JP2010250861A - エリア管理方法およびエリア管理システム - Google Patents

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昌隆 青木
Koichi Ushiroda
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Abstract

【課題】エリアを効率的に管理することを目的とする。
【解決手段】エリア管理装置10の処理部13は、管理者用端末20から、特定エリアへの立入りを制限する要求を受信した場合、記憶部12から読み出したエリア管理表121にあらわされた立入り制限状況を参照して、前記要求されたエリアと他のエリアとの間で干渉しないかどうかを確認する。そして、処理部13は、干渉しないことを条件に、該当する表示器60に制限期間などを含む案内情報を表示または音声案内させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エリアを管理するエリア管理システムに関するものである。
従来、無線通信により所定の監視や管理を行う方法が開示されている。第1に、作業者にレスポンダを所持させて、そのレスポンダからの応答を基にその作業者の出入りを監視する方法である(例えば、特許文献1参照)。
第2に、作業者のヘルメットに取り付けたIDタグから、そのIDタグに書き込まれた情報をアンテナを介してコンピュータに送ることにより、その作業者の位置を特定して通過エリアを監視する方法である(例えば、特許文献2参照)。
第3に、ホテルなどの入出門に無線タグリーダを設け、その無線タグリーダにより、作業者が携帯する無線タグに記録された情報を読み取り、その情報に基づいて入出門の許可者の正否を判断して入出門を管理する方法である(例えば、特許文献3参照)。
第4に、競技場などに設置された質問器が、その利用者に携帯された応答器に対して、あらかじめ設定された利用時間を知らせる方法である(例えば、特許文献4参照)。
特開平10−103589号公報(段落0008−0009) 特開平6−299799号公報(段落0013−0022) 特開平11−202929号公報(段落0050) 特開平5−19047(段落0005)
しかしながら、特許文献1ないし特許文献4に記載された方法では、管理対象となるエリアを効率的に管理しにくいという不都合があった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エリアを効率的に管理することである。
前記課題を解決するために本発明は、管理対象となるエリアの出入口付近に設けられた案内器と、前記案内器に接続されたエリア管理装置とを備えたエリア管理システムであって、前記エリア管理装置の処理部は、エリアごとに、当該エリアへの立入り制限状況をあらわしたエリア管理表を格納する記憶部を有しており、外部装置から、特定エリアへの立入りを制限する要求をその制限理由に関連付けて受信する処理と、前記記憶部から読み出したエリア管理表にあらわされた立入り制限状況を参照して、前記要求されたエリアと他のエリアとの間で干渉しないかどうかを確認する処理と、前記確認により干渉しないことを条件に、前記要求されたエリアの出入口付近に設けられた案内器に前記制限理由を表示または音声案内させる処理とを実行する。
本発明によれば、エリアを効率的に管理することができる。
本発明の実施の形態に係るエリア管理システムの全体構成を示すブロック図である。 表示器などの設置例を示す図である。 図1に示したエリア管理表を示す図である。 図1に示した機器管理表を示す図である。 図1に示した表示器別案内情報を示す図である。 図1に示した検出器管理表を示す説明図である。 図1に示したゲート式リーダライタを示す構成図である。 エリア管理システムにおいて用いられる処理手順を示す図である。 エリア管理システムにおいて用いられる他の処理手順を示す図である。 エリア管理装置の処理部の処理手順を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るエリア管理システムの全体構成を示すブロック図である。ここでは、発電所などの建設エリア内を管理する場合を例にして説明する。
図1において、エリア管理システムは、エリア管理装置10、管理者用端末(外部装置)20、複数のゲート式リーダライタ(ゲート式ICタグ用読取器)30、および機器管理装置40を具備している。また、このエリア管理システムは、複数の表示器(案内器)60、監視カメラ70および検出器80を具備している。なお、ICタグはRadio Frequency Identificationの略である。ICタグは、アンテナが内蔵されている非接触型ICチップのことである。
具体的には、エリア管理装置10は、LANを介して、管理者用端末20に接続されている。ここでは、エリア管理装置10および管理者用端末20は、例えば監視室に設置されている。
また、エリア管理装置10は、各ゲート式リーダライタ30に接続され、各ゲート式リーダライタ30は、ICタグ1と非接触で通信を行い、そのICタグ1に記録されている作業者ID(作業者用識別情報)を読み取るようになっている。
そして、ゲート式リーダライタ30は、機器管理装置40に接続され、この機器管理装置40には、管理機器50が接続されている。管理機器50としては、例えば、プラントなどの高電圧装置がある。
さらに、エリア管理装置10には、各表示器60、各監視カメラ70および各検出器80が接続されている。表示器60は、情報の表示案内機能のほか、音声案内機能を兼ね備えている。監視カメラ70は、例えばCCDカメラである。検出器80は、後記する所定のエリア内で計測対象となる物理量を検出するものである。物理量としては、例えば、温度、振動、歪み、ガス、蒸気、放射能、化学物質、煙、酸素などがある。ここでは、酸素計測器や各種センサを検出器80として用いる。
ここで、表示器60、監視カメラ70および検出器80が設置されたエリアの一例を図2に示す。図2によると、AエリアからGエリアまでの7エリアがあり、このうち、EエリアおよびFエリアが、作業者の立入り禁止エリア、すなわち制限エリアとなっている。EエリアおよびFエリアの太枠は、制限エリアであることをあらわしている。
これらのエリアの出入口付近には、表示器60が設置され、また、その出入口には、ゲート式リーダライタ30が設置されている。このように構成することにより、例えば、ある作業者が、各エリアの出入口付近に近づくと、その出入口に設置されているゲート式リーダライタ30が、その作業者に取り付けられているICタグ1と非接触で作業者ID(作業者用識別情報)を読み取ることとなる。作業者IDが読み取られるのは、当該作業者IDがICタグ1にあらかじめ記録されているからである。これにより、作業者がどのエリアにいるかを特定することが可能となる。
また、各エリアには、検出器80が設置され、検出器80によって所定の物理量が検出されるようになっている。
そして、EエリアおよびFエリアの出入口付近には、監視カメラ70がそれぞれ1台設置され、その出入口付近を撮影するようになっている。このため、例えば、作業者が、出入口付近に近づくと、監視カメラ70がその状況を撮影することとなる。
Fエリアには、管理機器50と、この管理機器50の運転状態を監視する機器管理装置40とが設置されている。なお、例えば、Eエリアを酸欠エリアとし、このEエリア内の検出器80を酸素計測器とする。
次に、エリア管理装置10、管理者用端末20、ゲート式リーダライタ30および機器管理装置40について詳述する。
エリア管理装置10は、図1に示したように、通信部11、記憶部12およびこれらを制御する処理部13を具備している。処理部13は、CPUなどの処理装置である。
通信部11は、ゲート式リーダライタ30や管理者用端末20などとの機器との通信を実現するためのものである。例えば、無線ボードやLANボードなどの通信インターフェースがこれに用いられる。
記憶部12は、メモリやハードディスクなどの記憶装置である。この記憶部12には、エリア管理表121、機器管理表122、表示器別案内情報123、および検器管理表124が格納されている。
エリア管理表121は、エリアごとに、当該エリアへの立入り制限状況をあらわしたものである。このエリア管理表121には、図3に示すように、エリアd1、管理区分d2、期間d3、許可済みの作業者d4、および制限理由d5が関連付けられている。エリアd1には、管理対象のエリアを特定するためのエリアID(エリア用識別情報)が示される。
管理区分d2としては、作業者の立入り制限を示す「制限」、立入り制限をしない「無制限」などがある。
期間d3は、前記した管理区分d2の期間をあらわす。ここでは、開始年月日(時刻を含む)および終了年月日(時刻を含む)を用いてあらわすこととする。
許可済みの作業者d4は、作業者の立入り制限がある場合にそのエリアへの立入りが許可された作業者(建屋内勤者などの関係者を含む)を意味する。ここでは、立入りが許可された作業者の作業者IDを用いることとする。
制限理由d5は、作業者の立入り制限がある場合の理由を意味する。ここでは、塗装作業、床開口作業、高圧作業、足場解体作業、高温作業、放射線エリア、酸欠エリアなどの理由が示される。
図4に示すように、機器管理表122には、各種機器d6、種類d7、設置エリアd8、および設置位置d9が関連付けられている。各種機器d6には、ゲート式リーダライタなどの各種機器30,40,50,70,80を特定するための機器IDが示される。例えば、機器IDには、ゲート式リーダライタ30のゲートID、表示器60の表示器IDなどがある。
種類d7には、各種機器d6それ自体の種類が示される。例えば、表示器、ゲート式リーダライタなどが示される。
設置エリアd8には、各種機器d6の設置エリアを示すエリアIDが示される。
設置位置d9には、各種機器d6の設置位置を示す座標データが示される。座標データは、各種機器d6の位置を座標に変換してあらわしたものである。なお、全エリアの各位置を示す座標データも、あらかじめ記憶部12の所定領域に登録されていることとする。これにより、表示器60などの機器の位置を具体的に特定することが可能となる。
図5に示すように、表示器別案内情報123には、表示器d61および案内情報d10が含まれている。表示器d61には、表示器60の表示器IDが示される。この表示器IDは、図4に示した各種機器d6に含まれる表示器のIDと同様である。案内情報d10は、表示器60に表示または音声で出力する内容そのものである。
案内情報d10には、通行方向d11、制限期間d31、制限理由d5(図3参照)などが含まれている。通行方向d11は、表示器60の各設置位置d9において採るべき方向を意味する。この方向は、全エリア中の各地点において採るべき全経路を考慮した上で算出される。つまり、作業者の通行可能な方向(例えば右、左など)を意味する。これにより、エリア内の誘導を円滑に行うことが可能となる。なお、案内情報d10には、制限期間d31および制限理由d5の双方が含まれているが、その一方の情報を含めるようにしてもよい。
なお、全エリア中の各地点において採るべき全経路は、例えば、ダイクストラ法を用いて算出される。ダイクストラ法は、特定の点から目的点までの最短路および最短距離を求める方法である。本実施の形態においては、全エリア中の各地点から、あらかじめ設定された目的点(外部へ通じる出口など)までの最短経路および最短距離を求めることとなる。
制限期間d31は、立入りが制限される期間をあらわす。この制限期間d31は、前記した「制限」の管理区分d2に対応する期間d3(図3参照)に相当するものである。なお、案内情報d10には、例えば、許可済みの作業者d4(図3参照)なども含めるようにしてもよい。これにより、許可済みの作業者d4も表示器60に表示または音声出力されることとなる。
図6に示すように、検出器管理表124には、検出器d62および許容値d12が関連付けられている。検出器d62には、検出器80の検出器IDが示される。この検出器IDは、図4に示した各種機器d6に含まれる検出器のIDと同様である。
許容値d12には、各検出器80によって検出された物理量(温度、振動、酸素など)の正常レベルが示される。例えば、上限値や下限値のみを許容値d12としてあらかじめ設定してもよい。また、一定の幅を持つように許容範囲をあらかじめ定めた許容値d12としてもよい。
図1に戻って、管理者用端末20について説明する。この管理者用端末20は、例えばパーソナルコンピュータであり、マウスなどの入力装置、コンピュータディスプレイなどの表示装置、メモリなどの記憶装置およびCPUなどの処理装置を具備している。
次に、ゲート式リーダライタ30について図7に基づいて詳述する。図7に示すように、ゲート式リーダライタ30は、読取部31、通信部32、表示部33、記憶部34および監視部35を具備している。読取部31は、ICタグ1と非接触で通信を行い、そのICタグ1に記録されている作業者IDを読み取る。
通信部32は、エリア管理装置10および機器管理装置40との通信を実現するための通信インターフェースであり、表示部33は、液晶パネルなどの表示装置である。
記憶部34は、メモリなどの記憶装置であり、監視部35は、リーダライタ30全体の制御を行うためのものであり、例えばプロセッサなどが該当する。
次に、発電所などの建設状況に応じ、特定エリアへの立入りが制限要求された場合のエリア管理装置10などの処理手順について図8に基づいて説明する。ここでは、全エリア(A〜G)中の各地点において採るべき経路が、現建設状況に対応してエリア管理装置10によって算出されていることとする。また、前記したエリア管理表121(図3参照)、機器管理表122(図4参照)および表示器別案内情報123(図5参照)には、その作成された経路に従って作成されていることを前提にして説明する。
S1では、エリア管理装置10の処理部13は、管理者用端末20から、特定エリアへの立入り制限要求をエリア制限情報として、LANを介して受信する。この制限要求には、制限すべきエリア(例えばEエリアなど)、制限期間d31(図5参照)、制限理由d5(図3,図5参照)、そのエリアへの立入りが許可される作業者が含まれる。
続いて、処理部13は、他のエリアとの関係で干渉しないかどうかを確認する(S2)。ここでいう干渉というのは、S1で受信した制限要求に従ってエリア制限することに支障が生じることを意味し、全エリアの経路、制限期間、制限理由などの事情を踏まえた上で総合的に判断される。したがって、この判断の際、処理部13は、エリア管理表121(図3参照)、機器管理表122(図4参照)および表示器別案内情報123(図5参照)を記憶部12から読み出し、これらの記憶内容を参照して行うこととなる。
例えば、図2に示したEエリアへの立入りがすでに制限されている場合に、Fエリアへの立入りが同一期間内に制限要求されたとき、処理部13は、他のエリアとの関係で干渉すると判断する。ただし、このような場合であっても、例えば、EエリアおよびFエリア双方への立入りが許可された者が、同一の作業者であるときは、処理部13は、干渉しないと判断することになる。
このようにして干渉の有無が確認された結果、例えば、干渉すると確認された場合(S3のYes)、処理部13は、その旨の情報を管理者用端末20に出力する(S4)。これにより、例えば、管理者用端末20上に、前記干渉する旨の情報が表示され、各種作業の調整が行われることとなる。
他方、干渉しないと確認された場合(S3のNo)、処理部13は、S1で受信した制限要求に応じて、全エリアの各地点において採るべき最適経路を算出する(S5)。この算出は、前記したダイクストラ法を用いて行う。これにより、再度、全エリア中の各地点から、あらかじめ設定された目的点(例えば、外部へ通じる出口など)までの最短経路および最短距離が求められることとなる。
そして、処理部13は、算出した最適経路に応じた案内情報d10(図5参照)を表示器60に出力する(S6)。この場合、処理部13は、案内情報d10を該当する表示60ごとに作成して、表示器別案内情報123(図5参照)を更新する。作成された案内情報d10には、例えば、通行方向d11、制限期間d31および制限理由d5が含まれる(図5参照)。通行方向d11(図5参照)は、処理部13により最適経路に応じて再計算されたものを指す。制限期間d31および制限理由d5は、それぞれ、S1で制限要求された制限期間d31および制限理由d5と同様である。
このようにすると、案内情報d10を受信した表示60が、その案内情報d10を表示または音声出力することとなり、最新のエリア案内を作業者に行うことが可能となる。
S7では、処理部13は、S1で制限要求されたエリアの出入口に設置されたゲート式リーダライタ30に対し、ゲートの閉指示を行う。この場合、処理部13は、まず、機器管理表122(図4参照)を参照して、S1で制限要求されたエリアと同一の設置エリアd8に対応する、ゲート式リーダライタの種類d7を特定する。そして、処理部13は、特定したゲート式リーダライタ30すべてに閉指示を行う。これにより、制限要求されたエリアのゲートが閉じた状態となり、そのエリアへの第三者の立入りが禁止されることとなる。したがって、エリア間での作業が円滑に行われることとなる。
次に、作業者が所定のエリアに立入った場合のエリア管理装置10などの処理手順について図9に基づいて説明する。
作業者が、例えば、GエリアからEエリア(図2参照)の出入口に近づくと、その出入口に設置されたゲート式リーダライタ30が、その作業者に取り付けられたICタグ1と非接触で通信を行い、そのICタグ1から作業者IDを読み取る(S20)。そして、ゲート式リーダライタ30が、作業者IDを、当該ゲート式リーダライタ30の機器IDであるゲートID(作業者がゲートを通過した場合はその通過方向を含む。以下同じ。)に関連付けて、エリア管理装置10に送信する(S21)。
S22では、エリア管理装置10の処理部13は、作業者IDをゲートIDに関連付けて受信する。そして、処理部13は、作業者IDの作業者がエリアでの立入りが許可された作業者かどうかを確認する(S23)。
具体的には、処理部13は、まず、受信したゲートIDに対応する設置エリアd8を機器管理表(図4参照)から特定する。次に、処理部13は、その設置エリアd8のエリアIDに対応する、許可済みの作業者d4の作業者IDをエリア管理表121(図3参照)から読み出す。そして、処理部13は、その読み出した作業者IDと、受信した作業者IDとを照合する。
そして、前記した照合において、作業者IDが不一致の場合、処理部13は、立入りが許可されていないと判断し(S24のNo)、その旨の情報を、S21で作業者IDを送信したゲート式リーダライタ(以下「該当するゲート式リーダライタ」という)30に送信する(S25)。これにより、不一致の旨を受信したゲート式リーダライタ30がゲートを閉状態とする。したがって、第三者のエリア内への立入りが禁止されることとなり、例えば、第三者のエリア内への立入りによる塗装作業などのやり直しを回避することが可能となる。
なお、処理部13は、前記した照合が不一致の場合、当該不一致となった作業者IDを記憶部12に蓄積しておき、管理者用端末20からの要求に応じて、記憶部12に蓄積した作業者IDを管理者用端末20に出力するようにしてもよい。このようにすると、不正に立入る作業者を特定することが可能となる。
他方、作業者IDが一致する場合、処理部13は、立入りが許可されたと判断し(S24のYes)、該当するゲート式リーダライタ30に対し、開指示を行う(S26)。これにより、ゲート式リーダライタ30がゲートを開状態とする。したがって、作業者がエリア内に入ることが可能となる。
その後、作業者がさらにFエリア(図2参照)側に移動すると、Fエリアの出入口に設置されたゲート式リーダライタ30が、その作業者に取り付けられたICタグ1と非接触で通信を行い、そのICタグ1から作業者IDを読み取る(S27)。そして、ゲート式リーダライタ30が、作業者IDを、当該ゲート式リーダライタ30の機器IDであるゲートIDに関連付けて、エリア管理装置10に送信する(S28)。
S29では、エリア管理装置10の処理部13は、作業者IDをゲートIDに関連付けて受信する。そして、処理部13は、作業者IDの作業者がエリアでの立入りが許可された作業者かどうかを確認する(S30)。この確認方法は、前記したS23の場合と同様である。
そして、立入りの許可が確認された場合(S31のYes)、処理部13は、該当するゲート式リーダライタ30に対し、開指示を行う(S32)。これにより、ゲート式リーダライタ30がゲートを開状態とするので、作業者がエリア内に入ることが可能となる。
他方、立入りの不許可が確認された場合(S31のNo)、処理部13は、その旨の情報を、該当するゲート式リーダライタ30に送信する(S33)。これにより、不一致の旨を受信したゲート式リーダライタ30がゲートを閉状態とすることとなり、第三者のそのエリア内への立入りが禁止されることとなる。
そして、当該ゲート式リーダライタ30は、機器管理装置40に対し、管理機器50の停止指示を行う(S34)。これにより、例えば、図1に示した機器管理装置40の演算部46が、切替部45を制御して管理機器50の電源供給を遮断することとなる。これにより、第三者が、管理機器50の設置エリアに無断で侵入した場合の不都合を回避することが可能となる。
なお、その後、処理部13が、監視カメラ70からの映像に基づいて、例えば、作業者がそのエリアの出入口付近から立ち去ったと判断した場合、機器管理装置40に管理機器50を運転させるため、運転指示をゲート式リーダライタ30に行うようにしてもよい。このようにすると、例えば、図1に示した機器管理装置40の演算部46が、切替部45を制御して管理機器50に電源を供給させることとなる。
次に、エリア管理装置10における検出器80の検出値の適正判断に関する処理手順を図10に基づいて説明する。ここでは、エリア管理装置10の処理部13が、あるゲート式リーダライタ30から、作業者IDおよびゲートIDを受信して、作業者のいるエリア(例えばEエリア)を特定している場合を前提にして説明する。
S40では、エリア管理装置10の処理部13は、検出器80からの検出値を受信する。この検出値には、検出器80によって検出された物理量(酸素など)が示されている。なお、受信した検出値には、検出器80の機器IDである検出器IDが関連付けられている。
次に、処理部13は、受信した検出値に関連付けられた検出器IDに対応する許容値d12を検出器管理表124(図6参照)から読み出し、その検出値が許容値d12かどうかを確認する(S41)。なお、処理部13は、検出器IDに対応する設置エリアd8も機器管理表122(図4参照)から特定する。
そして、許容値d12ではないと確認された場合(S42のNo)、処理部13は、当該検出器80の設置エリアd8に作業者がいることを条件として、そのエリア(例えばEエリア)内の各地点において採るべき最適経路を算出する(S43)。この算出は、図8のS5の場合と同様、ダイクストラ法を用いて行う。ここでは、例えば、作業者を退避させるため、エリア内の各地点から、あらかじめ設定された退避地(例えば、外部へ通じる出口など)までの最短経路および最短距離が求められることとなる。
この場合、処理部13は、現時点のエリア状況に応じて算出するため、エリア管理表121(図3参照)、機器管理表122(図4参照)および表示器別案内情報123(図5参照)の記憶内容を参照する。これにより、例えば、現時点の通行方向d11(図5参照)などの事情に従って最適経路が算出される。
そして、処理部13は、最適経路に応じた誘導案内を、例えばEエリア内の表示器60に行う(S44)。この場合、処理部13は、最適経路に応じて計算された退避方向と、退避の旨とを表示器60に音声案内または表示案内させる。なお、退避方向の計算方法は、前記した通行方向d11(図5参照)の計算方法を同様である。これにより、作業者が円滑に退避することが可能となる。
その後、作業者が誘導案内に従って退避する場合において、エリア管理装置10の処理部13が、他のゲート式リーダライタ30から、作業者IDおよびゲートIDを受信して、作業者のいるエリアを特定すると、その都度、S43およびS44の処理を行い、該当する表示器60に誘導案内を行う。これにより、作業者の進行に応じた誘導案内を行うことが可能となる。
なお、本発明は、前記した実施の形態に限定されない。エリア管理システムの構成(図1,図7)、データ構造(図3〜図6)および処理手順(図8,図9)は、本発明の趣旨を逸脱しない限り、変更して構成するようにしてもよい。例えば、1台のエリア管理装置10をサーバとした場合について説明したが、複数のコンピュータをサーバとした構成としてもよい。
10 エリア管理装置
12 記憶部
13 処理部
30 ゲート式リーダライタ
40 機器管理装置
50 管理機器
60 表示器
70 監視カメラ
80 検出器

Claims (2)

  1. 管理対象となるエリアの出入口に設置されたゲート式ICタグ用読取器と、前記出入口付近に設置された案内器と、前記エリア内で計測対象となる物理量を検出する検出器と、これらに接続されたエリア管理装置とを備えたコンピュータシステムに用いられるエリア管理方法であって、
    前記エリア管理装置は、
    前記検出器によって検出された物理量の許容値を格納する記憶部を有しており、
    前記エリア管理装置の処理部は、
    前記検出器の設置エリア内に作業者がいる場合に、前記検出器からの検出値を示す物理量が前記記憶部の許容値ではないと判断したとき、
    前記設置エリア内から、あらかじめ設定された退避地に至る最適経路を計算するステップと、
    前記計算した最適経路を該当する案内器に表示または音声案内させるステップと、を実行するエリア管理方法。
  2. 管理対象となるエリアの出入口に設置されたゲート式ICタグ用読取器と、前記出入口付近に設置された案内器と、前記エリア内で計測対象となる物理量を検出する検出器と、これらに接続されたエリア管理装置とを備えたエリア管理システムであって、
    前記エリア管理装置は、
    前記検出器によって検出された物理量の許容値を格納する記憶部を有しており、
    前記エリア管理装置の処理部は、
    前記検出器の設置エリア内に作業者がいる場合に、前記検出器からの検出値を示す物理量が前記記憶部の許容値ではないと判断したとき、
    前記設置エリア内から、あらかじめ設定された退避地に至る最適経路を計算する処理と、
    前記計算した最適経路を該当する案内器に表示または音声案内させる処理と、を実行するエリア管理システム。
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