JP2010243964A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点光源を用いる線状の光源装置における光量斑を低減すること。
【解決手段】第1ディフューザー30aは、両端部領域における光量低下を抑制するために、両端部領域の厚みが他の領域よりも薄いという特徴を備えている。すなわち、両端部に他の領域よりも厚さの薄い第1の薄肉部T1と第2の薄肉部T2とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、光源装置に関し、より具体的には、原稿読み取り装置に好適な光源装置に関する。
光源装置、特に原稿読み取り装置に用いられる光源装置では、読み取り対象である原稿面に対して斑のない均一な読み取り光を照射することが望まれている。従来の光源装置では、線光源である冷陰極管が用いられていたため光量斑はあまり問題とされていなかった。
特開2001−103246号公報 特開2005−347835号公報
しかしながら、近年、白色発光ダイオードの普及と共に点光源である発光ダイオードが光源装置に用いられるようになった。発光ダイオードは指向性が強く、点光源であるため、原稿読み取り面における光量斑が問題となっていた。また、原稿読み取り面の主走査方向に伸びる線状の光源装置では、構造上、主走査方向の中央領域と両端部領域とにおいて光量差が発生するという課題があった。この課題を解決するために、いわゆるシェーディング補正が実行されているが、光源の最大輝度にて必要な光量を提供している場合には両端部における光量を更に増大させることはできず、結果として中央領域の光量を低減することによって光量斑を低減しなければならない。したがって、光源装置としての光量を低下させることなく、すなわち、補正によって中央領域における光量を低下させることなく光量斑を低減することが望まれている。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、点光源を用いる線状の光源装置における光量斑を低減することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は以下の種々の態様を採る。
第1の態様は、光源装置を提供する。第1の態様に係る光源装置は、線状に配置された複数の第1の点光源を備える第1の発光部と、前記第1の発光部と平行に配置され、各前記第1の点光源と重なり合わないようにそれぞれ配置されている複数の第2の点光源を備える第2の発光部と、前記第1の発光部を覆う第1の拡散部であって、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第1の拡散部と、前記第2の発光部を覆う第2の拡散部であって、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第2の拡散部とを備える。
第1の態様に係る光源装置は、第1の発光部に配置されている複数の第1の点光源と第2の発光部に配置されている複数の第2の点光源とが互いに重なり合わないように配置され、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第1の拡散部と、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第2の拡散部とを備えるので、点光源を用いる線状の光源装置における光量斑を低減することができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記複数の第1の点光源は所定の間隔を空けて配置されており、前記複数の第2の点光源は、前記間隔に対向する位置に配置されていても良い。この場合には、一方の発光部において点光源が存在しないことによる光量の低下を他方の発光部における点光源によって補い、光源装置全体としての光量斑を低減することができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記第1の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第1の薄肉部と第2の薄肉部とを備え、前記第1の発光部は、前記第1の拡散部の第1の薄肉部と第2の薄肉部に対応する発光部第1端部と発光部第2端部とを有し、発光部第1端部および発光部第2端部に配置されている点光源は前記第1の薄肉部および第2の薄肉部とそれぞれ対向し、
前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第3の薄肉部と第4の薄肉部とを備え、前記第2の発光部は、前記第2の拡散部の第3の薄肉部と第4の薄肉部に対応する発光部第3端部と発光部第4端部とを有し、発光部第3端部に配置されている点光源は前記他の領域と第3の薄肉部とを接続する斜面に対向しても良い。この場合には、第2の拡散部の両端部強度を高めつつ、光源装置の両端部における光量低下を抑制し、光量斑を低減することができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記第1の拡散部は、前記中央部から前記両端部に向かって厚さが薄くなるよう形成されており、前記第2の拡散部は、前記中央部から前記両端部に向かって厚さが薄くなるよう形成されていても良い。この場合には、各拡散部の両端に向かって点光源からの射出光の透過効率を増大させることができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記第1の拡散部は前記薄肉部として厚さが一定の第1の薄肉部と、第1の薄肉部よりも長く厚さが一定の第2の薄肉部とを備え、前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記第1の拡散部の第1の薄肉部と対向する厚さが一定な第3の薄肉部と前記第1の拡散部の第2の薄肉部と対向する厚さが一定の第4の薄肉部とを備え、前記第3の薄肉部は第4の薄肉部よりも短くても良い。この場合には、各発光部の両端部における点光源からの射出光を各拡散部の両端部に備えられている薄肉部を介して射出させることができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記第1の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第1の薄肉部と第2の薄肉部とを備え、前記第1の発光部は、前記第1の拡散部の第1の薄肉部と第2の薄肉部に対応する発光部第1端部と発光部第2端部とを有し、発光部第1端部に配置されている点光源は前記第1の薄肉部と対向し、発光部第2端部に配置されている点光源は前記他の領域と第2の薄肉部とを接続する斜面に対向し、
前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第3の薄肉部と第4の薄肉部とを備え、前記第2の発光部は、前記第2の拡散部の第3の薄肉部と第4の薄肉部に対応する発光部第3端部と発光部第4端部とを有し、発光部第4端部に配置されている点光源は前記第4の薄肉部と対向し、発光部第3端部に配置されている点光源は前記他の領域と第3の薄肉部とを接続する斜面に対向しても良い。この場合には、各拡散部の両端部強度を共通にしつつ、光源装置の両端部における光量低下を抑制し、光量斑を低減することができる。
第1の態様に係る光源装置において、前記第1の拡散部は前記第1の発光部の光量分布特性のむらを抑制するように厚さが調整され、前記第2の拡散部は前記第2の発光部の光量分布特性のむらを抑制するように厚さが調整されていても良い。この場合には、各発光部の光量分布特性のむらを抑制することが可能となり、光源装置の光量斑を低減することができる。
第2の態様は、原稿読み取り装置を提供する。第2の態様に係る原稿読み取り装置は、第1の態様に係る光源装置と、原稿読み取り部とを備える。第2の態様に係る原稿読み取り装置によれば、光量斑の少ない読み取り光を用いて原稿を読み取ることが可能となり、読み取り精度を向上させることができる。
本実施例に係る光源装置の分解斜視図である。 図1に示す光源装置を組み合わせた際の横断面図である。 本実施例の第1および第2発光部における点光源の配置例を示す説明図である。 本実施例における第1ディフューザーの照射面の縦断面を模式的に示す説明図である。 本実施例における第1ディフューザーの第1の端部における点光源と薄肉部との対応関係を模式的に示す説明図である。 本実施例における第1ディフューザーの第2の端部における点光源と薄肉部との対応関係を模式的に示す説明図である。 第1の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。 光源装置の主走査方向における光量分布特性の一例を示す説明図である。 第2の変形例に係る光源装置の主走査方向における光量分布特性を低減する特性を有するディフューザーを模式的に示す説明図である。 第3の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。 第4の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。 本実施例に係る原稿読み取り装置の概略構成を模式的に示す説明図である。
以下、本発明に係る光源装置、原稿読み取り装置について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
図1は本実施例に係る光源装置の分解斜視図である。図2は図1に示す光源装置を組み合わせた際の横断面図である。本実施例に係る光源装置10は、ハウジング11、第1および第2発光部20a、20b、第1および第2拡散部(以下、「ディフューザー」とも呼ぶ。)30a、30bを備えている。各発光部20a、20bは、照射光が交差するようにハウジング11に対向して配置され、対応する各ディフューザー30a、30bによって覆われている。
ハウジング11は、光源装置10を実装する装置、例えば、原稿読み取り装置に対してハウジング11を固定するための装着部111と、第1および第2発光部20a、20bを収容し、第1および第2ディフューザーが装着される平行な第1および第2収容部112a、112bを備えている。
図3は本実施例の第1および第2発光部20a、20bにおける点光源の配置例を示す説明図である。図3(a)は第1および第2発光部20a、20bにおける点光源の第1の配置例を示し、図3(b)は第1および第2発光部20a、20bにおける点光源の第2配置例を示す。第1の配置例では第1発光部20aが備える点光源の数が第2発光部20bが備える点光源の数よりも多い。
第1および第2発光部20a、20bは、それぞれ長板状の第1および第2基板21a、21b上に直線状に配置された複数の第1および第2点光源22a、22b、コネクタ23a、23bを備えている。本実施例では、第1および第2点光源22a、22bとして側面発光式の発光ダイオードが用いられている。第1および第2基板21a、21bはハウジング11の第1および第2収容部112a、112bに配置されており、第1点光源22aと第2点光源22bとは、互いに照射光が直接重なり合わないように、すなわち、第1基板21a上に配置されている第1点光源22aと第1点光源22aとの間に対応する第2基板21b上の位置に第2点光源22bが配置されている。したがって、ハウジング11に配置された第1および第2基板21a、21bを上面から見ると、第1および第2点光源22a、22bは千鳥状に配置されているということができる。コネクタ23a、23bは、第1および第2点光源22a、22bに対して電力を供給するための電源コード(図示しない)を接続するために用いられる。
第1および第2ディフューザー30a、30bは、長尺状の透明または乳白色の樹脂によって形成されている。第1および第2ディフューザー30a、30bは、第1および第2点光源22a、22bに面する内側面31a、31bと外部に面する外側面32a、32bとを備えている。第1および第2ディフューザー30a、30bはまた、光を射出するための射出面33a、33bを備えている。本実施例に係る第1および第2ディフューザー30a、30bは、ハウジング11に装着される基部34a、34bに対して略L字状の拡散面35a、35bを備え、略N字状をなしている。
光源装置10の各発光部20a、20bには、各点光源22a、22bから照射される光の内、各ディフューザー30a、30bに直接入射しない間接入射光を各ディフューザー30a、30bに入射させるためのリフレクタ40a、40bが備えられている。リフレクタ40a、40bは、光の反射率が高い、銀色の塗装、例えば、メッキ塗装が施された樹脂、用紙から形成されている。リフレクタ40a、40bとしては、この他にも表面が研磨された、あるいは、平滑な金属、鏡が用いられても良い。
図4は本実施例における第1ディフューザーの照射面の縦断面を模式的に示す説明図である。図4に示すように、本実施例に係る第1ディフューザー30aはそれぞれ、両端部領域における光量低下を抑制するために、両端部領域の厚みが他の領域よりも薄いという特徴を備えている。なお、以下では説明を簡単にするために、第1ディフューザー30aを代表的に用いて説明するが、第2ディフューザー30bも第1ディフューザー30aと同様に他の領域よりも両端部の厚みが薄いという特徴を備えている。
先ず、第1および第2発光部20a、20bが図3(a)に示す第1の配置例を取る場合について説明する。図5は本実施例における第1ディフューザーの第1の端部における点光源と薄肉部との対応関係を模式的に示す説明図である。図6は本実施例における第2ディフューザーの第3の端部における点光源と薄肉部との対応関係を模式的に示す説明図である。なお、第1ディフューザーの第2の端部および第2ディフューザーの第4の端部における点光源と薄肉部との対応関係はそれぞれ第1ディフューザーの第1の端部および第2ディフューザーの第3の端部における対応関係と同一であるから、以下では括弧内に対応する符号を付すことで説明を省略する。
図5に示すように、第1ディフューザー30aは、第1の端部(第2の端部)から距離D1に亘って他の領域よりも厚さの薄い第1の薄肉部T1(第2の薄肉部T2)を備えている。第1発光部20aの発光部第1端部(発光部第2端部)において最も端に位置する点光源E1は図5に示すように第1ディフューザー30aの第1の薄肉部T1(第2の薄肉部T2)と対向する。一方、第2ディフューザー30bもまた、図6に示すように、第3の端部(第4の端部)から距離D1に亘って他の領域よりも厚さの薄い第3の薄肉部T3(第4の薄肉部T4)を備えている。本実施例では第1発光部20aの点光源22aと第2発光部20bの点光源22bとは重ならないように配置されているので、第2発光部20bの両端部において最も端に位置する点発光部E2は、第1発光部20aの両端部において最も端に位置する点発光部E1とは異なる距離に配置されている。この結果、第2発光部20bの発光部第3端部(発光部第4端部)において最も端に位置する点光源E2は、図6に示すように第2ディフューザー30bの第3の薄肉部T3(第4の薄肉部T4)と他の領域とを接続する斜面Sに対向している。
第1発光部20aの発光部第1端部(発光部第2端部)に位置する点光源E1は、第1ディフューザー30aの他の領域よりも肉厚が薄い第1の薄肉部T1(第2の薄肉部T2)を介して光を対象物に対して照射できるので、第1ディフューザー30aの両端部における光の透過性が向上され、光量低下を抑制することができる。また、第2発光部20bの発光部第3端部(発光部第4端部)に位置する点光源E2は、第2ディフューザー30bの他の領域と第3の薄肉部T3(第4の薄肉部T4)とを繋ぐ斜面Sを介して光を対象物に対して照射できるので、第2ディフューザー30bの両端部における光の透過性も向上され、光量低下を抑制することができる。この結果、他の領域の光量を低下させることなく、光源装置10の光量斑を低減することができる。また、同一形状のディフューザーを第1ディフューザー30aおよび第2ディフューザー30bとして用いることができるので製造コストの上昇を招くことなく光源装置10の光量斑を低減することができる。さらには、各ディフューザー30a、30bの両端部における強度を同一強度に維持したまま、各ディフューザー30a、30bの両端部における光の透過性を向上させることができる。
次に、第1および第2発光部20a、20bが図3(b)に示す第2の配置例を取る場合について説明する。この場合には、図5に示す対応関係が第1ディフューザー30aの第1端部および第2ディフューザー30bの第4端部に現れ、図6に示す対応関係が第1ディフューザー30aの第2端部および第2ディフューザー30bの第3端部に現れる。すなわち、本実施例では第1発光部20aの点光源22aと第2発光部20bの点光源22bとは重ならないように配置されているので、第2の配置例を取る場合には、各発光部20a、20bの両端部の最も端に位置する点発光部はそれぞれ両端部から異なる距離に位置する(図3(b)参照)。
第2の配置例を取る場合であっても、第1発光部20aの発光部第1端部および第2発光部20bの発光部第4端部に位置する点光源E1は、各ディフューザー30a、30bの他の領域よりも肉厚が薄い第1の薄肉部T1、第4の薄肉部T4を介して光を対象物に対して照射可能であり、第1発光部20aの発光部第2端部および第2発光部20bの発光部第3端部に位置する点光源E2は、各ディフューザー30a、30bの他の領域と第1の薄肉部T1、第4の薄肉部T4とを繋ぐ斜面Sを介して光を対象物に対して照射可能であるから、各ディフューザー30a、30bの両端部における光の透過性も向上され、光量低下を抑制することができる。この結果、他の領域の光量を低下させることなく、光源装置10の光量斑を低減することができる。また、同一形状のディフューザーを第1ディフューザー30aおよび第2ディフューザー30bとして用いることができるので製造コストの上昇を招くことなく光源装置10の光量斑を低減することができる。さらには、各ディフューザー30a、30bの両端部における強度を同一強度に維持したまま、各ディフューザー30a、30bの両端部における光の透過性を向上させることができる。
各ディフューザー30a、30bの他の態様について以下説明する。なお、以下では説明を簡単にするため第1ディフューザー30aを例にとって説明する。
(1)第1の変形例:
図7は第1の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。この変形例は、図3(a)に示す第1の配置例における第2ディフューザー30bの両端部に適用することにより、あるいは、図3(b)に示す第2の配置例における各ディフューザー30a、30bの第2端部、第3端部に適用することにより、各ディフューザー30a、30bの対応する端部における光量低下を更に抑制することができる。ここでは、図3(b)に示す第2の配置例における第1ディフューザー30aに適用する例に基づいて説明する。第1の変形例に係る第1ディフューザー301aは、点光源E2の照射光を透過させる第2薄肉部T2’を備えている。すなわち、第2薄肉部T2は第2端部からD1よりも長いD2の距離に亘って形成されており、点光源E2は斜面Sではなく、第2薄肉部T2と対向している。すなわち、第1ディフューザー30aは、第1の薄肉部T1よりも長い第2の薄肉部T2を有している。この結果、第1ディフューザー30aの第2端部における光量低下を更に抑制することができる。
(2)第2の変形例:
図8は光源装置の主走査方向における光量分布特性の一例を示す説明図である。図9は第2の変形例に係る光源装置の主走査方向における光量分布特性を低減する特性を有するディフューザーを模式的に示す説明図である。既述のように、線状の光源装置では、図8に示すように中心から離れるに連れて原稿面における光量が低下するという特性が知られている。そこで、第2の変形例に係る第1ディフューザー301aは、中心部から第1および第2端部に向かって線形的にあるいは非線形的に厚さが薄くなる特性を備えることによって、図8に示す光量分布特性を低減または打ち消す。この結果、第1ディフューザー30aの第1および第2端部における光量低下を抑制し、光源装置の主走査方向における光量分布特性の一様性を向上させることができる。
(3)第3の変形例:
図10は第3の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。第3の変形例に係る第1ディフューザー302aは、薄肉部T1およびT2と、中心から薄肉部T1およびT2に向かって肉厚が線形的にあるいは非線形的に薄くなる他の領域を備えている。第3の変形例に係る第1ディフューザー302aによれば、最も関心のある光源装置10の両端部における光量低下を抑制することができると共に他の領域における光量分布の一様性を図ることができる。
(4)第4の変形例:
図11は第4の変形例に係る第1ディフューザーを模式的に示す説明図である。上記実施例および変形例では第1ディフューザー30aの内側面を削ることによって、薄肉部T1、T2が形成されていたが、図11に示すように第1ディフューザー303aの外側面を削ることによって薄肉部T1、T2が形成されても良い。なお、削るとは切削のみを意味するものでなく、該当部分の肉厚が薄くなるようディフューザーを形成することをも意味する。
・光源装置の適用例:
図12は本実施例に係る原稿読み取り装置の概略構成を模式的に示す説明図である。本実施例に係る原稿読み取り装置50は、反射用光源装置10a、原稿載置ガラス511、原稿カバー512、走査ユニット53、可動ミラーユニット54、光学レンズユニット55、撮像ユニット56、透過用光源装置10b、制御装置60を備えている。
反射用光源装置10aは、文書、画像といった反射原稿に対して用いられる光源装置である。透過用光源装置10bは、ネガフィルム、ポジフィルムといった透過原稿に対して用いられる光源装置である。反射用光源装置10aは走査ユニット53内に、透過用光源装置10bは原稿カバー512内に、それぞれ配置されている。透過用光源装置10bは、図示しない駆動機構によって、走査ユニット53と連動して、原稿カバー512内において矢印方向(副走査方向)に移動することができる。
走査ユニット53には、反射用光源装置10aの他に反射鏡531が備えられている。走査ユニット53は、図示しない駆動機構によって、矢印方向に移動して、原稿載置ガラス521上に載置されている被照射物としての原稿40を走査して、原稿40の読み取り処理を実行する。
可動ミラーユニット54は反射鏡541、542を備えている。可動ミラーユニット54もまた、走査ユニット53と連動して、図示しない駆動機構によって、原稿読み取りの際には矢印方向へ移動する。駆動機構としては、例えば、タイミングベルトを用いた周知の駆動機構を用いることができる。
光学レンズユニット55は、1または複数のレンズを備え、可動ミラーユニット54から入力された光を撮像ユニット56上に集光させる、縮小光学系のレンズユニットである。
撮像ユニット56は、受光量に応じた電圧値を出力する半導体素子であり、一般的に、入射光を電荷に変換する受光素子と、受光素子において発生した電荷を転送するための素子を備える。撮像ユニット56としては、例えば、転送回路に電荷結合素子(CCD)を用いたCCDセンサ、相補形金属酸化膜半導体(CMOS)を用いたCMOSセンサを用いることができる。本実施例では、撮像ユニット56に複数の受光素子が水平方向に配列されており、各受光素子に対しては、R、G、Bのカラーフィルタが装着されている。
制御装置60は、図示しない中央処理装置(CPU)、メモリ、入出力インターフェース等を備えている。制御装置60は、反射用光源装置10aのオン・オフ、透過用光源装置10bにおける可視光光源のオン・オフ、走査ユニット53および可動ミラーユニット54の動作を制御する。制御装置60は、撮像ユニット56を介して読み取った原稿40の画像データを取得する。
以上説明したように本実施例に係る光源装置10によれば、光源として線状に配置された点光源を用いる場合であっても、光源装置10の光量斑を低減することができる。すなわち、各ディフューザー30a、30bの両端部に薄肉部T1、T2を形成したので、光量の低下が課題とされている光源装置10の両端部における光量の低下を抑制することが可能となり、光の照射面における光量のばらつきを抑制、すなわち、光量分布のばらつきを改善することができる。
また、本実施例に係る光源装置10は、点光源22a、22bが交互に配置される各発光部20a、20bを備えているので、一方の発光部において点光源が存在しないことによる光量の低下を他方の発光部における点光源によって補うことができる。したがって、光源装置10からの射出光の光量の一様性を向上させることができる。
本実施例に係る光源装置10を備える原稿読み取り装置50によれば、光量斑の少ない読み取り光を用いて原稿を読み取ることが可能となり、読み取り精度を向上させることができる。また、光源装置10は平行に配置されている発光部20a、20bを備えているので、に適用された場合には、対象物が立体形状を有している場合、たとえば、しわを有する場合であっても、しわによって発生する陰影を抑制することができる。
・その他の実施例:
(1)上記実施例では、白色の発光ダイオードを点光源22a、22bに用いているが、例えば、赤色、緑色、青色の発光ダイオードを光源に用いても良い。また、点発光源として側面発光式の発光ダイオードを用いているが、上面発光式の発光ダイオード、他の点発光源、例えば、通常のフィラメントを用いた極小電球が用いられても良い。いずれの場合にも、点発光源であり、本実施例において述べた利点によって光量分布特性の均一化を図ることができる。
(2)本実施例に係る原稿読み取り装置50では、走査ユニット53が移動することによって原稿40の読み取りが行われているが、固定されている走査ユニット上を原稿40が移動しても良い。すなわち、原稿と走査ユニット(読み取り部)とが相対的に移動すれば良い。また、原稿とは、文書、画像その他、読み取りの対象となる対象を意味する。
(3)上記実施例では、光源装置10を原稿読み取り装置50に適用する例を説明したが、この他にも、ファクシミリ、複写機、複合機、ハンドスキャナといった、光源装置10を用いることによって、原稿を読み取り可能な種々の装置に用いることができる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
10…光源装置
10a…反射用光源装置
10b…透過用光源装置
11…ハウジング
20a…第1発光部
20b…第2発光部
21a…第1基板
21b…第2基板
22a…第1点光源
22b…第2点光源
23a…コネクタ
30a…第1ディフューザー
30b…第2ディフューザー
31a…内側面
32a…外側面
33a…射出面
34a…基部
35a…拡散面
40…原稿
40a、40b…リフレクタ
50…原稿読み取り装置
53…走査ユニット
54…可動ミラーユニット
55…光学レンズユニット
56…撮像ユニット
60…制御装置
111…装着部
112a…第1収容部
112b…第2収容部
301a…第1ディフューザー
302a…第1ディフューザー
303a…第1ディフューザー
511…原稿載置ガラス
512…原稿カバー
521…原稿載置ガラス
531…反射鏡
541…反射鏡
E1…点光源
E2…点光源
S…斜面
T1…第1の薄肉部
T2…第2の薄肉部

Claims (8)

  1. 光源装置であって、
    線状に配置された複数の第1の点光源を備える第1の発光部と、
    前記第1の発光部と平行に配置され、各前記第1の点光源と重なり合わないようにそれぞれ配置されている複数の第2の点光源を備える第2の発光部と、
    前記第1の発光部を覆う第1の拡散部であって、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第1の拡散部と、
    前記第2の発光部を覆う第2の拡散部であって、他の領域よりも厚さの薄い薄肉部を両端部に有する第2の拡散部と、
    を備える光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置であって、
    前記複数の第1の点光源は所定の間隔を空けて配置されており、
    前記複数の第2の点光源は、前記間隔に対向する位置に配置されている、
    光源装置。
  3. 請求項1または2に記載の光源装置であって、
    前記第1の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第1の薄肉部と第2の薄肉部とを備え、
    前記第1の発光部は、前記第1の拡散部の第1の薄肉部と第2の薄肉部に対応する発光部第1端部と発光部第2端部とを有し、発光部第1端部および発光部第2端部に配置されている点光源は前記第1の薄肉部および第2の薄肉部とそれぞれ対向し、
    前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第3の薄肉部と第4の薄肉部とを備え、
    前記第2の発光部は、前記第2の拡散部の第3の薄肉部と第4の薄肉部に対応する発光部第3端部と発光部第4端部とを有し、発光部第3端部に配置されている点光源は前記他の領域と第3の薄肉部とを接続する斜面に対向する、
    光源装置。
  4. 請求項1または2に記載の光源装置であって、
    前記第1の拡散部は、中央部から両端部に向かって厚さが薄くなるよう形成されており、
    前記第2の拡散部は、中央部から両端部に向かって厚さが薄くなるよう形成されている、
    光源装置。
  5. 請求項1または2に記載の光源装置であって、
    前記第1の拡散部は前記薄肉部として厚さが一定の第1の薄肉部と、第1の薄肉部よりも長く厚さが一定の第2の薄肉部とを備え、
    前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記第1の拡散部の第1の薄肉部と対向する厚さが一定な第3の薄肉部と前記第1の拡散部の第2の薄肉部と対向する厚さが一定の第4の薄肉部とを備え、前記第3の薄肉部は第4の薄肉部よりも短い、
    光源装置。
  6. 請求項1または2に記載の光源装置であって、
    前記第1の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第1の薄肉部と第2の薄肉部とを備え、
    前記第1の発光部は、前記第1の拡散部の第1の薄肉部と第2の薄肉部に対応する発光部第1端部と発光部第2端部とを有し、発光部第1端部に配置されている点光源は前記第1の薄肉部と対向し、発光部第2端部に配置されている点光源は前記他の領域と第2の薄肉部とを接続する斜面に対向し、
    前記第2の拡散部は前記薄肉部として前記他の領域と斜面によって接続されている厚さが一定の第3の薄肉部と第4の薄肉部とを備え、
    前記第2の発光部は、前記第2の拡散部の第3の薄肉部と第4の薄肉部に対応する発光部第3端部と発光部第4端部とを有し、発光部第4端部に配置されている点光源は前記第4の薄肉部と対向し、発光部第3端部に配置されている点光源は前記他の領域と第3の薄肉部とを接続する斜面に対向する、
    光源装置。
  7. 請求項1または2に記載の光源装置であって、
    前記第1の拡散部は前記第1の発光部の光量分布特性のむらを抑制するように厚さが調整され、
    前記第2の拡散部は前記第2の発光部の光量分布特性のむらを抑制するように厚さが調整されている、
    光源装置。
  8. 原稿読み取り装置であって、
    請求項1から7のいずれかに記載の光源装置と、
    原稿読み取り部とを備える原稿読み取り装置。
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