JP2010236405A - 往復動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却風の流れの管理を良好に行う。
【解決手段】モータハウジング15には、冷却ファン41側にモータハウジング15内に連通する冷却風導入穴80が形成されており、また、冷却風導入穴80に対し他側の側面にモータハウジング15内の冷却風を排出する冷却風排出口88が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、往復動圧縮機に関する。
ファンを回転させることにより冷却風を発生させ、この冷却風により冷却を行う往復動圧縮機がある。このような往復動圧縮機において、ファンの冷却風をモータの外表面にモータの軸線方向に沿って流すものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−124712号
冷却風による冷却の効率を上げたり、往復動圧縮機を構成する部品類や他の機器類への冷却風の影響を抑制したりするために、冷却風の流れの管理が重要になってくる。
したがって、本発明は、冷却風の流れの管理を良好に行うことができる往復動圧縮機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、モータハウジングに、冷却ファン側の一側に形成されて前記モータハウジング内に連通する冷却風導入穴と、該冷却風導入穴に対し他側の側面に形成されて前記モータハウジング内の冷却風を排出する冷却風排出口とを設けた。
また、本発明は、モータハウジングに、2つの冷却ファン側となる両側に形成されて前記モータハウジング内に連通する冷却風導入穴と、これら冷却風導入穴の中央側に形成されて前記モータハウジング内の冷却風を排出する冷却風排出口とを設けた。
本発明によれば、冷却風の流れの管理を良好に行うことができる。
本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す側断面図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す平断面図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す一方の本体カバーおよび中間カバーを外した斜視図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す側面図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機の中間カバーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す図5のA−A断面図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機を示す一方の本体カバーを外し中間カバーを断面とした斜視図である。 本発明の一実施形態の往復動圧縮機の変形例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態の往復動圧縮機を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の往復動圧縮機11は、図1および図2に示すように、駆動源である電動式のモータ12と、このモータ12に対し軸線方向両側に隣接配置されこのモータ12で駆動されて圧縮気体を発生させる一対の圧縮機本体13とを有している。
往復動圧縮機11は、一対のハウジング20を有している。一対のハウジング20は、それぞれ、軸線方向における一端が開口部とされた筒状のモータハウジング半割部15aと、このモータハウジング半割部15aの他端側に設けられたクランクケース18と、このクランクケース18から下方に突出する脚部19とを有している。クランクケース18は、モータハウジング半割部15aの軸線方向における他端側を閉塞させる支持板部16と、この支持板部16からモータハウジング半割部15aとは反対側に延出する筒状の胴部17とを有している。ここで、支持板部16は胴部17に対して略直交しており、胴部17はモータハウジング半割部15aと略同軸をなしている。また、往復動圧縮機11は、各クランクケース18のモータハウジング半割部15aとは反対側に、それぞれ胴部17の開口部を覆うように取り付けられる一対の端板21を有している。一対のハウジング20は、それぞれのモータハウジング半割部15a、クランクケース18および脚部19が一体的に設けられ、具体的には一体成形されている。
一対のハウジング20は、互いにモータハウジング半割部15aを同軸上に配置し、これらモータハウジング半割部15aの開口部同士を突き合わせて連結されるものである。これらハウジング20の両モータハウジング半割部15aで構成されるモータハウジング15は、モータ12の一部を構成している。モータ12は、加えて、このモータハウジング15の内側に設けられる筒状のステータ25と、このステータ25の内側に挿入されるロータ26とを有している。両側のクランクケース18の支持板部16には、ベアリング保持穴30が形成されており、ベアリング保持穴30にはそれぞれベアリング31が保持されている。モータ12は、ロータ26に一体に設けられた駆動軸27の両側が、両側のベアリング31によって回転可能に支持されている。なお、モータ12の駆動軸27は、その両側が、両側のハウジング20の支持板部16から、モータハウジング15の両側に設けられた2つのクランクケース18側にそれぞれ突出し、両側の端板21よりも外側まで突出している。
一対の圧縮機本体13は、それぞれ、筒状をなすとともにクランクケース18の一方側である上側に上下に軸線を配置して搭載されるシリンダ34と、シリンダ34の上側の開口部を覆うように取り付けられるとともに図示略の吐出穴が形成された仕切板35とを有している。また、一対の圧縮機本体13は、それぞれ、仕切板35の上面側に取り付けられる図示略の吐出弁と、仕切板35の上側に吐出弁を覆うように取り付けられるとともに内外を貫通する図示略の外部吐出穴が形成されたシリンダヘッド36とを有している。
また、一対の圧縮機本体13は、それぞれ、クランクケース18内においてモータ12の駆動軸27に連結固定されるクランク部材40と、駆動軸27の端板21から突出する先端部に固定される冷却ファン41とを有している。冷却ファン41は、一対のクランクケース18のモータハウジング15が配設される側とは反対側に設けられている。これらの冷却ファン41は、モータ12によって回転駆動されて冷却風をクランクケース18およびシリンダ34に向けて発生させる。冷却ファン41の径方向先端は、クランクケース18の後述するガイド75が設けられる側では、前記径方向先端が外側にはみだすように寸法が設定されている。
クランク部材40は、駆動軸27に対して偏心するクランク部(クランク軸)44と、クランク部44の偏心方向とは逆に偏心するバランスウエイト部45とを有している。これにより、2つのクランクケース18が、支持板部16に設けられたベアリング31を介して、駆動軸27の両側にそれぞれ連結されたクランク部44を回転可能に支持している。また、2つのクランクケース18のそれぞれのモータハウジング15が配設される側とは反対側に、モータ12によって回転駆動されて冷却風を発生させる2つの冷却ファン41が設けられている。
また、一対の圧縮機本体13は、それぞれ、基端側がクランク部44にベアリング47を介して回転可能に連結されるとともに先端側がシリンダ34内に往復動可能に挿入されるピストン50を有している。
ピストン50は、その一端側にあってベアリング47を保持する円環状の連結部51と、この連結部51に一体成形されてシリンダ34内へと伸長する棒状のピストンロッド部52と、ピストン50の他端側にあってピストンロッド部52に一体成形される円板状のリング受53とを有するピストン本体54を有している。また、ピストン50は、このピストン本体54とは別体に設けられてリング受53に図示略のネジで固定される、リング受53と略同径の円板状のリテーナ56と、リテーナ56のリング受53とは反対側に配置される板状の吸込弁57とを有している。
また、ピストン50には、リテーナ56とリング受53とで挟持される円環状のリップシール60が設けられており、リップシール60はシリンダ34の内周面に摺接してシリンダ34とピストン50との隙間をシールする。これにより、リテーナ56およびリング受53とリップシール60とシリンダ34と仕切板35とで圧縮室61が画成される。
ピストン本体54のリング受53には、上下に貫通する通路穴63が複数形成されている。これら通路穴63およびリテーナ56の図示略の通路穴が吸込弁57で開閉されることで、圧縮室61がクランクケース18内のクランク室65に対し連通および遮断される。ここで、吸込弁57は、クランク室65から圧縮室61への空気の移動のみを許容する逆止弁となっている。
また、上記した図示略の吐出弁は、圧縮室61側からシリンダヘッド36側への空気の移動のみを許容する逆止弁となっている。
一対の圧縮機本体13には、それぞれ、冷却ファン41、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36を囲むように、図3にも示す本体カバー70が取り付けられている。この本体カバー70は、図1および図2に示すように、冷却ファン41の軸方向外側に対向する面状部71と、面状部71の外周縁部から冷却ファン41、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36を囲むようにモータハウジング15側に延出し、モータハウジング15側が開口する筒状部72とを有している。面状部71は、圧縮機本体13に取り付けられた状態で、冷却ファン41、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36との間にクランク軸方向に隙間S1を形成することになる。筒状部72は、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36との間にクランク径方向に隙間S2を形成することになる。ここで、面状部71には、スリット状の開口部73が形成されている。そして、冷却ファン41の回転時に開口部73から外気を隙間S1に取り入れることになり、冷却ファン41により生じる冷却風が、図1に矢印X1,X2で示すように、本体カバー70と、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36との隙間S2を介してモータハウジング15側に流れる。
そして、一対のハウジング20には、それぞれ、図4に一方のみを示すように、クランクケース18の他方側である下部の冷却ファン41側からクランクケース18の側部であって、モータハウジング15側に向かって(冷却ファン41とは反対側に向かって)、クランク軸方向に対して斜め方向に延在するガイド75が一体的に設けられ、具体的には一体成形されている。ガイド75は、クランクケース18の一方の側部の冷却ファン41とは反対側からクランクケース18の下部の冷却ファン41側に斜めに延在し、さらに連続して、クランクケース18の他方の側部の冷却ファン41とは反対側に延在する略円弧状をなしている。ガイド75は、図1に示すようにクランクケース18の外側から、クランクケース18と本体カバー70とのクランク径方向の隙間S2内に突出しており、特にその下部側の先端縁部が、本体カバー70の内側に接近している。ガイド75は、冷却ファン41により生じる冷却風のうち特にクランクケース18の下部に流れる冷却風を、図1および図4に矢印X1で示すように、クランクケース18の下部からシリンダ34へ向けて斜め上向きに流れるように案内する。
また、一対のハウジング20には、それぞれ、クランクケース18の側部のガイド75よりも上側に、クランク軸方向に沿って延在する、フィン77が上下に間隔をあけて複数一体成形されている。これらフィン77は、冷却ファン41により生じる冷却風のうち特にクランクケース18の側部に流れる冷却風を、図2および図4に矢印X3で示すように、クランク軸方向に沿って流れるように案内する。
モータハウジング15を構成する2つのモータハウジング半割部15aのそれぞれの両側部には、図4に示すように箱型をなして側方に突出する突出形状部79が形成されている。突出形状部79は、モータハウジング半割部15aの軸方向の略全長にわたって形成されている。突出形状部79は、上下に離間して水平方向に延在する上板部81および下板部82と、これら上板部81および下板部82の外縁部同士を結ぶ側板部83とを有している。そして、これら上板部81、下板部82および側板部83によって、すべての突出形状部79には、モータハウジング15内に連通する冷却風導入穴80が隣接するクランクケース18側に開口して形成されている(図4にて一カ所のみ図示)。これにより、モータハウジング15には、両側部に、2つの冷却ファン41側となる軸方向両側にそれぞれ開口しモータハウジング15内に連通する冷却風導入穴80が形成されている。
冷却風導入穴80は、図4に矢印X1で示すようにガイド75に沿って流れた冷却風をモータハウジング15内に導入するように、ガイド75のモータハウジング15側に配置されている。冷却風導入穴80は、ガイド75の冷却ファン41とは反対側の端部に連続的に配置されている。言い換えれば、冷却風導入穴80は、ガイド75の冷却ファン41とは反対の延長線上に配置されている。
また、冷却風導入穴80は、図4に矢印X3で示すように複数のフィン77に沿って流れた冷却風を導入するように、これらフィン77の冷却ファン41とは反対側の端部に対しても連続的に配置されている。言い換えれば、冷却風導入穴80は、フィン77の冷却ファン41とは反対の延長線上に配置されている。
2つのモータハウジング半割部15aのそれぞれの両側の突出形状部79の冷却風導入穴80とは反対側であって、これら突出形状部79の上側には、側方に指向して突出するダクト部87が形成されている。これらのダクト部87には、それぞれの奥側にモータハウジング15内に連通する2カ所の冷却風排出口88が形成されている。これにより、モータハウジング15には、両冷却風導入穴80の中央側であり、冷却風導入穴80に対し他側となる側面に、モータハウジング15内の冷却風を排出する冷却風排出口88が形成されている。なお、冷却風排出口88は、冷却風導入穴80よりも上側に設けられている。そして、モータ軸線方向に隣り合う突出形状部79では、それぞれ反対向きの冷却風導入穴80から導入された冷却風が、図2に矢印X3で示すように、互いに近づく方向に流れることになる。これらの気流は、衝突し、図4に矢印X4で示すように上向きに向きを変えて、ダクト部87の冷却風排出口88から排出される。なお、両側の気流を衝突させるのではなく、突出形状部79の冷却風導入穴80とは反対側に上向きに気流を案内する壁部を形成しても良い。
上記したダクト部87は、上側で水平方向に延在する板状の庇部(仕切)89と、モータハウジング15の軸方向における庇部89の両側縁部から下方に延出する一対の立板部90と、庇部89の中央から下方に延出する補強用の中央立板部91とを有している。これにより、冷却風排出口88の上側且つ外側に庇部89が設けられている。なお、庇部89は、冷却風排出口88の上側にあって下側から上昇する気流を側方向きに変更できれば良く、モータハウジング15から内側に突出する構造や、内側および外側の両方に突出する構造であっても良い。つまり、冷却風排出口88の上側でモータハウジング15から内側および外側の少なくとも一方に突出していれば良い。また、補強用の中央立板部91を廃止して一対の立板部90の間の全体を冷却風排出口88としても良い。
冷却風排出口88は、冷却風導入穴80からモータハウジング15内に導入されてモータ12を冷却した後の冷却風を、図4に矢印X4で示すように、モータハウジング15の外に、モータ12の軸直交方向に沿って水平側方に排出する。つまり、冷却風排出口88は、冷却風導入穴80への導入方向とは直交する水平側方に冷却風を排出する。また、冷却風排出口88は、両側の冷却風導入穴80の中央側から水平側方に冷却風を排出する。
モータハウジング15の上部にはモータ12を駆動するための電気部品であるコンデンサ94および遅延回路95が並べて搭載されている。ここで、コンデンサ94は、モータ12の起動トルクを増幅させるものであり、遅延回路95は起動負荷を軽減するためのものである。モータハウジング15の上部には、さらには、モータ12の異常時の保護のためのプロテクタ等が設けられる。
また、モータハウジング15の両側のダクト部87の外側を覆うように、図3および図5に示す中間カバー98が取り付けられている。この中間カバー98は、図6に示すように、ドーム型の天井部99と、天井部99の両側縁部から下方に延出する一対の側板部100とを有しており、両側板部100には、複数のルーバ102を備えた排気口103が形成されている。また、図7に示すように、コンデンサ94に近接配置される側の一方の側板部100には、排気口103の内側且つ上側を覆う仕切104が、図8にも示すように形成されている。
ここで、図4に示すように、モータ12から熱を奪うことで温度が上昇した冷却風が冷却風排出口88から図5に示す中間カバー98の排気口103を介して外に排気されることになるが、図7に示すように、ダクト部87の庇部89が両側の冷却風排出口88の上側且つ外側で延在することになるため、冷却風排出口88から排出される冷却風が中間カバー98の内面に沿って上側に移動するのを防止し、上側に配置されたコンデンサ94および遅延回路95に向け流れるのを抑止するようになっている。
しかも、コンデンサ94側においては、中間カバー98の仕切104がの冷却風排出口88の上側且つ外側で延在しつつ庇部89に上側から当接して庇部89との隙間を塞ぐことになるため、冷却風排出口88からの冷却風が中間カバー98の内面に沿って上側に移動するのを防止し、上側に配置されたコンデンサ94に向け流れるのを確実に抑止するようになっている。
以上の往復動圧縮機11は、モータ12がロータ26を回転させると、ロータ26の駆動軸27が回転することになり、その結果、駆動軸27に固定された両側のクランク部材40のクランク部44が偏心回転運動を行う。すると、これらクランク部44にベアリング47を介して回転可能に連結された両側のピストン50が、全体的に揺動しながら、それぞれのリング受53、リップシール60およびリテーナ56を両側のシリンダ34内で上下に移動させるように往復動する。
そして、リング受53、リップシール60およびリテーナ56が下降すると圧縮室61が拡大し図示略の吐出弁は閉状態のまま吸込弁57を開いてクランク室65から空気を圧縮室61に導入する。続くリング受53、リップシール60およびリテーナ56の上昇で圧縮室61が縮小し吸込弁57は閉状態のまま図示略の吐出弁を開いて圧縮室61から圧縮空気を吐出させる。
また、上記した駆動軸27の回転で両側の冷却ファン41が駆動軸27と一体に回転して、本体カバー70の開口部73から本体カバー70内に外気が導入され、本体カバー70と、クランクケース18、シリンダ34およびシリンダヘッド36との隙間S1,S2を通ってモータハウジング15側に冷却風が流れる。このとき、冷却ファン41の上部で発生した冷却風は、主にシリンダ34およびシリンダヘッド36から熱を奪うことになり、冷却ファン41の両側部で発生した冷却風は、主にクランクケース18の両側部のフィン77で案内されて、クランクケース18の側部から熱を奪うことになり、その後、モータハウジング15の冷却風導入穴80からモータハウジング15内に導入され、モータハウジング15内の熱を奪うことになる。また、冷却ファン41の下部で発生した冷却風は、主にクランクケース18の下部から両側部にかけてのガイド75で案内されて、クランクケース18の側部から熱を奪うことになり、その後、モータハウジング15の冷却風導入穴80からモータハウジング15内に導入され、モータハウジング15内の熱を奪うことになる。そして、モータハウジング15内の熱を奪った冷却風が、冷却風排出口88から中間カバー98の排気口103を介して外に排気されることになる。
以上に述べた本実施形態の往復動圧縮機11によれば、モータハウジング15には、冷却ファン41側の一側にモータハウジング15内に連通する冷却風導入穴80が形成されており、また、冷却風導入穴80に対し他側の側面にモータハウジング15内の冷却風を排出する冷却風排出口88が形成されているため、冷却風の流れの管理を良好に行うことができる。つまり、高温となった冷却風が、上側に配置されたコンデンサ94および遅延回路95等の電気部品に向け流れるのを抑止することができる。これにより、モータ12の長寿命化が図れる。
また、パッケージ内に収められた状態でも、冷却風の排気方向を規定することができるため、パッケージ内にこもらないように工夫することができる。
加えて、モータハウジング15には、2つの冷却ファン41側となる相反する両側にモータハウジング15内に連通する冷却風導入穴80が形成されており、これら冷却風導入穴80の中央側に冷却風排出口88が形成されているため、冷却風の流れの管理を良好に行うことができる。つまり、両側の冷却風導入穴80から導入した冷却風をモータハウジング15内で効率良く移動させて排出することができる。
しかも、ダクト部87の庇部89および中間カバー98の仕切104が冷却風排出口88の上側且つ外側で延在することになるため、これらによって、冷却風排出口88からの冷却風が中間カバー98の内面に沿って上側に移動するのを防止し、上側に配置されたコンデンサ94および遅延回路95等の電気部品に向け流れるのをさらに抑止することができるとともに、滴下する雨水等の冷却風排出口88からモータハウジング15内への浸入を防止することができる。
なお、図9に示すように、突出形状部79の下板部82にも、モータハウジング15内の冷却風を排出する冷却風排出口105を追加して開口面積を広げて排気効率を上げるようにしても良い。
また、クランク軸方向に離間して2つのシリンダ34が並設された往復動圧縮機11ではなく、一方のシリンダ34のみを有する往復動圧縮機(概略的には上記往復動圧縮機11のモータ12を中央で二分割し分割面を端板で閉塞した形態のもの)にも適用可能である。
11 往復動圧縮機
12 モータ
15 モータハウジング
18 クランクケース
27 駆動軸
34 シリンダ
41 冷却ファン
44 クランク部(クランク軸)
80 冷却風導入穴
88,105 冷却風排出口
89 庇部(仕切)
104 仕切

Claims (3)

  1. 回転する駆動軸を有するモータと、
    該モータのモータハウジングに設けられ、前記駆動軸に連結されたクランク軸を回転可能に支持するクランクケースと、
    該クランクケースの一方側に搭載されたシリンダと、
    前記クランクケースの前記モータハウジングが配設される側とは反対側に設けられ、前記モータによって回転駆動されて冷却風を発生させる冷却ファンとを有する往復動圧縮機において、
    前記モータハウジングに、前記冷却ファン側の一側に形成されて前記モータハウジング内に連通する冷却風導入穴と、該冷却風導入穴に対し他側の側面に形成されて前記モータハウジング内の冷却風を排出する冷却風排出口とを設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
  2. 回転する駆動軸を有するモータと、
    該モータのモータハウジングの両側に設けられ、前記駆動軸の両側にそれぞれ連結されたクランク軸を回転可能に支持する2つのクランクケースと、
    これらクランクケースのそれぞれの一方側に搭載された2つのシリンダと、
    前記2つのクランクケースのそれぞれの前記モータハウジングが配設される側とは反対側に設けられ、前記モータによって回転駆動されて冷却風を発生させる2つの冷却ファンとを有する往復動圧縮機において、
    前記モータハウジングに、前記2つの冷却ファン側となる両側に形成されて前記モータハウジング内に連通する冷却風導入穴と、これら冷却風導入穴の中央側に形成されて前記モータハウジング内の冷却風を排出する冷却風排出口とを設けたことを特徴とする往復動圧縮機。
  3. 請求項1または2に記載の往復動圧縮機において、
    前記冷却風排出口の上側には、内側および外側の少なくとも一方に突出する仕切が設けられていることを特徴とする往復動圧縮機。
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