JP2010233668A - スプリンクラ消火設備及びスプリンクラヘッド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一次側配管11と、予作動弁13aと、二次側配管14と、二次側配管14に設けられたスプリンクラヘッド15とを備え、二次側配管14内に加圧されていない状態で水が充水されているスプリンクラ消火設備100において、スプリンクラヘッド15は、弁体側に向かって径が小さくなるように放水口33がテーパ状に形成されたヘッド本体31と、放水口33のテーパ形状と対応するように、外周がテーパ状に形成され、弁体34上に設けられた蓋部材37とを備えたものである。
【選択図】図2
Description
本発明に係るスプリンクラ消火設備において、前記蓋部材には、空気のみを通過させるオリフィスを設ける。
このスプリンクラ消火設備100には、水槽10の水を一次側配管11に給水するための給水手段としての給水ポンプ12が一次側配管11の基端側である端部に設けられている。そして、一次側配管11は、例えば防護区域に応じて分岐され、その分岐配管には予作動式流水検知装置13が取り付けられており、その下流側には二次側配管14が設けられている。二次側配管14にはスプリンクラヘッド15が取り付けられている。このスプリンクラヘッド15は例えば建物の天井部分にその一部が露出するようにして取り付けられる。また、二次側配管14には弁16を有した吸引配管を介して真空ポンプ17が接続されている。
スプリンクラヘッド15は、二次側配管14からの立ち下がり配管に接続されるヘッド本体31を備えている。ヘッド本体31は、その外周壁には立ち下がり配管に螺合するためのネジ32が設けられており、内側は開口して放水口33を形成している。この放水口33は上方側が径が大きくなるテーパ形状に形成されており、その下方に弁体34が取り付けられている。弁体34は感熱分解機構35に支持されており、所定の温度以上の熱が加えられると、感熱分解機構35が分解して、弁体34の支持が解除されることにより弁体34はヘッド本体31側から離脱し、弁体34が降下する。なお、ヘッド本体31の放水口33の縁部には拡径された段部36が形成されており、この段部36は、後述の蓋部材37の係止部を係止する。
上記のヘッド本体31の放水口33の下部には、蓋部材37が取り付けられている。蓋部材37は、例えばゴム、シリコン樹脂、スポンジ等の弾性部材から構成されている。蓋部材37の外形状は、ヘッド本体31の放水口33のテーパ形状に対応した形状を有し、断面円形であり、その中央部には空気のみを通過させる程度の大きさの1又は複数のオリフィス38が設けられており、その下部には拡径された係止部39が設けられている。オリフィス38は、蓋部材37の垂直方向に貫通した径から構成されており、直径は例えば1mm程度の大きさである。オリフィス38は、上記のような直径であり、空気のみを通過させる程度に微小に形成されているので、水の表面張力によってオリフィス38から水が漏れることはない。このようなオリフィス38を設けることにより、二次側配管14内に充水された水が加圧されていない限り常時は水が漏れることはないが、火災時に加圧された水がスプリンクラヘッド15に供給されると、蓋部材37は加圧によって変形する(つぶされて縮まる)。蓋部材37がつぶされて小さくなると、放水口33のテーパ形状よりも、外径が小さくなり、放水口33から落下する。また、蓋部材37に形成された係止部39は、ヘッド本体31に設けられた段差36に係止される。
(常時)
予作動式流水検知装置13の予作動弁13aを開いた状態で、モーター25を駆動して給水ポンプ12を起動し、水槽10の水を一次側配管11及び二次側配管14に充水する。その後、予作動弁13aを閉じる。この状態で、弁16を開き、真空ポンプ17を起動し、二次側配管14を負圧(例えば−0.05MPa)にし、弁16を閉じる。即ち、常時は、一次側配管11及び二次側配管14は充水されているが、二次側配管14は負圧になっている。スプリンクラヘッド15は、この状態では、図2(A)に示される状態になっている。なお、二次側配管14の水圧は、加圧状態でなければよいので、上記のように負圧ではなく、無加圧状態であってもよい。
(a)火災が発生すると、感知器21は火災を検出して火災信号を受信機22に送信する。
(b)受信機22は、火災信号を受信すると、中継器23を介して予作動弁13aを開放させる。予作動弁13aが開放されることで、一次側配管11の加圧された水が負圧の二次側配管14に充水され、二次側配管14の水圧と一次側配管11の水圧とがほぼ同じになる。スプリンクラヘッド15の蓋部材37は、その水圧を受けることで離脱可能な状態になる。しかし、この段階では、蓋部材37の下に弁体34があり、弁体34は感熱分解機構35に支持されており、蓋部材37は離脱しない。
上記の動作は正常時の動作であるが、仮に、非火災時にスプリンクラヘッド15に物がぶつかって破損した場合の動作を次に説明する。
図4は、スプリンクラヘッド15の破損時の状態を示した断面図である。
上記のように、常時、二次側配管14内には加圧されていない状態、即ち無加圧か負圧状態で充水されている。ここで、二次側配管14に設けたスプリンクラヘッド15が物がぶつかる等して誤動作を起こした場合には、スプリンクラヘッド15の感熱分解機構35が落下し、弁体34も落下する。しかし、弁体34の上部であって、テーパ状に形成された放水口33内には、蓋部材37が設けられている。この蓋部材37は、放水口33のテーパ形状と対応するように、その外周が形成されているので、火災時において一次側配管11の加圧された水が加わらない限り、落下することはない。つまり、二次側配管14内に水が充水されていても無加圧又は負圧である場合には、蓋部材37がヘッド放水口33の栓をなし、二次側配管14内にある水が漏れることはない。ところで、スプリンクラヘッド15が誤動作を起こすと、蓋部材37のオリフィス38を介して防護区域の空気が吸引されることになる。よって二次側配管14内は負圧状態から正圧になるので、圧力が上昇する。この圧力上昇を、二次圧力スイッチ部13cが検知して受信機22に圧力上昇信号を出力する。この時、受信機22は、感知器21からの火災信号が入力していなければ、スプリンクラヘッド15の誤動作が生じたものと判断し、真空ポンプ17を起動すると共に、弁16を解放させる。こうして二次側配管14内の水を真空ポンプ17側に吸引することで、破損したスプリンクラヘッド15から水が流出するのを防止する。
以上のように、本実施の形態においては、常時、二次側配管14内には加圧されていない状態(即ち無加圧又は負圧状態)で充水されている。ここで、二次側配管14に設けたスプリンクラヘッド15が物がぶつかる等して誤動作を起こした場合には、スプリンクラヘッド15の感熱分解機構35が落下して弁体34も落下するが、蓋部材37が弁体34の上部に設けられており、この蓋部材37が放水口33のテーパ形状と対応するように、その外周が形成されているので、火災時において加圧された水が加わらない限り、落下することはない。つまり、二次側配管14内に水が充水されていても無加圧又は負圧である場合には、蓋部材37がヘッド放水口33の栓をなし、二次側配管14内にある水が漏れることはない。
なお、給水手段の一例として、給水ポンプ12を使用した場合で説明したが、給水ポンプ12以外に建物の屋上等に設けられた高架水槽を給水手段として設けてもよく、この場合には、一次側配管の末端側にこの高架水槽が接続される。またこれ以外には、加圧された水源を給水手段として利用してもよい。
Claims (5)
- 予作動弁と、
該予作動弁の二次側に設けられた二次側配管と、
該二次側配管に設けられ、弁体によって放水口が塞がれたスプリンクラヘッドと、
前記予作動弁の一次側に設けられ端部に給水手段が接続される一次側配管と
を備え、
前記二次側配管内に加圧されていない状態で水が充水されているスプリンクラ消火設備において、
前記スプリンクラヘッドは、
前記弁体側に向かって径が小さくなるように放水口がテーパ状に形成されたヘッド本体と、
該放水口のテーパ形状と対応するように、外周がテーパ状に形成され、前記弁体上に設けられた蓋部材と
を備えたことを特徴とするスプリンクラ消火設備。 - 前記二次側配管と接続され、前記二次側配管内に充水された水を吸引して、負圧状態に維持する真空ポンプを備えたことを特徴とする請求項1記載のスプリンクラ消火設備。
- 前記ヘッド本体の前記放水口の端縁に拡径された段部を形成し、該段部に係止する係止部を前記蓋部材の下端に設けたことを特徴とする請求項2記載のスプリンクラ消火設備。
- 前記蓋部材には、空気のみを通過させるオリフィスを設けたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のスプリンクラ消火設備。
- 弁体によって放水口が塞がれたスプリンクラヘッドにおいて、
前記弁体側に向かって径が小さくなるように放水口がテーパ状に形成されたヘッド本体と、
該放水口のテーパ形状と対応するように、外周がテーパ状に形成され、前記弁体上に設けられた蓋部材と
を備えたことを特徴とするスプリンクラヘッド。
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KR101448381B1 (ko) * | 2013-03-27 | 2014-10-08 | 박영선 | 스프링클러 헤드 |
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2009
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