JP2010242793A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機の負荷を低減するとともに、操作に対する車両の追従性を向上させることができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】CPUは、シフトレバーの操作位置に対応するシフトレンジが、RレンジからDレンジに切り替えられ、かつ、車輪速Vwと実車速Vとの差分(Vw−V)がスタック判定値Vsよりも大きければ(ステップS13でYES)、ブレーキ装置の作動を禁止するとともにC1クラッチを係合させ(ステップS14、S15)、上記差分(Vw−V)がスタック判定値Vs以下であれば、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vαよりも大きいと判定する限り、車両の制動を継続する(ステップS17)。CPUは、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vα以下であると判定した場合には(ステップS16でNO)、ブレーキ装置の作動を解除する(ステップS18)とともにC1クラッチを係合させる(ステップS15)。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に、自動変速機を搭載した車両の制御装置に関する。
一般に、車両に搭載される自動変速機は、動力伝達経路を切り替えるための複数の摩擦係合要素を有している。上記複数の摩擦係合要素は、供給される作動油の油圧に応じて係合状態と解放状態とに選択的に切り替えられる。これにより、自動変速機は、シフトレバーの操作位置に応じて動力伝達経路が切り替えられ、所望のシフトレンジを形成する。また、自動変速機は、動力伝達が可能なシフトレンジを形成した場合には、エンジンから伝達された回転動力を、所定の変速比で変速して駆動輪に伝達するようになっている。
このような自動変速機を搭載した車両において、Rレンジ(後進走行レンジ)で後進走行をしている状態からDレンジ(前進走行レンジ)に切り替える際、通常、車両を停車させた状態でシフトレバーが操作される。ところが、車両が停車しないうちにシフトレバーが操作されると、車両には後進方向の慣性(イナーシャ)が残っているため、一定の距離だけ後進走行する。これにより、自動変速機では、エンジンから伝達される入力側回転動力と、駆動輪から伝達される出力側回転動力とが逆向きの回転動力となるので、入力側回転動力と出力側回転動力との差分が増大する。したがって、車両が停車しないうちにシフトレバーが操作された場合に、シフトレバーの操作位置に応じてDレンジを形成し、摩擦係合要素としての前進クラッチを係合させると、入力側回転動力と出力側回転動力との差分が大きいことから、前進クラッチの磨耗や摩擦熱の増大等が生じるおそれがある。
このため、前進クラッチの負荷を低減する車両の制御装置として、例えば、シフトレバーの操作位置が切り替えられた場合に、ブレーキ装置を作動させて車両を制動するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示された車両の制御装置は、操作手段としてのシフトレバーの操作位置が切り替えられた際に、シフトレバーで選択されている走行方向と、変速機の出力軸の回転数に基づいて判定された走行方向とが逆であって、かつ、上記出力軸の回転数から換算された車体速度がしきい値以上である場合に、ブレーキ装置を作動させるようになっている。これにより、上記特許文献1に開示された車両の制御装置は、シフトレバーが切り替えられた場合における自動変速機の負荷を低減するようにしている。
特開2007−168647号公報
しかしながら、例えば、車両がオフロードを走行している場合に、泥や砂に車輪がはまり込むスタックが発生したときには、RレンジとDレンジとを素早く交互に切り替えて、車両を繰り返し前後進させることによってスタック状態から脱出する操作を行うが、上記特許文献1に記載された車両の制御装置においては、車両の前後進の勢いが低下してしまい、スタックからの脱出が困難であるという問題があった。
すなわち、上記特許文献1に記載された車両の制御装置においては、例えば、RレンジからDレンジ切り替え時に、ブレーキ装置を作動させて車両を制動するため、早急な進行方向の切り替えができず、操作に対する車両の追従性が良好でないといった問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、自動変速機の負荷を低減するとともに、操作に対する車両の追従性を向上させることができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両の制御装置は、上記目的達成のため、(1)車両の動力源から出力されたトルクを、その回転方向を反転せずに出力軸に伝達する前進状態と、その回転方向を反転して前記出力軸に伝達する後進状態との間で、選択的に切替可能な複数の摩擦係合要素を有するとともに、前記各摩擦係合要素の作動状態の組み合わせに応じて変速を行う自動変速機と、複数の操作位置のうちいずれかの操作位置に操作される操作部材の操作位置を検出する操作位置検出手段と、前記操作位置検出手段によって検出された前記操作部材の操作位置に基づいて前進走行レンジと後進走行レンジとの間で切り替わったか否かを判定する切替判定手段と、前記切替判定手段により前進走行レンジと後進走行レンジとの間で切り替わったと判定された場合に、前記車両の車速が予め定められた所定車速以下となるまで、前記駆動輪を制動することにより前記車両の走行を制動する制動制御手段と、を備えた車両の制御装置において、前記駆動輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、前記車両の移動状態により車速を検出する車速検出手段と、前記車輪速検出手段に検出された前記駆動輪の回転速度と、前記車速検出手段に検出された前記車速と、の差分に基づいて、前記車両のスタック状態を判定するスタック判定手段と、前記スタック判定手段により前記車両がスタック状態と判定された場合に、前記制動制御手段による前記車両の走行の制動を禁止する制動禁止手段と、を備えたことを特徴とした構成を有している。なお、制動禁止手段は、ブレーキペダルの操作とは独立した車両の走行の制動を禁止するものであるので、制動禁止手段によって車両の走行の制動が禁止されている場合であっても、ブレーキペダルが操作されれば、通常通り車両の走行は制動されることとなる。
この構成により、本発明に係る車両の制御装置は、操作部材により前進走行レンジと後進走行レンジとの間で切り替えられた場合に、車速が予め定められた所定車速以下となるまで、車両の走行を制動する一方、車両がスタック状態と判定された場合には、車両の走行の制動を禁止するので、自動変速機の摩擦係合要素における摩擦の発生を低減しつつ、車両がオフロード走行等でスタックしたような場合には、車両を制動することなく、ドライバーによる操作部材の操作位置の切替に応じて、車両の前後進を繰り返すことができ、自動変速機の負荷を低減しつつ、操作に対する車両の追従性を向上させることができる。
本発明によれば、自動変速機の負荷を低減するとともに、操作に対する車両の追従性を向上させることができる車両の制御装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る車両の制御装置を備えた車両の概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態における自動変速機の構成を示す骨子図である。 本発明の実施の形態における摩擦係合要素の作動状態を表す作動表である。 本発明の実施の形態における油圧制御装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態におけるブレーキ装置の概略構成を示す回路図である。 本発明の実施の形態におけるブレーキ制御処理を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る車両の制御装置を備えた車両10の概略構成について説明する。
図1に示すように、車両10は、動力源としてのエンジン11と、エンジン11から入力された回転動力を自動的に変速して後述する駆動輪に出力する自動変速機12と、油圧によって自動変速機12を制御する油圧制御装置60と、油圧制御装置60を電気的に制御する電子制御装置を構成するECU100と、検出信号をECU100に出力する各種センサ71〜77と、を備えている。
エンジン11は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関により構成されており、シリンダによって形成される燃焼室を有している。エンジン11は、スロットルアクチュエータ5によって駆動されるスロットルバルブ6を介して燃焼室内に導入された空気とインジェクタ2から噴射された燃料との混合気を燃焼させるようになっている。この燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、後述する出力軸としてのクランクシャフトが回転させられ、この回転が動力として自動変速機12に伝達されるようになっている。
自動変速機12は、流体式伝動装置を構成するトルクコンバータ15と、有段式の変速機を構成する変速機構20とを有している。また、変速機構20は、エンジン11から出力された回転動力としてのトルクを、その回転方向を反転せずに図示しない出力軸に伝達する前進状態と、その回転方向を反転して出力軸に伝達する後進状態との間で、選択的に切替可能な後述する複数の摩擦係合要素を有するとともに、各摩擦係合要素の作動状態の組み合わせに応じて変速を行うようになっている。
トルクコンバータ15は、後述するクランクシャフトを介してエンジン11から回転動力を入力するとともに、入力された動力をトルクを増大して変速機構20に伝達するようになっている。なお、トルクコンバータ15の構成については、後述する。
変速機構20は、エンジン11から入力された回転動力を伝達する遊星歯車を有する歯車変速機構や係合状態と解放状態との間で作動状態が切り替えられる後述する複数の摩擦係合要素等を含んでおり、複数の摩擦係合要素の作動状態に応じて歯車変速機構の動力伝達経路が切り替えられる。このように、変速機構20は、動力伝達経路が切り替えられることにより、トルクコンバータ15から後述する入力軸に入力される回転を所定の変速比γで減速あるいは増速して後述する出力ギヤに出力するようになっている。変速機構20の出力ギヤから出力される回転動力は、図示しない出力軸を介して後述する駆動輪に伝達される。
油圧制御装置60は、エンジン11の回転によって駆動されるオイルポンプから排出された作動油の油路を形成する油圧制御回路や、後述する摩擦係合要素の作動状態を切り替えるためのリニアソレノイドバルブSL1〜SL5を含んで構成されている。油圧制御装置60は、変速機構20の変速を制御するようになっている。油圧制御装置60の構成については、後述する。
ECU100は、中央演算処理装置としてのCPU(Central-Processing-Unit)101と、一時記憶メモリとしてのRAM(Random-Access-Memory)102と、電気的にメモリの書き込みおよび消去が可能なEEPROM(Electrically-Erasable-Programmable-Read-Only-Memory)103と、各種センサの電気信号を入力する入力ポート105と、CPU101によって出力された信号を油圧制御装置60やエンジン11に出力する出力ポート106と、を有している。また、これらは双方向性バス107を介して互いに接続されている。
CPU101は、RAM102の一次記憶機能を利用しつつ、予めEEPROM103に記憶されたプログラムに従って、入力ポート105から図示しないADC(Analog-Digital-Converter)を介して入力された各種検出信号の処理等を実行することにより、エンジン11の出力制御、および変速機構20の変速制御等を実行するようになっている。出力ポート106から出力された電気信号は、図示しないADCを介してエンジン11およびリニアソレノイドバルブSL1〜SL5等の制御対象に入力されるようになっている。
また、EEPROM103は、車速およびスロットル開度と変速機構20の変速段とを対応させた変速線図をマップ化して記憶している。したがって、CPU101は、後述する車速センサおよびスロットルセンサの検出信号とEEPROM103に記憶された変速線図とに基づいて変速機構20における変速段を決定し、決定した変速段を形成するように油圧制御装置60を制御する。具体的には、ECU100のCPU101は、決定した変速段に応じた電気信号をリニアソレノイドバルブSL1〜SL5に出力するようになっており、変速機構20の変速を実現するための制御を実行するようになっている。
また、ECU100は、油圧制御装置60のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5に出力する電気信号により、変速機構20を構成する複数の摩擦係合要素の作動状態を係合状態と解放状態との間で切り替えるようになっている。ここで、複数の摩擦係合要素の作動状態は、後述するオイルポンプによって発生させられるライン圧を元圧とする油圧を用いて、切り替えられるようになっている。また、ECU100は、上記複数の摩擦係合要素の作動状態を切り替えるよう油圧制御装置60を制御する。これにより、変速機構20は、エンジン11から出力された回転動力の伝達経路を切り替えて、所望の変速段を形成することが可能となっている。したがって、変速機構20は、所定の変速比γで変速を実現するようになっている。
さらに、EEPROM103は、後述する摩擦係合要素の作動表(図3参照)と、各摩擦係合要素に供給される油圧値であって各摩擦係合要素の作動状態を判定するしきい値を表す作動状態判定しきい値と、車両10がスタックしているか否かを判定するためのスタック判定値Vsと、後述するブレーキ制御実行の当否を判定するためのブレーキ制御判定車速Vαと、後述するブレーキ制御実行時における実車速とブレーキ装置のブレーキフルードの油圧との関係を表すブレーキ油圧マップと、車両10の諸元データと、本発明の実施の形態におけるブレーキ制御を実現するためのプログラムと、を記憶している。
車両10は、さらに、エンジン11の出力軸回転数を検出するためのエンジン回転数センサ71と、エンジン11の吸入空気量を検出するための吸入空気量センサ72と、吸入空気量を調整するスロットルバルブ6の開度を検出するためのスロットルセンサ73と、車両10の実車速Vを検出するための車速センサ74と、後述する駆動輪の回転速度を検出する車輪速センサ75と、ブレーキセンサ76と、シフトレバー3の操作位置を検出するためのシフトセンサ77と、後述する油圧センサと、を備えている。
エンジン回転数センサ71は、後述するクランクシャフトに設けられた図示しないタイミングロータの所定の回転角ごとに、出力信号としてのパルスを発生し、検出信号としてECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号に基づいて、エンジン回転数Neを算出するようになっている。
吸入空気量センサ72は、エンジン11への吸気流路に設けられたホットワイヤ式のエアフローメータにより構成されており、吸入空気量Qinの変化に伴う熱線の抵抗値を表す検出信号をECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号が表す抵抗値の変化に基づいて吸入空気量Qinを算出するようになっている。
スロットルセンサ73は、スロットルバルブ6のスロットル開度θthに応じた出力電圧が得られるホール素子により構成されており、この出力電圧を表す検出信号をECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号に基づいてスロットル開度θthを算出するようになっている。
車速センサ74は、いわゆるドップラー式の対地速度計である。車速センサ74は、路面に対して超音波を照射し、受信した反射波の周波数を表す検出信号をECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号に基づいて、ドップラー効果により変化した反射波の周波数や送信波の周波数、および超音波の照射角度等に基づいて、路面に対する車両10の移動速度、すなわち実車速Vを算出するようになっている。したがって、本実施の形態に係る車速センサ74は、車両10の実車速Vを検出するようになっているので、本発明に係る車速検出手段を構成する。
なお、車速センサ74は、ドップラー式の対地速度計の他に、GPS(Global-Positioning-System)の情報に基づいて、車両10の実車速を検出するものであってもよい。
ブレーキセンサ76は、車両10に備えられた後述するブレーキペダルの踏込量Qbkに応じた出力電圧を生成し、検出信号としてECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号に基づいて、ブレーキペダルの踏込量Qbkを取得するようになっている。なお、ブレーキセンサ76は、ブレーキペダルが所定の踏込量で踏み込まれたとき、OFF状態からON状態に切り替わる信号(踏力スイッチ信号)をECU100に出力するようにしてもよい。この場合には、ECU100は、ブレーキペダルが踏み込まれたか否かを判定することができる。
シフトセンサ77は、複数のセンサから構成され、各センサがシフトレバー3の各操作位置に対応してシフト操作装置4にそれぞれ設けられている。シフトレバー3が操作された際、いずれかのセンサがシフトレバー3を検出し、その検出信号をECU100に出力するようになっている。したがって、本実施の形態に係るシフトセンサ77は、シフトレバー3の操作位置を検出するようになっているので、本発明に係る操作位置検出手段を構成する。
ここで、シフトレバー3は、車両10の駐車のための駐車位置(Pレンジ)、後進走行のための後進走行位置(Rレンジ)、自動変速機12における動力伝達経路を解放状態とする中立位置(Nレンジ)、自動変速モードを実現するための前進走行位置(Dレンジ)、手動変速モードにおいてシフト操作するためのマニュアルポジションを表す手動変速位置(Sレンジ)、手動変速モードにおいてアップ変速を指示するためのアップ変速指示位置(+)およびダウン変速を指示するためのダウン変速指令位置(−)の操作位置のうち、いずれかに切り替えられるようになっている。
このように、シフトレバー3は、複数の操作位置のうちいずれかの操作位置に操作されるようになっている。したがって、本実施の形態に係るシフトレバー3は、本発明に係る操作部材を構成する。なお、本発明に係る操作部材は、シフトレバー3の他にハンドル上でシフトレンジまたは変速段の切り替えを実現するため、ハンドル付近に設置されるパドル形状のスイッチレバーにより構成されていてもよい。この場合、上記操作位置検出手段を構成するシフトセンサ77は、ハンドル付近でシフトレンジまたは変速段の切り替えを実現するため、ハンドル付近に設置されるモーメンタリスイッチ等により構成されていてもよい。
シフトレバー3が手動変速位置に操作されたとき、手動変速モードを表す検出信号がECU100に出力される。これにより、ECU100は、シフトレバー3の操作に応じて変速を行うこととなる。この場合、シフトレバー3がアップ変速指示位置(+)に1回操作されると、ECU100は、油圧制御装置60を制御して変速段を変速比γの小さい高速段側に1段切り替える。また、シフトレバー3がダウン変速指示位置(−)に1回操作されると、ECU100は、油圧制御装置60を制御して変速段を変速比γの大きい低速段側に1段切り替える。
また、ECU100は、シフトセンサ77の検出信号に基づいて、自動変速機12における現在のシフトレンジおよび変速段を特定することができるようになっている。
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態に係る自動変速機12の詳細な構成について、説明する。
図2に示すように、自動変速機12は、エンジン11から回転動力としてのトルクを入力し、オイルを介して出力するトルクコンバータ15と、入力軸23と出力ギヤ58との間で回転動力の変速を行う変速機構20と、を備えている。
なお、自動変速機12は、入力軸23に対して略対称的に構成されているので、図2においては、自動変速機12の下半分の図示を省略する。
トルクコンバータ15は、エンジン11と変速機構20との間に配置され、エンジン11からトルクを入力するポンプインペラ16と、変速機構20にトルクを出力するタービンランナ17と、オイルの流れの向きを変えるステータ18と、ポンプインペラ16とタービンランナ17とを直結するロックアップクラッチ19と、を有しており、オイルを介してトルクを伝達するようになっている。
ここで、トルクコンバータ15の内部には作動流体としてのオイルが充てんされている。ポンプインペラ16はクランクシャフト13の回転エネルギーをオイルの流れのエネルギーに変換し、タービンランナ17がこのオイルの流れを受け止めることでオイルの流れのエネルギーを、タービンランナ17の回転エネルギーとして取り出し、トルクを伝達させている。また、タービンランナ17を回転させたオイルは、まだ相当のエネルギーを有しており、ステータ18により整流され、再びポンプインペラ16に導かれることによって、ポンプインペラ16のトルクを増大させる。このようにして、トルクコンバータ15におけるトルクの増大がなされている。
また、トルクコンバータ15は、オイルを介してトルクを伝達する性質上、オイルの滑りが生じるため伝達効率が低いことが知られている。そのため、トルクコンバータ15は、直結クラッチであるロックアップクラッチ19を有している。このロックアップクラッチ19は、油圧制御によって、ポンプインペラ16と一体回転する図示しないコンバータカバーに押し当てられ係合状態となると、ポンプインペラ16とタービンランナ17とを機械的に直結するようになっている。そのため、ロックアップクラッチ19は、エンジン11から変速機構20へのトルクの伝達効率を向上させることができる。
変速機構20は、入力軸23と、出力ギヤ58と、第1遊星歯車装置30と、第2遊星歯車装置40と、C1クラッチ55、C2クラッチ56と、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53と、F1ワンウェイクラッチ57と、を備えている。ここで、C1クラッチ55、C2クラッチ56、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53は、本発明に係る複数の摩擦係合要素を構成する。以下、C1クラッチ55、C2クラッチ56と、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53と、を総称して、クラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3という。
入力軸23は、トルクコンバータ15のタービン軸22に直結されている。したがって、入力軸23は、トルクコンバータ15の出力回転を直接入力するようになっている。
出力ギヤ58は、第2遊星歯車装置40のキャリアC(2)45に連結されるとともに、図示しない減速歯車機構を介して後述する駆動輪に接続されている。したがって、出力ギヤ58は、変速機構20によって出力されたトルクを後述する駆動輪に伝達するようになっている。
第1遊星歯車装置30は、シングルピニオン型の遊星歯車機構により構成されている。第1遊星歯車装置30は、サンギヤS(UD)31と、ピニオンギヤ32と、リングギヤR(UD)33と、キャリアC(UD)34とを有している。
サンギヤS(UD)31は、入力軸23を介してタービン軸22に連結されている。ピニオンギヤ32は、キャリアC(UD)34に回転自在に支持されており、サンギヤS(UD)31およびリングギヤR(UD)33と係合している。
リングギヤR(UD)33は、B3ブレーキ53によりギヤケース59に選択的に固定されるようになっている。キャリアC(UD)34は、B1ブレーキ51によりギヤケース59に選択的に固定されるようになっている。
第2遊星歯車装置40は、ラビニヨ型の遊星歯車機構により構成されている。第2遊星歯車装置40は、サンギヤS(D)41と、ショートピニオンギヤ42と、キャリアC(1)43と、ロングピニオンギヤ44と、キャリアC(2)45と、サンギヤS(S)46と、リングギヤR(1)(R(2))47とを有している。
サンギヤS(D)41は、キャリアC(UD)34に連結されている。ショートピニオンギヤ42は、キャリアC(1)43に回転自在に支持されている。また、ショートピニオンギヤ42は、サンギヤS(D)41およびロングピニオンギヤ44と係合している。キャリアC(1)43は、出力ギヤ58に連結されている。
ロングピニオンギヤ44は、キャリアC(2)45に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ44は、ショートピニオンギヤ42、サンギヤS(S)46およびリングギヤR(1)(R(2))47と係合している。キャリアC(2)45は、出力ギヤ58に連結されている。
サンギヤS(S)46は、C1クラッチ55を介して入力軸23に選択的に連結されるようになっている。リングギヤR(1)(R(2))47は、B2ブレーキ52により、ギヤケース59に選択的に固定されるとともに、C2クラッチ56により入力軸23に選択的に連結されるようになっている。また、リングギヤR(1)(R(2))47は、F1ワンウェイクラッチ57に連結されており、入力軸23の回転方向と反対の方向への回転が阻止されるようになっている。
ここで、クラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3は、入力軸23を中心とした円環状の油室を有しており、これらの油室には、後述する油圧制御装置60の制御状態に応じた油圧でオイルが充てんされるようになっている。例えば、C1クラッチ55においては、ECU100が油圧制御装置60を制御して油室内のオイルの油圧を所定の油圧まで増大させると、油室の容積の増大に伴って図示しないクラッチピストンが入力軸23に沿って移動させられることにより、複数の摩擦板がクラッチピストンによって押圧される。これにより、複数の摩擦板が互いに摩擦係合することにより、C1クラッチ55が係合状態となる。
一方、ECU100が油圧制御装置60を制御して、油室内のオイルの油圧を所定の油圧まで低下させると、図示しないリターンスプリングの付勢力によってクラッチピストンが押し戻され、上記複数の摩擦板の押圧が解除される。これにより、C1クラッチ55は解放状態となる。また、クラッチピストンが押し戻されることにより、油室の容積が減少するので、油室からオイルが排出される。なお、C1クラッチ55以外の摩擦係合要素もC1クラッチ55と同様に係合状態と解放状態とを切り替えられるため、説明を省略する。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る変速機構20における摩擦係合要素の作動状態について説明する。
図3に示す作動表は、各変速段を実現するために、変速機構20のクラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3の係合状態および解放状態を示したものである。図3において、「○」は係合状態を表している。「×」は解放状態を表している。「◎」はエンジンブレーキ時にのみ係合状態となることを表している。また、「△」は駆動時にのみ係合状態となることを表している。
ECU100は、油圧制御装置60(図1参照)に設けられたリニアソレノイドバルブSL1〜SL5および図示しないトランスミッションソレノイドの励磁、非励磁や電流制御を実行することによって、この作動表に示された組み合わせで各摩擦係合要素の作動状態を切り替えることにより、変速機構20に、Dレンジ、Nレンジ、RレンジまたはPレンジを形成させるようになっている。また、ECU100は、Dレンジにおいては、更に再分化された1速(1st)〜6速(6th)の前進変速段を変速機構20に形成させ、Rレンジにおいては後進変速段(R)を形成させる。
このような作動表に基づいて、ECU100は、例えば1速(1st)を実現させる場合において、駆動時にC1クラッチ55を係合状態に切り替える。このとき、F1ワンウェイクラッチ57は係合状態となる。一方、ECU100は、1速(1st)を実現させる場合において、エンジンブレーキをかける際にC1クラッチ55を係合状態に切り替えるとともに、B2ブレーキ52を係合状態に切り替える。
また、ECU100は、変速機構20にNレンジおよびPレンジを形成させる場合に、C1クラッチ55、C2クラッチ56、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53およびF1ワンウェイクラッチ57の全ての作動状態を解放状態に切り替える。このように、変速機構20は、全ての摩擦係合要素の作動状態が解放状態に切り替えられることにより、変速機構20の入力軸23と出力ギヤ58との間で動力伝達が行われない状態となる。
ここで、図4を参照して、本発明の実施の形態に係る油圧制御装置60の構成について説明する。
図4に示すように、油圧制御装置60は、エンジン11のクランクシャフト13と直接的または間接的に連結されたトロコイド式のオイルポンプ61と、リリーフ型の第1調圧バルブ62と、シフトセンサ77(図1参照)の検出信号に基づいて特定されたシフトレンジに応じてECU100によって電気的に制御されるマニュアルバルブ63と、リニアソレノイドバルブSL1〜SL5と、を有している。
リニアソレノイドバルブSL1〜SL5は、C1クラッチ55、C2クラッチ56、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53にそれぞれ対応するよう配設されている。また、オイルポンプ61、第1調圧バルブ62およびマニュアルバルブ63は、オイルパイプ64によって接続されている。さらに、マニュアルバルブ63および各リニアソレノイドバルブSL1〜SL5は、オイルパイプ65によって接続されている。
オイルポンプ61から圧送されたオイルは、第1調圧バルブ62によってエンジン11の負荷等に応じて調圧され、ライン圧PLとなる。ライン圧PLに油圧が調圧されたオイルは、オイルパイプ64を介してマニュアルバルブ63に供給される。ここで、シフトレバー3が前進走行位置にある場合には、ライン圧PLと等しい前進圧PDを有するオイルが、マニュアルバルブ63からリニアソレノイドバルブSL1〜SL5に、オイルパイプ65を介して供給されるようになっている。
ECU100は、リニアソレノイドバルブSL1〜SL5を、ソレノイド電流によって独立に制御することにより、油圧PC1、PC2、PB1、PB2、PB3を調節する。これにより、ECU100は、C1クラッチ55、C2クラッチ56、B1ブレーキ51、B2ブレーキ52、B3ブレーキ53の各作動状態を、係合状態または解放状態に独立して切り替えるとともに、クラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3に供給する油圧PC1〜PB3を調節するようになっている。
さらに、油圧制御装置60には、油圧センサ81〜85が設けられている。油圧センサ81〜85は、油圧PC1〜PB3をそれぞれ検出し、油圧PC1〜PB3を表す検出信号をそれぞれECU100に出力するようになっている。ECU100は、この検出信号に基づいて、油圧PC1〜PB3を取得するようになっている。また、ECU100は、EEPROM103に記憶された図示しない作動状態判定しきい値を参照することにより、油圧PC1〜PB3に基づいて、クラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3の各作動状態を判定することができるようになっている。そのため、ECU100は、EEPROM103にマップ化して記憶された摩擦係合要素の作動表(図3参照)を参照することにより、クラッチC1、C2およびブレーキB1〜B3の各作動状態に基づいて、自動変速機12におけるシフトレンジおよび変速段を特定することもできるようになっている。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態に係るブレーキ装置110の構成について説明する。
図5に示すように、ブレーキ装置110は、ブレーキペダル7の操作とは独立した油圧を供給する油圧供給部120と、ブレーキペダル7の操作に応じた油圧を供給するシリンダ部130と、油圧供給部120およびシリンダ部130によって供給された油圧を調圧して後述する作動部を制御する油圧アクチュエータ部140と、油圧アクチュエータ部140によって制御されることにより後述する車輪の回転を制動する作動部180と、を有している。
油圧供給部120は、ブレーキペダル7の操作とは独立した動力としての電動モータ121と、電動モータ121によって駆動させられるオイルポンプ123と、オイルポンプ123によって供給されるブレーキフルードの油圧を蓄圧する蓄圧装置としてのアキュムレータ125と、を有している。
油圧供給部120は、電動モータ121およびオイルポンプ123によって昇圧したブレーキフルードにより、アキュムレータ125に封入された気体を圧縮することにより、アキュムレータ125に蓄圧するようになっている。そして、油圧供給部120は、ブレーキペダル7の操作とは独立して、昇圧したブレーキフルードを、作動部180のホイールシリンダ182FR、182FL、182RRおよび182RLに供給することができるようになっている。以下、ホイールシリンダ182FR、182FL、182RRおよび182RLを総称して、ホイールシリンダ182という。
またアキュムレータ125は、シリンダ部130に設けられたリリーフバルブ137にも接続されている。アキュムレータ125におけるブレーキフルードの圧力が所定値以上となると、リリーフバルブ137が開弁する。これにより、必要以上に昇圧されたブレーキフルードは、シリンダ部130のリザーバ135に戻される。
シリンダ部130は、液圧ブースタ131と、マスタシリンダ132と、レギュレータ133と、貯留装置としてのリザーバ135と、所定の油圧がかかると油圧を解放するリリーフバルブ137と、を有している。液圧ブースタ131は、ブレーキペダル7に連結されており、ブレーキペダル7に加えられた踏力を増幅してマスタシリンダ132に伝達する。マスタシリンダ132は、上記踏力に対して所定の倍力比でマスタ圧を発生する。
また、マスタシリンダ132とレギュレータ133との上部には、リザーバ135が配設されている。マスタシリンダ132は、ブレーキペダル7の踏込が解除されているときにリザーバ135と連通するようになっている。一方、レギュレータ133は、リザーバ135およびアキュムレータ125と連通しており、リザーバ135を低圧源とするとともに、アキュムレータ125を高圧源として、マスタ圧と略等しいレギュレータ圧を発生する。
油圧アクチュエータ部140は、ブレーキ油圧回路を形成する油路141〜154を有している。油路141〜144には、それぞれ、保持弁161〜164が設けられている。各保持弁161〜164は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングをそれぞれ有しており、ソレノイドが非通電状態にある場合に開弁状態となる。油圧アクチュエータ部140は、各保持弁161〜164が開弁状態となると、油路145および油路146から作動部180へブレーキフルードを供給することができるとともに、作動部180から油路145および油路146へもブレーキフルードを供給することができる。各保持弁161〜164のソレノイドが通電状態となって閉弁状態となると、油路141〜144と油路145および油路146とは遮断される。
また、油路147〜150はそれぞれ、油路141〜144を介してホイールシリンダ182に接続されるとともに、減圧弁166〜169を介して油路151に接続されている。各減圧弁166〜169は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングをそれぞれ有しており、ソレノイドが非通電状態である場合に閉弁状態となる。各減圧弁166〜169が閉弁状態である場合には、油路147〜150は遮断される。一方、各減圧弁166〜169のソレノイドが通電状態となって各減圧弁166〜169が開弁状態となると、油路147〜150の遮断が解除される。この場合には、保持弁161〜164が開弁状態であれば、ブレーキフルードは作動部180から油路141〜144および油路147〜151を介してリザーバ135に還流する。
次に、油路145と油路146とは、分離弁171によって区切られている。そして、油路145は、油路141および油路142を介して、前輪側のホイールシリンダ182FRおよびホイールシリンダ182FLに接続されている。油路146は、油路143および油路144を介して後輪側のホイールシリンダ182RRおよびホイールシリンダ182RLに接続されている。
分離弁171は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、ソレノイドが非通電状態である場合に閉弁状態となる。分離弁171のソレノイドが通電状態となって分離弁171が開弁状態となると、油路145と油路146との間でブレーキフルードを双方向に流通させることができる。
また、油圧アクチュエータ部140においては、油路153および油路154が、それぞれマスタカット弁174およびレギュレータカット弁175を介して、油路145および油路146に接続されている。油路153は、マスタシリンダ132に接続され、油路
154は、レギュレータ133に接続されている。
マスタカット弁174は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、ソレノイドが非通電状態となった場合に開弁状態となり、ソレノイドが通電状態となった場合に閉弁状態となる。マスタカット弁174が開弁状態となると、マスタシリンダ132と油路145との間での双方向のブレーキフルードの流通が可能となる。一方、マスタカット弁174が閉弁状態となると、マスタシリンダ132と油路145との間でのブレーキフルードの流通が遮断される。
油路153には、マスタカット弁174よりも上流側において、シミュレータカット弁176を介してストロークシミュレータ177が接続されている。シミュレータカット弁176は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、ソレノイドが非通電状態となった場合に閉弁状態となり、ソレノイドが通電状態となった場合に開弁状態となる。
ストロークシミュレータ177は、複数のピストンおよびスプリングを有しており、シミュレータカット弁176が開弁状態となった場合に、ブレーキペダル7の踏力に応じた反力を発生する。なお、ブレーキ操作におけるフィーリングを向上させるために、ストロークシミュレータ177のスプリングは多段のバネ特性を有するものであることが望ましい。
油路154には、レギュレータカット弁175が設けられている。レギュレータカット弁175は、ON/OFF制御されるソレノイドおよびスプリングを有しており、ソレノイドが非通電状態となった場合に開弁状態となり、ソレノイドが通電状態となった場合に閉弁状態となる。レギュレータカット弁175が開弁状態となると、レギュレータ133と油路146との間でのブレーキフルードの双方向の流通が可能となる。一方、レギュレータカット弁175が閉弁状態となると、レギュレータ133と油路146との間でのブレーキフルードの流通が遮断される。
作動部180は、ホイールシリンダ182FR、182FL、182RRおよび182RLを有している。各ホイールシリンダ182は、油圧アクチュエータ部140の油路141〜144からそれぞれ供給されたブレーキフルードの油圧によって作動し、ブレーキディスク92FR、92FL、92RRおよび92RLを両側から挟み込んで摩擦により制動する。これにより、ブレーキディスク92FR、92FL、92RRおよび92RLとそれぞれ一体回転する駆動輪としての車輪90FR、90FL、90RRおよび90RLの回転が制動されることにより、車両10の走行が制動される。以下、車輪90FR、90FL、90RRおよび90RLを総称して、車輪90という。
ここで、油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140は、ECU100によって制御されるようになっている。
具体的には、電動モータ121、保持弁161〜164、減圧弁166〜169、分離弁171、マスタカット弁174、レギュレータカット弁175およびシミュレータカット弁176が、ECU100によって制御されるようになっている。
また、ECU100には、車輪速センサ75FR、75FL、75RRおよび75RL、ブレーキセンサ76に加えて、レギュレータ圧センサ87、アキュムレータ圧センサ88および制御圧センサ89が接続される。
レギュレータ圧センサ87は、レギュレータカット弁175の上流側において、油路154内のブレーキフルードの圧力、すなわちレギュレータ圧を検出し、検出信号をECU100に出力するようになっている。
アキュムレータ圧センサ88は、油路152内のブレーキフルードの圧力、すなわちアキュムレータ圧を検出し、検出信号をECU100に出力するようになっている。
制御圧センサ89は、油路145内のブレーキフルードの圧力を検出し、検出信号をECU100に出力するようになっている。
車輪速センサ75は、各車輪90に対して1つ設けられている。すなわち、車輪速センサ75FR、75FL、75RRおよび75RLは、車輪90FR、90FL、90RRおよび90RLに対応してそれぞれ1つずつ設けられている。車輪速センサ75は、各車輪90に設けられた磁気ロータの回転に伴う磁界の変化をアクティブセンサによって検出し、出力信号としてのパルスを発生し、検出信号としてECU100に出力するようになっている。
ECU100は、各車輪速センサ75の検出信号に基づいて取得した各車輪90の回転数(rpm)に基づいて、式(1)により車輪速Vwを算出するようになっている。
車輪速Vw(km/h)=車輪回転数Nw(rpm)
×2πr(mm)×60×10-6 ・・・(1)
式(1)において、r(mm)は、車輪の動荷重半径を表し、予めEEPROM103に記憶されている車両の諸元データのうちの一つである。
したがって、本実施の形態に係る車輪速センサ75は、本発明に係る車輪速検出手段を構成する。
ECU100は、車輪速センサ75、ブレーキセンサ76、レギュレータ圧センサ87、アキュムレータ圧センサ88および制御圧センサ89の検出信号に基づいて、油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140を制御することにより、ブレーキ操作に応じてホイールシリンダ182を作動させるようになっている。これにより、ホイールシリンダ182は、車輪90FR、90FL、90RRおよび90RLと一体回転するブレーキディスク92FR、92FL、92RRおよび92RLの回転を制動することにより、各車輪90を制動し、車両10を制動するようになっている。
本実施の形態において、ECU100は、各車輪90について車輪速を算出し、その平均値を車輪速Vwとして取得してRAM102に一時的に記憶し、後述するブレーキ制御に用いるようになっている。
次に、本実施の形態に係る車両の制御装置を構成するECU100の機能について説明する。
ECU100は、シフトセンサ77によって検出されたシフトレバー3の操作位置に基づいて前進走行レンジ(Dレンジ)と後進走行レンジ(Rレンジ)との間で切り替わったか否かを判定するようになっている。したがって、ECU100は、本発明に係る切替判定手段を構成する。
ECU100は、前進走行レンジ(Dレンジ)と後進走行レンジ(Rレンジ)との間で切り替わったと判定された場合に、車両10の実車速Vが予め定められたブレーキ制御判定車速Vα以下となるまで、車輪90を制動することにより車両10の走行を制動するようになっている。このとき、ECU100は、車速センサ74によって検出された現在の実車速Vに基づいて、EEPROM103に記憶されたブレーキ油圧マップを参照することにより、ホイールシリンダ182に供給するブレーキフルードの油圧を求める。そして、ECU100は、求めたブレーキフルードの油圧を発生するよう、ブレーキ装置110における油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140を制御するようになっている。
ここで、ブレーキ制御判定車速Vαとは、予め理論的または実験的に求められる値である。例えば、ブレーキ制御判定車速Vαは、車両10がブレーキ制御判定車速Vαで後進走行している場合に、シフトレバー3の操作によって、自動変速機12におけるシフトレンジがRレンジからDレンジに切り替えられ、C1クラッチ55の作動状態が解放状態から係合状態に移行したとしても、C1クラッチ55の摩擦材の劣化を促進しない程度の車速に設定される。よって、ブレーキ制御判定車速Vαは、本発明に係る所定車速に対応する。
したがって、ECU100は、本発明に係る制動制御手段を構成する。
ECU100は、車輪速センサ75に検出された車輪90の回転速度と、車速センサ74に検出された実車速Vと、の差分に基づいて、車両10のスタック状態を判定するようになっている。
具体的には、ECU100は、車輪速センサ75に検出された車輪90の回転速度を表す車輪速Vwと、車速センサ74に検出された実車速Vと、の差分が、スタック判定値Vsより大きい場合には、車両10はスタック状態であると判定し、上記差分が、スタック判定値Vs以下である場合には、車両10はスタック状態ではないと判定するようになっている。
ここで、スタック判定値Vsとは、車輪速Vwと実車速Vとの差分がスタック判定値Vsよりも大きい場合には車両10がスタック状態であると判定しうるよう、車速センサ74および車輪速センサ75の測定誤差や、路面と車輪90とのトラクションの変動等を考慮し予め理論的または実験的に求められた値である。
したがって、ECU100は、本発明に係るスタック判定手段を構成する。
ECU100は、車両10がスタック状態であると判定した場合に、車両10の走行の制動を禁止するようになっている。具体的には、ECU100は、車両10がスタック状態であると判定した場合に、EEPROM103に記憶されているブレーキ制御を実行するためのプログラムにおいて、禁止フラグを立てることにより、ブレーキペダル7の操作とは独立した車輪90の回転の制動が禁止されるよう油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140を制御する。このため、油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140は、ブレーキペダル7が操作されなければ、車輪90の回転を制動するよう作動することはない。
したがって、ECU100は、本発明に係る制動禁止手段を構成する。
次に、動作について説明する。
図6を参照して、本発明の実施の形態に係るブレーキ制御について説明する。
なお、図6に示すフローチャートは、CPU101(図1参照)によって、RAM102を作業領域として実行されるブレーキ制御のプログラムの実行内容を表す。このブレーキ制御のプログラムは、EEPROM103に記憶されている。また、このブレーキ制御は、CPU101によって、予め定められた時間間隔で実行されるようになっている。
図6に示すように、まず、CPU101は、自動変速機12におけるシフトレンジがRレンジであるか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、CPU101は、シフトセンサ77の検出信号に基づいて、自動変速機12における現在のシフトレンジを特定する。
CPU101は、上述のように特定した自動変速機12におけるシフトレンジがRレンジではないと判定した場合に(ステップS11でNO)、本処理を終了する。
CPU101は、自動変速機12におけるシフトレンジがRレンジであると判定した場合に(ステップS11でYES)、シフトレバー3の操作位置に基づいて特定される自動変速機12が形成するシフトレンジが、RレンジからDレンジに切り替えられたか否かを判定する(ステップS12)。具体的には、CPU101は、シフトセンサ77の検出信号に基づいて、シフトレバー3の操作位置が、後進走行位置から前進走行位置に切り替えられたか否かを判定する。CPU101は、シフトレバー3の操作位置が、後進走行位置から前進走行位置に切り替えられていないと判定した場合に(ステップS12でNO)、本処理を終了する。
CPU101は、シフトレバー3の操作位置が、後進走行位置から前進走行位置に切り替えられたと判定した場合に(ステップS12でYES)、車輪速Vwと実車速Vとの差分(Vw−V)を算出し、算出した上記差分(Vw−V)が、スタック判定値Vsよりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。
CPU101は、車輪速Vwと実車速Vとの差分(Vw−V)が、スタック判定値Vsよりも大きいと判定した場合に(ステップS13でYES)、ブレーキペダル7の操作によるブレーキ装置110の作動のみを許可する(ステップS14)。具体的には、CPU101は、EEPROM103に記憶されているブレーキ制御を実行するためのプログラムにおいて、禁止フラグを立てることにより、ブレーキペダル7の操作とは独立した車輪90の回転の制動が禁止されるよう油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140を制御する。このため、油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140は、ブレーキペダル7が操作されなければ、車輪90の回転を制動するよう作動することはないが、ブレーキペダル7が操作されれば、通常通り車両10の走行が制動される。
CPU101は、次に、C1クラッチ55の作動状態を解放状態から係合状態に移行させ(ステップS15)、本処理を終了する。具体的には、CPU101は、自動変速機12にDレンジのシフトレンジを形成させるために、油圧制御装置60(図4参照)のリニアソレノイドバルブSL1〜SL5の作動状態を制御することにより、C1クラッチ55の作動状態を解放状態から係合状態に移行させるとともに、B2ブレーキ52およびB3ブレーキ53の作動状態を係合状態から解放状態に移行させる(図3参照)。これにより、自動変速機12において、Dレンジのシフトレンジにおける1st(1速)の変速段が形成される。このとき、Dレンジで発進する場合には、F1ワンウェイクラッチ57が係合状態となる(図3参照)。
CPU101は、車輪速Vwと実車速Vとの差分(Vw−V)が、スタック判定値Vs以下であると判定した場合に(ステップS13でNO)、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vαよりも大きいか否かを判定する(ステップS16)。
CPU101は、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vαよりも大きいと判定した場合に(ステップS16でYES)、ブレーキ装置110を作動させて車両10の走行を制動する(ステップS17)。具体的には、CPU101は、ブレーキ装置110の油圧供給部120および油圧アクチュエータ部140(図5参照)を制御して、ホイールシリンダ182に供給するブレーキフルードの油圧を増大させて、ホイールシリンダ182によってブレーキディスク92を締結することにより、車輪90の回転を制動し、車両10の走行を制動する。
CPU101は、ブレーキ装置110を作動させた後(ステップS17)、再度、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vαよりも大きいか否かを判定する(ステップS16)。そして、CPU101は、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vαよりも大きいと判定する限り(ステップS16でYES)、ブレーキ装置110の作動による車両10の制動を継続する。一方、CPU101は、実車速Vがブレーキ制御判定車速Vα以下であると判定した場合に(ステップS16でNO)、ブレーキ装置110の作動を解除することにより、車両10の走行の制動を解除する(ステップS18)。
CPU101は、車両10の走行の制動を解除した後(ステップS18)、C1クラッチ55の作動状態を解放状態から係合状態に移行させ(ステップS15)、本処理を終了する。
なお、本実施の形態においては、シフトレンジがRレンジからDレンジに切り替わった場合について説明したが(図6のステップS12参照)、本発明はRレンジからDレンジへの切替に限られるものではなく、DレンジからRレンジに切り替わった場合についても適用することができる。その場合には、CPU101は、C1クラッチ55の作動状態を解放状態から係合状態に移行させる代わりに(図6のステップS15参照)、油圧制御装置60(図4参照)を制御することにより、C1クラッチ55の作動状態を係合状態から解放状態に移行させるとともに、B2ブレーキ52およびB3ブレーキ53の作動状態を解放状態から係合状態に移行させる(図3参照)。
以上のように、本実施の形態に係る車両の制御装置は、シフトレバー3により前進走行レンジ(Dレンジ)と後進走行レンジ(Rレンジ)との間で切り替えられた場合に、車速Vが予め定められたブレーキ制御判定車速Vα以下となるまで、車両10の走行を制動する一方、車両10がスタック状態と判定された場合には、車両10の走行の制動を禁止するので、自動変速機12の摩擦係合要素における摩擦の発生を低減しつつ、車両10がオフロード走行等でスタックしたような場合には、車両10を制動することなく、ドライバーによるシフトレバー3の操作位置の切替に応じて、車両10の前後進を繰り返すことができ、自動変速機12の負荷を低減しつつ、操作に対する車両10の追従性を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、ECU100は、各車輪90について車輪速を算出し、その平均値を車輪速Vwとして取得してRAM102に一時的に記憶し、ブレーキ制御(図6参照)に用いるものとして説明したが、車輪速Vwは、各車輪90の車輪速の平均値に限らず、いずれかの車輪の車輪速を代表して用いてもよい。また、ECU100は、車両10がスタック状態であるか否かを判定する場合に(図6のステップS13参照)、車両10がカーブを走行する場合における左右の車輪の回転差を予めEEPROM103に記憶しておき、車輪速センサ75に検出された車輪速Vwについての左右の車輪の回転差が、上記EEPROM103に記憶された回転差よりも大きくなった場合に、車両10がスタック状態であると判定してもよい。
なお、上述した本発明に係る実施の形態においては、1つのECUを有するものとして説明したが、これに限らず、複数のECUによって構成されるものであってもよい。例えば、エンジン11の燃焼制御を実行するE−ECU、自動変速機12の変速制御を実行するT−ECU、ブレーキ装置110の制御を実行するB−ECU等の複数のECUによって、本実施の形態のECU100が構成されるものであってもよい。この場合、各ECUは、必要な情報を相互に入出力する。
また、上述した本発明に係る実施の形態においては、動力源としてガソリンを燃料とするエンジン11を用いた車両10の場合について説明したが、これに限らず、モータを動力源とする電気自動車、水素を燃料とするエンジンを動力源とする水素自動車、あるいは、エンジンとモータの双方を用いるハイブリッド車両等とすることもできる。この場合も上述した車両の制御装置と同様の効果が得られる。
以上説明したように、本発明に係る車両の制御装置は、自動変速機の負荷を低減するとともに、操作に対する車両の追従性を向上させることができるという効果を有し、自動変速機を搭載した車両の制御装置等として有用である。
3 シフトレバー(操作部材)
6 スロットルバルブ
7 ブレーキペダル
10 車両
11 エンジン
12 自動変速機
13 クランクシャフト
15 トルクコンバータ
20 変速機構
30 第1遊星歯車装置
40 第2遊星歯車装置
60 油圧制御装置
71 エンジン回転数センサ
72 吸入空気量センサ
73 スロットルセンサ
74 車速センサ(車速検出手段)
75FR、75FL、75RR、75RL 車輪速センサ(車輪速検出手段)
76 ブレーキセンサ
77 シフトセンサ(操作位置検出手段)
81〜85 油圧センサ
90FR、90FL、90RR、90RL 車輪
100 ECU(切替判定手段、制動制御手段、スタック判定手段、制動禁止手段)
101 CPU
102 RAM
103 EEPROM
107 双方向性バス
110 ブレーキ装置
120 油圧供給部
130 シリンダ部
140 油圧アクチュエータ部
180 作動部
182FR、182FL、182RR、182RL ホイールシリンダ

Claims (1)

  1. 車両の動力源から出力されたトルクを、その回転方向を反転せずに出力軸に伝達する前進状態と、その回転方向を反転して前記出力軸に伝達する後進状態との間で、選択的に切替可能な複数の摩擦係合要素を有するとともに、前記各摩擦係合要素の作動状態の組み合わせに応じて変速を行う自動変速機と、複数の操作位置のうちいずれかの操作位置に操作される操作部材の操作位置を検出する操作位置検出手段と、前記操作位置検出手段によって検出された前記操作部材の操作位置に基づいて前進走行レンジと後進走行レンジとの間で切り替わったか否かを判定する切替判定手段と、前記切替判定手段により前進走行レンジと後進走行レンジとの間で切り替わったと判定された場合に、前記車両の車速が予め定められた所定車速以下となるまで、前記駆動輪を制動することにより前記車両の走行を制動する制動制御手段と、を備えた車両の制御装置において、
    前記駆動輪の回転速度を検出する車輪速検出手段と、
    前記車両の移動状態により車速を検出する車速検出手段と、
    前記車輪速検出手段に検出された前記駆動輪の回転速度と、前記車速検出手段に検出された前記車速と、の差分に基づいて、前記車両のスタック状態を判定するスタック判定手段と、
    前記スタック判定手段により前記車両がスタック状態と判定された場合に、前記制動制御手段による前記車両の走行の制動を禁止する制動禁止手段と、を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014019313A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の制御装置
JPWO2016092385A1 (ja) * 2014-11-03 2017-07-13 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両用制御装置

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