号と同じヘッダ値「10」であり、符号変換では制御信号として扱われる(マーカーも含めると制御信号の種類は12となる)。符号変換においては、図17(e)に示すように、8ビットのタイプ値を4ビットのタイプ値「CB TYPE」に置き換える。残り4ビットのうちの3ビットは、並び換えを行う前のブロックの位置「POS」を格納するために用いる。さらに、残り1ビットは、そのペイロードが制御信号の最後の位置にあるか否かを示す「FC」として用いられる。
図17に示す例では、ペイロードP3を含むブロックと、ペイロードP4を含むブロックとが、制御ブロックであるとしている。これらの制御ブロックについては、図17(c)に示すように、ペイロードP3’、P4’として先頭に並べる。ペイロードP3、P4の並び替え前の位置はそれぞれ4番目と5番目であり、これらの値を図17(e)に示すPOSに格納する。さらに、ペイロードP4が最後の制御信号となるので、末尾を示す「1」を図17(e)に示すFCに格納する。ペイロードP3については、「0」をFCに格納する。その他のデータ信号のペイロードP0、P1、P2、P5、P6、P7は、互いの前後関係を保ったまま、図17(d)に示すように、ペイロードP4’の後に並べる。タイプ値の書き換えと並び替えが行われたものにヘッダ(1ビット)を付加することで、図17(d)に示すように、512B/513Bブロック化が完了する。この際、制御信号を含むものはヘッダが「1」、含まないものが「0」となる。
なお、スキュー調整用マーカーに関し、符号変換時に「CB TYPE」領域に書き込まれる値については、標準規格として合意がなされている(非特許文献3)。しかし、BIP-8値とレーン番号を表すビットパターンについては、「CB TYPE」、「POS」および「FC」以外の領域にどのように格納するか等について、現時点では何も決定されていない。
図18は、512B/513Bブロック符号から1024B/1027Bブロック符号への冗長化による符号変換を説明する図である。この符号変換は、2個の512B/513Bブロック単位に実施する。2個の512B/513Bブロックの1ビットのヘッダを各ブロックから切り離し、1ビットのパリティビットと共に、3ビットのヘッダとして再構成する。パリティビットの極性(「1」または「0」)は、512B/513Bブロックの構成によって決まる。
図19は、512B/513Bブロック符号から1024B/1027Bブロック符号への符号変換におけるパリティビットの極性を説明する図である。図19において、(a)は2個の512B/513Bブロックが共にデータである場合を示す。(b)は、2個の512B/513Bブロックがデータと制御信号である場合を示す。(c)は、2個の512B/513Bブロックが制御信号とデータである場合を示す。(d)は、2個の512B/513Bブロックが共に制御信号である場合を示す。
512B/513Bブロックがデータである場合には、そのヘッダは「0」である。一方、512B/513Bブロックが制御信号である場合には、そのヘッダは「1」である。したがって、2つの512B/513Bブロックが、共にデータであるか制御信号である場合に、パリティビットは「1」となり、それ以外の場合は「0」となる。このようにして得られる3ビットヘッダと、512B/513Bブロックのヘッダを除いた2個の512Bを合わせて、1024B/1027Bブロックを構成する。
http://www.ieee802.org/3/ba/private/P8023ba-D20Pre.pdf ITU-T G.709 ITU-T G.709 Annex B/ Appendix VII
64B/66Bブロック符号を512B/513Bブロック符号や1024B/1027Bブロック符号に変換する際に、64B/66Bブロック符号信号中にビット誤りを検出すると、ブロック単位に、エラーブロックに置き換える処理が行われる。この処理により、イーサネットMACフレームレベルでの致命的な信号処理誤りを、未然に防ぐことができる。しかしながら、ビット誤りを検出した際にエラーブロックに置き換える処理が入ることにより、伝送のために符号変換を行った場合に、BIP-8を用いた受信端側で、ビット誤り数測定機能が正しく動作しない可能性がある。
本発明は、このような課題を解決し、符号変換を実施しながらも、符号変換前の符号で伝送した区間で発生したビット誤り数を受信側で正しく測定できる情報転送装置、情報転送方法および情報中継装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によると、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する第1の符号変換手段と、第2の伝送符号を伝送する伝送手段と、伝送された第2の伝送符号を第1の伝送符号に戻す第2の符号変換手段とを有し、第1の符号変換手段は、第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を第2の伝送符号の特定領域に格納し、第2の符号変換手段は、ビット誤り数に相当する値を用いて、第1の伝送符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化することを特徴とする情報転送装置が提供される。
本発明の第2の観点によると、送信側では、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に符号変換し、受信側では、第2の伝送符号を第1の伝送符号に戻して伝送する情報転送方法において、送信側では、第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を第2の伝送符号の特定領域に格納し、受信側では、ビット誤り数に相当する値を用いて、第1の伝送符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化することを特徴とする情報転送方法が提供される。
本発明の第3の観点によると、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する符号変換手段を有し、この符号変換手段は、第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を第2の伝送符号の特定領域に格納することを特徴とする情報中継装置が提供される。
本発明の第4の観点によると、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号が符号変換された第2の伝送符号を受信して第1の伝送符号に戻す符号変換手段を有し、第2の伝送符号は、符号変換前に第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値が特定領域に格納された符号であり、符号変換手段は、ビット誤り数に相当する値を用いて、第1の伝送符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化することを特徴とする情報中継装置が提供される。
ビット誤り率を特定できる領域に格納する値を適正化して受信側に届けることで、受信側で、第1の伝送符号で伝送した区間で発生したビット誤り数を、符号変換の影響を受けずに測定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る情報転送装置のブロック構成図である。 図1に示す情報転送装置中のOTN中継装置の動作の一例の概略を示すフローチャートである。 図1に示す情報転送装置中のOTN中継装置の動作の別の例の概略を示すフローチャートである。 512B/513Bブロック符号化された信号中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納されるビット誤り情報ECの算出を説明する図である。 BIP-8値の適正化の例を説明する図である。 BIP-8値の適正化の別の例を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る情報転送装置のブロック構成図である。 符号変換されたスキュー調整用マーカーの構成例を示す図である。 MLDデータ伝送方式を用いる情報転送装置のレイヤ構成例を示すブロック図である。 図9に示す情報転送装置内のPCSの構成例を示すブロック図である。 図10に示すPCS内のブロック振分け部によるブロック符号の振り分け、および図10に示すPCS内のマーカー挿入部によるマーカーの挿入を説明する図である。 スキューの発生を説明する図である。 図10に示すPCS内のマーカー除去・シリアル変換部の動作を説明する図である。 マーカーの信号構成例を説明する図である。 BIP−8値の算出方法を説明する図であり、図10に示すPCS内のブロック振分け部により各レーンに振分けられた信号列と、図10に示すPCS内のマーカー挿入部がスキュー調整用マーカー内に挿入するBIP−8値との関係を示す。 図10に示すPCS内のBERモニタにおけるビット誤り数検出を説明する図である。 64B/66Bブロック符号から512B/513Bブロック符号への符号変換を説明する図であり、(a)は64B/66Bブロック符号列、(b)は各ブロックからヘッダを除いた信号、(c)は制御ブロックタイプ値の変換と並べ替え処理実施後の信号、(d)は制御データを含む場合の512B/513Bブロック符号、(e)は符号変換時の制御ブロックタイプ値の構成をそれぞれ示す。 512B/513Bブロック符号から1024B/1027Bブロック符号への冗長化による符号変換を説明する図である。 512B/513Bブロック符号から1024B/1027Bブロック符号への符号変換におけるパリティビットの極性を説明する図であり、(a)は2個の512B/513Bブロックが共にデータである場合、(b)は2個の512B/513Bブロックがデータと制御信号である場合、(c)は2個の512B/513Bブロックが制御信号とデータである場合、(d)は2個の512B/513Bブロックが共に制御信号である場合をそれぞれ示す。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る情報転送装置のブロック構成図である。この情報転送装置は、ここでは、2台のイーサネット端末(Enode)10、20が、2台のOTN中継装置(Onode)30、40を介して接続されている状態を示す。イーサネット端末10とOTN中継装置30との間、およびOTN中継装置40とイーサネット端末20との間は、それぞれ、64B/66Bブロック符号を用いて、MLDによる並列伝送方式で40GbE信号を伝送する。また、OTN中継装置30、40間は、イーサネット端末10からの信号を512B/513Bブロック符号に変換し、さらには1024B/1027Bブロック符号に符号変換して、OTU3/ODU3/OPU3で伝送する。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、イーサネット端末10からイーサネット端末20方向の1方向のみを示し、説明に関係のない部分については省略する。また、イーサネット端末10、20の構成および動作は、OTN中継装置30、40を経由して接続されることを除けば、図9から図19を参照して説明したものと同等である。
ここで、図1に示す情報転送装置の詳細について説明する前に、OTN中継装置30、40の動作の概略について、図2および図3を参照して説明する。
図2は、図1に示す情報転送装置中のOTN中継装置30、40の動作の一例の概略を示すフローチャートである。
OTN中継装置30は、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号としての64B/66Bブロック符号をイーサネット端末10から受信する(ステップS1)。次に、OTN中継装置30は、64B/66Bブロック符号から、ビット誤り数に相当する値を抽出する(ステップS2)。続いて、OTN中継装置30は、64B/66Bブロック符号を512B/513Bブロック符号に変換し、64B/66Bブロック符号から抽出されたビット誤り数に相当する値を、512B/513Bブロック符号の特定領域に格納する(ステップS3)。この特定領域としては、64B/66Bブロック符号の特定ブロックを符号変換してできたブロック内の領域を用いる。OTN中継装置30はさらに、512B/513Bブロック符号を1024B/1027Bブロック符号に符号変換して(ステップS4)、OTN中継装置40に伝送する(ステップS5)。
OTN中継装置40は、1024B/1027Bブロック符号を受信して、512B/513Bブロック符号に符号変換する(ステップS6)。続いてOTN中継装置40は、512B/513Bブロック符号を64B/66Bブロック符号に変換し、512B/513Bブロック符号の特定領域に格納されたビット誤り数に相当する値を用いて、64B/66Bブロック符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する(ステップS7)。そして、OTN中継装置40は、得られた64B/66Bブロック符号をイーサネット端末20に伝送する(ステップS8)。
図3は、図1に示す情報転送装置中のOTN中継装置30、40の動作の別の例の概略を示すフローチャートである。
OTN中継装置30は、64B/66Bブロック符号を受信する(ステップS1)と、その64B/66Bブロック符号から、ビット誤り数を特定できる領域の値としてBIP3およびBIP7の少なくとも一方と、ビット誤り数に相当する値とを抽出する(ステップS11)。続いて、OTN中継装置30は、64B/66Bブロック符号を512B/513Bブロック符号に変換し、BIP3およびBIP7の少なくとも一方と、64B/66Bブロック符号から抽出されたビット誤り数に相当する値とを、512B/513Bブロック符号の特定領域に格納する(ステップS12)。この特定領域としては、64B/66Bブロック符号の特定ブロックを符号変換してできたブロック内の領域を用いる。OTN中継装置30はさらに、512B/513Bブロック符号を1024B/1027Bブロック符号に符号変換して(ステップS4)、OTN中継装置40に伝送する(ステップS5)。
OTN中継装置40は、1024B/1027Bブロック符号を受信して、512B/513Bブロック符号に符号変換する(ステップS6)。続いてOTN中継装置40は、512B/513Bブロック符号を64B/66Bブロック符号に変換する(ステップS13)。このとき、ビット誤りがなければ、BIP3およびBIP7をそのまま(OTN中継装置30から伝送されたものがBIP3またはBIP7の一方だけの場合は、そのビットパターンの極性を逆にして他方とし)、64B/66Bブロック符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する。64B/66Bブロック符号の伝送区間でビット誤りが生じている場合には、512B/513Bブロック符号の特定領域に格納されたビット誤り数に相当する値を用いて、64B/66Bブロック符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する。1024B/1027Bブロック符号の伝送区間(512B/513Bブロック符号の伝送区間を含む)でビット誤りが発生した場合には、ビット誤り数に相当する値の代わりに特定の値を用いて、64B/66Bブロック符号のビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する。そして、OTN中継装置40は、得られた64B/66Bブロック符号をイーサネット端末20に伝送する(ステップS8)。
再び図1を参照して、情報転送装置の詳細な構成およびその動作について説明する。
OTN中継装置30は、イーサネット端末20のものと同等のPMDサブレイヤ31およびPMAサブレイヤ32を有する。OTN中継装置30はまた、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号としての64B/66Bブロック符号を、第2の伝送符号である512B/513Bブロック符号、さらには1024B/1027Bブロック符号に符号変換する第1の符号変換手段として、PCS33、512B/513Bエンコーダ34および1024B/1027Bエンコーダ35を有する。PCS33は基本的には、図9および図10を参照して説明したものと実質的に同等の構成を有する。OTN中継装置30はさらに、スクランブラ36と、1024B/1027Bブロック符号を伝送する伝送手段としてのOTNの一部を構成するサーバレイヤ37とを有する。
OTN中継装置40は、サーバレイヤ37との間で伝送手段としてのOTNを構成するサーバレイヤ41を有し、デスクランブラ42を有する。OTN中継装置40はまた、伝送された1024B/1027Bブロック符号を64B/66Bブロック符号に戻す第2の符号変換手段として、1024B/1027Bデコーダ43、512B/513Bデコーダ44およびPCS45を有する。PCS45は、基本的には、図9および図10を参照して説明したものと実質的に同等の構成を有する。OTN中継装置30はさらに、イーサネット端末10のものと同等のPMAサブレイヤ46およびPMDサブレイヤ47を有する。
イーサネット端末10では、図9を参照して説明したように、PCS12において、各レーン毎にBIP-8値を算出する。PCS12はさらに、スキュー調整用マーカーのBIP3およびBIP7に、BIP-8値を格納する。スキュー調整用マーカーが挿入された64B/66Bブロック符号列は、イーサネット端末10内のPMAサブレイヤ13およびPMDサブレイヤ14を介して、OTN中継装置30に送信される。
OTN中継装置30では、イーサネット端末10からの信号をPMDサブレイヤ31およびPMAサブレイヤ32により受信し、PCS33で処理する。PCS33は、MLD機能により、スキュー調整ならびにシリアルの64B/66Bブロック列化する処理を行う。PCS33はまた、64B/66Bブロック符号のビット誤り状態を検出する。512B/513Bエンコーダ34は、PCS33の出力を512B/513Bブロック符号化する。すなわち、PCS33と512B/513Bエンコーダ34とにより、図17に示すような、64B/66Bブロック符号から512B/513Bブロック符号ヘの符号変換が行われる。この符号変換において、512B/513Bエンコーダ34は、PCS33の検出したビット誤り状態をビット誤り情報ECとして、512B/513Bブロック符号化された信号の中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納する。
OTN中継装置30内の1024B/1027Bエンコーダ35は、512B/513Bエンコーダ34の符号変換により得られる512B/513Bブロック符号を、図18に示す符号変換に従って、1024B/1027B符号に変換する。スクランブラ36は、1024B/1027Bブロック符号をスクランブル処理する。サーバレイヤ37は、スクランブル処理された1024B/1027Bブロック符号をOTU3/ODU3/OPU3にマッピングし、OTN中継装置40に向けて送信する。
OTN中継装置40内のサーバレイヤ41は、OTN中継装置30からのOUT3/ODU3/OPU3を受信し、1024B/1027Bブロック符号にデマッピングする。デスクランブラ42は、スクランブラ36と逆の処理を行う。1024B/1027Bデコーダ43は、1024B/1027Bブロック符号を512B/513Bブロック符号に変換する。512B/513Bデコーダ44は、512B/513Bブロック符号を復号化する。PCS45は、64B/66Bブロック符号化を含む処理を行う。この処理において、PCS45は、OTN中継装置30、40間で伝送されたビット誤り情報ECを用いてBIP-8値の適正化を実施し、適正化された値をスキュー調整用マーカーのBIP3およびBIP7に格納する。PCS45の出力する64B/66Bブロック符号は、PMAサブレイヤ46およびPMDサブレイヤ47を介して、イーサネット端末20に向けて伝送される。
図4は、512B/513Bブロック符号化された信号中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納されるビット誤り情報ECの算出を説明する図である。OTN中継装置30内のPCS33は、図16を参照して説明した方法と同様にして、ビット誤り状態(Bit Error Result)を検出する。ここで、ビット誤りがない場合はビット誤り状態は「00000000」となり、1ビットの誤りがあった場合は、ビット誤り状態のひとつのビットが「1」となる(たとえば「00100000」)。検出されたビット誤り状態をビット誤り情報ECとして、512B/513Bブロック符号化された信号の中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納する。ビット誤り状態を直接にビット誤り情報ECとするのではなく、ビット誤り状態(数)と一意に結びつけられたパターンに変換したものをビット誤り情報ECとしてもよい。
図5は、BIP-8値の適正化の例を説明する図である。この適性化は、図2にステップS2として示した処理である。この処理では、まず、BIP-8値を、図15を参照して説明したと同様の処理により算出する。この算出したBIP−8値と、ビット誤り情報ECから復元したBIP−8値(「ビット誤り情報EC」=「ビット誤り状態」の場合にはビット誤り情報ECそのもの)とを排他的論理和処理し、BIP−8値を再計算する。これにより、BIP-8値が適正化される。イーサネット端末20では、OTN中継装置40から受信した信号について、図16を参照して説明したビット誤り数検出によって、ビット誤り数を把握することができる。
図6は、BIP-8値の適正化の別の例を説明する図である。この適性化は、図3にステップS11、ステップS12およびステップS13として示した処理である。この処理では、OTN中継装置30内のPCS33において、変換しようとする64B/66Bブロック符号のスキュー調整用マーカーに格納されているBIP3およびBIP7の少なくとも一方を、ビット誤り情報ECと共に、512B/513Bブロック符号化された信号の中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納する。そして、OTN中継装置40内のPCS45では、64B/66Bブロック符号にビット誤りがなく(ビット誤り状態が「00000000」)、512B/513Bブロック符号および1024B/1027Bブロック符号にもビット誤りがない場合には、512B/513Bブロック符号化された信号の中のスキュー調整用マーカーの特定領域に格納されたBIP3、BIP7をそのまま、64B/66Bブロック符号のスキュー調整用マーカーに格納する。64B/66Bブロック符号にビット誤りがある(ビット誤り状態のいずれか1以上のビットが「1」)場合には、図15に示した例と同様にして、BIP-8値を適正化する。
512B/513Bブロック符号および1024B/1027Bブロック符号の段階でビット誤りが発生した場合には、ビット誤りの発生そのものは検出されるが、そのビット位置や数を正確に求めることは難しい。そこで、その場合には、ビット誤り情報ECから復元したBIP−8値(「ビット誤り情報EC」=「ビット誤り状態」の場合にはビット誤り情報ECそのもの)の代わりに、特定の値(トランスコード・ビット誤り情報TEC)を用いて、BIP-8値との排他的論理和を求める。トランスコード・ビット誤り情報TECとしては、たとえば全ビット「1」を用いる。
このように、ビット誤りがない場合にはBIP3、BIP7をそのまま伝送し、64B/66Bブロック符号で伝送した区間で発生したビット誤り数については、BIP−8値を適正化して伝送することで、発生したビット誤り数を受信側で正しく測定することができる。また、トランスコード・ビット誤り情報TECとBIP-8値との排他的論理和を用いることで、符号変換して伝送した区間で生じたビット誤りに関する情報を受信側で知ることができ、全伝送区間のビット誤り状態を把握することができる。
[第2の実施の形態]
図7は本発明の第2の実施の形態に係る情報転送装置のブロック構成図である。この情報転送装置は、2台のイーサネット端末10、20の間で、64B/66Bブロック符号を1024B/1027Bブロック符号に変換して伝送し、再び64B/66Bブロック符号に戻すことを繰り返すものである。すなわち、図1に示すOTN中継装置30、40と同等のOTN中継装置30−1、40−1およびOTN中継装置30−2、40−2が、縦続に接続される。イーサネット端末10、20間に2台を超えるOTN中継装置がある場合でも、上述の処理を繰り返すことで、イーサネット端末20において、64B/66Bブロック符号で伝送した区間のビット誤り数を正しく把握できる。また、図6に示すBIP-8値の適正化を利用することで、64B/66Bブロック符号で伝送した区間だけでなく、符号変換して伝送した区間で生じたビット誤りまで含めた総合的な伝送路のビット誤り状態まで把握できる。
[スキュー調整用マーカー構成]
図8は、符号変換されたスキュー調整用マーカーの構成例(a)〜(h)を示す図である。図9(a)〜(d)は、64B/66Bブロック符号のビット誤り数を特定できる領域を含むブロック内のビット誤り数を特定できる領域以外の少なくとも一部の情報を、512B/513Bブロック符号のビット誤り情報ECが格納される特定領域が存在するブロックに格納する例を示す。図8(e)は、64B/66Bブロック符号のスキュー調整用マーカーに格納されているBIP3およびBIP7を、ビット誤り情報ECと共に格納する例を示す。図8(f)〜(h)は、64B/66Bブロック符号に生じているビット誤り数に相当する値を512B/513Bブロック符号の複数の特定領域に格納する例を示す。図8の構成例において、M0〜M7は、非特許文献1で規定されたレーン番号に相当する8ビットパターンを表す。Lane#は、レーン番号、またはその番号に相当するビットパターンを表す。ヘッダの2ビット「10」、ならびにTYPE(図17(f)に示すFC、POS、CB TYPE)は、非特許文献3で規定されている。ここでは、ヘッダおよびTYPE以外の7バイト、すなわちビット位置10〜65について説明する。
図8(a)は、スキュー調整用マーカーを、6個のLane#と1個のビット誤り情報ECとにより構成する例を示す。ビット誤り情報ECの位置は、「TYPE」以降の4番目のバイト(ビット位置で34〜41)となっているが、送受信間で一致が取れている限り、他の位置でも問題ない。
図8(b)は、スキュー調整用マーカーを、BIP3とBIP7を除くスキュー調整用マーカーのすべてのパターンと、1個のビット誤り情報ECとにより構成する例を示す。ビット誤り情報ECの位置は、「TYPE」以降の1番目のバイト(ビット位置で10〜17)となっているが、送受信間で一致が取れている限り、他の位置でも問題ない。
図8(c)は、スキュー調整用マーカーを、BIP3とBIP7ならびにM0〜M2のビットパターンの極性を逆にしたM4〜M6を除いたパターンと、1つのビット誤り情報ECと、3バイト分の他用途向け領域(Reserved)とにより構成する例を示す。ビット誤り情報EC、M0〜M2、そしてReservedの位置については、送受信間で一致が取れていれば、これ以外の配置でもよい。また、M0〜M2の代わりに、M4〜M6としてもよい。
図8(d)は、図8(c)のReservedの領域をDCC(Data Communication Channel)として用いた例を示す。ビット誤り情報EC、M0〜M2、そしてReservedの位置については、送受信間で一致が取れていれば、これ以外の配置でもよい。また、M0〜M2の代わりに、M4〜M6としても良い。
図8(e)は、Lane#を8ビットではなく(n−9)ビットのパターンとし、ビット誤り情報ECに加え、64B/66Bブロック符号のスキュー調整用マーカーに格納されていたBIP3およびBIP7を格納した例を示す。また、図8(e)には、n=12とし、レーンの並列数が4以下であるとしてレーン番号を2ビットで表し、さらに1ビットの冗長ビットpを加えた例を併記する。Lane#、EC、BIP3、BIP7、Reservedの各領域のマーカー中の位置は、必要な情報を満たす限り、図8(e)の配置に限定されるものではない。Lane#については、MLDでの並列数分を示せるビット長あれば十分であり、図8(e)に併記するように、冗長ビットを加えてもよい。
図8(f)は、3つのLane#、3つのビット誤り情報EC、そして1つの他用途向け領域により構成する例を示す。Lane#とビット誤り情報ECをそれぞれ3つとすることで、ともに各領域におけるビット誤りに対する冗長度が確保できる。たとえば3つのビット誤り情報のうちの1つにビット誤りが生じた場合、3つのECで多数決判決を行えば、正しい値を識別可能となる。これは、Lane#についても同様である。また、Lane#、ビット誤り情報EC、Reservedの位置は、送受信間で一致が取れている限り、これ以外の配置でもよい。
図8(g)は、図8(f)のReservedの領域をDCCとして用いた例を示す。Lane#、ビット誤り情報EC、Reservedの位置は、送受信間で一致が取れている限り、これ以外の配置でもよい。
図8(h)は、図8(f)のLane#の代わりにM0〜M2を格納した例を示す。M0〜M2、ビット誤り情報EC、Reservedの位置は、送受信間で一致が取れている限り、これ以外の配置でもよい。また、M0〜M2の代わりにM4〜M6としてもよい。
[実施の形態による効果]
以上説明した本発明の実施の形態によれば、64/66ブロック符号で伝送した区間で発生したビット誤り数、または、64/66ブロック符号とその符号変換したブロック符号で伝送した全区間で発生したビット誤りを、受信側で、符号変換の影響を受けずに測定することができる。これにより、伝送品質保証などに役立てることなどが可能となる。
[他の実施の形態]
以上の説明では1方向の伝送についてのみ説明したが、イーサネット端末10、20およびOTN中継装置30、40をそれぞれ双方向伝送構成とすることもできる。OTN中継装置30、40の中継数についても、図7に示すものよりさらに増やすこともできる。
以上、本発明の実施の形態に係る情報転送装置、情報転送方法および情報中継装置について説明したが、本発明は、要旨を変更しない限り種々変更実施できる。たとえば、伝送符号として、ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する伝送符号と、この伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を特定領域に格納することができる伝送符号との組み合わせであれば、64B/66B符号と512B/513B符号または1024B/1025B符号との組み合わせ以外のものを用いることもできる。また、サーバーレイヤ37、41の例としてOTNを示したが、他の転送速度や他の伝送方式であってもよい。
10、20 イーサネット端末
30、30−1、30−2、40、40−1、40−2 OTN中継装置
11、24 MAC
12、23、PCS
13、22 PMAサブレイヤ
14、21 PMDサブレイヤ
33 PCS(第1の符号変換手段の一部)
34 512B/513Bエンコーダ(第1の符号変換手段の一部)
35 1024B/1025Bエンコーダ(第1の符号変換手段の一部)
36、122 スクランブラ
37、41 サーバレイヤ(伝送手段)
42、235 デスクランブラ
43 1024B/1025Bデコーダ(第2の符号変換手段の一部)
44 512B/513Bデコーダ(第2の符号変換手段の一部)
45 PCS(第2の符号変換手段の一部)
121 64B/66Bエンコーダ
123 ブロック振分け部
124 マーカー挿入部
231 ブロック処理部
232 スキュー調整部
233 BERモニタ
234 マーカー除去・シリアル変換部
236 64B/66Bデコーダ

Claims (15)

  1. ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する第1の符号変換手段と、
    上記第2の伝送符号を伝送する伝送手段と、
    伝送された上記第2の伝送符号を上記第1の伝送符号に戻す第2の符号変換手段と
    を有し、
    上記第1の符号変換手段は、上記第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を上記第2の伝送符号の特定領域に格納し、
    上記第2の符号変換手段は、上記ビット誤り数に相当する値を用いて、上記第1の伝送符号の上記ビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する
    ことを特徴とする情報転送装置。
  2. 請求項1記載の情報転送装置において、
    前記第1の符号変換手段は、変換しようとする前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域の値を、前記ビット誤り数に相当する値と共に前記第2の伝送符号の前記特定領域に格納し、
    前記第2の符号変換手段は、前記第1の伝送符号にも前記第2の伝送符号にもビット誤りがない場合には、前記特定領域に格納されている前記ビット誤り数を特定できる領域の値をそのまま、前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域に格納する
    ことを特徴とする情報転送装置。
  3. 請求項1または2記載の情報転送装置において、前記第2の符号変換手段は、前記伝送手段においてビット誤りが発生した場合には、前記ビット誤り数に相当する値の代わりに特定の値を用いて、前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化することを特徴とする情報転送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第2の伝送符号の前記特定領域は、前記第1の伝送符号の前記特定ブロックを符号変換してできたブロック内の領域であることを特徴とするビット誤り情報転送装置。
  5. 請求項4記載の情報転送装置において、前記第1の符号変手段は、前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域を含むブロック内の前記ビット誤り数を特定できる領域以外の少なくとも一部の情報を、前記第2の伝送符号の前記特定領域が存在するブロックに格納することを特徴とする情報転送装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第1の符号変換手段は、前記第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を前記第2の伝送符号の複数の特定領域に格納することを特徴とする情報転送装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第1の伝送符号は、64B/66Bブロック符号であり、前記特定ブロックは、MLD(Multi-Lane Distribution)におけるスキュー調整用のマーカーであることを特徴とする情報転送装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第2の伝送符号は、512B/513Bブロック符号であることを特徴とする情報転送装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第2の伝送符号は、512B/513Bブロックを冗長化したブロック符号であることを特徴とする情報転送装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項記載の情報転送装置において、前記第1の符号変換手段、前記伝送手段および前記第2の符号変換手段を複数縦続して有することを特徴とする情報転送装置。
  11. ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する第1の符号変換を行い、
    上記第2の伝送符号を伝送し、
    伝送された上記第2の伝送符号を上記第1の伝送符号に戻す第2の符合変換を行う
    情報転送方法において、
    上記第1の符号変換では、上記第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を上記第2の伝送符号の特定領域に格納し、
    上記第2の符号変換では、上記ビット誤り数に相当する値を用いて、上記第1の伝送符号の上記ビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する
    ことを特徴とする情報転送方法。
  12. 請求項11記載の情報転送方法において、
    前記第1の符号変換では、変換しようとする前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域の値を、前記ビット誤り数に相当する値と共に前記第2の伝送符号の前記特定領域に格納し、
    前記第2の符号変換では、前記第1の伝送符号にも前記第2の伝送符号にもビット誤りがない場合には、前記特定領域に格納されている前記ビット誤り数を特定できる領域の値をそのまま、前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域に格納する
    ことを特徴とする情報転送方法。
  13. 請求項11または12記載の情報転送方法において、前記第2の符号変換では、前記第2の伝送符号を伝送している間にビット誤りが発生した場合には、前記ビット誤り数に相当する値の代わりに特定の値を用いて、前記第1の伝送符号の前記ビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化することを特徴とする情報転送方法。
  14. ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号を第2の伝送符号に変換する符号変換手段を有し、
    この符号変換手段は、上記第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値を上記第2の伝送符号の特定領域に格納する
    ことを特徴とする情報中継装置。
  15. ビット誤り数を特定できる領域が存在する特定ブロックを有する第1の伝送符号が符号変換された第2の伝送符号を受信して上記第1の伝送符号に戻す符号変換手段を有し、
    上記第2の伝送符号は、符号変換前に上記第1の伝送符号に生じているビット誤り数に相当する値が特定領域に格納された符号であり、
    上記符号変換手段は、上記ビット誤り数に相当する値を用いて、上記第1の伝送符号の上記ビット誤り数を特定できる領域に格納する値を適正化する
    ことを特徴とする情報中継装置。
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