JP2010233931A - 運動装置 - Google Patents

運動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010233931A
JP2010233931A JP2009087217A JP2009087217A JP2010233931A JP 2010233931 A JP2010233931 A JP 2010233931A JP 2009087217 A JP2009087217 A JP 2009087217A JP 2009087217 A JP2009087217 A JP 2009087217A JP 2010233931 A JP2010233931 A JP 2010233931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
posture
unit
user
exercise
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009087217A
Other languages
English (en)
Inventor
Bungo Imai
文吾 今井
Norio Nakano
紀夫 中野
Akihiro Michimori
章弘 道盛
Naoto Shirasawa
直人 白澤
Yoji Kawamoto
洋司 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2009087217A priority Critical patent/JP2010233931A/ja
Publication of JP2010233931A publication Critical patent/JP2010233931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】運動装置の魅力の向上を図りつつ、使用者に効果的な運動を行わせる運動装置を提供する。
【解決手段】あぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力を使用者の運動姿勢を表すための姿勢パラメータとして設定し、1プレイ中の使用者のあぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力を検出するあぶみ力センサ341,あぶみ角度センサ342,あおり力センサ343を設けた。また、姿勢検出部351は、これらのセンサ341〜343の出力に基づき、使用者の乗り方(運動姿勢)を示す前記各姿勢パラメータについてのパラメータ値を算出し、筋持久力点数算出部355は、各パラメータに対して筋持久力の点から点数化し、成績算出部357は、該点数に基づく成績を報知するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は、使用者に運動負荷を付与する運動装置の技術分野に属するものである。
近年、子供から老人まで利用できる手軽な運動器具として、モータを動力源として使用者が着座した座部を揺動させることで、前記使用者に乗馬を模した運動負荷を付与する運動装置が注目されている(例えば下記特許文献1参照)。この運動装置は、子供から老人まで利用できる手軽な運動器具として、当初のリハビリ目的の医療施設から一般家庭へと普及してきている。
また、下記特許文献2には、1モータとリンクとで、前後回転往復、左右回転動作を実現するようにしたバランス訓練装置が開示されている。また、特許文献3には、筋電図やモーションキャプチャ技術によって運動を分析し、運動目的に適した揺動を実現するようにした運動分析方法および運動補助装置が提案されている。
また、特許文献4には、被訓練者が乗っている揺動型の乗り物の動きと表示器に表示される画像とを連動させることで、訓練の動機付けを行う運動機能賦活方法および運動機能賦活装置であり、被訓練者の生理情報や加速度情報をセンシングする技術が開示されている。
特開2006−149468号公報 特開2001−286578号公報 特開平11−155836号公報 特開平10−127713号公報
この種の運動装置で効果的な運動を使用者に行わせるためには、座部の動き(例えば傾斜状態や揺動速度)に応じて適切な姿勢を使用者にとらせる必要があるが、使用者の実際の姿勢が適切な姿勢からずれていることが多々ある。このように使用者の実際の姿勢が適切な姿勢からずれていると、使用者の身体にかかる運動負荷が過大又は過小になる可能性があり、このとき、効果的・効率的な運動を使用者に行わせることができなくなる。
しかしながら、従来の運動装置は、使用者の運動姿勢の適否に関係無く、予め定められた揺動パターンで前記座部を揺動させるものであったため、効果的・効率的な運動を使用者に行わせることができなかった。
また、従来の運動装置は、使用者の運動姿勢の適否に関係無く、予め定められた揺動パターンで前記座部を揺動させるものであったため、使用者が該運動装置に比較的直ぐに飽きてしまい、当該運動装置の使用の継続性が保たれない場合がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、運動装置の魅力の向上を図りつつ、使用者に効果的な運動を行わせる運動装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、使用者が乗る可動部と、前記可動部を駆動して該可動部の姿勢を変化させることにより前記使用者に運動負荷を付与する駆動部と、使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータについての基準値を予め記憶する記憶部と、前記姿勢パラメータのパラメータ値を繰り返し検出する検出部と、前記検出部によりそれぞれ検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行う評価部と、前記評価部による評価結果を報知する報知部とを備える運動装置である。
この発明によれば、前記駆動部により前記可動部が駆動されると、該可動部は姿勢が変化する。これにより、該可動部に乗っている使用者に運動負荷が付与される。このように使用者に運動負荷が付与されているときの使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータのパラメータ値が繰り返し検出部により検出される。
そして、前記検出部によりパラメータ値が検出されると、前記評価部により、その検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較が逐次行われ、この比較に基づき、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価が行われる。そして、報知部により、前記評価部の評価結果が報知される。
これにより、使用者が、報知される評価結果を基に効果的な運動を行う努力をすることが期待できる。また、使用者に運動姿勢についての評価を受けることの楽しみを感じさせることができるから、予め定められた揺動パターンで前記可動部を揺動させる運動装置に比して、運動装置に対する使用者の使用意欲をできるだけ継続させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の運動装置において、前記姿勢パラメータは、複数種類設定されており、前記検出部は、前記各姿勢パラメータについてのパラメータ値をそれぞれ検出するものであり、前記記憶部は、前記可動部の姿勢の種別ごとに、前記各姿勢パラメータについての前記基準値を予め記憶するものであり、前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値と、該パラメータ値に係る姿勢パラメータと該パラメータ値の検出時における前記可動部の姿勢種別との組み合わせに対応する基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行うものである。
この発明によれば、前記姿勢パラメータが複数種類設定されている場合、姿勢パラメータの種類ごとに、検出されたパラメータ値と前記基準値との比較を行って、この比較に基づき、使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての最終的な評価を行うようにしたので、使用者は、自らの運動姿勢についての適否をより詳細に知ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記姿勢パラメータごとに、運動効果の大小に基づく複数のレベルが設定されており、前記基準値は、更に、前記レベルごとに設定されており、前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値が該当するレベルを前記記憶部の記憶内容に基づいて導き出し、該パラメータ値に対し、そのレベルに応じた点数を割り当て、この点数を使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価として算出するものである。
この発明によれば、使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を点数化するようにしたので、予め定められた揺動パターンで前記可動部を揺動させる運動装置に比して、使用者に運動姿勢についての評価を受けることの楽しみが増える分、運動装置に対する使用者の使用意欲をできるだけ継続させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の運動装置において、使用者の体格を入力するための体格入力部を更に備え、前記評価部は、前記体格入力部により入力された体格に応じて、前記基準値を変更するものである。
この発明によれば、前記体格入力部により入力された体格に応じて、前記基準値を変更するようにしたので、使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を体格に応じて適切に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の運動装置において、前記評価部は、前記可動部の姿勢の種別ごとに区分した筋持久力についての評価、前記各姿勢パラメータに関連する筋肉ごとに区分した筋持久力についての評価、及び、これらの評価を総合した総合評価のうち少なくとも1つを行うものである。
この発明によれば、使用者の運動姿勢につき種々の観点から評価を行うことが可能となり、使用者は、自らの運動姿勢に対して種々の観点から行われた評価を知ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の運動装置において、前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値が前記各レベルに相当する前記基準値を含む一定範囲を逸脱するとき、前記検出部により検出されたパラメータ値の大小に応じた前記基準値の変更を行うものである。
この発明によれば、想定範囲外の運動姿勢をとる使用者の運動姿勢に対しても適切な筋持久力についての評価を行うことが可能となる。
請求項7に記載の発明は、使用者が乗る可動部と、前記可動部を駆動して該可動部の姿勢を変化させることにより前記使用者に運動負荷を付与する駆動部と、使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータについての基準値を予め記憶する記憶部と、前記姿勢パラメータのパラメータ値を繰り返し検出する検出部と、前記検出部によりそれぞれ検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行う評価部と、前記評価部による評価が高いほど、使用者の筋肉にかかる負荷が大きくなるように前記駆動部の駆動態様を変化させる駆動制御部とを備える運動装置である。
この発明によれば、前記駆動部により前記可動部が駆動されると、該可動部は姿勢が変化する。これにより、該可動部に乗っている使用者に運動負荷が付与される。このように使用者に運動負荷が付与されているときの使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータのパラメータ値が繰り返し検出部により検出される。
そして、前記検出部によりパラメータ値が検出されると、前記評価部により、その検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較が逐次行われ、この比較に基づき、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価が行われる。そして、駆動制御部により、前記評価部による評価が高いほど、使用者の筋肉にかかる負荷が大きくなるように前記駆動部の駆動態様が変えられる。
これにより、使用者の筋持久力に対して大きく掛け離れた負荷を使用者に付与する状態が発生するのをできるだけ回避することができ、使用者の筋持久力に相応しい効率的な運動を使用者に行わせることができる。
また、使用者に運動姿勢についての評価を受けることの楽しみを感じさせることができるから、予め定められた揺動パターンで前記可動部を揺動させる運動装置に比して、運動装置に対する使用者の使用意欲をできるだけ継続させることが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の運動装置において、前記駆動制御部は、前記評価部による評価結果が高いほど、前記可動部が同一姿勢を維持する時間を長くするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の運動装置において、前記駆動制御部は、前記評価部による評価結果が高いほど、前記可動部の駆動速度を増大させるものである。
請求項8,9に記載の発明によれば、使用者の筋持久力に対してやや大きな負荷を与えるようにしたので、使用者により効率的な運動を行わせることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載の運動装置において、使用者が前記可動部に乗ったときに足を乗せるあぶみを更に備え、前記検出部は、前記あぶみにかかる力を前記姿勢パラメータとして計測する第1のセンサと、前記あぶみの角度を前記姿勢パラメータとして計測する第2のセンサと、使用者が内腿で前記可動部を挟み込む力を前記姿勢パラメータとして計測する第3のセンサとの少なくとも1つを含むものである。
この発明によれば、あぶみにかかる力、前記あぶみの角度及び使用者が内腿で前記可動部を挟み込む力のうち少なくとも1つを検出することができる。
本発明によれば、運動装置の魅力の向上を図りつつ、使用者に効果的な運動を行わせる運動装置を実現することができる。
本発明に係る運動装置の第1の実施形態を表す外観斜視図である。 運動装置の外観側面図である。 運動装置の内部構成を示す側面図である。 揺動機構を拡大して示す側面図である。 揺動機構の平面図である。 揺動機構の背面図である。 座部の動きを説明するための図である。 入力操作部の外観例を示す図である。 運動装置の電気的な構成を示すブロック図である。 座部の姿勢種別に応じた使用者の理想的な運動姿勢を示す図である。 座部の姿勢種別(前傾姿勢、水平姿勢及び後傾姿勢)ごとに設けられる閾値テーブルを示す図である。 体重値に応じた係数を設定したテーブルを示す図である。 座部の姿勢の種別ごとに、各姿勢パラメータ(あぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力)と各レベル値との組み合わせに対する点数が設定したテーブルを示す図である。 各姿勢パラメータのパラメータ値の記憶態様と成績の種別とを示す図である。 第1の実施形態に係る制御部の運動効率化処理に係るフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御部の運動効率化処理に係るフローチャートである。 第2の実施形態に係る運動装置の電気的な構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る制御部の運動効率化処理に係るフローチャートである。 第4の実施形態に係る制御部の運動効率化処理に係るフローチャートである。
以下、本発明に係る運動装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る運動装置の第1の実施形態を表す外観斜視図、図2は、該運動装置の側面図である。
図1、図2に示すように、運動装置1は、馬の背や鞍を模した形状で使用者が跨って着座可能な座部2と、この座部2を揺動運動させる揺動機構3と、電動モータ及びラック・ピニオン等により座部2を上昇位置Uと下降位置Dとに昇降させて前記座部2の高さを調節する昇降機構4と、前記座部2の左右位置の上ヒンジピン5に前後回動可能に吊下げられ、下端に使用者が足先を掛ける輪部を有するあぶみ6と、座部2の前部に前後揺動可能に設けた手綱7と、前記座部2及び揺動機構3を支える脚部8と、入力操作部31とを備えて構成されている。
図3は、運動装置1の内部構成を示す側面図、図4は、前記揺動機構3を拡大して示す側面図であり、図5はその平面図であり、図6はその背面図である。図3、図4及び図6において、該揺動機構3が揺動した状態を仮想線で示す。
座部2が取付けられる台座9は、左右を一対とする連結リンク10を介して可動架台11に前後に揺動可能に支持され、可動架台11はベース12に左右に揺動可能に支持されているとともに、台座9と可動架台11との間には駆動部13が収納されている。前記連結リンク10は、前リンク10aと、後リンク10bとから成る。前リンク10aの上端部は、台座9の前端部に設けた上軸ピン9aに軸着され、前リンク10aの下端部は可動架台11の側板14の前端部に設けた下軸ピン15aに軸着されている。また、後リンク10bの上端部は台座9の後端部に設けた上軸ピン9bに軸着され、後リンク10bの下端部は可動架台11の側板14の後端部に設けた下軸ピン15bに軸着されている。前後の各下軸ピン15a,15bは、連結リンク10を左右方向Yの軸線回りに回動可能に支持する左右軸15を構成しており、これによって、台座9は左右軸15回りに図4の矢印Mで示す前後方向に往復回転移動可能となっている。
前記ベース12の前後方向Xの両端部には、図4及び図6に示すように、軸支板16がそれぞれ立設され、可動架台11の前後方向Xの両端部には前記軸支板16と対向する連結板17がそれぞれ垂設され、軸支板16に対して連結板17が前後軸18によって回動可能に連結されている。前後軸18はベース12の中央部の前後2箇所に配置されて可動架台11を前後軸18回りに回動可能に支持するものであり、これによって台座9は前後軸18回りに図6の矢印Nで示す左右方向に回転往復移動可能となっている。
一方、駆動部13は、単体のモータ19と、モータ19の出力回転軸20の回転力を台座9の前後方向Xの往復直進移動、左右軸15回りの回転往復移動、前後軸18回りの回転往復移動にそれぞれ変換して、これら3動作を組み合わせて座部2を駆動可能とする2つの駆動部13a,13bとを備えている。本例のモータ19はベース12上に縦据え置きされ、出力回転軸20の突出方向は上向きとされる。
前記第1駆動部13aは、前後方向Xの往復直進移動および左右軸15回りの回転往復移動用であり、前記第2駆動部13bは、前後軸18回りの回転往復移動用である。第1駆動部13aは、図4及び図5で示すように、前記出力回転軸20にモータギア21及び第1ギア22を介して連結される第1シャフト23と、第1シャフト23の一端部に偏心して連結される偏心クランク24(図5参照)と、一端部が偏心クランク24に連結され、他端部が前リンク10aに設けた軸ピン10cに軸着されるアームリンク25とから成る。第1シャフト23の両端部は台座9側にそれぞれ回動可能に支持されており、偏心クランク24が第1シャフト23に対して偏心円運動を行うことによって、アームリンク25を介して前リンク10aが前後方向Xに往復移動し、これによって連結リンク10に連結されている台座9、すなわち座部2が図3及び図4の矢印Mで示す方向に揺動可能となっている。
また、図5及び図6で示すように、第2駆動部13bは、前記第1シャフト23の連動ギア26と第2ギア27を介して連結された第2シャフト28と、一端部が第2シャフト28の一端部に偏心して連結され、他端部がベース12に回動可能に連結される偏心ロッド29とを備えて構成される。第2シャフト28の両端部は台座9側に回動可能に支持されている。偏心ロッド29は、台座9の左側或いは右側のいずれか一方に配置され(図5及び図6では右側)、偏心ロッド29の上端部29aが図6に示す軸ピン60により第2シャフト28の一端部に対して偏心して連結され、偏心ロッド29の下端部29bはベース12に固定したL形連結金具30に対して軸ピン31により回動可能に連結されている。したがって、第2シャフト28の回転によって、偏心ロッド29の上端部が偏心円運動を行うことで、台座9、すなわち座部2が図6の矢印Nで示すように、前後軸18回りの回転往復移動可能となっている。
上記構成によれば、モータ19の一方向に突出する出力回転軸20が回転すると、モータギア21と第1ギア22との噛み合いによって第1シャフト23が回転すると同時に、第1シャフト23の連動ギア26と第2ギア27との噛み合いによって第2シャフト28が回転する。第1シャフト23が回転すると該第1シャフト23の一端部に連結された偏心クランク24が偏心円運動を行い、アームリンク25を介して前リンク10aが前側の左右軸15を中心に前後方向Xに回動する。このとき後リンク10bが協働して後側の左右軸15回りに回動することから、台座9、すなわち座部2は前後方向Xに往復移動および揺動する。一方、第2シャフト28の回転によって、偏心ロッド29の上端部が偏心円運動を行い、台座9、すなわち座部2は前後軸18回りに回転往復移動する。
このようにして、使用者が座部2に着座した状態で、座部2は図7に示す前後方向X、左右方向Y、上下方向Zへの運動、およびθX方向、θY方向、θZ方向の揺動を行うことから、身体のバランス機能や運動機能を訓練することができる。しかも、1個のモータ19を用いて3動作を行うことができるので、モータ19の数が減り、モータの制御が簡単になるとともに、低コスト化およびコンパクトを図ることができる。さらに、モータ19の出力回転軸20は一方向に突出していればよく、2方向に突出させる場合には横置きとなるのに対して、縦置きが可能となり、これによって該モータ19を含む揺動機構3全体の設置スペースを狭めてコンパクト化を図ることができ、揺動機構3を座部2内部に格納して、乗馬を模した狙い通りの動作を忠実に再現することが可能になる。
図8は、入力操作部31の外観例を示す図である。図8に示すように、入力操作部31は、幼児・小児等のいたずらや誤動作を防止するべく入力操作部31をロックする指示する入力を行うためのチャイルドロックボタン311、揺動機構3による揺動動作を開始する指示を入力したり停止する指示を入力したりするための切/入ボタン312、初心者や使い始めの使用者や体力に自身のない使用者が使用する初心者モードで動作する指示を入力するための初心者ボタン313を備える。
また、入力操作部31は、自動コースボタン群314、お好みボタン315、速度調節ボタン316、シート傾き調節ボタン317、シート高さ調節ボタン318、使用者情報入力ボタン群319及び表示部320を備える。
自動コースボタン群314は、「ソフト」ボタン、「ノーマル」ボタン、「パワフル」ボタン、「ウエスト」ボタン、「ヒップ」ボタン、「脚力」ボタン、「ストレッチ」ボタンを備えて構成されている。詳細には説明しないが、各ボタンには、揺動機構3の揺動態様(揺動速度やシートの角度等)が予め設定されたコースが対応付けられており、何れかのボタンが操作されると、運動装置1は、そのボタンに対応付けられたコースにおける揺動機構3の揺動態様で動作する。
お好みボタン315は、揺動機構3による揺動速度、シート前傾・後傾の角度を手動で設定するためのボタン、速度調節ボタン316は、揺動機構3による揺動速度を調節するためボタン、シート傾き調節ボタン317は、シートの前傾・後傾の角度を調節するためのボタン、シート高さ調節ボタン318は、座面の高さを調節するためのボタンである。使用者情報入力ボタン群319は、使用者の性別や身長等を入力するためのボタン群であり、そのうち「身体入力」ボタンを操作するたびに、入力項目の種別の切替え(例えば性別から身長への切替え)が行われ、また、「+」ボタン及び「−」ボタンにより、その切り替えられた入力項目についての値が増減される又は切替られる。
表示部320は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を備え、映像や使用者へのメッセージ(例えば揺動速度レベル、シート傾きレベル、残り時間、消費カロリー等)を表示する。なお、表示部320は、LCDに代えて例えばプラズマの表示装置でもよく、また、発光体としてのLEDや7セグメントLED(Light Emitting Diode)等を備えてもよい。
図9は、運動装置1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、図1〜図8に示す構成と同一の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、運動装置1は、揺動機構3と、昇降機構4と、入力操作部31と、音出力部32と、記憶部33と、センサ部34と、制御部35とを有し、前記各部は、例えば商用電源からの電力供給を受けて動作する。
音出力部32は、例えば電気信号(音信号)を音に変換するスピーカ等で構成されており、後述する使用者へのメッセージ等の音声を出力するものである。
記憶部33は、例えば不揮発性メモリやHDD等からなり、各種の情報を記憶するものである。記憶部33は、後述する閾値及び筋持久力点数を記憶する閾値記憶部331及び筋持久力点数記憶部332を備える。
センサ部34は、あぶみ力センサ341と、あぶみ角度センサ342と、あおり力センサ343とを有する。
あぶみ力センサ341は、座部2に着座した使用者の足裏が接する前記あぶみ6の力を計測するものである(図1参照)。あぶみ力センサ341の出力に基づき、使用者が、どの程度足部・脚部に力を入れて乗っているか否かを検出することができる。膝伸展筋力の強化が目的であれば、脚部に力を入れる姿勢がひとつの目安となる。
あぶみ角度センサ342は、前記あぶみ6の角度を計測するものである。あぶみの角度とは、図1に示すように、当該運動装置1の前後方向をX軸、鉛直方向をY軸とするとき、上ヒンジピン5の位置を通るXY平面上で該上ヒンジピン5の位置を揺動中心として揺動するあぶみ6の鉛直方向を基準とする揺動角度γである。あぶみ角度センサ342の出力に基づき、使用者が、前記座部2の傾斜に合わせてあぶみ6を上げたり下げたりしているかを検出することができる。腹筋群や背筋群の強化が目的であれば、あぶみ6の角度がひとつの目安となる。
あおり力センサ343は、図1、図2に示すように、座部2に着座した使用者の内股が接するあおり(矢印Pで示す部位)にかかる力を計測するものである。あおり力センサ343の出力に基づき、使用者が、内股にどの程度荷重をかけて乗っているのかを検出することができる。関節の内転・外転筋力の強化が目的であれば、内股に力を入れる姿勢がひとつの目安となる。
前記座部2が前傾姿勢の場合に、あぶみ力センサ341とあぶみ角度センサ342とを用いて前記あぶみ6にかかる力とあぶみ6の角度とを計測することで、使用者の姿勢が座部2の前傾姿勢にあわせた効果的な姿勢となっているか否かを検出することができる。前記座部2が前傾姿勢の場合に効果的な姿勢として推奨される姿勢は、図10(a)に示すように、あぶみ6を前に押し出すような姿勢である。
前記座部2が水平姿勢及び後傾姿勢の場合に、あぶみ角度センサ342とあおり力センサ343とを用いて前記あぶみ6の角度と前記あおりにかかる力とを計測することで、使用者の姿勢が座部2の水平姿勢及び後傾姿勢にあわせた効果的な姿勢となっているか否かを検出することができる。
前記座部2が水平姿勢の場合に効果的な姿勢として推奨される姿勢は、図10(b)に示すように、太腿を軽く内側に締め、あぶみ6を垂直におろす姿勢であり、前記座部2が後傾姿勢の場合に効果的な姿勢として推奨される姿勢は、図10(c)に示すように、太腿をしっかり締め、あぶみ6を後ろに引く姿勢である。
図9に戻り、制御部35は、図略のCPU(Central Processing Unit:中央演算処理部)と、そのCPUの動作を規定するプログラムを格納するROM(Read Only Memory)やデータを一時的に保管する機能や作業領域としての機能を有するRAM(Random Access Memory)等を備えて構成されたマイクロコンピュータを有してなり、当該運動装置1の全体制御を司るものである。
また、本実施形態に係る制御部35は、姿勢検出部351と、閾値設定部352と、レベル判定部353と、判定結果報知部354と、筋持久力点数算出部355と、筋持久力点数記憶部356と、成績算出部357と、成績報知部358としての機能を有する。
姿勢検出部351は、センサ部34(本実施形態ではあぶみ力センサ341、あぶみ角度センサ342及びあおり力センサ343)の出力に基づいて、使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータのパラメータ値を検出するものである。使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータとして、本実施形態では、あぶみ力センサ341により検出されるあぶみ踏み込み力、あぶみ角度センサ342により検出されるあぶみ角度、及び、あおり力センサ343により検出されるあおり挟力を想定しており、姿勢検出部351は、センサ部34の出力に基づいて、あぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力を検出する。
閾値設定部352は、当該運動装置1によるプレイが開始されると、その開始後の予め定められた一定期間における使用者の運動姿勢を示す、前記姿勢パラメータのパラメータ値に係る出力を前記センサ部34から得て、この出力から導き出されるパラメータ値に基づいて、例えば図11(a)〜(c)に示すような閾値テーブルを設定する。
本実施形態では、1プレイを複数の期間に分割し、その分割期間ごとに、当該分割期間における使用者の運動姿勢を筋肉の持久力(以下、筋持久力という)の点から評価を行うようになっており、前記閾値テーブルは、この評価を行う際に用いる閾値(前記基準値に相当)のテーブルである。
図11(a)〜(c)に示すように、閾値テーブルは、座部2の姿勢種別(前傾姿勢、水平姿勢及び後傾姿勢)ごとに設けられる。また、各閾値テーブルにおいては、当該閾値テーブルに対応する座部2の姿勢種別において評価項目として設定された姿勢パラメータごとに閾値が設定される。さらに、本実施形態では、前記姿勢パラメータごとに、運動効果の程度に応じた複数のレベル(段階)が設定されており、レベルごとに閾値が設定されるようになっている。
例えば、図11(a)に示すように、座部2の姿勢種別が前傾姿勢のときの評価項目として設定された姿勢パラメータとして、あぶみ踏込み力とあぶみ角度とが想定されており、あぶみ踏込み力とあぶみ角度とのそれぞれに例えば3つのレベル(レベル1〜3)が設定される。なお、ここでは、運動効果の高いものから、レベル3,レベル2,レベル1と設定されるものとする。
そして、プレイ開始後の前記一定期間において検出した前記姿勢パラメータについてのパラメータ値に基づき、例えば、あぶみ踏込み力のレベル1,2,3に対し「8(kgf)」,「14(kgf)」「18(kgf)」の閾値が設定され、あぶみ角度のレベル1,2,3に対し「15(deg)」,「25(deg)」,「35(deg)」の各閾値が閾値設定部352によりそれぞれ設定される。このように閾値設定部352により設定された閾値テーブルは、前記閾値記憶部331に格納される。
レベル判定部353は、閾値設定部352により前記閾値テーブルが設定されると、当該プレイが終了するまで、前記分割時間ごとに、センサ部34の出力から導き出される各姿勢パラメータの各パラメータ値を姿勢パラメータ別に平均化する。
そして、レベル判定部353は、該平均値に対応するレベルを判断する。例えば座部2が前傾姿勢のときの或る分割期間に得られたあぶみ踏込み力及びあぶみ角度のパラメータ値の平均値が、それぞれ14(kgf),25(deg)であったものとすると、レベル判定部353は、当該分割期間についてのレベル値は、図11(a)に示す閾値テーブルに基づきレベル2であると判定する。なお、図11(a)〜(c)において、あぶみ角度に設定された閾値は、鉛直方向を基準として前方向を+(プラス)、後方向を−(マイナス)として表している。
判定結果報知部354は、前記レベル判定部353により各分割期間についてのレベル値が算出されるたびに、そのレベル値(判定結果)を、前記音出力部32や表示部320に聴覚的・視覚的な出力を行わせるものである。
筋持久力点数算出部355は、前記レベル判定部353により逐次導き出される各分割期間についてのレベル値に対して点数を算出するものである。本実施形態では、図13(a)〜(c)に示すように、座部2の姿勢種別ごとに、各姿勢パラメータ(あぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力)と各レベル値との組み合わせに対する点数が予め設定されており、前記筋持久力点数記憶部332には、この設定内容がテーブル形式で格納されている。
すなわち、前記筋持久力点数記憶部332は、座部2の前傾姿勢に対し、図13(a)に示すように、あぶみ踏み込み力及びあぶみ角度の各姿勢パラメータと各レベル値との組み合わせに対してそれぞれ予め設定された点数を示す点数テーブルを記憶し、また、座部2の水平姿勢及び後傾姿勢に対し、図13(b),(c)に示すように、あぶみ角度及びあおり挟力の各姿勢パラメータと各レベル値との組み合わせに対してそれぞれ予め設定された点数を示す点数テーブルを記憶している。
筋持久力点数算出部355は、前記レベル判定部353によりレベル値が導き出されると、前記筋持久力点数記憶部332により記憶された前記点数テーブルを用いて、前記レベル値と該レベル値が導き出された分割期間に相当する座部2の姿勢種別とに対応する点数を算出する。例えば、座部2が前傾姿勢をとっているときに、前記レベル判定部353によりレベル値が「レベル2」であると導き出された場合には、筋持久力点数算出部355は、図13(a)に示す点数テーブルから、あぶみ踏み込み力については「1」点、あぶみ角度については「1」点と算出する。
筋持久力点数記憶部356は、前記筋持久力点数算出部355により算出された点数を記憶するものである。筋持久力点数記憶部356は、図14に示すように、前記筋持久力点数算出部355によりそれぞれ算出された各回の点数を、座部2の姿勢種別(前傾姿勢、水平姿勢及び後傾姿勢)で区分し、且つ、姿勢パラメータごとに区分して記憶する。なお、図14に示すPa1,・・・,PaN,Pb1,・・・,PbN,Pc1,・・・,PcNは、各回の点数を示す。
成績算出部357は、当該プレイ中において筋持久力点数算出部355により逐次算出された(前記筋持久力点数記憶部356に逐次記憶された)点数を用いて、当該プレイでの使用者の乗り方(運動姿勢)に対する成績を算出するものである。
使用者の乗り方についての成績として、本実施形態では、例えば図14に示すように、1プレイ中において筋持久力点数算出部355により逐次算出された各点数の総合計に係る総合成績と、座部2の姿勢種別(前傾姿勢、水平姿勢及び後傾姿勢)ごとにそれぞれ累計した点数に係る傾斜態様別成績と、鍛えられる筋肉の種別(脚部筋群、腹筋群、背筋群及び内転・外転筋群)ごとにそれぞれ累計した点数に係る筋肉別成績とが想定されている。
総合成績は、1プレイ中において筋持久力点数算出部355により逐次算出された各点数の総合計そのものでもよいし、或いは、1プレイ中常に最も効果的な運動を行ったものと仮定した場合に得られる点数の総合計(最大獲得点数)に対する実際の合計点数の割合でもよい。
傾斜態様別成績は、座部2の姿勢種別(前傾姿勢、水平姿勢及び後傾姿勢)ごとにそれぞれ累計した点数そのものでもよいし、座部2の各姿勢において、1プレイ中常に最も効果的な運動を行ったものと仮定した場合に得られる点数の合計(姿勢別最大獲得点数)に対する、当該姿勢種別における実際の合計点数の割合でもよい。
筋肉別成績は、前記姿勢パラメータごとの点数により算出される。すなわち、前述したように、あぶみ踏み込み力の大小が脚部筋群をどの程度使ったかの目安となることから、成績算出部357は、1プレイ中にあぶみ踏み込み力について算出された点数の合計を脚部筋群についての成績として算出する。
同様に、あぶみ角度の大小が腹筋群や背筋群をどの程度使ったかの目安となることから、成績算出部357は、1プレイ中にあぶみ角度についての合計点数を腹筋群及び背筋群についての成績として算出し、また、あおり挟力の大小が関節の内転・外転筋力をどの程度使ったかの目安となることから、成績算出部357は、1プレイ中にあおり挟力について算出された点数の合計を脚部筋群についての成績として算出する。
なお、ここでは、筋肉別成績として姿勢パラメータ別にそれぞれ累計した点数としたが、これに限らず、各姿勢パラメータにおいて、1プレイ中に当該姿勢パラメータについて算出された点数の合計に対する、当該姿勢パラメータにおける実際の合計点数の割合でもよい。
成績報知部358は、前記成績算出部357により算出された成績を前記音出力部32や表示部320に聴覚的・視覚的に出力させるものである。
図15は、制御部35による運動効率化処理を示すフローチャートである。
図15に示すように、切/入ボタン312が押圧されると(ステップ♯1でYES)、制御部35は、乗り方を報知(アナウンス)して(ステップ♯2)、座部2の駆動を開始する。姿勢検出部351は、前記予め定められた一定期間における前記各センサの出力から、使用者の運動姿勢を示す各姿勢パラメータについてのパラメータ値を算出し、姿勢パラメータ毎のパラメータ値をそれぞれ平均し、この平均値を使用者の運動姿勢として検出する(ステップ♯3)。そして、閾値設定部352は、前記姿勢検出部351により検出された運動姿勢に基づき閾値(閾値テーブル)を設定する(ステップ♯4)。
姿勢検出部351は、再度、座部2に乗る使用者の運動姿勢を検出し(ステップ♯5)、レベル判定部353は、この検出した運動姿勢とステップ♯4で設定した閾値とに基づき、該運動姿勢に対応する各姿勢パラメータのパラメータ値についてのレベルを判断し(ステップ♯6)、判定結果報知部354は、レベル判定部353により判定されたレベル値を報知し(ステップ♯7)、また、筋持久力点数算出部355は、当該運動姿勢を検出した分割期間に対応する座部2の姿勢についての点数テーブルに基づき、当該分割期間における使用者の運動姿勢(パラメータ値)に対する点数を設定し、該点数を筋持久力点数記憶部356に格納する(ステップ♯8)。
制御部35は、プレイ終了タイミングに達したか否かを判断し(ステップ♯9)、達していない場合には(ステップ♯9でNO)、ステップ♯3〜♯9の処理を再度実行する一方、達した場合には(ステップ♯9でYES)、成績算出部357は、当該プレイにおける使用者の乗り方(運動姿勢)についての成績を算出し(ステップ♯10)、成績報知部358は、該成績を報知する(ステップ♯11)。
以上のように、本実施形態では、あぶみ踏み込み力、あぶみ角度及びあおり挟力を使用者の運動姿勢を表すための姿勢パラメータとして設定し、1プレイ中の使用者の乗り方(運動姿勢)を示す前記各姿勢パラメータについてのパラメータ値に対し、分割期間ごとに筋持久力の点から点数化し、該点数に基づく成績を報知するようにしたので、使用者が報知される成績を基に効果的な運動を行う努力をすることが期待できる。したがって、より効果的なトレーニングを使用者に促す運動装置を実現することができる。
また、使用者に運動姿勢についての評価を受けることの楽しみを感じさせることができる。したがって、予め定められた揺動パターンで前記座部2を揺動させる運動装置に比して、使用意欲が継続される運動装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
前記第1の実施形態では、筋持久力の評価を行うべく前記各姿勢パラメータのパラメータ値について3つのレベルを設定したものを一例として挙げたが、筋持久力には個人差があり、前記レベルのうち最も低いレベルの閾値さえクリアできない使用者もいれば、或いは最も高いレベルを簡単にクリアする使用者もおり、使用者によっては、予め設定されたレベルでは飽きが生じる可能性がある。
また、前記第1の実施形態では、レベルに対して点数を割り当てているので、予め設定されたレベルの数がそれほど多くない場合は、筋持久力が大幅に向上しない限り、獲得できる点数がなかなか増えない(報知される成績が伸びない)。そのため、筋持久力がどの程度向上したのかを短いインターバルで実感することが難しい場合もある。
そこで、本実施形態では、現時点における使用者の運動姿勢の良否に応じて閾値を自動的に変更(再設定)する機能を搭載している。図16は、本実施形態における制御部35の運動効率化処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、切/入ボタン312が押圧されると(ステップ♯21でYES)、制御部35は、乗り方を報知(アナウンス)して(ステップ♯22)、座部2の駆動を開始する。姿勢検出部351は、前記予め定められた一定期間における前記各センサの出力から、使用者の運動姿勢を示す各姿勢パラメータについてのパラメータ値を算出し、姿勢パラメータ毎のパラメータ値をそれぞれ平均し、この平均値を使用者の運動姿勢として検出する(ステップ♯23)。そして、閾値設定部352は、前記姿勢検出部351により検出された運動姿勢に基づき閾値(閾値テーブル)を設定する(ステップ♯24)。
姿勢検出部351は、再度、座部2に乗る使用者の運動姿勢を検出し(ステップ♯25)、レベル判定部353は、この検出した運動姿勢とステップ♯24で設定した閾値とに基づき、該運動姿勢に対応する各姿勢パラメータのパラメータ値についてのレベルを判断し(ステップ♯26)、判定結果報知部354は、レベル判定部353により判定されたレベルが、レベル1に達していない、若しくはレベル3を超過しているという条件を満たすか否かを判断する(ステップ♯27)。
その結果、前記条件を満たす場合には(ステップ♯27でYES)、判定結果報知部354は、使用者の筋持久力のレベルがレベル1に達していない若しくはレベル3を超過している旨を報知した後(ステップ♯28)、ステップ♯24で設定した閾値を設定し直す旨を報知し(ステップ♯29)、閾値設定部352は、ステップ♯24で設定した閾値を設定し直す(ステップ♯30)。
ここで、閾値の再設定方法としては、レベル判定部353により導き出されたレベルが予め設定されたレベルの中で最高のレベル(ここではレベル3)を超過しているような場合には、例えば、ステップ♯24で設定した閾値に、1より大きい係数(例えば1.1など)を乗算した乗算値を新たな閾値とする方法が一例として想定される。このように、前記閾値を現時点における使用者の運動姿勢のレベルより少し上の目標値に再設定することで、使用者は現状の筋持久力に対してやや大きな負荷を目指すという効率的な運動を行うこととなる。
一方、レベル判定部353により導き出されたレベルが予め設定されたレベルの中で最低のレベル(ここではレベル1)に達していない場合には、例えば、ステップ♯24で設定した閾値に、1より小さい係数(例えば0.9など)を乗算した乗算値を新たな閾値とする方法が一例として想定される。
このように、前記閾値を現時点における使用者の運動姿勢のレベルに近い目標値に再設定することで、使用者は現状の筋持久力に相応しい負荷で運動を行うこととなる。
ステップ♯27において、前記条件を満たさない場合、すなわち、レベル判定部353により導き出されたレベルがレベル1〜3のいずれかに該当する場合には(ステップ♯27でNO)、前記第1の実施形態と同様、判定結果報知部354は、レベル判定部353により導き出されたレベルを報知し(ステップ♯32)、ステップ♯31に進む。
ステップ♯30又は♯32の処理後、制御部35は、プレイ終了タイミングに達したか否かを判断し(ステップ♯31)、前記プレイ終了タイミングに達していない場合には(ステップ♯31でNO)、ステップ♯25に戻る一方、プレイ終了タイミングに達した場合には(ステップ♯31でYES)、一連の処理を終了する。
このように、使用者の運動姿勢のレベルが想定レベルを逸脱している場合には、その運動姿勢の良否の程度に応じて前記レベルを決定する閾値を変更するようにしたので、使用者の筋持久力に合わせた効率的な運動を使用者に行わせることができる。
なお、ここでは、ステップ♯23や♯25において1つの分割期間の平均値に基づいて閾値を決定するようにしたが、これに限らず、複数の分割期間でそれぞれ算出された各平均値を用いて閾値を決定するようにしてもよいし、或いは、前記各センサの出力変化の推移を利用して閾値を決定するようにしてもよい。
また、ここでは、前記閾値の再設定を自動的に行うようにしたが、これに限らず、例えば、前記閾値を変更するための係数の値を増減する入力を行うためのボタン等(図示せず)を入力操作部31に設置し、この入力操作部31に対する使用者の操作に応じて前記係数の値が増減されるようにしてもよい。
(第3の実施形態)
前記第1及び第2の実施形態では、使用者の運動姿勢についての成績を報知するようにしたが、本実施形態では、この報知処理に代えて、検出した使用者の運動姿勢に基づき、より効果的な運動が行えるような座部2の揺動制御を行うものである。
図17は、運動装置1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、図1〜図8に示す構成と同一の構成については同一の番号を付し、その説明を省略する。
本実施形態は、制御部35が前記第1及び第2の実施形態における筋持久力点数算出部355、筋持久力点数記憶部356、成績算出部357及び成績報知部358に代えて、駆動制御部359を備える点と、記憶部33が筋持久力点数記憶部332を有していない点とが前記第1及び第2の実施形態と相違する。それ以外の点については略同様であり、その説明は省略する。
運動装置1においては、座部2が同一の傾斜角度であってもその姿勢維持時間に応じて筋肉に与える負荷を変化させることができる。本実施形態では、この点を利用し、使用者が予め定められた運動姿勢を予め定めた目標時間継続してとれていない状況では、座部2の姿勢維持時間を短縮し、予め定めた目標の姿勢維持時間をクリアすると、座部2の姿勢維持時間を延長していくようにすることで、使用者が効率的な運動を行えると考えられる、各使用者の筋持久力よりやや大きな負荷を与えることができる。
具体的には、座部2の各姿勢について、それぞれデフォルトの姿勢維持時間(例えば1分)が予め定められている。そして、駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がそれぞれ予め定められた閾値以上となる状態が前記姿勢維持時間に達したか否かを判断し、達していない場合には、前記姿勢維持時間を所定時間(例えば15秒)だけ短縮する。そして、駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がそれぞれ予め定められた閾値以上となる状態が新たに設定された姿勢維持時間に達したか否かを判断し、達していない場合には、前記姿勢維持時間を再度所定時間(例えば15秒)だけ短縮する。駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が更新後の姿勢維持時間に達するまで、予め定められた最短の姿勢維持時間(例えば15秒)を下限として、前記姿勢維持時間の短縮処理を繰り返し行う。
前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が前記姿勢維持時間に達すると、前記姿勢維持時間を所定時間(例えば15秒)だけ延長する。駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がそれぞれ予め定められた閾値以上となる状態が更新後の姿勢維持時間に達したか否かを判断し、達している場合、前記姿勢維持時間を再度所定時間(例えば15秒)だけ延長する。駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が更新後の姿勢維持時間に達する場合は、予め定められた最長の姿勢維持時間(例えば2分)を上限として、前記姿勢維持時間の延長処理を繰り返し行う。
図18は、本実施形態における制御部35の運動効率化処理に係るフローチャートである。なお、本実施形態では、前記閾値は予め設定され前記閾値記憶部331に記憶されているものとする。
図18に示すように、切/入ボタン312が押圧されると(ステップ♯41でYES)、制御部35は、乗り方を報知(アナウンス)して(ステップ♯42)、座部2の駆動を開始する。姿勢検出部351は、座部2に乗る使用者の運動姿勢を検出する(ステップ♯43)。
そして、駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がいずれも予め定められた閾値以上となっている時間がデフォルトの姿勢維持時間(例えば1分)に達したか否かを判断し(ステップ♯44)、達していない場合には(ステップ♯44でNO)、判定結果報知部354は、その判定結果を報知した後(ステップ♯49)、姿勢維持時間を再設定(短縮)する旨の報知を行い(ステップ♯50)、駆動制御部359は、姿勢維持時間を所定時間だけ短縮する(ステップ♯51)。
一方、駆動制御部359が、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がいずれも予め定められた閾値以上となっている時間がデフォルトの姿勢維持時間に達したものと判断すると(ステップ♯44でYES)、判定結果報知部354は、その判定結果を報知した後(ステップ♯45)、姿勢維持時間を再設定(延長)する旨の報知を行い(ステップ♯46)、駆動制御部359は、姿勢維持時間を所定時間だけ延長する(ステップ♯47)。
ステップ♯47又は♯51の処理後、制御部35は、プレイ終了タイミングに達したか否かを判断し(ステップ♯48)、前記プレイ終了タイミングに達していない場合には(ステップ♯48でNO)、ステップ♯43に戻り、ステップ♯43〜♯51の処理を再度実行する一方、前記プレイ終了タイミングに達した場合には(ステップ♯48でYES)、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態においては、使用者の筋持久力に合わせて座部2の姿勢維持時間を変更するようにしたので、仮に予め設定された座部2の揺動態様で揺動させた場合に、使用者に過度な負荷を与えることとなったり、使用者に与える負荷が過小となったりするのを回避することができ、使用者にできるだけ飽きさせることなく、使用者にあった効果的な運動を使用者に行わせることができる。
なお、ここでは、姿勢維持時間を無限に増やすようにすると、使用者の身体に過負荷となる状況が発生し得ることから、姿勢維持時間の上限を一定値としたが、使用者の好みに合わせて姿勢維持時間の上限を設定できるようにすると、運動装置1の使用意欲をさらに増大することができる。
(第4の実施形態)
前記第3の実施形態では、使用者の現在の筋持久力に応じて姿勢維持時間を変更するようにしたが、本実施形態では、使用者の現在の筋持久力に応じて座部2の揺動速度を変更するようにしている。
運動装置1は,座部2が同一の姿勢をとる場合であってもその駆動速度に応じて筋肉に与える負荷を変化させることができる。本実施形態では、この点を利用し、座部2の駆動速度の大きさに複数の段階を設け、所定の運動姿勢が所定の目標時間だけ継続してとられていない状況では、座部2の駆動速度を現在の駆動速度から1段階下げ、前記目標時間をクリアすると、座部2の駆動速度を現在の駆動速度から1段階上げることで、各使用者の筋持久力よりやや大きな負荷を与えることができる。
具体的には、プレイ開始当初の座部2の駆動速度が予め定められている。そして、駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が前記目標時間継続したか否かを判断し、達していない場合には、前記座部2の駆動速度を1段階下げる。そして、駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がそれぞれ予め定められた閾値以上となる状態が前記所定の目標時間継続したか否かを判断し、達していない場合には、前記座部2の駆動速度を1段階下げる。駆動制御部359は、前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が前記所定の目標時間に継続するまで、前記座部2の駆動速度を低下する処理を繰り返し行う。
前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が前記所定の目標時間継続すると、前記座部2の駆動速度を1段階上げる。駆動制御部359は、この駆動速度の状態で、前記各姿勢パラメータのパラメータ値がそれぞれ予め定められた閾値以上となる状態が前記所定の目標時間継続したか否かを判断し、継続した場合、前記座部2の駆動速度を更に1段階上げる。駆動制御部359は、更新後の駆動速度の状態で、前記各姿勢パラメータのパラメータ値が予め定められた閾値以上となる状態が前記所定の目標時間継続している場合は、前記座部2の駆動速度を増大する処理を繰り返し行う。
図19は、本実施形態における制御部35の運動効率化処理に係るフローチャートである。なお、本実施形態では、前記閾値は予め設定され前記閾値記憶部331に記憶されているものとする。
図19に示すように、切/入ボタン312が押圧されると(ステップ♯61でYES)、制御部35は、乗り方を報知(アナウンス)して(ステップ♯62)、座部2の駆動を開始する。姿勢検出部351は、座部2に乗る使用者の運動姿勢を検出する(ステップ♯63)。
そして、駆動制御部359は、各姿勢パラメータのパラメータ値がいずれも予め定められた閾値以上となっている時間が所定の目標時間(例えば1分)に達したか否かを判断し(ステップ♯64)、達していない場合には(ステップ♯64でNO)、判定結果報知部354は、その判定結果を報知した後(ステップ♯69)、座部2の駆動速度を再設定(低下)する旨の報知を行い(ステップ♯70)、駆動制御部359は、座部2の駆動速度を1段階低下させる(ステップ♯71)。
一方、ステップ♯64において、駆動制御部359が、各センサの出力がいずれも予め定められた閾値以上となっている時間が前記所定の目標時間に達したものと判断すると(ステップ♯64でYES)、判定結果報知部354は、その判定結果を報知した後(ステップ♯65)、座部2の駆動時間を再設定(増大)する旨の報知を行い(ステップ♯66)、駆動制御部359は、座部2の駆動速度を1段階増大する(ステップ♯67)。
ステップ♯67又は♯71の処理後、制御部35は、前記プレイ終了タイミングに達したか否かを判断し(ステップ♯68)、前記プレイ終了タイミングに達していない場合には(ステップ♯68でNO)、ステップ♯63に戻り、ステップ♯63〜♯71の処理を再度実行する一方、前記プレイ終了タイミングに達した場合には(ステップ♯68でYES)、一連の処理を終了する。
このように、本実施形態においては、使用者の筋持久力に合わせて座部2の駆動速度を変更するようにしたので、仮に予め設定された座部2の揺動態様で揺動させた場合に、使用者に過度な負荷を与えることとなったり、使用者に与える負荷が過小となったりするのを回避することができ、使用者にできるだけ飽きさせることなく、使用者にあった効果的な運動を使用者に行わせることができる。
なお、使用者の好みに合わせて座部2の駆動速度の上限や下限を設定できるようにすると、運動装置1の使用意欲をさらに増大することができる。
本件は、前記実施形態に代えて又は前記実施形態に加えて、次の様な形態も含むものである。
(1)前記各実施形態においては、前記各閾値を使用者の体重に応じて調整しなかったが、特にあぶみ踏み込み力やあおり挟力については、使用者の体重に影響を受けるものであるため、前記各閾値を使用者の体重に応じて調整するようにするとよい。
ここで、使用者の体重は、前記入力操作部31により使用者が入力できるようにしてもよいし、例えば使用者2が座部2に乗るなどしたときに該使用者の体重を測定する図略の体重測定部を運動装置1に搭載するようにしてもよい。後者の場合には、使用者が自分の体重を入力する手間を省くことができる。
前記閾値の調整方法としては、例えば、図12に示すように、当該運動装置1を利用するものと想定される使用者の体重範囲(図12では40(kg)〜120(kg))を複数の分割範囲に分割され、各分割範囲に対してそれぞれ当該範囲の体重値に応じた係数が予め設定されたテーブルが係数記憶部333(図1参照)に予め格納されている。
そして、閾値設定部352は、使用者の体重情報を取得すると、閾値記憶部331に記憶されている各閾値に対し、その体重に対応付けられた係数(体重が例えば55(kg)の場合には係数「0.8」)を前記係数記憶部333から導き出し、該係数を前記各閾値に乗算した乗算値を当該使用者に適用する新たな閾値として算出する。
このような構成により、使用者の体格を考慮した評価や座部2の駆動制御を行うことができる。
(2)本件は、前記の形態に限定されるものではなく、使用者が起立する基台を揺動させることで、例えばサーフィンを模した運動を使用者に行わせるものなどの運動装置も想定範囲である。
1 運度装置
2 座部
6 あぶみ
31 入力操作部
32 音出力部
33 記憶部
331 閾値記憶部
332 筋持久力点数記憶部
333 係数記憶部
34 センサ部
341 あぶみ力センサ
342 あぶみ角度センサ
343 あおり力センサ
35 制御部
351 姿勢検出部
352 閾値設定部
353 レベル判定部
354 判定結果報知部
355 筋持久力点数算出部
356 筋持久力点数記憶部
357 成績算出部
358 成績報知部
359 駆動制御部

Claims (10)

  1. 使用者が乗る可動部と、
    前記可動部を駆動して該可動部の姿勢を変化させることにより前記使用者に運動負荷を付与する駆動部と、
    使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータについての基準値を予め記憶する記憶部と、
    前記姿勢パラメータのパラメータ値を繰り返し検出する検出部と、
    前記検出部によりそれぞれ検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行う評価部と、
    前記評価部による評価結果を報知する報知部と
    を備える運動装置。
  2. 前記姿勢パラメータは、複数種類設定されており、
    前記検出部は、前記各姿勢パラメータについてのパラメータ値をそれぞれ検出するものであり、
    前記記憶部は、前記可動部の姿勢の種別ごとに、前記各姿勢パラメータについての前記基準値を予め記憶するものであり、
    前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値と、該パラメータ値に係る姿勢パラメータと該パラメータ値の検出時における前記可動部の姿勢種別との組み合わせに対応する基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行うものである請求項1に記載の運動装置。
  3. 前記姿勢パラメータごとに、運動効果の大小に基づく複数のレベルが設定されており、
    前記基準値は、更に、前記レベルごとに設定されており、
    前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値が該当するレベルを前記記憶部の記憶内容に基づいて導き出し、該パラメータ値に対し、そのレベルに応じた点数を割り当て、この点数を使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価として算出するものである請求項2に記載の運動装置。
  4. 使用者の体格を入力するための体格入力部を更に備え、
    前記評価部は、前記体格入力部により入力された体格に応じて、前記基準値を変更する請求項1乃至3の何れかに記載の運動装置。
  5. 前記評価部は、前記可動部の姿勢の種別ごとに区分した筋持久力についての評価、前記各姿勢パラメータに関連する筋肉ごとに区分した筋持久力についての評価、及び、これらの評価を総合した総合評価のうち少なくとも1つを行うものである請求項3又は4に記載の運動装置。
  6. 前記評価部は、前記検出部により検出されたパラメータ値が前記各レベルに相当する前記基準値を含む一定範囲を逸脱するとき、前記検出部により検出されたパラメータ値の大小に応じた前記基準値の変更を行う請求項3又は4に記載の運動装置。
  7. 使用者が乗る可動部と、
    前記可動部を駆動して該可動部の姿勢を変化させることにより前記使用者に運動負荷を付与する駆動部と、
    使用者の運動姿勢を表すべく予め設定された姿勢パラメータについての基準値を予め記憶する記憶部と、
    前記姿勢パラメータのパラメータ値を繰り返し検出する検出部と、
    前記検出部によりそれぞれ検出された各パラメータ値と前記記憶部に記憶されている基準値との比較に基づいて、前記使用者の運動姿勢に対する筋持久力についての評価を行う評価部と、
    前記評価部による評価が高いほど、使用者の筋肉にかかる負荷が大きくなるように前記駆動部の駆動態様を変化させる駆動制御部と
    を備える運動装置。
  8. 前記駆動制御部は、前記評価部による評価結果が高いほど、前記可動部が同一姿勢を維持する時間を長くする請求項7に記載の運動装置。
  9. 前記駆動制御部は、前記評価部による評価結果が高いほど、前記可動部の駆動速度を増大させる請求項7に記載の運動装置。
  10. 使用者が前記可動部に乗ったときに足を乗せるあぶみを更に備え、
    前記検出部は、前記あぶみにかかる力を前記姿勢パラメータとして計測する第1のセンサと、前記あぶみの角度を前記姿勢パラメータとして計測する第2のセンサと、使用者が内腿で前記可動部を挟み込む力を前記姿勢パラメータとして計測する第3のセンサとの少なくとも1つを含む請求項1乃至9のいずれかに記載の運動装置。
JP2009087217A 2009-03-31 2009-03-31 運動装置 Pending JP2010233931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009087217A JP2010233931A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 運動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009087217A JP2010233931A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 運動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010233931A true JP2010233931A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43088849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009087217A Pending JP2010233931A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 運動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010233931A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101806557B1 (ko) * 2011-08-10 2017-12-08 현대자동차주식회사 근력강화운동방법 및 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101806557B1 (ko) * 2011-08-10 2017-12-08 현대자동차주식회사 근력강화운동방법 및 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4915599B2 (ja) 運動装置
JP4270113B2 (ja) 揺動型運動装置
JP4530010B2 (ja) 揺動型運動装置
JP2010119687A (ja) 揺動型運動装置
JP2010194034A (ja) 運動装置
US20230149776A1 (en) Processing system, processing method, and non-transitory storage medium
US20230149777A1 (en) Processing system, processing method, and non-transitory storage medium
JP4492655B2 (ja) 揺動型運動装置
JP5161708B2 (ja) 揺動型運動装置
JP2007325903A (ja) 下肢ストレッチ装置
JP2010233931A (ja) 運動装置
US20100190616A1 (en) Exercise apparatus
JP4258464B2 (ja) 揺動型運動装置
JP4492659B2 (ja) 揺動型運動装置
JP2010075622A (ja) 受動運動器
US7892146B2 (en) Rocking type exercising apparatus
JP2009160186A (ja) 運動装置
JP4770861B2 (ja) 揺動型運動装置
JP2010187979A (ja) 運動装置
JP2009160185A (ja) 運動装置
JP4831021B2 (ja) 揺動型運動装置
JP2009028093A (ja) 揺動型運動装置
JP2009153605A (ja) 揺動型運動装置
JP5032233B2 (ja) 揺動型運動装置用補助器具及び揺動型運動システム
JP2009131520A (ja) 揺動型運動装置