JP2010243558A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーセンサの誤検知を防ぎ且つトナー収容部の排出能力を高める。
【解決手段】トナー収容部は、ハウジング140と、該ハウジング内に設けられたトナー攪拌用アジテータ141と、前記ハウジング内の一側部に該トナー攪拌用アジテータの回転駆動軸1412と平行に設けられたトナー搬送排出用スクリュー142と、前記ハウジング内に収容されているトナーの残量を検知するトナーセンサ143とよりなり、前記トナー攪拌用アジテータの先側には、可撓性の羽根シート1411が設けられており、前記羽根シートは、前記前記トナー攪拌用アジテータの回転に伴い回転して前記トナーセンサの検知面1430に接触した状態で動いて該検知面を清掃するとともに、前記トナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げるよう構成されていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機あるいはプリンタ(これらの複合機も含む)等の画像形成装置に関し、詳しくは、電子写真方式の画像形成装置の改良に関する。
従来より、電子写真方式による画像形成装置においては、以下の流れで画像を形成し記録紙に画像を印刷するものが知られている。
まず用紙カセット等を備えた記録紙供給部から、1枚ずつ記録紙を繰出し、用紙搬送路の途中に設けられた搬送ローラ対(レジストローラ対)を経て、電子写真記録部の感光体ドラム及び転写ローラのニップ部に搬送する。現像器からトナーを供給して、感光体ドラムの表面の静電潜像を現像し、トナー画像を記録紙に転写させる。トナー画像を定着器で永久画像として定着させた後、記録紙を排出させる。
下記特許文献1〜下記特許文献3には、前記したような画像形成装置の現像器が開示されている。
下記特許文献1には、トナーを攪拌するローラとは独立した羽車に清掃部材が取付けられているものが記載されている。
下記特許文献2には、現像器内に設けられ現像剤を攪拌搬送するローラに清掃部材が取付けられているものが記載されている。
下記特許文献3には、トナータンク内のトナーを攪拌するためのローラにクリーニングフィルムが取付けられているものが記載されている。
これらはいずれも、トナーセンサの表面に接触した状態で動いて、トナーセンサの表面を清掃し、トナーセンサの表面にトナー或いは現像剤が堆積することを防止し、これによってトナーセンサの誤検出が防止できるとされている。
特開平4−353832号公報 特開平11−133726号公報 特開昭63−85770号公報
このように現像器に設けられるトナーセンサの表面へのトナー付着の問題を解決するためには、上述のような清掃部材が不可欠ではある。
しかしながら、トナーの付着は、高温且つ多湿の環境下に設置された場合に発生し、一般的な環境下においては発生しない場合もある。よって、トナーセンサの清掃のためだけに用いられる予防保全的な部品は、部品点数の削減の観点から、できれば廃止したいものである。しかしながら、画像形成装置の信頼性を確保するためには廃止できない部品といえる。
一方、上述したような画像形成装置においては、現像器本体へトナーの補給をする際に、現像器とは別体に設けられたトナー収容部(トナーホッパー)を介してトナーカートリッジからトナーを搬送する構成を採用した画像形成装置がある。
この場合、トナー攪拌用アジテータには、トナーを攪拌するだけでなく、トナー収容部内に設けられたトナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げ、現像器本体側にトナーがスムーズに供給できる排出能力が求められる。
本発明は、前記課題を解決するために提案され、その目的は、トナーセンサの誤検知を防ぎ且つトナー収容部の排出能力を高めることができる画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、現像器を含む画像形成プロセス部と、該画像形成プロセス部に関連付けて配置されるトナー収容部とを繋いでトナーの搬送系が構成される画像形成装置であって、前記トナー収容部は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられたトナー攪拌用アジテータと、前記ハウジング内の一側部に該トナー攪拌用アジテータの回転駆動軸と平行に設けられたトナー搬送排出用スクリューと、前記ハウジング内に収容されているトナーの残量を検知するトナーセンサとよりなり、前記トナー攪拌用アジテータの先側には、可撓性の羽根シートが設けられており、前記羽根シートは、前記前記トナー攪拌用アジテータの回転に伴い回転して前記トナーセンサの検知面に接触した状態で動いて該検知面を清掃するとともに、前記トナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げるよう構成されていることを特徴とする。
本発明においては、羽根シートは、前記トナー攪拌用アジテータの先側に着脱可能な取付部材を介して取付けられるとともに、前記トナー搬送排出用スクリュー側にトナーが至るまで、前記ハウジングの底壁部に前記羽根シートの先側が弾性的撓みを伴って接触した状態で動いて弾性反力を利用してトナーを掻き上げるよう構成されているものとしてもよい。
また本発明において、羽根シートの自由端から前記回転駆動軸側に延びるスリットが設けられ、複数の可撓片が形成されているものとしてもよい。
更に本発明において、トナーセンサが圧電センサであり、その検知面が鉛直方向に略平行となるように前記ハウジング内に収容されているものとしてもよい。
本発明の画像形成装置によれば、トナー攪拌用アジテータの先側に設けられた羽根シートが、トナー攪拌用アジテータの回転に伴い回転して、トナーセンサの検知面に接触した状態で動いて該検知面を清掃する。よって羽根シートは、トナー収容部内のトナーが凝集しないよう攪拌しながらトナーセンサの検知面を清掃するので、該検知面にトナーが凝集して付着或いは堆積し、誤検知の要因になることを防止することができる。
また羽根シートはハウジング内の一側部に設けられたトナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げるよう構成されているので、トナー収容部内のトナーを効率よくトナー搬送排出用スクリューを通じて現像器に供給することができる。そして、トナー収容部のトナーを排出させる能力を向上させることができる。
このように上記羽根シートは、トナーセンサの清掃機能、トナーの攪拌機能、及びトナー搬送排出用スクリューへの供給機能といった複数の機能を併せ持っているため、部品点数の軽減にも寄与できる。
羽根シートをトナー攪拌用アジテータの先側に着脱可能な取付部材を介して取付けられるようにした場合は、羽根シートの着脱或いは交換を容易にすることができる。また画像形成装置を解体する場合には、部品を解体しやすいので、リサイクル部品と分別しやすい。
そして羽根シートはトナー搬送排出用スクリュー側にトナーが至るまで、ハウジングの底壁部に前記羽根シートの先側が接触した状態で動いて弾性撓み作用を利用してトナーを掻き上げるよう構成してもよい。これによれば、より一層効率よくトナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げることができ、トナーを排出する能力の向上を図ることができる。
羽根シートの自由端から前記回転駆動軸側に延びる複数のスリットを設け、複数の細長可撓片が形成されるようにした場合は、羽根シートを設けることによる回転駆動軸の回転抵抗の増大及び羽根シートの先側の摺り合いによって生じる抵抗を低減することができる。
よって、トナー攪拌用アジテータを回転させるための駆動力を極端に強める必要がない。また羽根シートにスリットを設けることにより、羽根シートが接触した状態で動く力が弱まるので、トナーを攪拌或いは掻き上げるときに生じる騒音の発生を低減させることができる。
トナーセンサが圧電センサであり、その検知面が鉛直方向に略平行となるように前記ハウジング内に収容されるようにした場合は、圧電方式のセンサの検知面上のトナーが自重によりその面上に留まりにくい構成とすることができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略縦断面図である。 同画像形成装置におけるトナー収容部を含むトナーの搬送系を示す概略平面図である。 同画像形成装置におけるトナー収容部の一部分解全体斜視図である。 図2におけるX−X線縦断面図である。 同画像形成装置に設けられるトナー攪拌用アジテータの概略斜視図、 図5に示すトナー攪拌用アジテータを裏面からみた概略分解斜視図である。 同トナー攪拌用アジテータに設けられる羽根シートの変形例を示す図であり、トナー攪拌用アジテータの概略平面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示す画像形成装置100は、電子写真方式の記録部を備えるプリンタを例示しているが、これに限られず、画像読取機能を有する複写機、ファクシミリ装置あるいはこれらの機能を兼ね備えたいわゆる複合機等であっても良いことは言うまでもない。
図例の画像形成装置100の装置本体1は、記録紙(用紙)の記録紙供給部2と、電子写真方式で記録紙に画像を記録する画像記録部3と、印字後の記録紙を排出する排出部4とが、この順序で高さ方向に層積されて構成されている。
記録紙の記録紙供給部2は、多数枚の記録紙を堆積収納し得る抜差し可能な記録紙供給カセット20と、記録紙供給カセット20における記録紙の供給方向前端部に設置されたセパレートローラ21と、セパレートローラ21の周面に接する分離パッド22とよりなる。
尚、記録紙供給カセット20の下に、更にオプションカセット(不図示)を設け、2段以上のマルチカセットシステムとしてもよい。また分離パッド22に代えリタードローラとすることも可能である。
画像記録部3は、感光体ドラム5の周囲に、帯電器6、LED等からなる露光器7、現像器8、転写ローラ9及びクリーニング装置10をこの順序で配したプロセス部と、その下流側に設けられる定着器11とより構成される。
これらプロセス部は、感光体ドラム5、帯電器6、クリーニング装置10を一括したドラムユニット50と、現像器ハウジング81、攪拌搬送スクリュー82、83等を一括した現像器ユニット80とよりなる画像形成プロセス部60とされる。ドラムユニット50及び現像器ユニット80は、装置本体1に対してその前面側より、個々にあるいは両者を所定の結合手段で結合した状態で着脱可能に装着される。
また、露光器7及び転写ローラ9を除く全てのプロセス部を一括して画像形成プロセス部60とすることも可能である。これら画像形成プロセス部60は、消耗品として適宜新品に交換される。ここで、装置本体1の前面側とは、図1における紙面手前側を言い、記録紙供給カセット20も装置本体1に対して前面側より抜差し可能とされている。
図例の現像器ユニット80は、2成分(補給トナーとキャリア)現像剤を用いる方式の現像器8である。樹脂成型された現像器ハウジング81内に補給トナーとキャリアを収容し、2本の平行な攪拌搬送スクリュー82、83で攪拌及び搬送しながら、バイアス印加された現像ローラ84にトナーを供給するよう構成されている。
現像器ハウジング81の外面には磁気センサ85が付設され、現像器ハウジング81内のトナー濃度(トナーとキャリアの混合比)が常時検出される。
この現像器ユニット80から離間した位置には、後述するトナーボトル16とトナーホッパー14(トナー収容部)とが設置される。磁気センサ85により現像器ハウジング81内のトナー濃度が低下したことが検出されると、トナーホッパー14からトナー搬送路15を介して、トナーが現像器ハウジング81内に補給される。
定着器11は、ドラムユニット50の下流側に設けられ、互いに接するように配置されたヒートローラ12とプレスローラ13とを備えている。
現像器8の上流側近傍にはレジストローラ対40が設けられ、記録紙供給カセット20から1枚ずつ分離繰出された記録紙を、レジストローラ対40によりレジストして、感光体ドラム5と転写ローラ9とのニップ部に導入する構成としている。
さらに、定着器11の下流側には、切替ゲート41、排出ローラ対42及び排出トレイ43が連設され、これらによって排出部4が構成されている。
前記構成の画像形成装置100においては、ファクシミリ或いはパソコン等の外部端末から送信された画像情報が、帯電器6によって一様に帯電された感光体ドラム5の表面に、露光器7によって光情報として書き込まれる。感光体ドラム5の表面には光情報に基づく静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器8によって現像され、転写ローラ9において、レジスト導入された記録紙にトナー画像として逐次転写される。
詳しくは、この現像の際、光の照射により電位が変化した部分には、現像器8との電位差によりトナーが感光体ドラム5に吸引されて黒部分となり、その他の部分にはトナーは吸引されず白部分となる。そして全体として、画像情報に基づく白黒トナー画像が形成されて記録紙に転写される。
前記のように記録紙に転写されたトナー画像は、定着器11によって永久画像として定着され、永久画像が形成された記録紙は、切替ゲート41を押し上げ、排出ローラ対42を介して排出トレイ43に排出される。
この一連の記録紙の搬送は、記録紙供給カセット20からの繰出し直後に略垂直(鉛直)に立ち上がり、排出ローラ対42では記録紙供給カセット20からの繰出し方向とは略180度の方向にUターンするように形成された主搬送パス110に沿ってなされる。このようなレイアウト構成により、装置全体のコンパクト化が図られる。
図例の画像形成装置100は、両面記録機能を備えており、主搬送パス110の切替ゲート41の取付け位置から、レジストローラ対40の上流側で主搬送パス110に循環合流する反転搬送パス111が形成されている。
また、図例の画像形成装置100は、記録紙の手差機能を更に備えており、装置本体1の側部には開閉が可能な手差トレイ101が付設されている。
手差トレイ101の前端部には手差分離ローラ23と摩擦分離パッド24とが接触した状態で設けられ、その更に下流側には主搬送パス110に合流する手差搬送パス112が連なって設けられている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100におけるトナーの搬送系について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図2は、トナーボトル16と、トナーホッパー14と、画像形成プロセス部60とが設置された位置関係を概略的に示す平面図である。
図例の画像形成装置100におけるトナーの搬送系は、現像器8を含む画像形成プロセス部60と、画像形成プロセス部60に関連付けて配置されるトナーホッパー14と、トナーボトル16とを繋いで構成されている。
トナーボトル16は、先細り円筒状の樹脂材製などからなる容器本体160よりなり、容器本体160内には、現像器ユニット80へ補給するトナーが予め充填されている。
トナーボトル16は、先細り形状となっている端部を前端1601とし、該前端1601には容器本体160に充填されているトナーをトナーホッパー14に吐出する吐出口1602(図4参照)が設けられている。
トナーボトル16は、装置本体1の前面側(図2の紙面下方)に設けられた開閉扉103を開けた状態で装着される。トナーボトル16は、先細り形状の該前端1601が装置本体1の奥側(トナーホッパー14側、図2の紙面上方)になるようボトル保持台162上に寝かせるように装着される。詳しくは、ボトル保持台162の上方に設けられた筒状のボディ装着部163に容器本体160のボディ1600部分が装着され、ボトル前端装着部161に容器本体160の前端1601部分が装着される。そして、この装着により、後述するトナーホッパー14と、トナーボトル16とが接合されて、現像器8へのトナーの受渡し部が構成される。
画像形成装置100は、トナーボトル16がボディ装着部163に装着されたことを検知する検知部(不図示)と、トナーボトル16の回転を駆動させるタイミングを制御する制御部(不図示)と備えている。該制御部の制御信号に基いてモータ(不図示)が駆動し、トナーボトル16が回転するようになっている。容器本体160の内面には、螺旋状に突部164(外側からみれば溝状)が形成されている。よってトナーボトル16の回転に伴い、容器本体160内に収容されているトナーが螺旋状の突部164で押出されるように前端1601側(トナーホッパー14側)への搬送される。
ボトル前端装着部161の内周側には、ボトル前端支持部165(図4参照)が更に設けられている。該ボトル前端支持部165は、容器本体160の回転とともにボトル前端支持部165も回転するようになっており、このボトル前端支持部165にも容器本体160の吐出口1602と連通するように吐出口1650(図4参照)が設けられている。
またボトル前端装着部161には下向きに開口した開口部1610(図4参照)が設けられている。
よって、以下の流れでトナーボトル16内のトナーがトナーホッパー14に受け渡される。容器本体160とボトル前端支持部165とが同期して回転し、この回転に伴い容器本体160の吐出口1602及びボトル前端支持部165の吐出口1650(図4参照)の位置が変わる。またこの回転に伴い、上述したように突部164の効果によって容器本体160内のトナーが前端1601側へと搬送される。
容器本体160の吐出口1602及びボトル前端支持部165の吐出口1650がトナーボトル16の回転によって下方位置に到達したとき、前端1601側へと搬送されたトナーがこれら吐出口1602、1650からトナーホッパー14側へ落下し吐出される。
こうして、常時開口状態のボトル前端装着部161の開口部1610及び後記するトナーホッパー14のトナー受入口144を通じてトナーホッパー14内にトナーが供給される。
なお、トナーボトル16はその回転が停止するときにはボトル前端支持部165及び容器本体160の吐出口1602、1650は上方位置に向くよう(図4の状態)回転制御がなされている。
次に図3及び図4を参照しながら、トナーホッパー14の構成について説明する。
トナーホッパー14は、上記したホッパー保持台162の奥側に設けられ、吐出口1602、1650から吐出されるトナーを受け入れるためにボトル前端装着部161の直下に配置される。トナーホッパー14とボトル前端装着部161とはビスなどの連結具18で連結されている。図3の19は連結具18がねじ込まれるねじ穴である。
トナーホッパー14は、ハウジング140と、トナー攪拌用アジテータ141と、トナー搬送排出用スクリュー142と、トナーセンサ143と、トナー受入口144とを備えている。
平面視で略方形の箱型に形成されたハウジング140は、樹脂材製などからなり、トナーボトル16の吐出口1602から吐出したトナーを受け入れるために上方に向いて開口したトナー受入口144を備えている。トナー受入口144はボトル前端装着部161と連結された状態においてボトル前端装着部161の開口部1610と常に連通状態となっている。そして上記したとおり、トナーボトル16が回転してその吐出口1602が下向きになったときに、トナーが供給されるようになっている。
ハウジング140内には、トナーホッパー14に供給されたトナーが凝集しないようトナーを攪拌するトナー攪拌用アジテータ141が回転駆動軸1412に取付けられている。トナー攪拌用アジテータ141は、攪拌搬送フィン1410を備えており、その先側には樹脂フィルムなどの可撓性樹脂素材で形成された羽根シート1411が設けられている。このトナー攪拌用アジテータ141の構成については後に詳述する。
ハウジング14の内壁1400(底壁部)は、回転するトナー攪拌用アジテータ141の軌道に沿うよう回転駆動軸1412と同心に且つ断面半円弧状に形成されている。ハウジング14の内壁1400の一側面にはトナーホッパー14内のトナーの残量を検知するためのトナーセンサ143の検知面1430を露出させるための孔部1401が形成されている。孔部1401は、回転駆動軸1412が設置された位置と略同じ高さになる位置に形成されることが望ましい。トナーボトル16内のトナーがなくなっても、トナーホッパー14内に所定枚数の画像記録が行える量のトナーを確保するためである。
ここでトナーの残量を検知するトナーセンサ143は特に限定されるものではないが、本実施例ではキャリアを含んでいないトナーの残量を検知する圧電方式のセンサを用いることができる。圧電方式センサは、その検知面が常時微振動しており、検知面上にトナーが不着して微振動が阻害されることにより、トナーの有無を検知するセンサである。また、圧電方式のセンサは、その検知面が鉛直方向に略平行となるようハウジング14に固定される。このため、圧電方式のセンサの検知面上のトナーは自重によりその面上に留まりにくい。
ハウジング140の一側部には、トナー攪拌用アジテータ141が取付けられた回転駆動軸1412と平行にトナー搬送排出用スクリュー142が設けられている。ここでトナー搬送排出用スクリュー142は、装置本体1内に設置される駆動源(不図示)との連結によって、回転するよう構成されている。またトナー攪拌用アジテータ141は、装置本体1内に設置される駆動源(不図示)との連結によって回転する。
トナー搬送排出用スクリュー142が設けられる位置は、構造上現像器ユニット80にトナーを搬送するため、トナーホッパー14の排出側に設けられた排出搬送路17と連なってハウジング140の一側部のやや上方に設けられる。そしてトナー攪拌用アジテータ141によってトナー搬送排出用スクリュー142側に掻き上げられたトナーは、トナー搬送排出用スクリュー142により、トナーホッパー14の排出側に連結された排出搬送路17を通じ、補給トナー搬送路15に向けて搬送される。
補給トナー搬送路15に搬送されたトナーは、補給トナー搬送路15内に設けられた搬送スクリュー(不図示)によって、現像器ユニット80(画像形成プロセス部60)へ搬送される。
ここで、トナー搬送排出用スクリュー142及び前記搬送スクリューは、磁気センサ85の検出情報に基づき作動し制御され、現像器ユニット80に補給されるトナー量が制御されている。
そして現像器ユニット80に搬送され補給されたトナーは、現像器ハウジング81内に補給され、前記したように、感光体ドラム5に吸引されて、画像情報に基づく白黒トナー画像が形成されて記録紙に転写されるのである。
図4の要部拡大図に示すように、トナー攪拌用アジテータ141の先側に設けられた羽根シート1411は、トナー攪拌用アジテータ141の回転に伴い回転する。羽根シート1411は上述したようにPETなどの樹脂フィルムなどからなり、トナーセンサ143の検知面1430に弾性的に撓んだ状態で接触し、この状態で動くよう構成されている。すなわち羽根シート1411は、検知面1430に傷を付けることがないよう可撓性を備えており、トナーホッパー14内のトナーが凝集しないよう攪拌しながら検知面1430を清掃する。よってトナーセンサ143の検知面1430にトナーが凝集して付着或いは堆積し、誤検知の要因になることを防止することができる。
また羽根シート1411は検知面1430を清掃する機能を備えているだけでない。ハウジング140の内壁1400に対しても弾性的に撓んだ状態で接触しこの状態でトナー攪拌用アジテータ141の回転に伴ってトナーを攪拌し搬送しながら動いていく。そしてその後、内壁1400が途切れる位置に到達した際、すなわち、トナー搬送排出用スクリュー142が設けられている位置に到達した際には、弾性的に撓んでいた羽根シート1411が弾性反力によって跳ね上がる。この弾性反力を利用して、ハウジング140内の一側部に設けられたトナー搬送排出用スクリュー142側にトナーが掻き上げられるのである。よってトナーホッパー14内のトナーを効率よく現像器ユニット80に供給することができ、トナーホッパー14のトナーを排出させる能力を向上させることができる。
次に本実施形態で適用されるトナー攪拌用アジテータ141について、説明する。
トナー攪拌用アジテータ141は、トナーを攪拌し搬送する羽根状の板体からなる攪拌搬送フィン1410と、回転駆動軸1412に嵌め合わされる把持部1413と、上述の羽根シート1411とを備えている。
回転駆動軸1412は、中実の円柱状部材からなり、ハウジング140の対向する側壁部を貫いて回転自在に支持されており、把持部1413が嵌め合わされる部分には、平坦な一対のカット面1417が平行に形成されている。
把持部1413は、回転駆動軸1412に対し、該回転駆動軸1412の軸心に直交する方向より回転駆動軸1412を抱えるように嵌め合わされる2対の把持部片1418からなる。
各把持部片1418は回転駆動軸1412の軸方向に沿って位置ずれした配置関係に形成されている。また把持部片1418は、2個の攪拌搬送フィン1410が回転駆動軸1412に嵌め合わされた際に、互いに噛み合うように構成されている。把持部1413の回転駆動軸1412との嵌め合い面は、カット面1417に整合する形状となっている。
これにより、攪拌搬送フィン1410と回転駆動軸1412とが相互に回転不能な嵌め合い関係が構成され、攪拌搬送フィン1410の回転駆動軸1412の軸心と直交する方向への離脱が不能となる。
なお、トナー攪拌用アジテータ141の形状及び構成は図例に限定されるものではなく、例えば把持部1413の構成も2対の把持部片1418に限定されず、1対或いは3対の把持部片1418を備えたものとしてもよい。
図6に示すように、羽根シート1411は着脱可能な取付部材1414を介して攪拌搬送フィン1410に取付けられている。
取付部材1414は、羽根シート1411の一端部を固定するために羽根シート1411の長手方向に沿って設けられるプレート体からなる。取付部材1414は、攪拌搬送フィン1410に形成されたダボ1416が挿入されると、取付孔となるよう予め切り込み部1415が形成されている。
羽根シート1411を攪拌搬送フィン1410の先側に取付けるため、羽根シート1411には取付孔1420が形成されており、攪拌搬送フィン1410の裏面側には、上述のダボ1416が形成されている。図例は攪拌搬送フィン1410の裏面側に2つ突出したダボ1416が形成された例を示しているが、これに限定されるものではない。またダボ1416の角部は、取付部材1414を取付け切込み部1415からダボ1416の頭部が突出しやすいように面取りされていることが望ましい。
羽根シート1411の取付要領を以下に説明する。
まず攪拌搬送フィン1410の裏面側に設けられたダボ1416の位置に合わせて羽根シート1411を置き、羽根シート1411の取付孔1420にダボ1416に挿入する。その上に取付部材1414を重ねて置き、切り込み部1415からダボ1416が突出するまで取付部材1414を押圧する。こうすることにより、取付部材1414と攪拌搬送フィン1410との間に強固に羽根シート1411が挟まれ、羽根シート1411をトナー攪拌用アジテータ141の先側に取付けることができる。
このように着脱可能な取付部材1414を介して取付けられるようにした場合は、羽根シート1411の着脱或いは交換を容易にすることができる。また画像形成装置100を解体するような場合には、部品を解体しやすいので、リサイクル部品と分別しやすい。
なお、羽根シート1411及び取付部材1414形状、また羽根シート1411の取付け、固定方法なども図例に限定されるものではない。例えば攪拌搬送フィン1410と羽根シート1411とを挟み込むクリップ状の取付部材1414としてもよい。また取付部材1414を介して着脱可能に取付けられるものに限らず、例えば羽根シート1411は熱などによって溶着してもよい。要はハウジング140内のトナーを攪拌などするときに攪拌搬送フィン1410から外れないよう構成されていればよい。
次にトナー攪拌用アジテータ141に設けられる羽根シート1411の変形例について図7を参照しながら説明する。なお、上述の例と共通する部分には共通の符号を付し、その説明を省略する。
図7には、羽根シート1411の自由端から回転駆動軸1412側に延びる複数のスリット1422を設け、複数の可撓片1421が形成される例を示している。
羽根シート1411は、上記したようにハウジング140の底壁となる内壁1400或いは検知面1430に接触した状態で回転駆動軸1412の回転に伴って動くので、接触程度によっては、回転駆動軸1412の回転抵抗が増大し、駆動力を強める必要が生じる場合がある。また、羽根シート1411でトナーをしっかりと掻き上げることにより「バサッ、バサッ・・・」とトナーを掻き上げる音が騒音となってしまう場合もある。
そこで、このように羽根シート1411に複数のスリット1422を設ければ、羽根シート1411の先側(自由端)とハウジング140の内壁1400或いは検知面1430との摺り合いによって生じる抵抗を低減させることができる。
よって、トナー攪拌用アジテータ141を回転させるための駆動力を極端に強める必要がなくなる。また羽根シート1411にスリット1422を設けることにより、羽根シート1411が接触した状態で動く力を弱まるので、トナーを攪拌或いは掻き上げるときに生じる騒音の発生を低減させることもできる。
なお、羽根シート1411に設けられたスリット1422の数などは図例に限定されるものではなく、例えば羽根シート1411の中央1ヶ所にのみスリット1411を設けてもよい。
以上、画像形成装置100、トナーボトル16、トナーホッパー14、現像器ユニット80などの形状及び構成などは図例に限定されるものではなく、トナーの搬送系の構成或いはトナーの受渡し部の構成も図例に限定されるものではない。
また、図例の画像形成装置100では、画像形成プロセス部60及びトナーボトル16を装置本体1の前面側から着脱可能とする構成としたが、これに限られず、装置本体1の左右側面或いは、背面側から着脱可能とする構成としてもよい。
8 現像器
14 トナーホッパー(トナー収容部)
140 ハウジング
1400 内壁(底壁部)
141 トナー攪拌用アジテータ
1411 羽根シート
1414 取付部材
1421 可撓片
1412 回転駆動軸
142 トナー搬送排出用スクリュー
143 トナーセンサ
1430 検知面
60 画像形成プロセス部
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 現像器を含む画像形成プロセス部と、該画像形成プロセス部に関連付けて配置されるトナー収容部とを繋いでトナーの搬送系が構成される画像形成装置であって、
    前記トナー収容部は、ハウジングと、該ハウジング内に設けられたトナー攪拌用アジテータと、前記ハウジング内の一側部に該トナー攪拌用アジテータの回転駆動軸と平行に設けられたトナー搬送排出用スクリューと、前記ハウジング内に収容されているトナーの残量を検知するトナーセンサとよりなり、
    前記トナー攪拌用アジテータの先側には、可撓性の羽根シートが設けられており、
    前記羽根シートは、前記トナー攪拌用アジテータの回転に伴い回転して前記トナーセンサの検知面に接触した状態で動いて該検知面を清掃するとともに、前記トナー搬送排出用スクリュー側にトナーを掻き上げるよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記羽根シートは、前記トナー攪拌用アジテータの先側に着脱可能な取付部材を介して取付けられるとともに、前記トナー搬送排出用スクリュー側にトナーが至るまで、前記ハウジングの底壁部に前記羽根シートの先側が弾性的撓みを伴って接触した状態で動き、弾性反力を利用してトナーを掻き上げるよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記羽根シートの自由端から前記回転駆動軸側に延びるスリットが設けられ、複数の可撓片が形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
    前記トナーセンサが圧電方式のセンサであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4において、
    前記圧電方式のセンサは、その検知面が鉛直方向に略平行となるように、前記ハウジング内に収容されることを特徴とする画像形成装置。
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