JP2010251285A - 補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池 - Google Patents

補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池 Download PDF

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Abstract

【課題】生成された水の排出性を向上させた補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池を提供することを目的とする。
【解決手段】イオン伝導性高分子電解質膜2の両面に触媒層3が形成された触媒層−電解質膜積層体10と、開口部41が中央に形成され、内周縁部が触媒層3の外周縁部31上に載置された状態で触媒層−電解質膜積層体10の両面に接着する補強膜4と、を備えており、この補強膜4は、開口部41を画定する内周面に撥水層44を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池に関するものである。
燃料電池は、電解質膜の両面に電極が配置され、水素と酸素の電気化学反応により発電する電池であり、発電時に発生するのは水のみである。このように従来の内燃機関と異なり、二酸化炭素等の環境負荷ガスを発生しないために次世代のクリーンエネルギーシステムとして普及が見込まれている。その中でも特に固体高分子形燃料電池は、作動温度が低く、電解質膜の抵抗が少ないことに加え、活性の高い触媒を用いるので小型でも高出力を得ることができ、家庭用コージェネレーションシステム等として早期の実用化が見込まれている。
この固体高分子形燃料電池は、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜を用い、この電解質膜の両面に触媒層及び導電性多孔質基材を順に積層している。そして、この触媒層及び導電性多孔質基材からなる電極の周囲を囲むようにガスケットを配置し、さらにこれをセパレータで挟んだ構造を有している(特許文献1の図3又は図4参照)。しかし、ガスケットが設置される電解質膜の外周縁部は発電に寄与しない部分であり、一般的に高価な電解質膜を有効に利用できていない。このため、膜電極接合体の外周縁部から外方に延びる補強膜を別途設け、この補強膜上にガスケットを配置する固体高分子形燃料電池が提案されている(特許文献1の図1及び図2参照)。また、その他にも、特許文献2のように、各電極によって抑えられていない電解質膜部分の膨張収縮を抑制するために補強膜を設けることがある。
特開2004−47230号公報 特許第3052536号公報
上述したように、種々の理由から補強膜を設けた固体高分子形燃料電池が提案されているが、補強膜の開口部を画定する内周面と電極の外周面との間に隙間が形成されていると、その隙間内にカソード(空気極)で生成された水が溜まる可能性がある。また、固体高分子形燃料電池の運転条件によってはカソードにおける酸素の還元が2電子反応で止まってしまい、過酸化水素(H2O2)が生成されることがある。このように生成された過酸化水素は、上述した隙間内に溜まった生成水内に溶解し、電極中の触媒と反応してラジカルを生成する。このラジカルは、電解質膜を劣化させたり、補強膜のシール性を劣化させるなど種々の問題を引き起こしてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、生成された水の排出性を向上させた補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る補強膜付き触媒層−電解質膜積層体は、イオン伝導性高分子電解質膜の両
面に触媒層が形成された触媒層−電解質膜積層体と、開口部が中央に形成され、内周縁部が前記触媒層の外周縁部上に載置された状態で前記触媒層−電解質膜積層体の少なくともカソード側の面に接着する補強膜と、を備え、少なくともカソード側の前記補強膜は、前記開口部を画定する内周面に撥水層を有する。
本発明に係る補強膜付き触媒層−電解質膜積層体は、通常、補強膜の開口部内から露出する触媒層上に導電性多孔質基材が配置されて使用される。そして、発電の際に触媒層内にて生成される水は、補強膜の開口部を画定する内周面に撥水層が形成されているため、常時送られてくる酸化剤ガスや燃料ガスの流れに乗って、補強膜の開口部内周面と導電性多孔質基材の外周面との間の隙間から外部(主にセパレータのガス流路)へと排出される。つまり、補強膜の開口部を画定する内周面に撥水層が形成されていない場合に比べ、生成された水の排出性が向上する。
上記補強膜付き触媒層−電解質膜積層体は種々の構成をとることができるが、例えば、補強膜は、触媒層−電解質膜積層体に接着する第1の接着層と、燃料ガス及び酸化剤ガスの透過を防止するガスバリア層と、を有するような層構成とすることができる。この構成によれば、補強膜は、第1の接着層によって触媒層−電解質膜積層体に確実に接着するとともに、ガスバリア層によって燃料ガスや酸化剤ガスの透過を確実に防止することができる。また、このガスバリア層上にガスケットと接着するための第2の接着層をさらに有するような層構成とすることもできる。このように第2の接着層によってガスケットと接着することによって、取り扱いを容易にすることができる。
また、補強膜上に、開口部が中央に形成されたガスケットをさらに設置することもできる。このガスケットは、開口部を画定する内周面に撥水層が形成されていることが好ましい。この構成により、生成された水をより確実に外部に排出することができる。
本発明に係る補強膜付き膜電極接合体は、上述したいずれかの補強膜付き触媒層−電解質膜積層体と、前記補強膜の開口部から露出する前記触媒層上に形成された導電性多孔質基材と、を備える。この構成によれば、上述した補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を備えているため、生成された水の排出性を向上させることができる。
上記補強膜付き膜電極接合体は、種々の構成をとることができるが、例えば、上記導電性多孔質基材は、撥水性を有していることが好ましい。この構成によれば、より効率的に生成された水を外部に排出することができる。
また、本発明に係る固体高分子形燃料電池は、上述した補強膜付き膜電極接合体と、前記各補強膜上に形成されたガスケットと、前記ガスケットが設置された補強膜付き膜電極接合体を両側から挟持するよう設置されたセパレータと、を備える。この構成によれば、上記補強膜付き膜電極接合体を備えているため、生成された水の排出性を向上させることができる。
本発明によれば、生成された水の排出性を向上させることができる。
図1は本発明に係る固体高分子形燃料電池の実施形態を示す正面断面図である。 図2は本発明に係る補強膜付き膜電極接合体の実施形態を示す平面図である。 図3は本実施形態に係る補強膜付き膜電極接合体の外周縁部の詳細を示す拡大正面断面図である。 図4は本実施形態に係る固体高分子形燃料電池の製造方法を示す説明図である。 図5は本実施形態に係る補強膜付き触媒層−電解質膜積層体の製造方法を示す説明図である。 図6は本発明に係る固体高分子形燃料電池の他の実施形態を示す正面断面図である。 図7は他の実施形態に係る補強膜付き膜電極接合体の外周縁部の詳細を示す拡大正面断面図である。 図8は他の実施形態に係る固体高分子形燃料電池を示す正面断面図である。 図9は他の実施形態に係る固体高分子形燃料電池を示す正面断面図である。
以下、本発明に係る補強膜付き触媒層−電解質膜積層体、補強膜付き膜電極接合体、及び固体高分子形燃料電池の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に示すように、固体高分子形燃料電池1は、電解質膜2及び触媒層3からなる触媒層−電解質膜積層体10と、この触媒層−電解質膜積層体10から外方に延びる補強膜4と、触媒層3上に形成された導電性多孔質基材5とを備えている。また、固体高分子形燃料電池1は、補強膜4上に設置されたガスケット6や、これらを挟持するセパレータ7も備えている。以下、各部材について詳細に説明する。
電解質膜2は、平面視矩形状であり、この電解質膜2の両面に電解質膜2よりも一回り小さい触媒層3が形成されている。この電解質膜2の両面に触媒層3が形成されたものを触媒層−電解質膜積層体10という。触媒層3は、電解質膜2よりも一回り小さく形成されているために電解質膜2の外周縁部21上には触媒層3が形成されていないが、図6に示すように電解質膜2と同じ大きさに形成することもできる。なお、電解質膜2の外周縁から触媒層3の外周縁までの距離C(図3参照)は、0〜5mmであることが好ましい。また、電解質膜2の厚さは、水素イオン伝導性高分子電解質膜の場合、通常20〜250μm程度、好ましくは20〜80μm程度であり、触媒層3の厚さは、白金使用の場合、通常5〜100μm程度、好ましくは10〜50μm程度である。
補強膜4は、中央に開口部41が形成された枠状であり、燃料電池の発電に用いられる燃料ガスや酸化剤ガスの透過を防止するガスバリア層42と、触媒層−電解質膜積層体10と接着する接着層43とから構成されている。補強膜4は、接着層43が触媒層−電解質膜積層体10に接着することで触媒層−膜積層体10に接合されている。この補強膜4が触媒層−電解質膜積層体10に接合した状態では、補強膜4の内周縁部における接着層43が触媒層3の外周縁部31に接着するとともに、補強膜4の開口部41から触媒層3の外周縁部31を除いた部分が露出している。また、補強膜4の開口部41を画定する内周面には撥水層44が形成されている。ガスバリア層42の膜厚は、5〜50μmとすることが好ましく、接着層43の膜厚は、1〜50μmとすることが好ましい。また、触媒層3の外周縁から補強膜4の内周縁までの距離B(図3参照)は、1〜10mmとすることが好ましい。また、撥水層44の幅F(図3参照)は、1〜5mmとすることが好ましく
、撥水層44の厚さは、10〜100μmとすることが好ましい。なお、撥水層44は、補強膜4上に設置するガスケット6との密着不良を引き起こすことを避けるような薄さに形成されていることが好ましい。
また、補強膜4は、電解質膜2よりも一回り大きく形成されており、電解質2の外周縁部21上に接着するとともに、電解質膜2の外側で電解質膜2からはみ出た各補強膜4の外周縁部45同士が接着している。なお、補強膜4は電解質膜2と同じ大きさに形成することもできる。この補強膜4の外周縁から電解質膜2の外周縁までの距離D(図3参照)は0〜100mmであることが好ましい。このように、触媒層−電解質膜積層体10に補
強膜4が接着されたものが、本発明の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体に相当する。
補強膜4の開口部41から露出している触媒層3上に平面視矩形状の導電性多孔質基材5が形成されている。この導電性多孔質基材5の外周面から補強膜4の内周縁までの距離A(図3参照)は、0.5〜5mmであることが好ましい。このように、触媒層3上に導電性多孔質基材5が形成されて電極Eを構成しており、電解質膜2の両面に電極Eが形成
されたものを膜電極接合体20という。なお、膜電極接合体20に補強膜4が接着されているものが、本発明の補強膜付き膜電極接合体に相当する。
そして、電極Eの周囲を囲むように枠状のガスケット6が設置されているとともに、電極E及びガスケット6上にセパレータ7が設置されている。ガスケット6の開口部61を画定する内周面には、撥水層62が形成されている。セパレータ7は、導電性多孔質基材5と対向する領域にガス流路71が形成されている。
次に上述したように構成された固体高分子形燃料電池1の各構成要素の材質について説明する。
電解質膜2は、例えば、基材上に水素イオン伝導性高分子電解質を含有する溶液を塗工し、乾燥することにより形成される。水素イオン伝導性高分子電解質膜としては、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このような水素イオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」(登録商標)、旭硝子(株)製の「Flemion」(登録商標)、旭化成(株)製の「Aciplex」(登録商標)、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」(登録商標)等が挙げられる。水素イオン伝導性高分子電解質含有溶液中に含まれる水素イオン伝導性高分子電解質の濃度は、通常5〜60重量%程度、好ましくは20〜40重量%程度である。
また、その他の電解質膜2の材料としては、アニオン導電性固高分子電解質膜や液状物質含浸膜(acid-doped polymer membranes)を挙げることができる。アニオン伝導性電解質膜としては、炭化水素系樹脂を用いたもの又はフッ素系樹脂を用いたもの等が挙げられる。炭化水素系樹脂を用いたものの具体例としては、旭化成(株)製のAciplex(登録商標)A201,211,221や、トクヤマ(株)製のネオセプタ(登録商標)AM−1,AHA等が挙げられる。また、フッ素系樹脂を用いたものの具体例としては、東ソー(株)製のトスフレックス(登録商標)IE−SF34等が挙げられる。また、液状物質含浸膜としては、例えばポリベンゾイミダゾール(acid-doped polybenzimidazole membranes)が挙げられる。
触媒層3は、公知の白金含有の触媒層(カソード触媒及びアノード触媒)とすることができる。具体的には、触媒粒子を担持させた炭素粒子と、水素イオン伝導性高分子電解質とを含有する。水素イオン伝導性高分子電解質としては、上述した電解質膜2に使用されるものと同じ材料を使用することができる。
触媒粒子としては、例えば、白金や白金化合物等が挙げられる。白金化合物としては、例えば、ルテニウム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、鉄等からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属と、白金との合金等が挙げられる。
また、触媒粒子として白金以外も使用することができ、そのような例としては、鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム及び銀からなる群から選ばれた少なくとも1種、当該触媒金属微粒子が2種以上からなる合金である場合は、鉄、コバルト、ニッケルのうち少なくとも2種以上含有する合金微粒子が好ましい。例えば、鉄−コバルト合金、コバルト−ニッケル合金、鉄−ニッケル合金等のほか、鉄−コバルト−ニッケル合金が挙げられる。これらの金属の各比率は限定的でなく、幅広い範囲から適宜選択できる。
炭素粒子は、導電性を有しているものであれば限定的ではなく、公知又は市販のものを広く使用できる。例えば、カーボンブラックや、黒鉛、活性炭等を1種又は2種以上で用いることができる。カーボンブラックの例としては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック等を挙げることができる。炭素粒子の算術平均粒子径は通常5nm〜200nm程度、好ましくは20〜80nm程度である。この炭素粒子の平均粒子径は、例えば、粒子径分布測定装置LA−920:(株)堀場製作所製等により測定できる。
補強膜4は、ガスバリア層42と接着層43とから構成されている。ガスバリア層42としては、水蒸気、水、燃料ガス及び酸化剤ガスに対するバリア性を有するポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルテンペン、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドなどを好ましく使用することができる。なお、ポリエステルは、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等を挙げることができる。
また、接着層43の材料としては、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、例えば、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等のエチレンと不飽和カルボン酸との共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を使用することができる。またそれらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、シラン変性ポリオレフィン系樹脂を使用することができ、その中でも不飽和カルボン酸でグラフト変性したポリプロピレンもしくは不飽和カルボン酸で変性したポリエチレンを使用することが絶縁性もしくは耐熱性の点で好ましい。また、その他にも、パーフルオロカーボンスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂といったような上記電解質膜2と同様の材料を挙げることができ、具体的には、デュポン社製の「Nafion」(登録商標)、旭硝子(株)製の「Flemion」(登録商標)、旭化成(株)製の「Aciplex」(登録商標)、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」(登録商標)等を挙げることができる。
また、補強膜4の開口部41を画定する内周面に形成された撥水層44は、フッ素樹脂又はシリコーン樹脂を少なくとも含有していることが好ましい。このような材料で形成することで、十分な撥水性を付与できると共に、補強膜に強固に結着できるため、撥水性を長期に亘り保持することができる。フッ素樹脂としては、フッ素を含有し、重量平均分子量が10万〜1000万程度のポリマーであれば特に限定されず、公知又は市販のものを使用できる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)、フッ化エチレンプロピレン樹脂(FEP)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニル樹脂(PVF)、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)等が挙げられる。これらのフッ素樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、シリコーン樹脂としては、シロキサン結合を分子骨格に有し、側鎖にメチル基をもつものであれば、純シリコーン樹脂でも、変
性シリコーン樹脂でもよい。
導電性多孔質基材5としては、公知であり、アノード(燃料極)、カソードを構成する各種の導電性多孔質基材を使用でき、燃料である燃料ガス及び酸化剤ガスを効率よく触媒層3に供給するため、多孔質の導電性基材からなっている。多孔質の導電性基材としては、例えば、カーボンペーパーやカーボンクロス等が挙げられる。また、導電性多孔質基材5は、スプレー塗工や含浸塗工、アプリケータ塗工などによって撥水性材料を上述したカーボンペーパーなどに塗工することで撥水性を持たせることが好ましい。撥水性材料としては、例えば、導電性炭素粒子とフッ素系樹脂とを混合させたものを挙げることができる。このような、撥水性材料を上述したカーボンペーパーなどに塗工し乾燥することで導電性多孔質基材5に撥水性を持たせることができる。このように撥水性を有する導電性多孔質基材5の水に対する接触角は100〜170°程度であればよい。なお、上記導電性炭素粒子は、導電性を有する炭素材であれば特に限定されず、公知又は市販のものを使用できる。また、上記フッ素系樹脂は、フッ素を含有したポリマーであれば特に限定されず、公知又は市販のものを使用できる。また、このような撥水性を有する導電性多孔質基材5の具体例としては、SGL社製カーボンペーパー(35BC、25BC)、BASF社製カ
ーボンクロス(LT1200W)等を挙げることができる。
ガスケット6としては、熱プレスに耐えうる強度を保ち、かつ、外部に燃料及び酸化剤を漏出しない程度のガスバリア性を有しているものを使用することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレートシートやテフロン(登録商標)シート、シリコンゴムシート等を例示することができる。また、ガスケット6の開口部61を画定する内周面に形成される撥水層62は、上述した補強膜4の撥水層44と同様の材料を用いることができる。
セパレータ7としては、公知であり、燃料電池内の環境においても安定な導電性板であればよく、一般的には、カーボン板にガス流路71を形成したものが用いられる。また、セパレータ7をステンレス等の金属により構成し、金属の表面にクロム、白金族金属又はその酸化物、導電性ポリマーなどの導電性材料からなる被膜を形成したものや、同様にセパレータを金属によって構成し、該金属の表面に銀、白金族の複合酸化物、窒化クロム等の材料によるメッキ処理を施したもの等も使用可能である。
次に上述した固体高分子形燃料電池1の製造方法について図面を参照しつつ説明する。図4は、本実施形態に係る固体高分子形燃料電池1の製造方法を示す説明図である。
図4に示すように、上述した材料からなる電解質膜2を準備し、この電解質膜2の両面に触媒層形成用転写シート8を重ねて配置する(図4(a))。この触媒層形成用転写シート8とは、転写される触媒層3が転写用基材81に形成されたものである。
ここで触媒層形成用転写シート8の製造方法について説明する。まず、上述した触媒粒子を担持させた炭素粒子及び水素イオン伝導性高分子電解質を適当な溶剤に混合、分散して触媒ペーストを作製する。そして、形成される触媒層3が所望の膜厚になるよう、触媒ペーストを転写用基材81上に塗工・乾燥して触媒層3を形成する。必要に応じて離型層を介して触媒ペーストを転写用基材81上に塗工する。これにより転写用基材81の触媒層3からの離型性を一層向上させることができる。離型層としては、例えば、転写用基材81の表面に、公知のワックスから構成されたものやフッ素樹脂をコーティングで設けることもできるが、ケイ素酸化物等からなる蒸着層を離型層として設けることが望ましい。各触媒ペーストの塗工方法としては、スクリーン印刷や、スプレーコーティング、ダイコーティング、ナイフコーティングなどの公知の塗工方法を挙げることができる。触媒ペーストを塗工した後、所定の温度及び時間で乾燥することにより転写用基材81上に触媒層3が形成される。乾燥温度は、通常40〜100℃程度、好ましくは60〜80℃程度で
ある。乾燥時間は、乾燥温度にもよるが、通常5分〜2時間程度、好ましくは10分〜1時間程度である。
上記各触媒ペーストに使用される溶剤としては、各種アルコール類、各種エーテル類、各種ジアルキルスルホキシド類、水またはこれらの混合物等が挙げられ、これらの中でもアルコール類が好ましい。アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、tert−ブタノール、等の炭素数1〜4の一価アルコール、各種の多価アルコール等が挙げられる。
転写用基材81としては、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリパラバン酸アラミド、ポリアミド(ナイロン)、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテル・エーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを挙げることができる。また、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の耐熱性フッ素樹脂を用いることもできる。さらに転写用基材81は、高分子フィルム以外にアート紙、コート紙、軽量コート紙等の塗工紙、ノート用紙、コピー用紙などの非塗工紙であっても良い。転写用基材81の厚さは、取り扱い性及び経済性の観点から通常6〜100μm程度、好ましくは10〜30μm程度とするのがよい。従って、転写用基材81としては、安価で入手が容易な高分子フィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタレート等がより好ましい。
図4に戻って、固体高分子形燃料電池の製造方法について説明を続ける。上述したように作製した触媒層形成用転写シート8を触媒層3が電解質膜1に対面するように配置し(図4(a))、転写シート8の背面側から加熱プレスを施して触媒層3を電解質膜2に転写させて、転写シート8の転写用基材81を剥離する(図4(b))。作業性を考慮すると、触媒層3を電解質膜2の両面に同時に積層することが好ましいが片面ずつ触媒層3を形成することもできる。加熱プレスの加圧レベルは、転写不良を避けるために、通常0.5〜20MPa程度、好ましくは1〜10MPa程度がよい。また、この加圧操作の際に、転写不良を避けるために加圧面を加熱するのが好ましい。加熱温度は、電解質膜2の破損、変形等を避けるために、通常200℃以下、好ましくは150℃以下がよい。このように電解質膜2の両面に触媒層3を形成することで触媒層−電解質膜積層体10が形成される。
次に、このようにして形成された触媒層−電解質膜積層体10に、補強膜4を取り付ける(図4(c))。この補強膜4の製造方法の一例について説明すると、まず、上述した材料からなるシート状のガスバリア層42を準備する。そして、上述した接着層43の材料を溶融した状態にし、これを溶融押し出し法によってガスバリア層42上に押し出し、接着層43をガスバリア層42上に形成することで補強膜4を作製する。
以上のように作製した補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に接合させる(図4(c))。この工程について図5を参照しつつ詳細に説明する。上述した材料からなる2枚の補強膜4を接着層43同士が向き合うよう重ねて、1辺を残した残り3辺を互いに接着させる。これによって、2枚の補強膜4は、コ字状に接着部が形成されるとともに、左側の一辺が開口している袋体となる(図5(a))。接着方法は種々の公知の方法を採用することができ、例えば、高周波溶着や、熱風式溶着、熱板式溶着、インパルス式溶着、コテ式溶着、超音波溶着などによって接着させることができる。
補強膜4によって袋体を形成すると、次に、この袋体を構成する各補強膜4の中央部に
開口部41を形成する(図5(b))。開口部41の大きさは、触媒層3の外周縁部31を除いた部分とほぼ同じとする。そして、この開口部41を画定する内周面に撥水層44を形成する。この撥水層44の形成方法は特に限定されるものではなく、例えば、スプレー、ディップコーター、等の一般的な方法を適用できる。
続いて、開口部41が形成された袋体に、その溶着されていない左側から、触媒層−電解質膜積層体10を挿入して所定位置まで移動させる(図5(c))。この所定位置とは、触媒層−電解質膜積層体10の触媒層3の外周縁部31を除いた部分が開口部41から露出している位置のことをいう。触媒層−電解質膜積層体10を所定位置まで移動させた後、補強膜4の接着されていなかった残りの部分を公知の方法で接着させることで、補強膜4の接着層43は、触媒層−電解質膜積層体10の触媒層3の外周縁部31や、電解質膜2の外周縁部21に接着するとともに、補強膜4同士でも接着する。以上の工程によって、補強膜付き電解質触媒層−電解質膜積層体が完成する(図5(d)、図4(c))。
図4に戻って、固体高分子形燃料電池1の製造方法の説明を続ける。上述した補強膜付き触媒層−電解質膜積層体の開口部41から露出している触媒層3上に、導電性多孔質基材5を熱圧着により積層形成して、補強膜付き膜電極接合体が完成する(図4(d))。そして、触媒層3及び導電性多孔質基材5からなる電極Eの周囲を囲むよう、撥水層62が形成されたガスケット6を補強膜4上に配置する。なお、この撥水層62の形成方法は補強膜4の撥水層44と同様の方法を採用することができる。続いて、ガス流路71が導電性多孔質基材5と対向するよう、セパレータ7を導電性多孔質基材5及びガスケット6上に配置する。最後に導電性多孔質基材5とセパレータ7とが電気的に接続するようにセパレータ7で膜電極接合体を挟持することによって、固体高分子形燃料電池1が完成する(図4(e))。
以上の実施形態に係る固体高分子形燃料電池1は、カソード側のセパレータ7のガス流路71に酸化剤ガスを供給するとともに、アノード側のセパレータ7のガス流路71に燃料ガスを供給する。カソード側の触媒層3内では水が生成されるが、この生成された水は、触媒層3内から導電性多孔質基材5の外周面と補強膜4の開口部41を画定する内周面との間の隙間に排出される。この隙間に排出された水は、導電性多孔質基材5が撥水性を有するとともに、補強膜4の開口部41を画定する内周面に撥水層44が形成されているため、この隙間内に溜まらずに、酸化剤ガスの流れにのって、セパレータ7のガス流路71から外部へ排出される。このように本実施形態に係る固体高分子形燃料電池は、排水性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、補強膜4を一旦、袋体にして、触媒層−電解質膜積層体10を挿入するという製造方法を採用しているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、触媒層−電解質膜積層体10の両面に、予め開口部41及び撥水層44が形成された補強膜4を、接着層43が触媒層−電解質膜積層体10を向くようにそれぞれ配置し、公知の接着方法などによって触媒層−電解質膜積層体10の両面に補強膜4を接着させて、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製することもできる。
また、上記実施形態では、補強膜4は、ガスバリア層42と接着層43の2層から構成されているが、特にこの層構成に限定されるわけではない。例えば、図7に示すように、補強膜4を、第1の接着層43及びガスバリア層42と、ガスバリア層42上に形成され
た第2の接着層46と、を備えた3層構成とすることができる。これにより、ガスケット6を第2の接着層46に接着させることができる。なお、第2の接着層は上述した接着層43の材料と同様の材料を用いることができる。
また、上記実施形態では、固体高分子形燃料電池1を構成する電解質膜2や触媒層3、導電性多孔質基材5など全て平面視矩形状として説明したが、特に形状は限定されるものではなく、例えば平面視円形状とすることもできる。
また、図8に示すように、補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のカソード側の面にのみ設けることもできる。なお、この場合、補強膜4が形成されていない側のガスケット6は、補強膜4の裏側や電解質膜2の外周縁部に設置された状態となっている。また、アノード側の触媒層3の大きさを、カソード側の補強膜4の開口部41の大きさと同じ程度とし、この開口部41と対応するように位置するよう形成することが好ましい。
また、上記実施形態では、補強膜4は、アノード及びカソードの両方において開口部41を画定する内周面に撥水層44が形成されているが、図9に示すように、カソード側の補強膜4のみに撥水層44を形成してもよい。
また、上記実施形態では、カソード側とアノード側の触媒層3の大きさは同じに形成されているが、カソード側とアノード側との触媒層3を互いに異なる大きさに形成することもできる。なお、この場合は、アノード側の触媒層3の大きさをカソード側の触媒層3よりも大きくすることがラジカルの生成を防止する観点から好ましいが、特にこれに限定されるわけではない。
以下に実施例及び参考例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
(参考例1)
電解質膜2は、63×63mmの大きさに切断された膜厚53μmのNRE212CS(Dupont社製)を使用した。
次に、触媒形成用転写シート8を次の要領で作製した。まず、白金触媒担持カーボン(白金担持量:45.7wt%、田中貴金属社製、TEC10E50E)2gに、1−ブタノール10g、3−ブタノール10g、フッ素樹脂(5wt%ナフィオンバインダー、デュポン社製)20g及び水6gを加え、これらを分散機にて攪拌混合することにより、触媒ペーストを調製した。この触媒ペーストを転写用基材81であるPETフィルム(E5100、東洋紡績製、12μm)に触媒層乾燥後の白金重量が0.4mg/cm2となるように塗工し、触媒形成用転写シート8を作製した。
以上のように作製した触媒形成用転写シート8を60×60mmの大きさに切断し、電解質膜2の両面それぞれに触媒層3が電解質膜2側を向くように中心を合わせて配置した。そして、130℃、5.0MPa、150秒の条件で熱プレスすることで、電解質膜2の両面に触媒層3を形成し、触媒層−電解質膜積層体10を作製した。なお、触媒層3の厚さは20μmである。
続いて、一層構造の補強膜4を作製した。補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(参考例2)
電解質膜2として63×63mmの大きさに切断された膜厚50μmのAciplex
SF−702X(旭化成社製)を使用した。
次に、触媒形成用転写シート8を次の要領で作製した。まず、白金触媒担持カーボン(白金担持量:45.7wt%、田中貴金属社製、TEC10E50E)2gに、1−ブタノール10g、3−ブタノール10g、フッ素樹脂(5wt% Aciplexイオノマー、旭化成社製)20g及び水6gを加え、これらを分散機にて攪拌混合することにより、触媒ペーストを調製した。この触媒ペーストを転写用基材81であるPETフィルム(E5100、東洋紡績製、12μm)に触媒層乾燥後の白金重量が0.4mg/cm2となるよ
うに塗工し、触媒形成用転写シート8を作製した。
以上のように作製した触媒形成用転写シート8を60×60mmの大きさに切断し、電解質膜2の両面それぞれに触媒層3が電解質膜2側を向くように中心を合わせて配置した。そして、150℃、5.0MPa、150秒の条件で熱プレスすることで、電解質膜2の両面に触媒層3を形成し、触媒層−電解質膜積層体10を作製した。なお、触媒層3の厚さは20μmである。
続いて、一層構造の補強膜4を作製した。補強膜4の接着層43として、Aciplex SF−702X(旭化成社製、膜厚50μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、150℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(参考例3)
参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
続いて、二層構造の補強膜4を作製した。補強膜4のガスバリア層42として、二軸延伸ポリエチレンテレフタラート(帝人社製 テオネックス、12μm)を使用した。このポリエチレンテレフタラート上に、フッ素樹脂(5wt%ナフィオンバインダー、デュポン社製)を乾燥後膜厚が20μmの厚さになるようにダイコーティングで形成し、接着層43を形成した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(参考例4)
参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
続いて、二層構造の補強膜4を作製した。補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用し、ガスバリア層42として、NRE212CSのバックフィルム(ポリエステルフィルム、膜厚50μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例1)
まず、参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
次に、一層構造の補強膜4を作製した。補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、開口部41の内周縁部に、PTFEデスパージョン(アルドリッチ社製 PTFE 60wt%水溶液)を使用し、ディップコートにより幅5mm、厚さ50μmの撥水層44を形成した。このように作製した補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例2)
参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
次に、一層構造の補強膜4を作製した。補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。開口部41の内周縁部には、フッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用し、幅5mm、厚さ50μmの撥水層44を形成した。この補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例3)
参考例1と同様にして作製した触媒形成用転写シート8をカソード用として60×60mm、アノード用として50×50mmの大きさに切断し、63×63mmの大きさに切断されたNRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)の電解質膜2の両面それぞれに触媒層3が電解質膜2側を向くように中心を合わせて配置した。そして、130℃、5.0MPa、150秒の条件で熱プレスすることで、電解質膜2の両面に大きさの異なる触媒層3を形成し、触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
次に、接着層43のみからなる一層構造の補強膜4を作製した。なお、補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。開口部41の内周縁部に、PTFEデスパージョン(アルドリッチ社製 PTFE 60wt%水溶液)を使用し、ディップコートにより幅5mm、厚さ50μmの撥水層44を形成した。この補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のカソード側の面のみに設置し、中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例4)
実施例3と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
次に、接着層43のみからなる一層構造の補強膜4を作製した。なお、補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。開口部41の内周縁部には、フッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用し、幅5mm、厚さ20μmの撥水層44を形成した。この補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のカソード側の面のみに設置し、中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例5)
参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
次に、接着層43のみからなる一層構造の補強膜4を作製した。なお、補強膜4の接着層43として、NRE212CS(Dupont社製、膜厚53μm)を使用した。この補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。そして、カソード用の補強膜4には、開口部41の内周縁部に、フッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用して、幅5mm、厚さ20μmの撥水層44を形成した。また、アノード用の補強膜4には撥水層44を形成していない。
この撥水層44を形成した補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のカソード側の面に設置し、撥水層44を形成していない補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のアノード側の面に設置し、中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き
電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例6)
参考例1と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
続いて、ガスバリア層42と接着層43とからなる二層構造の補強膜4を作製した。より詳細には、ガスバリア層42である二軸延伸ポリエチレンテレフタラート(PEN:帝人社製 テオネックス、12μm)上に、溶融押出し法により、溶着層43である不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを厚さ20μmになるように形成することで、二層構造の補強膜4を作製した。
上記の補強膜4を、アノード用及びカソード用として、それぞれ80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。開口部41の内周縁部には、フッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用し、幅5mm、厚さ20μmの撥水層44を形成した。この補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10の両面に中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、開口部41から露出している触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(実施例7)
実施例3と同様に触媒層−電解質膜積層体10を作製した。
続いて、ガスバリア層42と接着層43とからなる二層構造の補強膜4を作製した。より詳細には、ガスバリア層42である二軸延伸ポリエチレンテレフタラート(PEN:帝人社製 テオネックス、12μm)上に、溶融押出し法により、接着層43である不飽和カルボン酸変性ポリプロピレンを厚さ20μmになるように形成し、二層構造の補強膜4を作製した。
上記の補強膜4を80×80mmの大きさに切断し、その中央部に50×50mmの大きさの開口部41を形成した。開口部41の内周縁部には、フッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用し、幅5mm、厚さ20μmの撥水層44を形成した。この補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10のカソード面のみに中心を合わせて配置し、130℃、1.0MPa、30秒の条件で熱プレスすることで補強膜4を触媒層−電解質膜積層体10に溶着し、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体を作製した。
さらに続いて、両面に触媒層3上に、49×49mmのガス拡散層5(SGL社製カーボンペーパー 35BC:厚さ300μm)を形成し、補強膜付き電極−電解質膜積層体を形成した。
(評価方法)
参考例1〜4及び実施例1〜7の補強膜付き電極−電解質膜積層体に、ガスケット6及びセパレータ7を設置して固体高分子形燃料電池をそれぞれ作製した。なお、実施例2〜7のガスケット6に、開口部61を画定する内周面にフッ素スプレー(東洋化学商会社製 フッ素セパレートスプレー)を使用し、幅5mm、厚さ50μmの撥水層62を形成した。以上のように作製した各固体高分子形燃料電池1に対して負荷変動サイクル試験を実施した。測定条件は、セル温度80℃、燃料利用率70%、酸化剤利用率40%、加湿温度50℃とした。電流電圧測定評価の結果、参考例1〜4の燃料電池セルの耐久性時間は1000時間であるのに対して、実施例1〜7の燃料電池セルの耐久性時間は2000時間であり、耐久性が向上した。また、全ての固体高分子形燃料電池は、評価後、電解質膜の破損は見られなかった。また、上記負荷変動サイクル試験を実施した後、実施例1〜7の固体高分子形燃料電池を目視により確認したところ、生成水が補強膜付き膜電極接合体に溜まることはなかった。
このように、実施例1〜7の固体高分子形燃料電池ではより耐久時間の向上がみられることから、フラッディングがより抑制されたことがわかる。なお、上記負荷変動サイクル試験を実施した後に参考例1〜4及び実施例1〜7の固体高分子形燃料電池を目視により確認したところ、補強膜4は、電解質膜2又は触媒層3に溶着された状態を維持しており、電解質膜2や触媒層3に対して剥がれは生じていなかった。
Figure 2010251285
1 固体高分子形燃料電池
2 電解質膜
3 触媒層
4 補強膜
41 開口部
42 ガスバリア層
43 接着層
44 撥水層
5 導電性多孔質基材
6 ガスケット
61 開口部
62 撥水層
7 セパレータ
10 触媒層−電解質膜積層体
20 膜電極接合体

Claims (9)

  1. イオン伝導性高分子電解質膜の両面に触媒層が形成された触媒層−電解質膜積層体と、
    開口部が中央に形成され、内周縁部が前記触媒層の外周縁部上に載置された状態で前記触媒層−電解質膜積層体の少なくともカソード側の面に接着する補強膜と、を備え、
    少なくともカソード側の前記補強膜は、前記開口部を画定する内周面に撥水層を有する、補強膜付き触媒層−電解質膜積層体。
  2. 前記補強膜は、前記触媒層−電解質膜積層体に接着する第1の接着層と、燃料ガス及び酸化剤ガスの透過を防止するガスバリア層と、を有する、請求項1に記載の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体。
  3. 前記補強膜は、前記ガスバリア層上にガスケットと接着するための第2の接着層をさらに有する、請求項2に記載の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体。
  4. 開口部が中央に形成されるとともに前記開口部を画定する内周面に撥水層が形成され、前記補強膜上に設置されたガスケットをさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体と、
    前記補強膜の開口部から露出する前記触媒層上に形成された導電性多孔質基材と、
    を備える、補強膜付き膜電極接合体。
  6. 請求項4に記載の補強膜付き触媒層−電解質膜積層体と、
    前記補強膜の開口部から露出する前記触媒層上に形成された導電性多孔質基材と、
    を備える、補強膜付き膜電極接合体。
  7. 開口部が中央に形成され、前記補強膜上に設置されたガスケットをさらに備える、請求項5に記載の補強膜付き膜電極接合体。
  8. 前記導電性多孔質基材は、撥水性を有する、請求項5〜7のいずれかに記載の補強膜付き膜電極接合体。
  9. 請求項6又は7に記載の補強膜付き膜電極接合体と、
    前記ガスケットが設置された補強膜付き膜電極接合体を両側から挟持するよう設置されたセパレータと、
    を備えた、固体高分子形燃料電池。
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