JP2010250442A - 走行軌跡演算装置、および、走行軌跡演算方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、道路情報を記憶し、記憶した道路情報に基づいて道路上を車両が走行する場合の走行状態を予測し、予測された走行状態に基づいて、道路を複数の道路区間に分割し、道路区間毎に評価関数を設定し、道路区間毎に設定された評価関数に基づいて、道路上を走行する車両の走行軌跡を演算することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
まず、本発明にかかる走行軌跡演算装置および走行軌跡演算方法並びにプログラムを実施するための車両運動制御装置および当該装置を包含するシステムの構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明が適用される車両運動制御装置を備えた本システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。本システムは、概略的に、車両運動制御装置100と、車両や道路等に関する各種の状態量を入力する装置(道路形状情報入力装置11〜レーン認識センサ17)および車両運動制御値の出力先の装置(操舵制御装置21〜ブレーキアクチュエータ25)とを、任意の通信路を介して通信可能に接続して構成されている。
次に、このように構成された本実施の形態における本システムの処理の一例について、以下に図2〜図6を参照して詳細に説明する。
まず、本実施の形態における本車両運動制御装置100の基本処理の詳細について図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態における本車両運動制御装置100の基本処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態1における車両運動制御装置100の処理の詳細について図3〜図5を参照して説明する。図3は、本実施の形態1における車両運動制御装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態2における車両運動制御装置100の処理の詳細について図6を参照して説明する。図3は、本実施の形態2における車両運動制御装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態によれば、道路形状情報ファイルに記憶された道路形状情報に基づいて、道路上を車両が走行する場合の走行状態(状態量)を予測し、予測された走行状態(状態量)に基づいて、道路を複数の道路区間に分割し、道路区間毎に評価関数を設定し、道路区間毎に設定された評価関数に基づいて、道路上を走行する車両の走行軌跡を演算するので、速度パターンを固定化することなくエンジン特性の不連続性に基づくローカルミニマム問題を回避して、燃費等に関して全体最適化を図ることができる。
12 ハンドル操作量センサ
13 ブレーキ操作量センサ
14 アクセル操作量センサ
15 ヨーレートセンサ
16 車輪速センサ
17 レーン認識センサ
21 操舵制御装置
22 操舵アクチュエータ
23 加減速制御装置
24 エンジン
25 ブレーキアクチュエータ
100 車両運動制御装置
102 制御部
102a 走行状態予測部
102b 速度パターン演算部
102c 摩擦円使用率演算部
102d 評価関数設定部
102e 走行軌跡最適化部
102f 車両運動制御部
106 記憶部
106a 道路形状情報ファイル
Claims (10)
- 車両の将来の走行軌跡を演算する、記憶部と制御部を少なくとも備えた走行軌跡演算装置において、
前記記憶部は、
道路情報を記憶する道路情報記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
前記道路情報記憶手段に記憶された前記道路情報に基づいて、道路上を前記車両が走行する場合の走行状態を予測する走行状態予測手段と、
前記走行状態予測手段により予測された前記走行状態に基づいて、前記道路を複数の道路区間に分割し、前記道路区間毎に評価関数を設定する評価関数設定手段と、
前記評価関数設定手段により前記道路区間毎に設定された前記評価関数に基づいて、前記道路上を走行する前記車両の走行軌跡を演算する走行軌跡演算手段と、
を備えたことを特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項1に記載の走行軌跡演算装置において、
前記走行軌跡演算手段は、
前記評価関数設定手段により分割された前記道路区間の区切り位置を可変条件として前記走行軌跡を演算すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項1または2に記載の走行軌跡演算装置において、
前記走行状態予測手段は、
前記道路情報記憶手段に記憶された前記道路情報に基づいて、前記道路上を前記車両が走行する場合に予測される速度パターンを演算し、
前記評価関数設定手段は、
前記走行状態予測手段により演算された前記速度パターンに基づいて、前記道路区間として少なくとも加速区間と減速区間に分割し、前記加速区間に加速区間用の前記評価関数を、前記減速区間に減速区間用の前記評価関数を設定すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項3に記載の走行軌跡演算装置において、
前記評価関数設定手段は、
前記加速区間用の前記評価関数として、エンジン回転数が中回転以上の場合をゼロ回転付近の場合と比べて望ましいと評価する前記評価関数を設定すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項3に記載の走行軌跡演算装置において、
前記評価関数設定手段は、
前記加速区間用の前記評価関数として、エンジンの熱効率の最良点を1としたときの各点の前記熱効率の比率を求め、全体から1を引いたものが評価値となるよう前記評価関数を設定し、エンジン回転数がゼロ回転付近の前記評価値を0より大きな数値とすること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項3に記載の走行軌跡演算装置において、
前記評価関数設定手段は、
前記減速区間用の前記評価関数として、エンジン回転数がゼロ回転付近の場合を中回転以上の場合と比べて望ましいと評価する前記評価関数を設定すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項3に記載の走行軌跡演算装置において、
前記評価関数設定手段は、
前記減速区間用の前記評価関数として、転がり抵抗を基準として0とした場合に、前記転がり抵抗の減速度から離れた加減速度エネルギーに対して、ハイブリッドシステムにおけるエネルギー入出力のロスを比例させた数値が評価値となる前記評価関数を設定し、エンジン回転数が中回転以上の場合を0より大きな数値とすること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の走行軌跡演算装置において、
前記走行状態予測手段は、
前記道路情報記憶手段に記憶された前記道路情報に基づいて、前記道路上を前記車両が走行する場合に予測される摩擦円使用率を演算し、
前記評価関数設定手段は、
前記走行状態予測手段により演算された前記摩擦円使用率が相対的に高い前記道路区間に、前記摩擦円使用率が相対的に低い前記道路区間とは異なる前記評価関数を設定すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 請求項8に記載の走行軌跡演算装置において、
前記評価関数設定手段は、
前記走行状態予測手段により演算された前記摩擦円使用率が相対的に高い場合に、
前記走行状態が加速状態となる前記道路区間に、エンジン回転状態を基本としてハイブリッドシステムと合わせて熱効率を重視した加速を望ましいと評価する前記評価関数を設定し、
前記走行状態が減速状態となる前記道路区間に、エンジンオフ状態を基本として回生と電力アシストによる減速を望ましいと評価する前記評価関数を設定すること、
を特徴とする走行軌跡演算装置。 - 車両の将来の走行軌跡を演算する、記憶部と制御部を少なくとも備えた走行軌跡演算装置において実行される走行軌跡演算方法であって、
前記記憶部は、
道路情報を記憶する道路情報記憶手段、
を備えており、
前記制御部により実行される、
前記道路情報記憶手段に記憶された前記道路情報に基づいて、道路上を前記車両が走行する場合の走行状態を予測する走行状態予測ステップと、
前記走行状態予測ステップにて予測された前記走行状態に基づいて、前記道路を複数の道路区間に分割し、前記道路区間毎に評価関数を設定する評価関数設定ステップと、
前記評価関数設定ステップにて前記道路区間毎に設定された前記評価関数に基づいて、前記道路上を走行する前記車両の走行軌跡を演算する走行軌跡演算ステップと、
を含むことを特徴とする走行軌跡演算方法。
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