JP2010244163A - 商品販売システムおよびpos端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】店舗側と、顧客側の双方にメリットがある商品販売システムおよびPOS端末を提供する。
【解決手段】商品との引き換えを目的として店内に配置される商品サンプル60と、POS端末10と、から成る商品販売システムSYであって、商品サンプル60は、外力により発電する自動巻き発電部620と、自動巻き発電部620により発電された電力を蓄電するサンプル蓄電部630と、を備え、POS端末10は、商品サンプル60を用いて会計処理を行う会計処理部130と、会計処理に用いられた商品サンプル60のサンプル蓄電部630に蓄電された電力量を示す発電情報を取得する発電情報取得部120と、取得した発電情報に基づいて、商品サンプル60を利用した顧客に対し、インセンティブを付与するインセンティブ付与部140と、を備えた。
【選択図】図5

Description

商品サンプルを用いた商品販売システムおよびPOS端末に関するものである。
従来、商品サンプルを用いた商品販売システムとして、特許文献1が提案されている。特許文献1に記載のシステムでは、店内の陳列場に商品サンプルを配置しておき、商品自体は商品倉庫にストックしておく。顧客は、商品入力器を持ち、商品サンプルを確認しながら購入したい商品のデーターを商品入力器に入力する。一方、商品倉庫には、商品指示器が設けられており、商品入力器に入力されたデーターを受信して、店員に対し、該当する商品の取り出しを指示する。この構成により、店内における陳列場の省スペース化、および商品の陳列業務の簡略化を図ることができる。また顧客に対するディスプレー効果を意識した開放型冷蔵庫や開放型温蔵庫を用いる必要が無いため(商品倉庫では、冷却/保温効率の高いクローズ型の冷蔵庫や開放型温蔵庫を用いることができるため)、消費電力を削減でき、環境保全に貢献できる、などの効果がある。
特開平11−328515号公報
ところが、上記特許文献1に記載のシステムは、店舗側にとってはメリットが大きいものの、顧客側にとってはメリットが少ない。また、顧客にとっては、現物を確認できないデメリットもあるため、不満が生じる可能性が高い。
本発明は、上記の問題点に鑑み、店舗側と、顧客側の双方にメリットがある商品販売システムおよびPOS端末を提供することを目的とする。
本発明の商品販売システムは、商品との引き換えを目的として店内に配置される商品サンプルと、POS端末と、から成る商品販売システムであって、商品サンプルは、外力により発電する自動巻き発電部と、自動巻き発電部により発電された電力を蓄電する蓄電部と、を備え、POS端末は、商品サンプルを用いて会計処理を行う会計処理部と、会計処理に用いられた商品サンプルの蓄電部に蓄電された電力量を示す発電情報を取得する発電情報取得部と、取得した発電情報に基づいて、商品サンプルを利用した顧客に対し、インセンティブを付与するインセンティブ付与部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、顧客は、商品サンプルを利用して買い物をするだけで、インセンティブを受けることができる。また、蓄電部に蓄電された電力を、外部機器(店内の蓄電装置や各種電子機器)に移送できる構成とすれば、顧客自身が、地球環境に貢献できていることを実感できるため、環境保全に対する意識向上にも繋がる。一方、店舗側にとっては、店内設備の消費電力の一部を、商品サンプルにより発電された電力によって賄うことができるため、電力コストの削減が期待できる。さらに、顧客の発電情報(電力量)に応じてインセンティブを与えることで、買い物点数や買い物時間が長くなり、売上の向上も期待できる。その他、店舗側にとっては、商品サンプルを用いることによる様々なメリット(店内における陳列場の省スペース化、商品の陳列業務の簡略化、省電力化)を得ることができる。
上記に記載の商品販売システムにおいて、インセンティブ付与部は、会計処理に用いられた商品サンプルの個数に応じて、インセンティブを付与することが好ましい。
この構成によれば、商品サンプルの個数に応じてインセンティブを付与することで、「買い物点数1点あたり○○円を割引する」などの顧客サービスを実現でき、売上向上が期待できる。
上記に記載の商品販売システムにおいて、インセンティブ付与部は、各商品サンプルから取得した発電情報に基づく電力量の合計に応じて、インセンティブを付与することが好ましい。
この構成によれば、発電情報に基づく電力量の合計に応じてインセンティブを付与することで、「合計電力量○○Wあたり○○円を割引する」などの顧客サービスを実現でき、売上向上が期待できる。
上記に記載の商品販売システムにおいて、POS端末は、発電情報およびインセンティブを表示する表示部をさらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、発電情報の表示により、自身の行動によりどれだけ地球環境に貢献できたかを、顧客自身が確認することができるため、顧客の環境保全に対する意識をより高めることができる。また、インセンティブの表示により、顧客にお得感を与えることができる。
上記に記載の商品販売システムにおいて、商品サンプルは、蓄電部に蓄電された電力量を示す発電情報を、外部の読み出し装置により非接触で読み出し可能に記憶する発電情報記憶部をさらに備え、発電情報取得部は、発電情報記憶部から発電情報を取得することが好ましい。
この構成によれば、商品サンプルの蓄電部から電力量を検出して発電情報を生成するのではなく、商品サンプルの発電情報記憶部に記憶されている発電情報を直接取得する構成であるため、発電情報の取得を容易且つ迅速に行うことができ、レジ処理に滞りを来たすことがない。
上記に記載の商品販売システムにおいて、システム構成要素として、会計処理の対象となった各商品の収納場所を報知する収納場所報知装置をさらに有し、POS端末は、会計処理の対象となった商品を識別するための商品IDを、収納場所報知装置に送信する商品ID送信部をさらに備え、収納場所報知装置は、商品ID別に、各商品の収納場所を記憶する収納場所記憶部と、POS端末から商品IDを取得する商品ID取得部と、収納場所記憶部を参照し、取得した商品IDに該当する収納場所を報知する収納場所報知部と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、会計処理後、店員が、商品サンプルに対応する商品を商品倉庫等から取り出す際、収納場所を容易に確認できるため便利である。また、顧客にとっても、待ち時間が短縮されるため都合が良い。
上記に記載の商品販売システムにおいて、システム構成要素として、各商品の収納場所から、会計処理の対象となった各商品を取り出す商品取り出し装置をさらに有し、POS端末は、会計処理の対象となった商品を識別するための商品IDを、商品取り出し装置に送信する商品ID送信部をさらに備え、商品取り出し装置は、商品ID別に、各商品の収納場所を記憶する収納場所記憶部と、POS端末から商品IDを取得する商品ID取得部と、収納場所記憶部を参照し、取得した商品IDに該当する収納場所に収納された商品を取り出す商品取り出し部と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、商品取り出し装置を用いることにより、会計処理後、店員が、商品サンプルに対応する商品を商品倉庫等から取り出す手間を省くことができる。これにより、業務効率が向上し、人件コストを削減することができる。また、顧客にとっても、待ち時間が短縮されるため都合が良い。
なお、商品取り出し装置は、ベルトコンベアーシステムで実現しても良いし、大型自動販売機で実現しても良い。前者の場合、各商品は、商品収容部からロボットアーム等により取り出され、ベルトコンベアー上に載置されて、商品受け渡し口まで搬送する方法が考えられる。また、後者の場合、大型自動販売機の商品排出口から、商品が排出されることが考えられる。この場合、「商品取り出し部」は、商品排出口に向けて商品を搬送する商品搬送部に対して、商品陳列部から商品を押し出す(引き出す)機構を指す。
上記に記載の商品販売システムにおいて、商品サンプルは、蓄電部に蓄電された電力を、非接触で外部機器に移送するための電力移送部をさらに備え、外部機器は、POS端末の近傍に設置されていることが好ましい。
この構成によれば、会計処理の時間を利用して、電力移送を行うことができる。また、店舗は、店内設備の消費電力の一部を、商品サンプルから移送された電力によって賄うことができる。
上記に記載の商品販売システムにおいて、商品サンプルは、商品の商品名および商品価格を含む商品情報を記憶する商品情報記憶部と、商品情報および発電情報を表示する表示部と、を備えていることが好ましい。
この構成によれば、商品情報記憶部の書き換えによって、対応する商品を可変できるため、同じ商品サンプルを、種々の商品の引換証として利用することができる。また、顧客は、表示部に表示された商品情報によって、その商品サンプルがどの商品に対応するものであるかを把握することができる。また、表示部には、発電情報を表示することができるため、顧客自身が、どれだけ発電できたか(どれだけ環境保全に貢献できているか)を確認することができる。さらに、表示部を、蓄電部に蓄電された電力を利用して動作する構成とすれば、外部からの電力供給が不要となるため、省エネ効果が得られる。
本発明のPOS端末は、上記に記載の商品販売システムに用いられることを特徴とする。
この構成によれば、店舗側と、顧客側の双方にメリットがある商品販売システムを実現するためのPOS端末を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る商品販売システムの概念図である。 商品サンプルの外観図である。 サンプル収納庫に設置される蓄電装置、および陳列棚(店内)に設置される書き込み装置のイメージ図である。 レジ台に設置されるPOS端末、および商品倉庫に設置される収納場所報知装置のイメージ図である。 第1実施形態に係る商品販売システムのブロック図である。 POS端末の会計処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る商品販売システムの一部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る商品販売システムの商品取り出し装置の具体例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態に係る商品販売システムおよびPOS端末について図面を参照しながら説明する。図1は、商品サンプル60を用いた商品販売システムSYの概念図である。本実施形態の商品販売システムSYは、商品引換証として機能する商品サンプル60を店内に配置し、顧客が選んだ商品サンプル60に基づいて、店員が商品倉庫から商品70を取り出し、顧客に受け渡す販売形態の小売店に導入されるものである。また、本実施形態の商品サンプル60は、発電機能を有しており、顧客による利用(商品サンプル60を陳列棚から取り出す、商品サンプル60を持って歩く、など)によって、電力を得ることができるようになっている。また、発電した電力は、店内の設備に充電可能であり、省エネ効果が得られるようになっている。
図1に示すように、商品販売システムSYは、会計処理を行うPOS(Point Of Sales)端末10と、商品サンプル60で発電した電力を充電・蓄電するための蓄電装置20と、商品サンプル60に商品情報を書き込む書き込み装置30と、商品70の収納場所92(図4(b)参照)を報知するための収納場所報知装置40と、POS端末10、書き込み装置30および収納場所報知装置40を統括管理する店舗サーバー50と、から成る。
図1において、矢印A1〜A3は、商品サンプル60の流れを示している。まず、店員により、商品サンプル60の収納場所であるサンプル収納庫から商品サンプル60が取り出され、店内の陳列棚84(図3(b)参照)に配置される(A1)。陳列棚84には、書き込み装置30が併設されており、当該書き込み装置30によって、商品サンプル60のICチップ62(図2参照)に、商品名や商品価格などの商品情報が書き込まれる。また、書き込まれた商品情報は、有機ELディスプレー61(図2参照)に表示される。
続いて、顧客により、陳列棚84から商品サンプル60が取り出され、レジ台まで運ばれる(A2)。その間、商品サンプル60は、顧客の動作によって加えられた外力により発電し、発電した電力を内部に蓄電する。レジ台では、POS端末10により、商品サンプル60のICチップ62から商品情報が読み取られ、会計処理が行われる。また、POS端末10により、商品情報と共に、発電された電力量を示す発電情報も読み取られ、当該発電情報、並びに利用した商品サンプル60の個数に応じて、割引処理が行われる。会計処理に用いられた商品サンプル60は、店員によってサンプル収納庫に運ばれ、収納される(A3)。
一方、店舗サーバー50は、イントラネット等のネットワークNT(無線または有線)を介して、POS端末10、書き込み装置30および収納場所報知装置40と接続されている。詳細については後述するが、店舗サーバー50は、商品マスターや価格マスターを備え、POS端末10による会計処理時や、書き込み装置30による書き込み処理時に用いられる商品情報および価格情報について、整合性を取るべく管理を行う。
また、収納場所報知装置40は、商品70が貯蔵される商品倉庫に配置され、店員に対し、各商品の収納場所92をLED93(図4(b)参照)により報知する。収納場所92を報知すべき商品は、POS端末10による会計処理の対象となった商品である。すなわち、POS端末10から、ネットワークNTを介して商品IDを取得することにより、その商品70の収納場所92を報知する。
次に、図2を参照し、商品サンプル60のハードウェア構成について説明する。商品サンプル60は、その本体が、カード型形状を成しており、表面上半部に、有機ELディスプレー61を備えている。有機ELディスプレー61を採用することにより、液晶ディスプレーと比較して、低電力且つ高輝度を得ることができる。
同図に示すように、有機ELディスプレー61には、商品名、商品ID、商品価格、消費期限(または賞味期限)などの商品情報と、発電量を示す発電情報と、が表示される。なお、ボタン等の操作子を設け、商品情報と発電情報の表示を切り替え可能に構成しても良い。また、商品70の外観を示す画像(写真)や、商品の詳細説明(内容物、アレルギー情報、トレーサビリティ情報など)を、表示可能としても良い。また、有機ELディスプレー61に代えて、電子ペーパーを用いても良い。これにより、更なる低電力化を図ることができる。
一方、商品サンプル60の内部には、ICチップ62、アンテナ63およびぜんまい64が組み込まれている。ICチップ62としては、RFID(Radio Frequency Identification)を採用する。これにより、非接触による情報の授受が可能となっている。アンテナ63は、本体の外周を複数回巻回するように設けられ、その一端がICチップ62に接続されている。
ぜんまい64は、商品サンプル60が自己発電するための自動巻き発電部620(図5参照)の構成要素である。自動巻き発電部620は、機械式時計等に多く用いられる自動巻きの仕組みを用いて発電するものであり、ぜんまい64の他、振動などの外力により回転し、当該回転運動によりぜんまい64を巻き上げるための回転錘(ローター,図示省略)を有している。但し、回転錘としては、時計に比べて、数倍程度の重量を有するものを利用し、発電量を増加させることが好ましい。また、ぜんまい64は、可能な限り広く薄く軽量に構成し、複数個(図示では、2個)を組み込むことが好ましい。
なお、商品サンプル60は、上記の構成以外に、発電した電力を蓄電装置20に移送するための電力移送部640、書き込み装置30から電力供給を受けるための電力受給部650などを備えている(図5参照)。
次に、図3および図4を参照し、商品販売システムSYを構成する蓄電装置20、書き込み装置30、POS端末10および収納場所報知装置40の装置周りの構成について説明する。
図3(a)は、サンプル収納庫に設置される蓄電装置20およびその周辺装置のイメージ図である。蓄電装置20は、商品サンプル60の収納ボックス81に設けられた電力伝送モジュール82と接続されている。電力伝送モジュール82は、商品サンプル60の電力移送部640(図5参照)からの電力移送を受けるためのモジュールである。当該電力移送には、電磁誘導を利用したワイヤレス電力供給技術が用いられる。つまり、電力移送部640には、伝送コイル(一次側コイル)が含まれ、当該伝送コイルと、電力伝送モジュール82(二次側コイル)とが近接した状態で、伝送コイルに電流を流すことにより、電力伝送モジュール82に起電力を発生させ、電力移送する仕組みである。
一方、蓄電装置20は、収納ボックス81に商品サンプル60が収納されることにより電力伝送モジュール82に電力移送された電力を蓄電する。蓄電した電力は、店内の他の設備(冷蔵庫、ウォーマー機、デジタルサイネージなど)に利用される。
図3(b)は、店内に設置される書き込み装置30およびその周辺装置のイメージ図である。書き込み装置30は、陳列棚84に載置された配置ボックス85に設けられたライター86と接続されている。また、ライター86は、書き込み装置30からの電力を商品サンプル60に供給するための電力供給機能(上記の一次側コイルに相当)も有している。
配置ボックス85は、商品毎(商品ID毎)に設けられており、各配置ボックス85に近接した位置に、商品POP87が配置される。当該商品POP87には、商品70の外観画像、商品説明などが印刷されている。また、配置ボックス85のボックス内には、上記の蓄電装置20への電力移送が完了した商品サンプル60が挿入される。
書き込み装置30は、商品サンプル60が挿入されると、その配置ボックス85の商品IDに該当する商品情報を、店舗サーバー50から取得して、商品サンプル60のICチップ62に書き込む。なお、商品情報の書き込みは、商品サンプル60の挿入時以外に、商品情報または価格情報の書き替え時(タイムサービス開始時および終了時など)にも行う。
また、書き込み装置30は、商品サンプル60が挿入されると、商品サンプル60の電力受給部650に対し、所定量の電力供給を行う。当該電力供給は、商品サンプル60の挿入時以外にも、定期的に(例えば、1日1回)行う。これにより、長時間使用されないことにより自己発電ができず、電力不足により商品サンプル60が使用不能となることを防止することができる。
図4(a)は、レジ台に設置されるPOS端末10のイメージ図である。POS端末10は、カスタマーディスプレー11、リーダー12、キーボード13およびキャッシュドロア14を備えている。カスタマーディスプレー11は、例えば液晶ディスプレーで構成され、商品価格や会計処理結果(合計金額)を表示する。リーダー12は、商品サンプル60のICチップ62から、商品情報および発電情報を読み取る。また、キーボード13は、商品コードや商品分類、商品価格などを店員が手入力するためのキー群であり、キャッシュドロア14は、現金を収容するものである。
POS端末10は、リーダー12で読み取った商品情報に基づいて会計処理を行う。また、リーダー12で読み取った発電情報に基づいて割引処理を行う。なお、カスタマーディスプレー11は、読み取った発電情報に基づいて、その顧客が発電した電力量(会計処理の対象となった各商品サンプル60から得られる発電情報に基づく電力量の合計)と、当該発電量に応じた割引額と、を表示するためにも用いられる。
図4(b)は、商品倉庫に設置される収納場所報知装置40およびその周辺装置のイメージ図である。収納場所報知装置40は、商品収納庫91(冷凍庫、冷蔵庫、温蔵庫など)に設けられたLED93と接続されている。商品収納庫91は、1または2以上の商品毎(商品ID毎)に仕切られており、各収納場所92に対応して、LED93が取り付けられている。
収納場所報知装置40は、POS端末10から会計処理が行われた商品70の商品IDを取得すると、その商品IDに対応した収納場所92のLED93を点灯させる。各商品70の収納場所92に関する情報(商品70とLED93とを対応付けたテーブル)は、収納場所報知装置40内に格納されている(収納場所記憶部410,図5参照)。このように、LED93によって商品70の収納場所92を報知することで、店員が、商品サンプル60に対応する商品70を商品倉庫から取り出す際、その収納場所92を容易に確認できるため、商品70の受け渡しに要する時間を短縮することができる。
次に、図5を参照し、商品販売システムSYの制御構成について説明する。ここでは、電力移送の流れ、および情報の流れを中心に説明する。まず、店舗サーバー50は、商品マスター記憶部510、価格マスター記憶部520および売上データー記憶部530を有している。商品マスター記憶部510および価格マスター記憶部520は、それぞれ商品マスター(商品情報を記憶するマスター)および価格マスターを記憶しており、後述する書き込み装置30の商品情報書き込み部310、並びにPOS端末10の会計処理部130によって参照される。これにより、タイムサービス時などは、価格マスターを書き換えるだけで良く、書き込み装置30とPOS端末10の個別設定が不要となる。また、商品説明などを変更したい場合も、商品マスターを書き換えるだけで良い。一方、売上データー記憶部530は、POS端末10の会計処理部130による会計処理結果に基づく売上データーを記憶する。
書き込み装置30は、商品情報書き込み部310および電力供給部320を有している。なお、書き込み装置30は、一般的なパーソナルコンピューターにより実現可能である。商品情報書き込み部310は、後述する商品サンプル60の商品情報記憶部610に、商品情報を書き込む。また、電力供給部320は、商品サンプル60の電力受給部650に対し、電力を供給する。
商品サンプル60は、商品情報記憶部610、自動巻き発電部620、サンプル蓄電部630、電力移送部640、電力受給部650、発電情報記憶部660およびサンプル表示部670を有している。商品情報記憶部610は、ICチップ62により実現され、任意の商品70の商品情報を記憶する。自動巻き発電部620は、外力が加えられることにより、自動巻きの仕組みを用いて発電する。サンプル蓄電部630は、自動巻き発電部620により発電された電力、および電力受給部650により受給した電力を蓄電する。電力移送部640は、蓄電装置20の電力充電部210に対し、電力を移送する。電力受給部650は、書き込み装置30の電力供給部320から、電力供給を受ける。
発電情報記憶部660は、自動巻き発電部620により発電された電力量(すなわち、自動巻き発電部620の発電によってサンプル蓄電部630に蓄電された電力量)を示す発電情報を記憶する。なお、発電情報記憶部660は、商品サンプル60が顧客により配置ボックス85から取り出されたときから、発電情報の記憶を開始する。つまり、発電情報記憶部660は、顧客が加えた外力による発電量のみを対象として(電力受給部650により受給した電力量を除いて)、発電情報を記憶する。なお、顧客が一旦取り出した商品サンプル60を、再度配置ボックス85に戻すことも考えられるため、配置ボックス85に商品サンプル60が挿入されたときは、商品情報の書き込みと共に発電情報をリセットすることが好ましい。
サンプル表示部670は、サンプル蓄電部630に蓄電された電力を利用して、商品情報記憶部610に記憶されている商品情報、および発電情報記憶部660に記憶されている発電情報を表示する。
蓄電装置20は、電力充電部210および装置蓄電部220を有している。電力充電部210は、上記の電力伝送モジュール82により構成され、商品サンプル60の電力移送部640から移送された電力を充電する。また、装置蓄電部220は、電力充電部210に充電された電力を、店内の他設備に供給すべく、蓄電する。
POS端末10は、商品情報取得部110、発電情報取得部120、会計処理部130、インセンティブ付与部140、端末表示部150および商品ID送信部160を有している。商品情報取得部110は、会計処理時において、商品サンプル60の商品情報記憶部610から商品情報を取得する。同様に、発電情報取得部120は、会計処理時において、商品サンプル60の発電情報記憶部660から発電情報を取得する。会計処理部130は、商品サンプル60から取得した商品情報および発電情報、並びに店舗サーバー50の商品マスター記憶部510および価格マスター記憶部520の参照結果に基づいて、会計処理を行う。
インセンティブ付与部140は、発電情報取得部120により取得した発電情報に基づく電力量の合計と、取得した商品情報(または発電情報)の数と、に応じて、その顧客の発電量に応じた割引処理を行う。つまり、店内を長時間(または長距離)歩き回ってくれた顧客や、多くの買い物をしてくれた顧客には、そうでない顧客よりも、大きな額の割引を行う。
端末表示部150は、商品情報の読み取りにしたがって商品金額を表示したり、商品情報の読み取り終了時に会計処理の合計金額を表示したりすると共に、発電情報の取得に伴って、発電量、割引額、割引処理後の金額、などを表示する。発電量や割引額を表示する際は、ルーレットのように回転表示させることにより、顧客が楽しめるようになっている。また、商品ID送信部160は、商品情報取得部110が取得した商品情報に含まれる商品IDを、収納場所報知装置40に対して送信する。つまり、会計処理の対象となった商品70の商品IDを送信する。
収納場所報知装置40は、収納場所記憶部410、商品ID取得部420および収納場所報知部430を有している。なお、収納場所報知装置40は、一般的なパーソナルコンピューターにより実現可能である。収納場所記憶部410は、各商品の収納場所92を記憶するものであり、具体的には、商品IDと、その商品が収容されている収納場所92に取り付けられたLED93と、を対応付けたテーブルを記憶している。商品ID取得部420は、POS端末10の商品ID送信部160から、会計処理の対象となった商品70の商品IDを取得する。収納場所報知部430は、LED93を含んで構成されるものであり、商品ID取得部420で取得した商品IDに対応する収納場所92のLED93を点灯する。
次に、図6のフローチャートを参照し、POS端末10の会計処理の流れについて説明する。POS端末10は、リーダー12による商品サンプル60の読み取りにより、商品情報および発電情報を取得すると(S01)、取得した商品情報に含まれる商品IDを、ネットワークNTを介して収納場所報知装置40に送信する(S02)。その後、全ての商品サンプル60を読み取ったか否か(会計終了か否か)を判別し(S03)、全ての商品サンプル60を読み取っていない場合は(S03:No)、S01に戻る。
また、全ての商品サンプル60を読み取った場合は(S03:Yes)、読み取った商品サンプル数および合計電力量に基づいて割引額を算出する(S04)。また、合計電力量(その顧客の発電量)および割引額をカスタマーディスプレー11に表示し(S05)、割引額に基づく割引処理を行って(S06)、会計処理を終了する。
以上、説明したとおり、本実施形態の商品販売システムSYによれば、顧客は、商品サンプル60を利用して買い物をするだけで、インセンティブを受けることができる。また、商品サンプル60のサンプル蓄電部630に蓄電された電力は、蓄電装置20に移送できるため、顧客は、自分の行動が直接エネルギーの生成に寄与できたことを実感できる。一方、店舗側にとっては、店内設備の消費電力の一部を、商品サンプル60により発電された電力によって賄うことができるため、電力コストの削減が期待できる。さらに、顧客の発電した電力量に応じてインセンティブを与えることで、買い物点数や買い物時間が長くなり、売上の向上も期待できる。
また、商品サンプル60は、発電情報を非接触で読み出し可能に記憶する発電情報記憶部660を備えているため、POS端末10は、これを読み取るだけで良く、レジ処理に滞りを来たすことがない。また、発電情報は、陳列棚84に併設された配置ボックス85からの商品サンプル60取り出し時を基準に記録されるため、正確にその顧客の発電量に基づく発電情報を記憶することができる。
また、各商品の収納場所92を報知する収納場所報知装置40を備えたことにより、会計処理後、店員が、商品サンプル60に対応する商品70を商品倉庫等から取り出す際、収納場所92を容易に確認できるため、商品70の受け渡し業務を迅速に行うことができる。
また、商品サンプル60は、商品情報記憶部610の書き換えによって、対応する商品70を可変できる構成であるため、同じ商品サンプル60を、種々の商品70の引換証として利用することができる。また、顧客は、サンプル表示部670に表示された商品情報によって、その商品サンプル60がどの商品70に対応するものであるかを把握することができる。また、サンプル表示部670には、発電情報を表示することができるため、顧客自身が、買い物途中に、どれだけ発電できたか(どれだけ環境保全に貢献できているか)を確認することができる。さらに、サンプル表示部670は、サンプル蓄電部630に蓄電された電力を利用して動作するため、外部からの電力供給が不要となり、省エネ効果が得られる。
また、書き込み装置30は、商品サンプル60の各配置場所に設けられているため、予め商品情報を書き込んで各配置場所に配置する、といった手間を必要としない。つまり、商品70毎に決められた配置場所に配置するだけで、その商品70に対応した商品情報を書き込むことができるため、商品サンプル60の配置に要する店員の手間を軽減できる。また、タイムサービスなど、商品情報や価格情報の書き換えなどにも、容易に対応することができる。
また、書き込み装置30は、商品サンプル60に対して電力供給が可能であるため、商品サンプル60が長期間使用されないことによる電力不足により、使用不能となる(サンプル表示部670が非表示状態となる)ことを防止することができる。
また、商品サンプル60は、カード型に構成されているため、陳列棚84の省スペース化、サンプル収納庫の省スペース化を図ることができる。また、顧客の買い物時、および店員による会計処理時にも取り扱いが容易である。また、対応する商品70に依らず、その外観が統一されているため、1の商品サンプル60をその店で販売する全ての商品70に対応させることができ、用意すべきサンプル数の削減および商品サンプル60に要するコストの削減を図ることができる。
なお、上記の実施形態では、収納場所報知部430をLED93で構成し、取得した商品IDに対応する収納場所92に設けられたLED93を点灯するものとしたが、収納場所報知部430をディスプレーで構成するようにしても良い。この場合、ディスプレー上に商品倉庫マップを表示し、商品倉庫マップ上で収納場所を示すようにしても良い。また、当該ディスプレーをPOS端末10に設け、POS端末10で確認できるようにしても良い。さらに、POS端末10にプリンターを接続し、当該プリンターから、収納場所が示された商品倉庫マップを印刷出力するようにしても良い。さらに、当該プリンターとして、一般的にPOS端末10に搭載されるレシートプリンターを用いても良い。
また、上記の実施形態において、書き込み装置30は、商品サンプル60に対して定期的に電力供給を行うものとしたが、必要時のみ電力供給を行うようにしても良い。つまり、商品サンプル60のサンプル蓄電部630の残電力量が所定量以下となったときに、電力供給を行うようにしても良い。この構成によれば、不要な電力供給を防止でき、より省エネに貢献できる。
また、上記の実施形態では、サンプル収納庫に、電力伝送モジュール82(図3(a)参照)を設け、商品サンプル60の収納時に電力移送を行う構成としたが、レジ台の上(POS端末10の近傍)に電力伝送モジュールを設け、会計処理時に、電力移送を行う構成としても良い。この場合、POS端末10の発電情報取得部120は、電力伝送モジュールから発電情報を取得する構成となる。この構成によれば、会計処理時間を利用して電力移送を行うことができる。また、サンプル収納庫に商品サンプル60を収納する手間を省くことができる。
また、上記の実施形態では、顧客に付与するインセンティブとして、割引処理を行うものとしたが、クーポン券の発行や駐車券の割引サービスなどを行っても良い。
また、上記の実施形態では、収納場所記憶部410を、収納場所報知装置40内に備える構成としたが、POS端末10内に備え、POS端末10から収納場所92を示す情報を収納場所報知装置40に送信するようにしても良い。また、収納場所記憶部410を、店舗サーバー50内に備えても良い。
また、上記の実施形態では、商品サンプル60として、カード型形状のものを例示したが(図2参照)、対応する商品70や商品分類によって、色や形状を変化させても良い。つまり、商品サンプル60を商品見本として利用しても良い。例えば、商品70が「カップ型のアイスクリーム」の場合、商品サンプル60自体もカップ型であっても良い。この構成によれば、商品サンプル60を見ただけで、対応する商品70を推定できるといった利点がある。
また、上記の実施形態では、商品70毎に決められた配置場所に商品サンプル60を配置するだけで、その商品70に対応した商品情報を書き込むことができるものとしたが、この場合、以下のような不具合が想定される。例えば、所望の商品70の配置ボックス85内に商品サンプル60が存在しない場合(商品サンプル60が切れていた場合)、顧客が、別の配置ボックス85に収容されている商品サンプル60を取り出して、所望の商品70の配置ボックス85に挿入し、所望の商品70の商品情報を書き込ませることが考えられる。この場合、商品70が在庫切れ(品切れ)であるにも関わらず、商品サンプル60が存在することにより、商品70の在庫があるように思われてしまうといった不具合がある。また、顧客が自由に商品サンプル60を入れ替えることができるため、商品サンプル60が一部の配置ボックス85に集中的に収容され、商品サンプル60が存在しない配置ボックス85が多数出てしまうといった不具合も考えられる。
そこで、店舗サーバー50が、商品70の在庫数と、陳列棚の商品サンプル60の個数との整合性をとるための制御を行なうことが好ましい。この場合、店舗サーバー50は、POS端末10の売上データー、並びに収納場所報知装置40の商品取り出しデーターおよび商品納入データー等に基づいて、商品70の在庫数を在庫数記憶部(図示省略)に記憶しておく。当該在庫数記憶部には、再入荷に関する情報(再入荷の有無や再入荷日)も記憶されている。店舗サーバー50は、在庫数記憶部を参照して商品70の在庫がなくなったことを検出すると、ネットワークNTを介して、書き込み装置30、POS端末10および収納場所報知装置40に対し、警告を行う(在庫切れの商品70を通知する)。さらに、店舗サーバー50は、陳列棚の配置ボックス85に収容されている商品サンプル60の数を検出し、在庫数を超えている商品サンプル60が存在する場合は、そのサンプル表示部670にメッセージ(「ただいま品切れ中です。○月○日に再入荷予定です。」など)を表示する。この場合、顧客は、当該メッセージが表示された商品サンプル60を利用して、商品70の予約を行うことが可能である。一方、在庫数があるにも関わらず、配置ボックス85に商品サンプル60が収容されていない場合は、店員にその旨を知らせるべく、書き込み装置30やPOS端末10に、商品サンプル60が切れていることを通知するようにしても良い。この構成によれば、在庫数に見合った商品サンプル60を用意しておくことができるため、上記のような不具合を解消することができる。
[第2実施形態]
続いて、商品販売システムSYの第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、会計処理後の商品70の受け渡し業務を迅速に行うべく、収納場所報知装置40により、商品70の収納場所を報知するものとしたが、本実施形態では、商品取り出し装置900により、収納場所から商品70を取り出す点で異なる。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。
図7は、第2実施形態に係る商品販売システムSYの一部の構成を示すブロック図である。なお、商品取り出し装置900以外の他の装置の構成は、図5に示した第1実施形態の構成と同様であるため、説明を省略する。
図7に示すように、商品取り出し装置900は、収納場所記憶部910、商品ID取得部920および商品取り出し部930を有している。収納場所記憶部910は、各商品の収納場所を記憶するものであり、具体的には、商品IDと、その商品が収容されている収納場所と、を対応付けたテーブルを記憶している。商品ID取得部920は、POS端末10の商品ID送信部160から、会計処理の対象となった商品70の商品IDを取得する。商品取り出し部930は、収納場所記憶部910を参照し、商品ID取得部920により取得した商品IDに該当する収納場所に収納された商品70を取り出す。
ここで、図8を参照し、商品取り出し装置900(商品取り出し部930)の具体例について説明する。同図(a)は、商品取り出し装置900をベルトコンベアーシステムで実現する場合の簡易ブロック図である。ここでは、商品倉庫にロボットが配置され、商品倉庫とレジ近傍の商品受け渡し部102とが、ベルトコンベアー104で繋がれていることを想定している。本例においては、商品取り出し部930が、商品収容部101から商品70をピックアップするロボットアーム103と、ロボットアーム103によりピックアップされた商品70が載置され、当該商品70を商品受け渡し部102まで搬送するベルトコンベアー104と、を含んで構成される。
一方、同図(b)は、商品取り出し装置900を大型自動販売機で実現する場合の簡易ブロック図である。ここでは、店内に配置される全ての商品70が、1台または複数台の自動販売機内に収容されていることを想定している。本例においては、商品取り出し部930が、商品陳列部105から商品70を押し出す商品押し出し機構107と、押し出された商品70を商品排出口106まで搬送する商品搬送機構108と、を含んで構成される。
以上、説明したとおり、第2実施形態に係る商品販売システムSYによれば、商品取り出し装置900を用いることにより、会計処理後、店員が、商品サンプル60に対応する商品70を商品倉庫から取り出す手間を省くことができる。これにより、業務効率が向上し、人件コストを削減することができる。また、顧客にとっても、待ち時間が短縮されるため都合が良い。
以上、2つの実施形態を示したが、上記の各実施形態に示した商品販売システムSYの各構成要素(商品サンプル60を含む)をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを、商品販売システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。その他、各実施形態を組み合わせるなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
10…POS端末 12…リーダー 20…蓄電装置 30…書き込み装置 40…収納場所報知装置 50…店舗サーバー 60…商品サンプル 61…有機ELディスプレー 62…ICチップ 63…アンテナ 64…ぜんまい 70…商品 81…収納ボックス 82…電力伝送モジュール 85…配置ボックス 86…ライター 91…収納庫 92…収納場所 93…LED NT…ネットワーク 900…商品取り出し装置 SY…商品販売システム

Claims (10)

  1. 商品との引き換えを目的として店内に配置される商品サンプルと、POS端末と、から成る商品販売システムであって、
    前記商品サンプルは、
    外力により発電する自動巻き発電部と、
    前記自動巻き発電部により発電された電力を蓄電する蓄電部と、を備え、
    前記POS端末は、
    前記商品サンプルを用いて会計処理を行う会計処理部と、
    前記会計処理に用いられた前記商品サンプルの前記蓄電部に蓄電された電力量を示す発電情報を取得する発電情報取得部と、
    取得した前記発電情報に基づいて、前記商品サンプルを利用した顧客に対し、インセンティブを付与するインセンティブ付与部と、を備えたことを特徴とする商品販売システム。
  2. 前記インセンティブ付与部は、前記会計処理に用いられた前記商品サンプルの個数に応じて、前記インセンティブを付与することを特徴とする請求項1に記載の商品販売システム。
  3. 前記インセンティブ付与部は、各商品サンプルから取得した前記発電情報に基づく電力量の合計に応じて、前記インセンティブを付与することを特徴とする請求項1または2に記載の商品販売システム。
  4. 前記POS端末は、
    前記発電情報および前記インセンティブを表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  5. 前記商品サンプルは、
    前記蓄電部に蓄電された電力量を示す発電情報を、外部の読み出し装置により非接触で読み出し可能に記憶する発電情報記憶部をさらに備え、
    前記発電情報取得部は、前記発電情報記憶部から前記発電情報を取得することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  6. システム構成要素として、前記会計処理の対象となった各商品の収納場所を報知する収納場所報知装置をさらに有し、
    前記POS端末は、
    前記会計処理の対象となった商品を識別するための商品IDを、前記収納場所報知装置に送信する商品ID送信部をさらに備え、
    前記収納場所報知装置は、
    前記商品ID別に、各商品の収納場所を記憶する収納場所記憶部と、
    前記POS端末から前記商品IDを取得する商品ID取得部と、
    前記収納場所記憶部を参照し、取得した前記商品IDに該当する収納場所を報知する収納場所報知部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  7. システム構成要素として、各商品の収納場所から、前記会計処理の対象となった各商品を取り出す商品取り出し装置をさらに有し、
    前記POS端末は、
    前記会計処理の対象となった商品を識別するための商品IDを、前記商品取り出し装置に送信する商品ID送信部をさらに備え、
    前記商品取り出し装置は、
    前記商品ID別に、各商品の収納場所を記憶する収納場所記憶部と、
    前記POS端末から前記商品IDを取得する商品ID取得部と、
    前記収納場所記憶部を参照し、取得した前記商品IDに該当する収納場所に収納された商品を取り出す商品取り出し部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  8. 前記商品サンプルは、
    前記蓄電部に蓄電された電力を、非接触で外部機器に移送するための電力移送部をさらに備え、
    前記外部機器は、前記POS端末の近傍に設置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  9. 前記商品サンプルは、
    前記商品の商品名および商品価格を含む商品情報を記憶する商品情報記憶部と、
    前記商品情報および前記発電情報を表示する表示部と、を備えていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の商品販売システムに用いられるPOS端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020086531A (ja) * 2018-11-15 2020-06-04 トヨタ自動車株式会社 車両及び決済システム

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