JP5956378B2 - 誤り率推定方法、及び誤り率推定装置 - Google Patents

誤り率推定方法、及び誤り率推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、光通信システムにおける誤り率推定方法、及び誤り率推定装置に関する。
現在、広域な光転送網として非特許文献1に記載されたOTN(Optical Transport Network)が広く用いられようとしている。図4は、OTNにて使用されるフレーム構造を示す図である。同図に示すように、フレームは、4行×4080列で表すことができ、1行目の1列目から4080列目のデータ、2行目の1列目から4080列目のデータ(4081番目から8160番目のデータ)、3行目の1列目から4080列目のデータ(8161番目から12240番目のデータ)、4行目の1列目から4080列目のデータ(12241番目のデータから16320番目のデータ)という順序で送信される。
光通信システムにおいて送信されるクライアントのデータは、17列目から3824列目までのOPU(Optical channel Payload Unit)にマッピングされる。フレームの15列目から16列目にはOPU−OH(Optical channel Payload Unit Overhead)が挿入される。OPU−OHには、クライアント信号のマッピングとデマッピングとに必要な情報が格納される。2行目から4行目までの1列目から14列目には、ODU−OH(Optical channel Data Unit Overhead)が挿入される。ODU−OHには、光伝達パスの管理運用情報が格納される。
1行目の1列目から7列目までには、フレーム同期に必要なFAS(Frame Alignment Signal)情報、及びマルチフレーム同期に必要なMFAS(Multi-Frame Alignment Signal)情報が格納される。MFASは256マルチフレームで情報のやり取りを行う際に用いられる。1行目の8列目から14列目には、光セクションの監視運用情報を格納するOTU−OH(Optical channel Transport Unit Overhead)が挿入される。各行の3825列目から4080列目までには、誤り訂正FEC(Forward Error Correction)のチェックバイトが挿入される。
図5及び図6は、OTU−OHとODU−OHとの構造を示す図である。図5に示すように、1行目の8列目から14列目のOTU−OHにおいて、8列目から10列目にSM(Section Monitoring)バイトが配置されている。SM−OHの1バイト目には、TTI(Trail Trace Identifier)が設定されている。TTIはセクショントレースの監視を行うためのものである。TTIは、セクションの始点を示すSAPI(Source Access Point Identifier)と、セクションの終点を示すDAPI(Destination Access Point Identifier)とを含む情報である。
SM−OHの2バイト目にはBIP−8(Bit Interleaved Parity-level 8)が配置されている。図7は、BIP−8が配置されている位置とBIP−8に対応するOPUデータとを示す図である。同図に示すように、送信側において2フレーム前のOPUデータについての8ビットのパリティ(BIP−8)が算出され、算出されたパリティがBIP−8に挿入される。受信側において、OPUデータから算出したBIP−8と、SM−OHに挿入されているBIP−8とを比較し、セクション監視区間において発生したエラーを検出する。ODU−OH内のTCM(Tandem Connection Monitoring)バイト及びPM(Path Monitoring)バイトも、SM−OHと同様にトレース監視バイト、BIP−8バイト、及びパスの状態を表示、転送するためのバイトが定義されている。OTNフレームにおける各OH(Overhead)情報を用いて光通信ネットワークの管理、運用が行われる。
伝送速度の高速化に伴い40Gbps、100Gbpsクラスの光伝送についてはシリアルフレームをパラレルレーンに分割し伝送する方式が標準化されている。これをマルチレーン分割と呼ぶ。OTNの場合はOTN−MLD(Multi-Lane Distribution)と呼ばれる。100GbpsのOTU4フレームについては20の論理レーンに分割し、20論理レーンを基準としたフレーム方式が標準化されている。この方式について図8及び図9を参照して説明する。図8は、16バイトごとに分割されたOTU4フレームを示す図である。図9は、OTL4.20フレームの構造を示す図である。
この方式では、OTU4フレームの各データを16バイトごとに分け、16バイトを1つの固まりであるとして取り扱う。OTU4フレームを構成する各16バイトの固まりを、図9に示すように20論理レーンに順番にマッピングする。このとき、1フレーム分のマッピングが終了した後は、マッピングを開始するスタートレーンを1レーン分シフトして、各16バイトの固まりを順番にマッピングする。
一般には、100Gbpsの信号を扱う光モジュールとのインタフェースには、10Gbps又は25Gbpsの電気信号をパラレル化したしたものが用いられる。この場合、20論理レーンの信号をビットごとにビット多重化を行い、10Gbps電気信号の場合は5Gbps×20レーンを10Gbps×10レーンにビット多重化により変換を用いることにより実現している。25Gbps電気信号の場合は同様に20:4のビット多重化を行うことによりインタフェースを実現している。この場合、受信側では、10Gbpsの場合10:20のビット分離、25Gbpsの場合は4:20のビット分離を行い、元々の20論理レーンを復元し、各論理レーンにて同期確立、レーン識別を行った後、シリアルのOTU4フレームを復元する。この場合、すべてのマルチレーン信号が1:1で接続されており、パラレル伝送後に元々のシリアルOTU4フレームに復元し、BIP−8バイトを用いてパラレル伝送に伴う信号品質の劣化等を監視することができる。
ITU-T G.709/Y.1331, "Interfaces for the Optical Transport Network (OTN)", December 2009.
将来的には、超長距離伝送を安定して行うために1波長ごと伝送速度を下げて伝送することが考えられる。この場合、伝送すべきバルク信号を各パラレルレーンに対応するパラレル信号に展開した後、展開したパラレル信号を複数のグループに分割して、グループごとに複数の波長の光信号を用いて伝送する可能性がある。この場合、各グループのパラレル信号を送信する送信機又は送信部は、送信するすべてのパラレル信号を処理しないことになる。送信するパラレル信号の品質監視が各種故障の切り分けのために要求されることが考えられるが、前述の送信機又は送信部では送信するすべてのパラレル信号を処理しないため、前述のBIP−8などを用いた信号品質の監視を行うことができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、バルク信号を複数のパラレルレーンに分けたパラレル信号から誤り率を推定して信号品質を監視するための誤り率推定方法、及び誤り率推定装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、バルク信号を複数のパラレルレーンの信号に分割して伝送するパラレル伝送における誤り率推定方法であって、前記パラレルレーンごとに、パラレルレーンの信号に含まれる予め定められた固定パターンを検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出した前記固定パターンにおける誤りの数と前記固定パターンの長さとに基づいて、前記固定パターンが検出されたパラレルレーンにおける信号の誤り率を推定する推定ステップとを有することを特徴とする誤り率推定方法である。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている100GのOTU4フレームの信号であり、前記パラレルレーンの信号はOTL4.4の4つの物理レーンに分けられた信号又はOTL4.10の10の物理レーンに分けられた信号であり、前記検出ステップでは、前記物理レーンの信号に含まれる論理レーンの信号ごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている40GのOTU3フレームの信号であり、前記パラレルレーンの信号はOTL3.4の4つの物理レーンであって論理レーンに対応する物理レーンに分けられた信号であり、前記検出ステップでは、前記論理レーンごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、バルク信号を複数のパラレルレーンの信号に分割して伝送するパラレル伝送において用いられる誤り率推定装置であって、前記パラレルレーンごとに、パラレルレーンの信号に含まれる予め定められた固定パターンを検出する信号検出部と、前記信号検出部が検出した前記固定パターンにおける誤りの数と前記固定パターンの長さとに基づいて、前記固定パターンが検出されたパラレルレーンにおける信号の誤り率を算出するエラーレート算出部とを備えることを特徴とする誤り率推定装置である。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている100GのOTU4フレームの信号であり、前記パラレルレーンの信号はOTL4.4の4つの物理レーンに分けられた信号又はOTL4.10の10の物理レーンに分けられた信号であり、前記信号検出部は、前記物理レーンの信号に含まれる論理レーンの信号ごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている40GのOTU3フレームの信号であり、前記パラレルレーンの信号はOTL3.4の4つの物理レーンであって論理レーンに対応する物理レーンに分けられた信号であり、前記信号検出部は、前記論理レーンごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出することを特徴とする。
本発明によれば、バルク信号をすべて参照せずとも、パラレルレーンの信号に含まれる固定パターンに基づいて、各パラレルレーンにおける誤り率を算出することができ、誤り率により信号品質を監視することができる。
本実施形態における誤り率推定方法を適用した送信装置100の構成を示すブロック図である。 OTL4.10信号とOTL4.20信号との関係を示す図である。 本実施形態における50G信号処理回路120−1の構成を示すブロック図である。 OTNにて使用されるフレーム構造を示す図である。 OTU−OHとODU−OHとの構造を示す第1の図である。 OTU−OHとODU−OHとの構造を示す第2の図である。 BIP−8が配置されている位置とBIP−8に対応するOPUデータとを示す図である。 16バイトごとに分割されたOTU4フレームを示す図である。 OTL4.20フレームの構造を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態における誤り率推定方法、及び誤り率推定装置を説明する。図1は、本実施形態における誤り率推定方法を適用した送信装置100の構成を示すブロック図である。送信装置100は、光通信システムにおいて電気信号であるクライアント信号を2系統の光信号に変換して送信する装置である。本実施形態では、クライアント信号(バルク信号)が100Gのイーサネット(登録商標)(100GbE)であり、100GbEの信号を2つの50Gの信号に分割して送信する場合について説明する。クライアント信号(バルク信号)は、送信装置100内の処理においてパラレル信号に分割される前の信号である。
送信装置100は、100Gフレーマ回路110、2つの50G信号処理回路120−1及び102−2、並びに、2つの50GDP−BPSK(Dual Polarization - Binary Phase Shift Keying)送信回路130−1及び130−2を備えている。100Gフレーマ回路110は、送信装置100に入力されるクライアント信号としての100GbE信号をOPU4(Optical channel Payload Unit-4)ペイロードへの収容を行う。ここでは、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)のG.709に規定されているGMP(Generic Mapping Procedure)という方式によりOPU4ペイロードと100GbE信号との間の速度差(伝送容量差)に応じてスタッフバイトの挿入が行われる。100Gフレーマ回路110は、OPU4ペイロードに収容した100GbE信号に対してODU−OH、OTU−OH、及び誤り訂正符号(FEC)を付加した後に、OTL4.10信号に変換して50G信号処理回路120−1及び102−2に入力する。すなわち、100Gフレーマ回路110は、バルク信号を複数のパラレルレーンの信号(OTL4.10信号)に分割して50G信号処理回路120−1及び102−2に入力する。
100Gフレーマ回路110から出力されるOTL4.10信号は10Gbps級の10レーンの信号である。本実施形態では、10レーンの信号を5レーンずつの信号に分けて、2つの50G信号処理回路120−1及び102−2に入力する。50G信号処理回路120−1と50G信号処理回路120−2とは同じ構成を有している。ここでは、50G信号処理回路120−1について説明し、50G信号処理回路120−2についての説明を省略する。
50G信号処理回路120−1は、入力される5レーンの信号それぞれに対してクロックデータリカバリを行い、クロックとデータとの再生を行う。50G信号処理回路120−1は、クロックデータリカバリにより再生したデータの信号に対して1:2の分離処理をレーンごとに行う。1:2の分離処理により得られる信号は、元々の20論理レーンから構成されるOTL4.20のフレーム構造の信号になる。OTL4.20信号の各論理レーンの信号には、図9に示したように、フレーム同期用の信号(FAS)が必ず一定周期ごとに現れる。このフレーム同期用の信号であるFASの6バイト目には、論理レーンのレーン番号を示すマーカ信号が挿入されている。
このマーカ信号は、LLM(Logical Lane Marker)と呼ばれており、論理レーンのレーン番号の識別に用いられている。また、FASはフレームの境界を示す信号であり、各論理レーンのFASを用いることにより、パラレル伝送されるレーン間の遅延時間差を検出することができる。50G信号処理回路120−1は、FAS及びLLMにより得られるレーン番号と遅延時間差とを用いて、入力される5レーンの信号を50Gのバルク信号に一旦変換した後に、必要に応じて誤り訂正符号の挿入や伝送路状況推定のためのトレーニング信号の挿入、差動エンコーディングなどを行い、2レーンのOTN−MLD(Optical Transport Unit-Multi Lane Distribution)形式の信号に変換する。50G信号処理回路120−1は、2レーンのOTN−MLD形式の信号を50GDP−BPSK送信回路130−1に入力する。
ここで、OTL4.10信号とOTL4.20信号との関係を図2に示す。図2は、OTL4.10信号とOTL4.20信号との関係を示す図である。100Gフレーマ回路110では、20論理レーンのOTL4.20信号を2つずつの信号の組に分け、2つの信号から交互に1ビットずつデータを選択して出力することにより10レーンのOTL4.10信号に変換している。
図1に戻って送信装置100の構成の説明を続ける。
50GDP−BPSK送信回路130−1は、50G信号処理回路120−1から入力される2レーンのOTN−MLD形式の信号を、直交するX偏波とY偏波とに割り当て、それぞれの信号に対してBPSK変調を行って光信号に変換して出力する。また、50GDP−BPSK送信回路130−2も、50GDP−BPSK送信回路130−1と同様に、50G信号処理回路120−2から入力される2レーンのOTN−MLD形式の信号を、直交するX偏波とY偏波とに割り当て、それぞれの信号に対してBPSK変調を行って光信号に変換して出力する。
送信装置100は、前述のように、100GbEのバルク信号をBPSK変調方式で変調された2つの50Gbの光信号として送信することができる。これにより、より長距離の伝送を行うことが可能となる。なお、本実施形態では、2つのレーンOTN−MLD形式の信号に変換し、直交するXYの2つの偏波に対応した2つのBPSK変調方式を用いる構成を示したが、4レーンのOTN−MLD形式の信号を2つの偏波に対応したI−Q変調器を用いた構成としてもよい。
図3は、本実施形態における50G信号処理回路120−1の構成を示すブロック図である。50G信号処理回路120−1は、入力される5つの論理レーンの信号に対応するクロックデータリカバリ部121−1〜121−5及びデマルチプレクサ(DEMUX)122−1〜122−5、フレーム同期部123−1〜123−10、フレーム変換・送信デジタル処理部124、フレーム同期信号検出部125、誤り判定部126、フレーム計数部127、並びに、エラーレート算出部128を有している。
クロックデータリカバリ部121−1〜121−5それぞれには、5つ論理レーンの信号のうちいずれかの信号であって異なる信号が入力される。クロックデータリカバリ部121−1〜121−5は、入力される信号に対してクロックデータリカバリを行い、クロックとデータとを分離する。クロックデータリカバリ部121−1〜121−5は、それぞれ対応するデマルチプレクサ122−1〜122−5にデータを出力する。
デマルチプレクサ122−1〜122−5は、クロックデータリカバリ部121−1〜121−5から出力されるデータを2つのレーンに交互に振り分けることにより、1つのレーンのデータを2つのレーンのデータにする。具体的には、図2に示した処理の逆処理を行うことになる。デマルチプレクサ122−1は、2つのレーンのデータのうち一方のデータをフレーム同期部123−1に出力し、他方のデータをフレーム同期部123−2に出力する。デマルチプレクサ122−2〜122−5は、デマルチプレクサ122−1と同様に、2つのレーンのデータのうち一方のデータをフレーム同期部123−3、123−5、123−7、123−9に出力し、他方のデータをフレーム同期部123−4、123−6、123−8、123−10に出力する。デマルチプレクサ122−1〜122−5は、クロックデータリカバリ部121−1〜121−5において復元された10Gのデータに対して1:2の分離処理を行うことにより、20論理レーンの信号に変換する。
フレーム同期部123−1〜123−10は、それぞれがデータからFASを検出し、他のフレーム同期部123−1〜123−10と同期を確立してデータを出力する。フレーム同期部123−1〜123−10それぞれから出力される同期したデータは、フレーム変換・送信デジタル処理部124、フレーム同期信号検出部125、及び、フレーム計数部127に入力される。
フレーム変換・送信デジタル処理部124は、入力される10論理レーンのデータを50Gのバルク信号に一旦変換した後に、必要に応じて誤り訂正符号の挿入や伝送路状況推定のためのトレーニング信号の挿入、差動エンコーディングなどを行い、2レーンのOTN−MLD形式の信号に変換する。フレーム変換・送信デジタル処理部124は、変換により得られた2レーンのOTN−MLD形式の信号を50GDP−BPSK送信回路130−1に出力する。なお、50G信号処理回路120−2が有するフレーム変換・送信デジタル処理部124は、2レーンのOTN−MLD形式の信号を50GDP−BPSK送信回路130−2に出力する。
フレーム同期信号検出部125は、入力される10論理レーンのデータそれぞれにおけるFASを検出し、検出したFASを誤り判定部126に出力する。各論理レーンにおけるフレーム同期用のFAS(6バイト)は、フレームの先頭に設けられている。FASのうち最後の6バイト目には、論理レーンのマーカ信号が割り当てられている。他の5バイトには、予め定められた固定値が割り当てられている。この固定値を検出することにより、フレーム同期部123−1〜123−10などはフレームの先頭を検出することができる。
なお、フレーム同期信号検出部125は、各論理レーンのデータにおいて、固定値との一致率が所定の割合以上である6バイトのデータをFASとして検出するようにしてもよい。これにより、FASのパターンに誤り含まれている場合であっても、FASを検出することができる。この場合、FASと見なされた複数のパターンが検出される可能性があるが、検出されたパターン間のデータ長に基づいて、誤って検出されたパターンを除外することができる。
誤り判定部126は、FASを構成する6バイトのうちマーカ信号を含む最後の6バイト目以外の5バイトの値(パターン)が予め定められた値(パターン)と一致しているか否かを判定する。また、誤り判定部126は、値が一致していない場合、異なっているビット数を検出する。すなわち、誤り判定部126は、5バイト(40ビット)における誤りビット数を検出する。誤り判定部126は、検出した論理レーンごとの誤りビット数をエラーレート算出部128に出力する。なお、値が一致している場合は、誤りビット数として0がエラーレート算出部128に出力される。
フレーム計数部127は、入力される10論理レーンのデータにおけるフレーム数を検出し、検出したフレーム数をエラーレート算出部128に出力する。エラーレート算出部128は、誤り判定部126から入力される各論理レーンにおける誤りビット数と、フレーム計数部127から入力されるフレーム数とに基づいて、1フレームあたりのエラーレートの推定値を算出する。
本実施形態では、OTNで規定されているフレーム同期用のパターンが固定値であることを利用し、固定値からのずれが誤りであることを利用している。フレーム同期用のバイトの誤り率を求め、その誤り率が各論理レーンの誤り率であると推定している。本実施形態において説明した方法では、パラレル信号をすべて受信してシリアル信号に戻すことなく信号の誤り率を推定でき、信号品質の劣化を把握することができる。
具体的には、送信装置100において50G信号処理回路120−1及び102−2は、20論理レーンそれぞれのフレームの先頭に配置されているFAS(6バイト)のうち固定値が割り当てられている5バイト(40ビット)における誤っているビット数を検出する。50G信号処理回路120−1及び102−2は、FASにおいて誤っているビット数からフレームごとのFASにおける誤り率を求め、複数フレームを平均化することにより、その論理レーンにおける誤り率を推定することが可能となる。また、推定した誤り率に基づいて、信号の品質監視や装置等の故障の検出などを行うことができる。また、パラレル信号それぞれに対して誤り率を推定することができるため、送信装置100内の機能部を特定した故障の検出も可能となる。
ここでは、FASにおける誤り率とフレーム全体の誤り率とが同程度であること、すなわちバースト的なエラーがなくランダムな誤りであることを前提としている。しかし、バースト的なエラーが発生する場合であっても、誤り率の推定精度が落ちるがフレーム構造に変更を加えることなく、複数のパラレルレーンに分けられたパラレル信号に対する誤り率を推定することができる。
本実施形態では100GのOTU4フレームを用いてそのパラレル伝送フレームのOTL4.10を50G信号処理回路120−1及び102−2に入力する構成を説明したが、ITU−TのG.709にて規定されているOTL4.4の場合も同様であり、25Gの4物理レーンで伝送された信号それぞれに対して1:5の分離処理により20論理レーンの信号に変換することにより、固定パターンのFASが各論理レーンに現れる。この場合においても、FASのパターンを用いてフレーム同期を確立するだけでなく、FASのパターンにおけるビット誤り数を検出し、全体の誤り率を推定することができる。
また、ITU−TのG.709にて規定されている40GのOTU3フレームに対するパラレル伝送フレームであるOTL3.4の場合においても同様の処理が可能である。この場合、40Gの信号を10Gの4つの物理レーンの信号に分割する方式であるが、10Gの各物理レーンに同期確立用のFASが必ず含まれているため、FASのパターンを用いて同期確立するだけでなく、FASのパターンにおけるビット誤り数を検出し、各物理レーンにおける誤り率を推定することができる。
また、本実施形態では、標準化された光伝送フレームであるOTUフレームを用いる構成について説明したが、非標準のフレームパターンにおいてもフレーム先頭からの位置情報や固定パターン情報が予め定められていれば、同様に誤り率を推定することができる。また、本実施形態ではパラレル信号の一部のパラレルレーンの信号を用いて誤り率を推定する構成を説明したが、すべての論理レーンの信号に基づいて誤り率を推定するようにしてもよい。
エラーレートに関して、BIP−8を用いた場合にはOTUフレームのOPU部のエラーをモニタすることができ、フレームあたり最大8個のエラーを検出する。これをビットエラーレートに換算すると8/(3810×4×8)≒6.6×10−5となる。つまり、1×10−5よりビットエラーレートが悪くなった場合には検出できないことになる。
これに対して、本実施形態における誤り率の推定では、OTUフレームのFASのパターンにおける5バイト(40ビット)を用いて、そのビット誤り数からエラーレートを求めている。例えば、10個エラーが存在する場合でも、フレーム同期が確立できるように保護時間を十分に設けることにより、10/40=0.25までのエラーレートにも対応することができる。すなわち、エラーレートがかなり悪い状況であっても、誤り率の推定を行うことが可能である。
上述した実施形態における50G信号処理回路120−1及び102−2が行う誤り率を推定する処理をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。例えば、誤り率の推定に用いる固定パターンとしてFASを用いる構成を説明したが、誤り率を推定する対象のレーンに含まれる固定パターンであれば、いかなる固定パターンを用いてもよい。また、実施形態では、送信装置100の内部において発生する誤りに対する誤り率を推定する構成について説明したが、光信号を受信する受信装置において用いるようにしてもよく、受信した光信号からOTUフレームを復元する前の段階において固定パターンの誤りビット数に基づいて誤り率を推定するようにしてもよい。
また、光通信システムで用いられる送信装置や、受信装置、中継装置において光信号からOTUフレームを復元する前の段階において固定パターンの誤りビット数に基づいて誤り率を推定するようにしてもよい。この場合、フレーム同期信号検出部125、誤り判定部126、フレーム計数部127、及びエラーレート算出部128を1つの装置、例えば誤り推定装置として構成してもよい。
光通信システムにおいて複数のパラレルレーンに分けられたパラレル信号における誤り率を検出が要求される用途にも適用できる。
100…送信装置
110…100Gフレーマ回路
120−1、120−2…50G信号処理回路
130−1、130−2…50GDP−BPSK送信回路
121−1、121−2、121−3、121−4、121−5…クロックデータリカバリ部
122−1、122−2、122−3、122−4、122−5…デマルチプレクサ
123−1、123−2、123−3、123−4、123−5、123−6、123−7、123−8、123−9、123−10…フレーム同期部
124…フレーム変換・送信デジタル処理部
125…フレーム同期信号検出部
126…誤り判定部
127…フレーム計数部
128…エラーレート算出部

Claims (6)

  1. バルク信号を複数のパラレルレーンの信号に分割して伝送するパラレル伝送における誤り率推定方法であって、
    前記パラレルレーンごとに、パラレルレーンの信号に含まれる予め定められた固定パターンを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出した前記固定パターンにおける誤りの数と前記固定パターンの長さとに基づいて、前記固定パターンが検出されたパラレルレーンにおける信号の誤り率を推定する推定ステップと
    を有することを特徴とする誤り率推定方法。
  2. 請求項1に記載の誤り率推定方法において、
    前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている100GのOTU4フレームの信号であり、
    前記パラレルレーンの信号はOTL4.4の4つの物理レーンに分けられた信号又はOTL4.10の10の物理レーンに分けられた信号であり、
    前記検出ステップでは、
    前記物理レーンの信号に含まれる論理レーンの信号ごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出する
    ことを特徴とする誤り率推定方法。
  3. 請求項1に記載の誤り率推定方法において、
    前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている40GのOTU3フレームの信号であり、
    前記パラレルレーンの信号はOTL3.4の4つの物理レーンであって論理レーンに対応する物理レーンに分けられた信号であり、
    前記検出ステップでは、
    前記論理レーンごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出する
    ことを特徴とする誤り率推定方法。
  4. バルク信号を複数のパラレルレーンの信号に分割して伝送するパラレル伝送において用いられる誤り率推定装置であって、
    前記パラレルレーンごとに、パラレルレーンの信号に含まれる予め定められた固定パターンを検出する信号検出部と、
    前記信号検出部が検出した前記固定パターンにおける誤りの数と前記固定パターンの長さとに基づいて、前記固定パターンが検出されたパラレルレーンにおける信号の誤り率を算出するエラーレート算出部と
    を備えることを特徴とする誤り率推定装置。
  5. 請求項4に記載の誤り率推定装置において、
    前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている100GのOTU4フレームの信号であり、
    前記パラレルレーンの信号はOTL4.4の4つの物理レーンに分けられた信号又はOTL4.10の10の物理レーンに分けられた信号であり、
    前記信号検出部は、
    前記物理レーンの信号に含まれる論理レーンの信号ごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出する
    ことを特徴とする誤り率推定装置。
  6. 請求項4に記載の誤り率推定装置において、
    前記バルク信号はITU−TのG.709にて規定されている40GのOTU3フレームの信号であり、
    前記パラレルレーンの信号はOTL3.4の4つの物理レーンであって論理レーンに対応する物理レーンに分けられた信号であり、
    前記信号検出部は、
    前記論理レーンごとに、FASのパターンを前記固定パターンとして検出する
    ことを特徴とする誤り率推定装置。
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