JP2010258606A - 伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】リンク状況の変動に即応でき、且つ負荷分散効果の高いリンク制御ができる伝送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る伝送システムは、複数の無線リンクでマルチリンク化された無線区間で伝送される無線フレームをデータリンク層で無線リンク毎に多重分離する無線装置を備える。アグリゲーションスイッチは、外部のネットワークで使用されるネットワークフレームをMRLフレームに組み立て直し、無線リンク毎にMRLフレームを振り分けるとともに、無線リンク毎のMRLフレームを集約してネットワークフレームに組み立て直す。無線エントランス部は、アグリゲーションスイッチで振り分けられたMRLフレームを無線フレームに変換して無線区間の無線リンク毎に送信し、無線区間の無線リンク毎に無線フレームを受信し、MRLフレームに変換してアグリゲーションスイッチに出力する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の回線にリンクアグリゲーション方式を適用する伝送システムに関する。
無線区間をマルチリンク伝送するエントランス無線システムは図1に示すようにピアツーピア(Peer to Peer)接続の無線基地局(BTS)11と無線ネットワーク制御装置(RNC)12との間に無線装置13が挿入される構成となる。携帯電話システムの高速化やALL−IP化に伴いBTS11及びRNC12のインターフェースはIEEE802.3で規定される毎秒1ギガビットの信号(以下、「IEEE802.3で規定される毎秒1ギガビットの信号」を「GbE信号」と記載する。)でのデータ転送が主流になる。このためBTS11及びRNC12がピーク速度(1Gbps)のとき無線区間は所望の伝送容量をカバーできない。
この課題を解決する無線伝送方式として図2のような無線区間のマルチリンク化がある。図2は、BTS11とRNC12との間のピアツーピア接続にリンクアグリゲーションを適用する無線伝送システムである。この場合、BTS11及びRNC12のGbE信号はリンクアグリゲーション機能を具備したルーターで分散されるため、エントランス無線装置の伝送負荷が軽減する(例えば、特許文献1及び2を参照。)。
図2のような無線伝送システムの場合、IPアドレスを用いるネットワーク層でのリンクアグリゲーション(IPアグリゲーション)が適用される。図3は、IPアグリゲーションプロトコルスタックである。図3に示すようにデータリンク層のリンク集約副層によりIPアドレスベースのリンクの分割及び集約を行う。これらの自動構成制御方式であるLACP(LinkAggregation Control Protocol)はIEEE802.3adにより標準化されている。
特開2007−221357号公報 特開2007−243938号公報
しかし、IPアグリゲーションの制御方式は、最速で1メッセージ/秒である。このため、フェージングによる瞬断のような無線特有のリンク状況の変動に対する即応制御が困難という課題があった。さらに、IPアグリゲーションは、図4のIPアグリゲーション方式説明図に示すように特定のユーザーデータ(同一IPアドレス)にトラヒックが集中するとマルチリンクによる負荷分散効果が得られないという課題もあった。
前記課題を解決するために、本発明は、リンク状況の変動に即応でき、且つ負荷分散効果の高いリンク制御ができる伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る伝送システムは、データリンク層でリンクアグリゲーションを行うプロトコルを採用する。具体的には、本発明に係る伝送システムは、データリンク層ベースのリンクアグリゲーション方式を適用する。本明細書では、データリンク層でリンクアグリゲーションを行うプロトコルをMRL(Multi−Radio−Linc)アグリゲーションプロトコルと記載する。MRLアグリゲーションプロトコルは伝送装置間に複数の回線をもつ伝送システムに適用可能である。以下、伝送装置間が無線区間である伝送システムについて詳細に説明する。このため、伝送装置を無線装置として、回線が無線リンクとして本伝送システムを説明することがある。
具体的には、本発明に係る伝送システムは、複数の無線リンクでマルチリンク化された無線区間で伝送される無線フレームをデータリンク層で前記無線リンク毎に多重分離する無線装置を備える。
図5は、MRLアグリゲーションプロトコルスタックである。MRLアグリゲーションプロトコルは図に示すようにデータリンク層での多重分離方式である。MRLアグリゲーションプロトコルでは各無線リンクのデータリンク層の監視が容易であるため、無線リンクの状態変化や適応変調に即応したリンク制御ができ、特定ユーザーによるトラヒックの集中などによる負荷分散効果の低下が回避可能となる。
従って、本発明は、リンク状況の変動に即応でき、且つ負荷分散効果の高いリンク制御ができる伝送システムを提供することができる。
本発明に係る伝送システムの前記無線装置は、外部のネットワークで使用されるネットワークフレームをMRLフレームに組み立て直し、前記無線リンク毎に前記MRLフレームを振り分けるとともに、前記無線リンク毎の前記MRLフレームを集約して前記ネットワークフレームに組み立て直すアグリゲーションスイッチと、前記アグリゲーションスイッチで振り分けられた前記MRLフレームを前記無線フレームに変換して前記無線区間の前記無線リンク毎に送信し、前記無線区間の前記無線リンク毎に前記無線フレームを受信し、前記MRLフレームに変換して前記アグリゲーションスイッチに出力する無線エントランス部と、を有する。アグリゲーションスイッチと無線エントランス部との間でMRLアグリゲーションプロトコルを定義することで無線リンク状態に即応した制御が可能となる。
本発明に係る伝送システムの前記無線装置の無線エントランス部は、前記無線リンク毎に前記無線区間の状態をモニタしており、前記無線区間の状態に基づいて前記無線リンク毎に変調方式を決定する適応変調制御を行うことが好ましい。無線リンク毎に最適な変調方式を決定するため、リンクの途絶を回避することができる。
本発明に係る伝送システムの前記無線装置のアグリゲーションスイッチは、前記無線エントランス部が行う適応変調制御の情報に基づき、前記無線リンク毎に振り分ける前記MRLフレームの配分を決定することが好ましい。無線リンクの情報から各無線リンクに最適な負荷となるように無線フレームを分配するため、各無線リンクの付加を均等化して伝送効率が高くすることができる。
本発明に係る伝送システムの前記無線装置のアグリゲーションスイッチは、前記ネットワークフレームの長さをモニタし、前記MRLフレームの長さを前記ネットワークフレームの平均長に基づいて決定することが好ましい。無線フレーム冗長によるスルーレートの低下を防ぐことができる。
本発明は、リンク状況の変動に即応でき、且つ負荷分散効果の高いリンク制御ができる伝送システムを提供することができる。
従来の無線伝送システムの概略構成図である。 従来の無線伝送システムの概略構成図である。 従来の無線伝送システムのIPアグリゲーションプロトコルスタックである。 従来の無線伝送システムのIPアグリゲーション方式の説明図である。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーションプロトコルスタックである。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーション方式の説明図である。 本発明に係る伝送システムのアグリゲーションスイッチの処理を説明する図である。 本発明に係る伝送システムのアグリゲーションスイッチの処理を説明する図である。 本発明に係る伝送システムのアグリゲーションスイッチの処理を説明する図である。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーションプロトコルを説明する図である。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーションプロトコルを説明する図である。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーションプロトコルを説明する図である。 本発明に係る伝送システムのMRLアグリゲーションプロトコルを説明する図である。 本発明に係る伝送システムのアグリゲーションスイッチの構成を説明するブロック図である。 本発明に係る伝送システムの無線エントランス部の構成を説明するブロック図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例のうち無線伝送システムに関する例である。本発明は、以下の無線伝送システムに制限されるものではなく、伝送装置間が複数の回線で結ばれる伝送システムにも適用できる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態の無線伝送システムは、複数の無線リンクでマルチリンク化された無線区間で伝送される無線フレームをデータリンク層で前記無線リンク毎に多重分離する無線装置を備える。前記無線装置は、アグリゲーションスイッチと無線エントランス部を有する。
アグリゲーションスイッチは、外部のネットワークで使用されるネットワークフレームを前記MRLフレームに組み立て直し、前記無線リンク毎に前記MRLフレームを振り分けるとともに、前記無線リンク毎の前記MRLフレームを集約して前記ネットワークフレームに組み立て直す。
図14は、本実施形態の無線伝送システムの無線装置が有するアグリゲーションスイッチのブロック図である。アグリゲーションスイッチは、BTS11又はRNC12とネットワークフレームを送受するインターフェース31、MAC制御手段32、バッファ33、ネットワークフレームを分割しヘッダを付与して所定のバイト長のMRLフレームを形成するMRLフレーム形成手段34、各無線リンクの伝送条件に従ってMRLフレームを各無線リンクに分配する帯域制御手段35、分配されたMRLフレームを一時保管するバッファ36、MRL制御フレームを形成するMRL制御フレーム形成手段37、バッファ36のMRLフレームにMRL制御フレーム形成手段37で形成されたMRL制御フレームを挿入する挿入手段38、MAC制御手段39、無線リンク毎にMRLフレームを無線エントランスへ出力又は受信するインターフェース40、受信したMRLフレームとMRL制御フレームとを分離する分離手段41、MRLフレームのヘッダ情報よりMRLフレームに含まれるデータ(MRL−DAT)を抽出する抽出手段42、MRLフレームのヘッダ情報よりMRLフレームに含まれるMRL制御フレーム(MRL−ctrl)を抽出する抽出手段43、ヘッダを参照して送信順にMRL−DATを出力する順序処理手段44、ヘッダを参照して元のネットワークフレームを合成する合成手段46、制御手段45を有する。MAC制御手段32及びMAC制御手段39は、プリアンブルの作成及び検出、フレームチェックシーケンス(FCS)の検査及び生成、並びにMACアドレス検査を行う。
アグリゲーションスイッチは、バッファ36、挿入手段38、MAC制御手段39、インターフェース40、分離手段41、抽出手段42、及び抽出手段43を、無線区間の無線リンク毎に有する。
制御手段45は、無線区間を伝送されてきたMRL制御フレームから各無線リンクの状態を認識し、当該無線リンクを利用して送出するMRLフレームの帯域を決定して帯域制御手段35に指示を出す。また、制御手段45は、MRL制御フレームを受信し、正常に受信できた場合、データ転送が正常に終了したことを通知するACK信号を含むMRL制御フレームをMRLフレームを送信した無線装置に対して送出するように指示を出す。
無線エントランス部は、前記アグリゲーションスイッチで振り分けられた前記MRLフレームを前記無線フレームに変換して前記無線区間の前記無線リンク毎に送信し、前記無線区間の前記無線リンク毎に前記無線フレームを受信し、前記MRLフレームに変換して前記アグリゲーションスイッチに出力する。
図15は、本実施形態の無線伝送システムの無線装置が有する無線エントランス部のブロック図である。図15の無線エントランス部は、図14のアグリゲーションスイッチのインターフェース40毎に接続される。無線エントランス部は、アグリゲーションスイッチのインターフェース40のいずれかに接続し、MRLフレーム及びMRL制御フレームを受信するインターフェース51と、MAC制御手段52、バッファ53、MRLフレームを抽出する抽出手段54、MRL制御フレームを抽出する抽出手段71、MRLフレームから無線フレームを形成する無線フレーム形成手段55、変調手段56、送信手段57、周波数変換手段58、アンテナ59、受信手段61、復調手段62、無線フレームからMRLフレーム形成するMRLフレーム形成手段63、フレーム同期手段64、抽出手段71で抽出したMRL制御フレームの情報を監視する監視手段72、アグリゲーションスイッチへの指示を生成する制御手段73、MRL制御フレームを生成するMRL制御フレーム生成手段74、MRLフレームにMRL制御フレームを挿入するMRL送出手段65、バス75を有する。MAC制御手段52は、プリアンブルの作成及び検出、フレームチェックシーケンス(FCS)の検査及び生成、並びにMACアドレス検査を行う。バス75は、各機能ブロック状態の情報や監視制御の情報を伝達する。
図6は、本無線装置の信号転送フロー図である。本無線装置の動作を図6、図14、及び図15を用いて説明する。まず、送信側から説明する。ステップ(1)でインターフェース31はネットワークフレームを受信する。ステップ(2)でMRLフレーム形成手段34はネットワークフレームを分割しヘッダを付与して所定のバイト長のMRLフレームを形成する。ここで、MRLフレーム形成手段34はネットワークフレームの長さをモニタしており、MRLフレームの長さをネットワークフレームの平均長に基づいて決定する。例えば、ネットワークフレームの平均長の1/N(Nは整数)且つ2のべき乗テーブルから選択する方法でMRLフレームの長さを決定する。平均ネットワークフレーム長に比例してMRLフレーム長を決定することでMRLフレームに組み立て直したときの冗長を
少なくすることができる。
ステップ(3)で帯域制御手段35はMRLフレームを無線区間の無線リンク毎に分離する。帯域制御手段35は、後述するステップ(5’)で抽出する、無線エントランス部が行う適応変調制御の情報のMRL制御フレームに基づき、前記無線リンク毎に振り分ける前記MRLフレームの配分を決定する。
ステップ(4)でMRL制御フレーム形成手段37はMRL制御フレームを形成し、挿入手段38は各無線リンク毎に分離したMRLフレームにMRL制御フレームを挿入する。ここで挿入されるMRL制御フレームには、無線エントランス部からの変調方式情報や無線リンク断の情報などを受領した旨を報知するDEMUX制御報知が含まれる。例えば、MRL制御フレームは、図10のDEMUX制御状態報知106や図11のDEMUX制御状態報知114を含む。ステップ(5)でインターフェース40は無線エントランス部にMRLフレーム及びMRL制御フレームを送出する。
ステップ(6)でインターフェース51はMRLフレーム及びMRL制御フレームを受信する。ステップ(7)で抽出手段71はMRL制御フレームを抽出し、監視72はMRL制御フレームから指示された変調方式を決定する。ステップ(8)で無線フレーム形成手段55はMRLフレームから無線フレームを形成し、変調手段56、送信手段57、周波数変換手段58及びアンテナ59は無線フレームを対向する無線装置に送信する。
次に、受信側を説明する。ステップ(1’)でアンテナ59、周波数変換手段58、受信手段61、及び復調手段62は無線フレームを受信し、MRLフレーム形成手段63は無線フレームからMRLフレーム形成する。ステップ(2’)で制御手段73及びMRL制御フレーム生成手段74は無線リンクの状態を含むMRL制御フレームを生成する。ここで、生成されるMRL制御フレームには、無線エントランス部からの変調方式情報や無線リンク断の情報などを報知するDEMUX制御報知が含まれる。例えば、MRL制御フレームは、図10の変調方式報知105や図11の受信リンクパス異常報知113を含む。ステップ(3’)でMRL送出手段65はMRLフレームにMRL制御フレームを挿入する。ステップ(3’)でMAC制御手段52及びインターフェース51はMRLフレーム及びMRL制御フレームをアグリゲーションスイッチに送出する。
ステップ(4’)でインターフェース40はMRLフレーム及びMRL制御フレームを受信する。ステップ(5’)で抽出手段43はMRL制御フレームを抽出し、制御手段45は無線区間の状態を把握する。ステップ(6’)で抽出手段42及び順序処理手段44は無線リンク毎のMRLフレームをまとめ、ヘッダを参照して送信順に並び替える。ステップ(7’)で合成手段46はMRLフレームからネットワークフレームを合成する。ステップ(8’)でインターフェース31はネットワークフレームを送出する。
以上の説明のように、無線エントランス部は、無線リンク毎に無線区間の状態をモニタしており、MRL制御フレームを用いてアグリゲーションスイッチに無線リンクの状態を報告する。さらに、MRL制御フレームを受け取ったアグリゲーションスイッチは、無線区間の状態に基づいて無線リンク毎に変調方式を決定し、MRL制御フレームを用いて無線エントランス部に変調方式を通知する。MRL制御フレームを受け取った無線エントランス部は、無線リンク毎に変調方式を変えて無線フレームを送出する適応変調制御を行う。このように、本無線伝送システムは、MRLアグリゲーションプロトコルで規定されるMRL制御フレームを使用し、アグリゲーションスイッチと無線エントランス部との間で情報の授受を行う。
適応変調制御を行った場合、無線リンク毎に送信できる無線フレーム量が異なる。帯域制御手段35は、送信できる無線フレーム量が少ない無線リンクに大量のMRLフレームが集中しないようにMRLフレームの配分を決定する。図7は、帯域制御手段35のMRLフレームの配分を説明する図である。
図7ではMRLフレームを4つの無線リンク(×0、×1、×2、×3)に分離する場合について説明しているが、無線リンクの数は4つに限られない。例えば、×0の無線リンクは異状が発生して送信不能になっており、×1の無線リンクはQPSK(90度位相変調)方式で送信しており、×2の無線リンクは16QAM(振幅位相変調)方式で送信しており、×3の無線リンクは64QAM方式で送信しているとする。例えば、制御手段45は無線リンク状態を確認し、無線リンク毎の伝送方式を決定し、MRL制御フレーム形成手段37にMRL制御フレームを形成させる。また、制御手段45は帯域制御手段35に無線リンク毎の帯域を通知し、帯域制御手段35は伝送容量の大きい×3の無線リンクに多くのMRLフレームを振り分け、異常が発生している×0の無線リンクにはMRLフレームを振り分けないようにする。このとき、挿入手段38は無線リンク毎のMRLフレームのいずれかの場所に変調方式を記載したMRL制御フレームを挿入する。このように、アグリゲーションスイッチは、制御手段45でMRL制御フレームを解析した無線リンク情報から各無線リンクに最適な負荷となるように、図7のように帯域制御手段35で×0から×3の4状態の無線リンクにMRLフレームを振り分ける。
図8は、MRLフレームのヘッダに記載される情報についての説明図である。MRLフレーム形成手段34は、到着するネットワークフレームを所定の大きさに分割し、MRLフレームのデータエリアに順次積載していく。ここで、MRLフレーム形成手段34は、図7のようなMRLフレーム毎にヘッダを付与する。このヘッダは、メモリブロック番号、メモリアドレス、メモリ番号、ネットワークフレーム長情報、ネットワークフレーム分割番号、リンク番号、MRLヘッダの巡回冗長検査(CRC)で構成される。このようなヘッダをMRLフレームに付与し、データリンク層での無線フレームにカプセリングする。
図9は、MRLフレームからネットワークフレームを合成する動作の説明図である。MRLフレームは図8で説明したヘッダを持つ。本図では無線リンクの数は4であるがこの数に限定されない。ステップ(11)で順序処理手段44は無線リンク毎のMRLフレームについてヘッダのメモリブロック番号毎に振り分ける。図9では、メモリブロック番号は2であるがこの数に限定されない。ステップ(12)で順序処理手段44はヘッダのメモリ番号及びメモリアドレスに従いデータの配列を行う。ステップ(13)で順序処理手段44はアドレスのデータを一括出力する。なお、書き込みが抜けている場合は一定の時間を待ってそのまま読み出す。また、同じ分割ネットワークフレームを含むMLRフレームがある場合は当該MRLフレームを破棄する。なお、順序処理手段44は巡回冗長検査(CRC)に誤りがあるMRLフレームのデータについては配列を行わない。ステップ(14)で順序処理手段44は一方のメモリブロックのアドレスY/メモリXの読み出しが終了した後、他方のメモリブロックに切り替え、同様にステップ(11)からステップ(13)を行う。
なお、メモリブロックの大きさは、設定された装置情報に基づいて定められる。回線状態に応じてフレキシブルに変調状態を換える場合は、例えば、図14の制御手段45が無線回線の平均瞬断時間(バーストエラー時間)に基づいて決定する。また、メモリ番号Xは、制御手段45がインターフェース40のMRLフレーム処理の遅延、及びジッタの最大値に基づいてが決定する。
図10から図13は、本無線伝送システムが採用するMRLアグリゲーションプロトコルで規定される制御フローを説明する図である。何れの図も物理層とデータリンク層を示している。データリンク層における処理がMRL制御フレームでのやりとりとなる。図10は、無線リンクの変調方式を切り替える際の制御フローである。無線装置Bの受信手段61が受信レベルの低下を検知した場合、ステップ(31)で送信手段57は受信レベル低下報知101を行う。受信レベル低下報知101を受信手段61で受けた無線装置Aは、ステップ(32)で送信手段57を使い無線装置Bに対して変調方式切換予告102を行う。その後、無線装置Aは、ステップ(33)で変調手段56の変調方式を切り替え、無線装置Bに対して変調方式切換報知103を行う。無線装置Bは、変調方式の切り替わった無線信号を受信可能となったときにステップ(34)で送信手段57を利用して正常引き込み報知104を無線装置Aに対して行う。
無線装置Aは、正常引き込み報知104を受信手段61が受信した際、ステップ(35)で制御手段73が変調方式報知105のMRL制御フレームを生成するようにMRL制御フレーム生成手段74に指示を出す。MRL送出手段65は当該MRL制御フレームをアグリゲーションスイッチに送出する。当該MRL制御フレームをインターフェース40で受信したアグリゲーションスイッチでは、抽出手段43が当該MRL制御フレームを抽出し、制御手段45がMRL制御フレーム形成手段37に対して無線エントランス部から変調方式報知105を受信した旨の情報を含むDEMUX制御状態報知106のMRL制御フレームを形成するように指示を出す。ステップ(36)で当該MRL制御フレームはインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出される。
一方、無線装置Bは、正常引き込み報知104を無線装置Aに送出する際に、ステップ(35’)で制御手段73が変調方式報知105’のMRL制御フレームを生成するようにMRL制御フレーム生成手段74に指示を出す。MRL送出手段65は当該MRL制御フレームをアグリゲーションスイッチに送出する。当該MRL制御フレームをインターフェース40で受信したアグリゲーションスイッチでは、抽出手段43が当該MRL制御フレームを抽出し、制御手段45がMRL制御フレーム形成手段37に対して無線エントランス部から変調方式報知105’を受信した旨の情報を含むMUX制御情報報知106’のMRL制御フレームを形成するように指示を出す。ステップ(36’)で当該MRL制御フレームはインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出される。
図11は、無線装置Bにおいて無線エントランス部とアグリゲーションスイッチとの間で一部の無線リンクのMRL制御フレームが届かなくなったアグリゲーション受信パス異常の際の制御フローである。無線装置Bのアグリゲーションスイッチの制御手段45は、ステップ(41)で受信リンクパス異常報知111のMRL制御フレームを形成するようにMRL制御フレーム形成手段37に指示を出し、当該MRL制御フレームをインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出する。無線エントランス部は当該MRL制御フレームを受信し、ステップ(42)で受信リンクパスが異常であることの受信リンクパス異常報知112を含む無線フレームを無線装置Aの無線エントランス部へ送出する。無線装置Aの無線エントランス部では、受信手段61が当該無線フレームを受信した際に制御手段73がMRL無線フレーム生成手段74に対して無線装置Bで受信リンクパス異常が生じたことの受信リンクパス異常報知113を含むMRL無線フレームを生成させる。当該MRL無線フレームはステップ(43)でアグリゲーションスイッチに送出される。
当該MRL制御フレームをインターフェース40で受信したアグリゲーションスイッチでは、抽出手段43が当該MRL制御フレームを抽出し、制御手段45がMRL制御フレーム形成手段37に対して無線エントランス部から受信リンクパス異常報知113を受信した旨の情報を含むDEMUX制御状態報知114のMRL制御フレームを形成するように指示を出す。ステップ(44)で当該MRL制御フレームはインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出される。無線エントランス部は、ステップ(45)で当該MRL制御フレームのDEMUX制御状態報知114を無線フレームに組み立て直してDEMUX制御状態報知115として無線装置Bへ送出する。無線装置Bの無線エントランス部は、受信手段61が当該無線フレームを受信した際に制御手段73がMRL無線フレーム生成手段74に対してDEMUX制御状態報知116のMRL無線フレームを生成させる。当該MRL無線フレームはステップ(46)でアグリゲーションスイッチに送出される。
図12は、無線装置Aと無線装置Bとの間の無線区間が異常となったときの制御フローである。無線エントランス部の監視手段72は、無線フレームが正常に送出されていないことを検知すると、ステップ(51)でアグリゲーションスイッチに無線フレームが送出できないことを示す送信異常報知121を送信する。アグリゲーションスイッチの制御手段45は、MRL制御フレーム形成手段37に対してステップ(52)でDEMUX制御状態報知122のMRL制御フレームを形成するように指示を出し、当該MRL制御フレームをインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出する。
一方、無線装置Bの無線エントランス部の監視手段72は、無線フレームが正常に受信されていないことを検知すると、ステップ(53)でアグリゲーションスイッチに無線フレームが受信できないことを示す受信異常報知123を送信する。アグリゲーションスイッチの制御手段45は、MRL制御フレーム形成手段37に対してステップ(54)でリンク状態報知124のMRL制御フレームを形成するように指示を出し、当該MRL制御フレームをインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出する。
図13は、無線装置Aと無線装置Bとの間の無線区間の異常が復旧したときの制御フローである。無線装置Aの無線エントランス部では、制御手段73がMRL無線フレーム生成手段74に対して無線区間の異常が復旧したことの送信復旧報知131のMRL無線フレームを生成させる。当該MRL無線フレームはステップ(61)でアグリゲーションスイッチに送出される。また、無線装置Bの無線エントランスの送信手段57は、ステップ(62)で無線リンクが復旧したことの無線リンク復旧報知132を含む無線フレームを無線装置Aの無線エントランス部へ送信する。無線装置Aの無線エントランス部では、受信手段61が当該無線フレームを受信した際に制御手段73がMRL無線フレーム生成手段74に対して無線装置Bで無線リンクが復旧したことを示す無線リンク復旧報知133のMRL無線フレームを生成させる。当該MRL無線フレームはステップ(63)でアグリゲーションスイッチに送出される。
当該MRL制御フレームをインターフェース40で受信したアグリゲーションスイッチでは、抽出手段43が当該MRL制御フレームを抽出し、制御手段45がMRL制御フレーム形成手段37に対して無線エントランス部から無線リンク復旧報知133を受信した旨の情報を含むリンク制御状態報知134のMRL制御フレームを形成するように指示を出す。ステップ(64)で当該MRL制御フレームはインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出される。無線エントランス部は、ステップ(65)で当該MRL制御フレームのリンク制御状態報知134を無線フレームに組み立て直してリンク制御状態報知135として無線装置Bへ送出する。無線装置Bの無線エントランス部は、受信手段61が当該無線フレームを受信した際に制御手段73がMRL無線フレーム生成手段74に対してリンク制御状態報知136のMRL制御フレームを生成させる。当該MRL制御フレームはステップ(66)でアグリゲーションスイッチに送出される。アグリゲーションスイッチの制御手段45は、ステップ(67)で復旧報知137のMRL制御フレームを形成するようにMRL制御フレーム形成手段37に指示を出し、当該MRL制御フレームをインターフェース40を通じて無線エントランス部へ送出する。
本発明に係る無線伝送システムは、無線LANに適用することができる。
11:無線基地局(BTS)
12:無線ネットワーク制御装置(RNC)
13:無線装置
31:インターフェース
32:MAC制御手段
33:バッファ
34:MRLフレーム形成手段
35:帯域制御手段
36:バッファ
37:MRL制御フレーム形成手段
38:挿入手段
39:MAC制御手段
40:インターフェース
41:分離手段
42:抽出手段
43:抽出手段
44:順序処理手段
45:制御手段
46:合成手段
51:インターフェース
52:MAC制御手段
53:バッファ
54:抽出手段
55:無線フレーム形成手段
56:変調手段
57:送信手段
58:周波数変換手段
59:アンテナ
61:受信手段
62:復調手段
63:MRLフレーム形成手段
64:フレーム同期手段
65:MRL送出手段
71:抽出手段
72:監視手段
73:制御手段
74:MRL制御フレーム生成手段
75:バス

Claims (6)

  1. 伝送装置間に形成される複数の回線で伝送される伝送フレームをデータリンク層で前記回線毎に多重分離するリンクアグリゲーション方式を備える伝送システム。
  2. 前記伝送装置は、
    外部のネットワークで使用されるネットワークフレームをMRLフレームに組み立て直し、前記回線毎に前記MRLフレームを振り分けるとともに、前記回線毎の前記MRLフレームを集約して前記ネットワークフレームに組み立て直すアグリゲーションスイッチと、
    前記アグリゲーションスイッチで振り分けられた前記MRLフレームを前記伝送フレームに変換して前記回線毎に送信し、前記回線毎に前記伝送フレームを受信し、前記MRLフレームに変換して前記アグリゲーションスイッチに出力する送受信部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記回線は、無線区間に形成される無線リンクであり、
    前記伝送装置は、前記伝送フレームを前記無線区間の前記無線リンクに対して送受信する無線装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の伝送システム。
  4. 前記送受信部は、
    前記無線装置の無線エントランス部であり、前記無線リンク毎に前記無線区間の状態をモニタし、前記無線区間の状態に基づいて前記無線リンク毎に変調方式を決定する適応変調制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の伝送システム。
  5. 前記アグリゲーションスイッチは、
    前記無線エントランス部が行う適応変調制御の情報に基づき、前記無線リンク毎に振り分ける前記MRLフレームの配分を決定することを特徴とする請求項4に記載の伝送システム。
  6. 前記アグリゲーションスイッチは、
    前記ネットワークフレームの長さをモニタし、前記MRLフレームの長さを前記ネットワークフレームの平均長に基づいて決定することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の伝送システム。
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