JP2010236050A - 電極用クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】電極間の間隔を狭くしても安定して電極を吊り下げることができる電極用クレーンを提供する。
【解決手段】電解精製設備において、原料電極と析出電極E2を電解槽に挿入離脱させるために使用されるクレーンであって、複数の原料電極を同時に支持解放する支持部を備えた原料電極吊下手段と、析出電極E2を同時に支持解放する支持部を備えた析出電極吊下手段30と、析出電極吊下手段30を移動させて、析出電極E2を隣接する原料電極に対して接近離間させる間隔調整手段とを備えており、間隔調整手段が、析出電極E2が隣接する一対の原料電極に対して等距離となるように配置する作業位置と、析出電極E2が隣接する一対の原料電極のうち、いずれか一方の原料電極から離間した状態となるように配置する退避位置との間で析出電極吊下手段30を移動させるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、電極用クレーンに関する。銅やニッケル、アルミニウム等の金属の精製には、一般的に電解精製が採用される。かかる電解精製では、粗金属により形成された電極と電気分解された金属を析出させる電極とを、電解液等が収容された電解槽に浸漬した状態で通電することによって、電気分解された純度が非常に高い金属を電極表面に析出させることができる。
本発明は、かかる金属を電解精製する際に、電解槽に対して電極を挿入又は吊り出しするための電極用クレーンに関する。
電解精製に使用される電極において、粗金属により形成された電極(陽極)は、電解槽に浸漬される本体部分と、この本体部分を電解槽の上端に引っ掛けるための耳部とから構成されており、この耳部から電気が供給されるように構成されている。
一方、金属を析出させる電極(陰極)は、棒状部と、この棒状部に吊り下げられ電解槽に浸漬される析出部とから構成されており、棒状部の両端を電解槽の上端に引っ掛けて吊下げられ、棒状部の両端から析出部に電気が供給されるように構成されている。
かかる電極を電解槽に対して挿入、吊り出しする場合、陽極は前記耳部にクレーンのフックを引っ掛けて挿入、吊り出しが行われ、陰極は、棒状部の両端部または中央部にフックを引っ掛けて挿入、吊り出しが行われている。
電解精製作業では1つの電解槽に多数の電極を浸漬すればその効率を高めることができるので、隣接する電極間の距離を短くするように、電極が配置されている。そして、電極間の距離が短くなれば、電極クレーンのフックを挿入できる幅が狭くなるので、電極間の距離が短くなってもフックを電極に引っ掛けることができるようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1)
この技術は、フックを電解槽に挿入離脱させるときには、フックにおいて電極を引っ掛ける部分(以下、フックの鉤部という)が電極の本体部と平行になるように配置し、フックを電極に引っ掛けるときは、フックの鉤部が電極の本体部と垂直となるように回転させるものである。
しかるに、電極間の距離がより一層狭くなった場合、フックを電極間に挿入することはできても、フックを回転させたときに、フックの鉤部が隣接する電極に接触してしまう可能性がある。
かといって、フックの鉤部の長さを短くすれば、フックを回転させたときに、フックの鉤部が隣接する電極に接触することは防ぐことはできるものの、フックの鉤部と電極の耳部との引っ掛かりが少なくなり、安定して電極を吊り下げることができなくなるという問題が生じる。
特許第3111323号
本発明は上記事情に鑑み、電極間の間隔を狭くしても安定して電極を吊り下げることができる電極用クレーンを提供することを目的とする。
第1発明の電極用クレーンは、粗金属により形成された複数の原料電極と、該原料電極を形成する粗金属が析出して付着する複数の析出電極と、前記原料電極と前記析出電極が交互に並んだ状態で浸漬される電解槽とを備えた電解精製設備において、前記原料電極と前記析出電極を、前記電解槽に挿入離脱させるために使用されるクレーンであって、前記電解槽に対して上方から接近離間可能に設けられ、前記複数の原料電極を同時に支持解放する支持部を備えた原料電極吊下手段と、前記電解槽に対して上方から接近離間可能に設けられ、前記析出電極を同時に支持解放する支持部を備えた析出電極吊下手段と、該析出電極吊下手段を移動させて、前記析出電極を隣接する前記原料電極に対して接近離間させる間隔調整手段とを備えており、前記間隔調整手段が、前記析出電極を隣接する一対の前記原料電極に対して等距離となるように配置する作業位置と、前記析出電極を隣接する一対の前記原料電極のうち、いずれか一方の原料電極から離間した状態となるように配置する退避位置との間で前記析出電極吊下手段を移動させるものであることを特徴とする。
第2発明の電極用クレーンは、前記原料電極吊下手段の支持部は、隣接する一対の前記原料電極間の隙間に挿入され、該隣接する原料電極のうち一方の原料電極のみを支持するように構成されており、前記間隔調整手段は、前記析出電極吊下手段が退避位置に配置されたときに、隣接する一対の原料電極間の隙間に配置されている析出電極が、該析出電極が配置されている隙間に挿入される前記原料電極吊下手段の支持部により支持される原料電極から離間した状態となるように、前記析出電極吊下手段を移動させるものであることを特徴とする。
第3発明の電極用クレーンは、第1発明において、前記間隔調整手段が、前記析出電極吊下手段と前記原料電極吊下手段との間に設けられた、前記析出電極吊下手段の前記電解槽に対する接近離間を案内する案内手段を備えており、該案内手段が、前記原料電極吊下手段に対する前記析出電極吊下手段の相対的な位置を位置決めするものである
ことを特徴とする。
第4発明の電極用クレーンは、第1発明において、前記間隔調整手段が、前記析出電極吊下手段と前記原料電極吊下手段との間に設けられた、前記析出電極吊下手段の前記電解槽に対する接近離間を案内する案内手段を備えており、該案内手段が、前記原料電極吊下手段に対する前記析出電極吊下手段の相対的な位置を位置決めするものであることを特徴とする。
第5発明の電極用クレーンは、第4発明において、前記案内手段が、前記原料電極吊下手段に設けられた、前記析出電極吊下手段を挟むように配設された一対のガイド部材と、前記析出電極吊下手段に設けられた、前記一対のガイド部材に常時接触した状態となるように設けられた一対のカムとを備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、原料電極吊下手段の支持部が原料電極を支持するときに、析出電極吊下手段を退避位置に配置すれば、支持部によって支持される原料電極との間の隙間が広くなる。よって、支持部により原料電極を支持するときに析出電極が邪魔にならないから、支持部により安定かつ確実に原料電極を支持させることができる。そして、析出電極と支持部によって支持される原料電極との間の隙間が広くなっているから、原料電極吊下手段の支持部として回転するフックを使用した場合に、フックの鉤部を短くしなくても析出電極と接触せず、安定して原料電極を吊り下げることができる。
第2発明によれば、原料電極吊下手段の支持部が原料電極を支持するときに、析出電極吊下手段を退避位置に配置すれば、支持部によって支持される原料電極との間の隙間が広くなる。よって、支持部により原料電極を支持するときに析出電極が邪魔にならないから、支持部により安定かつ確実に原料電極を支持させることができる。そして、析出電極と支持部によって支持される原料電極との間の隙間が広くなっているから、原料電極吊下手段の支持部として回転するフックを使用した場合に、フックの鉤部を短くしなくても析出電極と接触せず、安定して原料電極を吊り下げることができる。
第3発明によれば、析出電極を移動させるための特別な工程が不要となるので、作業時間を短縮することができ、生産効率を高くすることができる。
第4発明によれば、案内手段によって析出電極吊下手段が原料電極吊下手段に対して位置決めされるので、析出電極と原料電極が干渉することを防ぐことができ、各電極の挿入吊り出し作業を安定して行うことができる。
第5発明によれば、析出電極吊下手段が一対のガイド部材によって案内されて移動し、かつ、析出電極吊下手段の一対のカムは常時ガイド部材に接触しているから、析出電極吊下手段を安定した状態で移動させることができる。
図5のI−I線概略断面図である。 図1におけるX部の拡大説明図であって、(A)は析出電極吊下手段30が退避位置に配置された状態の説明図であり、(B)は析出電極吊下手段30が作業位置に配置された状態の説明図である。 析出電極吊下手段30における支持部の拡大説明図であって、(A)は析出電極吊下手段30が退避位置に配置された状態の説明図であり、(B)は析出電極吊下手段30が作業位置に配置された状態の説明図である。 本実施形態の電極用クレーン10が設けられている設備の概略説明図である。 図4のIV−IV線における概略断面矢視図である。 原料電極吊下手段20の単体概略説明図である。 図6のVIII−VIII線矢視図である。 析出電極吊下手段30の単体概略説明図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。 (A)原料電極E1と(B)析出電極E2の単体図である。 本発明の電極用クレーン10による電極E1,E2を同時に交換する作業の説明図である。 本発明の電極用クレーン10による電極E1,E2を同時に交換する作業の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明は、銅やニッケル、アルミニウム等を電解精製する設備において、電極を電解槽に挿入・吊出しするための電極用クレーンに係るものであり、電極の挿入・吊出しを安全に行うことができるように陽極と陰極との距離を調整する間隔調整手段を設けたことに特徴を有するものである。
まず、陽極・陰極の距離調整を行う間隔調整手段を説明する前に、電極用クレーン全体の構成を説明する。
図4は本実施形態の電極用クレーン10が設けられている設備の概略説明図である。 図4において、符号ETは、電解液が収容されている電解槽を示している。この電解槽ETは、その長手方向(図4では左右方向)に沿って、原料電極E1と析出電極E2が交互に並んで浸漬されるものである。
図9は、(A)原料電極E1と(B)析出電極E2の単体図である。図9(A)に示すように、原料電極E1は電解精製される粗金属により形成された電極であり、電解槽ETに浸漬される本体部分Eaと、この本体部分Eaを電解槽ETの上端に引っ掛けるための一対の耳部Eb,Ebとから構成されており、この耳部Ebを介して本体部分Eaに電気が供給されるように構成されている。原料電極E1において、本体部分Eaは、その上端が一対の耳部Eb,Ebの下端よりも下方に位置するように形成されている。具体的には、一対の耳部Eb,Ebを電解槽ETの上端に引っ掛けたときに本体部分Ea全体が電解槽ET内の電解液に浸漬されるように構成されている。
また、図9(B)に示すように、析出電極E2は電解精製された粗金属が析出する電極であり、棒状部Edと、この棒状部Edに吊り下げられ電解槽ETに浸漬される析出部Ecとから構成されている。この析出電極E2は、棒状部Edの両端を電解槽ETの上端に引っ掛けて吊下げられ、棒状部Edの両端から析出部Ecに電気が供給されるように構成されている。この析出電極E2における幅方向の中央部近傍には、棒状部Edと析出部Ecとの間に隙間Ehが2箇所形成されている。この隙間Ehは、析出電極E2を電解槽ETの上端に引っ掛けたときに、原料電極E1における一対の耳部Eb,Ebよりも内方に位置する部分に形成されている。
図4に示すように、電解槽ETの上方には、電極E1,E2が並んでいる方向(図1では左右方向)に沿ってレールRが配設されており、このレールRの上面には、このレールRに沿って走行するトロリーTRが設けられている。
このトロリーTRには、ワイヤーL1,L2によって、電極用クレーン10における原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30が吊り下げられている。原料電極吊下手段20は、前記原料電極E1を、複数枚、電解槽ETの長手方向に沿って並んだ状態で吊り下げることができるものである。また、析出電極吊下手段30は、複数枚の析出電極E2を電解槽ETの長手方向に沿って並べた状態で、かつ、各析出電極E2が原料電極吊下手段20に吊り下げられている原料電極E1同士の間に位置するように吊り下げることができるものである。この原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30の詳細は後述する。
図4および図5に示すように、原料電極吊下手段20は、ブラケット20bを介して矩形状フレーム21に取り付けられたプーリ20Pを備えており、このプーリ20Pを介してワイヤーL1によりトロリーTRから吊り下げられている。このワイヤーL1は一端がトロリーTRに固定されており、他端がドラム等の巻上装置W1に取付けられている。
一方、析出電極吊下手段30は、ブラケット30bを介して矩形状フレーム31に取り付けられたプーリ30Pを備えており、このプーリ30Pを介してワイヤーL2によりトロリーTRから吊り下げられている。このワイヤーL2の一端は、ワイヤーL1の他端が取り付けられているドラム等の巻上装置W1に、ワイヤーLが巻き上げられるとワイヤーL2も巻き上げられるように取付けられている。また、ワイヤーL2の他端は、巻上装置W1とは異なるドラム等の巻上装置W2に取付けられている。
このため、トロリーTRを移動させれば、電極用クレーン10を所定の電解槽ET上に配置することができる。そして、巻上装置W1によってワイヤーL1,L2の巻き上げ繰り出しを行えば、原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30を同時に昇降させて電解槽ETに接近離間させることができ、原料電極E1と析出電極E2を電解槽ET内の電解液に同時に挿入離脱させることができる。
一方、巻上装置W1を作動させずに巻上装置W2のみを作動させれば、ワイヤーL2のみを巻き上げ繰り出することができる。すると、原料電極吊下手段20の昇降を停止した状態で、析出電極吊下手段30のみを昇降させて電解槽ETに接近離間させる。つまり、析出電極E2だけを電解槽ET内の電解液に挿入離脱させることができるのである。
つぎに、電極用クレーン10を詳細に説明する。
図4において、符号11は、電極用クレーン10における外ビームを示している。この外ビーム11は4本の棒状部材を組み合わせて矩形状に形成され、4本の棒状部材に囲まれた上下方向を貫通する貫通空間を備えた上部フレーム12を備えている。上部フレーム12は、その貫通空間を通して原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30をトロリーTRに吊り下げることができるように、前記原料電極吊下手段20における矩形状フレーム21の上面に載せられている。
また、外ビーム11は、上部フレーム12における角部の下面に立設された4本の脚13を備えており、各脚13の下端には、電解槽ETの上端に設けられている図示しない位置決め用コーンが挿入される位置決め孔が形成されている
以上のごとき構成であるから、電極吊下手段20,30を昇降させると、外ビーム11を電極吊下手段20,30とともに昇降させることができ、電極吊下手段20,30を下降させれば、外ビーム11を電解槽ET上に載せることができる。そして、外ビーム11を電解槽ET上に載せれば、外ビーム11の脚13に設けられている位置決め孔に位置決め用コーンが挿入されるから、外ビーム11を電解槽ET上に載せるだけで外ビーム11を電解槽ETに対して位置決めできるのである。
つぎに、原料電極吊下手段20を詳細に説明する。
図5は図4のIV−IV線概略説明図である。図4および図5において、符号14は外ビーム11の4本の棒状部材2本づつ設けられた案内フレームを示している。各案内フレーム14は、それぞれ外ビーム11の脚13と平行に配設されている。この外ビーム11の案内フレーム14によって囲まれた空間に、前記原料電極吊下手段20が配置されており、矩形状フレーム21が前後左右から案内フレーム14によって挟まれた状態となるように配設されている。この矩形状フレーム21において、案内フレーム14と対向する位置には、複数個のローラ24が設けられている。このローラ24は、複数の案内フレーム14の内面(矩形状フレーム21側の面)に接触するように配設されている。
このため、外ビーム11を電解槽ET上に載せた状態から、外ビーム11が電解槽ETから浮き上がらないように原料電極吊下手段20を昇降させれば、原料電極吊下手段20は、各ローラ24が案内フレーム14の内面を転動しながら、複数本の案内フレーム14に案内された状態で昇降する。つまり、矩形状フレーム21が複数本の外ビーム11に対して位置決めされた状態で昇降する。したがって、外ビーム11が電解槽ETに位置決めされているから、原料電極吊下手段20は、電解槽ETに対して位置決めされた状態で昇降するのである。
図6は原料電極吊下手段20の単体概略説明図である。図7は図6のVIII−VIII線矢視図である。図5〜図7に示すように、原料電極吊下手段20における矩形状のフレーム21の両側部(図5および図6における上下方向の端部)には、電解槽ETの長手方向に沿って、つまり、電解槽ET内において電極が並ぶ方向に沿って複数本のフック22がそれぞれ取付けられている。各フック22は、その上端部がフレーム21に支持された状態で吊り下げられており、原料電極吊下手段20を下降させたときに、各フック22の下端部が、電解槽ET内に並んで浸漬されている隣接する一対の原料電極E1,E1同士の間であって、原料電極E1の耳部Eb近傍に浸漬されるように配設されている。
図5〜図7に示すように、各フック22の上端部はフレーム21に回転可能に取り付けられており、その上端にはフック回転手段23の連結アーム23aの一端がそれぞれ取り付けられている。矩形状のフレーム21の両側部における各列の連結アーム23aは互いに並行であって、その他端が、フック22の上端部よりも外方に位置する作動バー23bに軸着されている。この作動バー23bは、フック22の並んでいる方向に沿って延びた部材であり、その軸方向に沿って移動可能に配設されている。
また、一部のフック22の上端部には、作動アーム22dの一端が取り付けられている。この作動アーム22dの他端は、モートルシリンダ等の作動部23cに連結されており、作動部23cが作動すると、作動アーム22dの一端が取り付けられているフック22が回転するように構成されている。
よって、作動部23cを作動させれば、作動アーム22d、作動バー23b、連結アーム23aを介して、各列における全てのフック22を同時に回転させることができるのである。
一方、各フック22の下端部には、原料電極E1の耳部Ebを引っ掛けるための鉤状の掛合部22aが設けられている(図7)。そして、各フック22は、原料電極吊下手段20が最も電解槽ETに接近したときに、掛合部22aが、電解槽ETの上端に引っ掛けたられた状態における原料電極E1の耳部Ebよりも下方に位置するように形成されている。
このため、作動部23cを作動させて、全てのフック22の掛合部22aを原料電極E1と平行な方向に向けた状態としたまま原料電極吊下手段20を下降させ、全てのフック22を隣接する一対の原料電極E1,E1同士の間における電解液中に浸漬させたのち、フック回転手段23によって全てのフック22を回転させて掛合部22aを原料電極E1と垂直な方向に向ければ、各フック22の掛合部22aを、各フック22よりも図5において右方(以下、この方向を前方という)に位置する原料電極E1の耳部Ebの下方に配置することができる。そして、この状態から原料電極吊下手段20を上昇させて電解槽ETから離間させれば、各フック22の掛合部22aを原料電極E1の耳部Ebに引っ掛けて吊り上げることができ、原料電極E1を電解槽ET内の電解液から離脱させることができるのである。
上記のフック22が特許請求の範囲にいう原料電極吊下手段20の支持部である。
つぎに、析出電極吊下手段30を詳細に説明する。
図5および図6に示すように、前記原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21は、その内部に上下方向を貫通する空間21hを備えており、この空間21hに、析出電極吊下手段30が配置されている。
図8は析出電極吊下手段30の単体概略説明図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。図5および図8に示すように、析出電極吊下手段30は、前記プーリ30pが取り付けられている矩形状フレーム31を備えている。この矩形状フレーム31には、その側方の外周面に、前記原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21の側方内面と対向する案内レール32が設けられている。また、矩形状フレーム31の前後方向の外周面には、前記原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21の前後内面21A,21B(図6参照)と対向する案内レール33が設けられている。各案内レール32,33は、析出電極吊下手段30の昇降方向と平行、言い換えれば、外フレーム11の案内フレーム14の軸方向と平行となるように配設されている。そして、各案内レール32,33における矩形状フレーム21側の面には、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21の内面に配設されたローラ25が接触している。
このため、原料電極吊下手段20の昇降を固定したままで、析出電極吊下手段30のみを昇降させれば、ローラ25によって、矩形状フレーム31を、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対する前後方向および側方へ移動が規制された状態で昇降させることができる。言い換えれば、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31を、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して位置決めした状態、つまり、電解槽ETに対して位置決めした状態で昇降させることができるのである。
図1は図5のI−I線概略断面図である。図1および図8に示すように、矩形状フレーム31は、その内部に上下方向を貫通する空間31hを備えており、この空間31hに移動フレーム35が配置されている。この移動フレーム35の上端には、一対のローラ36a,36aを備えた複数のローラ部36が設けられており、ローラ部36における一対のローラ36a,36aを矩形状フレーム31の上面に引っ掛けた状態で、矩形状フレーム31に吊り下げられている。
また、ローラ部36の一対のローラ36a,36aは、矩形状フレーム31の上面を、電解槽ET内において電極E1,E2が並ぶ方向に沿って転動可能に設けられている。そして、矩形状フレーム31と移動フレーム35との間にはモートルシリンダ等の移動部40が設けられている。この移動部40は、移動フレーム35を、電解槽ET内において電極E1,E2が並ぶ方向に沿って矩形状フレーム31に対して移動させることができるように配設されている。
そして、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31の両側方における下端面には、下端に開口を有する複数の隙間34hを備え櫛歯状に形成された一対の支持部材34,34が設けられている(図1参照)。この一対の支持部材34,34は、電解槽ETの幅方向において、原料電極E1における一対の耳部Eb,Ebよりも内方に位置するように配設されている。しかも、一対の支持部材34,34における複数の隙間34hは、析出電極吊下手段30を下降させて析出電極吊下手段30を後述する作業位置に配置したときに、電解槽ETの上端に吊下げられている析出電極E2の棒状部Edを内部に収容できる位置に配設されている。
一方、移動フレーム35における両側方における下端面には、一対の掛合部37,37が設けられている(図8(B))。この一対の掛合部37,37は、電極用クレーン10を電解槽ET上に配置したときに、一対の隙間Eh,Ehの上方に位置するように配設されている。また、一対の掛合部37,37は、電解槽ET内において電極E1、E2が並んでいる方向に向かって屈曲した複数の掛合突起37aを備えている。この複数の掛合突起37aは、移動部40によって矩形状フレーム31に対して移動フレーム35を移動させたときに、側方からみて、一対の支持部材34,34の隙間34hにそれぞれ出没するように形成されている。しかも、析出電極吊下手段30を下降させて析出電極吊下手段30を後述する作業位置に配置したときには、一対の掛合部37,37における複数の掛合突起37aは、一対の隙間Eh,Ehに対して出没するように形成されている(図3,7参照)。
このため、電極用クレーン10を電解槽ET上に配置した状態において、析出電極吊下手段30を下降させて析出電極吊下手段30を後述する作業位置に配置して、移動部40を作動させれば、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37によって析出電極E2を支持解放できるのである。そして、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37によって析出電極E2を支持したまま、析出電極吊下手段30を昇降させれば、析出電極E2を電解槽ET内の電解液に挿入離脱させることができるのである(図3参照)。
上記の一対の支持部材34,34および一対の掛合部37,37が特許請求の範囲にいう析出電極吊下手段30の支持部である。
なお、一対の支持部材34,34および一対の掛合部37,37の位置には、原料電極E1が存在しない、つまり、一対の支持部材34,34および一対の掛合部37,37は原料電極E1の本体部Eaの上方に位置するので(図9参照)、析出電極E2を電解槽ET内の電解液に挿入離脱させるときに、一対の支持部材34,34および一対の掛合部37,37と原料電極E1が干渉することはない。
さらになお、一対の支持部材34,34における隙間34hの幅を析出電極E2の棒状部Edの厚さとほぼ同程度としておけば、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37によって析出電極E2を支持したときに、析出電極E2を安定して支持することができるので、好適である。
つぎに、本発明の特徴である間隔調整手段を説明する。
図1および図2に示すように、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31は、その前後方向の外周面には、前記原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21の前後内面21A,21Bと対向する案内レール33がそれぞれ設けられている。各案内レール33における矩形状フレーム21の前後内面21A,21Bと対向する面には、析出電極吊下手段30の昇降方向と平行な上方案内面33Aと、そして、この上方案内面33Aと平行であって上方案内面33Aよりも下方に位置する下方案内面33Bと、両者案内面33A,33Bを連結する連結面33Cとが設けられている。
図1および図2に示すように、前方(図1では右方)に位置する案内レール33では、上方案内面33Aが下方案内面33Bよりも後方に位置するように形成されている。つまり、矩形状フレーム21の前内面21Aから上方案内面33Aまでの距離が、矩形状フレーム21の前内面21Aから下方案内面33Bまでの距離よりも長くなるように形成されている。
一方、後方(図1では左方)に位置する案内レール33においても、上方案内面33Aが下方案内面33Bよりも後方に位置するように形成されている。つまり、矩形状フレーム21の後内面21Bから上方案内面33Aまでの距離が、矩形状フレーム21の前内面21Bから下方案内面33Bまでの距離よりも短くなるように形成されている。
しかも、前後の案内レール33は、上方案内面33A同士の間の距離と下方案内面33B同士の間の距離が同じ長さとなるように形成されている。
また、図1および図2に示すように、前後の案内レール33にはいずれも矩形状フレーム21の前後内面に設けられているローラ25が接触している。このため、ローラ25が前後の案内レール33における上方案内面33Aに接触しているときには、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31は、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して相対的に後方に配置される(図2(B))。
一方、ローラ25が前後の案内レール33における下方案内面33Bに接触しているときには、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31は、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して相対的に前方に配置される(図2(A))。
したがって、原料電極吊下手段20の移動を停止した状態において析出電極吊下手段30を昇降させれば、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に下降したときには、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31を原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して相対的に前方に配置できる。
一方、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に上昇したときには、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31を原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して相対的に後方に配置することができるのである。
そして、原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21が電解槽ETに対して位置決めされているから、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31は電解槽ETに対して移動する。言い換えれば、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31は、電解槽ETに浸漬されている電極E1,E2に対しても相対的に移動するのである。
ここで、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31が電極E1,E2に対して相対的に移動すると、当然に、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37も電極E1,E2に対しても相対的に移動する。すると、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に下降したときに、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37は、前方の原料電極E1(図3(B)では右側の原料電極E1)に最も接近した作業位置に配置される。言い換えれば、析出電極E2が配置されている隙間に挿入される原料電極吊下手段20のフック22により支持される原料電極E1に最も接近した状態となる(図3(B)参照)。
逆に、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に上昇したときに、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37は、前方の原料電極E1から最も離間した退避位置に配置される。言い換えれば、析出電極E2が配置されている隙間に挿入される原料電極吊下手段20のフック22により支持される原料電極E1と対向する電極E1に最も接近した状態となる(図3(A)参照)。
このため、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に下降したときに、析出電極E2が一対の電極E1,E1間における中間、つまり、電解精製作業を行う位置に配設されるように、矩形状フレーム21の前後内面21A,Bから前後の案内レール33の下方案内面33Bまでの距離を調整しておけば、析出電極吊下手段30を下降させるだけで、析出電極E2を所定の位置に配設することができる(図3(B))。
そして、析出電極吊下手段30が原料電極吊下手段20に対して相対的に上昇したときに、析出電極E2が後方の電極E1に接触しない程度に接近するように、矩形状フレーム21の前後内面21A,Bから前後の案内レール33の上方案内面33Aまでの距離を調整しておけば、析出電極吊下手段30を上昇させれば、析出電極E2から前方の電極E1までの隙間を広くすることができる。すると、原料電極吊下手段20のフック22を回転させても、各フック22の掛合部22aが析出電極E2に接触することを防ぐことができるから、フック22により安定かつ確実に原料電極E1を支持させることができる(図3(A)参照)。
しかも、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31における前後の案内レール33が原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21における前後内面に配設されたローラ25に常時接触した状態で原料電極吊下手段20に対して昇降されるから、析出電極吊下手段30を安定した状態で移動させることができる。
そして、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31が原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して位置決めされるので、析出電極吊下手段30を昇降させたときに、析出電極E2が原料電極E1と干渉することを防ぐことができ、各電極E1,E2の挿入吊り出し作業を安定して行うことができる。
上記の原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21における前後内面に配設されたローラ25が特許請求の範囲にいう一対のガイド部材であり、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31における前後の案内レール33が特許請求の範囲にいう一対のカムであり、両者が特許請求の範囲にいう案内手段である。
なお、一対のガイド部材および一対のカムは上記のごとき構成に限られず、一対のガイド部材として矩形状フレーム21にレールを設け、一対のカムとして矩形状フレーム31にローラを設けてもよく、析出電極吊下手段30の矩形状フレーム31を原料電極吊下手段20の矩形状フレーム21に対して位置決めしたまま昇降できる構成であれば、とくに限定されない。
つぎに、本発明の電極用クレーン10によって電極E1,E2を同時に交換する作業について説明する。
図10および図11は本発明の電極用クレーン10による電極E1,E2を同時に交換する作業の説明図である。
電極用クレーン10により電極E1,E2を同時に交換する場合、まず、析出電極E2を電解槽ETから一度吊りだす。この場合、原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30を同時に電解槽ETに接近させる。このとき、フック22の掛合部22aが電解槽ETの電解液に浸漬しない位置まで下降させて停止する(図10(A))。
その後、原料電極吊下手段20を停止させた状態で析出電極吊下手段30のみを下降させれば、析出電極吊下手段30が作業位置に配置されるから、移動部40を作動させれば、一対の支持部材34,34と一対の掛合部37,37によって析出電極E2を支持できる(図10(B))。
そして、析出電極吊下手段30を上昇させれば退避位置に配置され、析出電極E2は電解槽ETより一部分が露出するまで吊り出され、前方の電極E1までの隙間を広くすることができる(図10(C))。
ついで、原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30をともに下降させて、原料電極吊下手段20が電解槽ETに最も接近する位置まで下降させれば、フック22の掛合部22aが電解槽ETの電解液に浸漬され、析出電極E2も再び電解槽ETに浸漬される。 この状態から原料電極吊下手段20のフック22を回転させれば、フック22の掛合部22aを、前方に位置する原料電極E1の耳部Ebの下方に配置することができる(図11(A)、(B))。
このとき、析出電極吊下手段30は作業位置に配置されたまま、原料電極吊下手段20とともに下降するから、析出電極E2と前方の電極E1との間隔が広くなっているから、各フック22の掛合部22aが析出電極E2に接触することを防ぐことができる。
最後に、原料電極吊下手段20および析出電極吊下手段30をともに上昇させれば、原料電極E1および析出電極E2を電解槽ET内の電解液から離脱させることができる(図11(C)参照)。
上記のごとく、本発明の電極用クレーン10によれば、電極E1,E2を同時に交換する場合でも、原料電極吊下手段20のフック22より原料電極E1を支持するときに析出電極E2が邪魔にならないから、フック22より安定かつ確実に原料電極E1を支持させることができる。
そして、原料電極吊下手段20のフック22より原料電極E1を支持するときに析出電極E2が邪魔にならないから、フック22の掛合部22aを短くしなくてもよくなる。よって、安定して原料電極E1を吊り下げることができる。
また、析出電極吊下手段30を原料電極吊下手段20に対して相対的に下降した位置から上昇させるだけで、析出電極吊下手段30を作業位置から退避位置に移動させることができ、析出電極E2と前方の電極E1との間隔を広くできる。よって、析出電極E1を前方の電極E1との間隔を広くするように移動させるための特別な工程が不要となるので、電極の交換作業に要する作業時間を短縮することができ、生産効率を高くすることができる。
10 電極用クレーン
20 原料電極吊下手段
30 析出電極吊下手段
E1 原料電極
E2 析出電極
ET 電解槽

Claims (5)

  1. 粗金属により形成された複数の原料電極と、該原料電極を形成する粗金属が析出して付着する複数の析出電極と、前記原料電極と前記析出電極が交互に並んだ状態で浸漬される電解槽とを備えた電解精製設備において、前記原料電極と前記析出電極を、前記電解槽に挿入離脱させるために使用されるクレーンであって、
    前記電解槽に対して上方から接近離間可能に設けられ、前記複数の原料電極を同時に支持解放する支持部を備えた原料電極吊下手段と、
    前記電解槽に対して上方から接近離間可能に設けられ、前記析出電極を同時に支持解放する支持部を備えた析出電極吊下手段と、
    該析出電極吊下手段を移動させて、前記析出電極を隣接する前記原料電極に対して接近離間させる間隔調整手段とを備えており、
    前記間隔調整手段が、
    前記析出電極を隣接する一対の前記原料電極に対して等距離となるように配置する作業位置と、前記析出電極を隣接する一対の前記原料電極のうち、いずれか一方の原料電極から離間した状態となるように配置する退避位置との間で前記析出電極吊下手段を移動させるものである
    ことを特徴とする電極用クレーン。
  2. 前記原料電極吊下手段の支持部は、
    隣接する一対の前記原料電極間の隙間に挿入され、該隣接する原料電極のうち一方の原料電極のみを支持するように構成されており、
    前記間隔調整手段は、
    前記析出電極吊下手段が退避位置に配置されたときに、隣接する一対の原料電極間の隙間に配置されている析出電極が、該析出電極が配置されている隙間に挿入される前記原料電極吊下手段の支持部により支持される原料電極から離間した状態となるように、前記析出電極吊下手段を移動させるものである
    ことを特徴とする電極用クレーン。
  3. 前記間隔調整手段は、
    前記析出電極吊下手段が前記電解槽に対して接近離間している間に、前記析出電極を前記原料電極に対して移動させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電極用クレーン。
  4. 前記間隔調整手段が、
    前記析出電極吊下手段と前記原料電極吊下手段との間に設けられた、前記析出電極吊下手段の前記電解槽に対する接近離間を案内する案内手段を備えており、
    該案内手段が、
    前記原料電極吊下手段に対する前記析出電極吊下手段の相対的な位置を位置決めするものである
    ことを特徴とする請求項1記載の電極用クレーン。
  5. 前記案内手段が、
    前記原料電極吊下手段に設けられた、前記析出電極吊下手段を挟むように配設された一対のガイド部材と、
    前記析出電極吊下手段に設けられた、前記一対のガイド部材に常時接触した状態となるように設けられた一対のカムとを備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の電極用クレーン。
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