JP2009121261A - 圧縮機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮機構100は、通気孔12を介してクランクケース11内に取り込んだ空気を、低圧側シリンダ部30が吸入してから圧縮・吐出し、この空気を、高圧側シリンダ部40が更に圧縮・吐出するようになっている。気体案内板60はクランクケース11内に配置され、気体案内板60で仕切った空間内にモータ20を配置し、このモータ配置空間に外気を導入してモータ20を冷却するようにし、モータ冷却により温度上昇した空気を気体案内板60に形成した気体流通部63を介して低圧シリンダ部30側に流通させるようにした。従って、モータ配置空間では空気が略均等に流通し、均一冷却ができる。
【選択図】図1
Description
そこで、本願発明者が既に開発した圧縮機構1の概要を、図4を参照して説明する(特許文献1参照)。なお、ここでは概略構造のみを説明し、詳細構造は後述する本願発明の実施例の中で併せて説明する。
高圧側シリンダ部40の高圧側シリンダ41は、クランクケース11の下端面(他端面)に連設されている。この高圧側シリンダ41内には高圧側ピストン42が配置されている。
この結果、発熱部であるモータ20のうち、上部側(低圧側シリンダ部30に近い側)は強く冷却されるが、下部側(高圧側シリンダ部40に近い側)の冷却は弱くなる。従って、モータ20の冷却が不均一となり、全体としての冷却効率が低下していた。
両端面が開放したクランクケースと、前記クランクケース内に配置されており回転力を往復移動力に変換するクランク機構とを有するクランク部と、
前記クランクケース内に配置されて前記クランク機構に回転力を付与するモータと、
前記クランクケースの一方の端面に連設された低圧側シリンダと、この低圧側シリンダ内に配置されており前記クランク機構から往復移動力を受けて前記低圧シリンダ内を往復移動する低圧側ピストンとを有し、クランクケース内の気体を吸入してから圧縮・吐出する低圧側シリンダ部と、
前記クランクケースの他方の端面に連設された高圧側シリンダと、この高圧側シリンダ内に配置されており前記クランク機構から往復移動力を受けて前記高圧シリンダ内を往復移動する高圧側ピストンとを有し、前記低圧側シリンダから吐出された気体を吸入してから圧縮・吐出する高圧側シリンダ部と、
前記クランクケースの面のうち、前記モータに臨む面に貫通して形成された通気孔とを有する圧縮機構において、
前記モータを、前記クランクケースの面のうち前記通気孔が形成された面と共働して囲うように、前記クランクケース内に配置されると共に、気体流通部が形成された気体案内板を備えたことを特徴とする。
前記気体案内板は、前記モータの回転軸に連結されて回転する回転板と、前記クランクケースに固定されると共に前記回転板に対して前記気体流通部となる隙間を介して対向するように配置された固定板とで構成されていることを特徴とする圧縮機構。
前記モータは、その回転子が、円筒の一端面が閉塞されたカップ形状となっているバックヨークと、このバックヨークの外周面に配置した永久磁石とで形成されており、
前記気体案内板は、前記バックヨークの端面から外周側に張り出した回転板と、前記クランクケースに固定されると共に前記回転板に対して前記気体流通部となる隙間を介して対向するように配置された固定板とで構成されていることを特徴とする。
前記回転板の外周部には、気体を流動させるファン部材が取り付けられていることを特徴とする。
モータ冷却により温度上昇した空気を気体案内板に形成した気体流通部を介して低圧シリンダ部側に流通させるようにしたので、モータ配置空間では空気が略均等に流通してモータの冷却が均一に行なわれる。これにより全体的に冷却効率が向上する。
この低圧側ピストン32には吸気弁33が備えられている。低圧側ピストン32とベアリング14のアウターリングとは、連接棒34により連結されている。このため、モータ20が回転駆動して円板13が回転すると、連接棒34が往復移動し、低圧側ピストン32が低圧側シリンダ31内で往復移動する。
この高圧側シリンダ41には吸気弁43が備えられている。高圧側ピストン42とベアリング16のアウターリングとは、連接棒44により連結されている。このため、モータ20が回転駆動して円板15が回転すると、連接棒44が往復移動し、高圧側ピストン42が高圧側シリンダ41内で往復移動する。
なお、低圧側シリンダ部30と高圧側シリンダ部40とでは、吸引工程・圧縮工程の位相が、ちょうど180°ずれている。
換言すると、空気案内板60は、クランクケース11の内部空間を、モータ20が配置された側の空間と、低圧シリンダ部30に連通する側の空間とに仕切ように、配置されている。
つまり、低圧側ピストン32が回転軸21に近づく方向に移動していく際には、吸気弁33が開いて空気がシリンダ室内に吸入され、低圧側ピストン32が回転軸21から離れる方向に移動していく際には、シリンダ室内の空気は低圧側ピストン32により圧縮されて吐出される。
つまり、高圧側ピストン42が回転軸21に近づく方向に移動していく際には、吸気弁43が開いて空気がシリンダ室内に吸入され、高圧側ピストン32が回転軸21から離れる方向に移動していく際には、シリンダ室内の空気は高圧側ピストン42により圧縮されて吐出される。
このため、クランクケース11のうち通気孔12が形成された面と空気案内板60とで囲ってなる空間内に位置するモータ20が、吸入された空気により均等に冷却される。
この結果、モータ20を略均等に冷却することができる。このようにモータ20を略均等に冷却できるため、全体的に冷却性能を向上させることができる。
したがって、実施例1と異なる部分のみを説明する。
この軸流ファン部材164が回転すると、空気の流動が活発に行なわれて、冷却効率が向上すると共に、冷却がより均一に行なわれる。
20、120 モータ
30 低圧側シリンダ部
40 高圧側シリンダ部
60,160 空気案内板
Claims (4)
- 両端面が開放したクランクケースと、前記クランクケース内に配置されており回転力を往復移動力に変換するクランク機構とを有するクランク部と、
前記クランクケース内に配置されて前記クランク機構に回転力を付与するモータと、
前記クランクケースの一方の端面に連設された低圧側シリンダと、この低圧側シリンダ内に配置されており前記クランク機構から往復移動力を受けて前記低圧シリンダ内を往復移動する低圧側ピストンとを有し、クランクケース内の気体を吸入してから圧縮・吐出する低圧側シリンダ部と、
前記クランクケースの他方の端面に連設された高圧側シリンダと、この高圧側シリンダ内に配置されており前記クランク機構から往復移動力を受けて前記高圧シリンダ内を往復移動する高圧側ピストンとを有し、前記低圧側シリンダから吐出された気体を吸入してから圧縮・吐出する高圧側シリンダ部と、
前記クランクケースの面のうち、前記モータに臨む面に貫通して形成された通気孔とを有する圧縮機構において、
前記モータを、前記クランクケースの面のうち前記通気孔が形成された面と共働して囲うように、前記クランクケース内に配置されると共に、気体流通部が形成された気体案内板を備えたことを特徴とする圧縮機構。 - 請求項1において、
前記気体案内板は、前記モータの回転軸に連結されて回転する回転板と、前記クランクケースに固定されると共に前記回転板に対して前記気体流通部となる隙間を介して対向するように配置された固定板とで構成されていることを特徴とする圧縮機構。 - 請求項1において、
前記モータは、その回転子が、円筒の一端面が閉塞されたカップ形状となっているバックヨークと、このバックヨークの外周面に配置した永久磁石とで形成されており、
前記気体案内板は、前記バックヨークの端面から外周側に張り出した回転板と、前記クランクケースに固定されると共に前記回転板に対して前記気体流通部となる隙間を介して対向するように配置された固定板とで構成されていることを特徴とする圧縮機構。 - 請求項2または請求項3において、
前記回転板の外周部には、気体を流動させるファン部材が取り付けられていることを特徴とする圧縮機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007293877A JP2009121261A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 圧縮機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007293877A JP2009121261A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 圧縮機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009121261A true JP2009121261A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40813694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007293877A Pending JP2009121261A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | 圧縮機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009121261A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015078532A1 (en) * | 2013-11-29 | 2015-06-04 | Arcelik Anonim Sirketi | Reciprocating compressor with reduced size and improved shape for use in a refrigeration appliance |
TWI661129B (zh) * | 2018-03-12 | 2019-06-01 | 吳榮哲 | 空壓泵之結構與散熱方法 |
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JPS6326789U (ja) * | 1986-08-06 | 1988-02-22 | ||
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-
2007
- 2007-11-13 JP JP2007293877A patent/JP2009121261A/ja active Pending
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