JP2010246332A - 非接触型電力伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非接触型電力伝送装置の給電部と受電部との位置決めを簡易かつ正確に行う。
【解決手段】給電部35とこの給電部から非接触の電磁誘導作用により給電される受電部45とを具備し、給電部と受電部とがケーシング31内に収納された非接触型電力伝送装置において、給電部がケーシングに形成された凹陥部31a内に収納され、受電部がケーシングの凹陥部を閉じる蓋32の内側に取り付けられ、ケーシングと蓋との接触部にテーパー面31b,32aが形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、給電部から受電部に非接触で電力を伝送する装置に関する。
近年、筋力の衰えた老人や傷病者の、歩行動作、階段の昇降動作、着座姿勢からの起立動作、起立姿勢からの着座動作等の各種動作を補助することで、筋力の低下を補助するための歩行補助装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような歩行補助装置は、利用者の関節部にリンク機構部を設け、駆動部によってリンク機構部を駆動して関節部の動作を補助する関節補助装置であって、駆動部に対して非接触で電力を伝送する非接触型電力伝送装置を備えている。
非接触型電力伝送装置は、給電部の給電ヘッドに給電コイルを有する給電コアを取り付け、受電部の受電ヘッドに受電コイルを有する受電コアを取り付け、給電コイル及び給電コアと受電コイル及び受電コアとが同軸上で対向するように給電部と受電部とを連結することで、電磁誘導作用により非接触で給電することができるようにし、また、給電ヘッドと受電ヘッドとに送信部及び受信部をそれぞれ取り付けて、給電部と受電部とを結合して上述したように給電可能にすると同時に、各種データのやり取りも非接触で行うことができるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
このような非接触型電力伝送装置において、給電量が多い場合には、給電部の給電ヘッドに対向する受電ヘッドが発熱することがある。通常では、その発熱部に対して吸気ファンや排気ファンを用いて送風するか、あるいは発熱部に金属フレームや放熱用のヒートシンク等の熱伝導用部材を接触させて熱伝導により放熱を行っている。
また、非接触型電力伝送装置は人体に装着するので小さい箱型にまとめる必要がある。従来、給電部と受電部をそれぞれアセンブリ化した後に両者を重ね合せ、ボルト・ナット等の締結具を用いて一体化している。また、別の方法として給電部と受電部の一方をトンネル状の穴を設けた雌型に形成するとともに他方を雄型に形成し、雌型の穴内に雄型を挿入することによって両者を組み合わせるようにしている。
特開2007−325732号公報 特開2007−143315号公報
非接触型電力伝送装置の給電部と受電部とを結合する場合、上述した給電部と受電部の両アセンブリをボルト・ナット等で固定するときは、給電部と受電部の結合面をXY面とすると、X方向やY方向での位置合せの精度を確保するのが難しくなる。また、ボルト・ナットは複数箇所にわたって設けられるが、全ボルト・ナットについて締め付け力を加減しなければならないので、結合操作が面倒である。また、給電部と受電部を雌雄型に形成する場合は、雌雄型の形状、寸法を高精度に仕上げなければ伝送効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、給電部と受電部を簡易かつ精度良く結合して伝送効率を高めることができる非接触型電力伝送装置を提供しようというものである。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、給電部(35)とこの給電部(35)から非接触の電磁誘導作用により給電される受電部(45)とを具備し、給電部(35)と受電部(45)とがケーシング(31)内に収納された非接触型電力伝送装置において、上記給電部(35)と上記受電部(45)の一方が、ケーシング(31)に形成された凹陥部(31a)内に収納され、他方が上記ケーシング(31)の凹陥部(31a)を閉じる蓋(32)の内側に取り付けられ、上記ケーシング(31)と上記蓋(32)との接触部にテーパー面(31b,32a)が形成された非接触型電力伝送装置を採用する。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の非接触型電力伝送装置において、熱吸収体(34)が上記ケーシング(31)の凹陥部(31a)内に収納され、この熱吸収体(34)上から上記給電部(35)又は上記受電部(45)が凹陥部(31a)内に収納されたものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項2に記載の非接触型電力伝送装置において、上記ケーシング(31)の凹陥部(31a)内に収納される熱吸収体(34)と上記給電部(35)又は上記受電部(45)との間に伝熱板(33)が設けられ、上記蓋(32)には伝熱板(33)に当接する位置決め突起(48)が設けられたものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の非接触型電力伝送装置において、上記蓋(32)をその延び方向で位置決めする位置決めピン(53)及びピン孔(40a)が上記蓋(32)側と上記ケーシング(31)側とに各々設けられたものとすることができる。
本発明によれば、非接触型電力伝送装置の給電部(35)と受電部(45)とを簡易かつ精度良く合致させることができ、電力の伝送効率を高めることができる。また、非接触型電力伝送装置(30)の内部の気密性、防水性を高めることができる。
本発明に係る非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置の構成を示すブロックである。 非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置が利用者に装着された状態を示す説明図である。 図2中、III−III線矢視図であり、蓄電ユニット、制御ユニット、及び非接触型電力伝送装置の設置例を示す概略図である。 非接触型電力伝送装置の外観を表し、(A)は正面図、(B)は左側面図である。 図4(A)中、V−V線矢視断面図である。 図5中、給電部と受電部を分離して示す断面図である。 図4(A)中、VII−VII線矢視断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2に示すように、この非接触型電力伝送装置を用いた関節補助装置は、利用者2の両足に取り付けられる駆動ユニット10と、蓄電池を備える蓄電ユニット20と、電磁誘導作用により非接触で駆動ユニット10に対して蓄電ユニット20からの電力を伝送し、かつ駆動ユニット10を駆動制御するための信号を伝送する通信機能付きの非接触型電力伝送装置30と、駆動ユニット10、蓄電ユニット20、非接触型電力伝送装置30を統括的に制御する制御ユニット60とを備えている。
図2に示すように、駆動ユニット10は、利用者2の両足の大腿部に面接合テープやバンド等の固定具(図示せず)を用いてそれぞれ取り付けられる。
蓄電ユニット20、非接触型電力伝送装置30、及び制御ユニット60は、図示しないがそれぞれがケーブル等を介して電気的に接続されているとともに、図2及び図3に示すように、それぞれ筐体内に収容されて利用者2の腰部に装着されるベルト70に取り付けられる。蓄電ユニット20、及び制御ユニット60を収容する各筐体は、ベルト70に対し着脱可能である。
ここで、駆動ユニット10の具体的な構成及び機能について説明する。
駆動ユニット10は、図1及び図2に示すように、利用者2の膝部2aの関節部分に取り付けられるリンク機構部3と、このリンク機構部3を駆動するための駆動部5を備えている。
リンク機構部3は、図2に示すように、例えば、利用者の大腿部に巻き付けられる上部脚当て6の側面に取り付けられる第一のリンク3aと、利用者の下腿部に巻きつけられる下部脚当て7の側面に取り付けられる第二のリンク3bと、モータ等で構成される駆動部5から動力を得て前記第一のリンク3aに対して第二のリンク3bを前後方向に揺動させる第三のリンク3cとを含んでいる。
第一のリンク3aは、利用者の大腿部から膝部2aに延びるように取り付けられ、第二のリンク3bは利用者の膝部2aから足の先端(地面)方向に延びるように取り付けられており、第一のリンク3aと第二のリンク3bは、利用者の膝部2a近傍で互いに回動可能にピンで連結されている。また、第三のリンク3cの一端が、第二のリンク3bの先端部に連結されている。
上部脚当て6及び下部脚当て7は、図示しないが、それぞれが一対の脚当て部材を含んで構成されており、利用者2の大腿部及び下腿部の周囲を覆うように巻き付けられ、上述した面接合テープやバンド等の固定具によって着脱可能に取り付けられる。
また、上部脚当て6及び下部脚当て7は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂等を成形して形成されており、利用者の大腿部と接する部分には、伸縮自在のスポンジ等の緩衝部材が取り付けられている。
駆動部5は、図示しないが、回転機構を有するDCモータと、このDCモータを所定の回転方向及び速度で駆動制御する駆動制御部とを含んでいる。また、駆動部5は、気密及び液密に保たれた筐体内に収納されており、そのため筐体は内部への水の浸入が防止されている。
上記DCモータは、回転軸が所定の歯車群を含んで構成されるギアボックスを介して第三のリンク3cの他端側と接続されている。そして、DCモータの回転軸が回転することによって得られる回転駆動力が上記歯車群を介して直線運動に変換されて第三のリンク3cに伝達され、その駆動力が第二のリンク3bに伝達される。そして、第二のリンク3bが、DCモータの回転方向によって第一のリンク3aに対して前後方向に揺動し、利用者2の膝部2aにおける関節の動きを補助することになる。
また、図2に示すように、駆動部5は、非接触型電力伝送装置30とケーブル11を介して電気的に接続され、蓄電ユニット20からの電力が伝送されるともに、制御ユニット60から送信される制御信号に応じて駆動制御部がDCモータを駆動制御し、リンク機構部3を作動させる。
次に、非接触型電力伝送装置30の具体的な構成及び機能について説明する。
非接触型電力伝送装置30は、図4乃至図7に示すように、凹陥部31aを有したケーシング31と、ケーシング31の凹陥部31aを閉じる蓋32とを具備する。
図4乃至図7に示すように、ケーシング31の内部には、ケーシング31外の蓄電ユニット20及び制御ユニット60に図示しないケーブル等の導線を介して電気的に接続される給電部35と、この給電部35から発生する熱を伝達する放熱板33と、この放熱板33の熱を吸収する熱吸収体34が収容されている。一方、蓋32の内側には、ケーシング31外の駆動部5(例えば、DCモータ)に図示しないケーブルを介して接続される受電部45が収容されている。
給電部35は、受電部45に電力を伝送するための給電回路を含む給電基板36と給電ヘッド37を備えている。一方、受電部45は、給電部35から電力を受電するための受電ヘッド47を備えている。
なお、受電ヘッド47により受電した電力を駆動部5に供給するための受電回路を含む受電基板(図示せず)が駆動部5の筐体内に収容されている。
給電ヘッド37は、図示しないが給電ユニットと、情報の送受信を行う通信端子とを備える。この給電ユニット及び通信端子は、例えば、ガラスエポキシ製の基板(図示せず)上に位置決めされてケーシング31の内部に固定されている。
一方、受電ヘッド47は、受電ユニットと、情報の送受信を行う図示しない通信端子とを備え、この受電ユニット及び通信端子は、例えばガラスエポキシ製の基板上に位置決めされて蓋32の内面に固定されている。
また、ケーシング31及び蓋32の内部に設けられている通信端子は、例えばIR−フォトトランジスタやIR−LEDを用い、所定の波長による通信(赤外線通信等)によって、所定の情報を送受信可能に構成されている。
給電ユニット及び受電ユニットは、それぞれ環状の給電コイル37a及び受電コイル47aと、これら給電コイル37a及び受電コイル47aが取り付けられるフェライト等の磁性体からなる給電コア37b及び受電コア47bとを備えている。給電コア37b及び受電コア47bは、それぞれ環状の凹溝を有し、この凹溝の中央に円柱状の突起を有している。そして、給電コイル37a及び受電コイル47aがその突起の周りに形成された凹溝に収納配置される。
そして、図5に示すように、ケーシング31と蓋32を組み付けた状態において、給電コイル37a及び受電コイル47aは、互いに近接し、かつ同軸上で対向するように配置される。
そして、給電時には、給電ヘッド37の給電コイル37aに電圧を印加することによって、給電コイル37aと受電コイル47aとの間に電磁誘導回路が形成されて、受電コイル47aが電磁誘導作用により誘導起電力を発生し、受電部45が給電部35から非接触で電力を受電することが可能になる。
同様に、ケーシング31及び蓋32の双方の通信端子も、互いに近接し、かつ同軸上で平行に対向するように配置され、双方の通信端子との間で所定の情報が通信可能になっている。
なお、給電部35、受電部45、通信端子、及び給電基板36は、基板36上においてそれぞれ給電コア37b及び受電コア47bの高さを基準として樹脂等で覆われ(モールドされ)、給電部35、受電部45は、それぞれ互いに対向する面にカバーシート41,51を配置して一体化され板状に形成されており、接点等が外部に露出しないようになっている。これにより、外部からケーシング30内への水の浸入を容易に防止することができ、腐食又は錆等による接点不良を防止することが可能となる。
また、ケーシング31の凹陥部31a内において、給電ユニットが設けられた給電基板36の裏側には、この基板36と接触するように放熱板33が設けられる。さらに、ケーシング31の凹陥部31aの底と放熱板33との間の空間部には、熱吸収体34が配置される。放熱板33は、熱吸収体34の回りに複数個配置された支持突起57を介し、ケーシング31の凹陥部31aの底に固定されている。支持突起57と加熱板33及びケーシング31との連結はネジ、接着剤等の適宜の固定手段により行われる。
放熱板33は、例えばアルミニウム板が好適に用いられるが、その他、熱を伝達する機能を有する公知の金属材料を用いてもよい。
熱吸収体34は、例えば、一般的にPCMと称される相変化材料を用いる。この相変化材料は、規定温度で固相(固体)と液相(液体)に変化する性質を有する。
この実施の形態において、熱吸収体としてPCMを用いる場合には、人体に接触可能な上限温度を40℃と仮定し、ケーシング31がベルト70に取り付けられていることを考慮すると、規定温度が48〜50℃程度のPCMを用いることが可能である。規定温度が48℃のPCMでは、48℃以下では固体、それ以上では液体(ゲル状)になる。
一方、蓋32の中央部は矩形状にくりぬかれ、そのくりぬかれた穴を塞ぐように矩形のアルミニウム板で形成された放熱板52が蓋32に取り付けられる。そして、この矩形のアルミニウム板から形成された放熱板52の内面に受電ヘッド47が取り付けられる。
また、放熱板52の外面を空間部54を介して覆うABS樹脂製の通気用カバー55が、4本の樹脂ネジ等の固定具56により蓋32に取り付けられている。
これら受電ヘッド47、放熱板52及び通気用カバー55は固定具56により蓋32と一体化され、この一体化されたアセンブリが樹脂ネジ等の固定具59(図4(A)参照)によってケーシング31に固定され、同時に受電部45が給電部35側に押し付けられる。
図6に示すように、通気用カバー55には、多数の通気孔55aが縦横に配列するように形成されている。これらの通気孔55aは、空間部54を介して放熱板52に対峙している。また、多数の通気孔55aは、利用者2の指が入らない程度の径に設定されている。
この実施の形態のようにコイルを用いて電力を伝送する方式の場合には、電力を伝送することにより熱が発生する。受電部45の受電ヘッド47から発生する熱は、電力の伝送効率を悪化させる要因ともなるため、放熱板52に伝達されて大気中に放熱される。
上記ケーシング31と蓋32は、図4乃至図7に示すような結合手段によって結合され、一体化される。
すなわち、給電部35が収納されたケーシング31と受電部45が取り付けられた蓋32との接触部には、各々同じ傾斜角度のテーパー面31b,32aが形成され、このテーパー面31b,32a同士の摺接によって、ケーシング31と蓋32とが密着し、ケーシング31内が密閉され、給電部35、受電部45等が外界から隔離される。
テーパー面31b,32aの傾斜角度α、β(図6(A)(B)参照)は、共に45°が望ましいが、蓋32をケーシング31側により強く押し付けるには、このケーシング31の凹陥部31a内へと落ち込むテーパー面31bの傾斜角度αを45°よりも小さくし、テーパー面32aの傾斜角度を45°よりも大きくしてもよい。また、あまり強く押し付ける必要がない場合や、あまり強く押し付けてはならない場合は、テーパー面31bの傾斜角度αを45°よりも大きくし、テーパー面32aの傾斜角度を45°よりも小さくしてもよい。一般的には、傾斜角度αは45°プラス・マイナス5°程度、傾斜角度βは45°マイナス・プラス5°程度であるのが望ましい。
また、テーパー面31b,32aは、図4に示すように、ケーシング31と蓋32との接触部の全周に設けられる。しかし、例えば図4に示す二対の対向辺のうち必要に応じて一対の対向辺にのみ設けることも可能である。テーパー面31b,32a同士が接触することにより、ケーシング31と蓋32との交叉箇所には角が生ずるが、必要に応じてこの角に面取り部が形成される。
図5及び図6に示すように、上記ネジである固定具56が蓋32をケーシング31側に貫通した部分には位置決め突起48が螺着される。この位置決め突起48の先端がケーシング31の凹陥部31a内に収納された伝熱板33にスペーサ38を介して接触する。スペーサ38は伝熱板33に接着剤等により固着される。このように蓋32と伝熱板33との間に位置決め突起48とスペーサ38が介在することによって、蓋32と伝熱板33との間隔が正確に規制される。スペーサ38を省略し、位置決め突起48を長く形成してその先端を伝熱板33に直に当てるようにしてもよい。
図5及び図6に示すように、伝熱板33とケーシング31の凹陥部31a内の底との間には熱吸収体34が介在する。この熱吸収体34は熱吸収剤であるPCM等を袋で密封してなる扁平な包装体である。
また、図4及び図7に示すように、蓋32をその延び方向すなわち図4(A)の紙面の延び方向で位置決めする位置決めピン53及びピン孔40aが、蓋32とケーシング31側とに各々設けられる。具体的には、位置決めピン53が蓋32側の伝熱板52からケーシング31の凹陥部31a内の伝熱板33へと突出し、凹陥部31a内の伝熱板33に位置決めピン53の先端が入るピン孔40aを有した凹部40が固定される。この位置決めピン53と凹部40との嵌合により、蓋32がケーシング31に対し蓋32の延び方向において正確に位置決めされる。
なお、この位置決めピン53及びピン孔40aは場合によっては省略可能である。
上述したように、蓋32がケーシング31の凹陥部31aにあてがわれつつ、位置決めピン53が凹部40に挿入され、ネジである固定具59が締め付けられると、テーパー面31b,32a同士の摺接によって蓋32がケーシング31の凹陥部31a側へと強く押し込まれる。スペーサ38を支持する伝熱板33は熱吸収体34の回りにおいてケーシング31の凹陥部31aの底に支持突起57を介して複数箇所で固定されていることから、位置決め突起48の先端がスペーサ38に当たると、伝熱板33が給電ヘッド37を受電ヘッド47に適度な力で押し付ける。
これにより、給電ヘッド37と受電ヘッド47とが密着することとなり、給電効率が向上する。また、蓋32とケーシング31との接触部のテーパー面31b,32a同士が密着することとなり、ケーシング31内の気密性が向上する。
次に、制御ユニットの具体的な構成及び機能について説明する。
制御ユニット60は、主として演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM、及び各種データやプログラムを記憶するROMを備える。上記CPUが、例えばROMに記憶された各種プログラムを実行することにより、各部を制御するとともに関節補助装置の全体を統括制御する。具体的には、制御ユニット60は、図1に示すように、例えば、DCモータの回転方向や速度等、そのDCモータを駆動制御するための駆動信号を給電部35に出力するようになっている。また、制御ユニット60は、給電する電力を制御するための電力制御信号を給電部35に出力するようになっている。
このように構成された関節補助装置は、制御ユニット60によって出力される電力制御信号に基づいて電磁誘導作用により非接触で駆動部5に蓄電池の電力が供給されるとともに、駆動信号に基づいてDCモータを所定の回転数で駆動させリンク機構部3を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行が補助されることとなる。
すなわち、関節補助装置では、非接触で蓄電ユニット20の電力を駆動部5に伝送する一方、制御ユニット60から出力される駆動信号を駆動部5に伝送し、リンク機構部10を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行を補助することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、給電部をケーシング内に収納し、受電部を蓋に取り付けるようにしたが、受電部をケーシング内に収納し、給電部を蓋に取り付けるようにしてもよい。また、この非接触型電力伝送装置を歩行補助装置に設けるものとして説明したが、歩行補助装置以外の他の装置に設けることも可能である。
30…非接触型電力伝送装置
31…ケーシング
31a凹陥部
31b,32a…テーパー面
32…蓋
33…伝熱板
34…熱吸収体
35…給電部
40a…ピン孔
45…受電部
48…位置決め突起
53…位置決めピン

Claims (4)

  1. 給電部とこの給電部から非接触の電磁誘導作用により給電される受電部とを具備し、給電部と受電部とがケーシング内に収納された非接触型電力伝送装置において、上記給電部と上記受電部の一方が、ケーシングに形成された凹陥部内に収納され、他方が上記ケーシングの凹陥部を閉じる蓋の内側に取り付けられ、上記ケーシングと上記蓋との接触部にテーパー面が形成されたことを特徴とする非接触型電力伝送装置。
  2. 請求項1に記載の非接触型電力伝送装置において、熱吸収体が上記ケーシングの凹陥部内に収納され、この熱吸収体上から上記給電部又は上記受電部が凹陥部内に収納されたことを特徴とする非接触型電力伝送装置。
  3. 請求項2に記載の非接触型電力伝送装置において、上記ケーシングの凹陥部内に収納される熱吸収体と上記給電部又は上記受電部との間に伝熱板が設けられ、上記蓋には伝熱板に当接する位置決め突起が設けられたことを特徴とする非接触型電力伝送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の非接触型電力伝送装置において、上記蓋をその延び方向で位置決めする位置決めピン及びピン孔が上記蓋側と上記ケーシング側とに各々設けられたことを特徴とする非接触型電力伝送装置。
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