JP2010244222A - Snsを利用した協同購入システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】SNS1のシステム管理コンピュータ5は、提携している店舗4の端末6と、SNS名義のSNS口座3を開設している金融機関2と通信可能に接続され、コンピュータ5は、会員7の支払可能金額を記憶する会員情報DBと、提携店舗の決済機関を記憶する店舗情報DBを含むとともに、店舗4で買い物をする会員7が、SNS口座3を通じた支払いを希望する場合に、代金が支払可能金額内か否かを判定する手段と、前記店舗4の決済機関を店舗情報DBから抽出して、この決済機関へ送金するようにSNS口座3を開設している金融機関2に指示する手段と、買い物をした会員7の支払可能金額を更新する手段を含み構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、SNS運営主体(以下「SNS」)が個々の会員に代わって支払いの代行をすることで得られる利点を会員に還元することにより、SNSも会員も提携店舗も揃って実益を享受できる仕組みの提案を目的とする。
商品を提供する提携店舗が使用する店舗コンピュータとインターネットを介しての接続が可能なシステム管理コンピュータの機能によって実現される。システム管理コンピュータは、記憶部と処理部を備え、記憶部は、
会員の識別情報と支払可能金額とを対応づけて記憶する会員情報データベースと、
提携店舗の識別情報と決済機関とを対応づけて記憶する店舗情報データベースと、
提携店舗における会員による購入の履歴を記憶する購入履歴データベースと、
決済日および決済金額を決済機関と対応づけて記憶する決済情報データベースと、
を含んでいる。
処理部は、
前記店舗コンピュータからの販売可否照会要求を、会員識別情報と当該会員が購入を希望する商品の代金とともに受信して前記商品代金が前記会員情報データベースから抽出した当該会員の支払可能金額の範囲内か否かを返答する照会応答手段と、
前記商品代金が前記支払可能金額の範囲内の場合に前記店舗コンピュータから送信されてきた代金を含む購入情報を店舗識別情報とともに前記購入履歴データベースに登録する購入履歴登録手段と、
前記購入情報を送信してきた店舗の決済機関を前記決済情報データベースから抽出して前記SNS口座が開設された金融機関に対して、所定のタイミングで当該SNS口座から前記店舗の決済機関への送金を指示する決済指示手段と、
前記会員情報データベースの各会員について、その支払可能金額の設定と更新を行う支払可能金額管理手段と、
を含んでいる。
「店舗」には、リアルな店舗だけでなく、オンラインショッピングのサイトも含まれる。
「店舗コンピュータ」は、下記の実施形態では店舗端末が相当する。
「商品」には有形の商品だけでなく、無形の商品(サービス)も含まれる。
SNSには、既会員からの招待がないと加入できないタイプと、誰でも加入できるタイプとがあるが、本発明ではいずれでもよい。ただし、対外的な信用の獲得の観点からは、前者が好ましい。
消費者だけでなく、店舗も本システムの会員になることができる。店舗は、生産販売だけでなく、購買も行うからである。もし、店舗が本システムに加入するならば、消費者としての利益だけでなく、SNSを利用して広告宣伝できるという利益も得られる。SNSが基礎とするインターネットの広告宣伝機能は目覚しいものがあるからである。
SNSが代理人として購入し支払いを行うので、SNSは「巨大な消費者」とみなすことができる。個々の消費者は売主に比べて圧倒的に弱いのが通常であるが、本システムのSNSは巨大な消費者として強い立場がとれる。通常の消費者よりも割引やポイント獲得などの場面でのスケールメリットも期待できる。このスケールメリットは最終的には会員に還元される。現状のSNSは、経済的な面でSNS運営者から会員への還元は特にないが、本システムは、会員に実利的な利益ももたらすことができる。
さらに、本システムは、SNSを管理主体とすることから、SNSならではの機能を活用できる。例えば、趣味や地域などテーマを決めて掲示板などで交流できる機能、新しくできた知人を登録する機能、サイト内に掲載される広告や、友人に商品・サービスを推薦する機能、等を活用できる。そのため、特に費用をかけなくても会員が増加するという利点がある。会員が増加すればするほど、一個の消費者としてのSNSの立場が強化され、それに伴う会員への還元も豊かなものとなる。また、すぐれた広告機能により、提携する店舗が増加する。このことは、同種の店舗間の競争を促し、会員は良質な商品をリーズナブルな価格で入手できることにつながる。
「有価価値情報」とは、下記の実施形態では「ポイント」が相当する。つまり、さまざまな小売業者が導入しているポイントサービスの「ポイント」である。
ここで、入金方法としては、通常の振込みと電子マネーによる入金とがある。
これにより、SNS口座に預託できるような手持ちの現金がない場合でも、商品の購入ができる。
「年齢を示す情報」とは、下記の実施形態では、生年月日が相当する。
例えば、ポイントの使用は60歳になってから、といった取り決めを設けておくならば、将来の年金代わりともなる。
これにより、会員は、自分の利用実績などを適宜閲覧できるので、万が一他人による不正があっても早期に被害を把握でき、本システムを安心して利用できる。
生活協同組合は、主として商品を共同で仕入れて組合員へ小売するという共同購買活動を事業として行う。一方本発明では、主体となるSNSつまりシステムは、自らが仕入れや小売を行うことを想定していない。
また、生活協同組合は、地域や大学といった狭い社会でのみの展開にとどまる。これに対し、本発明の場合、通信ネットワークに接続できるならば、居住地がどこであれSNSへの参加が可能となる。つまり本システムは全国展開が可能なのである。また、通信ネットワークを介して会員間で大量の情報交換がなされ、その中には商品や商業主体に関する情報も含まれる。SNSが会員制を採用するならば、情報の信頼性も高い。信頼できる情報に大量に接することにより、参加者は購買意欲を喚起される。本システムは、巨大な1個の仮想的消費主体を作り出し、産業界全体に影響を及ぼす可能性を秘めている。
さらに、生活協同組合によっては店舗利用者にポイントサービスを取り入れるところもあるが、各個人が貯めたポイントは自分で管理して使用する。しかし、本発明では、本システムと提携しているすべての業者(生活協同組合の場合は自店舗に限定される)のポイントサービスが対象であって使い勝手がよい。更に、SNSがポイントを一括して管理しているので、各会員は、種々の業者のポイントを利用できる等の柔軟性がある。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この実施の形態のシステム(以下「本システム」)を概略的に示す全体構成図であり、図2は、本システムに用いられるシステム管理コンピュータにおける構成を簡略的に示す機能ブロック図である。
本実施形態では、SNSの加入者7(以下、「SNS会員」という)が、SNS運営者1がSNS名義で金融機関2に開設したSNS口座3に資金を預託し、SNS運営者1から提携店舗として指定された店舗4から商品を購入する際、預託した資金の範囲内で、SNS口座3を介して代金の支払いを行う場合について説明する。
会員端末8とは、システム管理コンピュータ5と情報の授受が可能に接続された会員が所有するパソコンや携帯電話などをいう。本実施の形態では、会員がこれらの端末を介して行った行為を含め、会員の行為を単に「SNS会員」と称して説明することがある。
会員および店舗と、システム管理コンピュータ5との情報の送受信はもっぱらWebページを介して行うので会員端末8および店舗端末6は画面表示手段とWebブラウザと呼ばれるソフトウェアを備えていることが必要である。なお、SNSのようにインターネットを利用したシステムは、HTML言語で記述されたファイルを読みこんで画面に表示させ、これをユーザインターフェースとするのが通常である。したがって、以下、ユーザインターフェースに関する説明は省略する。
記憶部9は、少なくとも会員情報データベース12と、店舗情報データベース13と、購入履歴データベース14と、決済情報データベース15から構成されている。この記憶部9は、ハードディスクドライブ装置あるいはシステム管理コンピュータ5とは別体のデータベースサーバなどによって実装される。
なお、システム管理コンピュータ5の機能は、複数のコンピュータに分散させてもよい。たとえば、会員および店舗との情報の送受信はもっぱらWebページを介して行うが、このWebサイトを管理するWebサーバを別個に設けてもよい。
ここで、SNS会員に関する情報とは、本システムが会員に対して付与した会員IDや、住所・氏名などの会員を特定できる情報、会員の所定期間内に購入可能な金額を示す支払可能金額などの本システムが購入可否を判定するために参照できる情報をいう。なお、会員IDは、会員情報登録手段16が予め決められた規則に基づいて発行する。
なお、店舗IDは、店舗情報登録手段17が予め決められた規則に基づいて発行する。
すなわち、店舗端末6が買い物をしようとしている会員の会員IDと商品の金額を送信してくるので、この会員IDをキーとしてデータベースから支払可能金額を抽出し、この金額が商品の金額より少なくなければSNS口座3からの決済が可能であると判断し、店舗端末6に対して支払代行が可能な旨を送信する。
すなわち、店舗IDとともに、当該会員の会員IDと、購入商品および購入金額を含む購入情報が送信されてくるので、購入履歴データベース14に登録するとともに、会員情報データベース12の当該会員の支払可能金額から購入金額を差し引いて、更新後の支払可能金額を書き込む。あわせて、店舗IDに基づき店舗情報データベース13を参照して、決済情報データベース15に、当該店舗の口座番号と決済金額と決済日を登録する。決済日は、当該店舗を提携店舗として登録する際にあらかじめ取り決めておく。たとえば、即日とか、月末締めの翌月27日払いとかである。
システム管理コンピュータ5としては、SNS口座3の開設された金融機関2に対して店舗が開設した口座への資金移動を依頼する信号を送信するだけでよい。口座間の資金移動は、ネットバンキングなどの既存のシステムを利用すればよい。
SNSの運営者は、いずれかの金融機関2にSNS口座3を開設する(ステップ〔A〕) 。このSNS口座3は、会員の購入代金の支払いを代行する口座であって、開設されている金融機関名、口座番号、口座の種別が会員に周知される。
なお、本システムの会員は、当該SNSの参加者であれば上記の登録をすることによって誰でもなれるようにしてもよく、本システムの審査にパスした者のみが会員となれるようにしてもよい。
たとえば、
第1に、SNSの会員になった際に会員IDを記載したカードを発行されている場合、購入しようとする商品を決めた後、店舗にこのカードを提示するとともに、システム管理コンピュータ5と通信可能に接続された状態の店舗端末6に会員本人が認証情報を入力する形態、
第2に、購入しようとする商品を決めた後、システム管理コンピュータ5と通信可能に接続された状態の店舗端末6に会員本人が会員IDと認証情報を入力する形態、
第3に、提携店舗が開設するネットショッピングサイトに、会員が自分の端末からアクセスし、購入しようとする商品を特定するとともに、会員IDと認証情報を入力する形態、
などが考えられる。
本システムでは、どのような形態で買い物をするかは問わないが、上記の第2、第3の方法は、カードが不要であるため、システムにとってカード発行の手間が省け、会員にとってカードの紛失のおそれが無いなど利点が多い。
照会応答手段20は、受信した会員IDに基づき会員情報データベース12を参照し、当該会員の支払可能金額を抽出する。送信された商品代金が支払可能金額以下であるならば、SNSによる代行決済が可能であるため、店舗側に購入可であることを送信する(ステップ〔G〕)。
システム管理コンピュータ5の購入履歴登録手段21は、受信した情報を購入履歴データベース14に登録し、支払可能金額管理手段19は、会員情報データベース12の支払可能金額を更新し、決済指示手段22は、決済情報データベース15に当該店舗の口座情報と金額と決済日とを登録する(ステップ〔I〕)。
依頼された金融機関2は、金融機関同士の取り決めに従い、依頼された店舗口座へ資金を移動する(ステップ〔K〕)。
なお、既存のインターネットバンキングの仕組みを利用すれば、口座間の資金移動が簡便にできる。
提携店舗にとっては、SNSという仮想的な巨大な消費者と取引をすることができ、確実に代金の支払いを受けることができる。提携店舗は、このような有力な消費者を顧客としてつなぎとめておくために、値引きや会員限定プレゼントといった付加価値を設けることが多く、会員は、このようなスケールメリットを享受できる。例えば、本来の商品代金は1000円であるが、SNS口座3を利用することの見返りに1割引きにされたとする。値引きされた100円のうち、2割(20円)はSNS側で手数料として受け取るとともに、残る8割(80円)は、当該会員の支払可能金額に戻すとするならば、会員は、
1000円の商品を920円で購入したことになる。
このように、本システムは、提携店舗にとっても、会員にとっても、手数料を受け取れるSNSにとっても、利益がもたらされるシステムであり、個人消費の拡大に寄与するものである。
システム管理コンピュータ5の処理は、
第1に、店舗および会員を登録・更新するための処理、
第2に、図7のステップ〔C〕に対応する会員からの入金をシステム側で把握するための処理、
第3に、ステップ〔F〕〜〔I〕に対応する会員による購入に対応した処理、
第4に、ステップ〔J〕に対応する金融機関に決済を指示する処理
に大別され、これらの処理はそれぞれ独立に実行される。
入出金照会手段18は、予め決めたタイミング(例えば、毎日1回午前9時など)でSNS口座3を開設している金融機関2に所定期間内の入金に関する情報を照会する(ステップS1)。新規の入金情報があれば(ステップS2で‘有り’)、会員IDなどの会員を特定する情報に基づき、会員情報データベース12を検索する(ステップS3)。もし、該当する会員のレコードが存在しなければ(ステップS4で‘no’)、会員からの入金ではないと判断し、エラー処理などの適宜の処理をする。該当する会員のレコードが存在すれば(ステップS4で‘yes’)、当該会員の支払可能金額を抽出し、入金額を加算して更新する(ステップS5)。ステップS3以降の処理を、新規の入金データがなくなるまで繰り返す。
照会応答手段20は、受信した会員IDおよび認証情報が一致する会員データを会員情報データベース12から検索する。あわせて、受信した店舗IDと一致する店舗データを店舗情報データベース13から検索する(ステップS31)。会員と店舗の少なくとも一方がデータベースに存在しなければ(ステップS31で‘no’)、本システムを用いた購入は認めず(ステップS32)、店舗側は、販売しないか、現金決済などの他の支払い方法による販売に応ずる等の対応をする。
この処理について図10に従い説明する。
次に、当該決済データの購入IDと同一のIDをもつ購入履歴データを購入履歴データベース14から抽出して、決済フラグ欄を更新する(ステップS55)。例えば、図5の例では、購入ID「E0012」が決済されたので、決済フラグ0が下段のように、決済済みを示す1に更新される。
ステップS53以降の処理を、決済すべきデータがなくなるまで繰り返す。
システム管理コンピュータ5は、会員からの閲覧要求に対応するためのWeb画面データ(図示せず)を用意し、記憶手段に格納しておく。会員は、このWeb画面を介して自分の会員IDと認証情報を入力して問い合わせをすると、会員情報提供手段23は、正当な会員か否かを確認する。会員IDが一致するデータを会員情報データベース12、購入履歴データベース14から抽出して会員端末8に送信する。
本発明の他の実施の形態について図面を参照しながら説明する。この第2の実施の形態は、提携店舗が顧客に対してポイントを発行し、顧客である会員はこのポイントを買い物の際に利用できる点で、上記の第1の実施の形態と相違する。つまり、ポイントシステムを加味した点以外は、第1の実施の形態と変わるところはないので、以下の説明において、同一の機能の要素(例えば「入出金照会手段18」)については同一の符号を用いるとともに、説明を省略する。
図11は、本実施形態のシステムに用いられるシステム管理コンピュータ101における構成を簡略的に示すブロック図である。
記憶部102は、少なくとも会員情報データベース104と、店舗情報データベース105と、購入履歴データベース106と、決済情報データベース15と、取得ポイントデータベース107から構成されている。
図12の例では、例えば、A商店とB商店は、換算率が1/100のポイントシステムを採用し、C商店は、換算率が5/100のポイントシステムを採用している。ここで、換算率が1/100とは、100円分購入すると1円分と換金可能なポイント1がつくことを意味する。同様に、換算率が5/100とは、100円分購入すると5円分と換金可能なポイント5がつくことを意味する。A商店とB商店の1ポイントは100円の買い物に対応するが、C商店の1ポイントは20円の買い物に対応する。
店舗端末6から、販売した商品、商品代金、販売日などの購入履歴情報とともに付与されたポイント数を店舗ID、会員IDとともに受信する(ステップS101)。この処理は、第1の実施形態の図9のステップS36に対応する。
購入履歴登録手段109は、受信した情報を購入履歴データベース106に登録する(ステップS102)。図14の例では、3000円の商品を購入して30ポイントが与えられたことが示されている。
取得ポイントデータベース107は、図16に例示するように、店舗IDと対応付けて、当該店舗の累積ポイント数、および店舗情報データベース105から抽出した換算率を記憶する。ここで、累積ポイント数を換算率で除した値が、当該店舗におけるポイント取得のもとになった購入金額である。図16のIDが「S1012」の店舗における購入金額は、24000円(=240/(1/100))である。
また、当該店舗のポイントを最初に利用した日と最新の利用をした日も記憶する。また、最新の利用をした日から有効期限(この例では1年)を加算した日を利用期限として記憶する。ポイント制を採用する場合、長期間不使用のときは、取得済みのポイントを無効にする規約を定めることが多いので、日付のチェックは欠かせないからである。
店舗端末6から会員が使用を希望するポイント数を、会員IDおよび店舗IDとともに受信する(ステップS111)。
ポイント管理手段110は、店舗IDに基づいて、取得ポイントデータベース107から累積ポイント数と利用期限とを取り出す(ステップS112)。
累積ポイント数が使用希望ポイント数未満の場合、あるいは利用期限を経過している場合(ステップS113でno)は、店舗端末6に使用不可の旨を送信する(ステップS114)。
会員個人の累積ポイント数が使用希望ポイント数未満の場合(ステップS116でno)は、店舗端末6に使用不可の旨を送信する(ステップS114)。それ以外の場合(ステップS116でyes)は、店舗端末6に使用可の旨を送信する(ステップS117)。
提携店舗によってポイントの換算率が異なる場合は、ステップS116の判定処理は次のようにする。その店舗のポイント換算率を店舗情報DB107から取り出し、このポイント換算率で使用希望ポイント数を除し、ポイント使用希望金額を求める。会員情報データベース104から取り出した当該会員の購入金額が、ポイント使用希望金額を下回っていなければ、ポイント使用可と判定する。つまり、すべての提携店舗の換算率が等しければ、ポイント数同士を比較すればよいが、提携店舗によって異なるときは、ポイント数を金額に換算してから比較するわけである。
2 SNS口座の開設される金融機関
3 SNS口座
4 提携店舗
5 (第1の実施の形態の)システム管理コンピュータ
6 店舗端末
7 SNS会員
8 会員端末
9 記憶部
10 処理部
11 通信インターフェース手段
12 会員情報データベース
13 店舗情報データベース
14 購入履歴データベース
15 決済情報データベース
16 会員情報登録手段
17 店舗情報登録手段
18 入出金照会手段
19 支払可能金額管理手段
20 照会応答手段
21 購入履歴登録手段
22 決済指示手段
23 会員情報提供手段
N 通信ネットワーク
101 (第2の実施の形態の)システム管理コンピュータ
102 記憶部
103 処理部
104 会員情報データベース
105 店舗情報データベース
106 購入履歴データベース
107 取得ポイントデータベース
108 店舗情報登録手段
109 購入履歴登録手段
110 ポイント管理手段
Claims (9)
- SNSの会員による商品の購入代金の支払いが、当該SNS名義で金融機関に開設された口座(以下、「SNS口座」)からの引き落としにより行われるSNSを利用した協同購入システムであって、
前記協同購入システムの管理コンピュータと商品を提供する提携店舗が使用する店舗コンピュータとは、インターネットを介しての接続が可能であるとともに、前記管理コンピュータは、記憶部と処理部を備え、
前記記憶部は、
会員の識別情報と支払可能金額とを対応づけて記憶する会員情報データベースと、
提携店舗の識別情報と決済機関とを対応づけて記憶する店舗情報データベースと、
提携店舗における会員による購入の履歴を記憶する購入履歴データベースと、
決済日および決済金額を決済機関と対応づけて記憶する決済情報データベースと、
を含み、
前記処理部は、
前記店舗コンピュータからの販売可否照会要求を、会員識別情報と当該会員が購入を希望する商品の代金とともに受信して前記商品代金が前記会員情報データベースから抽出した当該会員の支払可能金額の範囲内か否かを返答する照会応答手段と、
前記商品代金が前記支払可能金額の範囲内の場合に前記店舗コンピュータから送信されてきた代金を含む購入情報を店舗識別情報とともに前記購入履歴データベースに登録する購入履歴登録手段と、
前記購入情報を送信してきた店舗の決済機関を前記決済情報データベースから抽出して前記SNS口座が開設された金融機関に対して、所定のタイミングで当該SNS口座から前記店舗の決済機関への送金を指示する決済指示手段と、
前記会員情報データベースの各会員について、その支払可能金額の設定と更新を行う支払可能金額管理手段と、
を含み構成されることを特徴とするSNSを利用した協同購入システム。 - 前記管理コンピュータは、取得ポイントデータベースとポイント管理手段とをさらに備え、
前記ポイント管理手段は、会員が商品を購入した提携店舗によって前記SNSに対して発行された有価価値情報を当該店舗の識別情報とともに前記取得ポイントデータベースに登録するとともに、前記会員情報データベースに会員別に取得した有価価値情報を集計して更新登録する
ことを特徴とする請求項1に記載のSNSを利用した協同購入システム。 - 前記管理コンピュータは、前記SNS口座が開設されている金融機関に当該SNS口座に関する入出金情報を照会する入出金照会手段をさらに備え、
前記入出金照会手段が、会員の識別情報と入金額を含む入金情報を受信したときに、前記支払可能金額管理手段は、前記会員情報データベースの当該会員の支払可能金額に前記受信した入金額を加算する
ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のSNSを利用した協同購入システム。 - 前記支払可能金額管理手段は、当該SNSあるいは与信業務を行う金融機関から所定限度額の信用を供与されている会員について、前記会員情報データベースの当該会員の支払可能金額に信用供与されている限度額内の金額を加算する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のSNSを利用した協同購入システム。 - 前記支払可能金額管理手段は、前記会員情報データベースの支払可能金額に、当該会員の前記取得ポイント数の全部または一部を所定の方法で金額に換算した換算額を加算する
ことを特徴とする請求項2に記載のSNSを利用した協同購入システム。 - 前記会員情報データベースには会員の年齢を示す情報を含み、前記支払可能金額管理手段は、年齢が所定の条件を満たす会員に対してのみ前記換算額の加算をする
ことを特徴とする請求項5に記載のSNSを利用した協同購入システム。 - SNSの会員が使用する会員端末は、前記管理コンピュータと通信ネットワークを介して接続可能であり、
前記管理コンピュータは会員端末からの要求に対して、前記使用可能金額と前記購入履歴を含む当該会員に関する情報を送信する会員情報提供手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載のSNSを利用した協同購入システム。 - SNSの会員による商品の購入代金の支払いが、当該SNS名義で金融機関に開設された口座(以下、「SNS口座」)からの引き落としにより行われるSNSを利用した協同購入を行うために、
商品を提供する提携店舗が使用する店舗コンピュータとインターネットを介しての接続が可能なコンピュータによって行われる方法であって、
前記コンピュータは、
会員の識別情報と支払可能金額とを対応づけて記憶する会員情報データベースと、
提携店舗における会員による購入の履歴を記憶する購入履歴データベースと、
提携店舗の識別情報と決済機関とを対応づけて記憶する決済情報データベースと、
を含む記憶手段と接続するとともに、
前記店舗コンピュータからの販売可否照会要求を、会員識別情報と当該会員が購入を希望する商品の代金とともに受信して前記商品代金が前記会員情報データベースから抽出した当該会員の支払可能金額の範囲内か否かを返答するステップと、
前記商品代金が前記支払可能金額の範囲内の場合に前記店舗コンピュータから送信されてきた代金を含む購入情報を店舗識別情報とともに前記購入履歴データベースに登録するステップと、
前記購入情報を送信してきた店舗の決済機関を前記決済情報データベースから抽出して前記SNS口座が開設された金融機関に対して、所定のタイミングで当該SNS口座から前記店舗の決済機関への送金を指示するステップと、
前記会員情報データベースの各会員について、その支払可能金額の設定と更新を行うステップと、
を含む処理を行うことを特徴とするSNSを利用した協同購入方法。 - 前記記憶手段は、取得ポイントデータベースをさらに含むとともに、
前記コンピュータは、さらに、会員が商品を購入した提携店舗によって前記SNSに対して発行された有価価値情報を当該店舗の識別情報とともに前記取得ポイントデータベースに登録するとともに、前記会員情報データベースに会員別に取得した有価価値情報を集計して更新登録するステップを
実行することを特徴とする請求項8に記載のSNSを利用した協同購入方法。
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