JP2010256425A - 原曲歌手と異なる性別の人が歌うときに自動的にキーを変更するカラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラオケ装置の扱いに不慣れで演奏キーのことまでは気が回らない初級者であっても、男女の声域の違いを克服するための意外と難しい演奏キーの変更を、利用者がその演奏キーのことをとくに意識しなくても、歌う前のリクエスト段階での非常に単純な操作に基づいて的確に行わせる。
【解決手段】楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手の性別とデフォルトキー値の対応付けを集約して記憶するとともに、リクエスト予約時に歌唱予定者の性別入力を支援し、性別が入力された場合は、リクエストが演奏処理される際に、その演奏楽曲の原作歌手性別と歌唱予定者の性別によってあらかじめ定められた所定のキー変更規則に基づき、その楽曲の演奏キーをデフォルトキー値からキー変更規則にて定められた値だけ変更する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、原曲歌手と異なる性別の人が歌うときに自動的にキーを変更するカラオケ装置に関し、とくに、歌唱予定者がカラオケ演奏のリクエスト時に性別に応じたキー変更の指示を簡単に出せるようにしたカラオケ装置に関する。
一般的なカラオケ装置はキーコントロール機能を備えている。この機能を利用して、カラオケ伴奏音楽の演奏キー(音程)をカラオケ利用者である歌唱者の声域に合わせるべく可変設定する技術が色々開発されている。
たとえば、特許文献1(特許第2797648号)のカラオケ装置は、歌唱者が歌唱に先立ってマイクロホンに向かって発した所定音のテスト発声の声域を検出し、この検出に基づいて、その歌唱者の声域に合わせるべくキー設定値を自動調整する。
特許文献2(特許第3587796号)には、カラオケ伴奏音楽の演奏キー設定をリモコンや本体装置でのアップ/ダウン操作によって段階的かつ方向別に変更できるようにしたカラオケ装置が記載されている。
特許文献3(特許第3706386号)のカラオケ装置は、選択した曲のキーの高さを、曲が演奏される前の段階であっても、曲が演奏されている途中であっても、自分の声域に合わせた高さに調整することができるキー制御装置を備えている。
特許文献4(特許第3843231号)には、カラオケ楽曲を任意の演奏キーで演奏するように予約するためのリモコン信号を発信する電子目次本機能付きカラオケリモコン装置が記載されている。
特許文献5(特許第3973948号)には、各人が自己所有の携帯電話機に音声を入力したり音域を調整したりしておいて、カラオケ利用時にはこれを用いて演奏予約を行うと、利用者が歌いやすい音域になるように自動的にキー設定がされるようにした技術が開示されている。
特許文献6(特許第4180548号)には、カラオケ楽曲に合わせて歌う歌唱者の声域を測定して告知する機能を備えることにより、歌唱者が自身の声域を把握してキーを最適値に設定することができるようにしたカラオケ装置が記載されている。
特許第2797648号公報 特許第3587796号公報 特許第3706386号公報 特許第3843231号公報 特許第3973948号公報 特許第4180548号公報
一般的に、発声法の鍛錬を積んだプロ歌手は素人よりかなり高い声域で歌う。カラオケで歌われる多くの楽曲は、元歌のキーのままでは、素人が楽に歌える音域を超えた高音域に及んでいる。素人がどうにか発声できる程度の高音域において楽々とのびやかに情感豊かに歌うのがプロ歌手であるともいえる。
そのため、カラオケで演奏される楽曲のキーは、デフォルト設定では、原曲キーより低くなっていることが多い。最近では、カラオケのヘビーユーザーの希望を採り入れて、カラオケ楽曲のデフォルトキーを原曲キーと同じにする傾向が強まっている。
いずれにしても、あまり歌い慣れていない曲をカラオケで歌う場合、演奏キーをすこし下げると無難である。このことは、すこしカラオケに慣れている人にとっては、カラオケ利用の常識といえる事柄である。
以上のことは、男性歌手が歌った原曲を男性が歌う場合、および、女性歌手が歌った原曲を女性が歌う場合に当てはまる事柄である。一般的なカラオケ利用の現場では、男性歌手が歌った原曲を女性が歌ったり、女性歌手が歌った原曲を男性が歌うことも珍しくはない。たとえば高齢者が懐メロを歌う場面でよく遭遇するシーンである。
ここで、女性歌手が歌った原曲を男性が歌うシーンについて考察する。歌おうとする男性は、あるいは、その男性が歌うに際してカラオケ操作の手助けをする仲間は、演奏キーをすこし下げれば歌いやすくなるというカラオケ利用の常識を知っている。これから歌う曲は女性歌手が歌った曲なので、男が歌うには音域がおおいに高すぎる。したがって、男性歌手の曲よりも演奏キーをさらにたくさん下げなければならない。このように考えてキー下げ操作を行う人が多いのが実情である。カラオケ演奏キーをデフォルトキーよりも半音4〜6個分も下げる人が少なくない。
このような操作は多くの場合不適切である。女性歌手が歌った原曲を男性が歌う場合、女性が歌う場合に比べて、そもそも1オクターブ低い声で歌っている。それなのに、カラオケ演奏キーをデフォルトキーよりも半音4〜6個分も下げたのでは、男性にとっても声域が低すぎて歌いにくいばかりでなく、楽曲の趣向が完全に失われてしまう。
この場合の適切な操作とは、カラオケ演奏キーをデフォルトキーよりも半音2〜4個分上げることである。そうして男性が1オクターブ低い声で歌えば、男性にとって歌いやすい音域となり、楽曲の趣向もそれほど失われないですむ。
男性歌手が歌った原曲を女性が歌う場合はまた事情が異なる。男性歌手が歌った原曲を女性が歌う場合、男性が歌う場合に比べて、1オクターブ高い声で歌い出すことが多いものである。しかしながら、プロの男性歌手の持ち歌の声域はかなり高域にわたっているので、女性がカラオケのデフォルトキーに対して1オクターブ上の高い声のままで歌うことはきわめて困難である。1オクターブ高い女声で歌うのであれば、カラオケ演奏キーをデフォルトキーより半音3〜5個分下げるのがよく、そうすれば楽に歌えるし、楽曲の趣向もそれほど失われないですむ。
そうであるのに、声域の低い男性の歌を声域の高い女性が歌うということから、先入観により勘違いしてしまい、カラオケ演奏キーをデフォルトキーより高く変更する人が少なくない。この場合は、1オクターブ高い声で歌ったり、もとのオクターブで歌ったりすることになってしまい、おかしなことになり、まともに気持ちよく歌うことはできない。
以上のように、カラオケで歌うとき、歌おうとする曲の原曲キーや、その曲のカラオケにおけるデフォルトキーや、自分の声域についてしっかりした知識があり、カラオケのキー変更の仕方を知っていれば、歌いたい歌を自分にあったキーでカラオケ演奏させることができる。しかしながら、カラオケを楽しんでいる人々の中には、こうしたことに関心がなく、歌いやすくなるようにキー変更するといったことに気が回らない人も多いものである。とくに高齢者は演奏キーという概念すら思い付かないこともある。
この発明の目的は、カラオケ装置の扱いに不慣れで演奏キーのことまでは気が回らない音楽的知識の乏しい高齢者や初級者にとって、カラオケ演奏キーの変更操作のことをまったく意識しなくても、歌う前のリクエスト段階での非常に単純な操作に基づいて演奏キーの的確な変更が自動的に行われるようにしたカラオケ装置を提供することにある。
この発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項(11)〜(18)により特定されるものである。
(11)記憶手段と、リクエスト受付手段と、演奏制御手段を備えたカラオケ装置であること
(12)記憶手段は、楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手の性別とデフォルトキー値の対応付けを集約するとともに、キー変更規則を格納すること
(13)キー変更規則は、第1規則と、第2規則を含こと
(14)第1規則は、原曲歌手が男性であり、歌唱予定者が女性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定すること
(15)第2規則は、原曲歌手が女性であり、歌唱予定者が男性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定すること
(16)リクエスト受付手段は、利用者により演奏予約しようとする楽曲が特定された際、歌唱予定者の性別を入力するように促し、性別が入力されて予約指示入力があった場合はその性別とともに楽曲IDを待ち行列に登録し、性別が入力されずに予約指示入力があった場合は楽曲IDを待ち行列に登録すること
(17)演奏制御手段は、待ち行列の登録されている楽曲IDのカラオケデータに基づいてカラオケ演奏を行う際、当該楽曲IDの原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が待ち行列の当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせること
(18)キー変更処理は、当該楽曲IDの原曲歌手性別と、待ち行列の当該楽曲IDに付属していた歌唱予定者性別とに基づいて第1規則または第2規則を適用し、その規則と当該楽曲IDのデフォルトキー値とに基づいて変更したキーの音高でカラオケ演奏を行わせること
この発明に係るカラオケ装置は、分説すると、つぎの事項(21)〜(29)により特定されるものである。
(21)記憶手段と、リクエスト受付手段と、演奏制御手段を備えたカラオケ装置であること
(22)記憶手段は、楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手IDとデフォルトキー値の対応付けを集約するとともに、性別テーブルと、キー変更規則を格納すること
(23)性別テーブルは、原曲歌手IDと性別の対応付けを集約すること
(24)キー変更規則は、第1規則と、第2規則を含むこと
(25)第1規則は、原曲歌手が男性であり、歌唱予定者が女性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定すること
(26)第2規則は、原曲歌手が女性であり、歌唱予定者が男性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定すること
(27)リクエスト受付手段は、利用者により演奏予約しようとする楽曲が特定された際、歌唱予定者の性別を入力するように促し、性別が入力されて予約指示入力があった場合はその性別とともに楽曲IDを待ち行列に登録し、性別が入力されずに予約指示入力があった場合は楽曲IDを待ち行列に登録すること
(28)演奏制御手段は、待ち行列の登録されている楽曲IDのカラオケデータに基づいてカラオケ演奏を行う際、当該楽曲IDの原曲歌手IDに対応する性別を性別テーブルから判別し、当該楽曲の原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が待ち行列の当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせること
(29)キー変更処理は、当該楽曲の原曲歌手性別と、待ち行列の当該楽曲IDに付属していた歌唱予定者性別とに基づいて第1規則または第2規則を適用し、その規則と当該楽曲IDのデフォルトキー値とに基づいて変更したキーの音高でカラオケ演奏を行わせること
カラオケ装置の扱いに不慣れで演奏キーのことまでは気が回らない初級者であっても、男女の声域の違いを克服するための意外と難しい演奏キーの変更を、利用者がその演奏キーのことをとくに意識しなくても、歌う前のリクエスト段階での非常に単純な操作に基づいて的確に行わせることができる。
この発明の一実施例を構成するカラオケ装置全体の概略構成を示すブロック図である。 この発明に係るカラオケ装置におけるリクエスト受付処理に関する部分の構成および動作を示すフローチャートである。 この発明に係るカラオケ装置におけるキー設定および演奏制御に関する部分の構成および動作を示すフローチャートである。
===カラオケ装置全体の概略構成===
この発明の実施例に係るカラオケ装置は、図1に例示するように、周知のパソコン相当のコンピュータ応用機器であって、その中核をなす中央処理装置11は、CPU・RAM・ROMを含むコンピュータ本体を形成する。
中央処理装置11の制御管理下に、大容量の外部記憶としてのハードディスク装置12、CD−ROMやDVD−ROMなどの光ディスク再生装置13、光通信回線などの通信回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置14、利用者からの入力と利用者に向けての応答をやりとりする利用者インターフェイス装置15、MIDI形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置16、伴奏音楽やマイクロホン171からの音響信号等を増幅してスピーカ172から発音する音響装置17、LCDやPDPなどを用いたディスプレイ18、このディスプレイ18に表示すべき映像データを処理する映像処理装置19が設置されている。
ハードディスク装置12には多数のカラオケ楽曲について、MIDIデータを主体とした伴奏音楽データと、歌詞画像の生成起源となる歌詞文字データ(歌詞字幕データ)とを含むカラオケデータが蓄積されている。
また、所定形式の長時間分の動画データと、動画データの処理シーケンス(処理すべき動画データの格納場所と処理順番など)を規定した台本データや、演奏可能なカラオケ楽曲について、曲名やアーティスト名、発表年、歌詞の歌い出し部分などの目次情報が楽曲IDに対応付けされて格納されている。
この実施例においては、楽曲IDは、6桁の数字からなり、そのうちの上位4桁が原曲歌手IDである。また、目次情報には原曲歌手の性別情報も含める構成としてもよいが、含めなくてもよい。つまり、原曲歌手の性別情報は、各楽曲のカラオケデータにそれぞれ付属させてもよいが、これとは別に、原曲歌手IDと性別の対応付けを集約した性別テーブルを設置してもよい。この性別テーブルを用いれば、原曲歌手の性別情報が含まれていない既存のカラオケデータ資源をそのまま使用しても原曲歌手の性別情報を直ちに得ることができる。これとともに、この発明に係るカラオケ装置のカラオケデータベースには、楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手の性別とデフォルトキー値の対応付けを集約されている。またハードディスク装置12には、この発明の特徴的な構成として、後述するキー変更規則が格納されている。
音楽生成装置16はカラオケデータ中の伴奏音楽データによって伴奏音楽を生成する。歌詞文字データについては、伴奏音楽に同期して歌唱すべき箇所が色変わりする歌詞画像をビデオRAMに順次ビットマップ展開していく。また、台本データに基づいて所定の動画データを所定の順番で映像処理装置19に順次転送して歌詞画像の背景動画を復号させる。さらに、この音楽生成装置16は、中央処理装置11の制御下で伴奏音楽のキーを所定のキー変更規則(後述)にしたがって可変制御する移調演奏機能を備えている。
音響装置17はミキシングアンプを含み、音楽生成装置16で生成された伴奏音楽と、マイクロホン171から入力された歌声音声とを混合・増幅してスピーカ172より音響出力する。
映像処理装置19は、復号した動画映像に歌詞画像をスーパーインポーズ処理してディスプレイ18に表示出力する。歌詞画像は、伴奏音楽の進行に同期した時系列の歌詞文字データから順次作成される。
利用者インターフェイス装置15には、カラオケ装置本体の操作パネル151やカラオケリモコン装置152が含まれ、双方向通信が可能な短距離無線通信手段(IrDAトランシーバ・赤外線LED・赤外線受光素子)を備えている。操作入力部である操作パネル151やカラオケリモコン装置152には、操作支援のためのガイド表示を行わせる表示部が付属しているが、装置本体の操作パネル151については、その表示部としてディスプレイ18を用いることができる。操作入力部によるカラオケ演奏のリクエスト予約に際しては所定の操作支援を行うが、そのリクエスト予約の操作で楽曲が特定された際には、歌唱予定者の性別を入力するように促す操作支援も行う。
中央処理装置11は、各楽曲のカラオケデータ、台本データ、および目次情報を楽曲IDによって識別し、これをカラオケデータベースとして管理する。
中央処理装置11は、利用者インターフェイス装置15から予約コマンド(リクエスト)を受信する。予約コマンドは楽曲ID(楽曲識別符号)を含む。この予約コマンドを受信すると、そのコマンドに含まれている楽曲IDを受け取った順に処理予約の待ち行列の末尾に登録する。そして待ち行列の先頭から楽曲IDを順次取り出す。
待ち行列から楽曲IDが取り出された場合は、カラオケデータベースから該当する楽曲用のカラオケデータを取りだして演奏処理に供する。このとき、その楽曲IDに歌唱予定者の性別が付属していたならば、所定のキー変更規則(後述)にしたがって演奏キーの可変制御を行う。
===リクエスト受付処理===
この発明に係るカラオケ装置では、操作入力部(操作パネル151やカラオケリモコン装置152)からリクエストを受け付けるに際し、図2に示すように、カラオケ演奏させたい楽曲を特定させる操作のあとに、歌唱予定者の性別の入力を促す操作支援を行う。
具体的には、カラオケリモコン装置152のタッチパネル表示器に利用者が選曲した一曲の詳細情報(曲名・アーチスト名・作詞者・作曲者)が表示される画面に、演奏予約する際にタッチする「転送ボタン」を表示するのに加えて、「この曲は男性の歌ですが、女性が歌うのであれば女性ボタンにタッチしてください」という案内と「女性ボタン」を表示したり、同様に、「この曲は女性の歌ですが、男性が歌うのであれば男性ボタンにタッチしてください」という案内と「男性ボタン」を表示する。つまり、この実施例においては、選曲された曲の原曲歌手の性別により、歌う人の性別を問い合わせる案内の内容を変えて、よりわかりやすいユーザインタフェースとしている。
このように、タッチパネル表示器を用いて、誰にでも理解できるわかりやすいユーザインタフェースにより曲をリクエストしようとする人に歌う人の性別を問い合わせるように構成すれば、きわめて単純な操作により、高齢者あるいは初心者であってもまったく迷うことなく即入力可能である。
この性別入力はリクエストの必須条件ではなく、演奏の予約支持は、性別入力の有無に拘わらず、楽曲を特定した段階で可能にする。すなわち、利用者により演奏予約しようとする楽曲が特定された際、性別が入力されて予約指示入力があった場合はその性別とともに楽曲IDを待ち行列に登録するが、性別が入力されずに予約指示入力があった場合はその性別をともなわない楽曲IDを待ち行列に登録する。
したがって、仮に性別を入力し忘れても、あるいは性別入力だけが回避されたとしても、それでもってリクエスト操作が停止してしまうということはなく、リクエストは滞りなく進行させることができる。
===キー設定および演奏制御===
この発明に係るカラオケ装置では、待ち行列の登録されている楽曲IDのカラオケデータに基づいてカラオケ演奏を行う際、図3に示すように、当該楽曲IDの原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が待ち行列の当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせる。
キー変更処理は所定のキー変更規則にしたがって行われるが、このキー変更規則は、第1規則と、第2規則を含む。第1規則は、原曲歌手が男性であり、歌唱予定者が女性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定するものである。具体例としては、半音3〜5個分下げることを規定している。第2規則は、原曲歌手が女性であり、歌唱予定者が男性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定するものである。具体例としては、半音2〜4個分上げることを規定している。
待ち行列の先頭から呼び出された楽曲IDの演奏処理に際しては、当該楽曲IDの原曲歌手IDに対応する性別を判別し、当該楽曲の原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせる。
原曲歌手性別の判別は、楽曲IDに対応させられたカラオケデータに性別情報が付属させられている場合は、そのカラオケデータから判別する。また、原曲歌手IDと性別の対応付けを集約して記憶した性別テーブルが用意されている場合は、その性別テーブルから判別する。
当該楽曲の原曲歌手性別と、当該楽曲IDに付属していた歌唱予定者性別とに基づいて第1規則または第2規則を適用し、その規則と当該楽曲IDのデフォルトキー値とに基づいて変更したキーの音高でカラオケ演奏を行わせる。
これにより、初級者には頗る難しい演奏キーの設定操作を行わなくても、またその演奏キーのことをとくに意識しなくても、男女の声域の違いによる歌いにくさを確実に克服させることができる。そして、そのための操作は、カラオケ装置の扱いに不慣れな高齢者あるいは初心者であっても、きわめて単純な歌唱予定者の性別入力だけでもって非常に簡単かつ的確に行うことができる。
11 中央処理装置
12 ハードディスク装置
13 光ディスク再生装置
14 通信制御装置
15 利用者インターフェイス装置
151 操作パネル
152 カラオケリモコン装置
16 音楽生成装置
17 音響装置
171 マイクロホン
172 スピーカ
18 ディスプレイ
19 映像処理装置

Claims (2)

  1. 記憶手段と、リクエスト受付手段と、演奏制御手段を備えたカラオケ装置であって、
    記憶手段は、楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手の性別とデフォルトキー値の対応付けを集約するとともに、キー変更規則を格納し、
    キー変更規則は、第1規則と、第2規則を含み、
    第1規則は、原曲歌手が男性であり、歌唱予定者が女性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定し、
    第2規則は、原曲歌手が女性であり、歌唱予定者が男性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定し、
    リクエスト受付手段は、利用者により演奏予約しようとする楽曲が特定された際、歌唱予定者の性別を入力するように促し、性別が入力されて予約指示入力があった場合はその性別とともに楽曲IDを待ち行列に登録し、性別が入力されずに予約指示入力があった場合は楽曲IDを待ち行列に登録し、
    演奏制御手段は、待ち行列の登録されている楽曲IDのカラオケデータに基づいてカラオケ演奏を行う際、当該楽曲IDの原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が待ち行列の当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせ、
    キー変更処理は、当該楽曲IDの原曲歌手性別と、待ち行列の当該楽曲IDに付属していた歌唱予定者性別とに基づいて第1規則または第2規則を適用し、その規則と当該楽曲IDのデフォルトキー値とに基づいて変更したキーの音高でカラオケ演奏を行わせる
    カラオケ装置。
  2. 記憶手段と、リクエスト受付手段と、演奏制御手段を備えたカラオケ装置であって、
    記憶手段は、楽曲IDとカラオケデータと原曲歌手IDとデフォルトキー値の対応付けを集約するとともに、性別テーブルと、キー変更規則を格納し、
    性別テーブルは、原曲歌手IDと性別の対応付けを集約し、
    キー変更規則は、第1規則と、第2規則を含み、
    第1規則は、原曲歌手が男性であり、歌唱予定者が女性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定し、
    第2規則は、原曲歌手が女性であり、歌唱予定者が男性である場合、デフォルトキー値からどれだけキーを変更するのかを規定し、
    リクエスト受付手段は、利用者により演奏予約しようとする楽曲が特定された際、歌唱予定者の性別を入力するように促し、性別が入力されて予約指示入力があった場合はその性別とともに楽曲IDを待ち行列に登録し、性別が入力されずに予約指示入力があった場合は楽曲IDを待ち行列に登録し、
    演奏制御手段は、待ち行列の登録されている楽曲IDのカラオケデータに基づいてカラオケ演奏を行う際、当該楽曲IDの原曲歌手IDに対応する性別を性別テーブルから判別し、当該楽曲の原曲歌手性別と異なる歌唱予定者性別が待ち行列の当該楽曲IDに付属していた場合にキー変更処理を行い、そうでない場合には当該楽曲IDのデフォルトキー値に従った音高でカラオケ演奏を行わせ、
    キー変更処理は、当該楽曲の原曲歌手性別と、待ち行列の当該楽曲IDに付属していた歌唱予定者性別とに基づいて第1規則または第2規則を適用し、その規則と当該楽曲IDのデフォルトキー値とに基づいて変更したキーの音高でカラオケ演奏を行わせる
    カラオケ装置。
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