JP2010233201A - 復号装置、復号装置の制御方法及び画像形成装置 - Google Patents

復号装置、復号装置の制御方法及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チャンネル毎に入力される圧縮データを時分割で伸張する際に、チャンネル毎に伸張データを格納するためのバッファの容量を低減する。
【解決手段】復号装置は、チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、入力を受け付ける入力チャンネルとして指定し、入力チャンネルから受け付けた圧縮データの符号を解析し、その解析結果に基づいて圧縮データの区切り位置を検出する。また、復号装置は、入力チャンネルから受け付けた圧縮データを伸張し、その伸張した伸張データを、入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける。また、復号装置は、区切り位置の検出に応じて、入力チャンネルの指定を解除し、チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、復号装置、復号装置の制御方法及び画像形成装置に関する。
従来、インクジェットプリンタやレーザプリンタなどの画像形成装置において、紙などの記録媒体(以下、「用紙」という)に画像形成を行うためのデータは、数十〜数百メガバイトにも上るため、一般的に圧縮処理が施されている。従って、画像形成を行う際には、圧縮処理が施された圧縮データを順次伸張して、伸張した伸張データを記録ヘッドなどに出力する必要がある。
また、カラー印刷の場合は、色毎に多チャンネルで入力される圧縮データを伸張する必要があり、この多チャンネルで入力される圧縮データを時分割で伸張する従来技術としては、特許文献1、2が知られている。特許文献1には、多チャンネルで入力される圧縮データを、1つの伸張部とチャンネル毎のバッファを用いて、時分割で伸張することが開示されている。特許文献2には、圧縮前のデータにダミーデータを付加し、伸張時にはそのダミーデータを読み捨てることで、時分割で伸張された伸張データの出力タイミングを合わせるためのバッファを削減することが開示されている。
しかしながら、上記従来技術では、各チャンネルに入力される圧縮データを伸張した伸張データを格納可能とする大容量なバッファを、チャンネル毎に用意する必要があった。また、圧縮前のデータにダミーデータを付加することは、圧縮データの圧縮効率を低下することとなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、チャンネル毎に入力される圧縮データを時分割で伸張する際に、チャンネル毎に伸張データを格納するためのバッファの容量を低減することを可能とする技術を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置であって、前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力手段と、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、前記入力手段が入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定手段と、前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データの符号を解析し、当該解析結果に基づいて前記圧縮データの区切り位置を検出する検出手段と、前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張手段と、前記伸張手段が伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け手段と、を備え、前記指定手段は、前記区切り位置の検出に応じて、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする。
また、本発明は、チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置であって、前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力手段と、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、前記入力手段が入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定手段と、前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張手段と、前記伸張手段が伸張した伸張データのデータ長をカウントするカウント手段と、前記伸張手段が伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け手段と、を備え、前記指定手段は、前記カウント手段がカウントしたデータ長が所定のデータ長である場合に、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする。
また、本発明は、チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置の制御方法であって、前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力工程と、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定工程と、前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データの符号を解析し、当該解析結果に基づいて前記圧縮データの区切り位置を検出する検出工程と、前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張工程と、前記伸張工程で伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け工程と、を含み、前記指定工程は、前記区切り位置の検出に応じて、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする。
本発明によれば、チャンネル毎に入力される圧縮データを時分割で伸張する際に、チャンネル毎に伸張データを格納するためのバッファの容量を低減することを可能とする、という効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機構部分の全体構成を説明する側面概略構成図である。 図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する平面概略構成図である。 図3は、第1の実施形態に係る記録ヘッドのノズル面を例示する図である。 図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示したブロック図である。 図5は、記録ヘッドへ出力する各色のデータの有効期間を示したタイミング図である。 図6は、伸張部、画像データ出力部の内部構成を模式的に示したブロック図である。 図7は、仮想的な符号対応表を示した図である。 図8は、簡略化した伸張部の内部構成を示したブロック図である。 図9は、チャンネル指定部の動作内容を示すフローチャートである。 図10は、符号解析部の動作内容を示すフローチャートである。 図11は、振り分け部の動作内容を示すフローチャートである。 図12は、変形例に係る伸張部の内部構成を示したブロック図である。 図13は、第2の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明する側面概略構成図である。 図14は、伸張部の内部構成の一例を示したブロック図である。 図15は、伸張部のタイミングチャートの一例を示す図である。 図16は、伸張部のタイミングチャートの一例を示す図である。 図17は、伸張部のタイミングチャートの一例を示す図である。 図18は、変形例2にかかるチャンネル指定部の動作内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の機構部分の全体構成を説明する側面概略構成図、図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を説明する平面概略構成図である。図3は、記録ヘッド34のノズル面を例示する図である。まず、図1〜図3を参照して、画像形成装置1の機構部分について説明する。
図1、図2に示すように、画像形成装置1は、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31と、ステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持している。キャリッジ33は、主走査モータにより駆動するタイミングベルト(いずれも図示しない)を介して、図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク液滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を、複数のインク吐出口(以下、「ノズル」という)を主走査方向と交叉する方向に配列し、下方にインク液滴の吐出方向を向けて装着している。
具体的には、図3に示すように、記録ヘッド34は、複数のノズル134nが形成されたノズル面134aを下方に向けている。ノズル面134aには、複数のノズル134nからなる4つのノズル列134k、134c、134m、134y(以下、区別しないときは「ノズル列134N」という)が形成されている。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インク液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
本実施形態では全ノズルを同時に駆動させる以外に、時間的に分割して駆動させることができる。全ノズルを同時に駆動させると、各ノズル間のクロストークの影響による記録品位の低下や、一時的に大電流が必要になることにより電源の大容量化などの不利益が生じる場合があるが、時分割駆動することでこれらの不利益を避けることができる。
この記録ヘッド34はドライバIC(図示しない)を搭載している。このドライバICは、インク液滴を吐出するための圧力発生を制御する。ドライバICとプリンタコントローラ(詳細は後述する)とは、ハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続している。
また、キャリッジ33は、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10(具体的にはインクカートリッジ10k、10c、10m、10y)から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられている。また、インク供給チューブ36は、這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、図1に示すように、画像形成装置1は、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及びその給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。なお、用紙42は、画像形成に係る記録媒体であり、再生紙、上質紙、普通紙、葉書、封筒、厚紙、OHP用のシート等であってよく、その種別は特に限定しない。
そして、画像形成装置1は、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えば、ETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、画像形成装置1は、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52は、アースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され、接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。ガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも記録ヘッド34側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
搬送ベルト51は、副走査モータ(図示しない)によって搬送ローラ52が回転駆動されることによって搬送ベルト51が図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動する。
さらに、画像形成装置1は、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、画像形成装置1の背面部には、両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34のノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しないインク液滴を吐出させる空吐出を行うときのインク液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じるインクの廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは廃液タンク(図示しない)に排出されて収容される。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインク液滴を吐出させる空吐出を行うときのインク液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
さらに、画像形成装置1の内部後方側にはホストとの間でデータを送受するためのUSBなどの通信回路部(インタフェース)が設けられるとともに、この画像形成装置全体の制御を司るプリントコントローラを構成する制御回路基板が設けられている。
このように構成した画像形成装置1においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内されて、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送される。更に、搬送された用紙42は、先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、プリンタコントローラによってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク液滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルからインクを吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という)、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、画像形成装置1の機能的な構成について図4を参照して説明する。図4は、画像形成装置1の機能構成を模式的に示したブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置1の動作を統括制御するプリンタコントローラ100と、前述した記録ヘッド34の駆動及び用紙42の搬送と位置検出などを行うモータ・センサ部105とを備える。プリンタコントローラ100は、データ入力部101、CPU102、画像処理部103、エンジン制御部104、メモリ106、メモリコントローラ107、圧縮部108、伸張部109及び画像データ出力部110を備える。プリンタコントローラ100において、上述した各部はバス111を介して互いに接続される。
データ入力部101は、CPU102の制御の下、PC(Personal Computer)などの外部機器200から入力データを受け付けるインタフェースである。具体的には、USB(Universal Serial Bus)、セントロニクス・インタフェース、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1284、イーサネット(登録商標)インタフェース等であってよい。
CPU102(Central Processing Unit)は、画像形成装置1の動作を中央制御する。具体的には、CPU102は、ROM(Read Only Memory)などに記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)やメモリ106の作業領域に展開して順次実行することで、画像形成装置1の各部に制御信号を出力する。
画像処理部103は、CPU102の制御の下、入力される画像データに対して所定の画像処理を施す。具体的には、回転、拡大・縮小などの画像変換処理や、カラープロファイルなどを参照することで、R(赤)、G(緑)、B(青)からC、M、Y、Bkへ(又は逆方向)の色変換処理を行う。
また、画像処理部103は、プリント言語(例えば、ページ記述言語(PDL,PCL)及びポストスクリプト(PS)など)で記述されたプリンタデータを、直接印刷可能なラスタデータに変換する。画像処理部103で変換されたラスタデータは、圧縮部108で符号化してデータ圧縮したうえで、メモリ106に格納される。例えば、外部機器200などから入力したデータがプリンタデータである場合は、そのプリンタデータが画像処理部103によりラスタデータに変換され、圧縮部108で符号化された後にメモリ106に格納されることとなる。
エンジン制御部104は、CPU102の制御の下、モータ・センサ部105へ制御信号を出力することで、記録ヘッド34の駆動や用紙42の搬送を制御する。
メモリ106は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体メモリなどであり、メモリコントローラ107の制御の下で所定のデータを格納する。メモリ106が格納するデータとしては、外部機器200から入力したデータ(プリントデータ)や、圧縮部108で符号化して圧縮したデータなどがある。また、メモリ106の一部の記憶領域は、CPU102の作業領域として使用されてもよい。メモリコントローラ107は、CPU102の制御の下、メモリ106へのデータの格納、メモリ106に格納されたデータの読み出しを行う。
圧縮部108は、CPU102の制御の下、入力された各色(C、M、Y、Bk)のラスタデータを所定の符号化方式で符号化して圧縮する。各色の圧縮データはメモリ106に格納される。伸張部109は、CPU102の制御の下、メモリ106に格納された各色の圧縮データを、順次読み出して時分割で伸張した後に画像データ出力部110へ出力する。
画像データ出力部110は、CPU102の制御の下、伸張部109から入力したラスタデータを、記録ヘッド34の駆動に合わせてデータの順序を入れ替えるなど、必要に応じて加工を行った後に記録ヘッド34へ出力する。以上のように、メモリ106に格納された各色の圧縮データは、伸張部109で時分割伸張された後にメモリ106に書き戻されることなく(オンザフライで)、画像データ出力部110を経由して記録ヘッド34に出力される。
図5は、記録ヘッド34へ出力する各色のデータ(ラスタデータ)の有効期間を示したタイミング図である。前述したように記録ヘッド34の各ノズル列はノズル面134aにおいて物理的な位置が異なる。したがって、用紙上の同じ位置にインク液滴を吐出する場合には、CPU102の制御の下、図5に示すようにタイミングをずらす必要がある。また、色ごとに用紙上の有効範囲自体が異なる場合もあり、形成すべき画像によっては、特定の色(図中ではマゼンタ)を使用しない場合がある。このような場合には、データの転送も行われない。そのため、図4に示した伸張部109で伸張するタイミングも各色同時ではなく、また、全ての色の伸張を行うとは限らない。
ここで、伸張部109、画像データ出力部110の詳細について説明する。図6は、伸張部109、画像データ出力部110の内部構成を模式的に示したブロック図である。図6に示すように、伸張部109は、コントローラ201、データ入力部202K、202C、202M、202Y、チャンネル指定部203、符号解析部204、伸張処理部205、振り分け部206、データ出力I/F207K、207C、207M、207Yを備えている。画像データ出力部110は、バッファ208K、208C、208M、208Yを備えている。
コントローラ201は、CPU102の制御の下、伸張部109内の各部の動作を制御する。データ入力部202K、202C、202M、202Yは、各色(Bk、C、M、Y)の圧縮データをメモリ106から読み出して符号解析部204へ入力する。具体的には、データ入力部202KはBk色の圧縮データを、データ入力部202CはC色の圧縮データを、データ入力部202MはM色の圧縮データを、データ入力部202YはY色の圧縮データを符号解析部204へ入力する。
チャンネル指定部203は、符号解析部204が圧縮データを解析した解析結果に基づいて、符号解析部204がデータ入力部202K、202C、202M、202Yのいずれかから入力するチャンネル(入力チャンネル)、及び、伸張処理部205が伸張した後に、振り分け部206がデータ出力I/F207K、207C、207M、207Yのいずれかに出力するチャンネル(色)を指定する。
符号解析部204は、データ入力部202K、202C、202M、202Yから入力される圧縮データの解析を行って圧縮データの区切り位置を検出し(区切り位置の検出の詳細は後述する)、その検出結果を解析結果としてチャンネル指定部203に出力する。また、符号解析部204は、データ入力部202K、202C、202M、202Yの中から、チャンネル指定部203が指定したチャンネル(色)の圧縮データを伸張処理部205へ入力する。伸張処理部205は、入力された圧縮データを伸張して、伸張した伸張データを振り分け部206へ入力する。
振り分け部206は、伸張処理部205から入力した伸張データを、データ出力I/F207K、207C、207M、207Yの中からチャンネル指定部203が指定したチャンネル(色)へ入力する。データ出力I/F207K、207C、207M、207Yは、伸張された各色のデータをバッファ208K、208C、208M、208Yへ格納する。
具体的には、データ出力I/F207KはBk色の伸張データをバッファ208Kへ格納し、データ出力I/F207CはC色の伸張データをバッファ208Cへ格納し、データ出力I/F207MはM色の伸張データをバッファ208Mへ格納し、データ出力I/F207YはY色の伸張データをバッファ208Yへ格納する。バッファ208K、208C、208M、208Yは、CPU102の制御の下、格納されたデータを所定のタイミングで記録ヘッド34へ出力する。
図5で示したような出力のタイミングが異なる各色(C、M、Y、Bk)の圧縮データを同時に伸張する場合、すなわち、入力が4チャンネル分あり、各チャンネルから入力される圧縮データを伸張する場合には、伸張処理を行う構成を入力チャンネル分用意する必要がある。また、各チャンネルから入力される圧縮データを時分割で順次伸張する場合には、伸張後のデータの出力タイミングのずれを吸収するための大容量のバッファを後段に備える必要がある。
図6に示すように、伸張部109は、チャンネル指定部203、符号解析部204、振り分け部206を備えている。そして、上記伸張部109の各部が後述する処理を行うことで、各チャンネルから入力される圧縮データを1つの伸張処理部205が時分割で順次伸張する。このため、画像データ出力部110のバッファ208K、208C、208M、208Yには、時分割で伸張する単位サイズ以上のデータが格納可能なバッファであればよく、各チャンネルにおいて、全ての圧縮データを伸張した伸張データを格納可能とする大容量のバッファを備える必要がない。
また、画像データ出力部110のバッファ208K、208C、208M、208Yは、次の用途で使用されてもよい。すなわち、メモリ106に格納された圧縮データを伸張した伸張データ(ラスタデータ)は主走査方向に並んだ画素のデータである。一方、記録ヘッド34におけるノズルは副走査方向に沿って並んでいるため、ラスタデータについては回転する処理が必要である。この回転処理をCPU102で実施するためには、ビット単位の演算を行う必要があり、CPU102における処理負荷が大きくなる。そのため、画像データ出力部110では、伸張処理部205でラスタデータに対し、一定量ごとに回転処理を行う。バッファ208K、208C、208M、208Yは、上記回転処理のワーク領域として使用される。
例えば、バッファ208K、208C、208M、208Yが格納可能とするデータのサイズは、記録ヘッド34におけるノズル数が256で、32(bit)ごとに回転処理を行う場合には、256×32=8192(bit)である。さらに、バッファ208K、208C、208M、208Yにデータを格納しながら、データを出力するためには、ノズル面2面分のデータを格納可能とするバッファを用意する。
このノズル面2面分のデータサイズが、伸張処理部205が時分割で伸張する単位サイズ以上である場合は、各チャンネルから入力される圧縮データを1つの伸張処理部205が時分割で順次伸張する場合であっても、新たにバッファを追加する必要がない。したがって、伸張処理部205が時分割で伸張する単位サイズは、バッファ208K、208C、208M、208Yに伸張データを格納しながら、そのデータを記録ヘッド34に出力するために必要とする、記録ヘッド34のノズル面2面分と同一サイズ、若しくはそれ以下のサイズであることが好ましい。
このように、伸張部109が伸張した伸張データを格納するためのバッファと、記録ヘッド34が主走査方向へ画像形成を行うためのバッファとを共有する場合には、新たにバッファを追加する必要がない。
ここで、圧縮部108が符号化し、伸張部109の伸張処理部205が伸張する符号化方式について、図7を参照して説明する。図7は、仮想的な符号対応表を示した図である。
符号化方式によるデータの圧縮では、例えば圧縮前の固定長のデータ(符号)について、圧縮前に出現率の高い符号を符号長の短い符号に割り当てた符号表に基づいて変換することでデータサイズの削減を図る。具体的には、図7に示すように、圧縮前のデータにおいて出現率の高い順に符号CA〜CVを並べ、その符号に対応する圧縮後の符号を符号長の短い順(符号長が2の符号から符号長が8の符号まで)に並べた符号対応表に基づいて、データの圧縮・伸張を行う。
ここで、符号CV(EOL:End Of Line)は、1つのブロック(圧縮単位)の区切り位置を示すものであり、特に区切り位置の終端を示す終端符号である。この符号CVを境に、前のブロックと後のブロックの符号には関連がないものとする。したがって、ブロックごとに独立に伸張可能な圧縮方式である。なお、この符号CV(EOL符号)を伸張した信号(図7の例では「00000000」に該当)が終端信号(EOL信号)である。
例えば、符号CA→符号CN→符号CD→符号CV(EOL)の場合は、圧縮前のデータ長は8*4=32bitである。このデータを図7に例示した符号対応表に基づいて圧縮した場合、メモリ106に格納される圧縮データは「10000011101100000000」となり、圧縮後のデータ長は2+7+3+8=20bitとなる。この圧縮データは、伸張時において、図7の符号対応表を元に、伸張処理部205が次の手順で圧縮データを分離していく。
手順1−1:第n番目の符号を解析(22通りの全符号との比較を実施)。
手順1−2:第n番目の符号種類と符号長を確定する。
手順1−3:確定した符号種類に見合った処理を行い、伸張処理を実行する。
手順1−4:第n+1番目の符号開始の位置を確定する。
手順1−5:手順1−1に戻る(nをn+1で置き換える)。
ただし、特定の符号を検出することのみを目的とする場合には、必ずしも上記の手順を取る必要はない。例えば、図7の符号対応表を元に圧縮された圧縮データの場合に、符号CV(EOL)の位置を検出し、その直後の位置を検出したい場合には、次の手順でよい。
手順2−1:第n番目の符号を解析し、符号長を確定する(「*」は1又は0のいずれであってもよい)。
符号の上位ビットが「1*」 :符号長2
符号の上位ビットが「01*」 :符号長3
符号の上位ビットが「001*」 :符号長4
符号の上位ビットが「0001*」 :符号長6
符号の上位ビットが「00001*」:符号長7
符号の上位ビットが「00000*」:符号長8
手順2−2:第n+1番目の符号開始の位置を確定する。
手順2−3:n番目の符号が符号CV(EOL)である場合には処理を終了し、それ以外の場合には手順2−1へ戻る(nをn+1で置き換える)。
手順1−1〜1−5と手順2−1〜2−3とを比較して明らかなように、特定の符号を検出することのみを目的とする方が処理負荷は小さい。なお、図7に例示した符号対応表は、単純に符号長を検出可能な一例を示したものである。圧縮方式によっては、この例ほど単純に符号長が判別できないこともあるが、特定の符号を検出することのみを目的とする方が処理負荷が小さいことに変わりはない。
また、圧縮データの状態によって、符号対応表の対応が変更する場合もある。そのため、符号長を検出するのに必要とする処理は伸張処理部205へ圧縮データを入力する前に符号解析部204が行う。例えば、FAXなどで使用される圧縮方式では、黒データと白データとで対応する符号対応表が異なる。したがって、扱っている圧縮データが、黒データであるのか、白データであるのかを符号解析部204が検出して、伸張処理部205へ通知する。
次に、伸張部の各部の動作内容を、図8〜図11を参照して詳細に説明する。なお、説明を簡略化するため、図8に示すように、以下の説明では入力チャンネルを2チャンネルとする。
具体的には、簡略化した伸張部109aでは、データ入力部202aがチャンネルCH1用の圧縮データを入力し、データ入力部202bがチャンネルCH2用の圧縮データを入力する。また、バッファ208aがチャンネルCH1用の伸張データを格納し、バッファ208bがチャンネルCH2用の伸張データを格納する。
まず、チャンネル指定部203の動作内容について、図9を参照して説明する。図9に示すように、処理が開始されると、チャンネル指定部203は、チャンネルCH1の圧縮データの伸張を行う有効期間内であり、且つ、バッファ208aにおいて、時分割で伸張する単位サイズ以上のデータが格納可能な程度の十分な空き容量があるか否かを判定する(S1)。
S1において、判定条件を満たさない場合(NOである場合)、チャンネル指定部203は、チャンネルCH2の圧縮データの伸張を行う有効期間内であり、且つ、バッファ208bにおいて、時分割で伸張する単位サイズ以上のデータが格納可能な程度の十分な空き容量があるか否かを判定する(S2)。なお、チャンネルCH1、CH2の圧縮データの伸張を行う有効期間内であるか否かは、チャンネルCH1、CH2に係る色が、前述した図5に例示した有効期間に該当するか否かを元に判定する。
S1において、判定条件を満たす場合(YESである場合)、チャンネル指定部203は、チャンネルCH1をチャンネル指定部203、振り分け部206に指定する(S3)。このS3により、データ入力部202aから入力した圧縮データが伸張処理部205で伸張され、その伸張データが振り分け部206でバッファ208aに格納されることとなる。
S2において、判定条件を満たす場合(YESである場合)、チャンネル指定部203は、チャンネルCH2をチャンネル指定部203、振り分け部206に指定する(S4)。このS4により、データ入力部202bから入力した圧縮データが伸張処理部205で伸張され、その伸張データが振り分け部206でバッファ208bに格納されることとなる。
次いで、チャンネル指定部203は、符号解析部204、振り分け部206から受付済み信号を受信し、且つ、伸張処理部205から振り分け部206へのEOL信号の出力を検出したか否かを判定する(S5)。チャンネル指定部203は、S5の判定条件を満たすまで処理を待機し、S5の判定条件を満たした場合(YESである場合)、S3、S4で行ったチャンネル指定を解除する(S6)。
したがって、伸張部109aでは、チャンネルが指定された圧縮データにおいて、1つのブロックの伸張が終了したところで、そのチャンネルの指定が解除され、1つのブロック分を伸張した伸張データがバッファ208a、208bに格納されることとなる。
次いで、チャンネル指定部203は、メモリ106に格納された全圧縮データの伸張が終了したか否かを判定し(S7)、このS7において、チャンネル指定部203は、伸張が終了していない場合(NOである場合)にはS1へ処理を戻し、伸張が終了している場合(YESである場合)には処理を終了する。
次に、符号解析部204の動作内容について、図10を参照して説明する。図10に示すように、処理が開始されると、符号解析部204は、チャンネル指定部203によるチャンネル指定があったか否かを判定する(S11)。符号解析部204は、S11の判定条件を満たすまで処理を待機する。
チャンネル指定があり、S11の判定条件を満たした場合(YESである場合)、符号解析部204は、指定されたチャンネルを示すチャンネル情報を保持するとともに、チャンネル指定を受け付けたことを示す受付済み信号を発行し、チャンネル指定部203へ出力する(S12)。
次いで、符号解析部204は、指定されたチャンネルに応じたデータ入力部からデータを受信し(S13)、受信したデータの符号解析を行うとともに、受信したデータを伸張処理部205へ送信する(S14)。S14における符号解析では、前述した手順に従ってEOL符号の検出を行う。
次いで、符号解析部204は、S14における符号解析で、EOL符号が検出されたか否かを判定する(S15)。S15において、EOL符号が検出されていない場合(NOである場合)、符号解析部204は、S13へ処理を戻す。したがって、符号解析部204は、指定されたチャンネルに応じて受信したデータからEOL符号が検出されるまで、その受信したデータを伸張処理部205へ送信し続ける。
S15において、EOL符号が検出された場合(YESである場合)、符号解析部204は、メモリ106に格納された全圧縮データの伸張が終了したか否かを判定する(S16)。このS16において、符号解析部204は、伸張が終了していない場合(NOである場合)にはS11へ処理を戻し、伸張が終了している場合(YESである場合)には処理を終了する。
次に、振り分け部206の動作内容について、図11を参照して説明する。図11に示すように、処理が開始されると、振り分け部206は、チャンネル指定部203によるチャンネル指定があったか否かを判定する(S21)。振り分け部206は、S21の判定条件を満たすまで処理を待機する。
チャンネル指定があり、S21の判定条件を満たす場合(YESである場合)、振り分け部206は、指定されたチャンネルを示すチャンネル情報を保持するとともに、チャンネル指定を受け付けたことを示す受付済み信号を発行し、チャンネル指定部203へ出力する(S22)。
次いで、振り分け部206は、伸張処理部205より受信した伸張データを、指定されたチャンネルに応じたバッファに送信する(S23)。次いで、振り分け部206は、伸張処理部205より受信したデータからEOL符号を検出したか否かを判定する(S24)。
S24において、EOL信号が検出されていない場合(NOである場合)、振り分け部206は、S23へ処理を戻す。したがって、振り分け部206は、伸張処理部205より受信した伸張データを、EOL信号が検出されるまで、指定されたチャンネルに応じたバッファに格納し続け、EOL信号が検出された場合は、指定されたチャンネルに応じたバッファへの格納を停止する。振り分け部206は、EOL信号の検出に応じて、バッファへの伸張データの格納を停止することで、ブロックの終端での伸張データの振り分けを明確に行うことができる。
S24において、EOL信号が検出された場合(YESである場合)、振り分け部206は、メモリ106に格納された全圧縮データの伸張が終了したか否かを判定する(S25)。このS25において、振り分け部206は、伸張が終了していない場合(NOである場合)にはS21へ処理を戻し、伸張が終了している場合(YESである場合)には処理を終了する。
ここで、上述したチャンネル指定部203、符号解析部204、振り分け部206の各部の動作による、伸張部109aにおける時分割伸張処理について、図8に戻って説明する。伸張部109aにおける時分割伸張処理の手順は次のとおりである。
手順3−1:処理の起動がかけられると、チャンネル指定部203では、伸長すべきチャンネルを決定する。具体的には、有効期間内のチャンネルのバッファに1つのブロック分の伸長データを蓄積可能な空き容量があることを検出するとそのチャンネルを指定し、符号解析部204に送信する。なお、複数のチャンネルが条件を満たす場合は、内部で調停を行い、1つのチャンネルを指定する。より具体的には、有効期間の終了が近いチャンネルを優先的に指定するように、調停が行われる。
手順3−2:チャンネル指定の信号を受信した符号解析部204は、指定されたチャンネルのデータ入力部にリクエストを発行し、圧縮データを入力する。
手順3−3:符号解析部204は、圧縮データを図7で示した手順で符号解析し、EOL符号検出位置までの圧縮データを伸張処理部205へ出力する。
手順3−4:伸張処理部205は、入力された圧縮データを伸長しつつ、EOL符号を検出した時点でEOL信号を発行し、ブロックの終了を通知する。
手順3−5:振り分け部206は、伸張処理部205より受信した伸長データを、チャンネル指定部203により指定されたチャンネル(バッファ)に送信する。また、振り分け部206は、伸張処理部205よりEOL信号を受信すると、そのタイミングで伸張データの出力先のチャンネルを切り替える。
手順3−6:チャンネル指定部203は、符号解析部204から新たなチャンネル指定の受付信号を受信すると、次のチャンネル指定を開始する。ただし、次に指定するチャンネルが伸長処理中のチャンネルと同一の場合に関しては、そのブロックの伸長を待つか、バッファに2ブロック分以上の空き容量がある場合にのみ指定可能である。
以下に、チャンネルCH1、チャンネルCH2の入力データと、伸張処理部205に入力するマージ済みのデータの例を示す。具体的には、チャンネルCH1⇒チャンネルCH1⇒チャンネルCH2⇒チャンネルCH1⇒チャンネルCH2⇒チャンネルCH2の順序で時分割伸長されている例である。
チャンネルCH1の入力データ:
符号CA⇒符号CB⇒符号CC⇒EOL(ブロック1終了)⇒符号CD⇒符号CE⇒符号CF⇒EOL(ブロック2終了)⇒符号CG⇒符号CH⇒EOL(ブロック3終了)
チャンネルCH2の入力データ:
符号CI⇒符号CJ⇒符号CK⇒符号CL⇒EOL(ブロック1終了)⇒符号CM⇒符号CN⇒EOL(ブロック2終了)⇒符号CO⇒符号CP⇒EOL(ブロック3終了)
伸長処理部へ入力されるマージ済みのデータ:
符号CA⇒符号CB⇒符号CC⇒EOL(チャンネルCH1:ブロック1終了)⇒符号CD⇒符号CE⇒符号CF⇒EOL(チャンネルCH1:ブロック2終了)⇒符号CI⇒符号CJ⇒符号CK⇒符号CL⇒EOL(チャンネルCH2:ブロック1終了)⇒符号CG⇒符号CH⇒EOL(チャンネルCH1:ブロック3終了)⇒符号CM⇒符号CN⇒EOL(チャンネルCH2:ブロック2終了)⇒符号CO⇒符号CP⇒EOL(チャンネルCH2:ブロック3終了)
なお、本実施形態では圧縮データの区切り検出に符号CV(EOL)の検出を用いたが、ブロックごとの区切り位置が検出可能であればいずれの符号を用いてもよい。例えば、ブロックごとのモードを示すラインヘッダなどの符号を検出して、圧縮データの区切り検出を行ってもよい。より具体的には、ラインヘッダを区切り検出に使用する場合には、ラインヘッダの直前までを1つのブロックとする。すなわち、ラインヘッダは、ブロックごとの区切り位置の開始を示す開始符号である。
また、本実施形態では伸長データの区切り検出にEOL信号を用いたが、伸張データにおいてブロックごとの伸張完了が検出可能であれば、特にEOL信号を用いる構成に限定しない。例えば、1ブロックのサイズが固定(ソフト設定可能である場合を含む)されている場合は、伸長データのデータサイズ(データ長)を検出するカウンタを振り分け部206が備え、1ブロック分の伸張が終了する度にチャンネル指定部203がチャンネルを切り替えてもよい。より具体的には、振り分け部206のカウンタが1ブロック分のデータサイズ(所定のデータ長)をカウントしたことをチャンネル指定部203に通知する。チャンネル指定部203は、振り分け部206からの通知に応じて符号解析部204、振り分け部206のチャンネル指定を解除して新たなチャンネル指定を行う。
上述した時分割処理において、伸張部109aには、1ブロック分の伸張データが格納可能な容量を備えたバッファ208a、208bを用意する。具体的な理由は次のとおりである。
チャンネルCH1の伸張時において、1つのブロックサイズ分の伸張を終えるまではチャンネルCH2の伸張を開始できない。また、チャンネルCH1の伸張データを格納したバッファ208aにおいて、その伸張データの出力が行われない場合には、バッファが空くことは無く、チャンネルCH1のブロックの伸張が完了できない。この場合、チャンネルCH2の伸張データを格納したバッファ208bにおいて、その浸透データの出力が進み、次の伸張データが必要となっても、チャンネルCH2の伸張が開始できない。したがって、1ブロックの伸張データを格納できるだけの容量を備えたバッファが必要となる。なお、ブロックごとにブロックサイズが異なる場合には、想定される最大のブロックサイズ分のバッファを備える必要がある。
なお、伸張部109aでは、2チャンネルの場合を例示しているが、チャンネル数が2以外の多チャンネルの場合も同様であることは言うまでもない。具体的には、多チャンネルの場合は、2チャンネルの時と同様の理由により、そのチャンネル数に応じたブロック数分の伸張データが格納可能な容量を備えたバッファが必要となる。例えば、図6に示したように、チャンネル数が4である場合は、少なくとも3ブロック分の伸張データを格納できるだけの容量を備えたバッファが必要となる。また、チャンネル数がnである場合は、少なくともn−1ブロック分の伸張データが格納可能な容量を備えたバッファが必要となる。
[変形例]
次に、伸張部の変形例について、図12を参照して説明する。なお、前述した実施形態と同一の要素については同一の符号を付して説明を省略し、以下では異なる部分についてのみを説明する。
画像形成装置において用いられるプリンタ用の画像圧縮方式では、入力される画像データによっては、圧縮処理後のデータ(圧縮データ)の方が圧縮処理前のデータ(伸張データ)よりもサイズが大きくなる場合がある。このため、メモリ上のデータ容量を最小にするためには、あるチャンネルのデータは圧縮データをメモリに格納し、他のチャンネルのデータは伸張データをメモリに格納する場合がある。変形例では、伸張データにも対応した伸張部を説明する。
なお、圧縮データが伸張データよりも大きいデータサイズであるか否かは、圧縮処理前後のデータサイズをカウントすることで検出できる。この検出結果に基づいて、メモリ上のデータ容量を最小とするように、圧縮データと伸張データとがメモリに格納されているものとする。また、メモリに格納されているデータが圧縮データであるか、又は、伸張データであるかは、データのヘッダに記録されているものとする。
図12に示すように、伸張部109bは、伸張データが伸張処理部205をスルーして(伸張処理部205を介することなく)、符号解析部204aから振り分け部206aに迂回するための迂回パスを備えている。符号解析部204aは、データ入力部から入力されるデータのヘッダを確認し、圧縮データである場合は伸張処理部205へ出力し、伸張データである場合は迂回パスを経由して振り分け部206aへ出力する。振り分け部206aは、伸張処理部205が伸張した伸張データと、迂回パスを経由した伸張データとを、入力チャンネルに対応するバッファへ格納するように振り分ける。したがって、伸張部109bは、入力されるデータが伸張データである場合には、伸張処理が行われることがなく、伸張データの入力にも対応することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、用紙へのカラー画像の形成を電子写真方式で行う画像形成装置を例示する。図13は、第2の実施形態に係る画像形成装置1aの全体構成を説明する側面概略構成図である。
図13に示すように、画像形成装置1aは、電子写真によるタンデム方式のもので、概略的には、像担持体である4つのドラム状の感光体ドラム2Y(イエロー),2C(シアン),2M(マゼンタ),2K(ブラック)と、その感光体ドラム2Y,2C,2M,2K上の静電潜像を現像ユニット3Y,3C,3M,3Kにより現像することにより形成されるトナー画像を、一次転写装置4Y,4C,4M,4Kにより回転体としての中間転写ベルト5L上に順次転写し、その中間転写ベルト5L上の画像を二次転写装置6Lにより転写体である用紙P上に一括転写する間接転写方式を採用したものである。
中間転写ベルト5Lは、無端状のベルトであって、複数のローラ10L〜13Lによって張架されており、ローラ10L〜13Lのいずれかの軸に連結されたモータ(図示しない)により一定速度で回動方向Aに駆動される。中間転写ベルト5Lおよび中間転写ベルト5Lの駆動部(モータおよびローラ10L〜13Lなど)により、中間転写ユニットが構成されている。このような中間転写ベルト5Lの上部側には、その中間転写ベルト5Lの回動方向Aに沿って、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各色用に4個の上述した感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kを、並列にそれぞれ配置している。
感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kの周回には、帯電装置7Y,7C,7M,7Kと、前述した現像ユニット3Y,3C,3M,3Kと、一次転写装置4Y,4C,4M,4Kと、ブレードやブラシ等で構成されるクリーニング装置8Y,8C,8M,8Kと、除電装置9Y,9C,9M,9Kとがそれぞれ配設されている。
一次転写装置4Y,4C,4M,4Kは、中間転写ベルト5Lを挟んで感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kにそれぞれ対向配置されている。すなわち、中間転写ベルト5Lは、各一次転写装置4Y,4C,4M,4Kと感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kとの間には挟まれた状態で回動するようになっている。
感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kは、回転方向Bに回転駆動され、このとき帯電装置7Y,7C,7M,7Kによって感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kの表面が所定の極性に帯電される。次いで、感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kの帯電面に、LD、LED、EL等による光書き込みユニットである光ビーム走査装置16Lから画像データに応じたレーザ光が照射されることによって、感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kに静電潜像が形成される。このレーザ光の照射に係る画像データは、第1の実施形態で説明した伸張部で伸張され、画像データ出力部110から出力されるデータである。このようにして形成された静電潜像は、現像ユニット3Y,3C,3M,3Kにより各色のトナー像にそれぞれ現像されて可視像化される。
なお、画像データ出力部110は、光ビーム走査装置16Lが感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kごとの帯電面に照射するラインバッファ110Y、110C、110M、110Kを備えている。このラインバッファ110Y、110C、110M、110Kは、光ビーム走査装置16Lでレーザ光を照射する際にデータ加工(ミラー処理、フィルタ処理など)を行うための作業領域や、データ転送レートを確保するため領域として使用される。また、第1の実施形態と同様、伸張部が時分割で伸張する単位サイズ以上のデータが格納可能な容量を、ラインバッファ110Y、110C、110M、110Kが備えている場合は、伸張部と共有して使用することで、前述した時分割処理に必要なバッファを追加する必要がない。
このようにして現像された感光体ドラム2Y,2C,2M,2K上のイエロー,シアン,マゼンタ,ブラックのトナー像は、一次転写装置4Y,4C,4M,4Kの作用によって中間転写ベルト5の表面に順次重ね合わされた状態で転写されていき、フルカラーの合成カラー画像が形成される。
なお、感光体ドラム2Y,2C,2M,2Kは、感光体ドラム2Y,2C,2M,2K上に残っているトナー像をクリーニング装置8Y,8C,8M,8Kによりクリーニングされた後、除電装置9Y,9C,9M,9Kにより除電される。
二次転写装置6Lは、中間転写ベルト5Lを挟んでローラ12Lに対向配置されている。このようなローラ12L(中間転写ベルト5L)と二次転写装置6Lの間には、給紙ユニット(図示しない)から給紙された用紙Pが所定のタイミングで送り込まれる。ローラ12L(中間転写ベルト5L)と二次転写装置6Lの間に用紙Pが紙搬送方向Cに向けて送り込まれると、中間転写ベルト5Lに担持されている合成カラー画像が二次転写装置6Lの作用により用紙Pに一括して転写される。
その後、用紙P上の合成カラー画像は、定着装置14Lにより熱と圧力によって定着され、排紙トレイ(図示しない)上に排出される。
一方、合成カラー画像の転写後の中間転写ベルト5Lの表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置15Lによって除去される。
以上のように、用紙へのカラー画像形成を電子写真方式で行う画像形成装置1aについて、第1の実施形態と同様の伸張部を適用することで、画像形成装置1aにおける各色の画像データ(圧縮データ)を時分割で伸張してもよい。
[第1の実施形態の変形例2]
次に、前述した第1の実施形態の変形例2について、図14〜図18を参照して説明する。図14は、伸張部109、109a、109bの内部構成の一例を示したブロック図である。
図14に示すように、伸張部109、109a、109bは、データ入力部1091、入力バッファ1092、演算部1093、内部メモリ1094、出力バッファ1095、データ出力部1096を備える。すなわち、伸張部109、109a、109bは、データ入力部1091にて受け取ったデータを一旦入力バッファ1092に一定量蓄える(一時記憶する)。入力バッファ1092に蓄えたデータは、内部メモリ1094を作業領域とする演算部1093に出力されて加工(伸張)され、データ出力部1096から出力する前に出力バッファ1095に一旦蓄えられる。このように入力バッファ1092を備える構成によって、データ入力のタイミングと、演算部1093がデータを要求するタイミングとが異なっても、効率よくデータを転送することができる。出力バッファ1095を備える出力側に関しても同様のことがいえる。
図15は、伸張部109、109a、109bのタイミングチャートの一例であり、具体的には前述した第1の実施形態やその変形例にかかるタイミングチャートの一例である。図15において、CH1[N]は、チャンネルCH1の第Nブロック目のデータであることを示す。CH2[M]は、チャンネルCH2の第Mブロック目のデータであることを示す。
また、時刻T1〜T6は次のとおりである。
時刻T1:CH1[N]の伸張開始(データ入力開始)時点
時刻T2:CH1[N]の伸張後のデータ出力が開始され、それにより、チャンネルCH1の後段バッファ(出力バッファ1095)の空き状況が「無し」となる時点
時刻T3:CH2[M]の伸張開始(データ入力開始)時点
時刻T4:CH2[M]のデータ入力終了時点
時刻T5:CH1[N]の伸張後のデータ出力が終了し、アービトレーション(調停)が実施される時点
時刻T6:チャンネルCH1の後段バッファのデータを使い切り(全て出力され)、後段バッファの空き状況が「有り」となる時点
伸張部109、109a、109bに入力されて伸張されるデータは、圧縮されたデータであるため、圧縮効率によっては非常に小さいサイズとなりうる。したがって、入力されたデータが伸張部109、109a、109bの内部バッファ(入力バッファ1092、出力バッファ1095)のサイズと同程度であった場合、図15に示すように、CH1[N]のデータ出力が終了する前(時刻T5)に、CH2[M]のデータの入力が終了する(時刻T4)場合がある。この場合、CH1[N]のデータ出力が終了したタイミング(時刻T5)でアービトレーションが実施されると、まだチャンネルCH2の後段バッファの空きが「無し」になる前に、さらに次(CH2[M+1])のデータが入力されることとなる。CH2[M+1]のデータを出力し終えるまでは、CH1[N+1]のデータを出力することができないため、データの出力が停滞することにつながる。
このようなデータの出力の停滞は、後段バッファの空き状態を正確に検知できるように、1ブロック分の伸張されたデータがすべて出力し終えるまでアービトレーションを実施しないようにすれば防止できる。すなわち、変形例2では、入力バッファ1092に一時記憶された全ての圧縮データが演算部1093(伸張処理部205に相当)により伸張されて出力バッファ1095に出力されるまで、前述したチャンネル指定部203が待機してから次の入力チャンネルの指定を行うことで、1ブロック分の伸張されたデータがすべて出力し終えるまでアービトレーションを実施しないようにしている。
図16は、伸張部109、109a、109bのタイミングチャートの一例であり、具体的には第1の実施形態の変形例2にかかるタイミングチャートの一例である。図16において、CH1[N]、CH2[M]は図15と同様である。
また、時刻T11〜T15は次のとおりである。
時刻T11:CH1[N]の伸張開始(データ入力開始)時点
時刻T12:CH1[N]の伸張後のデータ出力が開始され、それにより、チャンネルCH1の後段バッファの空き状況が「無し」となる時点
時刻T13:CH1[N]の伸張後のデータ出力が終了し、その後、アービトレーションが実施されて後段バッファに空きがあるチャンネルCH2が選択された時点
時刻T14:CH2[M]の伸張後のデータ出力が開始され、それにより、チャンネルCH2の後段バッファの空き状況が「無し」となる時点
時刻T15:CH2[M]の伸張後のデータ出力が終了し、その後、アービトレーションが実施されて後段バッファに空きがあるチャンネルCH1が選択された時点
変形例2では、入力バッファ1092に格納されたデータが演算部1093により伸張されて出力バッファ1095へ出力されるまで待機してから、次の入力チャンネルの指定をチャンネル指定部203が行うため、入力データが極端に小さい場合(CH2[M])であっても、そのブロック分の伸張されたデータが出力バッファ1095へ出力し終えるまで(時刻T15)次のアービトレーションが行われない。したがって、アービトレーションの時点(時刻T15)では後段バッファの空き状況を正確に検知することが可能となっている。この場合は、ブロックの処理ごとに待ちが発生すること、伸張部109、109a、109bにデータの入力を開始してから伸張されたデータの出力が開始されるまでの時間(時刻T11−T12、時刻T13−T14)が長いことなどのオーバーヘッドの発生がある。
このオーバーヘッドを削減するため、変形例2では、チャンネル指定部203は、入力チャンネルとして複数のチャンネルを指定し、その複数のチャンネルに対応した入力バッファの各々に一時記憶された圧縮データの全てが伸張されるまで待機してから次の入力チャンネルの指定を行っている。
図17は、伸張部109、109a、109bのタイミングチャートの一例であり、具体的には変形例2において複数のチャンネルを指定する場合のタイミングチャートの一例である。図17において、CH1[N]、CH2[M]は図15、図16と同様である。
また、時刻T21〜T26は次のとおりである。
時刻T21:アービトレーションを開始した時点である。この時点では後段バッファの空きが「有り」となっているチャンネルCH1、CH2の両方が選択される。また、選択されたチャンネルCH1、CH2のうち、チャンネルCH1の符号(CH1[N])が入力され始める。
時刻T22:CH1[N]の伸張後のデータ出力が開始され、それにより、チャンネルCH1の後段バッファの空き状況が「無し」となる時点
時刻T23:時刻T21の時点におけるアービトレーションにて選択されていたチャンネルCH2の符号(CH2[M])が入力され始める。
時刻T24:CH1[N]の伸張後のデータ出力が終了した時点である。この時点では次のアービトレーションを実施しない。
時刻T25:チャンネルCH1の後段バッファを使い切り、後段バッファの空き状態が「有り」に変化する時点
時刻T26:CH2[M]の伸張後のデータ出力が終了した時点である。この時点では、時刻T21の時点におけるアービトレーションにて選択されていた全てのチャンネルで伸張後のデータを出力し終え、次のアービトレーションが実施される。図示例では、後段バッファに空きのあるチャンネルCH1が選択され、その符号(CH1[N+1])が入力され始める。
変形例2では、上述したオーバーヘッドを削減するために、1回のアービトレーションで1つのチャンネルを指定するのではなく、後段バッファに空きのある全てのチャンネルを指定する。なお、指定された複数のチャンネルにおいて、どのような順序で処理をするかは、さらにアービトレーションをするか、固定順位をつけてよい。そして、アービトレーションで指定されたチャンネルの入力バッファ1092の各々に一時記憶された圧縮データの全てが、演算部1093により伸張されて出力バッファ1095に出力し終えるのを待ってから、次のアービトレーションを実施する。したがって、アービトレーションの時点では、各チャンネルの後段バッファの空き状態を正確に検知できる。また、アービトレーションを実施するたびに発生するオーバーヘッドを全体的に減らすことが可能である。具体的には、オーバーヘッド分の時間は、図16の場合に比べて、1/[同時伸張するチャンネル数]となることが期待される。
図18は、変形例2にかかるチャンネル指定部203の動作内容を示すフローチャートである。図18に示すように、S31〜S35では、1回のアービトレーションで複数のチャンネルを選択可能となっている。また、S36〜S42では、アービトレーションで選択された全てのチャンネルの符号が伸張されて出力されるまで待機するフローとなっている。
具体的には、処理が開始されると、チャンネル指定部203は、有効な全てのチャンネルの後段バッファに十分な空き容量があるか否かを判定する(S31)。十分な空き容量がない場合(S31:YES)は処理を待機する。十分な空き容量がある場合(S31:NO)はS32へ処理を進める。
S32において、チャンネル指定部203は、チャンネルCH1が有効であり、且つ、チャンネルCH1の後段バッファに十分な空き容量があるか否かを判定する。S32において肯定(YES)判定の場合、チャンネル指定部203はチャンネルCH1を選択(指定)する(S33)。S32において否定(NO)判定の場合、チャンネル指定部203はチャンネルCH1を選択することなくS34へ処理を進める。
S34において、チャンネル指定部203は、チャンネルCH2が有効であり、且つ、チャンネルCH2の後段バッファに十分な空き容量があるか否かを判定する。S32において肯定(YES)判定の場合、チャンネル指定部203はチャンネルCH2を選択(指定)する(S35)。S34において否定(NO)判定の場合、チャンネル指定部203はチャンネルCH2を選択することなくS36へ処理を進める。
S36において、チャンネル指定部203は、チャンネルCH1が選択済みであるか否かを判定する。S36において否定(NO)判定の場合、チャンネル指定部203はS39へ処理を進める。S36において肯定(YES)判定の場合、チャンネル指定部203は、チャンネルCH1の伸張後のデータの出力が完了したか否か、すなわち、チャンネルCH1の入力バッファ1092に一時記憶された圧縮データが伸張され、その出力が終了したか否かを判定する(S37)。S37において、否定(NO)判定の場合はそのまま処理を待機し、肯定(YES)の場合はチャンネルCH1の選択を解除(S38)してからS39へ処理を進める。
S39において、チャンネル指定部203は、チャンネルCH2が選択済みであるか否かを判定する。S39において否定(NO)判定の場合、チャンネル指定部203はS41へ処理を進める。S39において肯定(YES)判定の場合、チャンネル指定部203は、チャンネルCH2の伸張後のデータの出力が完了したか否か、すなわち、チャンネルCH2の入力バッファ1092に一時記憶された圧縮データが伸張され、その出力が終了したか否かを判定する(S40)。S40において、否定(NO)判定の場合はそのまま処理を待機し、肯定(YES)の場合はチャンネルCH2の選択を解除(S41)してからS42へ処理を進める。S42において、チャンネル指定部203は、全データの処理が終了したか否かを判定し、肯定(YES)判定の場合は処理を終了し、否定(NO)判定の場合はS31へ処理を戻す。
なお、上述したフローチャートでは、複数のチャンネルが同時に選択された場合に、常にチャンネルCH1から処理される、固定優先順位であるが、最後に処理されたチャンネル、すなわち、チャンネル指定部203が直近に指定した入力チャンネルに応じて、処理の順序を変更してもよい。例えば、直近にチャンネルCH1が指定され、そのチャンネルCH1の処理が行われていた場合、チャンネルCH1の優先順位を最下位にする(例えばS31及びS33をS34及びS35より後にする)ことで、チャンネルごとの不平等を緩和してもよい。
また、上述したフローチャートでは、2つのチャンネルの場合についての説明となっているが、オーバーヘッドが発生する回数はアービトレーションする回数に等しいため、同時に動作するチャンネル数が多い(指定するチャンネル数が多い)ほど、オーバーヘッドを削減する効果が大きくなる(同時動作のチャンネル数が多いほど、チャンネル数×ブロック数に対するアービトレーションの回数の割合が下がる)。
なお、上記実施形態における画像形成装置は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機や、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等であればいずれにも適用することができる。
また、上記施形態では、本発明の復号装置について、インクジェット方式でカラー画像を用紙上に形成する画像形成装置1や、電子写真方式でカラー画像を用紙上に形成する画像形成装置1aへの適用例を説明したが、適用する装置は上述した画像形成装置に特に限定しない。本発明の復号装置を適用する機器は、チャンネル毎に入力される圧縮データの復号が必要な機器であればいずれであってもよく、例えば携帯電話や画像処理装置などにも本発明の復号装置を適用可能である。
1、1a 画像形成装置
34 記録ヘッド
100 プリンタコントローラ
101 データ入力部
102 CPU
103 画像処理部
104 エンジン制御部
105 モータ・センサ部
106 メモリ
107 メモリコントローラ
108 圧縮部
109、109a、109b 伸張部
110 画像データ出力部
110Y、110C、110M、110K ラインバッファ
111 バス
200 外部機器
201 コントローラ
202K、202C、202M、202Y、202a、202b データ入力部
203 チャンネル指定部
204、204a 符号解析部
205 伸張処理部
206、206a 振り分け部
207K、207C、207M、207Y データ出力I/F
208K、208C、208M、208Y、208a、208b バッファ
特開2005−96343号公報 特開平11−177831号公報

Claims (12)

  1. チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置であって、
    前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力手段と、
    前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、前記入力手段が入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定手段と、
    前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データの符号を解析し、当該解析結果に基づいて前記圧縮データの区切り位置を検出する検出手段と、
    前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張手段と、
    前記伸張手段が伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け手段と、
    を備え、
    前記指定手段は、前記区切り位置の検出に応じて、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする復号装置。
  2. 前記検出手段は、前記区切り位置の終端を示す終端符号に基づいて当該区切り位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  3. 前記振り分け手段は、前記伸張データに含まれる、前記終端符号を伸張した終端信号に応じて、前記入力チャンネルに対応するバッファへの格納を停止することを特徴とする請求項2に記載の復号装置。
  4. 前記検出手段は、前記区切り位置の開始を示す開始符号に基づいて当該区切り位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  5. 前記入力手段は、チャンネル毎に、前記圧縮データと前記伸張データとを受け付け、
    前記入力手段が受け付けた伸張データを、前記伸張手段を介することなく、前記振り分け手段へ出力するように迂回させる迂回手段を更に備え、
    前記振り分け手段は、前記伸張手段が伸張した伸張データ、及び、前記迂回手段により迂回された伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の復号装置。
  6. チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置であって、
    前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力手段と、
    前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、前記入力手段が入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定手段と、
    前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張手段と、
    前記伸張手段が伸張した伸張データのデータ長をカウントするカウント手段と、
    前記伸張手段が伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け手段と、
    を備え、
    前記指定手段は、前記カウント手段がカウントしたデータ長が所定のデータ長である場合に、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする復号装置。
  7. 前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを一時記憶して前記伸張手段へ出力する入力バッファを更に備え、
    前記指定手段は、前記入力バッファに一時記憶された全ての圧縮データが前記伸張手段により伸張されるまで待機してから、前記次のチャンネルの指定を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の復号装置。
  8. 前記指定手段は、前記入力チャンネルとして複数のチャンネルを指定し、当該複数のチャンネルに対応した入力バッファの各々に一時記憶された圧縮データの全てが伸張されるまで待機してから、前記次の入力チャンネルの指定を行うことを特徴とする請求項7に記載の復号装置。
  9. 前記指定手段は、直近に指定した入力チャンネルに応じた順番で、前記複数のチャンネルを指定することを特徴とする請求項8に記載の復号装置。
  10. チャンネル毎に、伸張データを格納するためのバッファを有する復号装置の制御方法であって、
    前記チャンネル毎に、符号化された圧縮データの入力を受け付ける入力工程と、
    前記チャンネル毎のバッファの空きを確認し、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、入力を受け付ける入力チャンネルとして指定する指定工程と、
    前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データの符号を解析し、当該解析結果に基づいて前記圧縮データの区切り位置を検出する検出工程と、
    前記入力チャンネルから受け付けた前記圧縮データを伸張する伸張工程と、
    前記伸張工程で伸張した伸張データを、前記入力チャンネルに対応するバッファに格納するように振り分ける振り分け工程と、
    を含み、
    前記指定工程は、前記区切り位置の検出に応じて、前記入力チャンネルの指定を解除し、前記チャンネル毎のバッファの空きを確認するとともに、空きのあるバッファに対応するチャンネルを、次の入力チャンネルとして指定することを特徴とする復号装置の制御方法。
  11. 画像形成すべきカラー画像を、圧縮した画像データとして記憶するメモリと、
    前記圧縮した画像データを、色毎に伸張するための請求項1〜9のいずれか一項に記載の復号装置と、
    前記色毎に、前記復号装置により伸張された画像データを格納するバッファを有し、当該色毎のバッファに格納された各色の画像データに基づいて、用紙にカラー画像を形成する画像形成手段と、
    を備え、
    前記復号装置が伸張データを格納するためのバッファと、前記画像形成手段が有するバッファとを共有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記画像形成手段が、前記色毎のバッファに格納された各色の画像データに基づいて、インクジェット方式で前記カラー画像を形成することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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