JP2010258373A - 電子回路基板の収納容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筐体と蓋から構成される電子回路基板の収納容器において、電子回路基板に連結される、少なくとも片側に同一方向に平行に配設された複数の角柱状または円柱状に形成された一次突起形状を有するアルミ又はアルミ合金製プレートと荷重たわみ温度が100℃以上の熱可塑性樹脂とによって複合一体的に形成された筐体と、蓋から成る。
【選択図】図1
Description
2 筐体
3 熱可塑性樹脂部位
4 アルミプレート部位
4a 円柱状の一次突起形状
5 蓋
6 コネクター部位6
7 電子回路基板
8 発熱素子
電子回路基板に連結される、少なくとも片側に同一方向に平行に配設された複数の角柱状または円柱状に形成された一次突起形状を有するアルミ又はアルミ合金製プレートと荷重たわみ温度が100℃以上の熱可塑性樹脂とによって複合一体的に形成された筐体と、蓋から成ることを特徴とする電子回路基板の収納容器である。
本実施例の気密性試験で使用した収納容器の断面を図2に示す。アルミプレート部位10aは、アルミスラグを所定の金型を使用してインパクトプレスした後、アルマイト処理をして得た。このアルミプレート部位10aを所定の射出成形用金型にインサートし、カーボンブラックで黒着色したポリフェニレンサルファイド樹脂(荷重たわみ温度270℃、熱伝導率0.4W/m・K)を用いて射出成形することにより、アルミプレート部位10aと熱可塑性樹脂部位10bが複合一体化した筐体10を得た。一方、蓋9は無着色のポリフェニレンサルファイド樹脂(荷重たわみ温度270℃、熱伝導率0.4W/m・K)を用いて所定の射出成形用金型で射出成形することにより得た。筐体10の内部に純銅片12(15mm×15mm×0.1mmt)を置き、上記方法により得た筐体10と蓋9を、半導体レーザー溶着装置を使用して筐体10と蓋9が接する面全体を溶着し、図2に示す収納容器11を得た。
本実施例の気密性試験で使用した収納容器の断面を図3に示す。実施例1と同様にして筐体10を得た。また、厚み1mmtのアルミ板を所定のプレス打抜き型を使用して蓋9を得た。筐体10の内部に純銅片12(15mm×15mm×0.1mmt)を置き、次に筐体10と蓋9が接する面にNBR製シート14を間に挟み、タッピングスクリュー13で筐体10と蓋9を固定し、図3に示す収納容器15を得た。
この収納容器15を、実施例1と同様に処理して、得られた純銅片12’を同様に比較した。結果を表1に示す。
実施例1において、アルミプレート部位10aをインパクトプレスした後、アルマイト処理をしなかった他は、実施例1と同様にして気密試験用の収納容器を得、同様の処理をした上で、同様の比較を行った。結果を表1に示す。
本実施例の放熱性試験で使用した筐体の断面を図4に示す。実施例1と同様にして筐体10を作成した。次に、重さ30gの円柱状銅塊16を100℃に設定された恒温槽内に1時間放置、すばやく取り出して筐体10内の中央部に置き、市販のサーモグラフィーで円柱状銅塊16の表面温度を観察しながら、ストップウォッチを用いて円柱状銅塊16の表面温度が室温になるまでの時間を計測した。結果を表2に示す。
熱可塑性樹脂として、カーボンブラックで黒着色し酸化マグネシウム系の熱伝導剤を配合したポリフェニレンサルファイド樹脂(荷重たわみ温度195℃、熱伝導率1.0W/m・K)を使用した他は、実施例4と同様にして筐体10を作成し、同様の計測を行った。結果を表2に示す。
アルミプレート部位10aをインパクトプレスした後、アルマイト処理をしなかった他は、実施例5と同様にして筐体10を作成し、同様の計測を行った。結果を表2に示す。
本比較例の気密性試験で使用した収納容器の断面を図5に示す。筐体17は、アルミダイカスト法で作成した。また、蓋9は実施例2と同様に作成した。筐体17の内部に純銅片12(15mm×15mm×0.1mmt)を置き、筐体17と蓋9をネジで固定し、収納容器19を得た。この収納容器19を実施例1と同様に処理して、得られた純銅片12’を同様に比較した。結果を表1に示す。
本比較例の気密性試験で使用した収納容器の断面を図6に示す。筐体20はカーボンブラックで黒着色したポリフェニレンサルファイド樹脂(荷重たわみ温度270℃、熱伝導率0.4W/m・K)を用い、所定の射出成形用金型で射出成形することにより得た。蓋9は実施例1と同様にして得た。筐体20と蓋2は実施例1と同様にしてレーザー溶着を行い、気密性試験用の収納容器21を得た。この収納容器20を実施例1と同様に処理して、得られた純銅片12’を同様に比較した。結果を表1に示す。
比較例2と同様にして筐体20を得た。この筐体20を用い、実施例4と同様の計測を行った(図7)。結果を表2に示す。
比較例1と同様にして筐体17を得た。この筐体17を用い、実施例4と同様の計測を行った(図8)。結果を表2に示す。
Claims (8)
- 筐体と蓋から構成される電子回路基板の収納容器において、
電子回路基板に連結される、少なくとも片側に同一方向に平行に配設された複数の角柱状または円柱状に形成された一次突起形状を有するアルミ又はアルミ合金製プレートと荷重たわみ温度が100℃以上の熱可塑性樹脂とによって複合一体的に形成された筐体と、蓋から成ることを特徴とする電子回路基板の収納容器。 - 同一方向に平行に配設された複数の角柱状または円柱状に形成された一次突起形状が、鍛造加工によってプレート平面部と一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子回路基板の収納容器。
- 熱可塑性樹脂が、熱伝導率0.6W/m・K以上のものである請求項1又は2記載の電子回路基板の収納容器。
- 熱可塑性樹脂が、結晶性ポリマーを主体とするものである請求項1〜3の何れか1項記載の電子回路基板の収納容器。
- 複合一体的に形成された筐体が、射出成形法によってなることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の電子回路基板の収納容器。
- アルミ又はアルミ合金製プレートの表面の一部又は全部が、化学的又は物理的な方法によって微細な二次凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の電子回路基板の収納容器。
- 蓋が熱可塑性樹脂であって、かつそのポリマー主成分が筐体の熱可塑性樹脂のポリマー主成分と互いに相溶性があるか又は同一のものであって、筐体と蓋とが接する面の全部又は一部が溶融接合されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の電子回路基板の収納容器。
- 自動車用電子制御装置に使用されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の電子回路基板の収納容器。
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2009
- 2009-04-28 JP JP2009109616A patent/JP2010258373A/ja active Pending
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