JP2010250034A - 感光性ドライフィルム及び部分遮光部付き凹凸部材 - Google Patents

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Shinji Ishizaki
慎治 石崎
Hidekazu Ikeda
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Abstract

【課題】凹凸形状を有する部材の高さ部分を均一に遮光するための膜を形成し得る感光性ドライフィルムを提供し、該感光性ドライフィルムを用い、凹凸形状を有する部材の高さ部分を均一に遮光する。
【解決手段】遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bと、シート状基材Aとを、この順序で具備する感光性ドライフィルム、及び表面に凹凸を有する部材の凹凸面の高さ方向を部分的に遮光する方法であって、表面に凹凸を有する部材の凹凸面に、上記感光性ドライフィルムのうち、遮光部の高さよりもクッション層Bの厚みの厚い、感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cを接触させ、凹凸面の高さ方向を部分的に遮光する方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮光部を有する窓映り防止光学フィルターや、自動車や測定機器等のメーター(表示装置用)の表面に配置する、遮光部を有する光線調整用シートの形成に好適な感光性ドライフィルムに関するものである。
自動車などの社内にはスピードメーターや、時計、カーナビゲーションシステムの表示ために、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置が導入されるようになってきている。
これらの表示装置は、夜間のみ点灯状態となるものもあれば、昼夜を問わず点灯状態となるものもある。点灯状態の表示装置から発せられた光は、フロントウインドなどの窓ガラスの表面で反射した後にドライバーの視野に直接入り、いわゆる窓映りとなって認識され、運転の際の大きな障害となるという欠点があった。
このような欠点を解決するため、透明基板の表面上に断面が鋸刃形状の微細な三角柱突起が同一方向に連続して配置された車両用窓映り防止光学フィルターが発明されている。この車両用窓映り防止光学フィルターは隣接する三角柱突起の間隔が10〜100μmの範囲にあり、かつ鋸刃の頂角の角度が30〜80°の範囲にあることを特徴としている。(特許文献1参照)
しかし、このような反射防止フィルターでは複屈折を起こすことで多重像が見えるという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、鋸刃の頂角を除く他の2つの角のうち角度の大きい角側に接している面を粗面化したり、反対側の面に遮光ストライプを形成したりした、反射防止フィルターが発明されている。(特許文献2参照)
しかし、疎面化による方法では、光を分散させているので、完全には多重像を除去することはできない。また、遮光ストライプを形成する方法は、三角形状とストライプ形状とを一致させることに精密さが要求されるので、簡便さの点で難がある。
鋸刃の頂角を除く他の2つの角のうち角度の大きい角側に接している面に遮光膜を形成することで、上記問題は解決できる。しかし、印刷法で遮光部に膜を形成しようとしても、印刷法では凸凹形状の溝部分を埋めてしまうため、垂直部へ直接かつ均一に遮光部を形成することは困難であった。
特開平7−92303公報 特開平8−146206公報
本発明の目的は、凹凸形状を有する部材の高さ部分を均一に遮光するための膜を形成し得る感光性ドライフィルムを提供し、該感光性ドライフィルムを用い、凹凸形状を有する部材の高さ部分を均一に遮光することである。
本発明は、遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bと、シート状基材Aとを、この順序で具備する感光性ドライフィルムに関する。
また、本発明は、上記感光性ドライフィルムの製造方法であって、シート状基材Aの一方の面に、クッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、クッション層Bを形成し、別途、遮光性感光層Cを剥離可能に担持し得るシート状基材Dの一方の面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、次いで、クッション層と遮光性感光層Cとを重ね合わせたり、またはシート状基材Aの一方の面に、クッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、形成されたクッション層Bの表面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成したり、することを特徴とする感光性ドライフィルムの製造方法に関する。
さらに、本発明は、表面に凹凸を有する部材の凹凸面の高さ方向を部分的に遮光する方法であって、表面に凹凸を有する部材の凹凸面に、上記の感光性ドライフィルムのうち、遮光部の高さよりもクッション層Bの厚みの厚い、感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cを接触させ、
(i)シート状基材A及びクッション層Bを通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
(ii)シート状基材A、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
(iii)表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
(iv)シート状基材Aを除去した後、クッション層Bを通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
(v)シート状基材Aを除去した後、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
(vi)シート状基材Aを除去した後、表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去する、
ことを特徴とする凹凸面の部分遮光方法に関する。
さらに、また、本発明は、表面に凹凸を有する部材の凹凸の高さ方向の少なくとも一部が、上記の感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cから形成された硬化層で遮光されなる、部分遮光部付き凹凸部材に関する。
本発明により、表面に凹凸を有する部材の凹凸の高さ方向の少なくとも一部に、均一な膜厚の遮光膜を形成することができ、複屈折のない車両用反射防止光学フィルター等を簡単に製造することが可能となる。
本発明の感光性ドライフィルムの断面図(イメージ)である。 本発明の別の感光性ドライフィルムの断面図(イメージ)である。
本発明について以下に詳細を説明する。本発明の感光性ドライフィルムは、図1に示すようにシート状基材A上に、少なくとも遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bから構成される。クッション層Bを設けることで、凹凸形状を有する基材の高さ方向にも遮光膜を形成することができる。クッション層Bが設けられていないと、遮光性感光層Cが凹凸基材の高さ方向の深部まで到達することができず遮光を欲する面全体に遮光膜を形成することができない。
シート基材Aについて説明する。
シート基材Aには、ドライフィルムにて汎用に使用されているシート基材を用いることが出来る。シート基材としては、プラスチックフィルムや紙などを用いることが好ましい。例えば、プラスチックフィルムとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、セロハン、ポリイミド、ポリエーテルケトンなどの単層体または複数の積層体が挙げられ、紙としては上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などが挙げられる。剥離シートの厚みは10〜200μmが好ましい。また、ドライフィルムとしての安定性・価格面からポリエチレンテレフタレートがより好ましい。ここで、本発明で用いたドライフィルム基材として汎用に用いられているポリエチレンテレフタレートフィルムの25℃における貯蔵弾性率は3.8×109であり、10℃における貯蔵弾性率は3.9×109であり、相対的にクッション層Bよりも硬い。
また、シート基材には離型性を向上させるために、表面に離型処理を施してもよい。離型処理としては、フッ素やシリコーンを用いた公知の剥離処理を用いることができる。また、基材シート表面に離型しやすいような形の凹凸加工を施してもよい。
クッション層Bについて説明する。
クッション層Bは、感光性を有さず、感光性樹脂層Cが凹凸基材の高さ方向の深部まで到達することを可能にする機能を担う。
そこで、クッション層Bの厚みは、後述する遮光性感光層Cの厚みよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟であることが重要である。具体的は、クッション層Bの厚みは、遮光性感光層Cの厚みの1.3倍〜6倍であることが好ましい。1.3倍以下であると、表面に凹凸を有する部材の凹凸形状の深部まで、感光性ドライフィルム中の感光性遮光性感光層Cを追随させることが難しくなることがある。一方、クッション層Bの厚みが遮光感光層Cの厚みの6倍以上であると、クッション層B自体の形成が困難になる場合がある。
また、本発明のクッション層Bの25℃における貯蔵弾性率Eb(25)’が、1.0×105〜1.0×10Paであることが好ましい。Eb(25)’が、1.0×105Pa未満の場合は、本発明における部分遮光部付き凹凸部材の作製工程において膜が柔らかすぎるためにハンドリング性を損なうことがある。一方、Eb(25)’が、1.0×10Paよりも大きい場合は、表面に凹凸を有する部材の凹凸形状の深部まで、感光性ドライフィルム中の遮光性感光層Cを追随させることが難しくなることがある。
また、クッション層Bの10℃おける貯蔵弾性率Eb(10)’が、5.0×10Pa以上であることが好ましい。10℃におけるクッション層Bの貯蔵弾性率Eb(10)’が、5.0×10Paよりも大きいと、冬季においてさえ、ドライフィルムとしての長期安定性にかけ、貯蔵時にクッション層が周辺端部からはみ出しやすく膜厚が変化する場合がある。
なお、本発明おけるクッション層Bや後述する遮光性感光層Cの各貯蔵弾性率は、動的粘弾性測定装置DVA−200(アイティー計測制御株式会社製)を用いて粘弾性測定を行った値であり、全光線透過率は濁度計NDH2000(日本電色工業株式会社製)で測定を行った値である。
また、クッション層Bの全光線透過率は、50%以上であることが好ましく、70%以上であることがより好ましく、更には80%以上であることが好ましい。クッション層Bの全光線透過率が50%以下であると、クッション層Bを通して露光する場合、遮光層感光層Cが硬化するのに十分な光が遮光性感光層Cに達することができない場合がある。
このようなクッション層Bの組成は上記記載の性質を有すれば特に大きな制限はないが、例えば、後述する遮光性感光層C形成用の組成物から遮光性と感光性を除くために、黒色顔料と光重合性開始剤を除いた組成物を使用することが可能である。
また、感光性を有しない樹脂(いわゆるイナートポリマー)として例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ケトンホルムアルデヒド樹脂、クレゾール樹脂、キシレン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、スチレン樹脂、グアナミン樹脂、天然及び合成ゴム、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、及びこれらの変性物等も用いることができる。また、これらの感光性を有しない樹脂に所望の物性を得るために可塑剤を添加することもできる。可塑剤としては例えば、フタル酸ジ(2−エチルヘキシル)(DEHP)に代表されるフタル酸エステル等のフタル酸系のほか、アジピン酸系、エポキシ系、ポリエステル系、リン酸系、脂肪酸系等を使用することができる。
また、クッション層Bは、遮光性感光層Cを部分露光した後は、遮光性感光層Cを未露光部と同様に除去することになるので、後述する遮光性感光層Cを水やアルカリ水溶液を用い、湿式現像により除去する際に、同時に除去できるような樹脂を含むことが好ましい。水で除去するためには、アミノ基もしくは4級アンモニウム塩構造を有することが好ましい。アルカリ水溶液で除去するためには、カルボキシル基を有することが好ましい。
アミノ基もしくは4級アンモニウム塩構造を有する樹脂としては、例えばビニルアミンあるいはビニルピリジン、アリルアミン、ジアリルアミン、メチルジアリルアミン、ジアリルモノメチルアミン、ジアリルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物等の単独重合物、もしくはそれらカチオン性モノマーと他の共重合し得るモノマーとの共重合物の鉱酸塩、有機酸塩等が挙げられる。また、ジシアンジアミドのホルマリン縮合物、ジエチレントリアミン・ジシアンジアミドの縮合物、ジメチルアミン・エピクロルヒドリンの付加重合物、エチレンジアミン・エピクロルヒドリンの付加重合物、などが挙げられる。
カルボキシル基を有する樹脂としては例えば、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、2−カルボキシエチルアクリレート、ω−カルボキシ−ポリカプロラクトンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリレート、グルタコン酸、又はテトラヒドロフタル酸等のカルボキシル基を有するモノマーの単独重合物、もしくはそれらカルボキシル基を有するモノマーと他の共重合し得るモノマーとの共重合物が挙げられる。また、後述する遮光性感光層C用のカルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂を用いることも好ましい。
次に遮光性感光層Cについて説明する。
遮光性感光層Cの厚みは、前記クッション層Bの厚みよりも相対的に薄く、3〜50μmであることが好ましく、より好ましくは10〜30μmである。この範囲を外れると遮光性と感光性のバランスが取り難くなる。つまり、遮光性感光層Cが厚い場合は、遮光性を有しているが故に、厚みの深部まで光が届きにくくなるので、遮光性感光層Cが硬化しにくくなる。また、遮光性感光層Cが薄い場合は、硬化自体は好であるが、遮光性が不十分となる傾向にある。
また、25℃における遮光性感光層Cの貯蔵弾性率Ec(25)’は、1.3×105〜3.0×10Paであることが好ましい。貯蔵弾性率Ec(25)’が、1.3×105Pa未満の場合は、遮光性感光層Cの膜としての形態安定性にかける。また、貯蔵弾性率Ec(25)’が、3.0×10Paよりも大きいと、表面に凹凸を有する部材の凹凸形状へ追随して伸びることが困難となり、強い力で強引に凹凸に追随させようとすると、遮光性感光層Cが破断してしまう場合がある。
遮光性感光層Cは、黒色顔料を含むことが好ましい。黒色顔料は、充分な遮光性を有していれば特に限定はなく、金属酸化物、カーボンブラック、ランプブラック、ボーンブラック、黒鉛、アニリンブラック、シアニンブラック、チタンブラック等が挙げられる。金属酸化物としては、Fe、Cr、Mn、Co等の酸化物の1種又は2種以上を主成分として含むものが挙げられ、例えば、CrO、Cr、MnO、Mn、Mn、MnO、FeO、Fe、Fe、CoO、Co、NiO、CuO、ZrO、MoO、TiO等を挙げることができ、さらにMn・CuO・Fe、CoO・Cr・Fe、CuO・Mn・Cr、CuO・Crなどの複合金属酸化物も用いることができる。
これらの中でも、遮光性感光層C形成用塗液の塗工性、表面に凹凸を有する部材の凹凸形状に接触させる際の追随性、泡抜け性の点から酸化鉄が好ましい。
黒色顔料の平均粒子径は、露光・現像時の解像度の点から0.001〜5μmが好ましく、0.001〜1μmがより好ましい。前記範囲を外れた場合は、所望の解像度を有さない恐れがある。
遮光性感光層Cは、固形分100重量%中に、黒色顔料を、0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜20重量%含むことが好ましい。0.1重量%未満の場合、充分な遮光性を示す黒色度が得られ難くい恐れがある。一方、50重量%より多い場合には、塗膜の強度の低下などを生じ易くなる恐れがある。
遮光性感光層Cは、カルボキシル基を有する樹脂であって、感光による硬化機能を担うエチレン性不飽和基を有する樹脂を含むことが好ましい。カルボキシル基等は、遮光性感光層Cを部分露光により、部分硬化させた後、アルカリ水溶液による湿式現像によって未露光部を除去する場合、現像を担う官能基である。
遮光性感光層Cは、カルボキシル基等を有しないその他のエチレン性不飽和基含有化合物、光重合開始剤等を含むことが好ましい。また必要に応じて熱可塑樹脂、エチレン性不飽和基含有化合物、重合禁止剤等を含むことも出来る。
遮光性感光層C形成用のカルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂としては、例えば、下記(1)〜(4)の方法で合成するものが好ましい。
(1)1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する多官能エポキシ化合物(a)に、不飽和モノカルボン酸(b)を反応させ、生成した水酸基にさらに多塩基酸無水物(c)を反応させて得られたもの。
(2)不飽和モノカルボン酸(b)と、その他のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(d)との共重合体のカルボキシル基の一部に、1分子中に1個のエポキシ基とエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(e)を反応させて得られたもの。
(3)不飽和モノカルボン酸(b)と、その他のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(d)との共重合体に、1分子中に1個のエポキシ基とエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(e)を反応させ、生成した水酸基に多塩基酸無水物(c)を反応させて得られたもの。
(4)多塩基酸無水物(c)のうち不飽和基を有するものと、エチレン性不飽和二重結合を有する化合物(d)との共重合体に、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させて得られたもの、などを挙げることができる。なお、本明細書において、(メタ)アクリレートは、アクリレート及びメタクリレートを総称する用語であり、他の類似の表現についても同様である。
カルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂の酸価は、50〜150mgKOH/gが好ましく、60〜120mgKOH/gがより好ましい。酸価が50mgKOH/g未満の場合には現像性が悪くなる恐れがある。逆に150mgKOH/gを超えると、硬化膜の耐アルカリ性、耐水性、耐湿性等が低下する恐れがある。
1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する多官能エポキシ化合物(a)としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂、ビキシレノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのノボラック型エポキシ樹脂、トリヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂、テトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂、ナフタレン骨格含有フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン骨格含有フェノールノボラック型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル化合物;テレフタル酸ジグリシジルエステルなどのグリシジルエステル化合物;ダイセル化学工業(株)製のEHPE−3150などの脂環式エポキシ樹脂;トリグリシジルイソシアヌレートなどの複素環式エポキシ樹脂;N,N,N’,N’−テトラグリシジルメタキシレンジアミンなどのグリシジルアミン類や、グリシジル(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和二重結合を有する化合物との共重合物などのエポキシ化合物が使用できる。
これらの中でも、常温(25℃)で固体の多官能フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂やグリシジル(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和二重結合を有する化合物との共重合物が特に好ましい。これらのエポキシ樹脂は、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。上記グリシジル(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和二重結合を有する化合物の共重合体の場合、共重合体に対してグリシジル(メタ)アクリレートは、20〜60モル%含まれることが好ましい。グリシジル(メタ)アクリレートのモル含有率が20モル%未満の場合、不飽和モノカルボン酸の付加量が減り、充分な光硬化性が得られない恐れがある。
一方、グリシジル(メタ)アクリレートのモル含有率が60モル%を越えた場合、共重合体の合成が困難になる恐れがある。さらに、このようなグリシジル(メタ)アクリレートとエチレン性不飽和二重結合を有する化合物の共重合体の場合、重量平均分子量が、10,000〜70,000、好ましくは15,000〜60,000の範囲が望ましい。重量平均分子量が10,000未満の場合、塗膜の指触乾燥性が低下する恐れがある、一方、70,000を越えた場合、現像性が低下する恐れがある。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーによる標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものである。
前記不飽和モノカルボン酸(b)としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、β−カルボキシルエチルアクリレート、β−カルボキシルエチルメタクリレートなどが挙げられる。これらの中でも感光性、保存安定性の面から、アクリル酸又はメタクリル酸が特に好ましい。これら不飽和モノカルボン酸(b)は、単独で又は2種類以上を混合して用いることができる。これらの不飽和モノカルボン酸の付加量は、前記多官能エポキシ化合物(a)のエポキシ基1モルに対して、0.95〜1.10モルの割合が好ましい。不飽和モノカルボン酸の付加量が0.95モル未満の場合、未反応のエポキシ基が残存し、多塩基酸無水物(c)を付加した後の保存安定性が低下するので好ましくない。一方、1.10当量を越えた場合、未反応の不飽和モノカルボン酸が残り、臭気が強くなるので好ましくない。
前記多塩基酸無水物(c)しては、例えばメチルテトラヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水ナジック酸、3,6−エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸等の脂環式二塩基酸無水物;無水コハク酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、オクテニル無水コハク酸、ペンタドデセニル無水コハク酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸等の脂肪族又は芳香族多塩基酸無水物などが挙げられ、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも、脂環式二塩基酸無水物が、現像性の面から特に好ましい。これらの多塩基酸無水物(c)の付加量は、上記多官能エポキシ化合物(a)と不飽和モノカルボン酸(b)との反応で生成したアルコール性水酸基1モルに対して、酸無水物基0.3〜0.8モルの割合が適しており、好ましくは生成するカルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂の酸価が50〜150mgKOH/gとなるような付加量とする。
前記エチレン性不飽和二重結合を有する化合物(d)としては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチルなどのメタクリル酸エステル類、スチレン、α−メチルスチレン、などの芳香環を持つモノマー、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの水酸基含有のモノマー、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミドなどのN−置換アルコキシル基含有のモノマー、その他アクリロニトリルなど多くのモノマーを挙げることができ、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
前記1分子中に1個のエポキシ基とエチレン性不飽和二重結合を有する化合物(e)としては、グリシジルアクリレート、グシリジルメタアクリレートなどを挙げることができ、単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
遮光性感光層Cは、カルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂以外のエチレン性不飽和化合物を含んでいても良い。
具体的には例えば、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、カルビトール(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、スチレン、アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールジアクリレート、1.6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1.9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメリロールプロパントリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、フェノールのアルキレンオキサイド付加体の(メタ)アクリレート等の低分子量のエチレン性不飽和化合物、あるいはエポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、アルキッドアクリレート、石油樹脂のアクリレート変性体、不飽和ポリエステル等の高分子量のエチレン性不飽和化合物などが挙げられる。これらの1種または2種以上の混合物が使用される。
その他必要に応じて熱可塑樹脂として、カルボキシル基およびエチレン性不飽和基含有樹脂と相溶性に優れた樹脂を用いることも好ましい。例えポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリビニルエーテル、ポリビニルアセタール、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポアミド樹脂、ジアリルフタレート、エチレン酢酸ビニル、スチレン樹脂、エポキシアクリル樹脂等が挙げられるが、特に限定されるものではない。また、前記エポキシ樹脂を使用する場合は、内在するカルボキシル基との反応を促進するためにエポキシ樹脂の硬化促進剤を用いることが好ましい。エポキシ樹脂の硬化促進剤としては具体的には、2−メチルイミダゾ−ル、2−エチル−3−メチルイミダゾ−ル、2−ウンデシルイミダゾ−ル、2−フェニルイミダゾ−ル、1−シアノエチル−2−エチルイミダゾ−ル、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾ−ル、等のイミダゾ−ル化合物;メラミン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、エチルジアミノトリアジン、2,4−ジアミノトリアジン、2,4−ジアミノ−6−トリルトリアジン、2,4−ジアミノ−6−キシリルトリアジン等のトリアジン誘導体;トリメチルアミン、トリエタノ−ルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、ピリジン、m−アミノフェノ−ル等の三級アミン類;ポリフェノ−ル類などが挙げられる。これらの硬化促進剤は単独または併用して使用する事が出来る。
また、遮光性感光層Cは、光重合開始剤を含むことが好ましい。本発明で用いることができる光重合開始剤の種類には特に制限がなく、例えばアセトフェノン類、ベンゾイン類、ベンゾフェノン類、アントアキノン類、ホスフィンオキシド類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類等が挙げられる。具体的には、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、アセトフェノン、2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2メチルプロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2.4.6−トリメチルベンゾインジフェニルホスフィンオキシド、ミヒラーズケトン、N.N−ジメチル安息香酸イソアミル、チオキサン、2−クロロチオキサントン、2.4−ジエチルチオキサントン、2.4−ジイソプロピルチオキサントン等が挙げられ、これらの光重合開始剤は2種以上適宜併用することもできる。また、本発明の光重合開始剤の組成物中に占める割合は通常、感光性樹脂組成物中のうちエチレン性不飽和基含有の樹脂および化合物の合計100重量部に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.5〜7重量部である。10重量部を超えると、組成物の保存安定性や硬化物の物性に悪影響を及ぼすことがあり、0.01重量部未満では、硬化速度が低下することがある。
さらに、遮光性感光層C形成用の塗液には、必要に応じて、公知慣用の熱重合禁止剤、増粘剤、消泡剤、レベリング剤、溶剤、フィラー、エポキシ樹脂などの熱硬化剤、カップリング剤等を添加することができる。
次に本発明の感光性ドライフィルムの製造方法について説明する。
本発明の感光性ドライフィルムはシート状基材Aの一方の面にクッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、別途、遮光性感光層Cを剥離可能に担持し得るシート状基材Dの一方の面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、次いでクッション層Bと遮光性感光層Cとを重ね合わせることによって得ることができる。
また、シート状基材A上にクッション層Bを形成した後、クッション層Bの表面をセパレーターで覆い一端ロール状に巻き取り、別途、シート状基材D上に遮光性感光層Cを形成した後、遮光性感光層Cの表面をセパレーターで覆い一端ロール状に巻き取り、各ロールを巻きほぐす過程でそれぞれのロールのセパレーターを除去し、クッション層Bと遮光性感光層Cと重ね合わせても良い。
あるいは、シート状基材Aの一方の面にクッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、別途、シート状基材D上に遮光性感光層Cを形成した後、遮光性感光層Cの表面をセパレーターで覆い一端ロール状に巻き取り、ロールを巻きほぐす過程でセパレーターを除去し、露出した遮光性感光層Cを前記のクッション層Bと重ね合わせても良い。
また、クッション層Bをシート基材A上に形成した後にクッション層Bをセパレーターで覆った状態のものを複数用意し、クッション層Bを覆う各セパレーターを剥がし、クッション層B同士を積層した後に、片側のシート状基材Aを除去し、露出したクッション層Bの表面に遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、該遮光性感光層C表面にシート状基材Dを重ね合わせることによって、[シート状基材A/クッション層B/遮光性感光層C/シート状基材D]という構成の感光性ドライフィルムを得ることができる。この方法を用いることで、クッション層Bの膜厚を調整することが可能となる。
また、露出したクッション層Bの表面に遮光性感光層C形成用塗液を塗工する代わりに、シート基材D上に遮光性感光層C形成用塗料を塗工し、乾燥し、遮光性感光層Cを形成しておき、該遮光性感光層Cを露出したクッション層Bに重ね合わせることによって、[シート状基材A/クッション層B/遮光性感光層C/シート状基材D]という構成の感光性ドライフィルムを得ることもできる。
また、本発明の感光性ドライフィルムは、シート状基材Aの一方の面に、クッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、形成されたクッション層Bの表面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、セパレーターで遮光性感光層Cの表面を覆うことによって作製することもできる。
また、遮光性感光層Cを剥離可能に担持し得るシート状基材Dの一方の面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、形成された遮光性感光層Cの表面にクッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、クッション層Bを形成し、該クッション層Bの表面にシート状基材Aを貼りあわせてもよい。
本発明での、クッション層B形成用塗液及び遮光性感光層C形成用塗液の塗工方法としては、公知の各種塗工方法、例えば、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、ロールコート、リバースロールコート、ナイフコート、ワイヤーバーコート、フローコート、コンマコート、スピンコート、スプレーコート、シルクスクリーン等が適用される。
本発明の感光性ドライフィルムを用いて、表面に凹凸を有する部材の凹凸の高さ方向を部分的に遮光する方法としては、下記(i)〜(vi)の方法が挙げられる。
表面に凹凸を有する部材の凹凸面に上記方法で作製した、遮光部の高さよりもクッション層Bの厚みより厚い感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cを接触させ、
(i)シート状基材A側及びクッション層Bを通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、シート状基材A、クッション層B、遮光性感光層Cの未硬化部を同時に除去するか、シート基材Aを除去した後、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去するか、又は、
(ii)シート状基材A、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、シート状基材A、クッション層B、遮光性感光層Cの未硬化部を同時に除去するか、シート基材Aを除去した後、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去するか、又は、
(iii)表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、シート状基材A、クッション層B、遮光性感光層Cの未硬化部を同時に除去するか、シート基材Aを除去した後、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去するか、
(iv)シート状基材Aを除去した後、クッション層Bを通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去するか、又は、
(v)シート状基材Aを除去した後、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去するか、又は、
(vi)シート状基材Aを除去した後、表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し遮光性感光層Cを部分硬化させ、クッション層Bを水もしくはアルカリ溶液で除去し、クッション層Bと同時にもしくは段階的に遮光性感光層Cの未硬化部をアルカリ溶液で除去する。
なお、本発明において、「遮光部の高さよりもクッション層Bの厚みより厚い感光性ドライフィルム」とは、「表面に凹凸を有する部材の凹凸の高さよりも、厚い感光性ドライフィルム」と言い換えることができる。
また、本発明では表面に凹凸を有する基材の凹凸形状が、表2に示すように複数の三角形状突起の各突起の側面の1つが連続して一平面をなすように、複数の三角柱状突起が同一に連続し配置された鋸状であることが好ましく、上記遮光方法を用いて各三角柱状突起の二つの面のうちどちらか一方の面が遮光されていることが好ましい。
また、各三角柱状突起の頂角の角度が20〜70°であり、各三角柱状突起の他の2つの角の内、より大きな角度の角と、前記頂角とに挟まれる面が、遮光面であることが好ましい。
以下に実施例により本発明についてより具体的に説明するが、本発明が実施例に限定されるものでない。なお、以下表中において「部」とあるのは、「重量部」を、「Mw」とあるのは、「重量平均分子量」を意味する。
(実施例1)
<感光性ドライフィルムの作製>
シート状基材A(ポリエチレンテレフタレートフィルム、膜厚25μm、商品名T−100、三菱ポリエステル社製)に、表1の組成物αにトルエン/メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノメチルエーテル(40/40/20重量比)の混合溶剤を不揮発分63%となるように加えて調製したものを、ナイフコーティング法にて、塗工、乾燥し、膜厚が50μmのクッション層Bを形成し、該クッション層Bの表面を、セパレーター用の他のポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名T−100H、膜厚25μm、三菱ポリエステル社製)で覆い、中間積層体1を得た。
別途、シート状基材D(ポリエチレンテレフタレートフィルム、膜厚25μm、商品名T−100、三菱ポリエステル社製)に、表1の組成物βにトルエン/メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノメチルエーテル(40/40/20重量比)の混合溶剤を不揮発分63%となるように加えて調製したものを、ナイフコーティング法にて、塗工、乾燥し、膜厚が20μmの遮光性感光層Cを形成し、該遮光性感光層Cの表面を、セパレーター用の他のポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名T−100H、膜厚25μm、三菱ポリエステル社製)で覆い、中間積層体2を得た。
クッション層B及び遮光性感光層Cの表面をそれぞれ覆っていたセパレーターを剥離し、クッション層B及び遮光性感光層Cを露出させ、両層を重ね合わせ、[シート状基材A/クッション層B(膜厚50μm)/遮光性感光層C(膜厚20μm)/シート状基材D]からなる積層構成の本発明の感光性ドライフィルムを得た。
なお、上記ポリエチレンテレフタレートフィルム(シート状基材A、Dの、貯蔵弾性率は25℃で3.8×109であり、10℃では3.9×109であった。
<部分遮光付き凹凸部材の作製>
上記感光性ドライフィルムから遮光性感光層C側のシート基材Dを剥離し、露出した遮光性感光層Cを、紫外線に対し透明で、表2に示すような、頂角60°、高さ(深さ)約40μm、頂角と頂角との間隔約70μmの凹凸形状を表面に持つ部材(a)の凹凸形状を有する面に、対向させ、真空ラミネーターを用いて、前記凹凸形状を有する面に、遮光性感光層C、クッション層B及びシート状基材Aからなる感光性ドライフィルムを、減圧条件の下、凹凸に密着するように貼り付けた。
減圧を解除した後、部材(a)の凹凸形状を有する面とは反対側の面(以下面Q側という)より、部材(a)を通して、頂角以外の角の内、より大きな角度の角に対向する面(以下、面Yという)に対して平行な光を、露光量400mJ/cmで照射し、遮光性感光層のうち、頂角以外の角の内、より大きな角度の角と頂角とに挟まれる面(以下、面Xという)に接している部分だけを硬化させた。
次いで、クッション層B側に残っているシート状基材Aを剥離した後、部分露光後の遮光性ドライフィルムと部材(a)との積層体を、1wt%の炭酸ナトリウム水溶液に、40秒間、浸漬し、クッション層B及び遮光性感光層Cの未露光部(未硬化部)を除去した。その結果、凹凸形状を有する面の内、前記の面Xだけが部分的に、遮光性感光層Cの露光部(硬化部)で遮光された、部分遮光部付き凹凸部材を得た。
(実施例2)
<感光性ドライフィルムの作製>
実施例1記載の[シート状基材A/膜厚が50μmのクッション層B/セパレーター用の他のポリエチレンテレフタレートフィルム]からなる構成の中間積層体1を2枚用意し、両中間積層体から各セパレーターをそれぞれ剥離し、露出したクッション層B同士を重ね合わせ、[シート状基材A/膜厚が100μmのクッション層B/シート状基材A]からなる構成の中間積層体3を得た。
別途、実施例1と同様にして、[シート状基材D/膜厚が20μmの遮光性感光層C/セパレーター]からなる構成の中間積層体2を得た。
クッション層Bの一方の面を覆っていたシート状基材A、及び遮光性感光層Cの表面を覆っていたセパレーターをそれぞれ剥がし、クッション層B及び遮光性感光層Cを露出させ、両層を重ね合わせ、[シート状基材A/クッション層B(膜厚100μm)/遮光性感光層C(膜厚20μm)/シート状基材D]からなる積層構成の本発明の感光性ドライフィルムを得た。
<部分遮光付き凹凸部材の作製>
実施例1で用いた部材(a)の代わりに、高さ(深さ)約90μm、頂角と頂角との間隔約160μmの凹凸形状を表面に持つ部材(b)を用い、現像時間を80秒とした以外は、実施例1と同様にして、部分遮光部付き凹凸部材を得た。
(比較例1)
実施例1記載の感光性ドライフィルム及び実施例2記載の部材(b)を用い、以下、実施例1と同様にして面Xだけが部分的に、遮光性感光層Cの露光部(硬化部)で遮光された、部分遮光部付き凹凸部材を得た。
(比較例2)
実施例1記載の中間積層体1を用いず、実施例1記載の中間積層体2の遮光性感光層Cを実施例2記載の部材(b)の凹凸面に貼り合わせ、現像時間を20秒とした以外は、実施例1と同様にして、部分遮光部付き凸凹部材を得た。
(比較例3)
組成物αの代わりに、表1記載の組成物γを用い、以下実施例1と同様にして、シート状基材A上に乾燥膜厚が100μmのクッション層Bを設けてなる中間積層体4を得た。
実施例1記載の中間積層体2と、上記中間積層体4とから、実施例1と同様にして感光性ドライフィルムを得た。
次いで、上記感光性ドライフィルム及び実施例2記載の部材(b)を用い、現像時間を80秒とした以外は、実施例1と同様にして、部分遮光部付き凹凸部材を得た。
(比較例4)
シート状基材Dとして、厚み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム、商品名U−34、東レ株式会社製を用いた以外は比較例2と同様にして、部分遮光付き凹凸部材を得た。なお、上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの貯蔵弾性率は25℃で4.2×109であり、10℃では4.3×109であった。
(比較例5)
シート状基材Dとして、厚み50μmのポリプロピレンフィルム、商品名OP・U−1、東セロ株式会社製を用いた以外は比較例2と同様にして、部分遮光付き凹凸部材を得た。なお、上記ポリポロピレンフィルムの貯蔵弾性率は25℃で8.1×10であり、10℃では1.0×109であった。
実施例1〜2及び比較例1〜5で得られた部分遮光付き凹凸部材について下記の項目で評価を行い、結果を表3にまとめた。
(パターニング性評価1:平面方向のパターニング性)
得られた部分遮光付き凸凹部材を、凸凹形状を有する面側、即ちP面側の真上から、50倍のルーペにて観察し、一定の間隔で(各頂角の間隔で)均一な遮光膜が形成できているかどうかを評価した。(良)○>△>×(悪)
○:一定の間隔で均一な遮光膜が形成できている。
△:一部均一な遮光膜ができている。
×:均一な遮光膜が形成できていない。
(パターニング性評価2:高さ(深さ)方向のパターニング性)
得られた部分遮光付き凹凸部材を、各三角柱状突起の底面が露出するように、底面に対し平行な面で切り出し、500倍の光学顕微鏡にて観察し、面Xの高さ(深さ)方向に遮光膜が均一に形成できているかどうかを評価した。
○:各頂角から、複数の三角柱状突起の各側面が連続して形成する1つの平面まで、ほぼ全面にわたり均一な遮光膜が形成されている。
△:各頂角から、複数の三角柱状突起の各側面が連続して形成する1つの平面に向かって、高さ(深さ)の約80%程度までは、遮光膜が形成されている。
×:各頂角から、複数の三角柱状突起の各側面が連続して形成する1つの平面に向かって、高さ(深さ)の約30%程度までは、遮光膜が形成されている。
表3の結果より、実施例1、2は、表2に示すように、面Xに均一に遮光膜が形成できた。
それに対して、比較例1は、クッション層の膜厚が遮光面の高さよりも小さいために、面Xに頂角から70μmの高さ(深さ)までしか遮光膜が形成できなかった。また、比較例2は、クッション層が無く、シート状基材Dの25℃における3.8×109であり、面Xに頂角から20μmの高さ(深さ)までしか遮光膜が形成できなかった。また、比較例3は、クッション層が25℃において塗膜が破断し、粘弾性測定を行なうことができないほどもろかった。よって遮光性感光層よりも相対的に硬く、もろいので、面Xに頂角から20μmの高さ(深さ)までしか遮光膜が形成できなかった。また、比較例4は、クッション層の代わりに、シート状基材Dとして膜厚が遮光面の高さ(深さ)よりも大きいものを用いたが、該シート状基材Dの貯蔵弾性率が25℃で4.2×109と硬いため、に面Xに頂角から20μmの高さ(深さ)までしか遮光膜が形成できなかった。また、比較例5は、クッション層の代わりに、シート状基材Dとして貯蔵弾性率は25℃で8.1×10と比較的柔らかいものを用いたが、その厚みが遮光面の高さよりも小さいために、面Xに頂角から30〜40μmの高さ(深さ)までしか遮光膜が形成できなかった。
上記のように、本発明の感光性ドライフィルムを用いることで、凹凸形状を有する基材の高さ方向に均一な遮光膜を形成することが可能となる。
A:シート状基材、B:クッション層、C:遮光性感光層、D:シート状基材

Claims (17)

  1. 遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bと、シート状基材Aとを、この順序で具備する感光性ドライフィルム。
  2. クッション層Bの厚みが、遮光性感光層Cの厚みの1.3倍〜6倍であることを特徴とする請求項1記載の感光性ドライフィルム。
  3. 遮光性感光層Cの厚みが、3〜50μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の感光性ドライフィルム。
  4. 25℃における遮光性感光層Cの貯蔵弾性率Ec(25)’が、25℃におけるクッション層Bの貯蔵弾性率Eb’の1.3倍〜6倍であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  5. 25℃における遮光性感光層Cの貯蔵弾性率Ec(25)’が、1.3×105〜3.0×10Paであり、25℃におけるクッション層Bの貯蔵弾性率Eb(25)’が、 1.0×105〜1.0×10Paであることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  6. 10℃おけるクッション層Bの貯蔵弾性率Eb(10)’が、5.0×10Pa以上であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  7. 遮光性感光層Cが、黒色顔料と、カルボキシル基とエチレン性不飽和基とを有する樹脂と、光重合性開始剤とを含むことを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  8. クッション層Bの、全光線透過率が50%以上であることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  9. クッション層Bが、カルボキシル基を有するか、又はアミノ基もしくは4級アンモニウム塩構造を有し、かつエチレン性不飽和基を有する樹脂を含むことを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の感光性ドライフィルム。
  10. 遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bと、シート状基材Aとを、この順序で具備する感光性ドライフィルムの製造方法であって、シート状基材Aの一方の面に、クッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、クッション層Bを形成し、別途、遮光性感光層Cを剥離可能に担持し得るシート状基材Dの一方の面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成し、次いで、クッション層と遮光性感光層Cとを重ね合わせることを特徴とする感光性ドライフィルムの製造方法。
  11. 遮光性感光層Cと、該遮光性感光層Cよりも相対的に厚く、遮光性感光層Cよりも相対的に柔軟性に優れ、感光性を有しないクッション層Bと、シート状基材Aとを、この順序で具備する感光性ドライフィルムの製造方法であって、シート状基材Aの一方の面に、クッション層B形成用塗液を塗工、乾燥し、形成されたクッション層Bの表面に、遮光性感光層C形成用塗液を塗工、乾燥し、遮光性感光層Cを形成することを特徴とする感光性ドライフィルムの製造方法。
  12. 表面に凹凸を有する部材の凹凸面の高さ方向を部分的に遮光する方法であって、表面に凹凸を有する部材の凹凸面に、請求項1〜9いずれか記載の感光性ドライフィルムのうち、遮光部の高さよりもクッション層Bの厚みの厚い、感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cを接触させ、
    (i)シート状基材A及びクッション層Bを通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
    (ii)シート状基材A、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
    (iii)表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部、クッション層及びシート状基材Aを、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
    (iv)シート状基材Aを除去した後、クッション層Bを通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
    (v)シート状基材Aを除去した後、クッション層B及び表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去するか、又は、
    (vi)シート状基材Aを除去した後、表面に凹凸を有する部材を通して、部分的に露光し、遮光性感光層Cを部分硬化させ、遮光性感光層Cの未硬化部及びクッション層を、同時に除去するか又は段階的に除去する、
    ことを特徴とする凹凸面の部分遮光方法。
  13. 表面に凹凸を有する部材の凹凸形状が、複数の三角柱状突起の各突起の側面の1つが連続して一平面を成すように、複数の三角柱状突起が同一方向に連続し配置された鋸刃形状であり、各三角柱状突起の2つの面のうち一方の面が遮光されてなることを特徴とする請求項12記載の凹凸面の部分遮光方法。
  14. 各三角柱状突起の頂角の角度が20〜70°であり、各三角柱状突起の他の2つの角の内、より大きな角度の角と、前記頂角とに挟まれる面が、遮光面であることを特徴とする請求項13記載の凹凸面の部分遮光方法。
  15. 表面に凹凸を有する部材の凹凸の高さ方向の少なくとも一部が、請求項1〜9記載いずれか記載の感光性ドライフィルムの遮光性感光層Cから形成された硬化層で遮光されなることを特徴とする部分遮光部付き凹凸部材。
  16. 表面に凹凸を有する部材の凹凸形状が、複数の三角柱状突起の各突起の側面の1つが連続して一平面を成すように、複数の三角柱状突起が同一方向に連続し配置された鋸刃形状であり、各三角柱状突起の2つの面のうち一方の面が遮光されてなることを特徴とする請求項15記載の部分遮光部付き凹凸部材。
  17. 各三角柱状突起の頂角の角度が20〜70°であり、各三角柱状突起の他の2つの角の内、より大きな角度の角と、前記頂角とに挟まれる面が、遮光面であることを特徴とする請求項16記載の部分遮光部付き凹凸部材。
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