JP2010251147A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池発電装置の安全性を向上させる。
【解決手段】燃料電池発電装置101は、燃料電池104が発電した直流電力の電圧を昇圧する昇圧コンバータ105と、昇圧コンバータ105で昇圧された高電圧の直流電力を商用電力系統102と系統連系するための交流電力に変換するインバータ106と、インバータ106の出力側と商用電力系統102とを接続する解列リレー112と、インバータ106と並列に昇圧コンバータ105の出力側に設けられ燃料電池104における余剰電力を消費する余剰電力消費手段とを備え、余剰電力消費手段が、内部負荷としてのヒータ109と、ヒータ109で消費する電力量を制御するとともにヒータ109と昇圧コンバータ105の出力側とを絶縁する余剰電力コンバータ110とを備えるので、電気接続部の異常発熱や発火の恐れを低減し、燃料電池発電装置101の安全性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の直流電力を交流電力に変換し、商用電力系統に連系して出力する燃料電池発電装置に関するものである。
従来、この種の燃料電池発電装置は、直流入力元である燃料電池が発電した電力よりも家庭内で消費される電力が小さい場合に、燃料電池で余剰となる電力を専用の内部負荷にて消費させ、発電を安定的に継続するように構成したものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
図3は、上記特許文献1に記載された従来の燃料電池発電装置のブロック図である。
図3に示すように、燃料電池発電装置1は商用電力系統2と接続されている。商用電力系統2と燃料電池発電装置1の間には、エアコン、冷蔵庫などの家庭内負荷3が接続されている。
燃料電池4は、都市ガス、プロパンガスなどの燃料ガスから水素リッチなガスを生成し、その水素によって発電する。燃料電池4の直流出力電力は、昇圧コンバータ5によって商用電力系統2の電圧より高い所定の電圧に昇圧され、インバータ6によって商用電力系統2と同期した交流電力に変換され、解列リレー12を介して商用電力系統2に連系出力される。
また、燃料電池4にて発電時に発生する廃熱を回収して温水とする熱交換器7と、その温水を蓄える貯湯タンク8を備える。貯湯タンク8には更にヒータ9を介して内部の水を温める循環経路が接続されており、ヒータ9には燃料電池4の出力から余剰電力コンバータ10を介して電力が供給される。
このような燃料電池発電装置1は、商用電力系統2に系統連系されて使用され、燃料電池4により発電した電力を単独で、若しくは商用電力と共にテレビや冷蔵庫などの家庭内負荷3に供給する。
ところで、家庭内負荷3で消費する電力はユーザーの操作によって刻一刻と変化する。一方、発電は燃料ガスの供給量の変更などを行い、水素リッチなガスの生成量を調整するため、家庭内負荷3の電力変動に対してどうしても遅れが生じる。
例えば、家庭内負荷3が急増し、燃料電池4の発電量がそれを下回っている時には、家庭内負荷3で不足する電力は、連系している商用電力系統2から供給される。
一方、家庭内負荷3が急減した場合、燃料電池4の発電量が上回ってしまうため、このままでは余剰電力が商用電力系統2に逆潮流してしまうことになる。そこで、逆潮流が発生しないように昇圧コンバータ5およびインバータ6は出力電力を小さくすると同時に、余剰電力コンバータ10はヒータ9で消費する電力を増加させる。これにより、家庭内負荷3が急減したことによって発生した余剰電力を処理することが可能となる。
特開2004−213985号公報
しかしながら、上記従来の構成では、余剰電力コンバータ10は燃料電池4の出力電圧を入力元として動作をする。ここで、一般的に燃料電池4の出力電圧は数十V程度と比較的低電圧である。例えば出力電力1000Wとし、その電力を全てヒータ9で消費する場合、燃料電池4の出力電圧を30Vとすれば余剰電力コンバータ10の入力には33A=(1000W/30V)の大きな電流が流れる。
また、近年、燃料電池発電装置1の低コスト化などの目的で燃料電池4の出力電圧は低電圧化の方向であり、例えば入力電圧が10Vまで低下すると入力電流は100A(=1000W/10V)と非常に大きくなる。このような大電流では電気接合部の不具合(カシメ不良、半田クラックなど)が発生すると異常発熱や発火してしまう危険性が高いという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、燃料電池で発生した余剰電力を燃料電池発電装置の内部で消費する際に、電気接合部における異常発熱や発火の恐れを低減することができ、燃料電池発電装置の安全性を向上できる燃料電池発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の燃料電池発電装置は、燃料電池が発電した直流電力の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータで昇圧された高電圧の直流電力を商用電力系統と系統連系するための交流電力に変換するインバータと、前記インバータと並列に前記昇圧コンバータの出力側に設けられ前記燃料電池における余剰電力を消費する余剰電力消費手段とを備えたのである。
これによって、家庭内の消費電力が急減した場合に、燃料電池で発生する余剰電力を余剰電力消費手段にて消費するので、商用電力系統への逆潮流を防止することができる。その際に、余剰電力消費手段は昇圧コンバータで昇圧された後の高電圧の直流電圧を入力とするので、燃料電池の低電圧の直流電圧を入力する場合に比べ、入力電流を小さくすることができる。
本発明の燃料電池発電装置は、余剰電力消費手段が、昇圧コンバータで昇圧された後の高電圧を入力として余剰電力を消費するので、余剰電力消費手段の入力電流を小さくすることができる。その結果として、燃料電池で発生した余剰電力を燃料電池内で消費する際にも、電気接合部における異常発熱や発火の恐れを低減し、燃料電池発電装置の安全性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における燃料電池発電装置のブロック図 本発明の実施の形態2における燃料電池発電装置のブロック図 従来の燃料電池発電装置の構成図
第1の発明は、燃料電池が発電した直流電力の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータで昇圧された高電圧の直流電力を商用電力系統と系統連系するための交流電力に変換するインバータと、前記インバータと並列に前記昇圧コンバータの出力側に設けられ前記燃料電池における余剰電力を消費する余剰電力消費手段とを備えたことを特徴とする燃料電池発電装置である。
この構成によって、燃料電池で発生した余剰電力を消費する際に、余剰電力消費手段は昇圧コンバータで昇圧された後の高電圧の直流電圧を入力とするので、入力電流を小さくすることができ、電気接続部での異常発熱や発火の恐れを低減することができる。その結果として、家庭内で消費される電力が急減や商用電力系統の異常等によって、燃料電池で余剰電力が発生した場合にも、余剰電力を安全に消費することができるので、燃料電池発電装置の安全性を向上することができる。
第2の発明は、特に第1の発明における余剰電力消費手段が、内部負荷と、前記内部負荷で消費する電力量を制御するとともに前記内部負荷と昇圧コンバータの出力側とを絶縁する余剰電力コンバータとを備えたので、商用電力系統と連系して出力している場合にも、商用電力系統側の外乱ノイズが内部負荷側に回り込むのを防止するので、内部負荷側の安定性向上および故障低減を図ることができる。
第3の発明は、特に第2の発明における昇圧コンバータが、所定周波数以上の高周波スイッチングを行うものであり、昇圧コンバータが、所定周波数以上の高周波スイッチングを行う場合にも、内部負荷と昇圧コンバータが絶縁されているので、内部負荷からの漏れ電流を低減することができる。
第4の発明は、特に第2または第3の発明における内部負荷を、通電されると発熱して水を温めるヒータとしたものであり、内部負荷がヒータである場合にも、ヒータと昇圧コンバータが絶縁されているので、ヒータからの漏れ電流を低減することができ、ヒータで温められた温水をユーザーが使用しても感電の恐れがなく、安全性を向上することができる。
第5の発明は、特に第1〜4の発明において、インバータの出力側と商用電力系統とは解列手段を介して接続され、前記解列手段が開いた時に、余剰電力消費手段が昇圧コンバータに蓄積された電力を消費するものであり、これにより、解列手段が開状態となり商用交流と切り離された後でも、昇圧コンバータ内部に蓄えられた電力を放電させるので、昇圧コンバータ内部に高電圧が残存せず、燃料電池発電装置の修理・交換作業時に、感電の恐れを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池発電装置のブロック図である。
図1に示すように、燃料電池発電装置101は商用電力系統102とAC200Vで接続されている。商用電力系統102と燃料電池発電装置101の間には、エアコン、冷蔵庫などの家庭内負荷103が接続されている。燃料電池発電装置101および家庭内負荷103と、商用電力系統102の間には逆潮流検出器111が設置されている。
燃料電池発電装置101は、燃料電池104の出力電圧を商用電力系統102の電圧より高い所定の電圧に昇圧する昇圧コンバータ105、昇圧コンバータ105の直流出力を商用電力系統102と同期した交流正弦波として出力するインバータ106、商用電力系統102と燃料電池発電装置101を連系/解列する解列リレー112を有する。更に昇圧コンバータ105の直流出力は余剰電力コンバータ110を介してヒータ109にも供給可能とされている。
昇圧コンバータ105は、リアクトル201と昇圧用スイッチング素子202と昇圧用ダイオード203と平滑コンデンサ204で構成され、インバータ106はスイッチング素子Q301〜Q304を4石使用したフルブリッジ回路と、高周波ノイズ除去用リアクトル305と出力コンデンサ306で構成されている。また、スイッチング素子Q301〜Q304には、転流ダイオードD301〜D304がそれぞれ内蔵されている。余剰電力コンバータ110は、絶縁トランス401と余剰電力コンバータ用スイッチング素子402と余剰電力コンバータ用ダイオード403と余剰電力コンバータ用平滑コンデンサ404で構成される。
また、燃料電池発電装置101は、燃料電池104で発生する廃熱を回収し、温水として蓄える貯湯タンク108を備え、貯湯タンク108には熱交換器107を介して循環する水経路と、ヒータ109を介して循環する水経路が接続されており、それぞれの循環経路は水ポンプ(図示しない)で貯湯タンク108の水が循環するように構成されている。熱交換器107は燃料電池104での発電時に発生する熱を熱源として循環する水を温めるように構成されている。ヒータ109は昇圧コンバータ105と余剰電力コンバータ110を介して燃料電池104の出力電力を熱に変換し、循環する水を温めるように構成されている。
以上のように構成された本実施の形態の燃料電池発電装置101において、以下その動作、作用を説明する。
燃料電池104は、都市ガス、プロパンガスなどの燃料ガスを元に改質器や変成器(図示しない)を用いて水素リッチなガスを生成し、生成された水素リッチなガス中の水素と、空気中に含まれる酸素との電気化学反応によって発電し、直流電力を発生する。
ここで、燃料電池104の出力電圧は、例えば固体高分子型の燃料電池であれば、固体高分子電解質膜の両面に設けたアノードとカソードのガス経路に水素リッチなガスと空気を供給して、水素と酸素の電気化学反応によって電力を発生させるわけであるが、この固体高分子電解質膜の両面にガス経路を設けた単位発電体であるセルを直列接続する数によって決定され、一般的にはDC数十V程度である。
ところで、燃料電池104の製造コストを低下させるためには、直列接続するセルの数を少なくすることが有効であり、近年、出力電圧は低電圧化の方向である。本実施の形態では燃料電池104の出力電圧はDC10Vとする。
商用電力系統102の電圧がAC200Vである場合、電圧のピークは283Vに達するため、インバータ106の入力側の電圧としては、それ以上の電圧が必要となる。また、商用電力系統102が変動することを考慮すると、通常DC350V程度の電圧が必要である。
そこで、昇圧コンバータ105は、昇圧用スイッチング素子202をONして、リアクトル201にエネルギーを蓄積し、昇圧用スイッチング素子202をOFFした際に、リアクトル201に蓄えられたエネルギーが、昇圧用ダイオード203を介して平滑コンデンサ204に電圧として蓄えられる。
以上の動作を繰り返すことにより、燃料電池104の定格出力DC10VをDC350Vまで昇圧する。ここで、スイッチングの周波数を高くすれば、同一サイズのリアクトルであっても、より大きなエネルギーを取り出すことができる。そのため、昇圧コンバータ105の小型化の観点より、数十KHz以上の高周波でスイッチングするのが望ましく、本実施の形態のスイッチング周波数は50KHzとする。
次に、インバータ106は、4石のスイッチング素子Q301〜Q304を高周波でスイッチング動作させることで、昇圧コンバータ105の平滑コンデンサ204に一時的に蓄えられた電力を略正弦波として出力する。この略正弦波の出力電流には高周波成分が含まれているが、高周波ノイズ除去用リアクトル302と出力コンデンサ303で平滑されて滑らかな正弦波となる。そして、解列リレー112を閉状態にして商用電力系統102と連系し、家庭内負荷103に電力を供給する。
このとき、燃料電池発電装置101の出力電力が家庭内負荷3の消費電力よりも小さい場合には、商用電力系統102から家庭内負荷103側へ電流が流れ込み、逆に燃料電池発電装置101の出力電力が家庭内負荷103よりも大きい場合には、商用電力系統102へ電流が流出することになる。そこで、逆潮流検出器111にて、電流の方向を判定することにより逆潮流が発生していることを検出することができる。
ここで、まず、家庭内負荷103の消費電力が燃料電池104の発電電力よりも大きければ、発電電力は全て家庭内負荷103で消費されている。そして、その状態から、ユーザーがエアコン等の電源をOFFし、家庭内負荷103の消費電力が急減し、燃料電池104の発電電力よりも小さくなると、商用電力系統102に対して電流が流れ込むので、逆潮流検出器111にて逆潮流が発生したのを検出する。
すると、インバータ106は、逆潮流検出器111にて逆潮流が発生しないように出力を低下させる。そして同時に、余剰電力コンバータ110を動作させて、燃料電池104で発生する余剰電力をヒータ109にて消費させる。このときヒータ109は、貯湯タンク108から循環してくる水を温める。これにより、余剰電力を熱として有効利用することができる。
このときの余剰電力コンバータ110の動作を説明する。余剰電力コンバータ110は、余剰電力コンバータ用スイッチング素子402をONして、絶縁トランス402にエネルギーを蓄積し、余剰電力コンバータ用スイッチング素子402をOFFした際に、絶縁トランス401に蓄えられたエネルギーを、余剰電力コンバータ用ダイオード403と余剰電力コンバータ用平滑コンデンサ404を介してヒータ109に電力供給を行う。余剰電力コンバータ用スイッチング素子402のON/OFF時間を調整することにより、ヒータ109で消費する電力を調整することが可能である。
ところで、余剰電力コンバータ110は、昇圧コンバータ105の出力電圧を入力として動作するので、ヒータ109にて1000Wの電力を消費する場合、余剰電力コンバータ110の入力側に流れる電流は、約3A(=1000W/350V)となる。これは、燃料電池104の出力電圧を入力とした場合の入力電流値である約100A(=1000W/10V)に比べて非常に小さい。
以上のように、本実施の形態の燃料電池発電装置101は、燃料電池104が発電した直流電力の電圧を昇圧する昇圧コンバータ105と、昇圧コンバータ105で昇圧された高電圧の直流電力を商用電力系統102と系統連系するための交流電力に変換するインバータ106と、インバータ106と並列に昇圧コンバータ105の出力側に設けられ燃料電池104における余剰電力を消費する余剰電力消費手段とを備え、インバータ106の出力側と商用電力系統102とは解列手段としての解列リレー112を介して接続されたものであり、余剰電力消費手段は、内部負荷としての通電されると発熱して水を温めるヒータ109と、ヒータ109(内部負荷)で消費する電力量を制御するとともにヒータ109(内部負荷)と昇圧コンバータ105の出力側とを絶縁する余剰電力コンバータ110とを備え、昇圧コンバータ105が、所定周波数以上の高周波スイッチングを行うものである。
本実施の形態においては、家庭内負荷103の消費電力が燃料電池発電装置104の発電電力よりも小さくなり、余剰電力が発生した場合でも、余剰電力コンバータ110を介してヒータ109で任意の電力消費が可能であるので、逆潮流を防止することができる。また、余剰電力コンバータ110の入力側に流れる電流値を小さくすることができるので、リード線のカシメや、ビス締め、はんだ付け等による電気接続部における異常発熱や発火の恐れを低減することができる。また、使用する部品の小型化やリード線を細くすることができ、余剰電力コンバータ110の小型化および低コスト化を図ることができる。
そして、ヒータ109は余剰電力コンバータ110内部の絶縁トランス401によって昇圧コンバータ105と電気的に絶縁されているので、昇圧コンバータ105の高周波成分を含んだ高電圧出力からの漏れ電流がヒータ109を介して、貯湯タンク108の温水に流出する恐れが低減される。その結果、ユーザーが貯湯タンク108の温水を使用する際の感電の恐れを低減することができる。
なお、本実施の形態では余剰電力を消費する負荷としてヒータを選定したが、燃料電池発電装置101内部のポンプやファンなど制御回路を内蔵したようなものであってもよい。この場合、余剰電力コンバータ110が商用電力系統102からも絶縁されているので、商用電力系統102への落雷等の外乱からポンプやファンを保護することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における燃料電池発電装置のブロック図である。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一構成のものについては同一符号を付し、説明を省略する。実施の形態1と異なる点は、余剰電力コンバータ110を非絶縁としたところである。
図2に示すように、余剰電力コンバータ110は、余剰電力コンバータ用スイッチング素子402をONして余剰電力コンバータ用リアクトル405にエネルギーを蓄積し、余剰電力コンバータ用スイッチング素子402をOFFした際に、余剰電力コンバータ用リアクトル405に蓄えられたエネルギーを、余剰電力コンバータ用ダイオード403と余剰電力コンバータ用平滑コンデンサ404を介して、ヒータ109に電力供給する。余剰コンバータ用スイッチング素子402のON/OFF時間を調整することによりヒータ109で消費する電力を調整することが可能である。
以上のように構成された本実施の形態の燃料電池発電装置101において、以下その動作、作用を説明する。本実施の形態の燃料電池発電装置101の電力出力動作は、実施の形態1と同一であり、異なるのは出力停止時の動作のみである。
ユーザーによる発電の停止操作や、商用電力系統102および燃料電池発電装置101の異常等によって、燃料電池発電装置101に停止すると解列リレー112が開き、商用電力系統102および家庭内負荷103から切り離される。
しかしながら、解列される直前までは電力出力を行っているので、昇圧コンバータ105の平滑コンデンサ204には高電圧の電力が蓄えられたままとなっている。ここで、本実施の形態の余剰電力コンバータ110は、発電が停止して解列リレー112が開かれると、ヒータ109への電力供給を行い、昇圧コンバータ105の平滑コンデンサ204に蓄えられた高電圧の電力を消費させる。
また、解列リレー112が開くと、家庭内負荷103と切り離されるため無負荷状態となり、出力コンデンサ306にも電圧が蓄えらたままとなる。燃料電池発電装置101が出力中に出力コンデンサ306に印加されているのは商用電力系統102の電圧であるため、停止するタイミングによってその瞬間に蓄えられる電圧は異なる。商用電力系統102はAC200Vであるので、出力コンデンサ306の両端には絶対値として0〜283V程度の電圧が蓄えられている。ここで、余剰電力コンバータ110を動作させると、転流ダイオードD401とD404を介して、もしくは転流ダイオードD402とD403を介して出力コンデンサ306の電力をヒータ109で消費することができる。
以上のように、本実施の形態においては、発電を停止し、解列リレー112が解列された後でも余剰電力コンバータ110が動作して、平滑コンデンサ204および出力コンデンサ306に蓄えられている高電圧の電力を放電することができるので、燃料電池発電装置101の修理などのメンテナンス時に作業者が感電してしまう恐れを低減することができる。
本発明にかかる燃料電池発電装置は、余剰電力コンバータの入力に昇圧コンバータの出力する高電圧を利用しているので、家庭内負荷の消費電力が急減した場合などに発生する余剰電力を消費する際に、余剰電力コンバータの入力電流を小さくすることが可能となり、リード線のカシメや、ビス締め、はんだ付け等による電気接続部における異常発熱や発火の恐れを低減することができるので、低電圧かつ大電流を扱う機器全般において安全性が向上するので、発電と給湯を行う家庭用燃料電池システムに適している。
101 燃料電池発電装置
102 商用電力系統
104 燃料電池
105 昇圧コンバータ
106 インバータ
109 ヒータ
110 余剰電力コンバータ
112 解列リレー

Claims (5)

  1. 燃料電池が発電した直流電力の電圧を昇圧する昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータで昇圧された高電圧の直流電力を商用電力系統と系統連系するための交流電力に変換するインバータと、前記インバータと並列に前記昇圧コンバータの出力側に設けられ前記燃料電池における余剰電力を消費する余剰電力消費手段とを備えた燃料電池発電装置。
  2. 余剰電力消費手段は、内部負荷と、前記内部負荷で消費する電力量を制御するとともに前記内部負荷と昇圧コンバータの出力側とを絶縁する余剰電力コンバータとを備える請求項1記載の燃料電池発電装置。
  3. 昇圧コンバータが、所定周波数以上の高周波スイッチングを行う請求項2記載の燃料電池発電装置。
  4. 内部負荷が、通電されると発熱して水を温めるヒータである請求項2または3記載の燃料電池発電装置。
  5. インバータの出力側と商用電力系統とは解列手段を介して接続され、前記解列手段が開いた時に、余剰電力消費手段が昇圧コンバータに蓄積された電力を消費する請求項1〜4のいずれか1項記載の燃料電池発電装置。
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