JP2010247853A - キャップ外し具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】びん口に装着したキャップに対して上方から被せる先端部と、把持部を有するキャップ外し具で、先端部はキャップに係止可能な爪と、爪をキャップに係止させたときにその係止部からびん口部中心を隔てた反対側のキャップ部分に当接して支点となる支点形成面を備える。支点形成面を、キャップ取外し時におけるキャップに対する滑りを防止する粗面とすることで、前記課題を解決する。
【選択図】 図11
Description
その結果、図3に示すように、爪33の先端がびん方向(矢印C方向)に変位してリップ部10の下の環状凹部11に入り込み、この状態で爪33の先端に矢印D方向の大きな力が加わるため、爪33の先端がびんの傾斜面12に強く衝突し、リップ部10が破損するのである。
粗面である支点形成面は、凹形部の先端側斜辺の一部にあってもよいし全部にあってもよい。
凹形部の先端側斜辺の、キャップを取り外すときの支点が位置する支点形成面を粗面とすることで、キャップを取り外す際の支点の滑りがなくなり、爪がリップ部下側に入り込んで口部を傷つけるのを防止できる。
このように台形状の凹形部を設けることで、種々の径の異なるキャップに対して使用することが可能となる。
把持部側斜辺の角度をこの範囲にすることで、種々の径の異なるキャップに対し、爪をキャップの下側に差し込み、又はキャップ外周面に突き刺して、キャップを取り外すことが可能となる。
また、把持部を手に持って爪をキャップ下側に差し込み、又は爪をキャップ外周面に突き刺し、把持部を引き上げてキャップを取り外す作業を容易に行うことができる。
前記先端部の側面形状において、びん口に装着したキャップに対して上方から被せたときにキャップを跨ぐように形成された台形状の凹形部を有し、
前記凹形部の前記把持部側斜辺の下部に、爪が上下方向に並んで2個形成されていることを特徴とするキャップ外し具である。(請求項4)
爪を上下方向に並んで2個形成しておくと、図12,16のように下側の爪をキャップの下に差し込んで取り外す場合、万一、爪がびん方向に移動しようとしても、上側の爪がリップ部に当接し、下側の爪がリップ部下の傾斜面に衝突することがないため、リップ部の破損を完全に防止することができる。
また、下側の爪をキャップの下に差し込んだときに上側の爪がキャップの外周面に突き刺さるので、キャップ取外しを容易かつ確実に行うことができる。
さらに、上下双方の爪をキャップ外周面に突き刺して取り外す場合も、爪が1個の場合に比べて、取外しの際に爪がキャップ外周面から外れにくく、キャップ取り外しを容易かつ確実に行うことができる。
爪の間隔をこの範囲とすることで、前記の、下側の爪がリップ部下の傾斜面に衝突しない作用効果が確実に発揮される。また、上下双方の爪をキャップ外周面に突き刺すことも可能となる。
このようにすることで、取外しの際に爪がキャップ外周面から外れにくく、キャップ取外しを容易かつ確実に行うことができる。
爪の突出長さが短すぎると、爪先端のキャップへの食い込みが弱くてキャップ取外しが困難になるおそれがあり、長すぎるとびん口部を傷つけるおそれがでてくる。
このようにすることで、種々の異なる径のキャップを取り外す場合、支点形成面が確実にキャップの肩部に接触し、キャップ取外しの際のスリップを防ぐ。
粗面は、支点となる支点形成面がキャップに対して滑らない態様であれば、どのようなものでもよいが、一般的に最大高さ(Ry)で0.5mm以上であることが望ましい。
粗面を、側面形状において鋸歯状になるように形成すると、支点において鋸歯状の先端がキャップに食い込み、滑りを完全に防止できる。
図4〜7に示す外し具4は、手に握って操作する部分である棒状の把持部40と、キャップに係止する部分である先端部41を有する。先端部41は金属の板を切断加工して製作することができる。先端部41は台形状の凹形部42を有する。凹形部42は、先端部41をびん口に装着したキャップに対して上方から被せたときにキャップを跨ぐように形成されており、その把持部側斜辺44の下部に爪43が設けられている。また、先端側斜辺45の大部分は支点となる可能性のある支点形成面46で、支点形成面は粗面となっている。この粗面は、側面形状が鋸歯状となるように形成されており、その最大高さ(Ry)は約2mmである。
下側の爪53aと上側の爪53bの間隔(ピッチ)pは2.5〜3.5mmが望ましく、本実施例の場合は3.0mmである。
粗面は側面形状が鋸歯状となるように形成されており、その最大高さ(Ry)は約2mm、鋸歯の間隔qは3mmである。
この場合、支点形成面の上方部56bが中栓2の肩部に食い込む。
この状態から把持部50を引き上げて中栓を押し上げると、爪53aは、図12の矢印Lのように動くので、爪53aが傾斜面12及びリップ部10に衝突せず、びん口部が割れることがない。
仮に、支点形成面がスリップして爪53aがびん方向に移動しようとしても、上側の爪53bがリップ部10に接触して爪53aのびん方向の移動を制限するので、爪53aが傾斜面12及びリップ部10に衝突することはなく、リップ部が破損するおそれはない。
この場合も、支点形成面の上方部56bが中栓2の肩部に食い込む。
この状態から把持部50を引き上げて中栓2を押し上げると、爪53aは、図14の矢印Lのように動く。上側の爪53b及び下側の爪53aの双方が中栓に突き刺さっているので、爪53a、53bが傾斜面12及びリップ部10に衝突せず、びん口部が割れるおそれはない。
この場合、支点形成面の下方部56aが中栓2の肩部に食い込む。
この状態から把持部50を引き上げて中栓を押し上げると、爪53aは、図16の矢印Lのように動くので、爪53aが傾斜面12及びリップ部10に衝突せず、びん口部が割れることがない。
仮に、支点形成面がスリップして爪53aがびん方向に移動しようとしても、上側の爪53bが爪53aのびん方向の移動を制限するので、爪53aが傾斜面12及びリップ部10に衝突することはなく、リップ部が破損するおそれはない。
この場合、支点形成面の下方部56aが中栓2の肩部に食い込む。
この状態から把持部50を引き上げて中栓を押し上げると、爪53aは、図18の矢印Lのように動く。上側の爪53b及び下側の爪53aの双方が中栓に突き刺さっているので、爪53a、53bが傾斜面12及びリップ部10に衝突せず、びん口部が割れるおそれはない。
10 リップ部
11 環状凹部
12 傾斜面
13 螺条
2 中栓
20 外筒壁
21 環状突条
22 注出筒
23 内筒壁
3 外し具
30 把持部
31 先端部
32 凹形部
33 爪
4 外し具
40 把持部
41 先端部
42 凹形部
43 爪
44 把持部側斜辺
45 先端側斜辺
46 支点形成面
5 外し具
50 把持部
51 先端部
52 凹形部
53a 爪
53b 爪
54 把持部側斜辺
55 先端側斜辺
56 支点形成面
56a 下方部
56b 上方部
Claims (11)
- びん口に装着したキャップに対して上方から被せる先端部と、把持部を有し、
前記先端部はキャップに係止可能な爪と、該爪をキャップに係止させたときにその係止部からびん口部中心を隔てた反対側のキャップ部分に当接して支点となる支点形成面を備え、
該支点形成面が、キャップ取外し時における支点形成面とキャップの滑りを防止する粗面となっていることを特徴とするキャップ外し具。 - 前記先端部の側面形状において、びん口に装着したキャップに対して上方から被せたときにキャップを跨ぐように形成された台形状の凹形部を有し、前記爪が前記凹形部の前記把持部側斜辺の下部に設けられ、前記支点形成面が前記凹形部の先端側斜辺に設けられている請求項1に記載のキャップ外し具。
- 前記把持部側斜辺の、前記把持部の軸線となす角度が65°〜75°である請求項2に記載のキャップ外し具。
- びん口に装着したキャップに対して上方から被せる先端部と、把持部を有し、
前記先端部の側面形状において、びん口に装着したキャップに対して上方から被せたときにキャップを跨ぐように形成された台形状の凹形部を有し、
前記凹形部の前記把持部側斜辺の下部に、爪が上下方向に並んで2個形成されていることを特徴とするキャップ外し具。 - 前記2個の爪の間隔が2.5〜3.5mmである請求項4に記載のキャップ外し具。
- 前記2個の爪の前記把持部側斜辺に対する突出長さが、上側の爪よりも下側の爪のほうが長い請求項4又は5に記載のキャップ外し具。
- 前記2個の爪の前記把持部側斜辺に対する突出長さが、上側の爪が2〜3mm、下側の爪が3〜4mmである請求項6に記載のキャップ外し具。
- 前記凹形部の先端側斜辺に、キャップに当接して支点となる支点形成面を備え、
該支点形成面が、キャップ取外し時における支点形成面とキャップの滑りを防止する粗面となっている請求項4〜7のいずれかに記載のキャップ外し具。 - 前記支点形成面となっている前記先端側斜辺が、前記把持部の軸線となす角度の異なる下方部と上方部を有し、該角度が上方部よりも下方部のほうが大きい請求項2,3又は8のいずれかに記載のキャップ外し具。
- 前記下方部の前記角度が40〜50°、前記上方部の前記角度が20〜30°である請求項9に記載のキャップ外し具。
- 前記粗面が、側面形状において鋸歯状に形成されている請求項1〜10のいずれかに記載のキャップ外し具。
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