JP2010256771A - 耐久性反射防止フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明支持基材11の少なくとも一方にハードコート層12および/または低屈折率層13をこの順で備える耐久性反射防止フィルムであって、前記透明支持基材11にRIE処理を施し、その処理面に電離放射線型硬化法によって前記ハードコート層12および/または低屈折率層13を形成してなることを特徴とする耐久性反射防止フィルム10。
【選択図】図1
Description
請求項2に記載の発明は、前記RIE処理が窒素、アルゴン又はその混合ガス雰囲気中で行われることを特徴とする請求項1に記載の耐久性反射防止フィルムである。
請求項3に記載の発明は、前記RIE処理がRF方式またはMF方式で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の耐久性反射防止フィルムである。
請求項4に記載の発明は、前記耐久性反射防止フィルムの平均視感反射率が0.7%以上1.3%以下であり、全光線透過率が95%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の耐久性反射防止フィルムである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の耐久性反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とするディスプレイ部材、または画像表示装置である。
請求項7に記載の発明は、透明支持基材の少なくとも一方にハードコート層および/または低屈折率層をこの順で備える耐久性反射防止フィルムの製造方法であって、前記透明支持基材にRIE処理を施し、その処理面に電離放射線型硬化法によって前記ハードコート層および/または低屈折率層を形成する工程を有することを特徴とする耐久性反射防止フィルムの製造方法である。
まず、図1に示すように、透明支持基材11としては、厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルムを用意した。
紫光 UV−7605B(日本合成化学社製)100重量部、イルガキュア184(チバガイギー社製)4重量部、酢酸メチル50重量部、2−ブタノン50重量部を混合し、ハードコート層形成用塗液を調液し、基材フィルムであるトリアセチルセルロースフィルム上にハードコート層形成用塗液を塗布し、乾燥、紫外線照射をおこない膜厚10μmのハードコート層を形成した。
低屈折率シリカ微粒子(平均粒子径30nm)2.4重量部、電離放射線硬化型材料としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)1.6重量部、シリコーン系材料としてTSF44(東芝GEシリコーン社製)0.2重量部、光重合開始剤としてイルガキュア184(チバ・ジャパン社製)0.2重量部、溶媒としてイソプロピルアルコール(沸点82.4℃)72.2重量部、メチルイソブチルケトン13.8重量部からなる低屈折率層形成用塗液を用意した。
得られた低屈折率層形成用塗液をハードコート層上に塗布し、塗膜を形成し、その後、オーブンで80℃で乾燥をおこない、乾燥後、紫外線照射装置により積算光量384mJ/cm2で硬化し、光学膜厚125nmの低屈折率層を形成した。
透明支持基材11の片方の面をMF方式でEpd(End Point Detector)=20000で処理し、その上部に(実施例1)と同様にしてハードコート層・低屈折率層を形成し反射防止フィルムを作成した。これについて、低屈折率層形成直後と耐久性試験後に以下の評価を行った。
透明支持基材11の片方の面をMF方式でEpd(End Point Detector)=300で処理し、その上部に(実施例1)と同様にしてハードコート層・低屈折率層を形成し反射防止フィルムを作成した。これについて、低屈折率層形成直後と耐久性試験後に以下の評価を行った。
RIE処理を施していない透明支持基材11の片方の面に、その上部に(実施例1)と同様にしてハードコート層・低屈折率層を形成し反射防止フィルムを作成した。これについて、低屈折率層形成直後と耐久性試験後に以下の評価を行った。
実施例1、実施例2、実施例3、比較例1で得られた反射防止フィルム10を低屈折率層形成直後と耐久性試験後について以下の方法で評価した。評価結果は、表1に示す。
スチールウール「ボンスター#0000」(日本スチールウール製)により200g/cm2、500g/cm2で各10回擦り、傷の有無を目視判定した。判定基準を以下に示す。
○:傷を確認することが出来ない。
△:数本傷を確認できる。
×:傷が多数確認できる。
分光光度計U−4100(日立製作所製、測定波長360〜800nm)を用い、平均視感反射率を測定した。なお、比視感度は明所視標準比視感度を用いた。
ヘーズメーターNDH2000(日本電色社製)を用い、全光線透過率を測定した。
1辺1cmのマスを100マスになるようカッターナイフで切り込みを入れた部分にセロハンテープを貼り密着させた後、直上に引き上げるにようにして剥離させて密着性を評価した。
11 透明支持基材
12 ハードコート層
13 低屈折率層
20 偏光板
22 基材(第2の基材)
23 偏光層
30 液晶セル
40 偏光板
50 バックライトユニット
60 透過型液晶表示装置
Claims (7)
- 透明支持基材の少なくとも一方にハードコート層および/または低屈折率層をこの順で備える耐久性反射防止フィルムであって、前記透明支持基材にRIE処理を施し、その処理面に電離放射線型硬化法によって前記ハードコート層および/または低屈折率層を形成してなることを特徴とする耐久性反射防止フィルム。
- 前記RIE処理が窒素、アルゴン又はその混合ガス雰囲気中で行われることを特徴とする請求項1に記載の耐久性反射防止フィルム。
- 前記RIE処理がRF方式またはMF方式で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の耐久性反射防止フィルム。
- 前記耐久性反射防止フィルムの平均視感反射率が0.7%以上1.3%以下であり、全光線透過率が95%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の耐久性反射防止フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の耐久性反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とするディスプレイ部材、または画像表示装置。
- 透明支持基材の少なくとも一方にハードコート層および/または低屈折率層をこの順で備える耐久性反射防止フィルムの製造方法であって、前記透明支持基材にRIE処理を施し、その処理面に電離放射線型硬化法によって前記ハードコート層および/または低屈折率層を形成する工程を有することを特徴とする耐久性反射防止フィルムの製造方法。
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