JP2010250728A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができるインバータ装置を提供する。
【解決手段】変圧回路106が出力する直流電圧を計測する変圧電圧計測手段107と、変圧電圧計測手段107で計測する電圧を基に変圧回路106が出力する直流電圧が所定範囲となるように変圧回路106を制御するための制御信号を出力する変圧制御手段115と、変圧回路106に入力される電流を計測する入力電流計測手段104と、入力電流計測手段104で計測する電流の変化量に応じて変圧回路106が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように変圧制御手段115の制御信号を補正する補正手段116とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電装置が発電した直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給するインバータ装置に関するものである。
従来の、この種のインバータ装置としては、例えば、特許文献1に開示されたものがある。以下、特許文献1に開示された従来のインバータ装置について、図6を参照しながら説明する。
図6は、従来のインバータ装置のブロック図である。また、図7は、従来のインバータ装置における変圧回路が出力する直流電圧のリップルを説明するためのタイミングチャートである。
図6に示すように、従来のインバータ装置20は、入力端に最適動作電圧が200Vである太陽電池10と接続し、出力端に積算電力計や分電盤などからなる配電装置4を介して単相3線式の電力系統2と連系、配電線3を通じて各種の電化製品などの負荷Zと接続する。
ここで、インバータ装置20は、入力側にノイズフィルタ21、太陽電池10が出力する直流電圧V1を変圧するチョッパ方式の変圧回路40、変圧回路40をPWM信号でスイッチング制御する変圧制御手段60、耐電圧550Vの中間段コンデンサC0、変圧回路40の出力電圧V2を200Vrmsの交流電圧に変換する単相ブリッジ形のインバータ回路22、インバータ回路22をPWM信号でスイッチング制御するインバータ制御手段23、高調波成分の少ない出力を得るための逆L形の出力フィルタ24、継電器25、出力側のノイズフィルタ26、遮断器27、出力電流を検出するための変流器28、インバータ装置20と電力系統2との連系点Pxの電圧の位相及び波形を検出するための変圧器29などから構成される。
以上のように構成された従来のインバータ装置20は、変圧制御手段60が出力するPWM信号のパルス幅を変化させることで、変圧回路40が出力する直流電圧V2が所定電圧となるように制御する。具体的には、直流電圧V2が所望の電圧値となるように生成するリファレンス波と、PWM信号の周波数と同じ周波数である高周波の三角波とを比較することでPWM信号のパルス幅が決定される。
特開平6−332554号公報
しかしながら、上記従来の構成では、変圧回路40が出力する直流電圧V2は、インバータ回路22が交流出力のため、図7に示すように電力系統の周波数の2倍のリップルが発生する。したがって、中間段コンデンサの容量が小さいとリップルが大きくなり、インバータ回路22の入力が安定しないため、高品質な交流電流波形が生成できないという課題を有していた。また、発電装置が定電圧源の場合、変圧回路40に入力される直流電流においてもリップルが発生し、配線等の抵抗損により電力変換効率が低下するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題に鑑み、変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができるインバータ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のインバータ装置は、発電装置が発電した直流電力の電圧を異なる電圧に変換する変圧回路と、変圧回路が出力する直流電圧を交流電圧へ変換するインバータ回路と、変圧回路が出力する直流電圧を計測する変圧電圧計測手段と、変圧電圧計測手段で計測する電圧を基に変圧回路が出力する直流電圧が所定範囲となるように変圧回路を制御するための制御信号を出力する変圧制御手段と、変圧回路に入力される電流を計測する入力電流計測手段と、入力電流計測手段で計測する電流の変化量に応じて変圧回路が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように変圧制御手段の制御信号を補正する補正手段とを備えたのである。
これにより、変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができる。
本発明によれば、変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができる。
本発明の実施の形態1におけるインバータ装置の構成を示すブロック図 同実施の形態のインバータ装置における変圧回路に入力される入力電流の変化量と変圧制御手段のPWM信号のパルス幅の補正量の関係を示す特性図 本発明の実施の形態2におけるインバータ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3におけるインバータ装置の構成を示すブロック図 同実施の形態のインバータ装置における変圧回路に入力される入力電流の瞬時波形を示す特性図 従来のインバータ装置の構成を示すブロック図 従来のインバータ装置における変圧回路が出力する直流電圧のリップルを説明するためのタイミングチャート
第1の発明は、発電装置が発電した直流電力の電圧を異なる電圧に変換する変圧回路と、前記変圧回路が出力する直流電圧を交流電圧へ変換するインバータ回路と、前記変圧回路が出力する直流電圧を計測する変圧電圧計測手段と、前記変圧電圧計測手段で計測する電圧を基に前記変圧回路が出力する直流電圧が所定範囲となるように前記変圧回路を制御するための制御信号を出力する変圧制御手段と、前記変圧回路に入力される電流を計測する入力電流計測手段と、前記入力電流計測手段で計測する電流の変化量に応じて前記変圧回路が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように前記変圧制御手段の制御信号を補正する補正手段とを備えたインバータ装置である。
第1の発明によれば、変圧回路が出力する直流電圧が所定範囲となるように変圧回路を制御するための制御信号を、変圧回路に入力される電流の変化量に応じて変圧回路が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように補正するように構成したことにより、変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のインバータ装置において、変圧制御手段の制御信号をPWM信号とするものであり、これにより、PWM信号のパルス幅を適切に設定することにより簡単に変圧回路を制御することができる。
第3の発明は、特に、第1または2のいずれかの発明のインバータ装置において、インバータ回路が、平滑手段を介して変圧回路と接続されるようにしたものである。これにより、平滑手段の平滑により変圧回路が出力する直流電圧のリップルが小さくなるため、変圧制御手段の制御信号の補正周期を長くすることができ、制御処理の負荷を小さくすることできる。
第4の発明は、特に、第1から3のいずれかの発明のインバータ装置において、補正手段が、入力電流計測手段が計測する電流値における一定時間の平均値と現在の計測値の差に応じて変圧制御手段の制御信号を補正するようにしたものである。これにより、簡単、かつ汎用性に優れた補正方法で実現することができる。
第5の発明は、特に、第1から4のいずれかの発明のインバータ装置の補正手段における制御信号の補正量に、予め設定された上限もしくは下限を設けたものであり、これにより、起動や停止のような変圧回路に入力される電流の変化が激しい状況下において、補正手段が変圧制御手段の制御信号を過度に補正するのを防ぐことができる。
以下、本発明のインバータ装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるのもではない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1におけるインバータ装置について、図1と図2を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるインバータ装置の構成を示すものである。また、図2は、同実施の形態のインバータ装置における変圧回路に入力される入力電流の変化量と変圧制御手段のPWM信号のパルス幅の補正量の関係を示すものである。
尚、図1には、インバータ装置102以外に、電力系統100と、負荷101と、発電装置103を併せて図示している。ここで、電力系統100は、U相、O相、W相から成る単相三線式の交流電源である。負荷101は、電力系統100およびインバータ装置102から供給される交流電力を消費する機器である。また、発電装置103は、燃料電池、太陽電池、太陽熱発電または風力発電であり、直流電力を発電する。
そして、図1に示すように、インバータ装置102は、発電装置103、入力電流計測手段104、平滑コンデンサ105、変圧回路106、変圧電圧計測手段107、インバータ回路108、フィルタ109、出力電流計測手段110、継電器111、交流電圧計測手段112、変圧電圧用フィルタ113、インバータ制御手段114、変圧制御手段115、補正手段116とで構成される。
ここで、入力電流計測手段104は、変圧回路106に入力される電流Iinを計測する。平滑コンデンサ105は、発電装置103が生成する直流電圧を平滑する。変圧回路106は、発電装置103の直流電圧を所定電圧に変圧するもので、スイッチ素子と、高周波トランスと、整流器とで構成される。変圧電圧計測手段107は、変圧回路107が出力する直流電圧Vdcを計測する。インバータ回路108は、直流を交流に変換するもので、フルブリッジ型、またはハーフブリッジ型で構成されたスイッチ素子で構成される。フィルタ109は、インバータ回路108のスイッチングによる高周波および高周波ノイズを除去する。出力電流計測手段110は、インバータ回路108の出力電流Ioutを計測する。継電器111は、インバータ制御手段114で制御され、接続/切断により電力系統100との連系/解列する。
また、交流電圧計測手段112は、電力系統100の交流電圧Vacを計測する。変圧電圧用フィルタ113は、変圧電圧計測手段107が計測する直流電圧Vdcをローパスフィルタなどによりフィルタ処理することで、直流電圧Vdcの平均値を抽出する。インバータ制御手段114は、PWM信号(例えば、周期は50us)のパルス幅を変化させることによりインバータ回路108のスイッチ素子のオン時間を制御することで、インバータ回路108の出力電流を制御する。変圧制御手段115は、PWM信号(例えば、周期は20us)のパルス幅を変化させることにより変圧回路106のスイッチ素子のオン時間を制御することで変圧回路106が出力する直流電圧を制御する。補正手段116は、入力電流計測手段104が計測する入力電流の変化量に応じて変圧制御手段115のPWM信号のパルス幅を補正する。
以上のように構成された本実施の形態のインバータ装置102の動作、作用について、図1と図2を用いて説明する。
発電装置103が生成する直流電圧Vinは、平滑コンデンサ105で平滑、変圧回路106で直流電圧Vdcに変圧される。その後、変圧回路106で変圧された直流電圧Vdcは、インバータ回路108のスイッチ素子でスイッチングされ、電力系統100に同期した高周波成分を含む正弦波状の交流電流に変換される。そして、この交流電流は、フィルタ109により高周波成分が除去、および平滑され、出力電流Iacとして出力される。そして、この出力電流Iacは、電力系統100から供給される交流電流と合成され、配電線上の負荷101に入力される。
このとき、変圧回路106は、インバータ回路108が安定動作を行うため、インバータ回路108の出力交流電圧のピーク値、すなわち実効電圧値の大略1.4倍の値に対し、インバータ回路108のスイッチ素子による電圧降下、フィルタ109による電圧降下などを考慮し、さらに電力系統100の交流電圧の最も高い値を想定した電圧まで変圧する(例えば、350V)。
変圧制御手段115による変圧回路106の制御は、変圧電圧検出手段110で計測、そして、変圧電圧用フィルタ113で平均化された直流電圧Vdcの平均値をもとにPWM信号のパルス幅を変化させ、変圧回路106のスイッチ素子のオン時間を制御することで、直流電圧Vdcを所定電圧範囲(例えば、340V〜360V)とする。
ここで、PWM信号のパルス幅の決定は、所定時間(例えば、500us)ごとに、直流電圧Vdcの平均値が340Vより低いときは、パルス幅を所定幅(例えば、PWM信号の周期の0.5%)大きく、直流電圧Vdcの平均値が360Vより高いときは、パルス幅を所定幅(例えば、PWM信号の周期の0.5%)小さくする。
このように変圧制御手段115が決定したPWM信号のパルス幅を、所定時間(例えば、PWM信号の周期と同時間)ごとに、補正手段116で補正する。
具体的には、入力電流計測手段104が計測する入力電流において、前回補正したときの計測値I1と現在の計測値I2の変化量(I2−I1)をもとに、図2に示すように入力電流が増加方向にあるときにはパルス幅を小さく、減少方向にあるときにはパルス幅を大きくするように補正する。ただし、入力電流の変化量が所定値以上のときは、下限値(例えば、PWM信号の周期の−5%)、入力電流の変化量が所定値以下のときは上限値(例えば、PWM信号の周期の+5%)で補正する。
尚、本実施の形態として、変圧制御手段115の制御信号としてPWM信号を用いたが、三角波、のこぎり波などの搬送波と、リファレンス波とを比較するもので、リファレンス波の大きさを変化させることでスイッチ素子のオン時間を制御する制御信号でもかまわない。
また、本実施の形態として、入力電流の変化量として入力電流計測手段104が計測する入力電流の一定時間前の計測値I1と現在の計測値I2をもとに抽出したが、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタなどでフィルタ処理することで入力電流の変化量を抽出してもかまわない。
以上のように、本実施の形態のインバータ装置102は、発電装置103が発電した直流電力の電圧を異なる電圧に変換する変圧回路106と、変圧回路106が出力する直流電圧を交流電圧へ変換するインバータ回路108と、変圧回路106が出力する直流電圧を計測する変圧電圧計測手段107と、変圧電圧計測手段107で計測する電圧を基に変圧回路106が出力する直流電圧が所定範囲となるように変圧回路106を制御するための制御信号を出力する変圧制御手段115と、変圧回路106に入力される電流を計測する入力電流計測手段104と、入力電流計測手段104で計測する電流の変化量に応じて変圧回路106が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように変圧制御手段115の制御信号を補正する補正手段116とを備えたものであり、変圧回路106が出力する直流電圧が所定範囲となるように変圧回路106を制御するための変圧制御手段115からの制御信号を、変圧回路106に入力される電流(入力電流計測手段104で計測する電流)の変化量に応じて変圧回路106が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように補正手段116が補正するように構成したことにより、変圧回路106が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができる。
また、本実施の形態では、変圧制御手段115の制御信号をPWM信号としているので、PWM信号のパルス幅を適切に設定することにより、簡単に変圧回路106を制御することができる。
また、本実施の形態では、補正手段116における変圧制御手段115の制御信号の補正量に、予め設定された上限もしくは下限を設けたことにより、起動や停止のような変圧回路106に入力される電流の変化が激しい状況下において、補正手段116が、変圧制御手段115の制御信号を過度に補正するのを防ぐことができる。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2におけるインバータ装置について、図3を用いて詳細に説明する。尚、本実施の形態において、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の実施の形態2におけるインバータ装置の構成を示すものである。ここで、図3に示す本実施の形態のインバータ装置102は、図1に示す実施の形態1のインバータ装置102の構成に、電解コンデンサなどの中間段コンデンサであり、変圧回路106が出力する直流電圧を平滑する平滑手段117を加えたものであり、その他の構成は、実施の形態1におけるインバータ装置102と同様である。
以上のように構成された本実施の形態のインバータ装置102の動作、作用について、図2と図3を用いて説明する。
実施の形態1とは異なり、変圧回路106が出力する直流電圧は、平滑手段117により平滑され、直流電圧のリップルが小さくなる。そのため、リップルが小さくなった分、補正量の決定時間を遅くすることができる。
具体的には、補正手段116は、第1の所定時間(例えば、変圧制御手段115が出力するPWM信号の周期の3倍の時間)ごとに、前回に変圧回路106に入力される入力電流の変化量を抽出したときの入力電流計測手段104が計測する入力電流値I3と、現在の入力電流計測手段104が計測する入力電流値I4をもとに、変圧回路106に入力される入力電流の変化量(I3−I4)を抽出する。そして、図2に示すように、変圧回路106に入力される入力電流の変化量をもとに補正量を算出する。
補正は、上述により決定された補正量をもとに、第1の所定時間より短い第2の所定時間(例えば、PWM信号の周期)で補正を行なう。ここで、PWM信号のパルス幅の補正については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態のインバータ装置102は、実施の形態1のインバータ装置102の構成において、インバータ回路108が、平滑手段117を介して変圧回路106と接続されるようにしたことにより、平滑手段117の平滑により変圧回路106が出力する直流電圧のリップルが小さくなるため、変圧制御手段115の制御信号の補正周期を長くすることができ、制御処理の負荷を小さくすることできる。
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3におけるインバータ装置について、図4と図5を用いて詳細に説明する。尚、本実施の形態において、実施の形態1または実施の形態2と同一構成については、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4は、本発明の実施の形態3におけるインバータ装置の構成を示すものである。また、図5は、同実施の形態のインバータ装置における変圧回路に入力される入力電流の瞬時波形を示すものである。
ここで、図4に示す本実施の形態のインバータ装置102は、図3に示す実施の形態2のインバータ装置102の構成に、入力電流計測手段104が計測する入力電流をFIRフィルタやIIRフィルタなどでフィルタ処理し、平均値を抽出する入力電流用フィルタ118を加えたものであり、その他の構成は、実施の形態2におけるインバータ装置102と同様である。
以上のように構成された本実施の形態のインバータ装置102の動作、作用について、図4と図5を用いて説明する。
変圧回路106に入力される入力電流の変化量の抽出方法として、実施の形態1では、入力電流計測手段104が計測する入力電流の一定時間前の計測値と現在の計測値より変化量を抽出したが、入力電流計測手段104が計測する入力電流の所定時間の平均値を抽出し、その平均値と現在の計測値とを比較する方法も考えられる。ここで、図5に示す破線は、入力電流用フィルタ118でフィルタ処理された平均値を示す。
具体的に説明すると、補正手段116は、図5に示すように、入力電流用フィルタ118で抽出された入力電流の平均値Iaveと、入力電流計測手段104が計測する現在の入力電流の計測値I5の差(I5−Iave)で変化量を抽出する。
そして、抽出された変化量をもとに、変圧制御手段115のPWM信号のパルス幅を補正する。ただし、次に変化量が抽出されるまで、同じ変化量をもとにパルス幅を補正する。ここで、PWM信号のパルス幅の補正については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、本実施の形態のインバータ装置102は、実施の形態1のインバータ装置102の構成において、入力電流計測手段104が計測する入力電流をフィルタ処理し、平均値を抽出する入力電流用フィルタ118を加え、補正手段116が、入力電流計測手段104が計測する電流値における一定時間の平均値と現在の計測値の差に応じて変圧制御手段115の制御信号を補正するようにしたことにより、簡単、かつ汎用性に優れた補正方法で実現することができる。
本発明によれば、変圧回路が出力する直流電圧のリップルを小さくし、高品質な交流電流波形を生成、および電力変換効率を高くすることができるため、燃料電池発電装置、太陽光発電装置、風力発電装置や太陽熱発電装置のような分散型電源装置などの技術分野において有用である。
102 インバータ装置
103 発電装置
104 入力電流計測手段
106 変圧回路
107 変圧電圧計測手段
108 インバータ回路
115 変圧制御手段
116 補正手段
117 平滑手段
118 入力電流用フィルタ

Claims (5)

  1. 発電装置が発電した直流電力の電圧を異なる電圧に変換する変圧回路と、前記変圧回路が出力する直流電圧を交流電圧へ変換するインバータ回路と、前記変圧回路が出力する直流電圧を計測する変圧電圧計測手段と、前記変圧電圧計測手段で計測する電圧を基に前記変圧回路が出力する直流電圧が所定範囲となるように前記変圧回路を制御するための制御信号を出力する変圧制御手段と、前記変圧回路に入力される電流を計測する入力電流計測手段と、前記入力電流計測手段で計測する電流の変化量に応じて前記変圧回路が出力する直流電圧のリップルが小さくなるように前記変圧制御手段の制御信号を補正する補正手段とを備えたインバータ装置。
  2. 前記変圧制御手段の制御信号をPWM信号とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記インバータ回路は、平滑手段を介して前記変圧回路と接続される請求項1または2に記載のインバータ装置。
  4. 前記補正手段は、前記入力電流計測手段が計測する電流値における一定時間の平均値と現在の計測値の差に応じて前記変圧制御手段の制御信号を補正する請求項1から3のいずれか1項に記載のインバータ装置。
  5. 前記補正手段における前記制御信号の補正量に、予め設定された上限もしくは下限を設けた請求項1から4のいずれか1項に記載のインバータ装置。
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