JP2010235396A - 酸化スズ含有ガラスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光強度に優れた酸化スズ含有ガラスおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の一の態様によれば、酸化スズを含む酸化スズ含有ガラスであって、ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を用いてなり、かつ前記酸化スズがSnOを前記還元剤により還元させて得られることを特徴とする、酸化スズ含有ガラスが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化スズを含有したガラスおよびその製造方法に関する。
発光性材料として用いられている材料として、単結晶材料、セラミックス材料、ガラス材料等が知られている。例えば、単結晶材料として、ZnS、ZnO、AlGaN、CeO添加YAG結晶等が使用されているが、発光体を製造する工程が複雑であり、コストが高いといった問題がある。
ガラスを使用した発光性材料として、Jianbei Qiuらは、ソーダライムガラスに2価の酸化スズ(SnO)を0.05mol%添加したガラスにおいて、紫外線励起により可視光領域で発光が見られることを報告している(例えば非特許文献1参照)。
また、ソーダライムガラスにソーダライムガラスの重量に対して0.8〜2.5%のSnOを添加し、このガラスを紫外線により励起させて、白色発光を得るという技術もある(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、これらの技術においては、SnOの添加量が0.05mol%や0.8〜2.5%と比較的少ないので、発光強度が低いという問題があった。特に300nm以上の近紫外線で励起させた場合には、発光特性が得られないおそれがある。
ところで、SnOは有色ガラスの還元剤として使用されていたものであり、酸化されやすい。このため、原料にSnOを単に含有させた場合には、加熱により容易に4価の酸化スズ(SnO)となり、発光特性が失われてしまう。
具体的には、数%以上のSnOを添加して、溶融法でガラスを作製する技術においては、多量のSnOは溶融液で酸化され、発光特性が失われてしまう。なお、この問題を解決するため30分〜1時間の短い時間で原料を溶融させる技術もあるが、ガラスの溶融時間が短く、安定なガラスを作製することは困難である。
また、SnOの酸化を防ぐために還元剤を導入する技術も考えられるが、この場合には、還元剤を導入すると、SnOが還元されてSnが析出してしまうので、この場合も発光特性が失われてしまう。
特開2005−231941号公報
Jianbei Qui et al., "Long-lasting phosphorescence in Sn2+-Cu2+ codoped silicate glass and its high-pressure treatment effect" Applied Physics Letters Vol. 81, No.3, 394-396(2004)
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。すなわち、発光強度に優れた酸化スズ含有ガラスおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、酸化スズを含む酸化スズ含有ガラスであって、ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を用いてなり、かつ前記酸化スズがSnOを前記還元剤により還元させて得られることを特徴とする、酸化スズ含有ガラスが提供される。
本発明の他の態様によれば、ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を加熱して、前記ガラス材料を溶融させるとともにSnOを前記還元剤により還元させる工程と、溶融したガラスを冷却して固化させる工程とを含むこと特徴とする、酸化スズ含有ガラスの製造方法が提供される。
本発明の一の態様による酸化スズ含有ガラスによれば、SnOを還元してなる酸化スズを含有しているので、発光強度に優れた酸化スズ含有ガラスを得ることができる。また、本発明の他の態様による酸化スズ含有ガラスの製造方法よれば、SnOを還元して、酸化スズを得ているので、発光強度に優れた酸化スズ含有ガラスを得ることができる。
実施例に係る酸化スズ含有ガラスを波長255nm、280nm、300nmの紫外線で励起させた場合の蛍光スペクトルである。 実施例に係る酸化スズ含有ガラスを波長360nmの紫外線で励起させた場合の蛍光スペクトルである。
酸化スズ含有ガラス
本発明による酸化スズ含有ガラスは、ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を用いて製造されたものであり、かつSnOを還元剤により還元させて得られる酸化スズを含むものである。
ガラス材料は、酸化ケイ素、および所望によりホウ酸または酸化ホウ素を含有することが好ましい。特に好ましい態様として、ガラス材料は、酸化ボロン、酸化アルミニウム、酸化カルシウム、または酸化ナトリウムをさらに含有するものである。このような酸化物を含有することにより、ガラスの融点が下がるため、SnOを1mol%以上添加した場合であっても、還元された酸化スズが酸化されることが抑制される。そのため、透明性に優れるとともに、発光強度の高い酸化スズ含有ガラスを実現できる。このようなガラス材料としては、例えば、NaO・CaO・SiOを主成分とし、アルミナ等が添加された組成であるソーダライムガラスや、ホウ酸とケイ酸とが共重合した組成であるホウケイ酸ガラス等が好適に使用できる。
原料中でのガラス材料の含有量は、酸化ケイ素が20〜80mol%、ホウ酸または酸化ホウ素が10〜50mol%、および酸化ナトリウムが0〜50mol%であることが好ましく、また、酸化ケイ素が20〜50mol%、酸化ホウ素が10〜30mol%、および酸化ナトリウムが5〜30mol%であることがより好ましく、酸化ケイ素が30〜50mol%、酸化ホウ素が20〜30mol%であることが特に好ましい。
ガラス材料は、より一層ガラス化しやすくし、安定なガラスの製造を可能にするため、酸化リチウム、酸化リン、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、酸化イットリウム、酸化インジウム、酸化バリウム、リン酸バリウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化ランタニウム、酸化マグネシウムからなる群から選択される1種以上の化合物を含むことが好ましい。この化合物の含有量は、原料中で1〜20mol%であることが好ましく、1〜13mol%であることがより好ましい。
SnOは原料中の含有量が1mol%以上であればよいが、1〜20mol%が好ましく、3〜17mol%がより好ましく、5〜15mol%が特に好ましい。SnOの含有量が1mol%未満であると、紫外線を照射したときの発光強度が十分に得られないおそれがあるからである。また、ガラスに透明性が要求される場合には、SnOの含有量が20mol%を超えるとガラス中に不透明な結晶部分が生じ、透明なガラスを形成できないおそれがあるからである。なお、含有量が1mol%以上のSnOを用いた場合には、ガラス中における酸化スズの含有量は約1mol%以上となり、また含有量が3〜17mol%、5〜15mol%のSnOを用いた場合には、ガラス中における酸化スズの含有量は約3〜17mol%、約5〜15mol%となる。
酸化スズ含有ガラス中に含まれる「酸化スズ」とは、SnOを還元剤により還元させて得られるものであり、SnOを含まない概念である。具体的には、この酸化スズは、2価以上4価未満の価数を有するスズの酸化物であると考えられる。すなわち、酸化スズとしては、一般的にSnOとSnOの2種類の酸化物が知られており、この場合スズの価数は2価、4価となるが、2価のスズとホールを有する状態、または3価の状態も存在するとも考えられている。そして、SnOを還元した場合には、2価のスズとホールを有する状態、または3価の状態の酸化スズを優位に作り出すことができると考えられる。
還元剤の含有量は、SnOの含有量の10〜70%であることが好ましい。還元剤としては、SnOを還元することができる物質であれば、特に限定されないが、酸化されることによりガラスの構成成分となる物質または酸化されることによりガラス材料の溶融温度で気化する物質であることが好ましい。前者の物質は酸化されることによりガラスの構成成分となり、また後者の物質は酸化されることによりガラス中から排出されるので、例えばガラスの透明性等に影響を及ぼさない。
上記「ガラスの構成成分」とは、ガラスの主成分は勿論のこと、ガラスに一般的に添加される物質を含む意味する。酸化されることによりガラスの構成成分となる物質としては、例えばSi、AlおよびZnからなる群から選択される1以上の物質が挙げられる。
酸化されることにより気化する物質としては、例えば炭素、砂糖等の炭水化物が挙げられる。炭素や炭水化物は酸化されると、COとなって気化するので、溶融したガラス中から排出させることができる。
酸化スズ含有ガラスの製造方法
本発明による酸化スズ含有ガラスの製造方法は、上記説明したガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を加熱して、ガラス材料を溶融させるとともにSnOを還元剤により還元させ、溶融したガラスを冷却して固化させることを含んでいる。
本発明によれば、上記のような組成を有する原料は、比較的低温である1300℃〜1500℃の温度で溶融させることができる。1300℃未満の温度では原料が溶融しないおそれがある。
上記の溶融温度で原料を溶融する時間は、30分〜4時間程度であることが好ましい。30分間未満であるとガラス成分の溶融が不十分なため、結晶が溶融体に残存し、ガラスを固化したときの透明性が損なわれる。一方、4時間を超えて溶融を行うと還元された酸化スズが酸化されるおそれがあるため、ガラスの発光特性に影響を与えたり、また、ガラスが不透明になる。
また、還元された酸化スズの酸化を抑制するために、窒素等の不活性ガス雰囲気下でガラスを溶融・固化させることが好ましい。
このようにして得られた本発明の酸化スズ含有ガラスは、2価以上4価未満の状態にある酸化スズをガラス中に含有するため、紫外線等の電離放射線の照射により発光が得られる。具体的には、波長200〜400nmの紫外線を照射することにより、可視光帯域のブロードな発光が得られる。すなわち、酸化スズの発光特性は、酸化スズにおけるスズの価数が2価の状態または2価と4価との間の不安定な状態にある場合に得られる特性であり、酸化状態により発光中心波長が変化すると考えられる。本発明の酸化スズ含有ガラスによれば、SnOを還元して酸化スズを得ているので、上記したように2価以上4価未満の価数を有する酸化スズを優位に作り出すことができる。これにより、効率の良い発光特性を実現することができ、また発光の中心を制御することができる。なお、発光中心波長は、還元剤の含有量および合成時間を制御することで変化させることが可能である。
本発明の酸化スズ含有ガラスによれば、原料中にSnOとともに還元剤を含ませることにより、還元された酸化スズが酸化されることを抑制することができる。
また、白色発光特性を有する本発明の酸化スズ含有ガラスは、発光ガラスまたは紫外線遮蔽ガラスとして使用可能であり、この発光ガラスは照明装置、建築用ガラス、装飾用ガラス、太陽電池パネル用ガラス、光学部品、発光装置等に適用することができる。さらに、電圧の印可によっても発光するため、発光ダイオードや白色光源等にも応用できる。さらにこれらの素子に本発明の酸化スズ含有ガラスを適用する場合、作製工程が非常に簡便なため、素子を大型化したり、安価に製造することができる。
本発明を実施例により詳細に説明するが、これら実施例により本発明の範囲が制限されるものではない。
実施例1〜4においては、上記実施の形態で説明した酸化スズ含有ガラスを作製し、そのガラスを紫外線により励起させて、ガラスが発光するか否かを確認した。なお、実施例1〜4の酸化スズ含有ガラスと比較するために比較例1として還元剤を含有していない原料を用いてガラスを作製し、同様にガラスが発光するか否かを確認した。
実施例5においては、上記実施の形態で説明した酸化スズ含有ガラスを、波長255nm、波長365nmの紫外線で励起させて、発光させた場合におけるそれぞれの輝度を測定した。
実施例1
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnO、Si、BaCOを混合したものを用いて、電気炉中で1450℃で30分加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することによりガラス1を得た。なお、このガラス中に含まれる酸化スズの含有量は約10mol%であった。
SiO 55mol%
13mol%
NaO 7mol%
SnO 10mol%
Si 5mol%
BaO 10mol%
このようにして得られたガラスを紫外線で励起させて白色の発光を肉眼で確認した。発光は、蛍光灯がついた室内でも肉眼で確認できる程度であった。ガラスの発光特性を調べるため、蛍光分光光度計(F-4800、日立製作所製)を用いて、波長255nm、280nm、300nmの紫外線にて励起させた時の発光を調べた。得られた発光スペクトルを図1に示す。図1に示されるように、400〜800nmの波長領域でブロード(発光ピーク波長は450nm〜500nm)な発光を確認できた。
実施例2
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnO、Si、BaCOを混合したものを用いて、電気炉中で、1350℃で2時間加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することによりガラス2を得た。なお、このガラス中に含まれる酸化スズの含有量は約10mol%であった。
SiO 50mol%
20mol%
NaO 5mol%
SnO 10mol%
Si 5mol%
BaO 10mol%
このようにして得られたガラスを紫外線で励起させて白色の発光を肉眼で確認した。発光は、蛍光灯がついた室内でも肉眼で確認できる程度であった。ガラスの発光特性を調べるため、上記と同様の蛍光分光光度計を用いて、波長360nmの紫外線にて励起させた時の発光を調べた。得られた発光スペクトルを図2に示す。図2に示されるように、400〜800nmの波長領域でブロードな発光を確認できた。またスペクトルのピークは600nmであった。これにより、励起波長をシフトすることにより、発光波長もまたシフトすることが確認できた。
実施例3
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnOを混合したものに、さらに重量比で5%の砂糖を添加し、電気炉中で1350℃で2時間加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することによりガラス3を得た。なお、このガラス中に含まれる酸化スズの含有量は約15mol%であった。
SiO 50mol%
20mol%
NaO 15mol%
SnO 15mol%
このようにして得られたガラスを紫外線で励起させて白色の発光を肉眼で確認した。発光は、蛍光灯がついた室内でも肉眼で確認できる程度であった。ガラスの発光特性を調べるため、上記と同様の蛍光分光光度計を用いて、波長360nmの紫外線にて励起させた時の発光を調べた。その結果、400〜800nmの波長領域でブロードな発光を確認できた。またスペクトルのピークは600nmであった。これにより、励起波長をシフトすることにより、発光波長もまたシフトすることが確認できた。
実施例4
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnO、Si、BaCOを混合したものを用いて、電気炉中で1500℃で2時間加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することによりガラス4を得た。なお、このガラス中に含まれる酸化スズの含有量は約21mol%であった。
SiO 45mol%
20mol%
NaO 5mol%
SnO 21mol%
Si 5mol%
BaO 4mol%
このようにして得られたガラスを紫外線で励起させて白色の発光を確認したが、得られたガラスは不純物が析出して不透明であった。この結果から、透明ガラスを得る場合には、原料にSnOを1〜20mol%含有させることが好ましいことが確認できた。
比較例1
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnOを混合したものを用いて、電気炉中で1500℃で2時間加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することによりガラス5を得た。
SiO 55mol%
20mol%
NaO 15mol%
SnO 10mol%
得られたガラスは紫外線照射によっても発光は確認できず、また不純物が析出して不透明であった。
実施例5
以下の原料組成となるようにSiO、HBO、NaCO、SnO、Si、BaCOを混合したものを用いて、電気炉中で1400℃で2時間加熱して溶融させた後、溶融したガラス組成物をカーボン板に流し出して室温まで急冷することにより1mm×10mm×10mmの大きさのガラス6を得た。なお、このガラス中に含まれる酸化スズの含有量は約15mol%であった。
SiO 50mol%
15mol%
NaO 8mol%
SnO 15mol%
Si 7mol%
BaO 5mol%
このようにして得られたガラスを暗室中において電力が4Wのブラックライト(低圧水銀灯、中心波長250nm、365nm、サンプル入射面紫外線強度1.4mW/cm)上に置き、波長255nm、波長365nmの紫外線を照射しながら、ガラスから発せられる光の輝度を輝度計(MINOLTA LS−110)により測定した。測定した結果を表1に示す。
Figure 2010235396
表1に示されるように、このガラスは波長254nmよりも波長365nmで励起させた方が、輝度が高いことが確認できた。

Claims (13)

  1. 酸化スズを含む酸化スズ含有ガラスであって、
    ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を用いてなり、かつ前記酸化スズがSnOを前記還元剤により還元させて得られることを特徴とする、酸化スズ含有ガラス。
  2. SnOが前記原料中に1〜20mol%含まれている、請求項1に記載の酸化スズ含有ガラス。
  3. 前記ガラス材料が、酸化ケイ素、およびホウ酸または酸化ホウ素を含む、請求項1または2に記載の酸化スズ含有ガラス。
  4. 前記ガラス材料が、酸化ケイ素を20〜80mol%、酸化ホウ素を10〜50mol%、ならびに酸化マグネシウムおよび酸化ナトリウムの少なくともいずれかを0〜50mol%含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の酸化スズ含有ガラス。
  5. ガラス材料、含有量が1mol%以上のSnO、および還元剤を含む原料を加熱して、前記ガラス材料を溶融させるとともにSnOを前記還元剤により還元させる工程と、
    溶融したガラスを冷却して固化させる工程と
    を含むこと特徴とする、酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  6. SnOが前記原料中に1〜20mol%含まれている、請求項5に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  7. 前記還元剤が、酸化されることによりガラスの構成成分となる物質である、請求項5または6に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  8. 前記還元剤が、Si、AlおよびZnからなる群から選択される1種以上の物質である、請求項7に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  9. 前記還元剤が、酸化されることにより気化する物質である、請求項5または6に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  10. 前記還元剤が、炭素または炭水化物である、請求項9に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  11. 前記ガラス材料が、酸化ケイ素を20〜80mol%、ホウ酸または酸化ホウ素を10〜50mol%、ならびに酸化マグネシウムおよび酸化ナトリウムの少なくともいずれかを0〜50mol%含む、請求項5ないし10のいずれか1項に記載の酸化スズ含有ガラスの製造方法。
  12. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の酸化スズ含有ガラスからなる発光ガラス。
  13. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の酸化スズ含有ガラスからなる紫外線遮蔽ガラス。
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