JP2010251115A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光源の交換時期を適切に判断することができる照明装置を提供する。
【解決手段】メモリ25は、LEDモジュール30の各点灯状態に対応した光束維持特性(光束維持曲線を示すデータ)を記憶する。光束維持率算出部26は、制御用マイクロコンピュータ22の制御のもと、LEDモジュール30の点灯状態が変わる都度、変更後の点灯状態に対応する光束維持特性及びその点灯状態での点灯時間に基づいて、LEDモジュール30の光束維持率を算出する。すなわち、LEDモジュール30の点灯状態に応じて異なる光束維持特性を用いて光束維持率を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】メモリ25は、LEDモジュール30の各点灯状態に対応した光束維持特性(光束維持曲線を示すデータ)を記憶する。光束維持率算出部26は、制御用マイクロコンピュータ22の制御のもと、LEDモジュール30の点灯状態が変わる都度、変更後の点灯状態に対応する光束維持特性及びその点灯状態での点灯時間に基づいて、LEDモジュール30の光束維持率を算出する。すなわち、LEDモジュール30の点灯状態に応じて異なる光束維持特性を用いて光束維持率を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、光源の交換時期を適切に判断することができる照明装置に関する。
近年、発光ダイオード(LED)を光源とする照明装置が様々な用途向けに開発されており、白熱電球や蛍光灯等の従来の光源を用いた照明装置に対する置換えが行われつつある。また、光源を所望の明るさに調整することができる調光機能(省エネ機能)を備えた照明装置が既に商品化されている。
一方で、蛍光灯、白熱灯、LEDなどの光源を備えた照明装置では、これら光源の明るさは、点灯時間の経過に伴って低下するため、様々な工夫も行われている。例えば、異なる波長の光を出力する複数のLEDを備えた照明装置において、各LEDの寿命曲線を利用して、各LEDの経時変化が同一となる電流値で各LEDを駆動することにより、簡易な構成で、経時変化による光色変化を防止することができるLED照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1の照明装置では、経時変化による光色変化を防止することができるものの、経年変化による明るさ(例えば、光束)が低下した場合に、利用者はいつ光源を交換すればよいか判断することができない。また、光源の通常の点灯状態(全灯、100%点灯など)における寿命曲線を利用したとしても、例えば、光源を通常の点灯状態だけでなく調光状態で使用した場合に、光源を交換する時期を適切に判断することはできなかった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、光源の交換時期を適切に判断することができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源を複数の点灯状態で点灯することができる照明装置において、各点灯状態に対応した前記光源の光束維持特性を記憶する記憶手段と、各点灯状態での前記光源の点灯時間を計時する計時手段と、各点灯状態に対応する前記光束維持特性及び該点灯状態での点灯時間に基づいて前記光源の光束維持率を算出する算出手段と、該算出手段で算出した光束維持率が所定の閾値より小さい場合、所定の情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、各点灯状態に対応した光源の光束維持特性を記憶しておく。点灯状態は、例えば、100%点灯(全灯)、省エネ点灯としての調光状態での点灯(例えば、5%点灯、30%点灯、50%点灯、70%点灯など)などである。また、光束維持特性は、光源の明るさ(光束)が光源の点灯時間の経過に伴って減退するが、この光束の減退の程度が、点灯時間の経過とともに初期値のどの程度に維持されているかを示すものである。そして、各点灯状態に対応する光束維持特性及び該点灯状態での点灯時間に基づいて光源の光束維持率を算出する。すなわち、光源の点灯状態に応じて異なる光束維持特性を用いて光束維持率を算出する。算出した光束維持率が所定の閾値より小さい場合、所定の情報を出力する。例えば、光束維持率が70%を所定の閾値とすることができ、光束維持率が70%より小さくなった場合、光源の交換時期である旨を所定の情報として出力することができる。これにより、複数の点灯状態で点灯することができる場合に、それぞれの点灯状態に応じた光束維持特性を用いることができるので、光源の点灯状態が変化する場合でも、光源の交換時期を適切に判断することができる。また、光源の光束、光量や照度などを計測するための光学センサが不要であるので、コストを低減することができるとともに、光源として指向性の高いLEDなどを用いる場合でも発光面を光学センサで遮ってしまうという問題も生じない。
本発明に係る照明装置は、点灯状態が変更される場合、前記算出手段で算出した変更前の光束維持率を、変更後の点灯状態での光束維持率の初期値とすることを特徴とする。
本発明にあっては、点灯状態が変更される場合、変更前に算出された変更前の光束維持率を、変更後の点灯状態での光束維持率の初期値とする。例えば、100%点灯で点灯していた光源を省エネ点灯に変更する場合、点灯状態変更前の100%点灯に対応する光束維持特性により算出した変更直前の光束維持率を、省エネ点灯での光束維持率を算出する際の初期値とする。これにより、点灯状態が変化する場合に、変化直前の点灯状態での光束維持率を変更直後の点灯状態での光束維持率とすることができるので、点灯状態に関わらず常に正確な光束維持率を求めることができる。特に、点灯状態が頻繁に変化する場合でも、その変化に追従して正確な光束維持率を求めることができるので、光源の交換時期を精度良く判定することが可能となる。
本発明に係る照明装置は、前記算出手段は、所定時間が経過した場合、光束維持率を算出するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、所定時間(例えば、10分、1時間、3時間など)が経過した場合、光束維持率を算出する。これにより、光束維持率算出のための処理労力を低減しつつ光源の交換時期を求めることができる。
本発明に係る照明装置は、前記出力手段は、前記光源を所定の点灯状態で点灯させて前記所定の情報を出力するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、出力手段は、光源を所定の点灯状態で点灯させて所定の情報を出力する。例えば、光束維持率が閾値より小さくなった場合、光源を点滅させることにより、光源の交換時期を知らせることができる。また、光束維持率が閾値より小さくなった場合、光源の点灯状態を省エネ点灯と異なる点灯状態(例えば、光量をさらに下げた状態での点灯状態)で点灯させることもできる。これにより、光源の交換時期を知らせるための表示灯などが不要となり、コストを低減することができる。
本発明に係る照明装置は、前記所定の情報は、前記光源の交換時期を示す情報であることを特徴とする。
本発明にあっては、所定の情報は、光源の交換時期を示す情報である。これにより、光学センサなどを用いることなく、光源の交換時期を利用者に知らせることができる。
本発明に係る照明装置は、人感センサからの信号を取得する取得手段と、該取得手段で取得した信号に応じて前記光源の点灯状態を切り替える切替手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、人感センサからの信号を取得した場合、取得した信号に応じて光源の点灯状態を切り替える。例えば、人が周囲にいる場合には、100%点灯で光源を点灯させ、人が周囲にいない場合には、省エネ点灯で光源を点灯させることができる。これにより、人感センサなどにより点灯状態が変化する場合でも、点灯状態に関わらず光束維持率を正確に求めることができる。
本発明によれば、光源の交換時期を適切に判断することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る照明装置100の構成の一例を示すブロック図である。照明装置100は、例えば、AC100V又はAC200V等の商用電源に接続され、電源ユニット10、制御ユニット20、光源としての複数のLEDモジュール30、…などを備えている。LEDモジュール30の個数又は仕様などは、照明装置100の仕様、形状などに応じて適宜設定することができる。また、光源としては、LEDモジュール30に限定されるものではなく、蛍光灯、白熱灯などの他の光源を用いる構成であってもよい。
電源ユニット10は、ヒューズ11、整流回路12、ノイズフィルタ回路13、スイッチング回路14、スイッチングトランス15、定電流供給回路16、負荷電流電圧検出回路17、フォトカプラ18、保護回路19などを備えている。
ヒューズ11は、装置内部に短絡などの異常が発生した場合に、装置を保護するために所定値以上の過電流を遮断するためのものである。整流回路12は、AC100V又はAC200Vを全波整流して直流に変換する。ノイズフィルタ回路13は、例えば、商用電源に接続された電源線を通じて照明装置100内に侵入してくるノイズを遮断するものである。
スイッチング回路14は、例えば、トランジスタ又はFETなどで構成され、所定の周波数でスイッチング動作(例えば、1対のトランジスタを交互にオン/オフさせる動作)することにより、スイッチングトランス15に対して交番電圧を供給する。スイッチングトランス15は、スイッチング回路14の動作に応じて所定の電圧値に変換された交番電圧を出力する。
定電流供給回路16は、整流回路、トランジスタ、演算増幅器などを備え、スイッチングトランス15から供給される交番電圧を直流電圧(例えば、33V)に変換するとともに、出力電流が一定になるように制御する。
負荷電流電圧検出回路17は、定電流供給回路16により供給される電流及び電圧を検出し、検出値に応じた制御信号を、フォトカプラ18を通じて保護回路19へ出力する。なお、フォトカプラ18は、スイッチングトランス15の1次側と2次側とを電気的に絶縁するためのものである。保護回路19は、負荷電流電圧検出回路17から入力された制御信号に応じてスイッチング回路14のスイッチング動作を制御する。これにより、出力値をフィードバックして、一定の電流及び電圧を出力できるように構成している。
制御ユニット20は、制御電源供給回路21、LEDモジュール30の各点灯状態の点灯時間を計時するタイマ(不図示)を内蔵するとともに、制御ユニット20全体を制御する制御用マイクロコンピュータ22、所定の情報(例えば、LEDモジュール30の交換時期など)を出力する出力手段としてPWM制御回路23、人感センサ(不図示)からの信号を取得する取得手段としての使用状態検出回路24、LEDモジュール30の各点灯状態に対応した光束維持特性(光束維持曲線を示すデータ)などを記憶する記憶部としてのメモリ25、光束維持率を算出する算出手段としての光束維持率算出部26、リモコン受光部27などを備えている。
なお、光束維持特性(光束維持曲線)は、光源の明るさ(光束)が光源の点灯時間の経過に伴って低下するが、この光束の低下の程度が、点灯時間の経過とともに初期値のどの程度に維持されているかを示すものであるが、本実施の形態では、光束維持特性は、光源の寿命特性を判定することができるものであれば、光源の光量の低下、照度の低下、輝度の低下などの他の特性も含むものとする。
なお、LEDモジュール30の各点灯状態としては、例えば、100%点灯(全灯)、省エネ点灯としての調光状態での点灯(例えば、5%点灯、30%点灯、50%点灯、70%点灯など)などである。
制御電源供給回路21は、定電流供給回路16から出力された直流電圧を所定の電圧(例えば、5V、3.3Vなど)に変換し、変換後の電圧を制御用マイクロコンピュータ22へ供給する。
PWM制御回路23は、定電流供給回路16から出力された直流電圧に対してパルス幅変調を行うことにより、各LEDモジュール30に供給する電流を制御する。より詳細には、制御用マイクロコンピュータ22は、LEDモジュール30の各点灯状態に対応する制御信号をPWM制御回路23に送信し、PWM制御回路23は、受信した制御信号に応じたPWM制御を各LEDモジュール30に対して行う。なお、各LEDモジュール30に対して、それぞれPWM制御回路23、…を設ける構成でもよい。
リモコン受光部27は、利用者が操作するリモコン本体(不図示)からの赤外線を受光し、リモコン本体から送信された信号を抽出し、抽出した信号を制御用マイクロコンピュータ22へ出力する。リモコン本体から送信される信号は、例えば、光源を点灯、消灯、及び調光(例えば、70%、50%、30%など)するためのものである。
使用状態検出回路24は、人感センサからの信号を取得し、取得した信号を制御用マイクロコンピュータ22へ出力する。これにより、制御用マイクロコンピュータ22は、照明装置100が設置された部屋に人がいるか否かを判定することができる。なお、人感センサは、照明装置100から離れた場所に設けることもできるが、照明装置100に設けることもできる。
制御用マイクロコンピュータ22は、使用状態検出回路24を通じて、照明装置100の周囲に人がいると判定した場合には、リモコン受光部27で取得したリモコンからの信号に基づいた点灯状態でLEDモジュール30を点灯させる。そして、使用状態検出回路24を通じて、照明装置100の周囲に人がいないと判定した場合には、所定の点灯状態へ移行する。
例えば、制御用マイクロコンピュータ22は、人感センサからの信号を取得した場合、取得した信号に応じてLEDモジュール30の点灯状態を切り替える。例えば、人が周囲にいる場合には、100%点灯でLEDモジュール30を点灯させ、人が周囲にいない場合には、省エネ点灯でLEDモジュール30を点灯させることができる。また、省エネ点灯として、点灯状態を30%調光に移行し、移行後所定時間経過すれば、さらに5%調光に下げる等である。なお、制御用マイクロコンピュータ22は、常に照明装置100がどの点灯状態で点灯しているかを把握するとともに、点灯状態をメモリ25に記憶する。
メモリ25は、制御用マイクロコンピュータ22が所定の処理を行う際に必要なデータを記憶するとともに、処理結果なども記憶する。例えば、メモリ25は、LEDモジュール30の各点灯状態に対応した光束維持特性(光束維持曲線を示すデータ)を記憶する。なお、LEDモジュール30の各点灯状態は、例えば、100%点灯(全灯)、省エネ点灯としての調光状態での点灯(例えば、5%点灯、30%点灯、50%点灯、70%点灯など)などである。メモリ25は、制御用マイクロコンピュータ22で計時したLEDモジュール30の各点灯状態での点灯時間を記憶する。
光束維持率算出部26は、各点灯状態に対応する光束維持特性及びその点灯状態での点灯時間に基づいて、LEDモジュール30の光束維持率を算出する。例えば、点灯状態が変わる都度、変更後の点灯状態に対応する光束維持特性及びその点灯状態での点灯時間に基づいて、LEDモジュール30の光束維持率を算出する。すなわち、LEDモジュール30の点灯状態に応じて異なる光束維持特性を用いて光束維持率を算出する。なお、光束維持率の算出方法の詳細は後述する。
光束維持率算出部26は、算出した光束維持率が所定の閾値(例えば、70%など)より小さい場合、その旨を制御用マイクロコンピュータ22へ出力する。この場合、制御用マイクロコンピュータ22は、LEDモジュール30の光束維持率が70%より小さくなったと判定し、LEDモジュール30の交換時期である旨を所定の情報として出力すべく交換信号をPWM制御回路23へ出力する。
PWM制御回路23は、制御用マイクロコンピュータ22から交換信号を取得した場合、LEDモジュール30を点滅又は交換時期を示す点灯状態で点灯させて、LEDモジュール30の交換時期である旨(所定の情報)を出力する。例えば、光束維持率が閾値より小さくなった場合、LEDモジュール30を点滅させることにより、LEDモジュール30の交換時期を知らせることができる。また、光束維持率が閾値より小さくなった場合、LEDモジュール30の点灯状態を省エネ点灯と異なる点灯状態(例えば、光量をさらに下げた状態での点灯状態)で点灯させることもできる。これにより、LEDモジュール30の交換時期を知らせるための表示灯などが不要となり、コストを低減することができる。なお、交換時期を知らせるための表示灯(例えば、赤色LEDなど)を用いることもできる。また、音声などにより交換時期を通知してもよい。
図2は光束維持率の算出方法の一例を示す説明図である。図2において横軸は時間(対数目盛)であり、縦軸は光束維持率である。光束維持率は、光源の明るさ(光束)の初期値に対する割合を示す。図2において、曲線g(t)は100%点灯状態での光束維持曲線を示し、曲線f(t)は省エネ点灯状態での光束維持曲線を示す。光束維持曲線は、LEDモジュール30の明るさ(光束)がLEDモジュール30の点灯時間の経過に伴って低下するが、この光束の低下の程度が、点灯時間の経過とともに初期値のどの程度に維持されているかを示すものである。
また、時間ta1までは100%点灯状態であり、時間ta1からta2までは省エネ点灯状態であり、時間ta2から時間ta3までは100%点灯状態であり、時間ta3以降は省エネ点灯状態であるとする。これらの点灯状態の変化は、例えば、リモコン等で利用者が変えたものとすることができる。
時間ta1までは、光束維持率算出部26は、100%点灯状態に対応する光束維持特性(光束維持曲線)を用いて、光束維持率を算出し、算出した光束維持率が所定の閾値より小さいか否かを判定する。
時間ta1において、点灯状態が100%点灯状態から省エネ点灯状態に切り替わったので、時間ta1での点灯時間(累積点灯時間)及び100%点灯状態に対応する光束維持特性(光束維持曲線)を用いて光束維持率I1を算出する(光束維持曲線g(t)上の点S1での値)。そして、光束維持率算出部26は、算出した光束維持率I1を省エネ点灯状態に対応する光束維持曲線f(t)に代入して、光束維持曲線f(t)で光束維持率がI1となる時間tb1を算出する(図2の点S2)。すなわち、点灯状態変更前の光束維持率I1が点灯状態変更後の光束維持率を算出する際の初期値となる。また、時間ta1以降は、点灯時間をリセットして、省エネ点灯状態の点灯時間を計時する。
時間ta1から時間ta2までの間では、光束維持率算出部26は、光束維持曲線f(tb1+t)により光束維持率を算出し、算出した光束維持率が所定の閾値より小さいか否かを判定する。
時間ta2において、点灯状態が100%点灯状態から省エネ点灯状態に切り替わったので、時間ta1〜ta2で使用した光束維持曲線f(tb1+t)を用いて、光束維持率I2を算出する(光束維持曲線f(t)上の点S3での値)。そして、光束維持率算出部26は、算出した光束維持率I2を100%点灯状態に対応する光束維持曲線g(t)に代入して、光束維持曲線g(t)で光束維持率がI2となる時間tb2を算出する(図2の点S4)。また、時間ta2以降は、点灯時間をリセットして、100%点灯状態の点灯時間を計時する。
時間ta2から時間ta3までの間では、光束維持率算出部26は、光束維持曲線g(tb2+t)により光束維持率を算出し、算出した光束維持率が所定の閾値より小さいか否かを判定する。
時間ta3において、点灯状態が100%点灯状態から省エネ点灯状態に切り替わったので、時間ta3での点灯時間(累積点灯時間)及び100%点灯状態に対応する光束維持特性(光束維持曲線)を用いて光束維持率I3を算出する(光束維持曲線g(t)上の点S5での値)。そして、光束維持率算出部26は、算出した光束維持率I3を省エネ点灯状態に対応する光束維持曲線f(t)に代入して、光束維持曲線f(t)で光束維持率がI3となる時間tb3を算出する(図2の点S6)。また、時間ta3以降は、点灯時間をリセットして、省エネ点灯状態の点灯時間を計時する。
時間ta3以降、光束維持率算出部26は、光束維持曲線f(tb3+t)により光束維持率を算出し、算出した光束維持率が所定の閾値より小さいか否かを判定する。以降、同様にして光束維持率を算出する。図2の例では、算出した光束維持率が閾値(70%)より小さくなった場合(時間t4)、利用者にLEDモジュール30の交換時期を知らせるべく所定の情報を出力する。
なお、図2の例では、100%点灯状態と省エネ点灯状態の2つの光束維持曲線g(t)、f(t)を用いる結果、LEDモジュール30の見かけの光束維持曲線は、h(t)のように表わすことができる。
また、図2の例では2つの点灯状態それぞれの光束維持曲線を模式的に描いたもので、曲線の形状(すなわち、時間経過に伴う光束維持率の変化の状態)は、使用するLEDモジュールやその他の光源(蛍光灯、白熱灯)により変わるものである。また、横軸の時間は対数目盛に限定されるものではなく、等目盛でもよい。また、3つ以上の異なる点灯状態で点灯可能な場合には、それぞれの点灯状態に対応する光束維持曲線を用いればよい。
上述したように、複数の点灯状態でLEDモジュール30を点灯することができる場合に、それぞれの点灯状態に応じた光束維持特性(光束維持曲線)を用いることにより、LEDモジュール30の点灯状態が変化する場合でも、LEDモジュール30の交換時期を適切に判断することができる。すなわち、交換時期に達していないときにLEDモジュール30を誤って交換することを防止することができるとともに、交換時期を過ぎて所望の明るさを維持することができない状態で使用し続けることを防止することができる。また、LEDモジュール30の光束、光量や照度などを計測するための光学センサが不要であるので、コストを低減することができるとともに、指向性の高いLEDなどを用いる場合でも発光面を光学センサで遮ってしまうという問題も生じない。
また、光束維持率算出部26は、点灯状態が変更される場合、変更前に算出された変更直前の光束維持率を、変更後の点灯状態での光束維持率の初期値とする。例えば、100%点灯状態で点灯していたLEDモジュール30を省エネ点灯状態に変更する場合、点灯状態変更前の100%点灯状態に対応する光束維持特性により算出した変更直前の光束維持率を、省エネ点灯状態での光束維持率を算出する際の初期値とする。これにより、点灯状態が変化する場合に、変化直前の点灯状態での光束維持率を変更直後の点灯状態での光束維持率とすることができるので、点灯状態に関わらず常に正確な光束維持率を求めることができる。特に、点灯状態が頻繁に変化する場合でも、その変化に追従して正確な光束維持率を求めることができるので、LEDモジュール30の交換時期を精度良く判定することが可能となる。
また、光束維持率算出部26は、所定時間(例えば、10分、1時間、3時間など)が経過した場合(所定時間経過の都度でもよい)、光束維持率を算出する。これにより、光束維持率算出のための処理労力を低減しつつLEDモジュール30の交換時期を求めることができる。
また、人感センサなどにより点灯状態が変化する場合でも、点灯状態に関わらず光束維持率を正確に求めることができる。
次に本発明に係る照明装置100の動作について説明する。図3及び図4は制御用マイクロコンピュータ22の処理手順を示すフローチャートである。なお、図3、図4の例では、点灯状態は2つであるとして説明するが、点灯状態は2つに限定されるものではなく、1つでもよく、あるいは、3つ以上でもよい。制御用マイクロコンピュータ22は、点灯状態を判定し(S11)、点灯状態が100%点灯状態である場合(S11で100%点灯状態)、点灯時間を計測する(S12)。
制御用マイクロコンピュータ22は、100%点灯状態の光束維持特性(光束維持曲線)を参照し(S13)、光束維持率を算出する(S14)。光束維持率の算出は、例えば、所定時間(例えば、10分、1時間、3時間など)経過の都度、行うことができる。
制御用マイクロコンピュータ22は、算出した光束維持率が所定の閾値(例えば、70%)より小さいか否かを判定し(S15)、光束維持率が閾値より小さい場合(S15でYES)、光源(LEDモジュール30)の交換時期である旨を出力し(S16)、処理を終了する。
光束維持率が閾値より小さくない場合(S15でNO)、制御用マイクロコンピュータ22は、点灯状態の切替えの有無を判定し(S17)、切替えがない場合(S17でNO)、ステップS12以降の処理を続け、切替えがある場合(S17でYES)、算出した光束維持率を記憶し(S18)、ステップS11以降の処理を続ける。なお、記憶した光束維持率は、切替え後の光束維持率の算出の初期値となる。
点灯状態が省エネ点灯状態である場合(S11で省エネ点灯状態)、制御用マイクロコンピュータ22は、点灯時間を計測する(S19)。
制御用マイクロコンピュータ22は、省エネ点灯状態の光束維持特性(光束維持曲線)を参照し(S20)、光束維持率を算出する(S21)。光束維持率の算出は、例えば、所定時間(例えば、10分、1時間、3時間など)経過の都度、行うことができる。
制御用マイクロコンピュータ22は、算出した光束維持率が所定の閾値(例えば、70%)より小さいか否かを判定し(S22)、光束維持率が閾値より小さい場合(S22でYES)、光源(LEDモジュール30)の交換時期である旨を出力し(S23)、処理を終了する。
光束維持率が閾値より小さくない場合(S22でNO)、制御用マイクロコンピュータ22は、点灯状態の切替えの有無を判定し(S24)、切替えがない場合(S24でNO)、ステップS19以降の処理を続け、切替えがある場合(S24でYES)、算出した光束維持率を記憶し(S25)、ステップS11以降の処理を続ける。なお、記憶した光束維持率は、切替え後の光束維持率の算出の初期値となる。
なお、図3、図4の例では、点灯状態が100%点灯状態であるか省エネ点灯状態であるかに応じて光束維持率の算出を切り替えているが、これに限定されるものではなく、省エネ点灯状態のうち、調光率の異なる状態間(例えば、30%と50%など)で切り替える場合にも同様の処理を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、光源の交換時期を適切に判断することができる。特に、調光機能を備える照明装置のように異なる点灯状態で光源を点灯する場合でも、光源の交換時期を正確に判定して、利用者に光源の交換時期を知らせることができる。
上述の実施の形態では、光源としてLEDモジュールを用いる構成について説明したが、本発明は、LEDモジュールに限定されるものではなく、有機EL、蛍光灯や白熱灯など他の光源を用いる場合にも適用することができる。また、本発明は、照明装置に限定されるものではなく、光源を用いる他の光源装置や表示装置にも適用することができる。
上述の実施の形態において、光束維持曲線を用いた光束維持率の算出は、例えば、光束維持曲線を表す式を演算回路等で実現することもでき、あるいは、光束維持曲線上の点を表す値を予め記憶しておき、光束維持曲線上の値以外の値は補間処理などを用いて算出する構成でもよい。
22 制御用マイクロコンピュータ(計時手段)
23 PWM制御回路(出力手段)
24 使用状態検出回路(取得手段)
25 メモリ(記憶手段)
26 光束維持率算出部(算出手段)
30 LEDモジュール(光源部)
23 PWM制御回路(出力手段)
24 使用状態検出回路(取得手段)
25 メモリ(記憶手段)
26 光束維持率算出部(算出手段)
30 LEDモジュール(光源部)
Claims (6)
- 光源を複数の点灯状態で点灯することができる照明装置において、
各点灯状態に対応した前記光源の光束維持特性を記憶する記憶手段と、
各点灯状態での前記光源の点灯時間を計時する計時手段と、
各点灯状態に対応する前記光束維持特性及び該点灯状態での点灯時間に基づいて前記光源の光束維持率を算出する算出手段と、
該算出手段で算出した光束維持率が所定の閾値より小さい場合、所定の情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする照明装置。 - 点灯状態が変更される場合、前記算出手段で算出した変更前の光束維持率を、変更後の点灯状態での光束維持率の初期値とすることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記算出手段は、
所定時間が経過した場合、光束維持率を算出するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明装置。 - 前記出力手段は、
前記光源を所定の点灯状態で点灯させて前記所定の情報を出力するように構成してあることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の照明装置。 - 前記所定の情報は、前記光源の交換時期を示す情報であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の照明装置。
- 人感センサからの信号を取得する取得手段と、
該取得手段で取得した信号に応じて前記光源の点灯状態を切り替える切替手段と
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の照明装置。
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