JP2010234086A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保護カバー部73の下側側壁面部及び凹み部72の上側側壁面部に対向するように該凹み部72の左右方向全幅に渡って棚板部材88が正面視水平に配設されている。また、この棚板部材88の両側面部には、一対の揺動レバー82の前側方向端縁部が固着されている。そして、駆動モータ85を時計方向又は反時計方向に回転駆動することによって、一対の揺動レバー82が上下方向に往復移動し、棚板部材88を上下方向に往復移動させることできる。また、ワープ入口75に流入した遊技球は、ワープ通路76を通って、上側方向の上端まで移動された棚板部材88の上面部に流出して転動する。
【選択図】図5
Description
例えば、遊技領域が形成された遊技盤に、表示状態が変化可能な変動表示装置を配設したパチンコ機において、前記変動表示装置は、表示部を有する表示装置本体と、前記表示装置本体の前面側に配設される前面構成部材と、から構成され、前記前面構成部材は、前記表示装置本体の表示部を前方に臨ませるための表示用開口部と、前記表示用開口部の周囲に形成される周囲壁部と、前記周囲壁部及び前記表示部を底部として前面開口した凹室を形成する包囲枠と、前記表示部での表示内容に関連した演出動作を行う可動演出装置と、遊技領域における当該前面構成部材の上方部を流下する遊技球が流入可能なワープ入口と、該ワープ入口より流入した遊技球を流下させるワープ通路と、該ワープ通路を流下した遊技球を前記表示部の下側に形成されたステージに流出させるワープ出口と、から構成されるワープ装置とを備え、前記可動演出装置は、前記周囲壁部の前側に配され、前記表示部での表示内容に関連して表示部方向に変位する演出動作を行う可動演出部材と、前記周囲壁部の裏面側に配され、前記可動演出部材を作動させるための電気的駆動源と、前記電気的駆動源からの駆動力を変換及び伝達して前記可動演出部材を変位動作させる駆動力伝達部材と、前記可動演出部材が前面に配される台座部と、を備え、前記台座部は中空状に形成され、その中空部内に前記駆動力伝達部材が収納され、前記ワープ通路を前記台座部の外側に沿って配設し、前記ワープ出口を該台座部の下側隣設位置に配設した構成のパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、上記従来のパチンコ機においては、ワープ入口に流入した遊技球は、ワ−プ通路を流下して表示部の下側に形成されたステージに流出するものであるため、ワープ入口に流入した遊技球は、このステージ上での遊技球の転動を楽しむだけのものであり、遊技者の興味を強く引きつけるものではなく、興趣を損なうという問題がある。また、通常遊技中においては、遊技者は可動演出部材の演出動作や表示部に表示される変動図柄の表示演出に注視しているため、台座部の外側に沿って配設されたワープ通路内の遊技球を注視することがなく、遊技者の興趣を高める効果が小さいという問題がある。
これにより、特別図柄表示装置のワープ入口に流入した遊技球を、表示装置本体の前側を上端位置まで移動させた棚板部材の上面部に流出させることによって、表示部に表示される変動図柄の表示演出に注視しながらも、下側方向に移動する棚板部材上での遊技球の転動を楽しむことができ、ワープ入口に流入した遊技球に対する遊技者の興味を強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。また、この棚板部材が表示部の前側を下端位置まで下側方向に移動された場合には、上面部に乗っている遊技球が棚板部材の排出部から特別図柄表示装置の下側に配設された始動口の方向に落下可能となるため、変動図柄の変動開始に対する遊技者の期待感を高めることが可能となり、遊技者の興味をより強く引きつけ、興趣を増大させることが可能となる。
図1乃至図3に示すように、本実施例に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52を介して払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に後述の特別図柄表示装置18が配設されている(図4、図5参照)。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる枠状の周囲壁部17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設されている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ31B(図6参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMに記憶されて変動確定回数として保留される。
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
図4及び図5に示すように、特別図柄表示装置18は、枠状の周囲壁部17の内周面から裏側方向に突出して底面部に液晶表示器19が取り付けられる表示用開口部71が開設された箱体状の凹み部72が形成されている。また、この周囲壁部17の上枠部分の左右方向全長に渡って前面側に突出して形成された保護カバー部73が設けられている。そして、この保護カバー部73には、左右方向中央部の上面部にワープ入口75が設けられている。また、この保護カバー部73内には、ワープ入口75に流入した遊技球を該保護カバー部73の左右端縁部の一方の内側側壁面部(本実施例では、保護カバー部73の正面視左側の内側側壁面部)から流出させるワープ通路76が設けられている。
また、このワープ入口75の入口端縁部には、該ワープ入口75を閉塞する開閉部材77が前後方向に移動可能に設けられている。また、この開閉部材77は、裏側端面部に接続される入口ソレノイド78及びコイルバネ79によって、通常時、即ち入口ソレノイド78がOFFの場合には、コイルバネ79によって前側方向に押し出されてワープ入口75を閉塞するように構成されている。一方、この開閉部材77は、入口ソレノイド78がONの場合には、コイルバネ79の付勢力に抗して裏側方向に移動してワープ入口75を開放し、遊技球がワープ入口75に流入可能になるように構成されている。
また、この開閉部材77の直下にはワープ入口75に流入した遊技球を検出する検出センサ81が配置されている。
また、保護カバー部73の下側側壁面部及び凹み部72の上側側壁面部に対向するように該凹み部72の左右方向全幅に渡って棚板部材88が正面視水平に配設されている。また、この棚板部材88の両側面部の裏側方向端縁部には、上記一対の揺動レバー82の前側方向端縁部が固着されている。これにより、駆動モータ85を時計方向又は反時計方向に回転駆動することによって、各隙間72A、72Bに沿って一対の揺動レバー82が上下方向に往復移動し、この棚板部材88を各隙間72A、72Bに沿って上下方向(図5中、矢印A方向)に往復移動させることできる。
また、液晶表示器19の前面部には、透明な保護カバー90が配設され、遊技球の衝突による液晶表示器19の損傷が防止されている。また、凹み部72の下側側壁部74は、外側下方向に傾斜して設けられているため、該凹み部72に転動落下した遊技球を確実に外側方向に転動落下させることができる。
図6に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)464には、始動口31への入賞を検出する始動口スイッチ31B、検出センサ81、開閉扉39を開閉する開閉扉ソレノイド39A、入口ソレノイド78、駆動モータ85、図示しない各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。そして、CPU461は、ROM462に格納される後述の制御プログラム等に基づいて開閉扉ソレノイド39A、入口ソレノイド78、駆動モータ85等の駆動制御を行う。
図7に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、棚板部材88が上端位置まで移動されているか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU461は、駆動モータ85に備えられたポテンショメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて棚板部材88の上下方向の位置を算出して、棚板部材88が上端位置まで移動されているか否かを判定する。
そして、棚板部材88が上端位置まで移動されていない場合には(S1:NO)、S2において、CPU461は、駆動モータ85に備えられたポテンショメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて該駆動モータ85を回転駆動して棚板部材88を上端位置まで移動し、停止させる。
一方、棚板部材88が上端位置に移動して停止している場合には(S1:YES)、CPU461は、駆動モータ85を回転駆動しないで、棚板部材88が上端位置に停止した状態を維持する。
そして、RAM463から読み出した棚板フラグがONでない場合には(S3:NO)、S4において、CPU461は、開閉部材77を所定パターンで前後方向に往復移動させる「開閉部材の開閉駆動処理」のサブ処理(図8参照)を実行後、当該処理を終了する。
一方、RAM463から読み出した棚板フラグがONの場合には(S3:YES)、S5において、CPU461は、棚板部材88を所定パターンで上下方向に往復移動させる「棚板部材の往復移動処理」のサブ処理(図9参照)を実行後、当該処理を終了する。
図8に示すように、先ず、S11において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞する。尚、起動時には、入口ソレノイド78はOFFになっている。
また、S12において、CPU41は、ROM462からワープ入口75の開閉パターンである所定の第1パターンデータを読み出して、該ワープ入口75の閉塞時間T1をRAM463に記憶し、該閉塞時間T1が経過するのを待つ(S12:NO)。
尚、この所定の第1パターンデータとして、ワープ入口75の閉塞時間T1(例えば、約10秒〜約50秒で、望ましくは約25秒である。)と、ワープ入口75の開放時間T2(例えば、約2秒〜約10秒で、望ましくは約5秒である。)とがROM462に予め記憶されている。
また、S14において、CPU41は、ROM462からワープ入口75の開閉パターンである所定の第1パターンデータを読み出して、該ワープ入口75の開放時間T2をRAM463に記憶し、ワープ入口75を開放してから該開放時間T2が経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、ワープ入口75を開放してから開放時間T2が経過していない場合には(S14:NO)、S15において、CPU461は、ワープ入口75に遊技球が流入したか否か、即ち、検出センサ81から遊技球の検出信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
一方、S15で検出センサ81から遊技球の検出信号が入力された場合には(S15:YES)、S16において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをONにし、即ち該棚板フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。
続いて、S17において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S14でワープ入口75を開放してから開放時間T2が経過した場合には(S14:YES)、S18において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをOFFにし、即ち該棚板フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶する。そして、S17において、CPU461は、入口ソレノイド78をOFFにしてコイルバネ79の付勢力により開閉部材77を前側方向に移動させ、ワープ入口75を該開閉部材77で閉塞後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図9に示すように、先ず、S21において、CPU461は、ROM462から棚板部材88の往復移動パターンである所定の第2パターンデータを読み出して、該棚板部材88の上端での待ち時間である上停止時間T3をRAM463に記憶し、該上停止時間T3が経過するのを待つ(S21:NO)。
例えば、図10及び図11に示すように、棚板部材88は、上端位置で上停止時間T3の間停止しているため、ワープ通路76から棚板部材88の上面部に流出した遊技球Pは、この棚板部材88上を左右方向に転動する。
尚、この所定の第2パターンデータとして、棚板部材88の上端位置での待ち時間を表す上停止時間T3(例えば、約2秒〜5秒で、望ましくは約3秒である。)と、棚板部材88を下端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V1(例えば、棚板部材88を上端位置から下端位置まで約4秒〜8秒、望ましくは約5秒で移動させる回転速度である。)と、棚板部材88の下端位置での待ち時間を表す下停止時間T4(例えば、約1秒〜5秒で、望ましくは約2秒である。)と、棚板部材88を上端位置まで移動させる駆動モータ85の回転速度V2(例えば、棚板部材88を下端位置から上端位置まで約4秒〜8秒、望ましくは約5秒で移動させる回転速度である。)とがROM462に予め記憶されている。
そしてまた、S23において、CPU461は、駆動モータ85に備えられるポテンションメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて、棚板部材88が下端位置まで移動するのを待つ(S23:NO)。
一方、棚板部材88が下端位置まで移動した場合には(S23:YES)、S24において、CPU461は、駆動モータ85をOFFにし、棚板部材88を下端位置で停止させる。
例えば、図12乃至図14に示すように、棚板部材88は、下端位置で下停止時間T4の間停止すると共に、棚板部材88の上面部のうちの各貫通孔88A〜88Cが配置される前側側端縁部の上面部が最も低くなると共に略水平になるため、棚板部材88上の遊技球Pは、左右方向に転動しつつ該各貫通孔88A〜88Cが配置される前側側端縁部の上面部方向に転動して、左右方向中央部に位置する貫通孔88Aに流入し、始動口31方向に落下している。
そしてまた、S27において、CPU461は、駆動モータ85に備えられるポテンションメータやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等の出力信号に基づいて、棚板部材88が上端位置まで移動するのを待つ(S27:NO)。
一方、棚板部材88が上端位置まで移動した場合には(S27:YES)、S28において、CPU461は、駆動モータ85をOFFにし、棚板部材88を上端位置で停止させる。
続いて、S29において、CPU461は、RAM463から棚板フラグを読み出し、該棚板フラグをOFFにし、即ち棚板フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
また、検出センサ81で遊技球の通過を検出した場合には、開閉部材77によってワープ入口75が閉塞されるため、ワープ入口75に流入して棚板部材88上に流出する遊技球を1個程度にすることが可能となり、該棚板部材88上の遊技球の転動速度を維持することができ、遊技者は下側方向に移動する棚板部材88上での遊技球の転動をより楽しむことができる。
また、通常時には、棚板部材88は上端位置に移動されて停止されているため、遊技者は液晶表示器19に表示される変動図柄を容易に視認できると共に、棚板部材88上に遊技球が流出して転動している場合には、この棚板部材88が下側方向に移動されて、遊技球が始動口31の方向に落下可能となるため、斬新な遊技球の流下態様を提供することができる。
また、特別図柄表示装置18の凹み部72の下側側壁部74は、外側下方向に傾斜して設けられているため、この凹み部72内に転動落下した遊技球を遊技領域11へ確実に排出することができ、棚板部材88の下端位置への移動を確実に行うことが可能となる。
更に、液晶表示器19の前面側には、透明な保護カバー90が配設されているため、棚板部材88やこの棚板部材88上を転動する遊技球の液晶表示器19への衝突を防止し、液晶表示器19等の破損、故障を防ぐことができ、特別図柄表示装置18の信頼性の向上を図ることができる。
17 周囲壁部
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
31 始動口
46 主基板
71 表示用開口部
72 凹み部
73 保護カバー部
75 ワープ入口
76 ワープ通路
77 開閉部材
78 入口ソレノイド
81 検出センサ
85 駆動モータ
88 棚板部材
88A〜88C 貫通孔
90 保護カバー
461、661 CPU
462、662 ROM
463、663 RAM
Claims (1)
- 遊技領域に配設されて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記特別図柄表示装置の下側に配設される始動口と、を備え、前記始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄の変動が開始されるパチンコ機において、
前記特別図柄表示装置は、表示部を有する表示装置本体と、
前記遊技領域に開設された開口部に取り付けられて前記表示装置本体が背面部に配設される正面視略枠状の装飾部材と、
上面部を遊技球が転動可能に形成されて前記装飾部材内の前記表示装置本体の前側を上下方向に往復移動可能に配設される板状の棚板部材と、
前記棚板部材を上下方向に往復移動させる移動手段と、
前記装飾部材に設けられて遊技球が流入可能なワープ入口と、
前記ワープ入口に流入した遊技球を上端位置まで上側方向に移動された前記棚板部材の上面部の正面視左右方向両端部のうちの一方の端部に流出させるように流出口が設けられたワープ通路と、
を備え、
前記棚板部材は、側断面下側方向に突出する略湾曲状に形成され、
前記棚板部材が移動手段により上下方向に移動する時、前記棚板部材の上面部は、前記棚板部材が下端位置まで下側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜し、前記棚板部材が上端位置まで上側方向に移動した場合、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜して、
前記棚板部材の前側方向前端部には、前記棚板部材の上面部が前側を低く後側を高く傾斜した状態において前記上面部に乗っている遊技球が前記始動口の方向に落下可能となる排出部が形成され、
前記棚板部材の上面部における前記排出部の後方は、前記棚板部材の上面部が前側を高く後側を低く傾斜した状態において遊技球が正面視左右方向に転動可能に形成されることを特徴とするパチンコ機。
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