JP2010241568A - シート給送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート(用紙)を給送する際の重なりや滑りを防止する
構成としたシート給送装置および画像形成装置の提供。
【解決手段】シートを1枚ずつ給送するシート給送手段と、温風を発生させるエアヒータ14と、温風を前記シート給送手段に送風するファン11と、シート給送手段で給送されるシートの給送状態を検知するシート検知センサ8と、シート給送状態検知センサの検知結果に基づいて送風状態を制御するコントローラ16と、を具備する。また、コントローラ16には、シートのすべり量算出手段21とシートの重なりである重送判断手段23を設ける。重送検知センサ6は通常の給紙モードで使用し、重送検知センサ66は予備の給紙モードで使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート(用紙)を給送する際の重なりや滑りを防止する、シート給送装置および画像形成装置に関するものである。
画像形成装置に装着される給紙ペーパーデッキで、コート紙、OHPなどの様に平滑度の高い用紙を分離する際に、用紙端面に温風を吹き付けて予め用紙を捌くエアアシストの構成が特許文献1で提案されている。この発明は、平滑度の高い用紙では用紙同士の密着性が高く摩擦分離だけでは重送や給紙不良が発生しやすいため、予め捌くことにより重送や給紙不良の発生を未然に防ぐことを目的としている。
特開2005-75567号公報
特許文献1に記載の方式では、エアアシスト制御を装置内部の環境温度や環境湿度等の条件を基にして、ヒータ温度、送風温度等を変える制御を行っている。これらの制御を行った結果、用紙が実際にどれほど捌かれているのか不明であり、また追加でエアアシスト動作を行う際の設定条件等を判断する手段がないという問題があった。
即ち、従来のエアアシスト制御は、環境温度や環境湿度などを特定した場合に、ヒータ温度などの条件を適宜に設定すれば、用紙は充分に捌けるという前提で制御を行っている。このため、現実に常に最適なエアアシスト制御を行うことは困難で、結果的にエアアシスト不足で給紙不良や、重送が発生することがある。また、過剰なエアアシスト動作による用紙ダメージ、またそれによる画像欠陥を発生させていたという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート(用紙)を給送する際の重なりや滑りを防止する、シート給送装置および画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のシート給送装置は、
シート積載手段と、
前記シート積載手段に積載されたシートを1枚ずつ給送するシート給送手段と、
温風を発生させる発熱手段と、
前記温風を前記シート給送手段に送風する送風手段と、
前記シート給送手段で給送されるシートの給送状態を検知するシート給送状態検知手段と、
送風状態のエアアシスト動作を制御する制御手段と、を有し
前記シート給送は、通常給送の第1給送モードと、予備給送の第2給送モードとを設定し、
前記第2給送モード実行の際の前記シート給送状態検知結果に基づいて、前記エアアシスト動作を制御することを特徴とする。
また、本発明のシート給送装置は、前記のシート給送状態検知手段として、シートの重送を検知する重送検知手段を2つ以上設ける。
また、本発明のシート給送装置は、前記送風手段は、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側に設けられており、前記重送検知手段を、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側と下流側に少なくとも1つづつ設ける。
また、本発明のシート給送装置は、前記送風手段は、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側に設けられており、前記重送検知手段を、前記シート給送手段のシート給送方向からみて下流側に少なくとも2つ設ける。
また、本発明のシート給送装置は、前記エアアシスト動作の制御内容をデータベースとして記憶する記憶手段を設け、前記制御手段は前記シート給送状態検知結果が同一条件の際に、前記記憶手段から読み出した前記データベースに基づいて前記エアアシスト動作を制御する。
また、本発明のシート給送装置は、前記シートの給送状態は、前記シートのすべり量または重送状態であると共に、前記エアアシスト動作は、風量、風向き、風指向性、風温のいずれか、またはその組み合わせであり、前記制御手段は、前記シートの種類、シートのサイズ、シートの坪量であるシート情報、前記シート給送装置内の温度とシート給送装置内の湿度である装置内環境情報、印刷ジョブの内容情報のいずれか、またはその組み合わせで前記エアアシスト動作を制御する。
本発明の画像形成装置は、前記いずれかに記載のシート給送装置から給送されるシートに、画像を形成する手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、前記画像を形成する手段は、感光体の周囲に帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配し、前記シートに画像形成を行う
本発明の実施形態を示すブロック図である。 本発明の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の電子写真プロセスを用いた画像形成装置の1実施例の全体構成を示す模式的断面図である。
本発明の実施形態について説明する。図5は、本発明の全体構成を示す説明図である。図5において、1は画像形成装置、4は、用紙7を収納する用紙トレイ20、ピックアップローラ5の回転量を計測する回転量計測センサ2などの各種センサ、温風を流通させるダクト13、などが設けられているペーパーデッキである。
画像形成装置1は、例えば電子写真方式で構成されており、ペーパーデッキ4から供給された用紙7に所定の文字や画像を印字する。60は画像形成装置1に設けている用紙7の分離部、61は用紙7を画像形成部に搬送する搬送ローラである。
ペーパーデッキ4のピックアップローラ5は、駆動モータにより回転することにより、用紙トレイ20に収納されている用紙7の最上位置にある用紙を画像形成装置1へ向けて矢視R方向に給送する。ピックアップローラ5の周辺には、回転量計測センサ2、移動量
計測センサ3、用紙7の重なりを検知する重送検知センサ6、用紙検知センサ8が設けられている。また、トレイ20の用紙給送方向の上流側にも重送検知センサ66を設ける。重送検知センサ66の機能については後述する。
用紙検知センサ8は、用紙7の厚さ、密度、及びサイズを検知して、コントローラ16に情報を送る。用紙7に関する情報は、用紙検知センサ8で検知するほかに、図示を省略している画像形成装置1の操作部からユーザーが入力することもできる。操作部は、例えば画像形成装置1のフロント面に設けられている。また、ピックアップローラ5の用紙搬送方向上流側には、温度検知センサ9、湿度検知センサ10を配置する。温度検知センサ9、湿度検知センサ10は、それぞれペーパーデッキ4内部の温度と湿度を検知し、この情報をコントローラ16に送る。
11はダクト13に取り付けられたファンで、前記用紙トレイ20に収納されている用紙7の最上位置にある用紙付近に温風を吹き付けて用紙7を捌き、重なり合った用紙を分離する。このようにして、コート紙などで発生しやすい用紙が重なって送られる重送の発生を防止する。スイングシャッター19は、図示を省略したスイングモータにより駆動される。この際に、スイングシャッター19は例えば上下方向に往復移動し、ファン11からの温風を一部遮ったり通過させたりする事により、用紙7を捌く。ダクト13は、内部にエアヒータ14を有している。エアヒータ14を動作させて加熱した状態で、この実施形態の場合ダクト13の下方向から吸気し、エアヒータ14で温められた空気がファン11により矢視T方向に排出される。この温風で用紙7を捌くことになる。
エアヒータ14は、コントローラ16により制御されるAC電圧18が、SSR(ソリッドステートリレー)17でオンオフ制御される。エアヒータ14には、例えば抵抗体Hを設け、この抵抗体Hが発熱することにより、ダクト13の下部から吸気された空気を温める。エアヒータ温度検知センサ15は、エアヒータ14の外面に接触しており、エアヒータ14の温度検知信号をコントローラ16に送る。コントローラ16は、エアヒータ温度検知センサ15からの検出値に基づいて、AC電圧18の電圧値とSSR17のオンオフ制御を行い、エアヒータ14の温度が一定値になる様に、温調制御を行う。
図1は、コントローラ16の詳細構成を示すブロック図である。図1において、すべり量算出手段21に設けた用紙搬送量演算手段22には、移動量計測センサ3の検出値が入力され、搬送量理論演算手段23には回転量計測センサ2の検出値が入力される。重送判断手段24には重送検知センサ6、重送検知センサ66の検出値が入力される。25はエアアシスト動作移行判断手段、26は、記憶手段(DB)27に記憶されている情報を呼び出す記憶内容呼び出し手段である。
記憶手段(DB)27に設けた用紙情報記憶部28には、用紙検知センサ8で検知された用紙の情報が入力され、環境情報記憶部30には、温度検知センサ9、湿度検知センサ10の検出値がそれぞれ入力される。記憶手段(DB)27には、印字ジョブ内容情報記憶部29、連続給紙枚数情報記憶部31が設けられている。印字ジョブ内容情報は、例えば1バッチあたりの用紙給送枚数などが記憶される。
ヒータ制御手段32には、エアヒータ温度検知センサ15の検知信号が入力されており、このエアヒータ温度検知センサ15の検知信号に基づいて、エアヒータ14をSSR17でオンオフ制御する。また、スイングシャッターモータ制御手段33はスイングシャッターモータ19aを制御し、ファン制御手段34はファン11を制御する。ピックアップローラ回転制御手段35は、ピックアップローラ5の回転数を制御する。コントローラ16は、スイングシャッターモータ、ファン、エアヒータを制御して用紙に送風される風量、風向き、風指向性、風温などを制御する。ここで、風指向性は、スイングシャッターの
送風口の開口幅長さ調整、シャッター板の角度調整などにより用紙に最適となるように送風の指向性を定める。
コントローラ16には、給紙枚数カウント手段36を設け、画像形成装置1に給送される用紙の給紙枚数をカウントする。なお、通信手段37を画像形成装置1に接続し、相互に必要な信号の送受信を行う。また、コントローラ16は、シートの種類、シートのサイズ、シートの坪量であるシート情報、前記シート給送装置内の温度やシート給送装置内の湿度である装置内環境情報、などを検知する各センサの検知タイミングを制御し、各センサの検知頻度、検知間隔が最適となるようにして、無駄な検知が行われないようにしている。
図6は、予備給紙の際に用紙の重送を検知する重送検知センサ66の動作を示す説明図である。図6(a)は重送検知センサ66が用紙7を1枚検知する例、図6(b)は重送検知センサ66が複数枚の用紙7を検知した例、図6(c)は重送検知センサ66が用紙7を検知できなかった場合を示している。
上記図5、図6の構成において、給紙開始以降の動作を説明する。最初に、予備給紙のためにエアアシスト動作を一時中断する。コントローラ16は、ピックアップローラ5を所定量(用紙後端から重送検知センサ66までの距離以上)搬送方向に対し逆回転させる。そのとき、回転量計測センサ2はピックアップローラ5の回転量をコントローラ16に送る。コントローラ16は、ピックアップローラ5による用紙7の搬送距離の理論値を算出する。移動量計測センサ3は、用紙7の実際の移動量を計測しコントローラ16に送る。コントローラ16は、搬送距離の理論値と実測値を比較して用紙7のすべり量を算出する。
また、重送検知センサB66は、ピックアップローラ5で送り出された用紙7の枚数を検知してコントローラ16に送る。ピックアップローラ5の逆回転で搬送された用紙が図6(a)に示すように1枚であれば、コントローラ16は用紙7の捌き状態が良と判断し
て、エアアシスト動作を終了して給紙動作を開始する。給紙動作時は、予備給紙動作とは異なり画像形成装置1方向に用紙を搬送する。
ここで、用紙の滑り量を計測するのは、予備給紙動作時に用紙7が図6(c)に示すよう
にエアアシスト不足で重送検知センサ66に届かなかった場合に、用紙の滑り量に応じて追加のエアアシスト動作制御内容を変更するためである。以後所定時間経過後、再度予備給紙動作を行ない重送検知がなければ給紙動作に移行する。
予備給紙前のエアアシスト動作について説明する。例えば、用紙検知センサ8がコート紙を、温度検知センサ9が25℃、湿度検知センサ10が70%を示していたとする。その場合には、コントローラ16はファン回転数を4000rpm、目標エアヒータ温度を90℃と決定する。コントローラ16がエアヒータを温調する場合は、エアヒータ温度検知センサからの情報が90℃未満の場合はSSR17をONしてエアヒータ14に通電して温度を上昇させ、90℃以上の場合は、SSR17をOFFにしてエアヒータに対する通電をしない。そして温風温度が所定温度に達した後、コントローラ16がファンを所定回転数で回転させ送風を開始する。所定時間送風を行なった後、予備給紙動作を開始する。
予備給紙動作について、重送検知センサ66が用紙7の上流側にある場合について説明する。コントローラ16はピックアップローラ5を通常給紙動作とは逆方向に所定量だけ回転させる。ここで所定量とは、用紙7の先端(搬送方向での先端)が閾値まで滑っても重送検知センサ66に届く搬送量であり、ピックアップローラニップ部〜重送検知センサ66の長さをL(mm)、許容できる用紙7の滑り率(閾値)をS%とすると、
所定量=L/(1-S/100)とする。
但し、ピックアップローラ5のニップ位置〜本給紙側用紙7先端の長さよりも短いことが
条件である。
所定量ピックアップローラ5を回転させた結果、(1)図6(a)に示すように重送検知センサ66が用紙7を検知し、その枚数が1枚であれば、コントローラ16はエアアシスト動作の効果が充分と判断し、本給紙動作に移行する。(2)図6(b)に示すように重送検知センサ66が用紙7を検知したが、複数枚の場合と、(3)図6(c)に示すように重送検知センサが用紙7を検知できなかった場合には、コントローラ16はエアアシスト動作不十分と判断して再度エアアシスト動作に移行する。
給紙開始以降の動作に関しては、重送検知センサ6での検知結果と、滑り量の検出結果をモニターしながら随時エアアシスト動作を行い、重送、給紙不良のない安定した給紙性能を確保していく。尚、エアアシスト動作開始から予備給紙動作までの時間(所定時間)に関しては、環境温度/環境湿度/用紙種類/用紙サイズ/用紙坪量などより設定される時間である。
エアアシストプロファイルの変更によりエアアシスト動作への移行の場合について説明する。図2、図3でA、Bの場合は、コントローラ16が吹き付ける温風の風量、エアヒータの目標温度、温風の風向きを予備給紙前のエアアシスト動作のパラメータより変更するかどうかを判断して、必要に応じて前記パラメータを変更してエアアシスト動作を行なう。尚、風量を増加させる場合は、温風の温度を維持するために、エアヒータの目標温度が高くなる。
エアアシストプロファイルのDB化について説明する。本給紙動作が可能になれば、変更したエアアシスト動作のパラメータをエアアシストプロファイルとしてDBに保存する。また、次回の同様の条件でのエアアシストプロファイルとして最新のものをデフォルトとして引用する。
エアアシストプロファイルは、用紙情報、ペーパーデッキ内の環境情報、画像形成装置の印字ジョブ内容、エアアシスト動作開始より本給紙可能状態までの時間情報、ファン制御情報(ファン回転数=風量)、スイングモータ制御情報などである。
図2、図3は、本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートについて説明する。
S1:処理プログラムをスタートする。
S2:用紙の種類、サイズ、厚みを入力する(ユーザからのキー入力、センサによる自動検知などによる)。
S3:エアアシスト動作を開始する。
S4:予備給紙を開始する。
S5:重送の発生はないかどうかを判定する。
S6:S5の判定結果がYesの場合には、用紙のすべり量は閾値以内かどうかを判定する。
S7:S6の判定結果がYesの場合には、給紙動作を開始する。
図2のS5、S6の判定結果がNoの場合には、図3のS11の処理に移行する。
S11:エアアシスト動作のプロファイル変更が必要かどうかを判定する。この判定結果がYesの場合には、S12、S13、S14のいずれかの処理(プロファイル変更)を実行する。
S12:風向きの変更。
S13:目標温度の変更。
S14:風量の変更。
S12、S13、S14のいずれかの処理(プロファイル変更)を実行してから、図2のS3の処理(エアアシスト動作の開始)に移行する。
また、S11の判定結果がNoの場合にも、図2のS3の処理(エアアシスト動作の開始)に移行する。
図4は、本発明の異なる実施形態における処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートについて説明する。
S21:処理プログラムをスタートする。
S22:用紙の種類、サイズ、厚みを入力する(ユーザからのキー入力、センサによる自動検知など)。
S23:エアアシスト動作を開始する。
S24:予備給紙を開始する。
S25:重送検知センサ66がオンしているかどうかを判定する。
S26:S25の判定結果がYesの場合には、重送の発生はないかどうかを判定する。この処理は、重送検知センサ66がオンしているが、これは用紙1枚を検知したのか、複
数枚を検知したかを判定するものである。
S27:S26の判定結果がYesの場合には、給紙動作を開始する。
S25、S26の判定結果がNoの場合には、図3のS11の処理(エアアシスト動作のプロファイル変更が必要かどうかを判定)に移行する。以下の処理は図3で説明した通りである。
図5、図6の例では、重送検知センサ66が用紙7の給送方向の上流側に設けられているが、重送検知センサ66を用紙7の給送方向の下流側に設置しても良い。この場合にも、図3〜図6のフローチャートで説明した処理が実行される。また、予備給紙時の判断として重送検知センサの情報と滑り量で判断することも可能である。
本発明の実施形態においては、4つの感光体に4つの露光ヘッドで露光し、4色の画像を同時に形成し、1つの無端状中間転写ベルト(中間転写媒体)に転写する、タンデム式カラープリンター(画像形成装置)に適用できる。図7は、発光素子として有機EL素子を用いたタンデム式画像形成装置の一例を示す縦断側面図である。この画像形成装置は、同様な構成の4個の露光ヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体(潜像担持体)41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したものである。
図7に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51、従動ローラ52、テンションローラ53が設けられており、テンションローラ53により図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト50を備えている。この中間転写ベルト50に対して、所定間隔で感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。前記符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味している。感光体41K〜41Yは、中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、帯電手段42(K、C、M、Y)と、露光ヘッド101(K、C、M、Y)が設けられている。
また、露光ヘッド101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像とする現像装置44(K、C、M、Y)と、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、クリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。各ラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一致するように設定されている。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対64を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対65によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。63はクリーニングブレード、67は搬送ローラ、69は画像形成装置1の制御ボックスである。
本発明の実施形態にかかる画像形成装置は、露光手段の発光素子として有機EL素子以外にLEDを用いることもできる。また、露光手段はこのようなラインヘッドの構成の他に、レーザを用いた走査光学系も適用できる。なお、カラープリンターに限定されず単色のプリンターであっても良い。さらに、タンデム方式の画像形成装置のみならず、ロータリ方式の画像形成装置に適用することも可能である。
本発明では、エアアシスト動作を開始して所定時間後予備給紙を行ない、そこで実際の用紙の捌かれ具合や用紙とピックアップローラとの滑り量を検出する。その検出結果で給紙動作に移行するか、または継続してエアアシスト動作を行なうのかを判断をする。また、継続してエアアシスト動作を行なうのであれば、その制御条件設定(変更)も同時に行なう。
また、予備給紙や追加のエアアシスト動作より得られた情報を随時コントローラに取り込み、情報を蓄積してDB化する。このようにして、次回の同条件(用紙種類/サイズ/用紙坪量/環境条件など)でのエアアシスト動作の精度を高める。すなわち、エアアシスト開始〜予備給紙開始までの所定時間を更新することが可能となる。
上記した本発明の実施形態においては、次のような作用効果が得られる。予備給紙動作により得られた情報をフィードバックしてエアアシスト動作の終了、または継続の判断を行い、継続の場合はその制御条件を決定するので、最適なエアアシスト制御が行なえる。その結果として、エアアシスト不足で発生する給紙不良や重送、過剰なエアアシスト動作による用紙ダメージや画像欠陥を防止することができる。
以上、本発明のシート給送装置および画像形成方法をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
1:画像形成装置
2:回転量計測センサ
3:移動量計測センサ
4:ペーパーデッキ
5:ピックアップローラ
6:重送検知センサ
7:用紙
8:用紙検知センサ
9:温度検知センサ
10:湿度検知センサ
11:ファン
13:ダクト
14:エアヒータ
15:エアヒータ温度検知センサ
16:コントローラ
17:SSR
18:AC電源
19:スイングシャッター
66:重送検知センサ

Claims (8)

  1. シート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを1枚ずつ給送するシート給送手段と、
    温風を発生させる発熱手段と、
    前記温風を前記シート給送手段に送風する送風手段と、
    前記シート給送手段で給送されるシートの給送状態を検知するシート給送状態検知手段と、
    送風状態のエアアシスト動作を制御する制御手段と、を有し
    前記シート給送は、通常給送の第1給送モードと、予備給送の第2給送モードとを設定し、
    前記第2給送モード実行の際の前記シート給送状態検知結果に基づいて、前記エアアシスト動作を制御することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート給送状態検知手段として、シートの重送を検知する重送検知手段を2つ以上設けた請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記送風手段は、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側に設けられており、前記重送検知手段を、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側と下流側に少なくとも1つづつ設けた請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記送風手段は、前記シート給送手段のシート給送方向からみて上流側に設けられており、前記重送検知手段を、前記シート給送手段のシート給送方向からみて下流側に少なくとも2つ設けた請求項2に記載のシート給送装置。
  5. 前記エアアシスト動作の制御内容をデータベースとして記憶する記憶手段を設け、前記制御手段は前記シート給送状態検知結果が同一条件の際に、前記記憶手段から読み出した前記データベースに基づいて前記エアアシスト動作を制御する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシート給送装置。
  6. 前記シートの給送状態は、前記シートのすべり量または重送状態であると共に、前記エアアシスト動作は、風量、風向き、風指向性、風温のいずれか、またはその組み合わせであり、前記制御手段は、前記シートの種類、シートのサイズ、シートの坪量であるシート情報、前記シート給送装置内の温度とシート給送装置内の湿度である装置内環境情報、印刷ジョブの内容情報のいずれか、またはその組み合わせで前記エアアシスト動作を制御する、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のシート給送装置。
  7. 前記請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のシート給送装置から給送されるシートに、画像を形成する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記画像を形成する手段は、感光体の周囲に帯電手段と、露光手段と、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配し、前記シートに画像形成を行う請求項7に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028433A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Canon Inc シート給送装置及び画像形成装置
JP2013100155A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Canon Inc 印刷装置、その制御方法、及びプログラム
US11637941B2 (en) 2021-09-14 2023-04-25 Fujifilm Business Innovation Corp. Image forming apparatus, image forming method, and non-transitory computer readable medium that reduce workload for adjustments related to transport of paper

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