JP2010236183A - 横貼り化粧外壁板及びその塗装方法 - Google Patents

横貼り化粧外壁板及びその塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成され、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板において、横貼り化粧外壁板を施工した時の接合目地部における継ぎ目が目立たず,柄部分と接合目地部分に違和感がなく建築板が貼り上げられた時に、どのような光の当たり方であっても、またどの様な角度から見ても自然な質感を損なうことなく、自然感,連続感,及びソフト感に優れた横貼り化粧外壁板及びその塗装方法を提供する。
【解決手段】横貼り化粧外壁板の接合目地部に切削によって面取り部が形成されていて、上記横貼り化粧外壁板の全面にクリアー塗装をした後に、前記クリアー塗装に使用した塗料を使用して、面取り部クリアー塗装が施されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、建築物の壁面等に施工される横貼り化粧外壁板、特に面取り加工を表面に有する横貼り化粧外壁板とその塗装方法に関する。
自然石を積み重ねたタイル・れんが調あるいは石そのものの外観模様を創出すべく、板材の表面にタイル・れんが・石調などのほぼ方形状の凹凸模様を形成した建築板は知られている。このような建築板は、同一の型板を用いて同じ模様のものが大量に生産され、それを壁面に対して何枚も張り合わせることによって、壁面に所望の凹凸模様を施すようにしている。
上記建築板には、従来から、水硬性セメント等を主成分とした無機質材より成形加工、そして養生硬化等の手段によって製造された無機質系建築板が使用されてきている。通常、セメント板、セメント珪酸カルシウム板などの建築板の表面には、エンボス加工あるいは切削加工などにより柄部、例えばレンガ調・タイル調などの方形状の凹凸模様が形成されている。上記凹凸模様が賦形された建築板の表面に、シーラ剤の塗布や下地塗装などが行われ、その上に、建築板の付加価値を高めあるいは耐候性を持たせる目的で、中塗り塗装や上塗り塗装さらに仕上げ塗装などが実施されて、建築板の表面に化粧塗膜が付与される。
これらの建築板を、建物の外壁部や外構に用いる場合には、建築板を接合して目地部を構成する場合が少なくなく、このような接合目地部を構成するために、通常は、建築板には実部を形成している。特に、横貼り接合の上下の板の接合目地部の多くには、雄実と雌実からなる実部が形成されている。
しかしながら、雄実を有する建築板と雌実を有する建築板からなる接合目地部と非接合目地部である化粧目地部との間には違和感が生じることが否定できなかった。このような視覚上の違和感は、タイル柄のように台形のはっきりした目地形状ではあまり目立たないものの、面取り部を持つ目地形状等の場合には無視できないものであった。このような違和感は、建築板の雄実においては切削加工により成形された面取り部等が露出するが、接合目地部以外の化粧目地はプレス成形によって加工されたものであることに起因することが考えられる。さらに切削加工により成形された面取り部では基材の内部組織が表面に露出されることが多く、該内部組織はプレス成形された基材の表層と比較すると組織が粗であるため、接合目地部以外の化粧目地に比べて塗料塗膜が付きにくいという問題もあった。
上記の課題を解決するために、特許文献1には、外装材の接合目地部を構成する雄実を有する外装材であって、雄実の目地露出部がプレス成形されていることを特徴とする外装材と、雄実の目地露出部をプレス成形した後に切削加工によって雄実部を成形する雄実加工方法が提案されている。上記出願の発明は、外装材の接合目地部と非接合目地部との違和感を解消して、均質に塗料塗膜の良好な付着をも可能とする新しい外装材と、その成形性と柄の深み感とを容易にバランスさせることのできる接合部の構造等を提供している。
特許文献2には、表側端部における表面側角部が表面意匠の成形型によって目地溝を形成する際に、同時に曲面状に成形される横貼り化粧外壁板とその製造方法が提案されている。上記表面側角部の曲面状形成は,切削加工等により曲面形成する必要がないため,切削加工等により曲面形成したときのように,内部組織が表面に露出することなく,円滑な曲面状形成を施すことができ,上記表面側角部において,吸水しやすくなるという不具合も防ぐことができ、表面側角部が欠け難く,接合目地部における継ぎ目が目立たず,自然感,連続感,及びソフト感に優れた横貼り化粧外壁板を得ることができる。
特許文献3には、建築板の継ぎ目において、凹凸模様パターンを連続させる各辺部の表面エッジ部に化粧目地の深さより浅い深さの面取り部を形成することで、建築板の継ぎ目に板厚のバラツキによって生じる段差を目立ちにくくすると共に、各辺部の表面エッジ部が欠けにくく、表面エッジ部の欠けによる不良発生率を少なくする提案が出されている。さらにこの発明において、建築板の表面の凸模様部分と化粧目地とを異なる色の塗料で塗装し、前記面取り部を前記凸模様部分と同じ色の塗料で塗装することで、本来的に目立ちにくい浅い深さの面取り部が益々目立ちにくくなる方法が提案されている。
次に、これらの建築板を建物の外壁に使用した場合の問題点について述べる。一般に、建物の外壁部分に外装板(サイディング)として使用される建築板の外観形状はほぼ平板構成をとっており、その表面部は、溝部(あるいは目地部)によって区割りされた凸部を有する凹凸模様形状(例えば、煉瓦積調や石積み調)を発現させたものが多い。また、その他にも表面部に種々の立体的凹凸模様が形成されているものもある。本来、建築板は板状体として作られているものであるため、その意匠評価は、当然、正面方向から眺めた外観のみが問題とされる。しかしながら外装板は建物外壁に貼り付けられた(あるいは取り付けられた)状態において、その有する意匠性が発揮されるものであるから、施工後の建物をあらゆる方向から眺めたときの、当該建築板あるいは建築板を取着した建物の外壁部分の外観形状についても意匠評価上は当然に考慮される必要がある。特に、近年、高級品志向に伴い、従来よりも厚みの大きい外装板が製造されるようになってきており、その表面形状についても、彫りの深い凹凸形状模様が多く登場するようになっている。このような動向の下、接合目地部の段差の影響は、従来よりもはるかに大きくなってきている。
ところで、建築板の意匠評価は、結局のところは、自然光などの照射光が建築板表面に当たって、そこから反射されてくる反射光の視覚評価に依存するものであり、そのような観点からの意匠性の向上にかかるいくつかの提案が既になされている。
例えば、特許文献4には、リシン塗装によって溝部に骨材の凹凸突起を付与せしめ、さらに、凸部をリバースロールで掻き取る方法で溝部のみに凹凸形状模様を発現せしめるようにしたものが提案されている。
さらに、特許文献5には、複数本の凹溝を表面部に形成した建築板の表面部に表面から平行光線を投射したときの各凹溝からの光の反射状態が、すべての凹溝では等しくなく、少なくとも一本の凹溝は他の凹溝と異なる反射状態をなすようにされており、表面部からの反射状態が部分的に異なるようにされて、表面部からの光の反射条件を部分的に異ならせることが可能となり、単調な繰り返しではない、見る方向によって異なる感じをいだかせる意匠性に富んだ建築板が提案されている。
特開2001−123631号公報 特開2000−64553号公報 特開H9−144268号公報 特許第2543840号公報 特開2000−45483号公報
建築板の接合目地部を見た時、プレス成形と同時に端部の形状も形成して面取りが実施されない場合、外形寸法を決定する切断工程まで成形時の寸法が変化し無い建築板であれば問題無いが、多くの無機質からできた建築板は成形後の養生硬化の過程において板の寸法が収縮する特性を持っている。そのため収縮率の変化に伴って柄寸法が変化した板が生産され、かえって接合目地部の継ぎ目が目立ってしまう。この問題を解決するために建築板の接合目地部に面取り加工を施すことは有益な効果を発揮する。さらに、面取り加工は、厚みに多少のバラツキがある場合であっても、継ぎ目部分において、厚みの違いを見る者に感じさせないようにし、見る者に模様のパターン連続性に違和感を与えないようにする働きがある。
前記先行技術文献で紹介された提案はそれぞれ有効なものであるが、面取り加工を実施しない場合は、上記で述べたように、建築板の寸法変化に起因する接合目地部の継ぎ目を生産性良く目立たなくすることは困難であった。さらに、上記面取り加工を実施すると、板の収縮ならびに板の厚さ不同に起因する接合目地部の違和感は解消されるものの、切削による面取り加工を実施した場合は、切削によって基材の内部組織が露出して、面取り部と柄部との表面性に差異が発生し、かえって継ぎ目が目立つ問題が発生していた。この現象の改善、特に、基材の内部組織の差異に起因する接合目地部の表面性状の不具合を解消して、面取り部と柄形成部の違和感を解消する課題は依然解消されていない。
さらに、1日の内でも、太陽の運行に従って照明方向は刻々と変化していくことに加えて、人は建物をあらゆる方向から眺めることを考えれば、面取り部と柄形成部の肌つやが同一であることは重要である。板の収縮により寸法が変化したとしても、また板の厚さが多少異なる板を接合したとしても、どの様な角度から見ても、見る方向によって異なる感じをいだかせることなく接合目地部の目立たない意匠性に富んだ建築板が得られることがこれまで課題となっている。
従って、本発明は、面取り加工をすることによって、板の収縮による、接合目地部の違和感を解消するとともに、厚みに多少のバラツキがある場合であっても、継ぎ目部分において、厚みの違いを見る者に感じさせないようにし、それにより、見る者に模様のパターン連続性に違和感を与えないようにすることを目的として。切削による面取りによって粗くなった面取り部と、切削されていない柄形成部との肌つやを近似にして、面取り部と柄形成部の違和感を解消して、見る者に対して模様のパターン連続性に違和感を与えないようにして、美しい壁面を仕上げることのできる建築板とその製造方法を提供することにある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成されて、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板において、施工された後にどの様な角度で見られても、また、どの様な採光条件であっても接合目地部の違和感を見せず、自然な質感を損なわないようにして塗装された面取り部を有する横貼り化粧外壁板と、その塗装方法を提供することを目的とする。
この出願の第1の発明は、上記の課題を解決するものとして、表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成されて、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板において、接合目地部に切削による面取り加工がなされていて、該表面部に塗装されたクリアー塗装の上にさらに面取り加工部に対して面取り部クリアー塗装が形成されていることを特徴とする横貼り化粧外壁板を提供する。
また、この出願の第2の発明は、表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成されて、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板において、該接合目地部の切削により加工された面取り部への塗装方法であって、該接合目地部に切削により面取り加工した後に、該表面部に塗装が実施されて、該表面部に最終塗装であるクリアー塗装が実施された後に、切削加工後の面取り部のみに面取り部クリアー塗装が実施されることを特徴とする横貼り化粧外壁板の面取り部への塗装方法を提供する。
本発明の実施形態例にかかる横貼り化粧外壁板は,基板の端部を互いに突き付け接合して壁面を構成する。上記基板の表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成されていて、目地溝を形成してあり,該目地溝は少なくとも2種類の異なる目地幅を有するものが入り交じっている。また,上記基板の表面側端部における表面側角部には,切削加工による面取り部が形成されている。
また,上記基板の雄実部には,上記表面側角部よりも先端側に平坦部を有する部分も存在する。また,接合目地部における表面側角部には,面取り部が形成されている。また,上記基板の端部には雌実部,雄実部が設けられている。
横貼り化粧外壁板を製造するに当り,上記接合目地部における表面側角部の面取り部の形成は,上記基板に対して実部を切削加工する際に同時に切削加工される。
また,上記表面側角部の面取り部は,切削加工によって形成されているので,最終切断工程までの間に板の寸法が変化したとしても、その寸法変化による柄位置の変化を面取り部が緩和して、板の収縮による、接合目地部の違和感は解消するとともに、厚みに多少のバラツキがある場合であっても、継ぎ目部分において、厚みの違いを見たものに感じさせないようにし、それにより、見るものに模様のパターン連続性に違和感を与えないようにしている。
横貼り化粧外壁板の表面柄形成部の凸模様部分と化粧目地とは同じ色の塗料で塗装され、面取り部も凸模様部分と同じ色の塗料で塗装されている。
塗装方法は、横貼り化粧外壁板の表面全体にカーテンフローコーター等で下塗り塗装した後、同じ部分に、中塗り塗装と上塗り塗装そしてクリアー塗装が実施される。そして、面取り部のみに、面取り部クリアー塗装が実施される。中塗り塗装と上塗り塗装そしてクリアー塗装の塗装方法はどのような塗装方法であっても良く、塗装方法は限定されない。
ところで、切削された面取り部は基材の内部組織が表面に露出しているので、プレス成形された柄形成部よりも粗い表面性状となっている。特に木質セメント板は、内部組織が表層、芯層、裏層の3層構造あるいは3層以上の多層構造となっており、特に芯層は、表層と裏層に比べて粗となった内部組織であるので、芯層が板の表面に露出すると従来方法のクリアー塗装では、切削によって粗い表面である面取り部と切削されていないプレス成形された柄形成部との間で特に塗装艶の違いによる違和感が顕著に表れて商品価値を劣らせていた。
本発明は、この課題を解決するために、粗面である切削された面取り部の表面性状を改善するために、面取り部に対してクリアー塗装の後に、面取り部クリアー塗装を実施する。
面取り部クリアー塗装が実施される面積は、切削によって形成された面取り部を覆う部分のみを塗装すればよいが、塗装面積が狭すぎると面取り部が塗装されない部分が発生する危険性があり、一方塗装面積が面取り部の面積よりも広すぎると経済性が劣るので、基板の表面側端部から50mm以内の幅で塗装すると好適である。面取り部クリアー塗装の塗装方法は、制限されるものではないが、スプレー塗装が好適である。
面取り部クリアー塗装の塗料は、クリアー塗装と同一の塗料が望ましいが、切削によって粗い表面である面取り部とプレス成形された柄形成部の化粧目地が同じ艶になるように塗料は調整されても良い。
クリアー塗装と面取り部クリアー塗装の塗料が同一種類の塗料であるので、面取り部クリアー塗装は違和感なくクリアー塗装の表面に溶け込む。
本発明によれば、表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成されている横貼り化粧外壁板の接合目地部に切削による面取りを実施しているので、横貼り化粧外壁板を壁面に貼り合わせたときに各横貼り化粧外壁板の上下の凹凸模様パターンが連続するので、横貼り化粧外壁板の接合目地部で凹凸模様パターンが不連続にならず、横貼り化粧外壁板の接合目地部が目立ちにくくなり、違和感を生じない。
更に、横貼り化粧外壁板の接合目地部に面取り部を形成しているので、横貼り化粧外壁板の接合目地部に板厚のバラツキによって生じる段差を面取り部によって目立ちにくくすることができる。上述した効果と相俟って、横貼り化粧外壁板の接合目地部に形成した面取り部は、各辺部の表面エッジ部の欠けを防ぐ役割も果たし、表面エッジ部の欠けによる不良発生率を少なくして、製品歩留りを向上することができる。
本発明によれば、基材の製造工程中に発生する基材の寸法変化を、接合目地部の面取り加工で吸収するため、上下接合目地部での柄の連続性が保たれ、接合目地部の継ぎ目が目立たず、板厚の変化によるつなぎ目の違和感を少なくすることができる。
さらに、切削によって加工された面取り部に、面取り部クリアー塗装を実施しているので、面取り部の艶が引けて見えることがなく、面取り部の表面の平滑性がよく、貼り合わせた時に、天候によって変化する太陽光の強弱に左右されることがなく、面取り部と面取り部以外の面積を占めるプレス加工部の光の反射率が近似であるために接合目地部が目立たない、また、面取り部を形成しているため、板厚の変化によるつなぎ目の違和感を少なくすることができ、面取り部クリアー塗装がクリアー塗装と同一または、面取り部とプレス成形された柄形成部の化粧目地が同じ艶になるように調整されたクリアー塗料であるために、面取り部以外への面取り部クリアー塗装のこぼれも目立たない。よって横貼り化粧外壁板の接合目地部における、板間の違和感を解消し、接合における継ぎ目が目立たず、自然観、連続間、およびソフト感に優れた建築板及びその製造方法を得ることができる。
そして、切削によって形成された面取り部にクリアー塗装を実施するので、面取り部以外に塗装のこぼれが発生しても、面取り部以外の塗装面と対比して目立つことが無く、面取り部の艶が引けて見えることもない。
よって面取り部の表面の平滑性がよく、貼り合わせた時に、天候によって変化する太陽光の強弱にも左右されることがなく、面取り部と面取り部以外のプレス加工による柄形成部との光の反射率が近似となるため、横貼り化粧外壁板相互の接合目地部が目立つことが無くなる。
よって、横方向の凹凸模様である化粧目地を持つ柄形成部と接合目地部に違和感がなくなり、横貼り化粧外壁板が貼り上げられた時に、どのような光の当たり方であっても、またどの様な角度から見ても自然な質感を損なうことなく、横貼り化粧外壁板の接合目地部における、板間の違和感を解消して、接合における継ぎ目が目立たず、自然感、連続感、およびソフト感に優れた接合目地部の目立たない横貼り化粧外壁板及びその製造方法を得ることができる。
実施例における横貼り化粧外壁板の施工状態を示す図であり、図1(A)は正面図、図1(B)は正面図のA−A線矢視断面図。 実施例における横貼り化粧外壁板とその雄実加工法を例示した工程断面図。 実施例における、図3(A)は平坦部を有しない横貼り化粧外壁板の接合目地部の説明図、図3(B)は平坦部を有する横貼り化粧外壁板の接合目地部の説明図。 実施例における横貼り化粧外壁板の塗装状態を示す断面図。 従来例における、図5(A)は突き合わせる2枚の建築板の面取り部周辺の斜視図、図5(B)は2枚の建築板を突き合わせた状態を示す斜視図、図5(C)は面取り部を形成しない場合に建築板の突き合わせ部分に生じる段差を示す斜視図。
以下、本発明を実施するための原板と塗装について、図3と図4に従って具体的に説明する。
(原板)
本発明にかかる外壁板の原板は、木片、木質パルプ、木質繊維やパルプ等の木質補強材を添加したセメント板(木質セメント板)、セメント押出成形板、パルプセメント板、石膏板、ケイ酸カルシウム板、炭酸マグネシウム板、セメント板等である。特に好適な原板としては、基材の内部組織において表層40と芯層41と裏層42とで密度差を有する木質セメント板が好適である。また、本発明にかかる外壁板の凸部と凹部は、図3の中央の凸部の傾斜面の中央部分より上の部分を凸部44とし、凹部45はそれ以下の溝部部分をさす。
(塗装)
上記原板の表面には塗装が施されるが、具体的には、下塗り塗装70、中塗り塗装71、上塗り塗装72、クリアー塗装73そして本発明で提案する面取り部クリアー塗装74の順で多重塗装が行われる。下塗り塗装70、中塗り塗装71、上塗り塗装72、クリアー塗装73には、アクリル樹脂水性エマルジョン塗料、シリコン−アクリル樹脂水性エマルジョン塗料等の水性エマルジョン塗料を使用することが好ましいが、例えばアクリル樹脂クリアー溶剤型塗料等の溶剤型塗料を使用してもよく、また、水性エマルジョン塗料と溶剤型塗料とを併用してもよい。また、クリアー塗装73には、透明なものである透明クリアーでもよいが、顔料や染料を幾分か含んだ半透明クリアーでも差し支えない。また、クリアー塗装73と面取り部クリアー塗装74の塗料は、同じ塗料の種類が好ましく、密着性、塗膜安定性、加工性からも良好な塗膜となる。また更に、上塗り塗装72とクリアー塗装73との間には図示しないが、インクジェット塗装やグラビア印刷やオフセット印刷をすることにより、更なる意匠性を付加してもよい。要求される意匠性によっては、中塗り塗装71を省略してもよい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図1〜5に従って具体的に説明する。
なお、図1〜5は発明の理解を容易にすることを目的として描かれており、建築資材として通常使用されている建築板に本発明を適用した場合における、接合目地部30を特徴的に図解している。従って、建築板としての全体の大きさ、各実の形状、表面部の意匠形状(例えば、レンガ調や石積み調)などは、実際の建築板とは大きく異なっている。
図5(B)に示すように、従来から建築板611の表面側端部の端面上縁に面取り加工である面取り部615が施こされる場合には、板厚のバラツキによって建築用板の継ぎ目に段差が生じるような場合でも、段差を目立ちにくくすることができる。
本発明の実施形態例にかかる横貼り化粧外壁板につき,図1を用いて説明する。本例の横貼り化粧外壁板1は,図1に示すごとく,基板10の端部11を互いに突き付け接合して壁面を構成する。上記基板10の表面12には化粧目地21,22を形成してあり,該化粧目地21,22は少なくとも2種類の異なる目地幅を有するものが入り交じっている。また,図1に示すごとく,上記基板10の表面側端部15における表面側角部13には,面取り部9が形成されている。
また,上記基板10の雄実部19には,図3(B)に示すごとく,上記表面側角部13よりも先端側に平坦部14を有する部分も存在する。
また,図3に示すごとく,接合目地31,32における表面側角部には,面取り部9が形成されている。
また,図3に示すごとく,上記基板10の端部には雌実部18,雄実部19が設けられている。
上記雄実部19の形成は,図2に示すごとく、基板10を実の先端相当部において垂直に切断した後、表面側を所定の幅及び厚さ分切削加工して雄実部19とする。なお,雌実部18は,奥行き,幅が共に雄実部19より若干大きく形成されている。これにより,一方の基板10の雌実部18と他方の基板10の雄実部19を接合するとき,上記基板10の表面側端部15は,確実に互いに突き付け接合することができるようにし,また,雨水等の浸水を防ぐために上記雌実部18と雄実部19との間にコーキング材を介在させたとき,基板表面に段差が生じることがないようにしてある。
本例の横貼り化粧外壁板1を製造するに当り,上記接合目地31,32における表面側角部13の面取り部9の形成は,上記基板10に対して実部を切削加工する際に同時に切削加工される。
次に,本例の横貼り化粧外壁板1の作用効果につき説明する。上記横貼り化粧外壁板1は,図3に示すごとく,接合目地部30の表面側端部15には、表面側角部13に面取り部9が形成されている。そのため,上記表面側角部13が欠けるという問題は発生し難い。また,基板10の表面側端部15を互いに突き付け接合して壁面を構成する際,基板10の接合目地部30において,上記面取りされた表面側角部13の間に,接合目地31,32が形成される(図3(A),(B))。このとき,上記基板10が表裏に多少ずれて突き付け接合されても,上記表面側角部13には面取り部9が形成されているためにその段差は目立たず,接合目地部30における継ぎ目は目立たない。
また,上記基板10の表面12には化粧目地21,22を形成してあり,該目地溝は少なくとも2種類の異なる目地幅を有するものが入り交じっている。そのため,上記横貼り化粧外壁板1は,例えば,あたかも手作業で自然石をモルタルにて積み上げて壁面を構成したかのような,自然観に溢れた外観模様を呈する。
また,上記接合目地31,32は,基板10の接合目地部30以外の基板表面に形成されている化粧目地21,22のいずれかと同様の間隔とすることができる。即ち,上記基板10は上記表面側端部15よりも先端側に種々の大きさの平坦部14を設けた部分(図3(B))と,平坦部14を設けない部分(図3(A))を有する。これにより,種々の異なる溝幅の接合目地31,32を形成することができる。
そのため,外壁板を貼りあげた時に目地幅に違和感がないように、上記化粧目地の目地幅に適した接合目地部の目地幅を設計することが可能になる。
更に,上記化粧目地21,22における表面側角部23は,接合目地31,32における表面側角部13と同様に,切削されたかのような面取り部9と同一形状に形成されている(図3)。これにより,例えば図3に示すごとく,上記接合目地31と化粧目地21とは同形状であり,上記接合目地32と化粧目地22とも同形状であるように,化粧目地と接合目地の別で形状が異なることを防ぐことができる。
そのため,上記接合目地31,32は,外観上化粧目地21,22との区別がつき難くなり,その結果,基板10の継ぎ目が目立たなくなる。従って,上記横貼り化粧外壁板1は,自然感,連続感を損なうことがない。
また,上記表面側角部13の面取り部9は,切削加工によって形成されているので,最終切断工程までの間に板の寸法が変化したとしても、その寸法変化による柄位置の変化を面取り部9が緩和して、板の収縮による、接合目地部30の違和感は解消するとともに、厚みに多少のバラツキがある場合であっても、継ぎ目部分において、厚みの違いを見たものに感じさせないようにし、それにより、見るものに模様のパターン連続性に違和感を与えないようにしている。
横貼り化粧外壁板1の表面の凸部44と化粧目地21,22とは同じ色の塗料で塗装される、よって面取り部9も凸部44と同じ色の塗料で塗装されている。
塗装方法は、横貼り化粧外壁板1の表面全体にカーテンフローコーター等で下塗り塗装70した後、同じ部分に、中塗り塗装71と上塗り塗装72そしてクリアー塗装73が実施される。そして、面取り部9のみに、面取り部クリアー塗装74が実施される。中塗り塗装71と上塗り塗装72そしてクリアー塗装73の塗装方法はどのような塗装方法であっても良く、塗装方法は限定されない。
ところで、切削された面取り部9は基材10の内部組織が表面に露出しているので、プレス成形された柄形成部4よりも粗い表面性状となっている。特に木質セメント板は、内部組織が表層40、芯層41、裏層42の3層構造あるいは3層以上の多層構造となっており、特に芯層41は、表層40と裏層42に比べて粗となった内部組織であるので、芯層41が板の表面に露出すると従来方法のクリアー塗装では、切削によって粗い表面である面取り部9と切削されていないプレス成形された柄形成部4との間で特に塗装艶の違いによる違和感が顕著に表れて商品価値を劣らせていた。
本発明は、この課題を解決するために、粗面である切削された面取り部9の表面性状を改善するために、面取り部9に対してクリアー塗装73の後に、面取り部クリアー塗装74を実施する。
面取り部クリアー塗装74が実施される面積は、切削によって形成された面取り部9を覆う部分のみを塗装すればよいが、塗装面積が狭すぎると面取り部9が塗装されない危険性があり、塗装面積が面取り部9の面積よりも広すぎると経済性が劣るので、基板10の表面側端部15から板内にむかって50mm以内の幅で塗装すると好適である。面取り部クリアー塗装74の塗装方法は、制限されるものではないが、スプレー塗装が好適である。
面取り部クリアー塗装74の塗料は、クリアー塗装73と同一の塗料が望ましいが、切削によって粗い表面である面取り部9とプレス成形された柄形成部4の化粧目地21,22が同じ艶になるように塗料は調整されても良い。
クリアー塗装73と面取り部クリアー塗装74の塗料が同一種類の塗料であるので、面取り部クリアー塗装74は違和感なくクリアー塗装73の表面に溶け込む。
また,上記接合目地31,32の表面側角部13,及び化粧目地21,22の表面側角部23は同じ、色目であり、面取り部クリアー塗装74の効果によって、切削によって形成された面取り部9の艶が引けて見えることが無いため,上記横貼り化粧外壁板1は採光条件が変化しても、変化することが無くより一層自然感に優れた横貼り化粧外壁板1を得ることができる。
本発明によれば、接合目地部30に切削による面取りを実施しているので、横貼り化粧外壁板1を壁面に貼り合わせたときに各横貼り化粧外壁板1の上下の凹凸模様パターンが連続するので、横貼り化粧外壁板1の接合目地部30で凹凸模様パターンが不連続にならず、横貼り化粧外壁板1の接合目地部30が目立ちにくくなり、違和感を生じない。
更に、横貼り化粧外壁板1の接合目地部30に面取り部9を形成しているので、横貼り化粧外壁板1の接合目地部30に板厚のバラツキによって生じる段差を面取り部9によって目立ちにくくすることができる。上述した効果とあいまって、横貼り化粧外壁板1の接合目地部30に形成した面取り部9は、各辺部の表面エッジ部の欠けを防ぐ役割も果たし、表面エッジ部の欠けによる不良発生率を少なくして、製品歩留りを向上することができる。
さらに、切削によって加工された面取り部9に、面取り部クリアー塗装74を実施しているので、面取り部9の艶が引けて見えることがなく、面取り部9の表面の平滑性がよく、貼り合わせた時に、天候によって変化する太陽光の強弱に左右されることがなく、面取り部9と面取り部9以外の面積を占めるプレス成形された柄形成部4との光の反射率が近似であるために接合目地31,32が目立たない、また、面取り部9を形成しているため、板厚の変化によるつなぎ目の違和感を少なくすることができ、面取り部クリアー塗装74がクリアー塗装73と同一または、面取り部9とプレス成形された柄部の化粧目地21,22が同じ艶になるように調整されたクリアー塗料であるために、面取り部9以外への面取り部クリアー塗装74のこぼれも目立たない。よって横貼り化粧外壁板1の接合目地部30における、板間の違和感を解消し、接合における継ぎ目が目立たず、自然観、連続間、およびソフト感に優れた建築板及びその製造方法を得ることができる。
もちろん、この出願の発明は以上の例によって限定されることはなく、細部について様々な形態が可能である。
本発明によれば、表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成され、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板において、横貼り化粧外壁板を施工した時の接合目地部における継ぎ目が目立たず,自然感,連続感,及びソフト感に優れた建築板、特に横貼り用の横貼り化粧外壁板を得ることができる。
1…横貼り化粧外壁板、2…不要部分、4…柄形成部、9…面取り部、10…基板、11…端部、12…表面、13…表面側角部、14…平坦部、15…表面側端部、18…雌実部、19…雄実部、21…化粧目地(狭)、22…化粧目地(広)、23…化粧目地の表面側角部、30…接合目地部、31…接合目地(狭)、32…接合目地(広)、40…表層、41…芯層、42…裏層、44…凸部、45凹部、70…下塗り塗装、71…中塗り塗装、72…上塗り塗装、73…クリアー塗装、74…面取り部クリアー塗装、611…建築板、615…面取り部、616…雄実部、617…雌実部

Claims (4)

  1. 表面部に横方向の化粧目地を有する凹凸模様が形成され、該表面部には塗装による塗膜が形成されていて、上端と下端に接合目地部を構成する実が形成されている横貼り化粧外壁板であって、
    該上端と該下端の少なくとも一方の表面部には面取り部が形成されていて、
    該面取り部にクリアー塗装による塗膜が形成されていることを特徴とする横貼り化粧外壁板。
  2. 上記面取り部は切削によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の横貼り化粧外壁板
  3. 上記横貼り化粧外壁板が木質セメント板からなる請求項1から2に記載の横貼り化粧外壁板
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の横貼り化粧外壁板の面取り部へのクリアー塗装方法であって、
    上記横貼り化粧外壁板の全面にクリアー塗装をした後に、前記クリアー塗装に使用した塗料を使用して、面取り部のみに塗装をすることを特徴とする塗装方法。
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