JP2010242113A - 磁場中熱処理装置、及び、磁場中熱処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁場中熱処理装置1は、永久磁石2、断熱部3、予備加熱ヒーター4、メインヒーター5、冷却部6、基板搭載部10を有するコンベア8、及び、磁気シールド11などを備え、永久磁石2を利用し、半導体基板104を永久磁石2の内部で加熱しながら、永久磁石2の中心軸方向(処理方向)へ搬送することによって、半導体基板104を一枚ずつ連続的に処理する。
【選択図】 図1
Description
ただし、このバッチ型炉方式の磁場中熱処理装置は、装置の利用効率の観点からみれば、磁場中熱処理を行う時間以外に、半導体基板を処理室に導入、加熱、冷却、搬出する時間が必要であり、コストパフォーマンスが悪い。また、生産効率化の面では、半導体基板を1枚ずつ処理し装置の仕掛かりを低減する、いわゆる枚葉装置が主流になりつつある。そのため、工場のライン構築上でも、バッチ型炉方式の磁場中熱処理装置が、生産効率の面でネックになる。
この磁場中熱処理装置は、水平方向に中心軸線を有するように横置された筒状熱処理炉の外側に、同一中心軸線を有する筒状のソレノイド型超電導磁石を配置して、熱処理炉内に中心軸線と平行な均一磁場を形成すると共に、熱処理炉の長軸方向に加熱手段を配置してなることを特徴とする。
次に、上記のソレノイド型超電導磁石を利用した磁場中熱処理装置について、図面を参照して説明する。
図6は、本発明に関連する磁場中熱処理装置の概略断面図である。
図6において、本発明に関連する磁場中熱処理装置100は、ソレノイド型超電導磁石101、補助超電導コイル102a、102b、熱処理炉103、被処理物搬送装置105、及び、加熱手段106などを備えている。
また、ソレノイド型超電導磁石101の両端部には、補助超電導コイル102a、102bが配設されている。この補助超電導コイル102a、102bは、ソレノイド型超電磁石101の磁力線方向とは逆向きの磁力線を発生させる。これにより、ソレノイド型超電導磁石101から外部に漏洩する磁場を打ち消して、漏洩磁場を低減させることができる。
また、熱処理炉103は、通常、入口側(図中左側)の加熱手段106が密に配置され、出口側の加熱手段106が疎に配置されている。これにより、炉内の長手方向に、所定の温度分布を形成することができる。
なお、熱処理炉103は、真空炉又は不活性ガス炉として、使用可能である。ただし、真空炉として使用する場合には、半導体基板104を間欠挿入、及び、間欠排出となり連続運転が困難になるのみならず、半導体基板104の加熱は、輻射熱のみによる加熱となる。したがって、通常、対流伝熱と伝導伝熱も生じる不活性ガス炉として使用される。
すなわち、代表的なウエーハの形状(一部に端面切削線部を有する薄い円板状)としてある半導体基板104は、端面切削線部を下にして、該端面切削線部がソレノイド型超電導磁石101の磁場の方向と平行となるように、搬送装置105に載置されている。これにより、半導体基板104の平面は、磁場の方向と平行に保持される。
この磁界中熱処理装置は、容器の周囲に加熱用のヒーターを配置すると共に、磁界発生手段として超伝導磁石装置を配置したことを特徴としている。
なお、特許文献2、3の技術は、本発明に関連する技術ではあるもの、上記の課題を解決することはできない。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる磁場中熱処理装置の概略断面図である。
また、図2は、図1のA−A断面図である。
図1、2において、本実施形態の磁場中熱処理装置1は、永久磁石2、断熱部3、予備加熱ヒーター4、メインヒーター5、冷却部6、基板搭載部10を有するコンベア8、及び、磁気シールド11などを備えた構成としてある。
この磁場中熱処理装置1は、永久磁石2を利用し、半導体基板104を永久磁石2の内部で加熱しながら、永久磁石2の中心軸方向(処理方向)へ搬送することによって、半導体基板104を一枚ずつ連続的に処理する。
なお、本実施形態では、被処理体を半導体基板104としてあるが、これに限定されるものではない。
永久磁石2は、円筒状としてあり、中心軸に対し垂直方向に内部磁場(通常、磁束密度1〜3テスラという非常に高い内部磁場)が発生する構成としてある。また、永久磁石2の内部磁場の方向は、磁場方向a(永久磁石2の中心軸方向と直交する方向であって、コンベア8と平行な方向(図2参照))である。したがって、後述するように、永久磁石2の内部磁場の方向は、半導体基板104の平面に平行となる。このようにすると、ソレノイド型超電導磁石101を駆動するための電力、発熱するソレノイド型超電導磁石101を冷却する冷却水を循環させるための電力、及び、昇温された冷却水を冷却するための電力など大量の電力を消費しなくてもすむので、省エネルギー化を図ることができる。
断熱部3は、石英やアルミナ等の耐熱性の材料からなり、円筒状としてある。また、断熱部3は、永久磁石2の内側に装入されている。この断熱部3は、メインヒーター4と予備加熱ヒーター3とで発生する熱を、永久磁石2に対して断熱し、永久磁石2の熱による磁力の低下を防止する。
加熱手段としてのメインヒーター5及び予備加熱ヒーター4、並びに、冷却部6は、円筒状としてある。また、予備加熱ヒーター4、メインヒーター5及び冷却部6は、断熱部3の内側に、搬送方向に対してこの順番で装入されている。
メインヒーター5は、搬送される半導体基板104を所定の温度に加熱する。また、予備加熱ヒーター4は、半導体基板104に熱ストレスがかかり過ぎないように、通常、メインヒーター5より低い温度に設定されており、半導体基板104を予備的に加熱する。
また、冷却部6は、通常、冷却水などの冷媒によって冷却されており、予備加熱ヒーター4及びメインヒーター5によって加熱された半導体基板104を冷却する。
本実施形態の搬送手段は、複数の基板搭載部10を有するコンベア8、コンベア8が掛けられるローラー7、及び、コンベア8を移動させるモーター9などを備えている。また、コンベア8や基板搭載部10の材料としては、永久磁石2の磁場の影響をうけないように、非磁性材料が用いられる。
載部10に搭載された半導体基板104を搬送する。また、基板搭載部10によって、半導体基板104は、端面切削線部を下にして、該端面切削線部が永久磁石2の内部磁場の方向(磁場方向a)と平行となるように、コンベア8に載置されている。これにより、半導体基板104の平面は、永久磁石2の内部磁場の方向(磁場方向a)と平行に保持される。
さらに、本実施形態の磁場中熱処理装置1は、搬送方向に対して、所定の間隔(上記の短い間隔で)で半導体基板104を一枚ずつ連続的に投入することができるので、搬送方向の温度分布に悪影響を及ぼしたり、あるいは、半導体基板104の先端部分と後端部分とで温度プロファイルが異なるといった品質管理上の信頼性が低下するといった不具合を排除することができる。
磁気シールド11は、鉄ニッケル合金(パーマロイとも呼ばれる。)などの強磁性材料からなるシールドとしてある。すなわち、磁気シールド11は、永久磁石2を内部に収容する構造としてあり、永久磁石2から発する磁場が外部に漏れるといった不具合を防止する。
図1に示すように、磁場中熱処理装置1は、まず、モーター9により駆動されるコンベア8上に設けられた基板搭載部10に、半導体基板104が一枚ずつ載置され、永久磁石2の右側より、半導体基板104が永久磁石2の内部空間に搬送される。
なお、コンベア8の搬送速度は、一定である。
なお、予備加熱ヒーター4及びメインヒーター5は、半導体基板104が所定の搬送速度で搬送されたときに、所定の温度になるようにあらかじめ調整されている。
また、図示してないが、投入手段や取出手段などによって、半導体基板104は、基板搭載部10に載置され、また、基板搭載部10から取り外される。
さらに、磁場中熱処理装置1は、搬送方向に対して、所定の間隔(上記の短い間隔で)で半導体基板104を一枚ずつ投入することができるので、搬送方向の温度分布に悪影響を及ぼしたり、あるいは、半導体基板104の先端部分と後端部分とで温度プロファイルが異なるといった品質管理上の信頼性が低下するといった不具合を排除することができる。
すなわち、搬送手段は、上記構成に限定されるものではなく、たとえば、コンベア8の代わりに、基板搭載部10を間欠的に送り出す構成としてもよい。このようにすると、様々な仕様に対応することができ、設計の自由度を高めることができる。
また、メインヒーター5は、搬送方向に並設された複数のヒーター(たとえば、5つのヒーター)を有し、これら複数のヒーターが、それぞれ温度制御される構成としてあるが、予備加熱ヒーター4についても、これとほぼ同様の構成としてもよい。また、冷却部6についても、冷却能力の異なる複数の冷却要素を有する構成としてもよい。このようにすると、半導体基板104が投入されてから取り出されるまでの間で、より緻密な温度プロファイルの制御を実現することができる。
図3は、本発明の第二実施形態にかかる磁場中熱処理装置の概略断面図である。
図3において、本実施形態の磁場中熱処理装置1aは、上述した第一実施形態の磁場中熱処理装置1と比べると、基板搭載部10の代わりに、半導体基板104を、永久磁石2の内部の磁場方向aを回動中心として、傾斜させた状態で載置することの可能な基板搭載部10aを有する点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、磁場中熱処理装置1とほぼ同様としてある。
したがって、図3において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
なお、その他の構成や動作などは、第一実施形態の磁場中熱処理装置1とほぼ同様としてある。
図4は、本発明の第三実施形態にかかる磁場中熱処理装置の概略断面図である。
図4において、本実施形態の磁場中熱処理装置1bは、上述した第一実施形態の磁場中熱処理装置1と比べると、永久磁石2の内部空間に、半導体基板104を挟むように対抗して配置された一対のコイル2bを有する点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、磁場中熱処理装置1とほぼ同様としてある。
したがって、図4において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
すなわち、半導体基板104がコンベア8により永久磁石2の内部に搬送され、熱処理される際、半導体基板104が一対のコイル2bに挟まれた空間にある間、コイル2bは、磁場を印加する。これにより、永久磁石2だけが発生する磁場よりもさらに強い磁場を、半導体基板104に印加することができる。また、コイル2bは、小型としてあるので、強い磁場を印加する場合でも、省エネルギー化を図ることができる。
図5は、本発明の第四実施形態にかかる磁場中熱処理装置の概略断面図である。
図5において、本実施形態の磁場中熱処理装置1cは、予備加熱チャンバ16、プロセスチャンバ17、冷却チャンバ18、ゲートバルブ12−1〜12−4、搬送ユニット19、搬送トレイ13、搬入部14、搬出部15、磁気シールド11、及び、真空ポンプ20などを備えている。
予備加熱チャンバ16は、永久磁石2c、断熱部3c、予備加熱ヒーター4c、ガス入口23−1、バルブ22−1〜22−2、エア入口24−1、及び、真空バルブ21−1などを備えている。
永久磁石2c及び断熱部3cは、長さが短い点を除くと、上述した永久磁石2及び断熱部3とほぼ同様な構成としてある。また、本実施形態の永久磁石2c及び断熱部3cの長さは、一つの搬送トレイ13を収納できる長さとしてある。
予備加熱ヒーター4cは、予備加熱ヒーター4とほぼ同様な構造としてあり、断熱部3cに装入されている。
さらに、予備加熱チャンバ16の両端の開口部には、ゲートバルブ12−1とゲートバルブ12−2が設けられており、予備加熱チャンバ16を気密状態にすることができる。すなわち、ゲートバルブ12−1〜12−4は、ゲート12aが昇降することにより、開閉され、各チャンバ間の気密を隔離する。
プロセスチャンバ17は、永久磁石2、断熱部3、メインヒーター5、ガス入口23−2、バルブ22−3、及び、真空バルブ21−3などを備えている。
永久磁石2、断熱部3、及び、メインヒーター5は、第一実施形態のものとほぼ同様としてある。
また、本実施形態の永久磁石2、断熱部3、及び、メインヒーター5の長さは、九つの搬送トレイ13を収納できる長さとしてある。
さらに、プロセスチャンバ17の両端の開口部には、ゲートバルブ12−2とゲートバルブ12−3が設けられており、プロセスチャンバ17を気密状態にすることができる。
冷却チャンバ18は、永久磁石2c、断熱部3c、冷却部6c、ガス入口23−3、バルブ22−4〜22−5、エア入口24−2、及び、真空バルブ21−3などを備えている。
永久磁石2c、断熱部3c及び冷却部6cは、長さが短い点を除くと、上述した永久磁石2、断熱部3及び冷却部6とほぼ同様な構成としてある。また、本実施形態の永久磁石2c及び断熱部3cの長さは、一つの搬送トレイ13を収納できる長さとしてある。
さらに、冷却チャンバ18の両端の開口部には、ゲートバルブ12−3とゲートバルブ12−4が設けられており、冷却チャンバ18を気密状態にすることができる。
なお、予備加熱チャンバ16、プロセスチャンバ17、及び、冷却チャンバ18が有する永久磁石2c、2、2cの内部に発生する磁場の方向は、いずれも磁場方向aである。
なお、搬送トレイ13に載置される半導体基板104の数量は、半導体基板104の処理時間と、予備加熱チャンバ16、プロセスチャンバ17、及び、冷却チャンバ18のガスパージ時間や真空引き時間などを考慮し決定する。
また、磁気シールド11は、ほぼ第一実施形態と同様としてある。
上記構成の磁場中熱処理装置1cは、半導体基板104の処理を行う前に、予備加熱チャンバ16の予備加熱ヒーター4cが、半導体基板104が搬送されたときに、半導体基板104の温度を約100℃まで上昇させるように、あらかじめ温度が設定される。
また、プロセスチャンバ17のメインヒーター5は、半導体基板104がプロセスチャンバ17の内部に搬送されたときに、半導体基板104の温度を約270℃まで上昇させるように、あらかじめ温度が設定される。
まず、4枚の半導体基板を搬入部14にある搬送トレイ13に載置する。
次に、ゲートバルブ12−1を開き、搬送トレイ13を予備加熱チャンバ16へ移動させ、ゲートバルブ12−1を閉じる。続いて、真空バルブ21−1を開き、予備加熱チャンバ16内部を真空にした後、真空バルブ21−1を閉じ、バルブ22−2を開き予備加熱チャンバ16の内部をプロセスガスでパージする。このとき、半導体基板104は、予備加熱ヒーター4cにより、約100℃まで加熱される。
次に、ゲートバルブ12−4を開き、冷却チャンバ18で冷却された半導体基板104を載置した搬送トレイ13を搬出部15へ移動させ、処理が完了した半導体基板104を取り出す。
なお、半導体基板104を真空中で磁場中熱処理する場合には、プロセスガスを導入しない。また、予備加熱ヒーター4cとメインヒーター5は、輻射加熱が可能なヒーターとする。
例えば、上述した各実施形態では、被処理体を半導体基板104としてあるが、これに、限定されるものではない。すなわち、本発明の磁場中熱処理装置、及び、磁場中熱処理方法は、たとえば、半導体の磁場中熱処理以外に、磁気ヘッド製造などにも利用可能である。
2、2c 永久磁石
2b コイル
3、3c 断熱部
4、4c 予備加熱ヒーター
5、5c メインヒーター
6、6c 冷却部
7 ローラー
8 コンベア
9 モーター
10、10a 基板搭載部
11 磁気シールド
12−1 ゲートバルブ
12−2 ゲートバルブ
12−3 ゲートバルブ
12−4 ゲートバルブ
12a ゲート
13 搬送トレイ
14 搬入部
15 搬出部
16 予備加熱チャンバ
17 プロセスチャンバ
18 冷却チャンバ
19 搬送ユニット
20 真空ポンプ
21−1 真空バルブ
21−2 真空バルブ
21−3 真空バルブ
22−1 バルブ
22−2 バルブ
22−3 バルブ
22−4 バルブ
22−5 バルブ
23−1 ガス入口
23−2 ガス入口
23−3 ガス入口
24−1 エア入口
24−2 エア入口
100 磁場中熱処理装置
101 ソレノイド型超電導磁石
102a 補助超電導コイル
102b 補助超電導コイル
103 熱処理炉
104 半導体基板
105 被処理物搬送装置
106 加熱手段
a 磁場方向
Claims (13)
- 中心軸に対し垂直方向に内部磁場が発生する筒状の永久磁石と、
この永久磁石の内面に設けられた断熱部と、
この断熱部の内側に設けられた予備加熱部、主加熱部、及び、冷却部と、
前記永久磁石の内部空間において、被処理体が前記内部磁場の磁場方向と平行となる状態で、該被処理体を、前記永久磁石の中心軸方向に搬送する搬送部と
を備えたことを特徴とする磁場中熱処理装置。 - 前記搬送部が、搬送方向、又は、搬送方向と反対の方向に傾斜させた前記被処理体を搬送することを特徴とする請求項1に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記永久磁石が、ハルバック式永久磁石であることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記永久磁石の内側に、前記内部磁場の磁場方向と平行に磁場を発生するコイルを設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記搬送部が、前記被処理体を連続的に搬送することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記主加熱部が、複数のヒーターを有し、前記ヒーターが、それぞれ温度制御されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記予備加熱部と前記主加熱部との間に、及び、前記主加熱部と前記冷却部との間に、気密ゲートが設けられ、前記主加熱部により前記被処理体が加熱される領域が、真空状態、又は、ガスパージ状態となることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の磁場中熱処理装置。
- 前記被処理体が、半導体基板であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の磁場中熱処理装置。
- 中心軸に対し垂直方向に内部磁場が発生する筒状の永久磁石と、
この永久磁石の内面に設けられた断熱部と、
この断熱部の内側に設けられた予備加熱部、主加熱部、及び、冷却部と、
前記永久磁石の内部空間において、被処理体を搬送する搬送部と
を用い、
前記搬送部が、前記被処理体が前記内部磁場の磁場方向と平行となる状態で、該被処理体を、前記永久磁石の中心軸方向に搬送することを特徴とする磁場中熱処理方法。 - 前記搬送部が、搬送方向、又は、搬送方向と反対の方向に傾斜させた前記被処理体を搬送することを特徴とする請求項9に記載の磁場中熱処理方法。
- 前記永久磁石の内側に設けられたコイルが、前記被処理体に対して、前記内部磁場の磁場方向と平行に磁場を印加することを特徴とする請求項9〜10のいずれか一項に記載の磁場中熱処理方法。
- 前記主加熱部が、複数のヒーターを有し、前記ヒーターが、それぞれ温度制御されることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一項に記載の磁場中熱処理方法。
- 前記予備加熱部と前記主加熱部との間に、及び、前記主加熱部と前記冷却部との間に設けられた気密ゲートを用い、前記主加熱部により前記被処理体が加熱される領域を、真空状態、又は、ガスパージ状態とすることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の磁場中熱処理方法。
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