JP2010249342A - 除湿空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収器20及び再生器の少なくとも一方は、デシカント濃溶液に対する耐食性を有した合金から形成され、伝熱流体を内部に導通させる熱交換プレート21と、対向する熱交換プレートの間に非腐食性のデシカント捕集フィン22とを備えたものである。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る、液体デシカント除湿空調装置の基本構成図である。ただし、吸収器及び再生器の詳細は図示していない。吸収器及び再生器の詳細については後述する。
液体デシカント除湿空調装置は、除湿部1と再生部7とを有している。除湿部1では、デシカント溶液をクーラ3により冷却した後、吸収器6の伝熱管群にスプレーして処理空気2と気液接触させることによって、処理空気2中の水分をデシカント溶液に吸湿させる。
吸収器20は、熱交換プレート21と、デシカント捕集波形フィン22(以下、波形フィンと呼ぶ)と、分配多枝管23と、分配管24と、分配パッド25とを有する。
波形フィン22は非金属材料で形成されているが、その表面はデシカント溶液が一様に流れるように処理されている。また分配パッド25は、開放型セル泡又は不織布織物等の多孔性物質で構成されている。
一方、流路Bの場合、デシカント溶液は波形フィン22の内表面に沿って流下しながら空気中の水蒸気を吸収する。また、熱交換プレートの背面28と波形フィン22との間に形成される流路Cの場合、流路Cをたどるデシカント溶液は熱交換プレートの背面28で冷却されながら空気中の水蒸気を吸収する。
熱交換プレート21は伝熱性能を向上させるために、熱交換プレート21内を流れる伝熱流体に対し、複数の流路が形成されることが望ましい。熱交換プレート21はその厚み以上の長さと幅を有するとともに、伝熱流体の流動に必要な複数の内部チャンネル32を有する。熱交換プレート21の内部は、一定間隔で配置された複数のウェブ33により分割され、熱交換プレート21の外面は、一様な形に維持された一組のプレート壁34から形成される。ウェブ33は、伝熱流体の搬送のための複数の流体搬送チャンネルを提供する。
図4は、本発明の実施の形態2に係る熱交換プレート41の斜視図である。
熱交換プレート41は、複数の差込機構チャンネル43を有した三角形差込機構44と結合することができる。三角形差込機構44が熱交換プレート41と結合した時に、熱交換プレート41の内部チャンネル42が差込機構チャンネル43と接続され、プレート内で上下2方向の流路を形成することができる。例えば、伝熱流体は熱交換プレート41の一方の内部チャンネル42に流入してから差込機構チャンネル43に流入する。その後、熱交換プレート41の他方の内部チャンネル42に流入する際は、伝熱流体の流入方向が180°転換される。このように伝熱流体の方向転換を、外部のマニホルダやフィティングを追加することなく、熱交換プレート41内部で行うことができる。
図5は、本発明の実施の形態3に係る、多重流動パスを備えた熱交換プレート57である。
熱交換プレート57に多重流動パスを設けることで、伝熱性能を向上させるために、伝熱流体を上下交互に流すことが可能になる。伝熱流体は入口51から熱交換プレート57に流入し、A方向にチャンネル内を流れる。図5に示すように、伝熱流体はまず三つのチャンネルからなる1番目のチャンネルセット52A内を流れる。伝熱流体がチャンネルセット52A内を流れ、入口51からエンド部54に到達した後、流れ方向が180°転換し、2番目のチャンネルセット53B内をB方向に流れ始める。流動方向の逆転は、熱伝導プレート57のエンド部54にある切抜き部55により行われる。
Claims (8)
- デシカント濃溶液が空気中の熱及び水蒸気を吸収してデシカント希溶液に変化することで、前記空気を冷却乾燥させて処理空気を生成する吸収器と、
前記デシカント希溶液から熱及び水蒸気を放出させて、前記デシカント希溶液を前記デシカント濃溶液に再生させる再生器と
を備えた除湿空調装置であって、
前記吸収器及び再生器の少なくとも一方は、
前記デシカント濃溶液に対する耐食性を有した合金から形成され、伝熱流体を内部に導通させる熱交換プレートと、
非腐食性基板から形成され、かつ対向する前記熱交換プレートの間に配置されたフィンとを備え、
前記熱交換プレートの上部から流下する前記デシカント濃溶液又は希溶液(以下、デシカント溶液と示す。)が供給されて前記デシカント溶液の液膜流を表面に形成し、空気と前記液膜流とが接触することで前記空気と前記デシカント溶液との間で熱交換及び水分の脱吸着を行うデシカント捕集フィンと
を有すること
を特徴とする除湿空調装置。 - 前記デシカント捕集フィンは前記熱交換プレートと複数の箇所で最も近くなるように配置され、空気が前記熱交換プレートと前記デシカント捕集フィンとの間を通過できること
を特徴とする請求項1に記載の除湿空調装置。 - 前記デシカント捕集フィンが波形であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の除湿空調装置。 - 前記熱交換プレートは、前記伝熱流体を導通させる複数の内部チャンネルを有すること
を特徴とする請求項1に記載の除湿空調装置。 - 前記熱交換プレートの上部には、前記デシカント溶液を搬送するためのデシカント溶液供給アセンブリが設けられ、
前記デシカント溶液供給アセンブリは、
前記デシカント溶液の供給源から前記デシカント溶液が搬送される分配多枝管と、
前記分配多枝管から前記デシカント溶液が流入する分配管と、
前記分配管から供給された前記デシカント溶液を前記熱交換プレートの上部に搬送するための分配パッドと
を有すること
を特徴とする請求項1、2又は4の何れかに記載の除湿空調装置。 - 前記熱交換プレートは、複数の前記内部チャンネルから形成されるチャンネルセットを有すること
を特徴とする請求項4に記載の除湿空調装置。 - 前記チャンネルセットは、隣接する前記チャンネルセットの末端部分同士を接続させる連結手段を有し、前記連結手段は前記熱交換プレート内に切り抜き部と前記切り抜き部に嵌合可能な差込機構とを備えられ、前記差込機構を前記切り抜き部に嵌合させることにより、前記チャンネルセット内を導通する前記伝熱流体の流動方向を180°転換させること
を特徴とする請求項6に記載の除湿空調装置。 - 前記切り抜き部の形状が、円形、半円形、三角形又は長方形の何れかであること
を特徴とする請求項7に記載の除湿空調装置。
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