JP2010258636A - 撮像素子ユニット - Google Patents

撮像素子ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010258636A
JP2010258636A JP2009104709A JP2009104709A JP2010258636A JP 2010258636 A JP2010258636 A JP 2010258636A JP 2009104709 A JP2009104709 A JP 2009104709A JP 2009104709 A JP2009104709 A JP 2009104709A JP 2010258636 A JP2010258636 A JP 2010258636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relative sensitivity
wavelength
cut filter
infrared cut
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009104709A
Other languages
English (en)
Inventor
Sohiko Otsuki
素比古 大槻
Hirofumi Furusawa
弘文 古沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2009104709A priority Critical patent/JP2010258636A/ja
Priority to US12/753,058 priority patent/US20100271482A1/en
Priority to CN2010101700934A priority patent/CN101872034B/zh
Priority to KR1020100037181A priority patent/KR101057435B1/ko
Publication of JP2010258636A publication Critical patent/JP2010258636A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B11/00Filters or other obturators specially adapted for photographic purposes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/001Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras
    • G02B13/0015Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design
    • G02B13/002Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface
    • G02B13/003Miniaturised objectives for electronic devices, e.g. portable telephones, webcams, PDAs, small digital cameras characterised by the lens design having at least one aspherical surface having two lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/208Filters for use with infrared or ultraviolet radiation, e.g. for separating visible light from infrared and/or ultraviolet radiation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/281Interference filters designed for the infrared light
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/285Interference filters comprising deposited thin solid films

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】構造の複雑化や高コスト化を招くことなく、可視光の光量が十分な環境のみならず不十分な環境下においても被写体を鮮明に撮像することが可能な撮像素子ユニットを得る。
【解決手段】撮像素子18のR画素、G画素、及び、B画素の固有の感度の合成値であるRGB合算相対感度と、赤外線カットフィルタ17の透過率特性とによって決定される撮像面19の相対感度が以下の感度を示すように、赤外線カットフィルタの透過率特性を定める。λ(波長:単位nm)650:相対感度77±10、λ700:相対感度62±10、λ750:相対感度44±7、λ800:相対感度26±7、λ850:相対感度7±5、λ900:相対感度5±5。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子と赤外線カットフィルタを具備する撮像素子ユニットに関する。
撮像素子(CCDやCMOS)は一般的に、電磁波の広い範囲の波長に対して高いRGB合算相対感度を示す。そのため撮像素子を具備するカメラモジュールに可視光と赤外光が一緒に入射すると、撮像素子によって撮像された画像の色再現性が悪化してしまう。
そのため従来は撮像素子を具備するカメラモジュールに、400〜600nmの波長の可視光をほぼ100%透過させると共に650nm程度の波長の電磁波を約50%カットし、さらに波長が700nmより長い赤外線を殆ど全てカットする赤外光カットフィルタを設けている。
一方、夜間のように可視光の光量が十分でない暗い環境下において被写体を確実に撮像するためには、赤外光を利用しながら撮像を行う必要がある。しかし、上記のような赤外線カットフィルタを設けると撮像素子の600nmより長い波長に対する相対感度が大幅に低下するため、暗い環境下では赤外光を利用しながら撮像したとしても、被写体像を鮮明に撮像できない。
このような問題を解決するための従来技術としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この公報に開示されたカメラは、撮像素子の撮像面の直前位置と、撮像面の直前位置から退避する位置とに移動可能な赤外線カットフィルタを具備している。
このカメラは、昼間のように可視光の光量が十分な環境下では赤外線カットフィルタを撮像素子の直前に位置させ、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下では赤外線カットフィルタを撮像素子の直前から退避させることにより、上記問題を解決している。
実開平2−88851号公報
しかし特許文献1の考案は、赤外線カットフィルタを進退させるための機構が必要なため製造コストが高い。さらに、赤外線カットフィルタを退避させるためのスペースを確保する必要があるので、その分だけカメラモジュールが大型化してしまう。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、構造の複雑化や高コスト化を招くことなく、可視光の光量が十分な環境のみならず不十分な環境下においても被写体を鮮明に撮像することが可能な撮像素子ユニットを提供することを目的とする。
撮像素子のRGB合算相対感度(撮像素子固有の相対感度)は撮像素子を製造した後に変更することはできないが、赤外線カットフィルタを撮像面に被せることにより、撮像素子の実際の相対感度を調整することが可能である。本出願人は、赤外線カットフィルタの透過率特性を工夫して、600〜900nmの波長の電磁波に対する撮像素子の相対感度を所定の範囲に設定することにより、可視光を利用した撮像の色再現性の悪化を最小限に抑えつつ、赤外光を利用した撮像を鮮明に行えることを見出した。
このような技術思想に基づく本発明の撮像素子ユニットは、多数のR画素、G画素、及び、B画素を有する撮像面を備える撮像素子と、該撮像面の直前位置に配置された赤外線カットフィルタと、を備える撮像素子ユニットにおいて、上記R画素、G画素、及び、B画素の固有の感度の合成値であるRGB合算相対感度と、上記赤外線カットフィルタの透過率特性とによって決定される上記撮像面の相対感度が、600nmより長い以下の各波長に対してそれぞれ以下の感度を示すように、上記赤外線カットフィルタの透過率特性を定めたことを特徴としている。
λ(波長:単位nm) 相対感度
650 77±10
700 62±10
750 44± 7
800 26± 7
850 7± 5
900 5± 5
別の態様によると、本発明の撮像素子ユニットは、多数のR画素、G画素、及び、B画素を有する撮像面を備える撮像素子と、該撮像面の直前位置に配置された赤外線カットフィルタと、を備える撮像素子ユニットにおいて、上記R画素、G画素、及び、B画素の固有の感度の合成値であるRGB合算相対感度と、上記赤外線カットフィルタの透過率特性とによって決定される上記撮像面の相対感度が、電磁波の波長を横軸にとり各波長に対する上記相対感度を縦軸にとったときに、650nm〜900nmの各波長に対する上記相対感度が下記のP1とP2、P2とP4、P4とP6、P6とP5、P5とP3、及び、P3とP1をそれぞれ結んだ直線によって囲まれた範囲内に位置するように、上記赤外線カットフィルタの透過率特性を定めたことを特徴としている。
波長λが650nmのときの第1相対感度P1:87
波長λが650nmのときの第2相対感度P2:67
波長λが850nmのときの第1相対感度P3:12
波長λが850nmのときの第2相対感度P4: 2
波長λが900nmのときの第1相対感度P5:10
波長λが900nmのときの第2相対感度P6: 0
いずれの態様の撮像素子ユニットも車載カメラに内蔵させることが可能である。
本発明の赤外線カットフィルタは撮像素子に対して移動不能であり、撮像素子の直前に配置したままであるが、昼間のように可視光の光量が十分な環境下のみならず、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下においても被写体を鮮明に撮像できる。さらに、赤外線カットフィルタを撮像素子に対して移動させる必要がないので、構造が複雑化したり製造コストが高くなることもない。
本発明の一実施形態であるカメラモジュールの縦断面図である。 電磁波の波長と撮像素子の相対感度の対応関係を示す分光特性グラフである。 (a)は実施例1における異なる波長に対する撮像素子固有のRGB合算相対感度を示す分光特性グラフ、(b)は同実施例における赤外線カットフィルタの透過率を示す分光特性グラフ、(c)は同実施例における赤外線カットフィルタを装着したときの撮像素子の相対感度を示す分光特性グラフ、(d)は(a)〜(c)の各グラフを一つにまとめた分光特性グラフである。 実施例2の図3と同様の分光特性グラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
カメラモジュール10は図1に示す構造であり、図示を省略した自動車に搭載される車載カメラや、建物に固定される監視カメラとして利用可能である。
自身の軸線を中心とする中空の回転体であるホルダ11の軸線方向の一方の端部は完全に開口しており、他方側の端部の中心部には小径の採光孔12が穿設してある。ホルダ11の内部には2枚のレンズ13、レンズ14と中心部に中心孔16を有するスペーサ15とがホルダ11の軸線方向に重ねた状態で収納してあり、レンズ14とスペーサ15の間には赤外線カットフィルタ(IRCF)17が固定状態で挟み込んである。
赤外線カットフィルタ17はガラスからなるフィルタ基板の一方の面(前後いずれでもよい)に赤外光に対する透過率が可視光に対する透過率よりも低い薄膜を設けた積層型(反射型)のものである。この薄膜は、数十〜数百nmの厚さからなる数十枚の層を屈折率及び厚さが異なる層同士を互いに重ねて蒸着したものである。さらに、赤外線カットフィルタ17のフィルタ基板の他方の面には400nm〜900nmの電磁波に対する反射率が1%以下である反射防止コーティングが形成してある。上記薄膜の各層の枚数、厚さ、屈折率などを適宜選択して赤外線カットフィルタ17に所望の透過率特性を付与する設計手法は従来より周知である。
ホルダ11の上記一方の端部には、撮像素子18(例えばCCDやCMOS)と電気的に接続した状態で撮像素子18を支持した基板20が固定してあり、撮像素子18の撮像面19の表面に固定したカバーガラス(図示略)がスペーサ15のレンズ14と反対側の面に接触している。撮像面19はG(緑)、B(青)、R(赤)のいずれかの色の原色フィルタによって覆われた多数の画素を具備しており、各画素に光(電磁波)が入射すると各画素は対応するフィルタと同じ色の色信号(電気信号)を発生する。
以上構成のカメラモジュール10は、採光孔12、レンズ13、レンズ14、赤外線カットフィルタ17、及び中心孔16を通り抜けた被写体からの反射光を撮像素子18の撮像面19が受光することにより、被写体像の撮像を行う。また、カメラモジュール10の構成部品のうち赤外線カットフィルタ17と撮像素子18が撮像素子ユニットUの構成要素である。
撮像素子18の撮像面19の各画素固有の感度は電磁波の波長に応じて異なり、撮像面19の全ての画素固有の感度を合成することによりRGB合算相対感度が得られる。
赤外線カットフィルタ17は上記薄膜の各層の枚数、厚さ、屈折率などを適宜選択することにより、400nm〜650nm(あるいは650nm付近)の波長の電磁波に対しては極めて大きい透過率(90%以上)を示し、650nm(あるいは650nm付近)より長い波長の電磁波に対しては波長が長くなるにつれて透過率が徐々に低下するように、その透過率特性を設定してある。
このような機能を有する赤外線カットフィルタ17を撮像素子18の撮像面19の直前に配置しているので、撮像面19の実際の感度である相対感度はRGB合算相対感度とは異なる。即ち、撮像面19の相対感度は、400nm〜650nmの波長の電磁波に関してはRGB合算相対感度と殆ど変わらないが、650nm〜900nmの波長の電磁波についてはRGB合算相対感度に比べて低下している。具体的には、横軸に電磁波の波長をとり、縦軸に相対感度をとった図2の分光特性グラフに示すように、650nm〜850nmに対応する部分はほぼ直線的に右肩下がりとなり、850〜900nmでは緩やかな勾配となる(波長が650nmより短い範囲、及び、900nmより長い範囲については省略)。この650nm〜900nmの波長に対応する部分をより詳しく説明すると、この波長範囲に対応する撮像面19の相対感度は、波長λが650nmのときの第1相対感度P1(第1相対感度はMAXIMUM値。以下同じ)と波長λが650nmのときの第2相対感度P2(第2相対感度はMINIMUM値。以下同じ)、P2と波長λが850のときの第2相対感度P4、P4と波長λが900nmのときの第2相対感度P6、P6と波長λが900nmのときの第1相対感度P5、P5と波長850nmのときの第1相対感度P3、P3と第1相対感度P1をそれぞれ結んだ直線によって囲まれた領域A内に位置する。さらに、650nm、700nm、750nm、800nm、850nm、900nmの各波長と撮像面19の相対感度の関係は以下の表のようになる(相対感度は、各波長におけるセンター値と、センター値からの許容ずれ量(±)で表している)。
λ(波長:単位nm) 相対感度(a.u.=arbitrary unit)
650 77±10
700 62±10
750 44± 7
800 26± 7
850 7± 5
900 5± 5
仮に撮像面19の相対感度がこの範囲の数値より低くなると赤外光に対する感度が落ちるので、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下において赤外光(車の照明光や建物の照明等に含まれる赤外光)を利用して撮像しても、撮像素子18によって被写体像を鮮明に撮像することはできない。一方、相対感度がこの範囲の数値より大きくなると、昼間のように可視光の光量が十分な環境下において撮像しても、撮像素子18が赤外光(太陽光線に含まれる赤外光など)の影響を大きく受けてしまうので、撮像された画像の色再現性は悪化する。例えば、従来の赤外線カットフィルタのように650nm程度の波長の電磁波を約50%カットし、波長が700nmより長い赤外線を殆ど全てカットする場合は、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下においては赤外光を利用しても撮像素子18によって被写体像を鮮明に撮像することはできない。
これに対して本実施形態では赤外線カットフィルタ17の透過率特性を工夫することにより撮像面19の相対感度が650nm〜900nmの波長に対して上記条件を満たすようにしているので、赤外線カットフィルタ17を撮像素子18の直前に配置したままであるにも拘わらず、昼夜を問わずに被写体像を鮮明に撮像できる。さらに、赤外線カットフィルタ17を撮像素子18に対して移動させる必要がないので、カメラモジュール10の構造が複雑化したり製造コストが高くなることもない。
なお、赤外線カットフィルタ17を上記のような積層型(反射型)フィルタとせずに、例えば五酸化リンや三酸化アルミ二ウムなどを含有する所謂吸収型フィルタとしてもよい。含有物の種類、含有量などを適宜調整して赤外線カットフィルタ17に所望の透過率特性を付与する設計手法も従来より周知である。
また、赤外線カットフィルタ17は上記のように片面にのみ上記薄膜を形成するのでなく、両面に上記薄膜を形成してもよい。さらに、赤外線カットフィルタ17の反射防止コーティングを省略して、赤外線カットフィルタ17のフィルタ基板と撮像素子18のカバーガラス(図示略)とを、フィルタ基板の屈折率とカバーガラスの屈折率に合わせた光学接着剤で接着してもよい。さらに、赤外線カットフィルタ17からフィルタ基板と反射防止コーティングを省略して、赤外線カットフィルタ17の上記薄膜を撮像素子18のカバーガラスの表面に施してもよい。
さらにカメラモジュール10に、波長が800〜900nmの赤外光を発する赤外線光源(例えば赤外線LED)を設けて、夜間のように可視光の光量が十分でないときに当該赤外線光源から被写体に向けて赤外線を照射しても良い。
続いて本発明の実施例について説明する。
[実施例1]
実施例1の赤外線カットフィルタ17の透過率特性と撮像素子18のRGB合成相対感度は図3(a)〜(d)のグラフに示す通りである。
撮像素子18の撮像面19は、600nmよりやや長い波長の電磁波に対して最も高いRGB合算相対感度を示し、当該波長より波長が長くなるとRGB合算相対感度が徐々に低下する。そして、830nm程度の波長の電磁波に対して再度高いRGB合算相対感度を示し、波長が830nmより長くなるとRGB合算相対感度は再び低下する。
しかし、撮像素子18の直前に赤外線カットフィルタ17を位置させたときの撮像面19の相対感度はRGB合算相対感度とは異なる感度となる。即ち、400nm〜650nmの波長(可視光)に関してはRGB合算相対感度とほぼ同じであるが、650nm〜900nmに対応する部分はほぼ直線的に右肩下がりとなる(図示は省略しているが、900nmより長い波長に対する透過率はほぼゼロ)。
このように実施例1の撮像面19は400nm〜600nmの波長の電磁波(可視光)に対して高い相対感度を示すので、昼間のように可視光の光量が十分な環境下において被写体を鮮明に撮像できる。また、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下においては赤外光を利用することにより被写体像を鮮明に撮像できる。
[実施例2]
続いて実施例2について説明する。
実施例2の赤外線カットフィルタ17の透過率特性と撮像素子18のRGB合成相対感度は図4のグラフに示す通りである。
撮像素子18の撮像面19は800nm程度の波長に対して最も高いRGB合算相対感度を示し、これより波長が長くなるとRGB合算相対感度が徐々に低下する。
一方、撮像素子18の直前に赤外線カットフィルタ17を位置させたときの撮像面19の相対感度は、400nm〜650nmの波長(可視光)に関してはRGB合算相対感度とほぼ同じであるが、650nm〜900nmに対応する部分はほぼ直線的に右肩下がりとなる(図示は省略しているが、900nmより長い波長に対する透過率はほぼゼロ)。
このように実施例2の撮像面19は400nm〜600nmの波長の電磁波(可視光)に対して高い相対感度を示すので、昼間のように可視光の光量が十分な環境下において被写体を鮮明に撮像できる。また、夜間のように可視光の光量が不十分な環境下においては赤外光を利用することにより被写体像を鮮明に撮像できる。
10 カメラモジュール
11 ホルダ
12 採光孔
13 14 レンズ
15 スペーサ
16 中心孔
17 赤外線カットフィルタ
18 撮像素子
19 撮像面
20 基板
U 撮像素子ユニット

Claims (3)

  1. 多数のR画素、G画素、及び、B画素を有する撮像面を備える撮像素子と、
    該撮像面の直前位置に配置された赤外線カットフィルタと、を備える撮像素子ユニットにおいて、
    上記R画素、G画素、及び、B画素の固有の感度の合成値であるRGB合算相対感度と、上記赤外線カットフィルタの透過率特性とによって決定される上記撮像面の相対感度が、600nmより長い以下の各波長に対してそれぞれ以下の感度を示すように、上記赤外線カットフィルタの透過率特性を定めたことを特徴とする撮像素子ユニット。
    λ(波長:単位nm) 相対感度
    650 77±10
    700 62±10
    750 44± 7
    800 26± 7
    850 7± 5
    900 5± 5
  2. 多数のR画素、G画素、及び、B画素を有する撮像面を備える撮像素子と、
    該撮像面の直前位置に配置された赤外線カットフィルタと、を備える撮像素子ユニットにおいて、
    上記R画素、G画素、及び、B画素の固有の感度の合成値であるRGB合算相対感度と、上記赤外線カットフィルタの透過率特性とによって決定される上記撮像面の相対感度が、電磁波の波長を横軸にとり各波長に対する上記相対感度を縦軸にとったときに、650nm〜900nmの各波長に対する上記相対感度が下記のP1とP2、P2とP4、P4とP6、P6とP5、P5とP3、及び、P3とP1をそれぞれ結んだ直線によって囲まれた範囲内に位置するように、上記赤外線カットフィルタの透過率特性を定めたことを特徴とする撮像素子ユニット。
    波長λが650nmのときの第1相対感度P1:87
    波長λが650nmのときの第2相対感度P2:67
    波長λが850nmのときの第1相対感度P3:12
    波長λが850nmのときの第2相対感度P4: 2
    波長λが900nmのときの第1相対感度P5:10
    波長λが900nmのときの第2相対感度P6: 0
  3. 請求項1または2記載の撮像素子ユニットにおいて、
    上記撮像素子ユニットが車載カメラに内蔵したものである撮像素子ユニット。
JP2009104709A 2009-04-23 2009-04-23 撮像素子ユニット Withdrawn JP2010258636A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104709A JP2010258636A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 撮像素子ユニット
US12/753,058 US20100271482A1 (en) 2009-04-23 2010-04-01 Imaging element unit
CN2010101700934A CN101872034B (zh) 2009-04-23 2010-04-21 摄像元件单元
KR1020100037181A KR101057435B1 (ko) 2009-04-23 2010-04-22 촬상 소자 유닛

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104709A JP2010258636A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 撮像素子ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010258636A true JP2010258636A (ja) 2010-11-11

Family

ID=42991787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009104709A Withdrawn JP2010258636A (ja) 2009-04-23 2009-04-23 撮像素子ユニット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100271482A1 (ja)
JP (1) JP2010258636A (ja)
KR (1) KR101057435B1 (ja)
CN (1) CN101872034B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021131520A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 株式会社小糸製作所 センサユニット
US11304598B2 (en) 2017-04-27 2022-04-19 Olympus Corporation Endoscope system and method of manufacturing image capturing module used in the endoscope system

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110228087A1 (en) * 2008-12-31 2011-09-22 Chi-Sheng Hsieh Method for Manufacturing Black Plastic Article Capable of Transmitting Infrared Ray
WO2016162983A1 (ja) * 2015-04-08 2016-10-13 日立マクセル株式会社 車両搭載カメラ
WO2018163766A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 富士フイルム株式会社 構造体、キットおよび光センサ
TWI832864B (zh) * 2018-08-07 2024-02-21 日商索尼半導體解決方案公司 攝像裝置及攝像系統
CN110365878B (zh) * 2019-07-04 2022-05-17 华为技术有限公司 一种摄像装置和方法
CN116097133A (zh) * 2020-07-24 2023-05-09 华为技术有限公司 红外截止滤光片、红外截止透镜和相机模块

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0288851A (ja) * 1988-09-24 1990-03-29 Aisan Ind Co Ltd 立体駐車装置
JP4068747B2 (ja) * 1999-01-06 2008-03-26 アルプス電気株式会社 レンズ及びそれを用いた光学装置
US6515275B1 (en) * 2000-04-24 2003-02-04 Hewlett-Packard Company Method and apparatus for determining the illumination type in a scene
JP3733296B2 (ja) * 2001-03-19 2006-01-11 キヤノン株式会社 撮像光学系および撮像装置
JP2004032243A (ja) 2002-06-25 2004-01-29 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置および光学フィルタ
JP4286123B2 (ja) * 2003-12-22 2009-06-24 三洋電機株式会社 カラー撮像素子およびカラー信号処理回路
JP4855755B2 (ja) * 2005-10-12 2012-01-18 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 生体診断装置
US7821552B2 (en) * 2005-12-27 2010-10-26 Sanyo Electric Co., Ltd. Imaging apparatus provided with imaging device having sensitivity in visible and infrared regions
JP2008098516A (ja) 2006-10-13 2008-04-24 Sanyo Electric Co Ltd 光電変換装置
JP4915314B2 (ja) * 2007-08-23 2012-04-11 オムロン株式会社 撮像装置および撮像制御方法
JP2009088255A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sharp Corp カラー固体撮像装置および電子情報機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11304598B2 (en) 2017-04-27 2022-04-19 Olympus Corporation Endoscope system and method of manufacturing image capturing module used in the endoscope system
WO2021131520A1 (ja) * 2019-12-27 2021-07-01 株式会社小糸製作所 センサユニット

Also Published As

Publication number Publication date
CN101872034B (zh) 2012-01-11
KR20100117034A (ko) 2010-11-02
US20100271482A1 (en) 2010-10-28
KR101057435B1 (ko) 2011-08-17
CN101872034A (zh) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010258636A (ja) 撮像素子ユニット
TWI789043B (zh) 攝影機構造
JP5617063B1 (ja) 近赤外線カットフィルタ
KR101815823B1 (ko) 광학 필터 및 촬상 장치
KR101374755B1 (ko) 적외선 차단 필터
CN103261927B (zh) 光学滤波器模块及光学滤波器系统
WO2011033984A1 (ja) 光学フィルタ
JP2006313974A (ja) 受光素子
WO2017146210A1 (ja) カバーガラスの積層構造、カメラ構造、撮像装置
WO2020004641A1 (ja) 光学フィルタおよび情報取得装置
CN110024129A (zh) 摄像元件、其制造方法、金属薄膜滤光片和电子设备
CN113383255A (zh) 包括透光的基体的屏幕
US9122008B2 (en) Optical element with infrared absorbing layer and lens module including same
US8867118B2 (en) Lens module with infrared absorbing filter
JP2020064258A (ja) 光学フィルタ、及び撮像装置
JP2006157413A (ja) 撮像装置
JP6980364B2 (ja) 光学フィルタ及び光量調整装置並びに光学装置
TW202434917A (zh) 紅外線截止濾波器、攝像機結構、紅外線截止濾波器之製造方法
KR20120061411A (ko) 룸미러 기능을 갖는 근적외선 카메라 및 미러 타입 필터
JP2007043319A (ja) 撮像装置およびそれを用いた車載カメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120703