JP2010251949A - 無線基地局装置およびその制御方法と制御プログラム、通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線帯域信号を送受信する通信アンテナを有し、この通信アンテナによって受信される無線帯域信号から通信データを復調して出力する無線信号受信部(110)と、この無線信号受信部から出力される前記通信データに通信経路の種別を示す情報を付加するデータ変換部(120)と、このデータ変換部から出力される、通信経路の種別を示す情報を含む前記通信データを通信網に送出する網側送信部(130)とを設けた。
【選択図】図1
Description
しかし、基地局装置の通信エリア圏内であっても、例えば、建物内や地下など、電波が微弱な場所や遮蔽されてしまう場所(以下、「微弱電波エリア」という。)では、端末装置と基地局装置の間で無線通信が確立せず、このような微弱電波エリア内に端末装置が存在している場合には、この端末装置との移動体通信が不通となってしまう。
微弱電波エリアなどに設置されたフェムトセルアクセスポイントは、通常の基地局装置とは無線通信できない端末装置と無線通信を行い、この端末装置による移動体通信を実現させるものである。
また、特許文献3には、通信サービスを安定的に受けることができるように、当該通信の伝送状況に応じてユーザデータのコンテンツを変換してパケット通信を行うデータ伝送の技術が開示されている。
また、特許文献2に開示されている技術は、超小型無線基地局の起動時にこの超小型無線基地局固有の識別コードを通信網に対して通知することによって、通常設置されている無線基地局と同様の基地局動作を超小型無線基地局に行わせるものであり、移動体通信の通信相手が、通信経路の種別、すなわちこの超小型無線基地局を経由した通信なのか、それとも通常設置されている無線基地局を経由した通信なのかを特定することを可能とするものではない。
また、特許文献3に開示された技術は、通信状況を監視してこの通信状況に最適なデータサイズを割り出し、この最適なデータサイズに合致するようにコンテンツ内容を変換するデータ伝送方法であって、端末装置との通信経路の種別を特定するものではない。
本発明は、上記の問題を解決すべく、通信インフラや端末装置の仕様を変更することなく、端末装置との通信経路の種別を、通信相手に認識させることができる無線基地局装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態にかかる無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる無線基地局装置は、端末装置から送信された無線帯域信号を受信して、この無線帯域信号におけるユーザプレーンデータの一部を変換した通信データを通信網を介して通信相手へ送出するものである。図1に示すように、無線基地局装置10は、無線信号受信部110と、データ変換部120と、網側送信部130とから構成されている。
データ変換部120は、無線信号受信部110から出力される通信データに通信経路の種別を示す情報付加して、この通信経路の種別を示す情報を付加された通信データを出力する。
網側送信部130は、データ変換部120から出力される通信データを通信網を介して通信相手に対して送信する。
まず、無線信号受信部110において、端末装置から送信された無線帯域信号を受信して、この無線帯域信号から復調された通信データを出力する(S101)。
データ変換部120において、無線信号受信部110から出力された通信データには通信経路の種別を示す情報が付加される(S102)。
データ変換部120によって変換された通信データを、網側送信部130は、通信相手に送信する(S103)。
次に、第2の実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントついて説明する。
本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントは、端末装置とこの端末装置の通信相手となるサーバ装置との間で通信データを中継する無線基地局装置であって、ブロードバンド回線を経由して移動体通信サービス網に接続され、端末装置の通信相手となるサーバ装置との間で通信データを送受信することによって、端末装置の移動体通信を実現させるものである。
この通信データは、管理プレーンと制御プレーンとユーザプレーンとから構成されるデータ構造を有しており、管理プレーンは、故障情報や設備情報といったネットワーク管理情報の送受信に用いられ、制御プレーンは、通信網との接続や切断といった呼制御データの送受信に用いられ、ユーザプレーンは、ユーザのアプリケーションデータの送受信に用いられる。このようなデータ構造を有する通信データを送受信することによって、各プレーンに含まれるデータの内容、すなわちネットワーク管理情報、呼制御データ、アプリケーションデータの内容に基づいた通信制御が実現されている。
例えば、端末装置Aからサーバ装置Eとの通信を開始する場合には、制御プレーンのデータに基づいて端末装置Aとサーバ装置Eとの通信開始の制御が実施される。また、端末装置Aのアプリケーションによって所望のデータをサーバ装置Eからダウンロードする場合には、ユーザプレーンのデータに基づいてサーバ装置Eが有する指定のアドレスへ接続するといった通信制御や、指定のアドレスで特定されるサーバ装置Eの記憶領域に格納されている所望のデータをダウンロードするといった通信制御が実施される。
データ変換部220は、無線信号送受信部210から出力される通信データのユーザプレーンデータの一部を通信経路の種別を示す情報を含んだデータへ変換する。
網側送受信部230は、通信網Bとの間で通信データの送受信を行い、通信相手となるサーバ装置Eとの間で通信データの送受信を行う。
端末認証部240は、無線信号送受信部210によって受信された無線帯域信号の送信元である端末装置Aの接続認証を行う。フェムトセルアクセスポイント20との通信を許可されている端末装置Aであることを特定できた場合には認証応答を行って無線通信を許可し、特定できなかった場合には応答せずに無線通信を許可しない。
具体的には、端末装置Aから送信された通信要求の内容が、パケット通信の実行を要求するものであるときには、この通信データのユーザプレーンのデータを変換ルール221に記憶されている変換ルールに基づいて変換する動作を選択する。また、端末装置Aから送信された通信要求の内容、もしくは、サーバ装置Eから送信された通信要求の内容が、変換ルールの更新要求であるときには、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールを更新する動作を選択する。
この変換ルールは、通信経路の種別を判別できるようユーザプレーンデータの一部を変換する際の規則である。より具体的には、端末装置Aから送信された通信データがフェムトセルアクセスポイント20によって中継されてサーバ装置Eに送信される場合の変換ルールは、フェムトセルアクセスポイント20が受信した端末装置Aからの通信データのユーザプレーンデータの一部を、通信経路の種別を示す情報を含んだデータ、すなわち、フェムトセルアクセスポイント20からブロードバンド回線B−1を経由したことを示す情報を含んだデータへ変換するためのデータ変換の規則である。
例えば、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールは、図5に示すように、接続許可端末情報に登録されている「加入者識別子」に対して通信プロトコル種別を示す「プロトコル」、通信ポート番号を示す「ポート」、ユーザプレーンデータの変換パターンを示す「変換パターン」が対応付けられた構成となっている。このような変換ルールを用いて、本実施の形態に係るフェムトセルアクセスポイント20は、受信した通信データのユーザプレーンデータの一部を変換する。
端末装置には自装置を特定するユニークな加入者識別子が付与されており、図4に示すように、フェムトセルアクセスポイント20には、接続を許可する端末装置の加入者識別子が接続許可端末情報として予め記憶され、後述する接続認証に用いられる。フェムトセルアクセスポイント20において、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールはこの接続許可端末情報に登録されている加入者識別子と関連付けて記憶されている。
無線信号送受信部210は端末装置Aから送信された無線帯域信号を受信して、この無線帯域信号から通信データを出力するが、端末装置Aから初めて受信した通信データ、すなわち、端末認証要求を受信した場合(S201)、端末認証部240は、端末装置Aの接続認証を行う(S202〜S204)。
次に、無線信号送受信部210は端末装置Aから送信された無線帯域信号を受信して、この無線帯域信号から通信データを出力する(S205)。
動作選択部222は、無線信号送受信部210から出力された通信データに含まれる通信要求の内容、すなわちこの通信データのユーザプレーンデータの要求内容に基づいて実行する動作を選択する(S206)。
このとき、変換ルール検索部223は、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールのうち、受信した端末装置Aが送信元である通信データのユーザプレーンデータの要求内容に基づいて、端末装置Aの識別情報に関連付けられたユーザプレーンデータの変換ルールを検索する(S207)。
網側送受信部230は、データ変換部220より出力された通信データをパケット通信における通信データとしてサーバ装置Eへ送信するため、ブロードバンド回線B−1へ送出する(S210)。したがって、この通信データを受信した通信相手は、通信データのユーザプレーンデータの内容に基づいて通信経路の種別を判別することができる。
ここで、図5に示す変換ルールの一例を参照して、変換ルールに則ったユーザプレーンデータの変換について説明する。この例においては、「4401009012345678」は端末装置Aの識別情報を表すものとする。
図5に示すように、識別情報「4401009012345678」には、「User−Agent:*」を「User−Agent:femto/mobile−phone」へ変換する変換ルールが対応付けられているので、識別情報「4401009012345678」を有する端末装置Aから送信された通信データのユーザプレーンデータの内容に、「User−Agent:*」といったメッセージが含まれていると、変換ルール検索部223は変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールから、このユーザプレーンデータの内容に該当する変換ルールを検索して、該当する変換ルールの存在を確認する。変換ルール適用部224は、変換ルール検索部223によって確認された変換ルールに則ってユーザプレーンデータの一部を「User−Agent:femto/mobile−phone」へ変換する。
次に、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールの更新動作について説明する。
端末装置Aから送信された通信データの通信要求の内容が変換ルールの更新要求である場合、動作選択部222は、変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールのうち、該当する変換ルールを更新する変換ルール更新部225による動作を選択する(S206で「ルール更新要求」)。
変換ルールの更新処理は、例えば、検索した該当する変換ルールに、変換ルールの更新要求に含まれる更新内容を反映させて新たな変換ルールへ更新する動作としても良い。さらに、検索した変換ルールを更新するためのユーザインターフェースを提供して、ユーザからの操作によって変換ルールの変更を行うとする動作としても良い。
次に、本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントを含む移動体通信システムの動作について、図8に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、端末装置Aから送信された通信要求である通信データをフェムトセルアクセスポイント20が初めて受信すると(S1)、フェムトセルアクセスポイント20は、端末装置Aの認証動作を実行する(S2)。端末装置Aが認証されると、フェムトセルアクセスポイント20から端末装置Aに対して通信応答である認証応答が送信される(S3)。
次に、認証応答を受信した端末装置Aから再び送信された通信要求をフェムトセルアクセスポイント20が受信すると(S4)、フェムトセルアクセスポイント20は、この通信要求の種別を判定する(S5)。
フェムトセルアクセスポイント20が受信した通信データの通信要求の内容が、変換ルールの更新要求であった場合(S5で「変換ルール更新要求」)、フェムトセルアクセスポイント20は変換ルールの更新処理動作を実行して(S6)、更新完了の後、端末装置Aに対して更新処理動作が完了した旨の通信応答を送信する(S7)。
通信要求の内容が変換ルールの更新要求であった場合(S13で「変換ルール更新要求」)、フェムトセルアクセスポイント20は、変換ルールの更新処理動作を実行して(S14)、更新完了の後、サーバ装置Eに対して更新処理動作が完了した旨の通信応答を送信する(S15)。
図6に示すように、通信ホスト先の情報「www.host.com」を「femto.host.com」へ変換する変換ルールが識別情報「4401009012345678」に対応付けられているので、変換ルール検索部223は、識別情報「4401009012345678」を有する端末装置Aから送信された通信データのユーザプレーンデータの内容に、この通信データの通信先の情報、すなわち通信ホスト先の情報に「www.host.com」が含まれているか否かを検索し、該当するユーザプレーンデータの内容を確認する。変換ルール適用部224は、該当する通信ホスト先の情報を確認すると、その通信ホスト先情報を「femto.host.com」へ変換する。
上記のような、通信先ホスト名情報を一括して変換する変換ルールに則ってユーザプレーンデータの変換を行うことにより、変換されたホスト名情報に対応する通信先のホスト、すなわちサーバ装置などのサービス提供者は、この変換後の通信データを受信するとフェムトセルアクセスポイント20を経由したものであることを判別できる。
また、移動体通信システムにおいては、一般的に、端末装置から通常設置されている基地局装置を経由した通信とフェムトセルアクセスポイントを経由した通信とを比較した場合、フェムトセルアクセスポイントの特徴から、通常設置された基地局装置を経由した通信よりもフェムトセルアクセスポイントを経由した通信の方がデータの転送速度が安定するといわれている。
このことからも、本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントを介してブロードバンド回線を経由した通信であることを通信網側のサービス提供者が判別できると、この通信に対して、通常設置されている基地局装置を経由した通信とは区別してブロードバンド回線に対応したサービスやコンテンツを提供することができ、端末装置の状況に応じた安定的な通信サービスの提供が可能となる。
さらに、本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントは、受信した通信データの内容に基づいてユーザプレーンデータの変換ルールを更新することができるので、この変換ルールの保守管理を集中して行うことができ、通信システムの保守管理を正確に容易に行うことが可能となる。
図9は、本発明における第3の実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントは、端末装置とこの端末装置の通信相手となるサーバ装置との間で通信データを中継すると同時に、この通信データの通信経路の種別を判別できるように変換した通信データを出力する無線基地局装置であって、さらに、通信インターフェースを設け、この通信インターフェースを介してデータ通信を行うものである。
なお、本実施の形態にかかる無線基地局装置の構成要素について、第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
PC端末Fが通信インターフェース350に接続されると、端末認証部240は、PC端末Fの接続認証を行う。ここで、端末認証部240によるPC端末Fの接続認証には、PC端末FによってユーザIDとパスワードといったユーザ情報を入力して、このユーザ情報が予めフェムトセルアクセスポイント30に記憶されているユーザ情報と一致するか否かによって認証を行う動作としても良い。
例えば、通信インターフェース350を介してフェムトセルアクセスポイント30に接続したPC端末Fは、メンテナンスモードといった保守管理専用のユーザインターフェースを利用して、変換ルールの更新要求をフェムトセルアクセスポイント30に対して送信するなどしてデータ通信を行うといった動作としても良い。
図10は、本発明における第4の実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントの構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかるフェムトセルアクセスポイントは、端末装置とこの端末装置の通信相手となるサーバ装置との間で通信データを中継すると同時に、この通信データの通信経路の種別を判別できるように変換した通信データを出力する無線基地局装置であって、さらに、シムカードインターフェースを設け、このシムカードインターフェースに装着されるシムカードに記憶されているデータを読み書きできるものである。
なお、本実施の形態にかかる無線基地局装置の構成要素について、第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成および機能を有するものには、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
シムカード460の記憶部461には、図4に示すような接続許可加入者識別子情報や図5または図6に示すような変換ルールといった情報が記憶されている。
シムカード460がシムカードインターフェース450に装着されると、端末認証部240によってシムカード460の接続認証を行う。シムカード460が認証されると、データ変換部220はシムカード460の記憶部461に記憶されている情報の読出しと書込みを行う。
例えば、シムカード460の記憶部461に記憶されている変換ルールをデータ変換部220は読み出して、この読み出した変換ルールを変換ルール記憶部221に記憶されている変換ルールに反映させるといった変換ルールの転記を行う。さらには、シムカード460の記憶部461に記憶されている変換ルールに新たな変換ルールを直接書き込む変換ルールの更新を行う動作としても良い。
したがって、シムカードの記憶部に記憶されている変換ルールを本実施の形態のフェムトセルアクセスポイントに反映させることができるとともに、シムカードの記憶部に記憶されている変換ルールの更新もできるので、フェムトセルアクセスポイントの移設などに伴う変換ルールの転記を容易に行うことができる。
すなわち、フェムトセルアクセスポイントを新たに設置したり、すでに設置されているフェムトセルアクセスポイントの移設を行う場合の変換ルールの保守管理を容易に且つ効率的に行うことが可能となる。
Claims (13)
- 無線帯域信号を送受信する通信アンテナを有し、この通信アンテナによって受信される無線帯域信号から通信データを復調して出力する無線信号受信部と、
この無線信号受信部から出力される前記通信データに通信経路の種別を示す情報を付加するデータ変換部と、
このデータ変換部から出力される、通信経路の種別を示す情報を含む前記通信データを通信網に送出する網側送信部と
を備えることを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項1に記載の無線基地局装置において、
前記通信データの送信元となる端末装置の接続認証を行い、認証された端末装置との無線通信を許可する端末認証部をさらに備え、
前記データ変換部は、
前記端末認証部によって接続認証される端末装置を特定する情報と前記通信データの変換内容を定めた変換ルールとを関連付けて記憶する変換ルール記憶部と、
認証された前記端末装置から送信された前記通信データに対する前記変換ルールを前記変換ルール記憶部から検索する変換ルール検索部と、
この変換ルール検索部によって検索された前記変換ルールに基づいて前記通信データを変換する変換ルール適用部と
を備えることを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項2に記載の無線基地局装置において、
前記データ変換部は、前記変換ルール記憶部に記憶されている前記変換ルールの更新を行う変換ルール更新部をさらに備え、
前記通信データの通信要求の内容が通信相手とのパケット通信を要求するものであるときには、前記データ変換部による処理を選択し、前記通信データが前記変換ルールの更新要求であるときには、前記変換ルール更新部による処理を選択することを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項3に記載の無線基地局装置において、
前記通信網を介して前記網側送受信部によって受信された通信データの通信要求の内容が変換ルールの更新要求であるときには、前記変換ルール更新部による変換ルールの更新処理を行うことを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項1に記載の無線基地局装置において、
前記通信データは、ネットワークの管理を行う管理プレーンと、呼制御を行う制御プレーンと、ユーザのアプリケーションデータの送受信に用いられるユーザプレーンとからなり、
前記データ変換部は、前記通信データのユーザプレーンデータの一部を変換することを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項5に記載の無線基地局装置において、
前記データ変換部は、
前記通信データのユーザプレーンデータに含まれる通信先のホスト名情報を変換することを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項2に記載の無線基地局装置において、
外部のデータ通信機能を有する通信装置と接続してデータ通信を行う通信インターフェースをさらに備え、
前記データ変換部は、この通信インターフェースを介して前記通信装置とのデータ通信に基づいて前記変換ルール記憶部に記憶されている変換ルールを更新することを特徴とする無線基地局装置。 - 請求項2に記載の無線基地局装置において、
シムカードインターフェースをさらに備え、
前記変換ルールは、このシムカードインターフェースに装着されるシムカードの記憶部に記憶されることを特徴とする無線基地局装置。 - 無線帯域信号を送受信する通信アンテナを有し、この通信アンテナによって受信される無線帯域信号から通信データを復調して出力する無線信号受信部と、この無線信号受信部から出力される前記通信データに通信経路の種別を示す情報を付加するデータ変換部と、前記通信データを通信網に送出する網側送受信部とを備える無線基地局装置の制御方法であって、
受信した無線帯域信号から通信データを復調し出力する通信データ復調ステップと、
前記通信データに通信経路の種別を示す情報を付加するデータ変換ステップと、
この通信経路の種別を示す情報を含む前記通信データを通信網へ送信する通信データ送信ステップと
を有することを特徴とする無線基地局装置の制御方法。 - 請求項9に記載の無線基地局装置に、前記通信データの送信元となる端末装置の接続認証を行い、認証された端末装置との無線通信を許可する端末認証部をさらに備えた無線基地局装置の制御方法であって、
前記通信データの送信元である端末装置との接続認証を行う端末認証ステップと、
前記端末認証ステップによって接続認証される端末装置を特定する情報と前記通信データの変換内容を定めた変換ルールとを関連付けて記憶する変換ルール記憶ステップと、
認証された前記端末装置から送信された前記通信データに対する前記変換ルールを前記変換ルール記憶部から検索する変換ルール検索ステップと、
この変換ルール検索部によって検索された前記変換ルールに基づいて前記通信データを変換する変換ルール適用ステップと
を有することを特徴とする無線基地局装置の制御方法。 - 請求項9に記載の無線基地局装置の制御方法をコンピュータに実行させるための無線基地局装置の制御プログラム。
- 請求項10に記載の無線基地局装置の制御方法をコンピュータに実行させるための無線基地局装置の制御プログラム。
- 無線通信基地局とこの無線通信基地局と通信網を介して接続されるサーバ装置とからなる通信システムにおいて、
前記無線基地局装置は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載された無線基地局装置であり、
前記サーバ装置は、前記無線基地局装置から送信される通信データから、この通信データの通信経路の種別を判別する
ことを特徴とする通信システム。
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