JP2010234086A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の図柄変動に注視しながらも、ワープ入口に流入した遊技球に対する遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能で、且つ遊技球等の表示部への衝突を確実に防止できるパチンコ機を提供する。
【解決手段】保護カバー部73の下側側壁面部及び凹み部72の上側側壁面部に対向するように該凹み部72の左右方向全幅に渡って棚板部材88が正面視水平に配設されている。また、この棚板部材88の両側面部には、一対の揺動レバー82の前側方向端縁部が固着されている。そして、駆動モータ85を時計方向又は反時計方向に回転駆動することによって、一対の揺動レバー82が上下方向に往復移動し、棚板部材88を上下方向に往復移動させることできる。また、ワープ入口75に流入した遊技球は、ワープ通路76を通って、上側方向の上端まで移動された棚板部材88の上面部に流出して転動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技領域に変動図柄を表示する特別図柄表示装置が設けられたパチンコ機に関するものである。
従来より、遊技領域に変動図柄を表示する特別図柄表示装置が設けられたパチンコ機に関し種々提案されている。
例えば、遊技領域が形成された遊技盤に、表示状態が変化可能な変動表示装置を配設したパチンコ機において、前記変動表示装置は、表示部を有する表示装置本体と、前記表示装置本体の前面側に配設される前面構成部材と、から構成され、前記前面構成部材は、前記表示装置本体の表示部を前方に臨ませるための表示用開口部と、前記表示用開口部の周囲に形成される周囲壁部と、前記周囲壁部及び前記表示部を底部として前面開口した凹室を形成する包囲枠と、前記表示部での表示内容に関連した演出動作を行う可動演出装置と、遊技領域における当該前面構成部材の上方部を流下する遊技球が流入可能なワープ入口と、該ワープ入口より流入した遊技球を流下させるワープ通路と、該ワープ通路を流下した遊技球を前記表示部の下側に形成されたステージに流出させるワープ出口と、から構成されるワープ装置とを備え、前記可動演出装置は、前記周囲壁部の前側に配され、前記表示部での表示内容に関連して表示部方向に変位する演出動作を行う可動演出部材と、前記周囲壁部の裏面側に配され、前記可動演出部材を作動させるための電気的駆動源と、前記電気的駆動源からの駆動力を変換及び伝達して前記可動演出部材を変位動作させる駆動力伝達部材と、前記可動演出部材が前面に配される台座部と、を備え、前記台座部は中空状に形成され、その中空部内に前記駆動力伝達部材が収納され、前記ワープ通路を前記台座部の外側に沿って配設し、前記ワープ出口を該台座部の下側隣設位置に配設した構成のパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−105513号公報(段落(0027)〜(0107)、図1〜図11)
上述したパチンコ機では、ワープ通路を台座部の外側に沿って配設したので、ワープ装置を備える場合でも、その配置スペースの問題を解消できる。また、ワープ出口から流出した遊技球が可動演出部材に衝突してしまうと、演出動作に支障を来すばかりか、可動演出装置の故障の原因にもなるが、台座部を設けるとともに、該台座部の下側隣設位置にワープ出口を配設したことにより、ワープ出口から流出する遊技球と可動演出部材との前後方向の位置を異ならせることができ、遊技球の可動演出部材への衝突を防止できる。
しかしながら、上記従来のパチンコ機においては、ワープ入口に流入した遊技球は、ワ−プ通路を流下して表示部の下側に形成されたステージに流出するものであるため、ワープ入口に流入した遊技球は、このステージ上での遊技球の転動を楽しむだけのものであり、遊技者の興味を強く引きつけるものではなく、興趣を損なうという問題がある。また、通常遊技中においては、遊技者は可動演出部材の演出動作や表示部に表示される変動図柄の表示演出に注視しているため、台座部の外側に沿って配設されたワープ通路内の遊技球を注視することがなく、遊技者の興趣を高める効果が小さいという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、特別図柄表示装置に表示部の前面側を上下方向に往復移動可能に配設される棚板部材を設け、ワープ入口に流入した遊技球が該棚板部材の上面に流入するように構成することによって、表示部に表示される変動図柄の表示演出に注視しながらも、下側方向に移動する棚板部材上での遊技球の転動を楽しむことができ、ワープ入口に流入した遊技球に対する遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能なパチンコ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記特別図柄表示装置の下側に配設される始動口と、を備え、前記始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄の変動が開始されるパチンコ機において、前記特別図柄表示装置は、表示部を有する表示装置本体と、前記遊技領域に開設された開口部に取り付けられて前記表示装置本体が背面部に配設される正面視略枠状の装飾部材と、上面部を遊技球が転動可能に形成されて前記装飾部材内の前記表示装置本体の前側を上下方向に往復移動可能に配設される板状の棚板部材と、前記棚板部材を上下方向に往復移動させる移動手段と、前記装飾部材に設けられて遊技球が流入可能なワープ入口と、前記ワープ入口に流入した遊技球を上端位置まで上側方向に移動された前記棚板部材の上面部の正面視左右方向両端部のうちの一方の端部に流出させるように流出口が設けられたワープ通路と、を備え、前記棚板部材は、側断面下側方向に突出する略湾曲状に形成され、前記棚板部材が移動手段により上下方向に移動する時、前記棚板部材の上面部は、前記棚板部材が下端位置まで下側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜し、前記棚板部材が上端位置まで上側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜して、前記棚板部材の前側方向前端部には、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜した状態において前記上面部に乗っている遊技球が前記始動口の方向に落下可能となる排出部が形成され、前記棚板部材の上面部における前記排出部の後方は、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜した状態において遊技球が正面視左右方向に転動可能に形成されることを特徴とする。
請求項1に係るパチンコ機では、遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置は、遊技領域に開設された開口部に取り付けられる正面視略枠状の装飾部材と、この装飾部材の背面部に配設される表示装置本体とから構成されている。また、上面部を遊技球が転動可能に形成されて装飾部材内の前記表示装置本体の前側を上下方向に往復移動可能に配設される板状の棚板部材が設けられている。また、この棚板部材を上下方向に往復移動させる移動手段が設けられている。そして、装飾部材にはワープ入口が設けられ、ワープ入口に流入した遊技球は、ワープ通路を通過して、上端位置まで上側方向に移動された棚板部材の上面部の正面視左右方向両端部のうちの一方の端部に流出し、この棚板部材上を転動する。また、この棚板部材が下端位置まで下側方向に移動した場合には、棚板部材の上面部に乗っている遊技球が、排出部から特別図柄表示装置の下側に配設された始動口の方向に落下可能となる。
これにより、特別図柄表示装置のワープ入口に流入した遊技球を、表示装置本体の前側を上端位置まで移動させた棚板部材の上面部に流出させることによって、表示部に表示される変動図柄の表示演出に注視しながらも、下側方向に移動する棚板部材上での遊技球の転動を楽しむことができ、ワープ入口に流入した遊技球に対する遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。また、この棚板部材が表示部の前側を下端位置まで下側方向に移動された場合には、上面部に乗っている遊技球が棚板部材の排出部から特別図柄表示装置の下側に配設された始動口の方向に落下可能となるため、変動図柄の変動開始に対する遊技者の期待感を高めることが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置を示した側断面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の「棚板部材の駆動制御処理」を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の「開閉部材の開閉駆動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の「棚板部材の往復移動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置のワープ通路から棚板部材上に遊技球が流出した状態の一例を模式的に示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置のワープ通路から棚板部材上に遊技球が流出した状態の一例を模式的に示す斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の棚板部材が下端位置まで移動して停止した状態の一例を模式的に示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の棚板部材が下端位置まで移動して停止した状態の一例を模式的に示す斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の特別図柄表示装置の棚板部材が下端位置まで移動して停止した状態の一例を模式的に示す側断面図である。
以下、本発明に係るパチンコ機を具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図5に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施例に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52を介して払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に後述の特別図柄表示装置18が配設されている(図4、図5参照)。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる枠状の周囲壁部17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。
一方、特別図柄表示装置18の左右には各ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート23、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、28が設けられている。また、各ゲート23、24の外側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電飾部材29、30が配置されている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設されている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ31B(図6参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMに記憶されて変動確定回数として保留される。
また、各ゲート23、24にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート23又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口31の上部に設けられるチューリップ式役物31Aが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口31にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中に各ゲート23、24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMに記憶されて変動確定回数として保留される。
そして、始動口31の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成された特別入賞装置41が配設されている。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ランプ42A、43Aが内蔵されている。
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、図3に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤51に固定されている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース52にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール53が取付けられている。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
次に、特別図柄表示装置18の構成について図4及び図5に基づいて説明する。
図4及び図5に示すように、特別図柄表示装置18は、枠状の周囲壁部17の内周面から裏側方向に突出して底面部に液晶表示器19が取り付けられる表示用開口部71が開設された箱体状の凹み部72が形成されている。また、この周囲壁部17の上枠部分の左右方向全長に渡って前面側に突出して形成された保護カバー部73が設けられている。そして、この保護カバー部73には、左右方向中央部の上面部にワープ入口75が設けられている。また、この保護カバー部73内には、ワープ入口75に流入した遊技球を該保護カバー部73の左右端縁部の一方の内側側壁面部(本実施例では、保護カバー部73の正面視左側の内側側壁面部)から流出させるワープ通路76が設けられている。
また、このワープ入口75の入口端縁部には、該ワープ入口75を閉塞する開閉部材77が前後方向に移動可能に設けられている。また、この開閉部材77は、裏側端面部に接続される入口ソレノイド78及びコイルバネ79によって、通常時、即ち入口ソレノイド78がOFFの場合には、コイルバネ79によって前側方向に押し出されてワープ入口75を閉塞するように構成されている。一方、この開閉部材77は、入口ソレノイド78がONの場合には、コイルバネ79の付勢力に抗して裏側方向に移動してワープ入口75を開放し、遊技球がワープ入口75に流入可能になるように構成されている。
また、この開閉部材77の直下にはワープ入口75に流入した遊技球を検出する検出センサ81が配置されている。
また、凹み部72の底面部に開設される表示用開口部71の正面視両側端縁部と液晶表示器19の両側面部との間には、所定幅の一対の隙間72A、72Bが形成され、裏側から一対の揺動レバー82が上下方向に揺動可能に挿入されている。また、この一対の揺動レバー82の各裏側方向端縁部は、回転可能に軸支されている回転軸83によって連結されている。また、この回転軸83の一端部にはギヤ84が固着され、ポテンショメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダを備えたステッピングモータ等によって構成される駆動モータ85のモータ軸85Aに固着されるギヤ86に歯合している。
また、保護カバー部73の下側側壁面部及び凹み部72の上側側壁面部に対向するように該凹み部72の左右方向全幅に渡って棚板部材88が正面視水平に配設されている。また、この棚板部材88の両側面部の裏側方向端縁部には、上記一対の揺動レバー82の前側方向端縁部が固着されている。これにより、駆動モータ85を時計方向又は反時計方向に回転駆動することによって、各隙間72A、72Bに沿って一対の揺動レバー82が上下方向に往復移動し、この棚板部材88を各隙間72A、72Bに沿って上下方向(図5中、矢印A方向)に往復移動させることできる。
また、棚板部材88は、上側方向の上端まで移動された場合には、該棚板部材88の上面部がワープ通路76の流出口の近傍に位置し、該ワープ通路76から流出した遊技球がこの上面部で転動するように構成されている。また、この棚板部材88は、側断面下側方向に突出する略湾曲状に形成されると共に、前側方向側端縁部は略直角上側方向に所定高さ(例えば、約4mm〜6mmの高さである。)延出される転がり止め部89が設けられている。また、棚板部材88は、前側側端縁部の左右方向略中央位置及び左右端縁部の近傍位置の3カ所に遊技球が通過可能な各貫通孔88A〜88Cが穿設されている。
また、液晶表示器19の前面部には、透明な保護カバー90が配設され、遊技球の衝突による液晶表示器19の損傷が防止されている。また、凹み部72の下側側壁部74は、外側下方向に傾斜して設けられているため、該凹み部72に転動落下した遊技球を確実に外側方向に転動落下させることができる。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)464には、始動口31への入賞を検出する始動口スイッチ31B、検出センサ81、開閉扉39を開閉する開閉扉ソレノイド39A、入口ソレノイド78、駆動モータ85、図示しない各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。そして、CPU461は、ROM462に格納される後述の制御プログラム等に基づいて開閉扉ソレノイド39A、入口ソレノイド78、駆動モータ85等の駆動制御を行う。
また、音制御基板64には、CPU641、スピーカ7A等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ7A等が接続されている。そして、CPU641は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ7Aの駆動制御を行う。
また、ランプ制御基板65には、CPU651、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ6A、6B等が接続されている。そして、CPU651は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御を行う。
また、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)19に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19に所定の演出表示を行う。
次に、このように構成された主基板46による開閉部材77や棚板部材88を駆動制御する「棚板部材の駆動制御処理」について図7乃至図14に基づいて説明する。尚、この「棚板部材の駆動制御処理」は、CPU461によって繰り返し実行されるものである。
図7に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、棚板部材88が上端位置まで移動されているか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU461は、駆動モータ85に備えられたポテンショメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて棚板部材88の上下方向の位置を算出して、棚板部材88が上端位置まで移動されているか否かを判定する。
そして、棚板部材88が上端位置まで移動されていない場合には(S1:NO)、S2において、CPU461は、駆動モータ85に備えられたポテンショメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて該駆動モータ85を回転駆動して棚板部材88を上端位置まで移動し、停止させる。
一方、棚板部材88が上端位置に移動して停止している場合には(S1:YES)、CPU461は、駆動モータ85を回転駆動しないで、棚板部材88が上端位置に停止した状態を維持する。
続いて、S3において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、この棚板フラグがONか否か、即ちこの棚板フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、この棚板フラグは、起動時に初期化され、即ち「0」が代入されて、RAM463に記憶されている。
そして、RAM463から読み出した棚板フラグがONでない場合には(S3:NO)、S4において、CPU461は、開閉部材77を所定パターンで前後方向に往復移動させる「開閉部材の開閉駆動処理」のサブ処理(図8参照)を実行後、当該処理を終了する。
一方、RAM463から読み出した棚板フラグがONの場合には(S3:YES)、S5において、CPU461は、棚板部材88を所定パターンで上下方向に往復移動させる「棚板部材の往復移動処理」のサブ処理(図9参照)を実行後、当該処理を終了する。
次に、「開閉部材の開閉駆動処理」のサブ処理について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、先ず、S11において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞する。尚、起動時には、入口ソレノイド78はOFFになっている。
また、S12において、CPU41は、ROM462からワープ入口75の開閉パターンである所定の第1パターンデータを読み出して、該ワープ入口75の閉塞時間T1をRAM463に記憶し、該閉塞時間T1が経過するのを待つ(S12:NO)。
尚、この所定の第1パターンデータとして、ワープ入口75の閉塞時間T1(例えば、約10秒〜約50秒で、望ましくは約25秒である。)と、ワープ入口75の開放時間T2(例えば、約2秒〜約10秒で、望ましくは約5秒である。)とがROM462に予め記憶されている。
そして、ワープ入口75の閉塞時間T1が経過した場合には(S12:YES)、S13において、CPU461は、入口ソレノイド78をONにして開閉部材77を裏側方向に移動させ、ワープ入口75を開放する。これにより、ワープ入口75に遊技球が流入可能となる。
また、S14において、CPU41は、ROM462からワープ入口75の開閉パターンである所定の第1パターンデータを読み出して、該ワープ入口75の開放時間T2をRAM463に記憶し、ワープ入口75を開放してから該開放時間T2が経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、ワープ入口75を開放してから開放時間T2が経過していない場合には(S14:NO)、S15において、CPU461は、ワープ入口75に遊技球が流入したか否か、即ち、検出センサ81から遊技球の検出信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そしてまた、S15で検出センサ81から遊技球の検出信号が入力されなかった場合には(S15:NO)、CPU461は、再度S14以降の処理を実行する。
一方、S15で検出センサ81から遊技球の検出信号が入力された場合には(S15:YES)、S16において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをONにし、即ち該棚板フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。
続いて、S17において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S14でワープ入口75を開放してから開放時間T2が経過した場合には(S14:YES)、S18において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをOFFにし、即ち該棚板フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶する。そして、S17において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「棚板部材の往復移動処理」のサブ処理について図9乃至図14に基づいて説明する。
図9に示すように、先ず、S21において、CPU461は、ROM462から棚板部材88の往復移動パターンである所定の第2パターンデータを読み出して、該棚板部材88の上端での待ち時間である上停止時間T3をRAM463に記憶し、該上停止時間T3が経過するのを待つ(S21:NO)。
例えば、図10及び図11に示すように、棚板部材88は、上端位置で上停止時間T3の間停止しているため、ワープ通路76から棚板部材88の上面部に流出した遊技球Pは、この棚板部材88上を左右方向に転動する。
尚、この所定の第2パターンデータとして、棚板部材88の上端位置での待ち時間を表す上停止時間T3(例えば、約2秒〜5秒で、望ましくは約3秒である。)と、棚板部材88を下端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V1(例えば、棚板部材88を上端位置から下端位置まで約4秒〜8秒、望ましくは約5秒で移動させる回転速度である。)と、棚板部材88の下端位置での待ち時間を表す下停止時間T4(例えば、約1秒〜5秒で、望ましくは約2秒である。)と、棚板部材88を上端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V2(例えば、棚板部材88を下端位置から上端位置まで約4秒〜8秒、望ましくは約5秒で移動させる回転速度である。)とがROM462に予め記憶されている。
また、棚板部材88の上停止時間T3が経過した場合には(S21:YES)、S22において、CPU461は、再度ROM462から所定の第2パターンデータを読み出して、該棚板部材88を下端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V1をRAM463に記憶し、該回転速度V1で駆動モータ85を所定方向に回転駆動して棚板部材88の下側方向への移動を開始する。
そしてまた、S23において、CPU461は、駆動モータ85に備えられるポテンションメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて、棚板部材88が下端位置まで移動するのを待つ(S23:NO)。
一方、棚板部材88が下端位置まで移動した場合には(S23:YES)、S24において、CPU461は、駆動モータ85をOFFにし、棚板部材88を下端位置で停止させる。
続いて、S25において、CPU461は、再度ROM462から所定の第2パターンデータを読み出して、棚板部材88の下端での待ち時間である下停止時間T4をRAM463に記憶し、該下停止時間T4が経過するのを待つ(S25:NO)。即ち、CPU461は、棚板部材88上を左右方向に転動している遊技球Pが各貫通孔88A〜88Cのうちのいずれかにランダムに流入して、下側方向に落下するのを待つ。
例えば、図12乃至図14に示すように、棚板部材88は、下端位置で下停止時間T4の間停止すると共に、棚板部材88の上面部のうちの各貫通孔88A〜88Cが配置される前側側端縁部の上面部が最も低くなると共に略水平になるため、棚板部材88上の遊技球Pは、左右方向に転動しつつ該各貫通孔88A〜88Cが配置される前側側端縁部の上面部方向に転動して、左右方向中央部に位置する貫通孔88Aに流入し、始動口31方向に落下している。
また、棚板部材88の下停止時間T4が経過した場合には(S25:YES)、S26において、CPU461は、再度ROM462から所定の第2パターンデータを読み出して、該棚板部材88を上端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V2をRAM463に記憶し、該回転速度V2で駆動モータ85を上記所定方向と反対の方向に回転駆動して棚板部材88の上側方向への移動を開始する。
そしてまた、S27において、CPU461は、駆動モータ85に備えられるポテンションメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて、棚板部材88が上端位置まで移動するのを待つ(S27:NO)。
一方、棚板部材88が上端位置まで移動した場合には(S27:YES)、S28において、CPU461は、駆動モータ85をOFFにし、棚板部材88を上端位置で停止させる。
続いて、S29において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをOFFにし、即ち棚板フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
ここで、液晶表示器19は、表示装置本体として機能する。また、各揺動レバー82、回転軸83、各ギヤ84、86及び駆動モータ85は、移動手段を構成する。また、開閉部材77、入口ソレノイド78及びコイルバネ79は、開閉部材を構成する。また、貫通孔88Aは、排出部として機能する。また、検出センサ81は、検出手段として機能する。また、CPU461、ROM462及びRAM463は、第1制御手段及び第2制御手段を構成する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、特別図柄表示装置18のワープ入口75に流入した遊技球が上下方向に往復移動可能に配設される棚板部材88の上面に流出するため、下側方向に移動する棚板部材88上での遊技球の転動を楽しむことができ、ワープ入口75に流入した遊技球に対する遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。また、この棚板部材88が凹み部72内を下側方向に移動した場合には、上面部に乗っている遊技球が棚板部材88の各貫通孔88A〜88Cのいずれかにランダムに流入して下側方向に落下し、貫通孔88Aに流入した場合には、特別図柄表示装置18の下側に配設された始動口31に入賞する確率が高いため、液晶表示器19の変動図柄の変動開始に対する遊技者の期待感を高めることが可能となり、更に遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。また、下側方向に移動する棚板部材88上での遊技球の転動を確実に楽しむことができ、ワープ入口75に流入した遊技球に対する遊技者の興味をより強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。
また、検出センサ81で遊技球の通過を検出した場合には、開閉部材77によってワープ入口75が閉塞されるため、ワープ入口75に流入して棚板部材88上に流出する遊技球を1個程度にすることが可能となり、該棚板部材88上の遊技球の転動速度を維持することができ、遊技者は下側方向に移動する棚板部材88上での遊技球の転動をより楽しむことができる。
また、通常時には、棚板部材88は上端位置に移動されて停止されているため、遊技者は液晶表示器19に表示される変動図柄を容易に視認できると共に、棚板部材88上に遊技球が流出して転動している場合には、この棚板部材88が下側方向に移動されて、遊技球が始動口31の方向に落下可能となるため、斬新な遊技球の流下態様を提供することができる。
また、特別図柄表示装置18の凹み部72の下側側壁部74は、外側下方向に傾斜して設けられているため、この凹み部72内に転動落下した遊技球を遊技領域11へ確実に排出することができ、棚板部材88の下端位置への移動を確実に行うことが可能となる。
更に、液晶表示器19の前面側には、透明な保護カバー90が配設されているため、棚板部材88やこの棚板部材88上を転動する遊技球の液晶表示器19への衝突を防止し、液晶表示器19等の破損、故障を防ぐことができ、特別図柄表示装置18の信頼性の向上を図ることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記実施例では、ワープ入口75の閉塞時間T1(例えば、約10秒〜約50秒で、望ましくは約25秒である。)は、ワープ入口75の開放時間T2(例えば、約2秒〜約10秒で、望ましくは約5秒である。)よりも長くなるように設定しているが、この閉塞時間T1と開放時間T2とをほぼ同じ時間にしてもよい。例えば、閉塞時間T1と開放時間T2は、約3秒〜5秒でほぼ同じ時間にしてもよい。これにより、ワープ入口75に遊技球の流入する確率が高くなるため、遊技者の興趣をより増大させることができる。
(B)上記実施例では、棚板部材88が上下方向に往復移動後、閉塞時間T1(例えば、25秒である。)経過した後、ワープ入口75を開放するように設定しているが、棚板部材88が上下方向に往復移動後、最初にワープ入口75が開放されるまでの閉塞時間に限りこの閉塞時間T1よりも短い時間(例えば、約1秒〜5秒で、望ましくは3秒である。)になるように設定してもよい。これにより、ワープ入口75に遊技球が流入して棚板部材88が連続して往復移動する可能性が高くなるため、遊技者の興趣をより増大させることができる。
1 パチンコ機
17 周囲壁部
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
31 始動口
46 主基板
71 表示用開口部
72 凹み部
73 保護カバー部
75 ワープ入口
76 ワープ通路
77 開閉部材
78 入口ソレノイド
81 検出センサ
85 駆動モータ
88 棚板部材
88A〜88C 貫通孔
90 保護カバー
461、661 CPU
462、662 ROM
463、663 RAM

Claims (1)

  1. 遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記特別図柄表示装置の下側に配設される始動口と、を備え、前記始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄の変動が開始されるパチンコ機において、
    前記特別図柄表示装置は、表示部を有する表示装置本体と、
    前記遊技領域に開設された開口部に取り付けられて前記表示装置本体が背面部に配設される正面視略枠状の装飾部材と、
    上面部を遊技球が転動可能に形成されて前記装飾部材内の前記表示装置本体の前側を上下方向に往復移動可能に配設される板状の棚板部材と、
    前記棚板部材を上下方向に往復移動させる移動手段と、
    前記装飾部材に設けられて遊技球が流入可能なワープ入口と、
    前記ワープ入口に流入した遊技球を上端位置まで上側方向に移動された前記棚板部材の上面部の正面視左右方向両端部のうちの一方の端部に流出させるように流出口が設けられたワープ通路と、
    を備え、
    前記棚板部材は、側断面下側方向に突出する略湾曲状に形成され、
    前記棚板部材が移動手段により上下方向に移動する時、前記棚板部材の上面部は、前記棚板部材が下端位置まで下側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜し、前記棚板部材が上端位置まで上側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜して、
    前記棚板部材の前側方向前端部には、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜した状態において前記上面部に乗っている遊技球が前記始動口の方向に落下可能となる排出部が形成され、
    前記棚板部材の上面部における前記排出部の後方は、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜した状態において遊技球が正面視左右方向に転動可能に形成されることを特徴とするパチンコ機。
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