JP2010238974A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

電子部品の実装装置及び実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010238974A
JP2010238974A JP2009086293A JP2009086293A JP2010238974A JP 2010238974 A JP2010238974 A JP 2010238974A JP 2009086293 A JP2009086293 A JP 2009086293A JP 2009086293 A JP2009086293 A JP 2009086293A JP 2010238974 A JP2010238974 A JP 2010238974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
mounting
component
semiconductor chip
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009086293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hashimoto
正規 橋本
Isamu Kawai
勇 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2009086293A priority Critical patent/JP2010238974A/ja
Publication of JP2010238974A publication Critical patent/JP2010238974A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】この発明は基板に対して半導体チップを高精度で実装することができる実装装置を提供することにある。
【解決手段】基板が供給載置される載置テーブル9と、載置テーブルと一体的に連動し半導体チップが供給される供給位置及び半導体チップが取り出される取り出し位置に位置決めされる部品置き台11と、取り出し位置に前進させた状態で取り出し位置に位置決めされる半導体チップと基板を撮像する撮像カメラ17と、取り出し位置に上下方向及び水平方向に対して位置決め可能に設けられ撮像カメラを取り出し位置から後退させた状態で撮像カメラによる半導体チップの撮像によって求められた補正量の範囲内で水平方向に位置決めされて部品置き台から半導体チップを取り出すとともに、半導体チップを撮像カメラによる基板の撮像によって求められた補正量の範囲内で水平方向に位置決めして基板に実装する実装ツール26を具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は部品置き台に供給載置された電子部品を実装ツールによって取り出して基板に実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、電子部品としての半導体チップを基板に実装する場合、半導体チップの回路パターンが形成された面を上向きにして実装するフェースアップ実装や回路パターンが形成された面を下向きにして実装するフェースダウン実装が知られている。
フェースアップ実装の場合、回路パターンが形成された面を上向きにして供給部に設けられた半導体チップを供給ツールで取り出して部品置き台に供給載置する。
部品置き台に供給載置された半導体チップは実装ツールによって取り出される。部品置き台に載置された半導体チップを実装ツールによって取り出すとき、第1の撮像カメラが撮像した半導体チップの撮像に基づいてこの半導体チップの中心位置を算出する。
そして、半導体チップの中心に実装ツールの中心を一致させて半導体チップを部品置き台から取り出す。そのときの実装ツールのX、Y及びθ座標は制御装置に記憶させておく。
部品置き台から半導体チップを取り出した実装ツールは、部品置き台の上方から載置テーブルに載置された基板の上方に移動させてから下降させ、上記半導体チップを上記基板に実装する。
上記実装ツールによって取り出された半導体チップを基板に実装するとき、その基板を第2の撮像カメラで撮像し、その撮像に基づいて上記基板の半導体チップが実装される実装位置の中心座標を算出し、この実装位置と上記取り出し位置の座標の差に応じて上記実装ツールを移動させ、上記半導体チップの中心を上記実装位置の中心に一致させる。ついで、実装ツールを下降させることで、この実装ツールに保持された上記半導体チップを基板に実装するようにしている。
このような従来技術は特許文献1に示されている。
特開2000−252303号公報
ところで、上述した従来技術によると、基板に対して半導体チップを位置決めするために、部品置き台に載置された半導体チップを撮像する第1の撮像カメラと、載置テーブルに載置された基板を撮像する第2の撮像カメラを用い、これら第1、第2の撮像カメラの撮像信号によって算出された半導体チップの取り出し座標と、半導体チップの実装座標に基づいて半導体チップが位置決めされて基板に実装される。
しかしながら、2つの撮像カメラの撮像信号に基づいて半導体チップの実装位置を決定すると、2つの撮像カメラの光学中心の校正のずれが位置決め精度を低下させる原因となるということがある。しかも、2つの撮像カメラを用いることで、部品点数の増大や装置構成の複雑化を招くということもある。
さらに、実装ツールが部品置き台に載置された半導体チップを取り出したならば、この実装ツールを載置テーブルに載置された基板の実装位置の上方へ移動させてから、下降させることで、半導体チップを基板に実装するようにしている。
つまり、第1の撮像カメラと第2の撮像カメラによる撮像信号によって予め算出された取り出し位置における半導体チップの中心座標と、実装位置における半導体チップが実装される基板の中心座標に基づいて上記実装ツールを半導体チップの取り出し位置から実装位置へ移動させるようにしている。
そのため、取り出し位置で半導体チップを取り出した実装ツールを、取り出し位置から実装位置に機械的に移動させなければならないから、実装ツールの移動精度が確保できず、実装位置における半導体チップの位置決め精度が低下し、その半導体チップの実装精度も低下するということになる。
この発明は、1つの撮像手段によって部品置き台に載置された電子部品と載置テーブルに載置された基板を撮像し、その撮像に基づいて電子部品を基板に位置決めして実装できるようにし、さらに実装ツールを部品置き台と載置テーブルに載置された基板の実装位置との間で移動させずに、電子部品を基板に精度よく実装することができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板に電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
上面に上記基板が供給載置されて水平方向に駆動される載置テーブルと、
この載置テーブルと一体的に連動するよう設けられ上記電子部品が供給される供給位置及び供給された電子部品が取り出される取り出し位置に位置決めされる部品置き台と、
上記取り出し位置の上方に水平方向に進退可能に設けられ上記取り出し位置に前進させた状態で上記取り出し位置に順次位置決めされる上記電子部品と上記基板を撮像する撮像手段と、
上記取り出し位置に上下方向及び水平方向に対して位置決め可能に設けられ上記撮像手段を上記取り出し位置から後退させた状態で上記撮像手段による上記電子部品の撮像によって求められた補正量の範囲内で水平方向に位置決めされて上記部品置き台から上記電子部品を取り出すとともに、上記部品置き台から取り出した上記電子部品を上記撮像手段による上記基板の撮像によって求められた補正量の範囲内で水平方向に位置決めして上記基板に実装する実装ツールと
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記電子部品の供給部と、この供給部から上記電子部品を取り出して上記供給位置に位置決めされた上記部品置き台に供給する部品供給ツールを備えていることが好ましい。
この発明は、水平方向に駆動される載置テーブル及びこの載置テーブルと一体的に連動する部品置き台を有し、上記部品置き台に供給された電子部品を取り出し位置で実装ツールによって取り出して上記載置テーブルに載置された基板に実装する電子部品の実装方法であって、
上記部品置き台を上記取り出し位置に位置決めしこの部品置き台に供給された電子部品を撮像する工程と、
上記取り出し位置で上記電子部品の撮像によって求められた補正量の範囲内で上記実装ツールを水平方向に位置決めして上記部品置き台から上記電子部品を取り出す工程と、
上記載置テーブルを上記取り出し位置に移動させこの載置テーブルに載置された基板を撮像する工程と、
上記取り出し位置で上記基板の撮像によって求められた補正量の範囲内で上記部品置き台から取り出した電子部品を上記実装ツールによって水平方向に位置決めして上記基板に実装する工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
上記取り出し位置で上記電子部品が供給される前に上記部品置き台の上面を撮像してその上面の中心座標を算出し、その中心座標を予めティーチングしておくことで、上記部品置き台の上面に上記電子部品が供給されるときの供給位置を補正することが好ましい。
上記取り出し位置で上記部品置き台から上記実装ツールによって取り出された電子部品を下方から撮像してその電子部品の中心座標を算出し、その中心座標を予めティーチングしておくことで、上記実装ツールが上記部品置き台から上記電子部品を取り出すときの取り出し位置を補正することが好ましい。
この発明によれば、部品取り出し位置に設けられた1つの撮像手段によって部品置き台に供給された電子部品と、この電子部品が実装される基板を撮像するため、2つの撮像手段を用いて撮像する場合に比べて電子部品の位置決め精度を向上させることができる。
しかも、部品取り出し位置で実装ツールによって部品置き台から電子部品を取り出したならば、実装ツールを移動させずに上記取り出し位置に基板を移動させ、その位置で基板を撮像手段で撮像し、その撮像に基づいて電子部品を基板に実装するため、実装ツールを移動させて実装する場合に比べ電子部品の実装精度を向上させることができる。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の斜視図。 図1に示す実装装置をX方向から見た側面図。 制御系統を示すブロック図。 (a)〜(c)はウエハテーブルから半導体チップを取り出して部品置き台に供給載置するまでの工程と順次示した説明図。 (a)〜(c)は部品置き台に供給載置された半導体チップを基板に実装する前の状態までの工程と順次示した説明図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は実装装置の斜視図であって、この実装装置は同図に矢印で示すX方向に対して所定間隔で離間対向した一対のYレール部材1を備えている。このYレール部材1には、下面のX方向に沿う両端部に受け部2が設けられたY可動体3が上記受け部2を移動可能に係合させて設けられている。つまり、Y可動体3は図1に矢印で示すY方向に沿って移動可能となっている。
上記Yレール部材1と受け部2は図3に示すYリニアモータ4Yを構成している。つまり、Yレール部材1には永久磁石が設けられ、受け部2には電磁コイル(ともに図示せず)が設けられている。それによって、上記Yリニアモータ4Yの電磁コイルには制御装置8によって電圧が印加される。電磁コイルに通電されれば、上記Y可動体3を上記Yレール部材1に沿ってY方向に駆動することができる。
図1に示すように、上記Y可動体3の上面のY方向に沿う両端部にはX方向に沿って一対のXレール部材5が設けられている。このXレール部材5には、Y方向に沿う両端部の下面に受け部6が設けられたX可動体7が上記受け部6を上記Xレール部材5に移動可能に係合させて設けられている。
上記Xレール部材5と受け部6は図3に示すXリニアモータ4Xを構成している。つまり、Xレール部材5には永久磁石が設けられ、受け部6には電磁コイル(ともに図示せず)が設けられている。それによって、上記制御装置8によって上記電磁コイルに通電すれば、上記X可動体7を上記Xレール部材5に沿ってX方向に駆動することができる。
上記X可動体7の上面には載置テーブル9が設けられている。この載置テーブル9のX方向に沿う幅寸法は上記X可動体7のX方向に沿う幅寸法よりも小さく設定されている。上記X可動体7のX方向の一端部上面には架台10が設けられ、この架台10には部品置き台11が交換可能に設けられている。この部品置き台11は、上面が上記載置テーブル9の上面とほぼ同じ高さになるよう設定される。
上記載置テーブル9の上面には後述する電子部品としての半導体チップ12を実装する基板Wが供給載置され、上記部品置き台11には上記半導体チップ12が供給載置される。
なお、上記基板Wに実装される半導体チップ12は品種変更されることがあり、その場合には品種変更された半導体チップ12の大きさや厚さなどに応じて上記部品置き台11が異なる形状のものに交換される。
図4(a)に示すように、上記半導体チップ12は半導体ウエハ14を格子状に分断して形成されていて、その半導体ウエハ14は供給部としてのウエハテーブル13に保持されている。ウエハテーブル13に設けられた半導体チップ12は、図示せぬ突き上げ機構によって下方から1つずつ突き上げられる。突き上げ機構によって突き上げられた半導体チップ12は取り出しツール15によって吸着されて取り出される。
半導体チップ12を取り出した取り出しツール15は、ガイドレール16に沿って上記部品置き台11の上方に移動してから下降し、半導体チップ12を上記部品置き台11の上面に供給載置する。
図2に示すように、上記載置テーブル9の上方には撮像手段としての撮像カメラ17がカメラ駆動部18によって図中矢印で示すY方向に進退駆動可能に設けられている。この撮像カメラ17は同一直線上に光軸を位置させた下部撮像部17aと上部撮像部17bを有し、これら撮像部17a,17bによって下方と上方を同時に撮像することができるようになっている。
上記撮像カメラ17の上方には、図2に示すように装置本体などの固定部21に取り付け部材22が取り付け固定されて設けられている。この取り付け部材22には実装ヘッド23が設けられている。この実装ヘッド23は上記取り付け部22に設けられたZガイド体22aの垂直面に沿って上下方向に移動可能に設けられたZ可動体24を備えている。このZ可動体24は上記Zガイド体22aに設けられたZ駆動源25によって上下方向に駆動されるようになっている。上記Z可動体24には実装ツール26が位置決め機構27を介して設けられている。
上記位置決め機構27はX駆動源28a、Y駆動源28b及びθ駆動源28c(図1に示す)によってX、Y、θ方向に駆動される可動体29を有し、この可動体29の下端に上記実装ツール26が設けられている。したがって、上記実装ツール26は上記位置決め機構27によってX、Y及びθ方向の位置を微調整できるようになっている。
上記撮像カメラ17は上記実装ツール26の下方で、上述したように上記カメラ駆動部18によってY方向に進退駆動されるようになっている。上記撮像カメラ17を上記カメラ駆動部18によって図2に鎖線で示す位置から実線で示す位置、つまり上記実装ツール26の下方から退避する位置に後退させれば、上記実装ツール26が上記Z駆動源25によって下降方向に駆動可能となる。
上記撮像カメラ17の撮像信号は、図3に示すようにA/D変換部31でアナログ信号からデジタル信号に変換されて上記制御装置8に入力される。制御装置8は演算処理部8a、記憶部8b、比較部8c、設定部8d、出力部8eなどを有する。
上記制御装置8の演算処理部8aは、A/D変換部31でデジタル信号に変換された上記撮像カメラ17の撮像信号を処理し、撮像部位の中心座標及び回転角度などを算出する。演算処理部8aで算出された中心座標及び回転角度は設定部8dによって設定されて記憶部8bに記憶された中心座標及び回転角度と比較部8cで比較され、その比較に基づいて出力部8eから駆動信号が出力されるようになっている。
そして、上記出力部8eから駆動信号によって上記Yリニアモータ4Y、Xリニアモータ4X、Z駆動源25、X駆動源28a,Y駆動源28b及びθ駆動源28cが駆動されるようになっている。
上記撮像カメラ17の撮像信号に基づいて算出された撮像部位の中心座標及び回転角度と、記憶部8bに設定部8dから入力されて予め記憶された中心座標及び回転角度との差によって上記出力部8eから駆動信号が出力されるようになっている。
それによって、後述するように上記部品置き台11に供給された半導体チップ12に対して実装ツール26が位置決され、その半導体チップ12が上記実装ツール26によって取り出された後、上記半導体チップ12が上記実装ツール26によって載置テーブル9に載置された基板Wの実装位置に位置決めされて実装させるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって基板Wに半導体チップ12を実装する手順を図4(a)〜(c)と図5(a)〜(c)を参照しながら説明する。
まず、基板Wに半導体チップ12を実装する前に、以下のようなティーチングが行われる。すなわち、図4(a)に示すように、撮像カメラ17を実装ツール26の下方に前進させた状態で載置テーブル9をX、Y方向に駆動し、この載置テーブル9と一体的に移動する部品置き台11を上記撮像カメラ17の下部撮像部17aの視野内であるとともに、予め設定された部品置き台11の上面に後述するように供給される半導体チップ12を上記実装ツール26によって取り出す位置、つまり取り出し位置P1に位置決めする。
ついで、上記下部撮像部17aによって部品置き台11の上面を撮像し、その撮像信号を制御装置8の演算処理部8aで処理して上記部品置き台11の上面の中心座標O1(X1、Y1)を算出し、その中心座標O1を制御装置8の記憶部8bに記憶させる。
ついで、図4(b)に示すように、上記部品置き台11を半導体チップ12が取り出しツール15によって供給される受け取り位置P2に移動させ、上記取り出しツール15がウエハテーブル13から取り出した半導体チップ12を部品置き台11の上面に供給載置する。
上記部品置き台11の上面に半導体チップ12が供給されたならば、図4(c)に示すように上記部品置き台11を上記受け取り位置P2から取り出し位置P1に移動させ、取り出し位置P1に位置決めされた上記撮像カメラ17の上記下部撮像部17aによって上記半導体チップ12を撮像する。
半導体チップ12の撮像信号はA/D変換部31で変換されて制御装置8の演算処理部8aで処理され、その中心位置O2(X2、Y2)が算出される。算出後、制御装置8は部品置き台11の上面の中心座標O1(X1、Y1)と、半導体チップ12の中心座標O2(X2、Y2)とのずれ量が第1の補正量として上記制御装置8の記憶部8bにティーチング(登録)される。このティーチングを第1のティーチングとする。
上記取り出しツール15によってウエハテーブル13から取り出された半導体チップ12を部品置き台11に供給するとき、半導体チップ12の供給位置が上記第1のティーチングによって記憶された上記第1の補正量に基づいて補正される。
それによって、取り出しツール15によってウエハテーブル13から半導体チップ12を取り出すとき、その取り出し位置が上記取り出しツール15の固有の形状や取り付け状態などによってずれが生じても、上記部品置き台11の上面に供給される上記半導体チップ12は、そのずれが補正されて部品置き台11の上面に供給されることになる。
また、取り出しツール15によって部品置き台11に半導体チップ12を供給載置するとき、その供給載置位置が上記取り出しツール15の固有の形状や取り付け状態などによってずれが生じても、ずれが補正されて部品置き台11の上面から取り出されることになる。
つまり、部品置き台11の上面に対する半導体チップ12の供給、及び取り出し精度を向上させることができる。
このように、部品置き台11の上面に供給された半導体チップ12、つまり取り出し位置P1に位置決めされた半導体チップ12の中心座標O2(X2、Y2)が演算処理部8aで算出されたならば、図5(a)に示すように上記撮像カメラ17が後退方向に駆動されて実装ツール26の下方からY方向後方へ退避させられる。
それと同時に、実装ツール26の回転軸線及び回転角度が上記撮像カメラ17によって撮像された半導体チップ12の中心座標O2(X2、Y2)及び回転角度と一致するよう、上記実装ツール26が設けられた可動体29が位置決め機構27によってX、Y及びθ方向に駆動制御される。
上記実装ツール26が半導体チップ12に対して位置決めされると、上記実装ツール26がZ方向下方に駆動されて部品置き台11上の半導体チップ12を吸着した後、上昇する。この状態も図5(a)に示す。
上記実装ツール26が上昇したら、図5(b)に示すように撮像カメラ17を前進方向に駆動し、その上部撮像部17bによって実装ツール26に吸着保持された半導体チップ12を下方から撮像する。この撮像信号は制御装置8によって処理されて半導体チップ12の下面の中心座標O3(X3、Y3)が算出され、第2の補正量として上記制御装置8にティーチング(登録)される。このティーチングを第2のティーチングとする。
そして、上記実装ツール26によって部品置き台11の上面に位置決めされた半導体チップ12を取り出すとき、上記実装ツール26が上記第2の補正量によって位置決めされる。つまり、上記実装ツール26の回転軸線が座標O3(X3、Y3)に一致するよう第2のティーチングに基づいて位置決めされる。
なお、上記第2の補正量は半導体チップ12の中心座標O3(X3、Y3)と、実装ツール26の回転軸船とのX、Y方向のずれ量である。
それによって、上記実装ツール26が上記部品置き台11から半導体チップ12を取り出すとき、上記実装ツール26の形状などの固有の特性によって半導体チップ12の取り出し位置がずれるのを防止することができる。
つまり、実装ツール26の中心軸線に対して半導体チップ12の中心座標を一致させることができるから、後述するように半導体チップ12を基板Wに実装するとき、上記実装ツール26によって半導体チップ12をθ方向に回転させても、上記実装ツール26の回転軸線と半導体チップ12の中心座標が一致していることで、半導体チップ12がX方向とY方向に対してずれが生じるのを防止できる。
このようにして、半導体チップ12の下面中央の座標O3(X3、Y3)と実装ツール26の回転軸線とのずれ量を第2のティーチングによって第2の補正量として上記制御装置8の記憶部8bに記憶させたならば、図5(c)に示すように、予め設定された上記基板W上の半導体チップ12が実装される実装位置の中心O4が前進方向に位置決めされた撮像カメラ17の下部撮像部17aの光軸線上に位置するよう、上記載置テーブル9をX、Y方向に駆動位置決めする。
載置テーブル9が位置決めされたならば、この載置テーブル9に載置された基板Wの実装位置を撮像し、その中心座標O4(X4、Y4)を算出する。ついで、その中心座標O4(X4、Y4)を実装ツール26に保持された半導体チップ12の下面中央の座標O3(X3、Y3)と比較し、それらの座標O3,O4のずれ量に応じて実装ツール26をX、Y及びθ方向に駆動して位置補正する。
このとき、実装ツール26をθ方向に補正しても、上述したように実装ツール26の中心軸線と半導体チップ12の中心座標O2(X2、Y2)が制御装置8に第2のティーチングによって記憶された第2の補正量によって補正されて一致しているから、半導体チップ12が基板Wの実装位置に対してX、Y方向にずれが生じることがない。
このようにして、実装ツール26に保持された半導体チップ12を基板Wの実装位置に位置決めしたならば、上記撮像カメラ17を図5(b)に示す実装ツール26の下方に位置する前進位置から後退させた後、実装ツール26を下方へ駆動してこの実装ツール26に保持された半導体チップ12を基板Wの実装位置に実装する。
以上のようなティーチング作業が終了したならば、それ以降は上述した工程からティーチング工程を除いた工程で、基板Wに対する半導体チップ12の実装が繰り返して行われる。つまり、上述した第1の補正量と第2の補正量を算出するための第1、第2のティーチング工程を除いた工程によって半導体チップ12が実装される。
なお、半導体チップ12の品種変更などによって部品置き台11を異なる形状のものに交換したり、基板Wが異なる品種に交換された場合などには、上述した第1、第2のティーチングを再度行ってから、実装工程が繰り返して行なわれることになる。
以上のような実装装置によれば、載置テーブル9と部品置き台11が一体的にX、Y方向に駆動される構造であるから、1つの撮像カメラ17によって部品置き台11に供給された半導体チップ12の撮像と、この半導体チップ12が実装される基板Wの撮像を行うことができる。
半導体チップ12と基板Wの撮像を1つの撮像カメラ17によって行えば、2つの撮像カメラを用いて撮像する従来の場合のように、2つの撮像カメラの光軸の校正にずれが生じ、その校正のずれによって各撮像カメラからの撮像信号によって算出された座標に相対的な誤差が生じるということを防止できる。したがって、基板Wに対する半導体チップ12の実装精度を向上させることができる。
また、撮像カメラ17によって部品置き台11に供給された半導体チップ12を撮像するとき、及びこの半導体チップ12が実装される基板Wを撮像するときには、撮像カメラ17を移動させず、載置テーブル9とともに部品置き台11を移動させることで、上記半導体チップ12と基板Wを撮像するようにした。
そして、上記半導体チップ12の撮像に基づいて実装ツール26を位置決めして半導体チップ12を部品置き台11から取り出すとともに、上記基板Wの撮像に基づいて部品置き台11から取り出した半導体チップ12を位置決めして基板Wに実装するようにした。
そのため、半導体チップ12の取り出しや基板Wへの実装を、実装ツール26を機械的に移動させることによって行っていた従来に比べ、実装ツール26の移動精度の低下によって半導体チップ12の位置決め精度が低下するということがない。したがって、基板Wに対する半導体チップ12の実装精度を向上させることができる。
なお、上記一実施の形態では基板に1つの半導体チップを実装する場合を例に挙げて説明したが、基板に複数の半導体チップを重ねて実装する場合、高い実装精度が得られるこの発明の実装装置を用いることで、複数の半導体チップを高精度で重ねて実装することが可能となる。
また、上記一実施の形態では第1、第2のずれ量のティーチングは1回のデータで補正するようにしたが、統計学的にデータを取得してずれ量を求め、そのずれ量に基づいてティーチングするようにしてもよい。このようにすることで、実装精度をさらに向上させることができる。
8…制御装置、9…載置テーブル、11…部品置き台、12…半導体チップ(電子部品)、15…取り出しツール、17…撮像カメラ(撮像手段)、17a…下部撮像部、17b…上部撮像部、18…カメラ駆動部、23…実装ヘッド、26…実装ツール。

Claims (5)

  1. 基板に電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    上面に上記基板が供給載置されて水平方向に駆動される載置テーブルと、
    この載置テーブルと一体的に連動するよう設けられ上記電子部品が供給される供給位置及び供給された電子部品が取り出される取り出し位置に位置決めされる部品置き台と、
    上記取り出し位置の上方に水平方向に進退可能に設けられ上記取り出し位置に前進させた状態で上記取り出し位置に順次位置決めされる上記電子部品と上記基板を撮像する撮像手段と、
    上記取り出し位置に上下方向及び水平方向に対して位置決め可能に設けられ上記撮像手段を上記取り出し位置から後退させた状態で上記撮像手段による上記電子部品の撮像によって求められた補正量の範囲内で位置決めされて上記部品置き台から上記電子部品を取り出すとともに、上記部品置き台から取り出した上記電子部品を上記撮像手段による上記基板の撮像によって求められた補正量の範囲内で水平方向に位置決めして上記基板に実装する実装ツールと
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記電子部品の供給部と、この供給部から上記電子部品を取り出して上記供給位置に位置決めされた上記部品置き台に供給する部品供給ツールを備えていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 水平方向に駆動される載置テーブル及びこの載置テーブルと一体的に連動する部品置き台を有し、上記部品置き台に供給された電子部品を取り出し位置で実装ツールによって取り出して上記載置テーブルに載置された基板に実装する電子部品の実装方法であって、
    上記部品置き台を上記取り出し位置に位置決めしこの部品置き台に供給された電子部品を撮像する工程と、
    上記取り出し位置で上記電子部品の撮像によって求められた補正量の範囲内で上記実装ツールを位置決めして上記部品置き台から上記電子部品を取り出す工程と、
    上記載置テーブルを上記取り出し位置に移動させこの載置テーブルに載置された基板を撮像する工程と、
    上記取り出し位置で上記基板の撮像によって求められた補正量の範囲内で上記部品置き台から取り出した電子部品を上記実装ツールによって位置決めして上記基板に実装する工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
  4. 上記取り出し位置で上記電子部品が供給される前に上記部品置き台の上面を撮像してその上面の中心座標を算出し、その中心座標を予めティーチングしておくことで、上記部品置き台の上面に上記電子部品が供給されるときの供給位置を補正することを特徴とする請求項3記載の電子部品の実装方法。
  5. 上記取り出し位置で上記部品置き台から上記実装ツールによって取り出された電子部品を下方から撮像してその電子部品の中心座標を算出し、その中心座標を予めティーチングしておくことで、上記実装ツールが上記部品置き台から上記電子部品を取り出すときの取り出し位置を補正することを特徴とする請求項3記載の電子部品の実装方法。
JP2009086293A 2009-03-31 2009-03-31 電子部品の実装装置及び実装方法 Pending JP2010238974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086293A JP2010238974A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 電子部品の実装装置及び実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009086293A JP2010238974A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 電子部品の実装装置及び実装方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010238974A true JP2010238974A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43093037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009086293A Pending JP2010238974A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 電子部品の実装装置及び実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010238974A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020194895A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 澁谷工業株式会社 ボンディング装置
WO2023089657A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム
WO2023089660A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319836A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Toray Eng Co Ltd 被接合物の受け渡し方法および装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319836A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Toray Eng Co Ltd 被接合物の受け渡し方法および装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020194895A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 澁谷工業株式会社 ボンディング装置
JP7307323B2 (ja) 2019-05-28 2023-07-12 澁谷工業株式会社 ボンディング装置
WO2023089657A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム
WO2023089660A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム
JP7356199B1 (ja) 2021-11-16 2023-10-04 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム
JP7396741B2 (ja) 2021-11-16 2023-12-12 株式会社新川 実装装置、実装方法および実装制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5059518B2 (ja) 電子部品実装方法及び装置
JP5779386B2 (ja) 電気部品装着機
JP2020102637A (ja) 電子部品の実装装置と実装方法、およびパッケージ部品の製造方法
KR101178760B1 (ko) 부품 반송 방법, 부품 반송 장치 및 부품 실장 장치
JP4663493B2 (ja) ティーチング装置、およびティーチング方法
JP7224695B2 (ja) 半導体装置の製造装置、および、半導体装置の製造方法
JP3744251B2 (ja) 電子部品実装方法
KR102034481B1 (ko) 전자 부품의 실장 방법 및 실장 장치
JP5113406B2 (ja) 電子部品実装装置
JP4855347B2 (ja) 部品移載装置
JP4824641B2 (ja) 部品移載装置
JP2010238974A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP6012759B2 (ja) 実装データ作成装置および作成方法ならびに基板生産システム
JP2011077173A (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
JP2009016673A5 (ja)
JP2005197564A (ja) 表面実装機
JP2009212251A (ja) 部品移載装置
JPWO2016181437A1 (ja) 部品実装機、および部品実装機の部品供給方法
JP4810586B2 (ja) 実装機
JP2010267916A (ja) 実装機
JP2019121721A (ja) 電子部品の実装装置および実装方法
JP4262171B2 (ja) 半導体チップの実装装置及び実装方法
JP2011181675A (ja) 回路部品の実装装置
JP4237718B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装方法
KR20190043730A (ko) 다이 본딩 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130730