JP2010242394A - 鋼板のコンクリート構造物への設置構造 - Google Patents

鋼板のコンクリート構造物への設置構造 Download PDF

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Abstract

【課題】アンカー部材にせん断力があまり作用しない構造とすることができる。
【解決手段】既存の鉄筋コンクリート建物の耐震補強を行うために、既存の鉄筋コンクリート建物のコンクリート躯体10に補強用鋼板2を設置する構造で、コンクリート躯体10に締結部(ネジ部)3aを突出させた状態で埋設されたあと施工アンカー3と、補強用鋼板2のコンクリート躯体10への設置面と反対側の面に配設されるカバー用鋼板4と、から概略構成される。補強用鋼板2は、あと施工アンカー3の締結部3aが挿通される貫通孔2aを備えて、貫通孔2aの内径はあと施工アンカー3の締結部3aの径よりも大きく形成される。カバー用鋼板4にはボルト孔4aが形成されて、貫通孔2aおよびボルト孔4aに挿通された締結部3aにはナット12を介してボルト11が締結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、耐震補強などのために鋼板をコンクリート躯体やコンクリート部材に接合する鋼板のコンクリート構造物への設置構造に関する。
従来、鋼板や形鋼などの鋼材をコンクリート躯体に固定する場合に、予めコンクリート躯体に締結部分(ネジ部)を上方に露出させた状態で複数のアンカーボルトを埋設しておき、鋼材に形成されたボルト孔にアンカーボルトの締結部分を貫通させて座金を介してナットで締結して、鋼材をコンクリート躯体に固定している。
また、既存の鉄筋コンクリート建物などに、例えば、耐震補強の為に開口部へ枠付きブレースを設置したり、大型の設備機器類や鉄骨造の工作物を設置したりする場合には、既存のコンクリート躯体に穿孔して、その穿孔に埋設するあと施工アンカーを使用している。
特許文献1によるベースプレート(鋼板)とアンカーボルトとの固定方法では、ベースプレートのボルト孔は、アンカーボルトの締結部分の外周面とボルト孔の内周面とのクリアランスが5mmよりも大きくなるように形成されると共に、ボルト孔の上部には、ボルト孔に連通する充填材注入溝が形成されている。
そして、ベースプレートのボルト孔にコンクリート躯体に固定されたアンカーボルトの締結部分を貫通させた後に座金を介してナットで締結し、締結部分の外周面とボルト孔の内周面とのクリアランスに充填材注入溝から充填材を注入して、ベースプレートとアンカーボルトを固定している。締結部分の外周面とボルト孔の内周面との間にクリアランスがあることで、アンカーボルトとボルト孔の位置が多少ずれたとしても、コンクリート躯体の所定の位置にベースプレートを設置することができる。
特開2005−23769号公報
最近では、既存の鉄筋コンクリート建物などの開口部へ、耐震補強の為に枠付きブレースを設置する場合に、枠材にH形鋼などの形鋼ではなく、鋼板で形成された枠(枠鋼板)を使用する構造が開発されている。建物の開口部と枠鋼板とは、所定の間隔で設置されたあと施工アンカーで固定されて、枠鋼板は座屈しない構造となっている。
コンクリート躯体にあと施工アンカーを使用して鋼板を固定している場合、鋼板がコンクリート躯体から離れる方向に引っ張られると、あと施工アンカーには軸力(引張力)が作用する。また、鋼板とコンクリート躯体とが、鋼板とコンクリート躯体との接合面と平行な方向に相対変位すると、あと施工アンカーにはせん断力が作用する。
上述した建物の開口部に枠鋼板を設置する場合には、あと施工アンカーは、枠鋼板の座屈を防止できればよく、鋼板とコンクリート躯体とのすべりを拘束しなくてもよいことになる。しかしながら、従来のあと施工アンカーを使用する鋼板のコンクリート躯体への接合構造では、あと施工アンカーがせん断力を負担する必要がない場合でも、あと施工アンカーにせん断力が作用するという問題があった。
そして、あと施工アンカーがせん断力を負担する必要がない場合でも、あと施工アンカーは軸力とせん断力の両方に対して破壊しない強度に設計されるため、あと施工アンカーの径を太くしたり、設置する本数を増やしたりしなければならないことがあった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、鋼板をコンクリート構造物へ接合するアンカー部材にせん断力があまり作用しない鋼板のコンクリート構造物への設置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る鋼板のコンクリート構造物への設置構造は、コンクリート構造物の表面に設置された鋼板を固定する構造であって、コンクリート構造物に締結部を突出させた状態で埋設されて、鋼板に形成された第一の貫通孔に締結部が挿通されるアンカー部材と、鋼板を前記コンクリート構造物と共に挟むように鋼板の表面に設置されて、アンカー部材の締結部が挿通される第二の貫通孔が形成されたカバー用鋼板と、第一及び第二の貫通孔に挿通された締結部に座金を介して締結されるナットと、を備え、第一の貫通孔は、締結部の外周面との間にクリアランスが形成される程度に大きく形成されていることを特徴とする。
本発明では、第一の貫通孔は、締結部の外周面との間にクリアランスが形成される程度に大きく形成されていることにより、鋼板のコンクリート構造物への設置面に平行な方向に鋼板とコンクリート構造物とが相対変位しても、クリアランスの範囲内であれば第一の貫通孔の内周面とアンカー部材の締結部の外周面とが接触しないので、アンカー部材には、鋼板とコンクリート構造物との相対変位によるせん断力は作用せず、鋼板とコンクリート構造物との間に生じる摩擦と、鋼板とカバー用鋼板との間に生じる摩擦によるせん断力が作用する構造とすることができる。
また、鋼板はコンクリート構造物とカバー用鋼板とに挟まれた状態で固定されているので、鋼板がコンクリート構造物から離れて座屈することを防ぐことができる。
また、コンクリート構造物へアンカー部材を設置する際に、アンカー部材の位置が多少ずれたとしても、クリアランスがあるので鋼板を設置することができる。
また、本発明に係る鋼板のコンクリート構造物への設置構造では、ナットの外径の1/2の寸法と、カバー用鋼板の厚さ寸法との和は、第一の貫通孔の直径寸法と第二の貫通孔の半径寸法との差よりも大きい値であることを特徴とする。
本発明では、ナットの外径の1/2の寸法と、カバー用鋼板の厚さ寸法との和は、第一の貫通孔の直径寸法と第二の貫通孔の半径寸法との差よりも大きい値とすることにより、第一の貫通孔の中心軸と第二の貫通孔の中心軸が最大限ずれた場合にも、ナットの外周から斜め方向に作用するナットの締結力がカバー用鋼板を介して貫通孔の周囲の鋼板に伝達するので、鋼板がコンクリート構造物から離れて座屈することを防止することができる。
本発明によれば、鋼板の第一の貫通孔は締結部の径よりもクリアランスが形成される程度に大きく形成されて、鋼板はコンクリート構造物とカバー用鋼板とに挟まれた状態で固定されていることにより、アンカー部材は軸力を負担できて、鋼板とコンクリート構造物とが相対変位してもアンカー部材には、鋼板とコンクリート構造物との相対変位によるせん断力は作用せず、鋼板とコンクリート構造物との間に生じる摩擦と、鋼板とカバー用鋼板との間に生じる摩擦によるせん断力が作用するので、アンカー部材に軸力のみの負担させる場合に、アンカー部材の径を小さくしたり、設置するアンカー部材の本数を少なくしたりできて、コストおよび労力の軽減や工期の短縮を実現でき、また、アンカー部材の設置による騒音や粉塵を低減することができる。
本発明の実施の形態による鋼板のコンクリート構造物への設置構造の一例を示す側面図である。 図2は図1に示す鋼板のコンクリート構造物への設置構造の部分拡大側面図である。 図3は図2に示す鋼板のコンクリート構造物への設置構造の平面図である。 図4は図2に示す鋼板のコンクリート構造物への設置構造の補強用鋼板の貫通孔の大きさと、カバー用鋼板の厚さとの関係を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態による鋼板(被接合部材)のコンクリート構造物への接合構造について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施の形態による鋼板のコンクリート構造物への設置構造1は、既存の鉄筋コンクリート建物の耐震補強を行うために、既存の鉄筋コンクリート建物のコンクリート躯体10に補強用鋼板2を設置する構造で、コンクリート躯体10に締結部(ネジ部)3aを突出させた状態で埋設されたあと施工アンカー3と、補強用鋼板2のコンクリート躯体10への設置面と反対側の面に配設されるカバー用鋼板4と、から概略構成される。
補強用鋼板2は、既存の鉄筋コンクリート建物に形成されている開口部の四方に沿って設置されて補強用鋼板枠6を形成し、補強用鋼板枠6の内側には、ブレース7が設置されている。補強用鋼板枠6には、地震などによる水平外力によって軸圧縮力が作用するため、この軸圧縮力で補強用鋼板枠6が座屈しないように、補強用鋼板枠6はコンクリート躯体10に設置されたあと施工アンカー3によってコンクリート躯体10に固定されている。
図2および図3に示すように、補強用鋼板2(補強用鋼板枠6)には、あと施工アンカー3の締結部3aが貫通する貫通孔2aが形成されていて、貫通孔2aの内径は締結部3aの外径に比べてクリアランスが形成される程度に大きく形成されている。また、貫通孔2aの内径は、後述するカバー用鋼板4のボルト孔4aの内径よりも大きく形成されている。
あと施工アンカー3は、コンクリート躯体10に形成された孔部10aに埋設されるアンカー部3bと、アンカー部3bと連続して、アンカー部3bが埋設された際にコンクリート躯体10から突出する締結部3aとから構成される。
アンカー部3bは、例えば、孔部10aに挿入され打ち込まれて、アンカー部3bの側面に形成された図示しない凹凸が孔部10a内周のコンクリートに付着することでコンクリート躯体10に固定される公知の構成をしている。
締結部3aは、ねじ山が形成されていて、座金12を設置してナット11が締結される構造である。
本実施の形態では、あと施工アンカー3は、地震などによる水平外力によって、補強用鋼板2(補強用鋼板枠6)に軸圧縮力が作用し補強用鋼板2が座屈しないために設置されているので、あと施工アンカー3、補強用鋼板2がコンクリート躯体10から離れないように、軸力のみを負担できる強度があればよい。
カバー用鋼板4は、補強用鋼板2の貫通孔2aを覆うことができる大きさで所定の厚さの鋼板である。
カバー用鋼板4は、あと施工アンカー3の締結部3aが挿通するボルト孔4aを備え、ボルト孔4aの内径は、あと施工アンカー3の締結部3aの径に応じて規定された寸法とする。
ここで、補強用鋼板2の貫通孔2aの大きさと、カバー用鋼板4の厚さとの関係について説明する。
図4に示すように、ナット11の中心から外周の角11aまでの長さLaと、カバー用鋼板4の厚さtとの和を寸法L1とし、補強用鋼板2の貫通孔2aの直径Φaと、カバー用鋼板4のボルト孔4aの半径Lbとの差を長さL2とする。そして、長さL1が長さL2よりも大きくなるように、カバー用鋼板4の厚さtと補強用鋼板2の貫通孔2aの直径Φaを決定する。
このようにカバー用鋼板4の厚さtおよび補強用鋼板2の貫通孔2aの直径Φaが決定されると、あと施工アンカー3の位置と補強用鋼板2の貫通孔2aとが最大限ずれた場合にも、ナット11の外周から斜め方向に作用するナット11の締結力がカバー用鋼板4を介して貫通孔2aの周囲の補強用鋼板2に伝達する構成となる。
次に、補強用鋼板2のコンクリート躯体10への設置方法について図面を用いて説明する。
あらかじめ、補強用鋼板2のコンクリート躯体10への設置位置を確認し、コンクリート躯体10にあと施工アンカー3を設置する位置と、補強用鋼板2に貫通孔2aを形成する位置を決定し、工場などで補強用鋼板2に貫通孔2aを形成しておく。
そして、コンクリート躯体10のあと施工アンカー3を設置する位置を穿孔して孔部10aを形成し、その孔部10aにあと施工アンカー3のアンカー部3bを埋設し、打ち込みなどによりアンカー部2bをコンクリート躯体10に固定する。
次に、コンクリート躯体10に補強用鋼板2を設置する。
補強用鋼板2の設置は、あと施工アンカー3の締結部3aを補強用鋼板2の貫通孔2aに挿入し、補強用鋼板2を決められた位置に配置する。
このとき、貫通孔2aは締結部3aの径に対して大きく形成されているので、コンクリート躯体10へあと施工アンカー3を設置する際に、あと施工アンカー3の位置が多少ずれたとしても、補強用鋼板2の位置は貫通孔2aの内周面と締結部3aの外周面とのクリアランスの範囲内で決められた位置に配置することができる。
そして、カバー用鋼板4のボルト孔4aにあと施工アンカー3の締結部3aを挿通し、締結部3aに座金12を介してナット11を締結することで補強用鋼板2がコンクリート躯体10に設置される。また、このように設置されたカバー用鋼板4は、補強用鋼板2の貫通孔2aを覆った状態となる。
このとき、補強用鋼板2の貫通孔2aの内周面とあと施工アンカー3の締結部3aの外周面との間は、コンクリート躯体10とカバー用鋼板4とに挟まれて空間が形成される。この空間は、空間のままとするか、強度が低く、貫通孔2aの内周面と締結部3aとをほとんど固定しない強度の充填材を充填する。
このように設置された補強用鋼板2とコンクリート躯体10の設置構造では、補強用鋼板2がコンクリート躯体10から離れる方向に引っ張られると、あと施工アンカー3には軸力(引張力)が作用し、あと施工アンカー3はこの軸力を負担する。そして、補強用鋼板2のコンクリート躯体10への設置面に平行な方向に補強用鋼板2とコンクリート躯体10とが相対変位しても、補強用鋼板2の貫通孔2aはあと施工アンカー3の締結部3aの径よりも大きくクリアランスがあるので、このクリアランスの範囲内であれば、貫通孔2aの内周面があと施工アンカー3の締結部3aの外周面と接触しないので、あと施工アンカー3には、補強用鋼板2とコンクリート躯体10との相対変位によるせん断力は作用せず、補強用鋼板2とコンクリート躯体10との間に生じる摩擦と、補強用鋼板2とカバー用鋼板4との間に生じる摩擦によるせん断力が作用する構造とすることができる。
また、ナット11の中心から外周の角11aまでの長さLaと、カバー用鋼板4の厚さtとの和の寸法L1は、補強用鋼板2の貫通孔2aの直径Φaと、カバー用鋼板4のボルト孔4aの半径Lbとの差の長さL2よりも大きくなるように、カバー用鋼板4の厚さtと補強用鋼板2の貫通孔2aの直径Φaとが決定されていることにより、あと施工アンカー3の位置と補強用鋼板2の貫通孔2aとが最大限ずれた場合にも、ナット11の締結力がカバー用鋼板4を介して貫通孔2a周囲の補強用鋼板2に伝達するので、補強用鋼板2がコンクリート躯体10から離れて座屈することを防止することができる。
上述した本実施の形態による鋼板のコンクリート構造物への接合構造1では、あと施工アンカー3には軸力(引張力)が作用し、せん断力があまり作用しないことにより、あと施工アンカー3に軸力を負担させる場合には、あと施工アンカー3の径を小さくしたり、設置する本数を少なくしたりすることができるので、コストや労力を低減できると共に工期を短縮することができる効果を奏する。
また、あと施工アンカー3を設置する本数を少なくできることにより、あと施工アンカー3を設置する際の騒音や粉塵を低減することができる。
また、補強用鋼板2の貫通孔2aは、あと施工アンカー3の締結部3aの外周面に対して大きく形成されているので、コンクリート躯体10へあと施工アンカー3を設置する際に、あと施工アンカー3の位置が多少ずれたとしても、補強用鋼板2を設置することができる。
以上、本発明による鋼材のコンクリート構造物への接合構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、既存のコンクリート躯体10にあと施工アンカー3を設置して補強用鋼板2を設置しているが、新設のコンクリート構造物にアンカーボルトを設置して補強用鋼板2を設置してもよい。
また、本実施の形態では、鉄筋コンクリートの建物などのコンクリート躯体10に補強用鋼板2を設置しているが、コンクリート躯体10に代わってコンクリート製の工作物や部材などに補強用鋼板2や補強用鋼板2に代わる鋼板を設置してもよい。
1 鋼板のコンクリート構造物への設置構造
2 補強用鋼板(鋼板)
2a 貫通孔
3 あと施工アンカー(アンカー部材)
3a 締結部
4 カバー用鋼板
10 コンクリート躯体(コンクリート構造物)

Claims (2)

  1. コンクリート構造物の表面に設置された鋼板を固定する構造であって、
    前記コンクリート構造物に締結部を突出させた状態で埋設されて、前記鋼板に形成された第一の貫通孔に前記締結部が挿通されるアンカー部材と、
    前記鋼板を前記コンクリート構造物と共に挟むように前記鋼板の表面に設置されて、前記アンカー部材の締結部が挿通される第二の貫通孔が形成されたカバー用鋼板と、
    前記第一及び第二の貫通孔に挿通された前記締結部に座金を介して締結されるナットと、を備え、
    前記第一の貫通孔は、前記締結部の外周面との間にクリアランスが形成される程度に大きく形成されていることを特徴とする鋼板のコンクリート構造物への設置構造。
  2. 前記ナットの外径の1/2の寸法と、前記カバー用鋼板の厚さ寸法との和は、前記第一の貫通孔の直径寸法と前記第二の貫通孔の半径寸法との差よりも大きい値であることを特徴とする請求項1に記載の鋼板のコンクリート構造物への設置構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013189782A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Okabe Co Ltd コンクリート建造物の耐震補強構造
US20140202100A1 (en) * 2011-08-04 2014-07-24 Tomislav Prlic Insulated wall module

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