JP2010233718A - 薬剤注射装置および注射針組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体に穿刺される針管の突出長がバイアルのゴム栓の厚みよりも短くても、吸引用の針管を用いずにバイアルから薬剤を吸引すること。
【解決手段】針管5の一端には、生体に穿刺される第1の針先7が設けられ、他端にはバイアル100のゴム栓101に穿刺される第2の針先8が設けられている。ハブ6は、針管5の中間部を保持し、針管5の一端をバイアル100のゴム栓101の厚みよりも短く突出させ、針管5の他端をゴム栓101の厚みよりも長く突出させている。このハブは、シリンジ3が嵌合される第1の嵌合部11及び第2の嵌合部12を有している。シリンジ3は、第1の嵌合部11に嵌合した場合にハブから突出する針管5の一端を覆って針管5に連通し、第2の嵌合部12に嵌合した場合にハブから突出する針管5の他端を覆って針管5に連通する。
【選択図】図3

Description

本発明は、バイアルから薬剤を吸引して使用する薬剤注射装置および注射針組立体に関する。
近年、鳥インフルエンザのヒトへの感染が報告されており、ヒトからヒトへの感染の大流行(パンデミック)による多くの被害が懸念されている。そこで、鳥インフルエンザに有効である可能性があるプレパンデミックワクチンの備蓄が世界中で行なわれている。また、プレパンデミックワクチンを多くのヒトに投与するために、ワクチンの製造量を拡大させる検討が行なわれている。
皮膚は、表皮と、真皮と、皮下組織の一部の3部分から構成される。表皮は、皮膚表面から50〜200μm程度の層であり、真皮は、表皮から続く1.5〜3.5mm程度の層である。インフルエンザワクチンは、一般的に皮下投与もしくは筋肉内投与であるため、皮膚の下層部もしくはそれよりも深い部分に投与されている。
一方、免疫担当細胞が多く存在する皮膚上層部を標的部位として、インフルエンザワクチンを投与することにより、投与量を少なくしても、皮下投与や筋肉投与と同等の免疫獲得能が得られることが報告されている(非特許文献1)。したがって、鳥インフルエンザワクチンを皮膚上層部に投与することによって、投与量を減らすことができるので、鳥インフルエンザワクチンをより多くのヒトに投与できる可能性がある。なお、皮膚上層部とは、皮膚のうちの表皮と真皮を指す。
皮膚上層部への薬剤の投与方法としては、単針、多針、パッチ、ガス等を用いた方法が報告されている。そして、投与の安定性、信頼性、製造コストを考慮すると、皮膚上層部への投与方法としては、単針を用いた方法が最も適している。この単針を用いて皮膚上層部にワクチンを投与する方法として、古くからマントー法が知られている。マントー法は、一般的に26〜27Gのサイズで短ベベルの針先を有する針を皮膚に対して10〜15°程度の斜め方向から2〜5mm程度挿入して、100μL程度の薬剤を投与する方法である。
ところが、マントー法は、手技が難しく、注射を行う医者の技量に委ねられる。特に小児は投与時に動く可能性があるため、マントー法によってインフルエンザワクチンを投与することは難しい。したがって、簡便に皮膚上層部にワクチンを投与することのできるデバイスの開発が求められている。
特許文献1には、針ハブに皮膚接触面を有するリミッタを接続した皮膚上層部への注射装置が記載されている。この特許文献1に記載された注射装置のリミッタは、針管の周囲を覆う筒状に形成されており、針管との間に間隙を有するものである。このリミッタの皮膚に接触する面から突出する針管の長さ(突出長)を0.5〜3.0mmに規定することにより、薬剤を皮膚内に投与するようになっている。
また、特許文献2には、注射針が目標とする深さより深く穿刺されることを防ぐ注射針用穿刺調整具に関するものが記載されている。この特許文献2に記載された注射針用穿刺調整具は、注射針を覆う筒状に形成されており、注射針との間に間隙を有するものである。この注射針用穿刺調整具の実施形態には、注射針の針先が端部から突出しない位置に形成されるものもある。
このように形成された注射針用穿刺調整具を皮膚に強く押し当てると、注射針用穿刺調整具の内側にある皮膚が膨らんで注射針が皮膚に挿入される。
ところで、薬剤はバイアルから引き抜かれて使用されることがある。バイアルは、薬剤を液状または凍結乾燥した状態で長期保存できる薬剤保存容器である。このバイアルの開口部は、通常3〜5mm程度の厚みを有するゴム栓によって封止されている。このゴム栓は、針管を複数回刺しても薬剤を漏らさないようになっている。そのため、集団接種が多いワクチンの大半は、バイアルから吸引されている。
特開2001−137343号公報 特開2000−37456号公報
R.T.Kenney et al. New England Journal of Medicine, 351, 2295-2301 (2004).
しかしながら、特許文献1に記載された注射装置或いは特許文献2に記載された注射針用穿刺調整具では、皮膚上層部に薬剤を投与するために、針管の突出長を短く(例えば、0.5〜3.0mm)している。このように、針管の突出長が短い注射装置では、針管がゴム栓を貫通できないため、注射装置の針管を用いてバイアルから薬剤を吸引することができなかった。
そこで、針管の突出長が短い注射装置にバイアルの薬剤を吸引するには、薬剤を投与するための針管とは別に、バイアルのゴム栓を貫通可能な突出長に設定された吸引用の針管を用意する必要があった。その場合は、まず、吸引用の針管を保持するハブを注射装置のシリンジに接続し、バイアルから薬剤を吸引する。その後、吸引用の針管を保持するハブをシリンジから外し、投与用の針管を保持するハブをシリンジに接続する。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、生体に穿刺される針管の突出長がバイアルのゴム栓の厚みよりも短くても、吸引用の針管を用いずにバイアルから薬剤を吸引することを目的とする。
本発明の薬剤注射装置は、針管と、ハブと、シリンジとを備えている。針管の一端には、生体に穿刺される第1の針先が設けられ、他端には薬剤容器の栓体に穿刺される第2の針先が設けられている。ハブは、針管の中間部を保持し、針管の一端を栓体の厚みよりも短く突出させ、針管の他端を栓体の厚みよりも長く突出させている。このハブは、針管の一端が突出する側に設けられた第1の嵌合部と、針管の他端が突出する側に設けられた第2の嵌合部とを有している。シリンジは、ハブの第1の嵌合部及び第2の嵌合部に嵌合可能になっている。このシリンジは、第1の嵌合部に嵌合した場合にハブから突出する針管の一端を覆って針管に連通し、第2の嵌合部に嵌合した場合にハブから突出する針管の他端を覆って針管に連通する。
本発明の注射針組立体は、針管と、ハブとを備えている。針管の一端には、生体に穿刺される第1の針先が設けられ、他端には薬剤容器の栓体に穿刺される第2の針先が設けられている。ハブは、針管の中間部を保持し、針管の一端を栓体の厚みよりも短い突出長で突出させ、針管の他端を栓体の厚みよりも長く突出させている。このハブにおいて、針管の一端が突出する側には第1の嵌合部が設けられ、針管の他端が突出する側には第2の嵌合部が設けられている。第1の嵌合部には、シリンジが針管の一端を覆うようにして嵌合され、第2の嵌合部には、シリンジが針管の他端を覆うようにして嵌合される。そして、シリンジが第1の嵌合部或いは第2の嵌合部に嵌合されると、針管がシリンジに連通する。
本発明の薬剤注射装置でバイアルから薬剤を吸引する場合は、ハブの第1の嵌合部にシリンジを嵌合させ、第1の針先が設けられた針管の一端をシリンジによって覆うと共に、シリンジを針管に連通させる。次に、第2の針先が設けられた針管の他端をバイアルのゴム栓に貫通させる。その後、針管を介してバイアル内の薬剤をシリンジに吸引する。これにより、シリンジ内に薬剤を充填することができる。薬剤の吸引を終えると、第2の針先が設けられた針管の他端をバイアルから引き抜く。
本発明の薬剤注射装置によって薬剤を投与する場合は、ハブの第2の嵌合部にシリンジを嵌合させることによって、第2の針先が設けられた針管の他端がシリンジに覆われると共に、シリンジが針管に連通される。次に、第1の針先が設けられた針管の一端を生体に穿刺し、シリンジ内に充填された薬剤を生体に注入する。
本発明の薬剤注射装置および注射針組立体によれば、生体に穿刺される針管の突出長が薬剤容器の栓体の厚みよりも短くても、吸引用の針管を別途用いることなく薬剤容器から薬剤を吸引することができる。
図1(a)は、本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態に係る注射針組立体の斜視図、図1(b)は、図1(a)に示す注射針組立体の断面図である。 図2(a)は、本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態に係るシリンジの斜視図、図2(b)は、図2(a)に示すシリンジの断面図である。 本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態に係るシリンジにバイアルから薬剤を吸引する状態を示す説明図である。 本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態によって薬剤を投与する状態を示す説明図である。 図5(a)は、本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態に係る注射針組立体の斜視図、図5(b)は、図5(a)に示す注射針組立体の断面図である。 図6(a)は、本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態に係るシリンジの斜視図、図6(b)は、図6(a)に示すシリンジの断面図である。 本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態に係るシリンジにバイアルから薬剤を吸引する状態を示す説明図である。 本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態によって薬剤を投与する状態を示す説明図である。 本発明の薬剤注射装置の第3の実施の形態によって薬剤を投与する状態を示す説明図である。 本発明の薬剤注射装置の第4の実施の形態に係る注射針組立体の断面図である。
以下、本発明の薬剤注射装置および注射針組立体を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
また、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.第4の実施の形態
1.第1の実施の形態
[薬剤注射装置]
まず、本発明の薬剤注射装置及び注射針組立体の第1の実施の形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態に係る注射針組立体の斜視図、図1(b)は、同じく断面図である。図2(a)は、本発明の薬剤注射装置の第1の実施の形態に係るシリンジの斜視図、図2(b)は、同じく断面図である。
薬剤注射装置1は、注射針組立体2と、この注射針組立体2が着脱可能に接続されるシリンジ3から構成されている(図3及び図4参照)。薬剤注射装置1は、シリンジ3に対する注射針組立体2の接続位置によって、薬剤容器の一具体例を示すバイアル100から薬剤を吸引する場合の吸引形態(図3参照)と、薬剤を生体に投与する場合の投与形態(図4参照)にすることができる。
[注射針組立体]
まず、注射針組立体2について図1を参照して説明する。
注射針組立体2は、針孔5aを有する中空の針管5と、この針管5を保持するハブ6とを備えている。針管5は、ISOの医療用針管の基準(ISO9626:1991/Amd.1:2001(E))で26〜33Gのサイズ(外径0.2〜0.45mm)のものを使用し、好ましくは30〜33Gのものを使用する。
針管5の一端には、生体に穿刺される第1の針先7が設けられ、他端にはバイアル100のゴム栓101(図3参照)に穿刺される第2の針先8が設けられている。第1の針先7は、刃面7aを有している。この刃面7aの針管5が延びる方向の長さ(以下、「ベベル長B」という)は、後述する皮膚上層部の最薄の厚さである1.4mm(成人)以下であればよく、また、33Gの針管に短ベベルを形成したときのベベル長である約0.5mm以上であればよい。つまり、ベベル長Bは、0.5〜1.4mmの範囲に設定されるのが好ましい。
さらに、ベベル長Bは、皮膚上層部の最薄の厚さが0.9mm(小児)以下であればなおよい。すなわち、ベベル長Bは、0.5〜0.9mmの範囲に設定されることがより好ましい。なお、「短ベベル」とは、注射用針に一般的に用いられる、針の長手方向に対して18〜25°をなす刃面を指す。
第2の針先8は、刃面8aを有している。この刃面8aの針管5が延びる方向の長さは、任意に設定することができるが、第1の針先7の刃面7aと同じ長さに設定するとよい。つまり、第1の針先7と第2の針先8を同じ形状にすることが好ましい。このようにすることにより、注射針組立体2の製造工程において、第1の針先7と第2の針先8を区別する必要が無くなり、作業性を向上させることができる。
針管5の材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金その他の金属を用いることができる。また、針管5は、ストレート針や、少なくとも一部がテーパー構造となっているテーパー針を適用することができる。テーパー針としては、第1の針先7側の外径よりも第2の針先8側の外径を大きくし、その中間部分をテーパー構造とすればよい。なお、この場合は、第1の針先7と第2の針先8の形状が異なる。
ハブ6は、針管5の中間部を保持しており、円柱状のハブ本体10と、第1の嵌合部11と、第2の嵌合部12と、安定部13と、ガイド部14を備えている。ハブ6の材質としては、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂(プラスチック)を用いてもよく、また、ステンレス、アルミニウム等の金属を用いてもよい。
第1の嵌合部11は、ハブ本体10の一方の端面10aの中央部に設けられており、ハブ本体10の軸方向に突出する円形の凸部からなっている。この第1の嵌合部11は、先端側が細くなるようなテーパー状(略円錐台形)に形成されている。第1の嵌合部11の軸心は、ハブ本体10の軸心に一致している。この第1の嵌合部11には、シリンジ3の後述する接続部22に設けられた嵌合凹部22a(図2参照)が嵌合される。
針管5は、第1の嵌合部11及びハブ本体10を貫通しており、針管5の軸心と第1の嵌合部11の軸心が一致している。第1の嵌合部11の端面は、針管5の一端が突出する針突出面11aになっている。この針突出面11aは、針管5の軸方向に直交する平面として形成されている。
針突出面11aは、針管5を皮膚上層部に穿刺するときに、皮膚の表面に接触して針管5を穿刺する深さを規定する。つまり、針管5が皮膚内に穿刺される深さは、針突出面11aから突出する針管5の長さ(以下、「突出長L」という。)によって決定される。したがって、第1の嵌合部11は、針管5の突出長Lを調整するための調整部にもなる。
皮膚上層部の厚みは、皮膚の表面から真皮層までの深さに相当し、概ね、0.5〜3.0mmの範囲内にある。そのため、針管5の突出長Lは、0.5〜3.0mmの範囲に設定することができる。
ところで、インフルエンザワクチンの投与部位は、一般的に三角筋である。そこで、小児19人と大人31人について、三角筋の皮膚上層部の厚みを測定した。この測定は、超音波測定装置(NP60R−UBM 小動物用高解像度用エコー、ネッパジーン(株))を用いて、超音波反射率の高い皮膚上層部を造影することで行った。なお、測定値が対数正規分布となっていたため、幾何平均によってMEAN±2SDの範囲を求めた。
その結果、小児の三角筋における皮膚上層部の厚みは、0.9〜1.6mmであった。また、成人の三角筋における皮膚上層部の厚みは、遠位部で1.4〜2.6mm、中央部で1.4〜2.5mm、近位部で1.5〜2.5mmであった。以上のことから、三角筋における皮膚上層部の厚みは、小児の場合で0.9mm以上、成人の場合で1.4mm以上であることが確認された。したがって、三角筋の皮膚上層部における注射において、針管5の突出長Lは、0.9〜1.4mmの範囲に設定することが好ましい。
一方、バイアル100のゴム栓101は、栓体の一具体例を示すものであり、通常3〜5mm程度の厚みを有している。したがって、第1の針先7を有する針管5の一端が突出する長さ(0.9〜1.4mm)は、ゴム栓101の厚み(3〜5mm)よりも短くなっている。その結果、第1の針先7を有する針管5の一端は、ゴム栓101を貫通することができない。
突出長Lをこのように設定することで、第1の針先7の刃面7aを皮膚上層部内に確実に位置させることが可能となる。その結果、刃面7aに開口する針孔5a(薬液排出口)は、刃面7a内のいかなる位置にあっても、皮膚上層部内に位置することが可能である。なお、薬液排出口が皮膚上層部内に位置しても、針先が皮膚上層部に深く刺されば、針先端部の側面と切開された皮膚との間から薬液が皮下に流れてしまうため、第1の針先7及び刃面7aが確実に皮膚上層部内にあることが重要である。
なお、26Gよりも太い針管では、ベベル長Bを1.0mm以下にすることは難しい。したがって、針管5の突出長Lを好ましい範囲(0.9〜1.4mm)に設定するには、26Gよりも細い針管を使用することが好ましい。
針突出面11aは、周縁から針管5の周面までの距離Sが1.4mm以下となるように形成し、好ましくは0.3〜1.4mmの範囲で形成する。この針突出面11aの周縁から針管5の周面までの距離Sは、皮膚上層部へ薬剤を投与することで形成される水疱に圧力が加わることを考慮して設定している。つまり、針突出面11aは、皮膚上層部に形成される水疱よりも十分に小さく、水疱の形成を妨げない大きさに設定している。その結果、針突出面11aが針管5の周囲の皮膚を押圧しても、投与された薬剤が漏れることを防止することができる。
次に、安定部13について説明する。
安定部13は、ハブ本体10の端面10aに設けられている。この安定部13は、端面10aの周縁部に連続する筒状に形成されている。この安定部13の筒孔には、針管5及び第1の嵌合部11が配置されている。つまり、安定部13は、針管5が貫通する第1の嵌合部11の周囲を覆う筒状に形成されている。
安定部13の端面13aは、第1の嵌合部11の針突出面11aと略同一平面上に位置している。そして、安定部13の端面13aと第1の嵌合部11の針突出面11aで形成される平面に対して針管5が直交している。針管5の第1の針先7を生体に穿刺すると、安定部13の端面13aと針突出面11aが皮膚の表面に接触する。このとき、安定部13の端面13aが皮膚に接触することで薬剤注射装置1が安定し、針管5を皮膚に対して略垂直な姿勢に保つことができる。
なお、第1の嵌合部11の針突出面11aは、安定部13の端面13aと同一平面上に位置しなくてもよい。すなわち、第1の嵌合部11の針突出面11aが、端面13aから安定部13の軸方向の基端側に位置していても、本発明の目的は達成できるものである。そして、安定部13を皮膚に押し付けた際の皮膚の盛り上がりを考慮すると、第1の嵌合部11の針突出面11aと端面13aにおける軸方向の距離は、1.3mm以下に設定することが好ましい。
また、安定部13の内径dは、皮膚に形成される水疱の直径と同等であるか、それよりも大きい値に設定されている。具体的には、安定部13の内壁面から針突出面11aの周縁までの距離Tが4mm〜15mmの範囲となるように設定されている。これにより、安定部13の内壁から水疱に圧力が印加されて、安定部13によって水疱形成が阻害されることを防止することができる。
安定部13の内壁面から針突出面11aの周縁までの距離Tは、4mm以上であれば、特に上限はない。しかしながら、距離Tを大きくすると、安定部13の外径が大きくなる。この安定部13の外径が大きくなると、小児のように細い腕に針管5を穿刺する場合に、安定部13の端面13a全体を皮膚に接触させることが難しくなる。そのため、距離Tは、小児の腕の細さを考慮して15mmを最大と規定することが好ましい。
また、針突出面11aの周縁から針管5の周面までの距離Sが0.3mm以上であれば、第1の嵌合部11が皮膚に進入することはない。従って、安定部13の内壁面から針突出面11aの周縁までの距離T(4mm以上)及び針管5の直径(約0.3mm)を考慮すると、安定部13の内径dは9mm以上に設定することができる。
なお、安定部13の形状は、円筒形に限定されるものではなく、例えば、中心に筒孔を有する四角柱や六角柱等の角筒状に形成してもよい。
次に、ガイド部14について説明する。
ガイド部14は、安定部13の外周面に一体成形されている。このガイド部14は、安定部13の外周面の周方向に沿って連続して設けられており、安定部13の半径外方向に突出するリング状のフランジとして形成されている。ガイド部14は、皮膚と接触する接触面14aを有している。接触面14aは、安定部13の端面13aと略平行をなす平面である。
ガイド部14の接触面14aが皮膚に接触するまで安定部13を押し付けることにより、安定部13及び針管5が皮膚を押圧する力を常に所定値以上に確保することができる。これにより、針管5の針突出面11aから突出している部分(突出長Lに相当)が確実に皮膚内に穿刺される。
ガイド部14の接触面14aから安定部13の端面13aまでの距離(以下、「ガイド部高さ」という。)yは、針管5及び安定部13が適正な押圧力で皮膚を押圧し穿刺することができるようにその長さが設定されている。なお、針管5及び安定部13の適正な押圧力は、例えば、0.5〜20Nである。その結果、使用者に対して針管5及び安定部13による皮膚への押圧力をガイド部14が案内し、針管5の第1の針先7(刃面7a)を皮膚上層部に確実に位置させることができると共に、使用者に安心感を与えることができる。
ガイド部高さyは、安定部13の内径dと、ガイド部14の先端面から安定部13の外周面までの長さ(以下、「ガイド部長さ」という。)xに基づいて適宜決定される。例えば、安定部13の内径dが11mmであり、ガイド部長さxが0.5mmのとき、ガイド部高さyは、0.75〜2.6mmの範囲に設定される。
次に、第2の嵌合部12について説明する。
第2の嵌合部12は、ハブ本体10の他方の端面10bに設けられており、ハブ本体10の軸方向に延びる環状の凹部として形成されている。この第2の嵌合部12の中心は、ハブ本体10の軸心に一致している。第2の嵌合部12の内周面には、シリンジ3の接続部22を螺合させるためのねじ溝12aが形成されている。
また、第2の嵌合部12の中央部には、嵌合突起16が設けられている。この嵌合突起16は、第1の嵌合部11と同様に、先端側が細くなるようなテーパー状(略円錐台形)に形成されている。嵌合突起16の端面16aは、ハブ本体10の端面10bと略同一平面上に位置している。嵌合突起16には、接続部22の嵌合凹部22aが嵌合される。
針管5の他端は、嵌合突起16の端面16aから突出している。嵌合突起16の端面16aから突出する針管5の長さは、バイアル100のゴム栓101の厚みよりも長く設定されている。これにより、第2の針先8が設けられた針管5の他端は、ゴム栓101を貫通することができる。
第2の嵌合部12の底面から針管5の第2の針先8までの距離Kは、ハブ本体10の端面10aから針管5の第1の針先7までの距離Kよりも長く設定されている。これは、上述した吸引形態において、シリンジ3の後述する接続部22と針管5の第1の針先7とを離間させ、投与形態において、シリンジ3の接続部22と針管5の第2の針先8とを密着させるためである。
[シリンジ]
次に、シリンジ3について図2を参照して説明する。
シリンジ3は、シリンジ本体21と、接続部22と、ガスケット23と、プランジャ24とを備えている。
シリンジ本体21は、ハブ6の第2の嵌合部12と略同じ直径に設定された円形の筒体からなっている。シリンジ本体21の一端には、接続部22が設けられている。一方、シリンジ本体21の他端には、ストッパ26が設けられている。このストッパ26は、シリンジ本体21内周面から半径内方向に突出しており、ガスケット23がシリンジ本体21から外れることを防止する。
接続部22は、シリンジ本体21の一端からシリンジ本体21の軸方向に突出しており、シリンジ本体21と同じ外径の円筒状に形成されている。この接続部22の筒孔は、注射針組立体2の第1の嵌合部11或いは嵌合突起16に嵌合する嵌合凹部22aになっている。
嵌合凹部22aは、注射針組立体2の第1の嵌合部11に対応したテーパー状に形成されており、直径(内径)が小さくなる側がシリンジ本体21内の空間に連通している。この嵌合凹部22aのシリンジ本体21近くの直径は、針管5の直径よりも小さくなっている。また、嵌合凹部22aの長さKは、第2の嵌合部12の底面から針管5の第2の針先8までの距離K(図1参照)と略等しい長さに設定されている。また、嵌合凹部22aの長さKは、ハブ本体10の端面10aから針管5の第1の針先7までの距離K(図1参照)よりも長くなっている。
薬剤注射装置1の吸引形態(図3参照)において、針管5の第1の針先7は、針管5の直径よりも大きくなっている嵌合凹部22a内に位置する。そのため、薬剤注射装置1の吸引形態において、針管5の第1の針先7は、接続部22の内周面に接触していない。
一方、薬剤注射装置1の投与形態(図4参照)において、針管5の第2の針先8は、針管5の直径よりも小さくなっている嵌合凹部22a内に位置する。そのため、薬剤注射装置1の投与形態において、針管5の第2の針先8は、接続部22の内周面と液密に密着するようになっている。しかも、針管5の第2の針先8は、シリンジ本体21の開口部に近接した位置に配置される。
また、接続部22の外周面には、注射針組立体2の第2の嵌合部12に設けたねじ溝12aに噛合うねじ溝22bが設けられている。これにより、接続部22は、注射針組立体2の第2の嵌合部12に螺合可能になっている。
シリンジ本体21及び接続部22の材質としては、注射針組立体2のハブ6と同様に、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂(プラスチック)を用いてもよく、また、ステンレス、アルミニウム等の金属を用いてもよい。
ガスケット23は、シリンジ本体21内に収納されている。このガスケット23と、シリンジ本体21における接続部22側の端部との間には、液室21aが形成される(図4参照)。この液室21aには、バイアル100から吸引された薬剤が充填される。
ガスケット23の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、天然ゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、スチレン系等の各種熱可塑性エストラマー、或いはそれらの混合物等の弾性材料が挙げられる。
プランジャ24は、ガスケット23に接続されており、シリンジ本体21のストッパ26を設けた側の開口から突出している。ガスケット23は、プランジャ24を操作することにより、シリンジ本体21内で軸方向に移動される。
[薬剤注射装置の使用方法]
次に、薬剤注射装置1の使用方法について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、薬剤注射装置1の吸引形態を示す説明図である。図4は、薬剤注射装置1の投与形態を示す説明図である。
薬剤注射装置1を使用して生体に薬剤を投与するには、まず、薬剤注射装置1を吸引形態にする(図3参照)。薬剤注射装置1を吸引形態にするには、針管5の一端が突出する注射針組立体2の一側をシリンジ3に接続する。すなわち、注射針組立体2のハブ6に設けた第1の嵌合部11を、シリンジ3に設けた接続部22の嵌合凹部22aに嵌合させる。
これにより、接続部22の端面がハブ本体10の端面10aに当接すると共に、接続部22の内周面が第1の嵌合部11の外周面に密着し、薬剤注射装置1が吸引形態になる。このとき、針管5の第1の針先7は、接続部22の内周面に接触していない。つまり、針管5の第1の針先7は、接続部22、ガスケット23及び第1の嵌合部11によって密閉された空間28内に位置する。したがって、針管5の第1の針先7が接続部22に接触して鈍ることを防止することができる。
薬剤注射装置1を吸引形態にすると、バイアル100のゴム栓101の厚みよりも短い突出長の針管5の一端がシリンジ3と連通した状態になる。したがって、バイアル100のゴム栓101の厚みよりも長く突出する針管5の他端からバイアル100内の薬剤を吸引することができる。
バイアル100内の薬剤を吸引するには、針管5の他端に設けられた第2の針先8をバイアル100のゴム栓101に穿刺し、ゴム栓101を貫通させる。その後、プランジャ24を引いてガスケット23をストッパ26側に移動させる。これにより、バイアル100内の薬剤が針管5を介して吸引され、シリンジ3の液室21a(図4参照)に薬剤が充填される。
シリンジ3への薬剤の充填を終えると、薬剤注射装置1を投与形態にする(図4参照)。薬剤注射装置1を投与形態にするには、まず、バイアル100を外し、プランジャ24を少し引いて針管5内に残った薬剤を液室21aに移動させる。次に、シリンジ3から注射針組立体2を取り外して、針管5の他端が突出する注射針組立体2の他側をシリンジ3に接続する。すなわち、注射針組立体2のハブ6に設けた第2の嵌合部12をシリンジ3の接続部22に螺合(嵌合)させる。このとき、シリンジ3の液室21aから薬剤が漏れないように、シリンジ3の接続部22を上方に向けて作業を行う。
第2の嵌合部12に接続部22を螺合させると、接続部22の嵌合凹部22aが第2の嵌合部12に設けた嵌合突起16に嵌合すると共に、接続部22の端面が第2の嵌合部12の底面に当接する。このとき、針管5の第2の針先8は、針管5の直径よりも小さくなっている嵌合凹部22a内に押し込まれ、接続部22の内周面と液密に密着する。したがって、シリンジ3の液室21aに充填された薬剤が針管5の外部の嵌合凹部22内に漏れることはない。また、針管5の第2の針先8は、シリンジ本体21の開口部に近接した位置に配置される。ここで、プランジャ24を少し押して針管5内を薬剤で満たしておく。
次に、針管5の第1の針先7を生体に穿刺する。第1の針先7を生体に穿刺するには、まず、安定部13の端面13aを皮膚に対向させる。これにより、針管5の第1の針先7が、穿刺する皮膚に対向される。次に、薬剤注射装置1を皮膚に対しほぼ垂直に移動させ、第1の針先7を皮膚に穿刺すると共に安定部13の端面13aを皮膚に押し付ける。ここで、第1の嵌合部11の針突出面11aと安定部13の端面13aは、ほぼ同一平面上に位置している。これにより、針突出面11aが皮膚に接触して皮膚を平らに変形させることができ、針管5の一端を突出長Lだけ皮膚に穿刺することができる。
次に、ガイド部14の接触面14aが皮膚に接触するまで安定部13の端面13aを押し付ける。ここで、ガイド部高さy(図1参照)は、針管5及び安定部13が適正な押圧力で皮膚に穿刺することができるようにその長さが設定されている。そのため、安定部13によって皮膚を押圧する力が所定の値になる。
その結果、安定部13の適正な押圧力を使用者に認識させることができ、針管5の第1の針先7及び刃面7aを確実に皮膚上層部内に位置させることができる。このように、ガイド部14が安定部13の適正な押圧力を認識させる目印となることで、使用者が安心して薬剤注射装置1を使用することができる。
また、安定部13が皮膚に当接することで、薬剤注射装置1の姿勢が安定し、針管5を皮膚に対して真っ直ぐに穿刺することができる。また、穿刺後に針管5に生じるブレを防止することができ、薬剤の安定した投与を行うことができる。また、例えば0.5mm程度のごく短い突出長の針管では、針先を皮膚に当接させても皮膚に刺さらない場合がある。しかし、安定部13に押し付けられた皮膚が垂直方向に押し下げられることにより、安定部13の内側の皮膚が引っ張られて皮膚に張力が加わった状態となる。したがって、針管5の第1の針先7に対して皮膚が逃げ難くなるので、安定部13を設けることによって、皮膚に第1の針先7をより刺さり易くするという効果を得ることもできる。
針管5の一端を皮膚に穿刺した後、プランジャ24を押してガスケット23を接続部22側に移動させる。これにより、シリンジ3の液室21aに充填された薬剤が押し出され、針管5の針孔5aを通って第1の針先7から皮膚上層部内に注入される。ここで、針管5の第2の針先8がシリンジ本体21の開口部に近接しているため、ハブ6に残る薬剤(残液)の量を極めて少なくすることができる。
2.第2の実施の形態
[薬剤注射装置]
次に、本発明の薬剤注射装置及び注射針組立体の第2の実施の形態について、図5及び図6を参照して説明する。
図5(a)は、本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態に係る注射針組立体の斜視図、図5(b)は、同じく断面図である。図6(a)は、本発明の薬剤注射装置の第2の実施の形態に係るシリンジの斜視図、図6(b)は、同じく断面図である。
薬剤注射装置31は、注射針組立体32と、この注射針組立体32が着脱可能に接続されるシリンジ33から構成されている(図7及び図8参照)。薬剤注射装置31は、シリンジ33に対する注射針組立体32の接続位置によって、バイアル100から薬剤を吸引する場合の吸引形態(図7参照)と、薬剤を生体に投与する場合の投与形態(図8参照)にすることができる。
[注射針組立体]
まず、注射針組立体32について図5を参照して説明する。
注射針組立体32は、第1の実施の形態に係る注射針組立体2と同様な構成を有している。この注射針組立体32が注射針組立体2と異なるところは、第1の嵌合部35及び嵌合突起36である。そのため、ここでは、第1の嵌合部35及び嵌合突起36について説明し、注射針組立体2と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
第1の嵌合部35は、ハブ本体10の一方の端面10aの中央部に設けられており、ハブ本体10の軸方向に突出する円柱状に形成されている。第1の嵌合部35の軸心は、ハブ本体10の軸心に一致している。この第1の嵌合部35には、シリンジ33の後述する接続部37に設けられた嵌合凹部39a(図6参照)が嵌合される。
針管5は、第1の嵌合部35及びハブ本体10を貫通しており、針管5の軸心と第1の嵌合部35の軸心が一致している。第1の嵌合部35の端面は、針管5の一端が突出する針突出面35aになっている。この針突出面35aは、針管5の軸方向に直交する平面に形成されている。
針突出面35aは、針管5を皮膚上層部に穿刺するときに、皮膚の表面に接触して針管5を穿刺する深さを規定する。つまり、針管5が皮膚内に穿刺される深さは、針突出面35aから突出する針管5の長さ(以下、「突出長L」という。)によって決定される。したがって、第1の嵌合部35は、針管5の突出長Lを調整するための調整部にもなる。
針突出面35aは、第1の実施の形態に係る針突出面11aと同様に、周縁から針管5の周面までの距離Sが1.4mm以下となるように形成し、好ましくは0.3〜1.4mmの範囲で形成する。また、針管5が針突出面35aから突出する長さである突出長Lは、第1の実施の形態に係る突出長Lと同様に設定されている。
嵌合突起36は、第2の嵌合部12の中央部に設けられている。この嵌合突起36は、第1の嵌合部35と同じ直径の円柱状に形成されている。嵌合突起36の端面36aは、ハブ本体10の端面10bと略同一平面上に位置している。嵌合突起36には、接続部37の嵌合凹部39aが嵌合される。
[シリンジ]
次に、シリンジ33について図6を参照して説明する。
シリンジ33は、第1の実施の形態に係るシリンジ3と同様な構成を有している。このシリンジ33がシリンジ3と異なるところは、接続部37である。そのため、ここでは、接続部37について説明し、シリンジ3と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
シリンジ33の接続部37は、第1の接続部材38と、第2の接続部材39と、シール材40とを備えている。第1の接続部材38は、シリンジ本体21の一端に連続して設けられ、シリンジ本体21の軸方向に突出している。この第1の接続部材38は、シリンジ本体21と同じ外径の円筒状に形成されている。
第2の接続部材39は、第1の接続部材38と同じ直径の円筒状に形成されている。この第2の接続部材39の一端は、第1の接続部材38の先端との間にシール材40を介して溶着または接着されている。第1の接続部材38の筒孔38aは、ガスケット23及びシール材40によって密閉されている。一方、第2の接続部材39の筒孔は、注射針組立体32の第1の嵌合部35或いは嵌合突起36に嵌合する嵌合凹部39aになっている。
また、第2の接続部材39の外周面には、注射針組立体32の第2の嵌合部12に設けたねじ溝12aに噛合うねじ溝39bが設けられている。これにより、接続部37は、注射針組立体32の第2の嵌合部12に螺合可能になっている。
シール材40は、第1及び第2の接続部材38,39の直径と略同一の直径を有する円形に形成されている。このシール材40は、針管5を複数回刺しても針管5の外周面と液密に密着するようになっている。このシール材40の材質としては、例えば、ブチルゴム、シリコンゴムなどを挙げることができる。
[薬剤注射装置の使用方法]
次に、薬剤注射装置31の使用方法について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は、薬剤注射装置31の吸引形態を示す説明図である。図8は、薬剤注射装置31の投与形態を示す説明図である。
薬剤注射装置31を使用して生体に薬剤を投与するには、まず、薬剤注射装置31を吸引形態にする(図7参照)。薬剤注射装置31を吸引形態にするには、針管5の一端が突出する注射針組立体32の一側をシリンジ33に接続する。すなわち、注射針組立体32のハブ6に設けた第1の嵌合部35をシリンジ33に設けた接続部37の嵌合凹部39aに嵌合させる。
これにより、接続部37(第2の接続部材39)の端面がハブ本体10の端面10aに当接し、第2の接続部材39の内周面が第1の嵌合部35の外周面に密着する。このとき、針管5の第1の針先7は、接続部37のシール材40を貫通する。つまり、針管5の第1の針先7は、ガスケット23及びシール材40によって密閉された第1の接続部材38の筒孔38a内に位置する。
薬剤注射装置31を吸引形態にすると、バイアル100のゴム栓101の厚みよりも短い突出長の針管5の一端がシリンジ33と連通した状態となる。したがって、バイアル100のゴム栓101の厚みよりも長く突出する針管5の他端からバイアル100内の薬剤を吸引することができる。
バイアル100内の薬剤を吸引するには、針管5の他端に設けられた第2の針先8をバイアル100のゴム栓101に穿刺し、ゴム栓101を貫通させる。その後、プランジャ24を引いてガスケット23をストッパ26側に移動させる。これにより、バイアル100内の薬剤が針管5を介して吸引され、シリンジ33の液室21a(図8参照)に薬剤が充填される。
シリンジ3への薬剤の充填を終えると、薬剤注射装置31を投与形態にする(図8参照)。薬剤注射装置31を投与形態にするには、まず、バイアル100を外し、プランジャ24を少し引いて針管5内に残った薬剤を液室21aに移動させる。次に、シリンジ3から注射針組立体2を取り外して、針管5の他端が突出する注射針組立体32の他側をシリンジ33に接続する。すなわち、注射針組立体32のハブ6に設けた第2の嵌合部12をシリンジ33の接続部37に螺合(嵌合)させる。
第2の嵌合部12に接続部37を螺合させると、接続部37の嵌合凹部39aが第2の嵌合部12に設けた嵌合突起36に嵌合すると共に、接続部37(第2の接続部材39)の端面が第2の嵌合部12の底面に当接する。このとき、針管5の第2の針先8は、接続部37のシール材40を貫通し、ガスケット23及びシール材40によって密閉された第1の接続部材38の筒孔38a内に位置する。なお、針管5の外周面はシール材40と液密に密着しているため、シリンジ3の液室21aに充填された薬剤が針管5の外周面を伝って注射針組立体2側に漏れることはない。
針管5の第1の針先7を生体に穿刺して皮膚上層部に薬剤を注入する工程は、第1の実施の形態の薬剤注射装置1と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態では、第1及び第2の接続部材38,39間にシール材40を介在させることにより、接続部37の筒孔における中間部をシール材40で塞ぐ構成にした。しかしながら、本発明に係る接続部としては、2つの部材に分けず、シリンジ本体21の一端に連続する筒状の接続部本体と、この接続部本体の内周面に固着されるシール材から構成することもできる。
3.第3の実施の形態
[薬剤注射装置]
次に、本発明の薬剤注射装置及び注射針組立体の第3の実施の形態について、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の薬剤注射装置の第3の実施の形態の投与形態を示す説明図である。
薬剤注射装置41は、注射針組立体42と、この注射針組立体42が着脱可能に接続されるシリンジ43から構成されている。この薬剤注射装置41は、シリンジ43に対する注射針組立体42の接続位置によって、バイアル100(図3参照)から薬剤を吸引する場合の吸引形態(不図示)と、薬剤を生体に投与する場合の投与形態にすることができる。
注射針組立体42及びシリンジ43は、それぞれ第1の実施の形態に係る注射針組立体2及びシリンジ3と同様な構成を有している。注射針組立体42が注射針組立体2と異なるところは、第2の嵌合部45のみである。また、シリンジ43がシリンジ3と異なるところは、フランジ48を設けた点である。そのため、ここでは、第2の嵌合部45及びフランジ48について説明し、注射針組立体2及びシリンジ3と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
注射針組立体42の第2の嵌合部45は、ハブ本体10の他方の端面10cから突出する複数の係止爪46からなっている。この係止爪46は、円形の端面10cの周方向に適当な間隔をあけて配置されている。係止爪46は、端面10cから略垂直に突出する立上り片46aと、この立上り片46aに連続して端面10cの半径内方向に突出する爪片46bからなっている。立上り片46aは、撓み変形可能に構成されている。
シリンジ43のフランジ48は、接続部22の先端に設けられている。このフランジ48は、接続部22の周方向に連続する円形のリング状に形成されている。フランジ48は、第2の嵌合部45を構成する複数の係止爪46に係合する。フランジ48が複数の係止爪46に係合すると、フランジ48の周面が係止爪46の立上り片46aに当接し、フランジ48の一方の端面(接続部22の周面に連続する端面)が係止爪46の爪片46bに当接する。これにより、注射針組立体42がシリンジ43に固定される。
薬剤注射装置41を投与形態にするには、注射針組立体42の第2の嵌合部45に接続部22を嵌合させる。つまり、注射針組立体42の複数の係止爪46にシリンジ43のフランジ48を係合させる。
針管5の他端が突出する注射針組立体42の他側にシリンジ43の接続部22を押し付けると、係止爪46の爪片46bがフランジ48に押圧され、立ち上がり片46aが端面10cの半径外方向に倒れるように撓み変形する。そして、フランジ48が爪片46bを乗り越えると、立ち上がり片46aが元の形状に復元し、フランジ48が複数の係止爪46に係合される。その結果、注射針組立体42の第2の嵌合部45に接続部22が嵌合される。
薬剤注射装置41を吸引形態にする工程と、針管5の第1の針先7を生体に穿刺して皮膚上層部に薬剤を注入する工程は、第1の実施の形態の薬剤注射装置1と同様であるため、説明を省略する。
4.第4の実施の形態
[薬剤注射装置]
次に、本発明の薬剤注射装置及び注射針組立体の第4の実施の形態について、図10を参照して説明する。
図10は、本発明の薬剤注射装置の第4の実施の形態に係る注射針組立体の断面図である。
第4の実施の形態の薬剤注射装置が、第1の実施の形態の薬剤注射装置1と異なるところは、注射針組立体52の第1の嵌合部53及び調整部54である。そのため、ここでは、注射針組立体52の第1の嵌合部53及び調整部54について説明し、第1の実施の形態の注射針組立体2と共通する部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
注射針組立体52の第1の嵌合部53は、ハブ本体10の一方の端面10aの中央部に設けられており、ハブ本体10の軸方向に突出する円形の凸部からなっている。この第1の嵌合部53は、先端側が細くなるようなテーパー状(略円錐台形)に形成されている。第1の嵌合部53の軸心は、ハブ本体10の軸心に一致している。この第1の嵌合部53には、シリンジ3の接続部22に設けた嵌合凹部22a(図2参照)が嵌合される。
針管5は、第1の嵌合部53及びハブ本体10を貫通しており、針管5の軸心と第1の嵌合部53の軸心が一致している。第1の嵌合部53は、第1の実施の形態に係る第1の嵌合部11よりも軸方向に長さが短くなっている。したがって、針管5の一端が第1の嵌合部53から突出する長さは、第1の実施の形態において説明した突出長Lよりも長くなっている。
調整部54は、第1の針先7側が細くなるようなテーパー状の略円錐台形に形成されている。第1の嵌合部53から突出した針管5は、調整部54を貫通しており、針管5の軸心と調整部54の軸心が一致している。調整部54は、針管5の周面に密着して固定されている。この調整部54には、シリンジ3の接続部22に設けた嵌合凹部22a(図2参照)が嵌合される。
調整部54の一方の端面は、第1の嵌合部53に対向しており、他方の端面は、針管5の第1の針先7が突出する針突出面54aになっている。この針突出面54aは、針管5の軸方向に直交する平面に形成されている。調整部54の針突出面54aは、針管5を皮膚上層部に穿刺するときに、皮膚の表面に当接して針管5の穿刺深さを規定する。つまり、針管5が皮膚内に穿刺される深さは、針突出面54aから突出する針管5の長さ(突出長L)によって決定される。
針突出面54aは、第1の実施の形態に係る針突出面11aと同様に、周縁から針管5の周面までの距離Sが1.4mm以下となるように形成し、好ましくは0.3〜1.4mmの範囲で形成する。また、針管5が針突出面54aから突出する長さである突出長Lは、第1の実施の形態に係る突出長Lと同様に設定されている。
第4の実施の形態の薬剤注射装置を吸引形態にするには、針管5の一端が突出する注射針組立体52の一側をシリンジ3(図2参照)に接続する。すなわち、注射針組立体52の第1の嵌合部53及び調整部54を、シリンジ3に設けた接続部22の嵌合凹部22aに嵌合させる。
これにより、接続部22の端面がハブ本体10の端面10aに当接し、接続部22の内周面が第1の嵌合部53及び調整部54の外周面に密着する。このとき、針管5の第1の針先7は、接続部22の内周面に接触していない。つまり、針管5の第1の針先7は、接続部22、ガスケット23及び調整部54によって密閉された空間内に位置する。したがって、針管5の第1の針先7が接続部22に接触して鈍ることが防止されると共に、確実に薬剤を吸引することができる。
本実施の形態では、接続部22の嵌合凹部22aが第1の嵌合部53と調整部54に嵌合する構成としたが、第1の嵌合部53又は調整部54のどちらか一方に嵌合するように構成にしてもよい。
以上、本発明の薬剤注射装置および注射針組立体の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の薬剤注射装置および注射針組立体は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述の第1〜第4の実施の形態では、皮膚上層部に薬剤を注入するために用いる薬剤注射装置および注射針組立体を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明の薬剤注射装置および注射針組立体としては、ハブから突出する針管の長さがバイアルのゴム栓を貫通できない長さに設定される各種の薬剤注射装置および注射針組立体に適用できる。
上述の第1〜第4の実施の形態では、薬剤の容器としてゴム栓を備えたバイアルを使用したが、これに限定されず、ゴム以外の素材からなる栓体を用いてもよく、容器の素材として軟質プラスチック用いて軟質容器としてもよい。
1…薬剤注射装置、 2…注射針組立体、 3…シリンジ、 5…針管、 6…ハブ、 7…第1の針先、 7a,8a…刃面、 8…第2の針先、 10…ハブ本体、 11…第1の嵌合部、 11a…針突出面、 12…第2の嵌合部、 13…安定部、 13a…端面、 14…ガイド部、 14a…接触面、 16…嵌合突起、 21…シリンジ本体、 21a…液室、 22…接続部、 22a…嵌合凹部、 23…ガスケット、 24…プランジャ

Claims (13)

  1. 生体に穿刺される第1の針先が一端に設けられ、薬剤容器の栓体に穿刺される第2の針先が他端に設けられた針管と、
    前記針管の中間部を保持して前記針管の一端を前記栓体の厚みよりも短く突出させ、前記針管の他端を前記栓体の厚みよりも長く突出させると共に、前記針管の一端が突出する側に設けられた第1の嵌合部と、前記針管の他端が突出する側に設けられた第2の嵌合部とを有するハブと、
    前記ハブの前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部に嵌合可能であり、前記第1の嵌合部に嵌合した場合に前記ハブから突出する前記針管の一端を覆って前記針管に連通し、前記第2の嵌合部に嵌合した場合に前記ハブから突出する前記針管の他端を覆って前記針管に連通するシリンジと、
    を備えることを特徴とする薬剤注射装置。
  2. 前記第1の嵌合部は、前記針管の軸方向に延びる凸部として形成され、前記シリンジは、前記第1の嵌合部に嵌合する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の薬剤注射装置。
  3. 前記第1の嵌合部は、先端側が細くなるテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤注射装置。
  4. 前記針管は前記第1の嵌合部を貫通し、
    前記第1の嵌合部は、前記針管の一端が突出する針突出面を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の薬剤注射装置。
  5. 前記針管の一端が前記針突出面から突出する長さは、0.9〜1.4mmであることを特徴とする請求項4に記載の薬剤注射装置。
  6. 前記針突出面は、該針突出面の周縁から前記針管の周面までの距離が0.3〜1.4mmの範囲となるように形成される
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の薬剤注射装置。
  7. 前記ハブは、
    前記第1の嵌合部の周囲を覆って筒状に形成され、前記針管の一端を生体に穿刺する場合に皮膚と接触する安定部と、
    前記安定部の外周面に設けられ、前記針管の一端を生体に穿刺する場合に皮膚と接触することで前記針管及び前記安定部の生体への押圧力を案内するガイド部と、
    を有することを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の薬剤注射装置。
  8. 前記第2の嵌合部は、前記針管の軸方向に延びる環状の凹部として形成され、前記シリンジは、前記第2の嵌合部に挿入されて嵌合することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の薬剤注射装置。
  9. 前記シリンジは、前記第2の嵌合部に螺合されることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の薬剤注射装置。
  10. 前記シリンジを前記第2の嵌合部に嵌合させると、前記針管の前記第2の針先が前記シリンジに密着することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の薬剤注射装置。
  11. 前記シリンジは、前記針管の一端及び他端が液密に貫通するシール部材を有することを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の薬剤注射装置。
  12. 生体に穿刺される第1の針先が一端に設けられ、薬剤容器の栓体に穿刺される第2の針先が他端に設けられた針管と、
    前記針管の中間部を保持して前記針管の他端を前記栓体の厚みよりも長く突出させると共に、前記針管の一端が突出する側に設けられた第1の嵌合部と、前記針管の他端が突出する側に設けられた第2の嵌合部とを有するハブと、
    前記針管に固定され、前記針管の一端を前記栓体の厚みよりも短く突出させる針突出面を有する調整部と、
    前記ハブの前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部に嵌合可能であり、前記第1の嵌合部に嵌合した場合に前記ハブから突出する前記針管の一端を覆って前記針管に連通し、前記第2の嵌合部に嵌合した場合に前記ハブから突出する前記針管の他端を覆って前記針管に連通するシリンジと、
    を備えることを特徴とする薬剤注射装置。
  13. 生体に穿刺される第1の針先が一端に設けられ、薬剤容器の栓体に穿刺される第2の針先が他端に設けられた針管と、
    前記針管の中間部を保持して前記針管の一端を前記栓体の厚みよりも短く突出させ、前記針管の他端を前記栓体の厚みよりも長く突出させると共に、前記針管の一端が突出する側に設けられ、シリンジが前記針管の一端を覆うようにして嵌合される第1の嵌合部と、前記針管の他端が突出する側に設けられ、シリンジが前記針管の他端を覆うようにして嵌合される第2の嵌合部とを有するハブと、を備え
    前記針管は、前記シリンジが前記第1の嵌合部或いは前記第2の嵌合部に嵌合されると、前記シリンジに連通することを特徴とする注射針組立体。
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