JP2010243793A - カメラモジュール及び携帯端末機 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラモジュールが小型化される場合であっても、配線基板とレンズ保持枠とを信頼性よく接続できるカメラモジュールを提供する。
【解決手段】上面側に撮像素子20が実装された配線基板5と、配線基板5の上に設けられ、レンズ部40が収容されたレンズ保持枠30とを含み、レンズ保持枠30の下側内壁には、高さ方向に複数の凹部38が並んで設けられており、配線基板5の端部がレンズ保持枠30の凹部38に嵌め込まれて固定されている。レンズ保持枠30の内部に上下方向に弾性をもつ保持部材60が立設して形成され、保持部材60の先端部が配線基板5の上面に当接して配線基板5が保持される。
【選択図】図3
【解決手段】上面側に撮像素子20が実装された配線基板5と、配線基板5の上に設けられ、レンズ部40が収容されたレンズ保持枠30とを含み、レンズ保持枠30の下側内壁には、高さ方向に複数の凹部38が並んで設けられており、配線基板5の端部がレンズ保持枠30の凹部38に嵌め込まれて固定されている。レンズ保持枠30の内部に上下方向に弾性をもつ保持部材60が立設して形成され、保持部材60の先端部が配線基板5の上面に当接して配線基板5が保持される。
【選択図】図3
Description
本発明は携帯電話機などに内蔵されるカメラモジュール及びそれを備えた携帯端末機に関する。
従来、携帯端末機のカメラ部を構成するためのカメラモジュールが開発されている。そのようなカメラモジュールは、撮像素子が実装された配線基板の上にレンズなどが収容されたレンズ保持枠(レンズホルダ)が取り付けられて基本構成される。
特許文献1には、レンズユニットを保持する台座の側壁部の内壁面に凸部が形成され、撮像素子が接合されたガラスカバーを凸部に乗り上げながら圧入することにより、ガラスカバーを台座に保持することが記載されている。
従来、カメラモジュールの組み立て方法としては、撮像素子が実装された配線基板の周縁部に接着剤を塗布し、配線基板の上にレンズ保持枠を搭載した後に、接着剤をキュア炉で硬化させることにより、配線基板とレンズ保持枠とを接続する方法がある。
近年では、携帯電話などに搭載されるカメラモジュールは、さらなる小型化が求められており、配線基板のサイズをレンズ保持枠の外形より小さく設定する必要がある。このため、接着剤を設けるエリアを十分に確保できなくなり、配線基板とレンズ保持枠との接続の信頼性が問題になる可能性がある。
さらには、接着剤を熱処理して硬化させる際に、処理時間が比較的長くかかるため、生産効率が低い問題がある。
本発明は以上の課題を鑑みて創作されたものであり、カメラモジュールが小型化される場合であっても、配線基板とレンズ保持枠とを信頼性よく接続できるカメラモジュール及び携帯端末機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明はカメラモジュールに係り、上面側に撮像素子が実装された配線基板と、前記配線基板の上に配置され、レンズ部が収容されたレンズ保持枠とを有し、前記レンズ保持枠の下側内壁には、高さ方向に複数の凹部が並んで設けられており、前記配線基板の端部が前記レンズ保持枠の前記凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴とする。
本発明のカメラモジュールでは、レンズ保持枠の下側内壁に、高さ方向に複数の凹部が並んで設けられており、レンジ保持枠の凹部に配線基板の端部が嵌め込まれている。レンズ保持枠に配線基板を取り付ける際に、配線基板を上下方向に移動させて複数の凹部のうちの最適な高さの凹部に配線基板の端部が嵌め込まれる。
このようにすることにより、配線基板をレンズ保持枠に取り付ける際に、レンズ部と撮像素子との距離を微調整することでフォーカス調整を行うことができる。
本発明の一つの好適な態様では、レンズ保持枠の内部に下側に立設して形成されて、上下方向に弾性をもつ保持部材をさらに有し、保持部材の先端部が配線基板の上面に当接して配線基板が保持されている。
これにより、配線基板を上側から保持部材で保持した状態で所望の高さの凹部に配線基板を嵌め込むことができるので、配線基板を安定して凹部に固定することができる。保持部材に弾性をもたせる方法としては、例えば、先端部を折曲部とするか、あるいは保持部材の高さ方向の途中に湾曲部を設ければよい。
また、本発明の一つの好適な態様では、保持部材の側面から先端下面にかけて導体層が設けられて、保持部材がレンズ保持枠の接続端子を兼ねるようにしてもよい。そして、保持部材の先端下面の導体層が接続部となって配線基板の接続パッドに電気的に接続される。
これにより、レンズ保持枠に特別に接続端子を設けることなく、配線基板は、保持部材に形成された導体層を介してレンズ保持枠の中に配置されてレンズ部を駆動させるためのアクテュエータに電気的に接続される。
以上説明したように、本発明では、カメラモジュールが小型化される場合であっても、配線基板とレンズ保持枠とを信頼性よく接続することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1実施形態のカメラモジュールを構成するための配線基板及びレンズ保持枠を示す断面図、図2は図1のレンズ保持枠を下側からみた平面図、図3は同じくカメラモジュールを示す断面図である。
図1は本発明の第1実施形態のカメラモジュールを構成するための配線基板及びレンズ保持枠を示す断面図、図2は図1のレンズ保持枠を下側からみた平面図、図3は同じくカメラモジュールを示す断面図である。
図1に示すように、第1実施形態のカメラモジュールを構成するために、配線基板5と、レンズ部40などが収容されたレンズ保持枠30とを用意する。
配線基板5では、樹脂などの絶縁基板10の両面側に配線層12がそれぞれ形成されている。絶縁基板10には厚み方向に貫通するスルーホールTHが設けられており、両面側の配線層12はスルーホールTHに形成された貫通電極14を介して相互接続されている。
配線基板5の上面側にはCCDやCMOSセンサなどの撮像素子20が実装されており、撮像素子20の電極がワイヤ16によって配線基板5の配線層12に接続されている。配線基板5は、両面側に多層配線を備えていてもよく、各種の構造の配線基板を採用することができる。
レンズ保持枠30は、第1枠部32とその上に配置された第2枠部34とにより構成されて、内部が中空になった枠構造を有する。図1の例では、レンズ保持枠30の第1枠部32は内部がくりぬかれた四角状枠であり、第2枠部34は第1枠部32より小さな径の筒状枠である。
レンズ保持枠30の第1枠部32によってその内部に第1収容部H1が構成され、第2枠部34によってその内部に第2収容部H2が構成される。
レンズ保持枠30の第2収容部H2にはレンズ部40が収容されている。レンズ部40は、円筒状の保持体42とその内部に保持されて垂直方向に並んで配置された複数のレンズ群44とによって構成される。
また、レンズ部40の外周側にはレンズ部40を駆動させるためのアクテュエータであるボイスコイルモータ(VCM)50が配置されている。ボイスコイルモー50はレンズ部40の保持体42の外周に巻かれたコイル52とその外周側に配置された磁石54とによって構成される。
ボイスコイルモータ50のコイル52に所要の電流を流すことにより、いわゆるリニアモータの原理によってレンズ部40が光軸方向(図1では上下側)に推進力を受けて駆動することができる。
つまり、ボイスコイルモータ50の機能によってレンズ部40が前後に駆動されて画像のフォーカスが調整される。レンズ部40には不図示のスプリングが装着されており、これによってレンズ部40を規定位置に戻すことができる。
なお、レンズ部40を駆動するためのアクテュエータとしてボイスコイルモータ50を例示するが、ピエゾモータ(不図示)をアクテュエータとして利用することによってレンズ部40を駆動させてもよい。ピエゾモータでは、逆圧電効果を利用し、ピエゾ素子に電圧を加えることで結晶の伸縮が発生し、これによってレンズ部40を駆動させることができる。
また、レンズ保持枠30の第2枠部34の上面中央部には開口部30aが設けられている。レンズ保持枠30の開口部30aに光学的に等方性のガラス窓が封着されていてもよい。
さらに、レンズ保持枠30の第1収容部H1と第2収容部H2との間には、それらを仕切るようにガラス板36が設けられている。ガラス板36は赤外線(IR)カットフィルタとして機能する。
また、レンズ保持枠30の第1枠部32の下側内壁には、高さ方向に複数の溝状の凹部38が並んで設けられている。内側に突出する三角状の凸部39が高さ方向に複数配置されており、これによって凸部39の間にV字状の凹部38が形成され、複数の凹部38が高さ方向にストライプ状に配置されている。
第1枠部32の内径は配線基板5の外形に対応しており、第1枠部32に設けられた凹部38の主要部に配線基板5の端部が嵌め込まれるようになっている。凹部38の幅w及び深さd(図1)は、凹部38に配線基板5の端部が安定して配置されるように配線基板5の厚みを考慮して設定される。例えば、凹部38の幅wは50〜500μmに設定され、深さは0.5〜1mmに設定される。
複数の凹部38が高さ方向に並んで配置されているので、配線基板5を凹部38に引っ掛けて嵌め込む際に、最適の高さの凹部38に配線基板5を配置することによって撮像素子20の高さ位置を調整できるようになっている。
図1の例では第1枠部32の高さ方向に凹部38が3つ設けられているが、凹部38の数は任意に設定することができる。
さらに、レンズ保持枠30の第1枠部32の天井部には下側に立設する保持部材60が設けられている。保持部材60は、配線基板5の端部を第1枠部32の凹部38に嵌め込む際に、配線基板5を上側から保持して配線基板5を凹部38に安定して固定するために設けられている。
保持部材60の先端部は、「し」の字状に内側に折り曲げられた折曲部60aとなっている。これによって、保持部材60は上下方向に弾性を有する。従って、配線基板5の端部を第1枠部32の凹部38に嵌め込む際に、保持部材60で配線基板5を上側から保持した状態で、配線基板5の高さ位置を容易に調整することができる。
つまり、図1の状態では、保持部材60の折曲部60aの下面が最下の凹部38の位置に配置されており、配線基板5をレンズ保持枠30に取り付ける際に、保持部材60はその弾性によって最上の凹部38の位置まで移動できるようになっている。
図2には、図1のレンズ保持枠30を下側からみた様子が示されている。図1に図2を加えて説明すると、本実施形態では、レンズ保持枠30の第1枠部32の天井部の周縁側に4つの板状の保持部材60が分離されて設けられている。あるいは、棒状(柱状)の保持部材60を複数で設けてもよい。
また、図2に示すように、本実施形態では、四角状の第1枠部32の3つの辺の下側内壁に凹部38がそれぞれ設けられている。第1枠部32の残りの一辺には凹部38が設けられておらず、その先端下面には接続端子31が設けられている。接続端子31は、ボイスコイルモータ50のコイル52に電気的に接続されている。
接続端子31を第1枠部32の天井部から立設させて形成する場合は、四角状の第1枠部32の全ての内壁に凹部38を設けてもよい。あるいは、四角状の第1枠部32の対向する一対の内壁のみに凹部38を設けてもよい。
そして、図1及図3に示すように、配線基板5を水平方向に保持した状態で、レンズ保持枠30の第1枠部32の下部に配線基板5を押し込む。このとき、まず、配線基板5の端部は、最下の凸部39を乗り上げて差し込まれ、最下の凹部38に嵌め込まれる。
さらに、配線基板5を上側に押し上げることにより、配線基板5が凸部39を乗り上げて任意の位置の凹部38に嵌め込まれる。凹部38に嵌め込まれた配線基板5を下側に移動させて下側の凹部38に戻すことも可能である。
本実施形態では、凸部39を三角状とし、凸部39の上面側が水平方向を向くように配置することにより、配線基板5をスムーズに上側に移動させることができる。このとき、保持部材60の折曲部60aが配線基板5の上面に当接する。前述したように、保持部材60は上下方向に弾性を有するため、保持部材60の折曲部60aが配線基板5の上面に当接した状態で、配線基板5を上側に移動させることができる。
従って、配線基板5をレンズ保持枠30の凹部38に嵌め込んで取り付ける際に、撮像素子20とレンズ部40との距離を微調整することでフォーカス調整を行うことができる。図3の例では、配線基板5がレンズ保持枠30の下から2番目の凹部38に嵌め込まれる。
しかも、配線基板5は保持部材60によって下側に押圧されて保持された状態で凹部38に嵌め込まれるので、配線基板5は上下にがたつくことなく凹部38に信頼性よく固定される。
なお、好適には、レンズ保持枠30に設けられる凹部38及び保持部材60は、金型の中に樹脂を流し込むことにより本体と一体的に形成される。あるいは、凸部39及び凹部38が設けられた樹脂部品などをレンズ保持枠30の下側内壁に固着してもよい。また、保持部材60を別部品として用意し、レンズ保持枠30に固着することも可能である。
また、本実施形態では、レンズ保持枠30の下側内壁に、三角状の凸部39の間にV字状の凹部38を設けているが、配線基板5を上下に移動できて配線基板5が嵌め込まれる形状ではあればよく、各種の形状の凹部38を採用することができる。
図4には、レンズ保持枠30側と配線基板5とを電気的に接続するための接続部の様子が示されている。図4に示すように、配線基板5をレンズ保持枠30に取り付ける際に、前述したレンズ保持枠30の先端下面に設けられた接続端子31(図2)が配線基板5の一端に設けられた接続パッド13に銀ペーストやはんだなどの接続導体15によって電気接続される。
そして、配線基板5に実装されたドライバIC(不図示)から前述したボイスコイルモータ50のコイル52に所要の電流が供給されてボイスコイルモータ50が駆動するようになっている。
前述したように、第1枠部32の天井部から下側に接続端子を立設して形成する場合は、同様に、接続端子が銀ペーストなどを介して配線基板5の接続パッドに電気接続される。
このようにして、配線基板5がレンズ保持枠30の下部に取り付けられて、配線基板5に実装された撮像素子20がレンズ保持枠30の第1収容部に収容される。これにより、第1実施形態のカメラモジュール1aが構成される。
図3に示すように、第1実施形態のカメラモジュール1aでは、外光がレンズ部40のレンズ群44を透過し、その下のガラス板36を透過する。このとき、ガラス板36は外光から可視光以外の赤外線(IR)領域の光を取り除くIRカットフィルタとして機能する。
さらに、ガラス板36を透過した光は撮像素子20に入射し、撮像素子20が光学信号を電気信号に変換することに基づいて画像データが生成される。
画像のフォーカスが合っていない場合は、配線基板5に実装されたドライバIC(不図示)から配線基板5の接続パッド13及びレンズ保持枠30の接続端子31などを介してレンズ部40の位置を変えるように、ボイスコイルモータ50のコイル52に電流が供給される。これにより、ボイスコイルモータ50の機能によってレンズ部40の位置が変更されてフォーカスが調整される。
本実施形態のカメラモジュール1aでは、接着剤を使用することなく、配線基板5をレンズ保持枠30に設けられた凹部38に嵌め込んで固定している。
従って、従来技術と違って、接着剤を塗布し、熱処理してそれを硬化させる工程が不要となるので、接着剤の材料費を削減できると共に、製造工程を大幅に短縮することができる。また、カメラモジュールが小型化されて接着剤を設ける領域が十分に確保できなくなる場合であっても、レンズ保持枠30の下側内壁に凹部38を設けることにより、レンズ保持枠30に配線基板5を容易に接続することができる。
しかも、高さ方向に複数の凹部38を並べて配置することにより、撮像素子20の高さ位置を微調整することでフォーカス調整することも可能になる。
また、配線基板5は保持部材60によって下側に押圧された状態でレンズ保持枠30の凹部38に固定されるので、接続の十分な信頼性を確保することができる。
図5には第1実施形態の変形例のカメラモジュール1bが示されている。前述した図3のカメラモジュール1aでは、保持部材60に上下方向に弾性をもたせるため、先端部を折曲部60aとしている。図5の変形例のカメラモジュール1bのように、保持部材60の高さ方向の途中に湾曲部60bを設けてもよい。
このようにしても、保持部材60が上下方向に弾性を有するようになるので、保持部材60で配線基板5を上側から保持した状態で、配線基板5を最適な高さの凹部38に嵌め込んで高さ位置を調整することができる。図5において、保持部材60以外の要素は図3と同一であるのでその説明を省略する。
なお、保持部材60に上下方向に弾性をもたせる方法として、前述した折曲部60aや湾曲部60bを形成する代わりに、保持部材60の先端部にばねなどの弾性体を取り付けてもよい。あるいは、保持部材60自体をばねなどの弾性体から形成し、それを固着してもよい。
本実施形態では、好適な例として、上下方向に弾性を有する保持部材60を設ける形態を説明したが、配線基板5を上側から保持する必要がない場合は、保持部材60を省略してもよい。
あるいは、上下方向に弾性をもたない保持部材60をレンズ保持枠30に設けてもよい。この場合は、保持部材60の先端部が最上の凹部38の位置に配置され、配線基板5をレンズ保持枠30の凹部38に嵌め込む際のストッパ部材として機能する。
(第2の実施の形態)
図6は本発明の第2実施形態のカメラモジュールを示す断面図である。第2実施形態の特徴は、保持部材の側面から先端下面にかけて導体層を形成することにより、保持部材が配線基板と電気接続される接続端子を兼ねるようにしたことにある。
図6は本発明の第2実施形態のカメラモジュールを示す断面図である。第2実施形態の特徴は、保持部材の側面から先端下面にかけて導体層を形成することにより、保持部材が配線基板と電気接続される接続端子を兼ねるようにしたことにある。
図6において、保持部材60に関連する要素以外は第1実施形態の図3と同一であるので同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態のカメラモジュール1cでは、第1実施形態の図3の保持部材60の上部側面から折曲部60aの下面(先端下面)にかけて導体層62が延在して形成されている。導体層62はボイスコイルモータ50のコイル52に電気的に接続されている。導体層62は、例えば、ディスペンサなどによって保持部材60の上部側面から折曲部60aの下面まで導電性ペーストが塗布されて形成される。
図7には、組み立てる前の図6のレンズ保持枠30を下側からみた様子が示されている。図7を加えて参照すると、レンズ保持枠30の第1枠部32の4辺の下側内壁に凹部38がそれぞれ設けられている。そして、第1実施形態と同様に、第1枠部32の天井部の周縁側に4つの板状の保持部材60が立設している。
向かって左側の保持部材60の側面Sの一部から折曲部60aの下面まで帯状の導体層62が延在して形成されており、折曲部60aの下面(保持部材60の先端下面)の導体層62が接続部Cとなっている。図7では図6の保持部材60の折曲部60aの下面が平面的に描かれている。
そして、図6に示すように、第1実施形態と同様に、配線基板5がレンズ保持枠30の下側内壁の凹部38に嵌め込まれる。このとき、保持部材60の折曲部60aの下面の接続部Cが配線基板5の接続パッド13に銀ペーストなどの接続導体15によって電気接続される。
これにより、第1実施形態と同様に、フォーカス調整する際に、配線基板5に実装されたドライバIC(不図示)からボイスコイルモータ50のコイル52に所要の電流が供給されてボイスコイルモータ50が駆動する。
第2実施形態のカメラモジュール1cは第1実施形態と同様な効果を奏する。これに加えて、第2実施形態では、保持部材60の側面から先端下面に導体層62を設けることにより、保持部材60が配線基板5の接続パッド13に接続される接続端子を兼ねるようにしている。
このため、第1実施形態と違って、保持部材60とは別に接続端子を設ける必要がないので、第1実施形態より構造を簡易にすることができる。
図8には、第2実施形態の変形例のカメラモジュール1dが示されている。図8に示すように、第2実施形態の変形例のカメラモジュール1dでは、第1実施形態の変形例のカメラモジュール1bの保持部材60の上部側面の一部から湾曲部60bを介して先端下面にかけて帯状の導体層62が延在して形成されている。保持部材60の先端下面の導体層62が接続部Cとなっている。
そして、同様に、配線基板5をレンズ保持枠30の凹部38に嵌め込む際に、保持部材60の先端下面の接続部Cが配線基板5の接続パッド13に銀ペーストなどの接続導体15によって電気接続される。変形例のカメラモジュール1dは、前述した図6のカメラモジュール1cと同様な効果を奏する。
(実施形態のカメラモジュールを備えた携帯端末機)
図9には、前述した第1、第2実施形態のカメラモジュール1a〜1dが内蔵された携帯電話機2(携帯端末機)が示されている。図9の内側面の図に示すように、本実施形態の携帯電話機2では、表示画面70を備えた上側筐体72と操作ボタン74などを備えた下側筐体76とが連結部78によって折りたたみ可能な状態で連結されている。
図9には、前述した第1、第2実施形態のカメラモジュール1a〜1dが内蔵された携帯電話機2(携帯端末機)が示されている。図9の内側面の図に示すように、本実施形態の携帯電話機2では、表示画面70を備えた上側筐体72と操作ボタン74などを備えた下側筐体76とが連結部78によって折りたたみ可能な状態で連結されている。
そして、図9の外側面の図に示すように、前述した本実施形態のカメラモジュール1a〜1dが上側筐体72の表示画面70の下側に配置されている。カメラモジュール1a〜1dは、そのレンズ部40が上側筐体72の表面側(表示画面70側と反対面)になるように上側筐体72に装着される。
そして、カメラモジュール1a〜1dの配線基板5の下面側の配線層12の接続部が携帯電話機2の実装基板に接続される。
本実施形態の携帯電話機2では、前述したカメラモジュール1a〜1dが内蔵されるので、小型化及び低コスト化を図ることができる。
1a,1b,1c,1d…カメラモジュール、2…携帯電話機、5…配線基板、10…絶縁基板、12…配線層、13…接続パッド、14…貫通電極、15…接続導体、16…ワイヤ、20…撮像素子、30…レンズ保持枠、31…接続端子、30a…開口部、32…第1枠部、34…第2枠部、36…ガラス板、38…凹部、39…凸部、40…レンズ部、42…保持体、44…レンズ群、50…ボイスコイルモータ、52…コイル、54…磁石、60…保持部材、60a…折曲部、60b…湾曲部、62…導体層、70…表示画面、72…上側筐体、74…操作ボタン、76…下側筐体、78…連結部、C…接続部、H1,H2…収容部、S…側面、TH…スルーホール。
Claims (7)
- 上面側に撮像素子が実装された配線基板と、
前記配線基板の上に配置され、レンズ部が収容されたレンズ保持枠とを有し、
前記レンズ保持枠の下側内壁には、高さ方向に複数の凹部が並んで設けられており、前記配線基板の端部が前記レンズ保持枠の前記凹部に嵌め込まれて固定されていることを特徴とするカメラモジュール。 - 前記凹部は、三角状の凸部の間にV字状で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
- 前記レンズ保持枠の内部に下側に立設して形成されて、上下方向に弾性をもつ保持部材をさらに有し、
前記保持部材の先端部が前記配線基板の上面に当接して前記配線基板が保持されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。 - 前記保持部材は先端部が折曲部となっているか、あるいは高さ方向の途中が湾曲部となっていることを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。
- 前記レンズ保持枠の中に配置され、前記レンズ部を駆動させるためのアクテュエータをさらに有し、
前記保持部材に、前記アクテュエータに接続される導体層が設けられて、前記保持部材が前記レンズ保持枠の接続端子を兼ねており、前記導体層が前記配線基板の接続パッドに電気的に接続されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラモジュール。 - 前記配線基板の端部が前記レンズ保持枠の凹部に嵌め込まれる際に、高さ方向に並んで配置された前記複数の凹部のうち、前記レンズ部と前記撮像素子との距離が最適になる位置の前記凹部に前記配線基板を嵌め込んでフォーカス調整を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
- 請求項1乃至6のいずれか一項のカメラモジュールを備えた携帯端末機。
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