JP2010258104A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2010258104A
JP2010258104A JP2009104475A JP2009104475A JP2010258104A JP 2010258104 A JP2010258104 A JP 2010258104A JP 2009104475 A JP2009104475 A JP 2009104475A JP 2009104475 A JP2009104475 A JP 2009104475A JP 2010258104 A JP2010258104 A JP 2010258104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color filter
solid
color
red
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009104475A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Saito
繁 齋藤
Shinzo Kayama
信三 香山
Manabu Usuda
学 薄田
Mitsuru Rokusha
充 六車
Yutaka Hirose
裕 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009104475A priority Critical patent/JP2010258104A/ja
Priority to PCT/JP2010/002501 priority patent/WO2010122716A1/ja
Publication of JP2010258104A publication Critical patent/JP2010258104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/201Filters in the form of arrays
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/223Absorbing filters containing organic substances, e.g. dyes, inks or pigments
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/1462Coatings
    • H01L27/14621Colour filter arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14632Wafer-level processed structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14625Optical elements or arrangements associated with the device
    • H01L27/14627Microlenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

【課題】輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現可能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の固体撮像素子は、2次元状に配置された複数の受光部102と、複数の受光部102のそれぞれの上に配置され、互いに異なる光吸収特性を有する色フィルタとを備え、複数の色フィルタは、青色領域に透過中心波長を有する第1の色フィルタ108と、緑色領域に透過中心波長を有する第2の色フィルタ109と、赤色領域に透過中心波長を有する第1の透過帯と、青色領域に透過中心波長を有する第2の透過帯とを持つ第3の色フィルタ112とを含む。
【選択図】図1A

Description

本発明は、固体撮像素子に関し、特にデジタルカメラ等に使用される固体撮像素子のフィルタリング技術に関する。
従来、固体撮像素子においては、RGB三原色を透過させるための色フィルタが積層されており(例えば、特許文献1参照)、殆どの色についての表現を可能にしている。しかし、従来のRGBを原色として色を表す方式では、人間の目に感じるような自然な色を表現することについては十分とは云えない。特に、青緑色の一部に表現できない色が生じてしまう。
そこで、XYZ表色系という概念の色フィルタ特性が提案されている。これは、人間の目の赤色を感じる視神経が青緑色に対して負の感度を持つことを考慮した色フィルタ特性である。このようなフィルタ特性を持つ色フィルタを固体撮像素子に採用することで、より人間の目に近い撮像をすることができる。
このとき、XYZ表色系のXフィルタは、赤色及び青色に透過中心波長を有する。しかし、単純に赤色透過フィルタと青色透過フィルタとを重ね合わせてもXYZ表色系のXフィルタに近似したフィルタ特性は得られない。というのは、2つの色フィルタを重ね合わせるとフィルタ特性が掛け合わされ、光が透過しなくなるからである。
そこで、XYZ表色系に適用可能な色フィルタとして反射型色フィルタが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この反射型色フィルタは具体的には無機の誘電体多層膜フィルタを用いるものであり、誘電体多層膜フィルタは周期的に高屈折率の膜と低屈折率の膜とを交互に積層してなり、ある膜厚条件で特定の波長の光が透過する色フィルタである。このような誘電体多層膜フィルタを用いることで、ある波長領域の光が透過できない、光の禁止帯を生じさせることができる。従って、膜の構成を変えた誘電体多層膜フィルタを複数重ねることで、ある特定波長の光だけが透過できるような色フィルタを実現できる。このような色フィルタを用いると、所望の三原色の光を透過させる3種類の色フィルタを実現することが可能になる。
しかし、反射型色フィルタでXYZ表色系に適用可能な色フィルタを実現しようとした場合、複数の誘電体多層膜フィルタを重ねる必要等があり、色フィルタの膜厚が4μm程度と非常に厚くなるため、固体撮像素子のアスペクト比が高くなり、集光効率が低下してしまうという課題が生じる。さらに、反射型色フィルタが所望の光以外を全て反射することによりフレアが引き起こされるという課題も生じる。
そこで、負の視感度となる青緑色の光だけを透過する吸収型のエメラルドフィルタを用い、このエメラルドフィルタに対応するエメラルド画素で得られる信号成分を赤色の信号成分から差分することで、赤色フィルタの負の視感度を実現する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
米国特許第3971065号明細書 米国特許第7132644号明細書 特開2004−200357号公報
ところで、一般に、輝度信号は、「Y=0.11B+0.59G+0.30R」で表わされる。ここで、B、G及びRは、それぞれ青色信号、緑色信号及び赤色信号を表わす。これに関し、輝度を大きく取るために「ベイヤー配列」と呼ばれるRGGB画素から成る4画素を単位セルとした画素配置が最も輝度信号を効率よく取得できることが知られている。従って、エメラルドフィルタを用いた場合の画素配置としては、RGGB画素の1つのG画素をエメラルド画素に代えて用いることが考え得る。
しかしながら、RGGB画素の1つのG画素をエメラルド画素に代えて用いると、輝度に最も占める割合が大きい緑色信号が半減してしまう(即ち、2画素から1画素になってしまう)ため、輝度信号を効率よく取得できない。その結果、輝度信号を効率よく取得しつつ、人間の視感度の特に赤色の視感度が500nm付近の波長の光に対して負の感度を持つようなフィルタ特性を有する薄膜の色フィルタは、まだない。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現可能な固体撮像素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、2次元状に配置された複数の受光部と、前記複数の受光部のそれぞれの上に配置され、互いに異なる光吸収特性を有する色フィルタとを備え、複数の前記色フィルタは、青色領域に透過中心波長を有する第1の色フィルタと、緑色領域に透過中心波長を有する第2の色フィルタと、赤色領域に透過中心波長を有する第1の透過帯と、青色領域に透過中心波長を有する第2の透過帯とを持つ第3の色フィルタとを含むことを特徴とする。
このような構成とすることにより、反射型色フィルタ及びエメラルドフィルタを用いることなく、第3の色フィルタによりXYZ表色系のXフィルタを実現できる。従って、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現することができる。その結果、フレアのない吸収型のXYZ表色系の色フィルタを実現することができる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第2の透過帯の最大透過率は、前記第1の透過帯の最大透過率に対し、10〜50%であることを特徴とする。
このような構成とすることにより、人間の視感度のフィルタ特性を高精度で実現する色フィルタが実現可能となる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第3の色フィルタは、前記第1の透過帯及び前記第2の透過帯を持つ第1の層と、前記第1の層の上方又は下方に配置された、前記第1の透過帯を持つ第2の層とから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、XYZ表色系のXフィルタが2つの層が積層されて構成され、固体撮像素子のアスペクト比が低くなるため、感度を向上させることができる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第1の層及び前記第2の層は、それぞれの青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blue及びα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_red及びα2_redとし、光学膜厚をt1及びt2とするとき、下記の式を満足することを特徴とする。
0.1≦Exp(−α1_blue×t1−α2_blue×t2)≦0.5
0.5≦Exp(−α1_red×t1−α2_red×t2)
このような構成とすることにより、人間の視感度のフィルタ特性を高精度で実現する色フィルタが実現可能となる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第1の層は、マゼンダ色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、現行プロセスを用いても、容易にXYZ表色系のXフィルタを形成することが可能となり、コストが低下する。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第2の層は、赤色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、現行プロセスを用いても、容易にXYZ表色系のXフィルタを形成することが可能となり、コストが低下する。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第3の色フィルタは、前記第1の透過帯及び前記第2の透過帯を持つ第1の材料と、前記第1の透過帯を持つ第2の材料とから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、単層でXYZ表色系のXフィルタが実現可能となる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第1の材料及び前記第2の材料は、それぞれの青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blue及びα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_red及びα2_redとし、混合比率をX1及びX2とし、光学膜厚を共にtとするとき、下記の式を満足することを特徴とする。
0.1≦Exp(−α1_blue×X1×t−α2_blue×X2×t)≦0.5
0.5≦Exp(−α1_red×X1×t−α2_red×X2×t)
このような構成とすることにより、人間の視感度のフィルタ特性を高精度で実現する色フィルタが実現可能となる。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第1の材料は、マゼンダ色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、現行プロセスを用いても、容易にXYZ表色系のXフィルタを形成することが可能となり、コストが低下する。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第2の材料は、赤色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成されることを特徴とする。
このような構成とすることにより、現行プロセスを用いても、容易にXYZ表色系のXフィルタを形成することが可能となり、コストが低下する。
さらに上記課題を解決するため、本発明の固体撮像素子は、前記第1の色フィルタ、第2の色フィルタ及び第3の色フィルタにより得られる分光特性は、等色条件を満たすことを特徴とする。
このような構成とすることにより、人間の視感度のフィルタ特性を高精度で実現する色フィルタが実現可能となる。
以上のように本発明によれば、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを備えた固体撮像素子を実現できるので、撮像画像の色再現性及び画質を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像素子の構造を示す断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の色フィルタの配置を示す平面図である。 同実施の形態に係る赤色フィルタの透過特性を示す図である。 同実施の形態に係るマゼンダフィルタの透過特性を示す図である。 同実施の形態に係る第3の色フィルタの透過特性を示す図である。 同実施の形態に係る第1の色フィルタ、第2の色フィルタ及び第3の色フィルタによって得られる分光特性を示す図である。 同実施の形態に係るフィルタによって得られるx−y色度分布及び人間の視感度のフィルタ特性が有する色域を示す図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像素子の構造を示す断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像素子の構造を示す断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の色フィルタの配置を示す平面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。 同実施の形態に係る固体撮像素子の製造方法を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態における固体撮像素子について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態及び添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明はこれらに限定されることを意図しない。
(実施の形態1)
図1Aは、本実施の形態に係る固体撮像素子100の構造を示す断面図である。
この固体撮像素子100は、p型Si基板101、複数の受光部102、層間絶縁膜103、信号線に相当する配線層104、複数の色フィルタ、平坦化膜106、及び集光素子(オンチップマイクロレンズ)107より構成されている。なお、固体撮像素子100は、p型Si基板101の代わりにp型半導体層を備えてもよいし、又はp型Si基板101の上に形成されたp型半導体層を更に備えてもよい。この場合には、受光部102は半導体層に形成される。
p型Si基板101には、各受光部102に入射した光によって発生した電気信号を読み出すトランジスタ等の読出し部(図外)が設けられている。受光部102は、n型領域であり、p型Si基板101表面に2次元状に配置されている。なお、p型Si基板101の厚さは、固体撮像素子100によって異なるが、例えば5〜10μmとされる。
色フィルタは、複数の受光部102のそれぞれの上に配置されている。複数の色フィルタは、可視光域において異なる光吸収特性を有する3種類の色フィルタ、つまりXYZ表色系のXフィルタ、Yフィルタ及びZフィルタを含む。具体的に、複数の色フィルタは、Zフィルタとしての青色領域(410〜510nmの波長域)に透過中心波長を有する(透過率50%以上の透過ピークを有する)第1の色フィルタ(青色フィルタ)108と、Yフィルタとしての緑色領域(470〜650nmの波長域)に透過中心波長を有する第2の色フィルタ(緑色フィルタ)109と、Xフィルタとしての赤色領域(520〜670nmの波長域)に透過中心波長を有する第1の透過帯と、青色領域に透過中心波長を有する第2の透過帯とを持つ第3の色フィルタ112とを含む。なお、XYZ表色系とは、1931年にCIE(国際照明委員会)で標準表色系として承認された表色系である。
第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ112は、図1Bの平面図に示すように、1つの第1の色フィルタ108、1つの第2の色フィルタ109、及び2つの第3の色フィルタ112を1つの単位セルとして2次元状に配置される。
第3の色フィルタ112は、本発明の第1の層の一例であり、第1の透過帯及び第2の透過帯を持つ色フィルタ(マゼンダフィルタ)111と、本発明の第2の層の一例であり、色フィルタ111の上方に積層して配置された、第1の透過帯を持ち第2の透過帯を持たない色フィルタ(赤色フィルタ)110とから構成される。なお、色フィルタ110は色フィルタ111の上方に配置されるとしたが、下方に配置されても構わない。
第1の色フィルタ108は青色素を含む顔料が分散されてなり、第2の色フィルタ109は緑色素を含む顔料が分散されてなる。色フィルタ110は赤色素を含む顔料が分散されてなり、色フィルタ111はマゼンダ色素を含む顔料が分散されてなる。なお、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109、色フィルタ110及び111は、顔料ではなく染料系のカラーレジストで構成されても構わない。
図2A及び図2Bは、それぞれ本実施の形態に係る固体撮像素子100に形成された色フィルタ110及び111の透過特性を示す図である。ここで、色フィルタ110及111の透過率TR及びTMgは、α2及びα1をそれぞれ色フィルタ110及び111の吸収係数とし、t2及びt1をそれぞれ色フィルタ110及び111の光学膜厚として、下記の式(1)及び(2)で表すことができる。
R[%]=100*Exp(−α2×t2)・・・・(1)
Mg[%]=100*Exp(−α1×t1)・・・・(2)
式(1)及び(2)からわかるようにt2及びt1が小さくなればなるほど、透過率は高くなる。
ここで、本実施の形態の固体撮像素子では、第3の色フィルタ112に色フィルタ110及び111の積層構造を用いることにより、従来の吸収型の色フィルタでは困難であったXYZ表示系のXフィルタに対応する分光特性を実現している。この場合、第3の色フィルタ112を色フィルタ110及び111の積層構造としても、青色領域の透過帯は存在する。すなわち、目的の分光特性を実現するため各色フィルタの膜厚を調整することで本来は吸収する波長の光を透過することが可能となる。また、その透過率も各々の色フィルタの膜厚を制御することで、所望の分光特性を得ることが可能となる。従って、第3の色フィルタ112の透過率TR/Mgは、色フィルタ110及び111の透過率TR及びTMgの積で表される。すなわち、透過率TR/Mgは次式(3)で表される。
R/Mg[%]=(TR×TMg)/100=100*Exp(−α2×t2−α1×t1)・・・・(3)
式(3)によれば、第3の色フィルタ112を構成する色フィルタ110の膜厚t2と色フィルタ111の膜厚t1とを任意に設定することで、さまざまな分光特性を有する色フィルタを実現することができる。特に、色フィルタ110の青色領域の透過中心波長における吸収係数をα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα2_redとし、また色フィルタ111の青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_redとし、第3の色フィルタ112が下記の式(4)及び(5)の関係を満たすように構成することで、図3に示すように、第3の色フィルタ112において第2の透過帯の最大透過率が第1の透過帯の最大透過率に対し10〜50%となる。その結果、図3に示すようなXYZ表色系のXフィルタの透過特性を実現することができる。
0.1≦Exp(−α1_blue×t1−α2_blue×t2)≦0.5・・・(4)
0.5≦Exp(−α1_red×t1−α2_red×t2)・・・・(5)
図4Aは本実施の形態に係る固体撮像素子100の第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ112によって得られる分光感度特性を示す図である。また、図4Bは本実施の形態に係る固体撮像素子100の色フィルタによって得られるx−y色度分布(図4Bの点線で囲まれた斜線で示した領域)及び人間の視感度のフィルタ特性が有する色域(図4Bの実線で囲まれた領域)を示す図である。
図4A及び図4Bからわかるように、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ112により得られる分光特性は等色条件を満たすので、固体撮像素子100の色フィルタによって、人間の視感度のフィルタ特性を有する色フィルタを実現することができる。
図5A〜図5Dは本実施の形態に係る固体撮像素子100の色フィルタの製造方法を説明するための断面図である。
まず、通常の半導体プロセスを用いて、p型Si基板101に、受光部102、層間絶縁膜103及び配線層104が形成される。
次に、図5Aに示すように、スピンオン法151でマゼンダ色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液152が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液152の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液152に対してTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)溶液等でウェットエッチングが行われ、色フィルタ111が形成される。
次に、図5Bに示すように、スピンオン法151で緑色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液155が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液155の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液155に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第2の色フィルタ109が形成される。ここで、図5Aの工程で形成されている色フィルタ111は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
次に、図5Cに示すように、スピンオン法151で青色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液156が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液156の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液156に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第1の色フィルタ108が形成される。ここで、図5Bの工程で形成されている第2の色フィルタ109は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
最後に、図5Dに示すように、スピンオン法151で赤色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液157が色フィルタ111表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液157の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液157に対してTMAH溶液等でウェットエッチング154が行われ、色フィルタ110が形成される。ここで、図5Cの工程で形成されている第1の色フィルタ108は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
なお、本実施の形態に係る固体撮像素子100の製造工程では、色フィルタを構成する材料としてネガ型の顔料カラーレジストを仮定しているが、ポジ型の顔料カラーレジストでも構わない。また、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ112の形成工程の順番は変更されても問題ない。
以上のように本実施の形態の固体撮像素子100は、反射型色フィルタ及びエメラルドフィルタを用いることなく、マゼンダフィルタ及び赤色フィルタを重ねてXYZ表色系のXフィルタを実現する。従って、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現することができる。
(実施の形態2)
図6は、本実施の形態に係る固体撮像素子200の構造を示す断面図である。
この固体撮像素子200は、色フィルタが透明材料202を含むという点で実施の形態1の固体撮像素子100と異なる。固体撮像素子200は、p型Si基板101、複数の受光部102、層間絶縁膜103、配線層104、複数の色フィルタ、平坦化膜106、及び集光素子107より構成されている。
色フィルタは、複数の受光部102のそれぞれの上に配置されている。複数の色フィルタは、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109、第3の色フィルタ112、及び透明材料202とを含む。第3の色フィルタ112は、色フィルタ111及び110から構成される。
透明材料202は第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び色フィルタ111上に形成され、透明材料202上に色フィルタ110が形成されている。透明材料202は例えばSiO2、SiN及びTiO2等から構成される。
図7A〜図7Eは、本実施の形態に係る固体撮像素子200の色フィルタの製造方法を説明するための断面図である。
まず、通常の半導体プロセスを用いて、p型Si基板101に、受光部102、層間絶縁膜103及び配線層104を形成する。
次に、図7Aに示すように、スピンオン法151でマゼンダ色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液152が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液152の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液152に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、色フィルタ111が形成される。
次に、図7Bに示すように、スピンオン法151で緑色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液155が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液155の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液155に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第2の色フィルタ109が形成される。ここで、図7Aの工程で形成されている色フィルタ111は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
次に、図7Cに示すように、スピンオン法151で青色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液156が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液156の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液156に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第1の色フィルタ108が形成される。ここで、図7Bの工程で形成されている第2の色フィルタ109は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
次に、図7Dに示すように、例えばSiO2から構成される透明材料202がCVD法で第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び色フィルタ111上に成膜され、CMPにより平坦化される。
最後に、図7Eに示すように、スピンオン法151で赤色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液157がp型Si基板101表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液157の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液157に対してTMAH溶液等でウェットエッチング154が行われ、色フィルタ110が形成される。
なお、本実施の形態に係る固体撮像素子200の製造工程では、色フィルタを構成する材料としてネガ型の顔料カラーレジストを仮定しているが、ポジ型の顔料カラーレジストでも構わない。また、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ112の形成工程の順番を変更しても問題ない。
以上のように本実施の形態に係る固体撮像素子200によれば、第3の色フィルタ112を構成する色フィルタ110と色フィルタ111との間に透明材料202が設けられる。従って、色フィルタ110と色フィルタ111との界面で生じうる光学的な干渉又は物理的な干渉を抑制することができ、第3の色フィルタ112において所望の分光特性をより忠実に再現することが可能となる。また、色フィルタ110が形成される際に、透明材料202により下地が平坦化されているため、色フィルタ110の形成プロセスが容易となる。
また、本実施の形態に係る固体撮像素子200においても、実施の形態1に係る固体撮像素子100と同様の理由により、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現することができる。
(実施の形態3)
図8Aは、本実施の形態に係る固体撮像素子300の構造を示す断面図である。
この固体撮像素子300は、第3の色フィルタが単層の色フィルタから構成されるという点で実施の形態1の固体撮像素子100と異なる。固体撮像素子300は、p型Si基板101、複数の受光部102、層間絶縁膜103、配線層104、複数の色フィルタ、平坦化膜106、及び集光素子107より構成されている。
色フィルタは、複数の受光部102のそれぞれの上に配置されている。複数の色フィルタは、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及びXフィルタとしての第3の色フィルタ302を含む。第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ302は、図8Bの平面図に示すように、1つの第1の色フィルタ108、1つの第2の色フィルタ109、及び2つの第3の色フィルタ302を1つの単位セルとして2次元状に配置される。
第3の色フィルタ302は、赤色領域に透過中心波長を有する第1の透過帯と青色領域に透過中心波長を有する第2の透過帯とを持つ第1の材料と、第1の透過帯を持ち第2の透過帯を持たない第2の材料とから構成される。第3の色フィルタ302は、第2の材料としての赤色素を含む顔料と、第1の材料としてのマゼンダ色素を含む顔料とが分散されてなる。なお、第3の色フィルタ302は、顔料ではなく染料系のカラーレジストで構成されても構わない。
ここで、第3の色フィルタ302では赤色素を含む顔料とマゼンダ色素を含む顔料が分散されているため、第3の色フィルタ302の透過率Tは、赤色素を含む顔料とマゼンダ色素を含む顔料の混合比率をX2及びX1とし、赤色素を含む顔料とマゼンダ色素を含む顔料の吸収係数をそれぞれα2及びα1、赤色素を含む顔料とマゼンダ色素を含む顔料の光学膜厚を共にtとすると、下記の式(6)で表すことができる。
T[%]=100*Exp(−α1×X1×t−α2×X2×t)・・・・(6)
式(6)によれば、第3の色フィルタ302を構成する赤色素を含む顔料の混合比X2とマゼンダ色素を含む顔料の混合比X1とを任意に設定することで、さまざまな分光特性を有する色フィルタを実現することができる。特に、赤色素を含む顔料の青色領域の透過中心波長における吸収係数をα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα2_redとし、またマゼンダ色素を含む顔料の青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_redとし、第3の色フィルタ302が下記の式(7)及び(8)の関係を満たすように構成することで、図3に示すように、第3の色フィルタ302において第2の透過帯の最大透過率は第1の透過帯の最大透過率に対し10〜50%となる。その結果、図3に示すようなXYZ表色系のXフィルタの透過特性を実現することができる。
0.1≦Exp(−α1_blue×X1×t−α2_blue×X2×t)≦0.5・・・(7)
0.5≦Exp(−α1_red×X1×t−α2_red×X2×t)・・・・(8)
図9A〜図9Cは、本実施の形態に係る固体撮像素子300の色フィルタの製造方法を説明するための断面図である。
まず、通常の半導体プロセスを用いて、p型Si基板101に、受光部102、層間絶縁膜103及び配線層104が形成される。
次に、図9Aに示すように、スピンオン法151で緑色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液155が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液155の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液155に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第2の色フィルタ109が形成される。
次に、図9Bに示すように、スピンオン法151で青色素を含むネガ型の顔料が分散された溶液156が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液156の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液156に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第1の色フィルタ108が形成される。ここで、図9Aの工程で形成されている第2の色フィルタ109は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
最後に、図9Cに示すように、スピンオン法151で赤色素とマゼンダ色素とを含むネガ型の顔料が分散された溶液303が層間絶縁膜103表面に塗布され、リソグラフィー153により溶液303の所望の領域のみが硬化される。その後、溶液303に対してTMAH溶液等でウェットエッチングが行われ、第3の色フィルタ302が形成される。ここで、図9Bの工程で形成されている第1の色フィルタ108は既に硬化しているため、ウェットエッチングの影響を受けない。
なお、本実施の形態に係る固体撮像素子300の製造工程では、色フィルタを構成する材料としてネガ型の顔料カラーレジストを仮定しているが、ポジ型の顔料カラーレジストでも構わない。また、第1の色フィルタ108、第2の色フィルタ109及び第3の色フィルタ302の形成工程の順番を変更しても問題ない。
以上のように本実施の形態の固体撮像素子300は、反射型色フィルタ及びエメラルドフィルタを用いることなく、赤色素を含む顔料とマゼンダ色素を含む顔料とが混合されたフィルタによりXYZ表色系のXフィルタを実現する。従って、輝度信号を減らすことなく人間の視感度のフィルタ特性を実現する薄膜の色フィルタを実現することができる。
本発明は、固体撮像素子に利用可能であり、特にデジタルカメラ、携帯電話、一眼レフカメラ及びスキャナ等に利用可能である。
100、200、300 固体撮像素子
101 p型Si基板
102 受光部
103 層間絶縁膜
104 配線層
106 平坦化膜
107 集光素子
108 第1の色フィルタ
109 第2の色フィルタ
110、111 色フィルタ
112、302 第3の色フィルタ
151 スピンオン法
152、155、156、157、303 溶液
153 リソグラフィー
202 透明材料

Claims (12)

  1. 2次元状に配置された複数の受光部と、
    前記複数の受光部のそれぞれの上に配置され、互いに異なる光吸収特性を有する色フィルタとを備え、
    複数の前記色フィルタは、
    青色領域に透過中心波長を有する第1の色フィルタと、
    緑色領域に透過中心波長を有する第2の色フィルタと、
    赤色領域に透過中心波長を有する第1の透過帯と、青色領域に透過中心波長を有する第2の透過帯とを持つ第3の色フィルタとを含む
    固体撮像素子。
  2. 前記第2の透過帯の最大透過率は、前記第1の透過帯の最大透過率に対し、10〜50%である
    請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記第3の色フィルタは、前記第1の透過帯及び前記第2の透過帯を持つ第1の層と、前記第1の層の上方又は下方に配置された、前記第1の透過帯を持つ第2の層とから構成される
    請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  4. 前記第1の層及び前記第2の層は、それぞれの青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blue及びα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_red及びα2_redとし、光学膜厚をt1及びt2とするとき、下記の式を満足する
    0.1≦Exp(−α1_blue×t1−α2_blue×t2)≦0.5
    0.5≦Exp(−α1_red×t1−α2_red×t2)
    請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 前記第1の層は、マゼンダ色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成される
    請求項3又は4に記載の固体撮像素子。
  6. 前記第2の層は、赤色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成される
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  7. 前記第3の色フィルタは、前記第1の透過帯及び前記第2の透過帯を持つ第1の材料と、前記第1の透過帯を持つ第2の材料とから構成される
    請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  8. 前記第1の材料及び前記第2の材料は、それぞれの青色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_blue及びα2_blueとし、赤色領域の透過中心波長における吸収係数をα1_red及びα2_redとし、混合比率をX1及びX2とし、光学膜厚を共にtとするとき、下記の式を満足する
    0.1≦Exp(−α1_blue×X1×t−α2_blue×X2×t)≦0.5
    0.5≦Exp(−α1_red×X1×t−α2_red×X2×t)
    請求項7に記載の固体撮像素子。
  9. 前記第1の材料は、マゼンダ色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成される
    請求項7又は8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記第2の材料は、赤色素を含む顔料又は染料系のカラーレジストから構成される
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  11. 前記第1の色フィルタ、第2の色フィルタ及び第3の色フィルタにより得られる分光特性は、等色条件を満たす
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  12. 前記第1の色フィルタ、第2の色フィルタ及び第3の色フィルタは、それぞれXYZ表色系のZフィルタ、Yフィルタ及びXフィルタである
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
JP2009104475A 2009-04-22 2009-04-22 固体撮像素子 Pending JP2010258104A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104475A JP2010258104A (ja) 2009-04-22 2009-04-22 固体撮像素子
PCT/JP2010/002501 WO2010122716A1 (ja) 2009-04-22 2010-04-06 固体撮像素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009104475A JP2010258104A (ja) 2009-04-22 2009-04-22 固体撮像素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010258104A true JP2010258104A (ja) 2010-11-11

Family

ID=43010846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009104475A Pending JP2010258104A (ja) 2009-04-22 2009-04-22 固体撮像素子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2010258104A (ja)
WO (1) WO2010122716A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013030652A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Sony Corp 撮像素子およびその製造方法
JP2016058749A (ja) * 2015-11-27 2016-04-21 ソニー株式会社 撮像素子

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62111204A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 Matsushita Electronics Corp 色分離フイルタ
JP3391980B2 (ja) * 1996-05-27 2003-03-31 シャープ株式会社 固体撮像素子及びその製造方法
JP2003008997A (ja) * 2001-06-27 2003-01-10 Konica Corp 撮像素子及び撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ
JP5070742B2 (ja) * 2006-06-09 2012-11-14 ソニー株式会社 情報取得方法、情報取得装置、半導体装置、信号処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013030652A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Sony Corp 撮像素子およびその製造方法
WO2013018559A1 (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 ソニー株式会社 撮像素子およびその製造方法
US9380277B2 (en) 2011-07-29 2016-06-28 Sony Corporation Imaging device with reduced color mixing and method of manufacturing the same
JP2016058749A (ja) * 2015-11-27 2016-04-21 ソニー株式会社 撮像素子

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010122716A1 (ja) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5074106B2 (ja) 固体撮像素子及びカメラ
US8670051B2 (en) Solid-state image sensor and camera having improved sensitivity and color separation characteristics
JP5247042B2 (ja) カラーフィルタアレイ及びイメージセンサー
JP5649990B2 (ja) カラーフィルタ、固体撮像素子、液晶表示装置および電子情報機器
JP5017193B2 (ja) 固体撮像装置及びカメラ
JP2011077410A (ja) 固体撮像装置
JP2007220832A (ja) 固体撮像装置及びカメラ
JP2008170979A (ja) 固体撮像装置、その製造方法およびカメラ
US8848092B2 (en) Solid-state imaging device and electronic apparatus
JP2008060323A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法およびカメラ
JP2000180621A (ja) オンチップカラーフィルタ及びこれを用いた固体撮像素子
JP2010062417A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
WO2010122797A1 (ja) 固体撮像素子
JP4510613B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
WO2014021130A1 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び電子機器
WO2010122716A1 (ja) 固体撮像素子
JP2013118295A (ja) 固体撮像素子の製造方法、固体撮像素子、および電子情報機器
JP2004319610A (ja) イメージセンサ
JP2008177362A (ja) 固体撮像装置およびカメラ
JP2008205940A (ja) 固体撮像装置および撮像装置
JP2005303081A (ja) 光センサーおよび固体撮像装置
WO2010122719A1 (ja) 固体撮像素子
JP2011061134A (ja) 半導体イメージセンサ
JP2011165923A (ja) カラー固体撮像素子およびその製造方法
JP2011243785A (ja) 固体撮像素子