JP2010232898A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャネル変動の度合によって、チャネル補間方式を変更することが可能な、無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る無線通信装置は、時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、当該チャネル推定値を用いて時間領域及び周波数領域に対するチャネル補間を行う無線通信装置であって、受信信号から推定した時間領域及び周波数領域のチャネル変動度合に関するチャネル統計情報に基づき、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択する。
【選択図】図1

Description

この発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関し、特に、時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル補間を行う無線通信装置及び無線通信方法に関する。
無線通信において通信されるデータは、一般的には、時間方向及び周波数方向の特徴量が変化するチャネルを介して伝送される。すなわち、チャネルの振幅及び位相が、あるシンボルから次のシンボル、そして、ある周波数から次の周波数に変化する。変化するチャネルを推定する一般的な方法は、送信されるシーケンスに既知のシンボル(いわゆるパイロットシンボル)を挿入する方法である。例えば、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)に基づくシステムにおいては、チャネル推定の補助のため、いくつかの異なるキャリアに散在するパイロットシンボルが送信される。図6は、OFDMシステムにおけるパイロットシンボル配置の一例を示す図である。
図7は、従来の無線通信装置の概略構成を示す図である(特許文献1参照)。無線通信装置2では、RFフロントエンド210から出力されるベースバンド受信信号は、FFT部220によりOFDM復調され、その出力はパイロット信号抽出部260及び分割回路280に入力される。また、RFフロントエンド210から出力されるベースバンド受信信号は、SNR推定部230、ドップラースプレッド推定部240、及び遅延スプレッド推定部250へ入力され、各機能部において、それぞれ、受信SNR、ドップラースプレッド、及び遅延スプレッドが推定される。パイロット信号抽出部260では、パイロット信号を入力信号から抽出して時間補間フィルタ270に出力する。時間補間フィルタ270は、SNR推定部230から入力されたSNR及びドップラースプレッド推定部240から入力されたドップラースプレッドに基づいて、所定の複数の時間補間フィルタ(ウィーナーフィルタ)係数から時間補間フィルタ係数を選択し、その係数を用いて入力パイロット信号に対して時間補間フィルタリングを行い、その出力を周波数補間フィルタ290に入力する。周波数補間フィルタ290は、SNR推定部230から入力されたSNR及び遅延スプレッド推定部250から入力された遅延スプレッドに基づいて、所定の複数の周波数補間フィルタ(ウィーナーフィルタ)係数から周波数補間フィルタ係数を選択し、その係数を用いて周波数補間フィルタリングを行い、チャネル補間値を分割回路280に出力する。なお、補間の順番は、周波数補間が先で時間補間が後の順番でも良い。分割回路280は、周波数補間フィルタ290より出力されたチャネル補間値によって等化を行うことで、FFT部220からの出力信号に含まれる伝搬路歪みを取り除き、次いで、誤り訂正等の処理を行う追加処理部300に等化後の信号を出力する。
特表2007−511942号公報
しかしながら、特許文献1に記載の無線通信装置では、周波数領域のチャネル変動の強さと時間領域のチャネル変動の強さに依らず、ウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を行っている。ウィーナーフィルタ係数はフィルタ入力サンプル数が多くなるほどウィーナーフィルタ係数を得るための演算量が増大するため、特許文献1に記載の無線通信装置は、あらかじめ想定した範囲の受信SNR、ドップラー周波数、及び遅延スプレッドに対して複数のウィーナーフィルタ係数を算出しておき、それらをメモリに保持している。そして、特許文献1に記載の無線通信装置は、推定した受信SNR、ドップラー周波数、及び遅延スプレッドに応じて適切なウィーナーフィルタ係数をメモリから選択することによって、ウィーナーフィルタ係数演算を回避することができる。しかし、広い範囲の受信SNR、ドップラー周波数、遅延スプレッドに対して最適な補間を行うためには、多くのフィルタ係数の保持が必要になるため、メモリへの負担も大きくなる。この問題に対して、特許文献1に記載の無線通信装置は、メモリ量を削減するために非対称フィルタ構成を考案しているが、広い範囲の受信SNR、ドップラー周波数、遅延スプレッドにおけるチャネル補間に対応しようとすると、依然としてある程度のメモリが要求されるという問題がある。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、チャネル変動の度合によって、チャネル補間方式を変更することが可能な、無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、請求項1に係る無線通信装置は、
時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、当該チャネル推定値を用いて時間領域及び周波数領域に対するチャネル補間を行う無線通信装置であって、
受信信号から推定した時間領域及び周波数領域のチャネル変動度合に関するチャネル統計情報に基づき、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択する、ことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、
前記チャネル統計情報と通信制御情報とに基づいて、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式を選択する、ものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の無線通信装置において、
前記チャネル統計情報は最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドであり、
前記最大ドップラー周波数が小さいほど、時間領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択し、
前記遅延スプレッドが小さいほど、周波数領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択する、ものである。
また、請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の無線通信装置において、
前記通信制御情報はデータ変調方式及び誤り訂正符号化率であり、
前記データ変調方式の多値数及び前記誤り訂正符号化率が低いほど、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択する、ものである。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置において、
前記チャネル推定値自体による第1のチャネル補間方式、前記チャネル推定値の平均値による第2のチャネル補間方式、前記チャネル推定値を用いた線形補間による第3のチャネル補間方式、及び、ウィーナーフィルタリングによる第4のチャネル補間方式のいずれかのチャネル補間方式を、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式とする、ものである。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた請求項6に係る無線通信方法は、
時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル推定を実行し、該チャネル推定値を用いて時間領域及び周波数領域に対するチャネル補間を行う無線通信方法であって、
受信信号から推定した時間領域及び周波数領域のチャネル変動度合に関するチャネル統計情報に基づき、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択するステップを含む、ことを特徴とする。
本発明の無線通信装置は、チャネル変動の度合によってチャネル補間方式を変更することにより、チャネル補間に必要な消費メモリ及び消費電力(演算量)を削減することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示す図である。 図1に示す無線通信装置における第1の補間方式切換方法を示すフローチャートである。 図1に示す無線通信装置におけるデータ変調方式がQPSKである場合の第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。 図1に示す無線通信装置におけるデータ変調方式が16QAMである場合の第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。 図1に示す無線通信装置におけるデータ変調方式が64QAMである場合の第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。 OFDMシステムにおけるパイロットシンボル配置の一例を示す図である。 従来の無線通信装置の概略構成を示す図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
なお、本実施形態は、チャネル変動度合を判定するためのチャネル統計情報として、遅延スプレッド(周波数領域の変動判定)及び最大ドップラー周波数(時間領域の変動判定)を用いるものであるが、本発明の範囲に含まれるチャネル統計情報は、当該遅延スプレッド及び最大ドップラー周波数のみに限定されない点に留意されたい。
また、本実施形態は、通信制御情報として、データ変調方式及び誤り訂正符号/誤り訂正符号化率を用いるものであるが、本発明の範囲に含まれる通信制御情報は、当該データ変調方式及び誤り訂正符号/誤り訂正符号化率のみに限定されない点に留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示す図である。無線通信装置1は、受信アンテナANTと、ガードインターバル除去部10と、FFT部20と、パイロットチャネル推定部30と、チャネル統計情報推定部として遅延スプレッド推定部40及び最大ドップラー周波数推定部50と、通信制御情報出力部60と、チャンネル補間方式選択部70と、時間領域補間部80と、周波数領域補間部90と、チャネル等化部100と、追加処理部110と、を備える。ここで、ガードインターバル除去部10と、FFT部20と、パイロットチャネル推定部30と、遅延スプレッド推定部40と、最大ドップラー周波数推定部50と、通信制御情報出力部60と、チャンネル補間方式選択部70と、時間領域補間部80と、周波数領域補間部90と、チャネル等化部100と、追加処理部110とは、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、各処理に特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成することができる。
受信アンテナANTから入力されるベースバンドOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)受信信号は、ガードインターバル除去部10によってガードインターバルが取り除かれる。次いで、当該OFDMA受信信号は、FFT部20、遅延スプレッド推定部40、及び最大ドップラー周波数推定部50に入力される。
FFT部20は、ベースバンドOFDMA受信信号を周波数領域の信号に変換し、変換後の信号をチャネル等化部100及びパイロットチャネル推定部30へと出力する。パイロットチャネル推定部30は、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値を算出し、当該チャネル推定値を時間領域補間部80に出力する。
遅延スプレッド推定部40及び最大ドップラー周波数推定部50は、ベースバンドOFDMA受信信号から、それぞれ、チャネル統計情報として、遅延スプレッドσ及び最大ドップラー周波数fを推定する。遅延スプレッド推定部40は、推定した遅延スプレッドσをチャネル補間方式選択部70及び周波数領域補間部90に出力する。最大ドップラー周波数推定部50は、推定した最大ドップラー周波数fをチャネル補間方式選択部70及び時間領域補間部80に出力する。
通信制御情報出力部60は、通信制御情報に含まれるデータ変調方式情報と誤り訂正符号化率Rの情報とをチャネル補間方式選択部70に出力する。
チャネル補間方式選択部70は、事前に設定した閾値Rth、fD,th、σt,thを保持していて、入力された変調方式情報と誤り訂正符号化率R、遅延スプレッドσ、最大ドップラー周波数fに基づいてチャネル補間方式を選択し、選択結果情報を時間領域補間部80および周波数領域補間部90へ入力する。
時間領域補間部80は、パイロットチャネル推定部30より入力されたパイロットシンボルにおけるチャネル推定値に基づいて、チャネル補間方式選択部70の選択結果に従う時間領域補間を行い、時間領域補間値およびパイロットシンボルにおけるチャネル推定値を周波数領域補間部90へ出力する。
周波数領域補間部90は、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値および時間領域補間値を用いて、チャネル補間方式選択部70の選択結果に従う周波数領域補間を行い、チャネル補間値をチャネル等化部100へ出力する。
チャネル等化部100は、入力されたチャネル補間値を用いて、FFT部20より出力された周波数領域のOFDMA受信信号のチャネル等化を行い、チャネル等化後の信号を追加処理部110へ出力する。追加処理部110は、入力された信号に対して誤り訂正復号などの処理を行う。
これ以降、フローチャートを用いて無線通信装置1の動作を説明する。
なお、これ以降、無線通信装置1は、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値自体を使用する補間、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値の平均値による補間、線形補間、ウィーナーフィルタリングによる補間のいずれかから、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択するものとする。これら4つのチャネル補間方式は、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値自体の使用、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値の平均値による補間、線形補間、ウィーナーフィルタリングによる補間の順に、チャネル補間の補間精度と、チャネル補間に必要となるメモリ及び演算負荷とが高くなるものである。
図2は、無線通信装置1における第1の補間方式切換方法を示すフローチャートであり、チャネル変動度合を判定するためのチャネル統計情報として最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドを用いて、チャネル補間方式選択部70がチャネル補間方式を選択する処理を示すものである。なお、当該第1の補間方式切換方法は、チャネル補間方式選択部70がチャネル補間方式を選択するための情報として、通信制御情報を必要としない。そのため、当該第1の補間方式切換方法は、無線通信装置1から通信制御情報出力部60を除いた構成の無線通信装置によって行うことができる点に留意されたい。
なお、第1の補間方式切換方法を用いる場合は、チャネル補間方式選択部70は、事前に設定した最大ドップラー周波数に関する閾値fD,th1、fD,th2(fD,th1<fD,th2)と、遅延スプレッドに関するστ,th1、στ,th2(στ,th1<στ,th2)を保持しているものとする。なお、当該閾値は、伝送シミュレーションなどによって最適な値を決定することができる。
まず、最大ドップラー周波数推定部50は、ベースバンド受信信号から最大ドップラー周波数fを推定し、当該最大ドップラー周波数fをチャネル補間方式選択部70に出力する。また、遅延スプレッド推定部40は、ベースバンド受信信号から遅延スプレッドσを推定し、当該遅延スプレッドσをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS101)。
時間領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された最大ドップラー周波数fと、事前に設定した閾値fD,th1、fD,th2との大小比較を行う(ステップS102、ステップS104)。f<fD,th1の場合(ステップS102のYES)、チャネル補間方式選択部70は、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS103)。fD,th1≦f<fD,th2の場合(ステップS104のYES)、チャネル補間方式選択部70は、時間領域におけるチャネル変動が中程度であると判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS105)。fD,th2<fの場合(ステップS104のNO)、チャネル補間方式選択部70は、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、ウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS106)。
周波数領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された遅延スプレッドστと、事前に設定した閾値στ,th1、στ,th2との大小比較を行う(ステップS102、ステップS104)。στ<στ,th1の場合(ステップS102のYES)、チャネル補間方式選択部70は、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS103)。στ,th1≦στ<στ,th2の場合(ステップS104のYES)、チャネル補間方式選択部70は、周波数領域におけるチャネル変動が中程度であると判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS105)。στ,th2<στの場合(ステップS104のNO)、チャネル補間方式選択部70は、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、ウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS106)。
このように、第1の補間方式切換方法は、チャネル統計情報として最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドを用い、時間領域及び周波数領域のチャネル変動の度合によって時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択するため、チャネル変動が緩やかな場合には処理負荷の低いチャネル補間方式を選択することができ、チャネル補間処理のためのメモリや演算量、消費電力を削減することができる。
また、最大ドップラー周波数が小さいほど、時間領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択し、遅延スプレッドが小さいほど、周波数領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択することによって、各領域ごとのチャネル変動に対応し、チャネル変動が緩やかな場合には処理負荷の低いチャネル補間方式を選択することができ、チャネル補間処理のためのメモリや演算量、消費電力を削減することができる。
図3〜5は、無線通信装置1における第2の補間方式切換方法を示すフローチャートであり、通信制御情報としてデータ変調方式及び誤り訂正符号化率Rを用い、チャネル変動度合を判定するためのチャネル統計情報として最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドを用いて、チャネル補間方式選択部70がチャネル補間方式を選択する処理を示すものである。
なお、第2の補間方式切換方法を用いる場合は、チャネル補間方式選択部70は、事前に設定した最大ドップラー周波数に関する閾値fD,th遅延スプレッドに関する閾値στ,th及び誤り訂正符号化率に関する閾値Rthを保持しているものとする。なお、当該閾値は、伝送シミュレーションなどによって最適な値を決定することができる。
図3は通信制御情報であるデータ変調方式がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)である場合の、第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。なお、QPSKは、図4及び図5においてそれぞれ説明する16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)及び64QAMという他のデータ変調方式と比較すると、データ変調の多値数が低いため、チャネル補間方式のチャネル補間精度が比較的低い場合でも、データを正しく復調することが可能である。
まず、通信制御情報出力部60は、通信制御情報に含まれる誤り訂正符号化率Rを取得し、当該誤り訂正符号化率Rをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS201)。次に、最大ドップラー周波数推定部50は、ベースバンド受信信号から最大ドップラー周波数fを推定し、当該最大ドップラー周波数fをチャネル補間方式選択部70に出力する。また、遅延スプレッド推定部40は、ベースバンド受信信号から遅延スプレッドσを推定し、当該遅延スプレッドσをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS202)。
時間領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS203)と、入力された最大ドップラー周波数f及び事前に設定した閾値fD,thの大小比較とを行う(ステップS204、S207)。
R<Rthかつf<fD,thの場合(ステップS203のYES、ステップS204のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値自体を補間値とする補間方式を選択する(ステップS205)。
R<Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS203のYES、ステップS204のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS206)。
R≧Rthかつf<fD,thの場合(ステップS203のNO、ステップS207のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS209)。
R≧Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS203のNO、ステップS207のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS208)。
周波数領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS203)と、入力された遅延スプレッドστ及び事前に設定した閾値στ,thの大小比較とを行う(ステップS204、S207)。
R<Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS203のYES、ステップS204のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定値自体を補間値とする補間方式を選択する(ステップS205)。
R<Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS203のYES、ステップS204のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS206)。
R≧Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS203のNO、ステップS207のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS209)。
R≧Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS203のNO、ステップS207のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS208)。
図4は通信制御情報であるデータ変調方式が16QAMである場合の、第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。なお、16QAMは、QPSK及び64QAMという他のデータ変調方式と比較すると、QPSKに比べデータ変調の多値数が高いため、QPSKの場合よりも高いチャネル補間精度が必要であるが、64QAMに比べてデータ変調の多値数が低いので、正しくデータを復調するために必要なチャネル補間精度は64QAMの場合より低いという特徴を持つ。
まず、通信制御情報出力部60は、通信制御情報に含まれる誤り訂正符号化率Rを取得し、当該誤り訂正符号化率Rをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS301)。次に、最大ドップラー周波数推定部50は、ベースバンド受信信号から最大ドップラー周波数fを推定し、当該最大ドップラー周波数fをチャネル補間方式選択部70に出力する。また、遅延スプレッド推定部40は、ベースバンド受信信号から遅延スプレッドσを推定し、当該遅延スプレッドσをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS302)。
時間領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS303)と、入力された最大ドップラー周波数f及び事前に設定した閾値fD,thの大小比較とを行う(ステップS304、S307)。
R<Rthかつf<fD,thの場合(ステップS303のYES、ステップS304のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS305)。
R<Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS303のYES、ステップS304のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS306)。
R≧Rthかつf<fD,thの場合(ステップS303のNO、ステップS307のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS309)。
R≧Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS303のNO、ステップS307のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS308)。
周波数領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS303)と、入力された遅延スプレッドστ及び事前に設定した閾値στ,thの大小比較とを行う(ステップS304、S307)。
R<Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS303のYES、ステップS304のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS305)。
R<Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS303のYES、ステップS304のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS306)。
R≧Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS303のNO、ステップS307のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS309)。
R≧Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS303のNO、ステップS307のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS308)。
図5は通信制御情報であるデータ変調方式が64QAMである場合の、第2の補間方式切換方法を示すフローチャートである。なお、64QAMは、QPSK及び16QAMという他のデータ変調方式と比較すると、データ変調の多値数が高いため、高いチャネル補間精度が必要であるという特徴を持つ。
まず、通信制御情報出力部60は、通信制御情報に含まれる誤り訂正符号化率Rを取得し、当該誤り訂正符号化率Rをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS401)。次に、最大ドップラー周波数推定部50は、ベースバンド受信信号から最大ドップラー周波数fを推定し、当該最大ドップラー周波数fをチャネル補間方式選択部70に出力する。また、遅延スプレッド推定部40は、ベースバンド受信信号から遅延スプレッドσを推定し、当該遅延スプレッドσをチャネル補間方式選択部70に出力する(ステップS402)。
時間領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS403)と、入力された最大ドップラー周波数f及び事前に設定した閾値fD,thの大小比較とを行う(ステップS404、S407)。
R<Rthかつf<fD,thの場合(ステップS403のYES、ステップS404のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS405)。
R<Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS403のYES、ステップS404のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS406)。
R≧Rthかつf<fD,thの場合(ステップS403のNO、ステップS407のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS409)。
R≧Rthかつf≧fD,thの場合(ステップS403のNO、ステップS407のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、時間領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、時間領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS408)。
周波数領域に対するチャネル補間方式の選択には、チャネル補間方式選択部70は、入力された誤り訂正符号化率R及び事前に設定された閾値Rthの大小比較(ステップS403)と、入力された遅延スプレッドστ及び事前に設定した閾値στ,thの大小比較とを行う(ステップS404、S407)。
R<Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS403のYES、ステップS404のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値の平均化によるチャネル補間を選択する(ステップS405)。
R<Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS403のYES、ステップS404のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが低く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS406)。
R≧Rthかつστ<στ,thの場合(ステップS403のNO、ステップS407のYES)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が小さいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いた線形補間を選択する(ステップS409)。
R≧Rthかつστ≧στ,thの場合(ステップS403のNO、ステップS407のNO)、チャネル補間方式選択部70は、誤り訂正符号化率Rが高く、周波数領域におけるチャネル変動が大きいと判断し、周波数領域に対するチャネル補間方式として、パイロットシンボルにおけるチャネル推定・補間値を用いたウィーナーフィルタリングによるチャネル補間を選択する(ステップS408)。
このように、第2の補間方式切換方法は、チャネル統計情報として最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドを用い、さらに、通信制御情報としてデータ変調方式及び誤り訂正符号化率を用い、時間領域及び周波数領域のチャネル変動の度合と、通信状態とによって、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択するため、チャネル変動が緩やかな場合及び所望の通信品質やスループットを得るために高精度なチャネル推定・補間値を用いる必要のない場合には処理負荷の低いチャネル補間方式を選択することができ、チャネル補間処理のためのメモリや演算量、消費電力を削減することができる。
また、データ変調方式の多値数及び誤り訂正符号化率が低いほど、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択することによって、通信の状態に合わせて、低いチャネル補間精度でも正しくデータ復調が可能な場合には処理負荷の低いチャネル補間方式を選択することができ、チャネル補間処理のためのメモリや演算量、消費電力を削減することができる。
また、チャネル推定値自体による第1のチャネル補間方式、チャネル推定値の平均値による第2のチャネル補間方式、チャネル推定値を用いた線形補間による第3のチャネル補間方式、及び、ウィーナーフィルタリングによる第4のチャネル補間方式のいずれかのチャネル補間方式を、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式とすることによって、時間領域及び周波数領域のチャネル変動の度合いと、通信状態とに応じた、適切なチャネル方式を選択することが可能になる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、上述の実施例では、チャネル変動度合を判定するためのチャネル統計情報として、遅延スプレッド及び最大ドップラー周波数を用いるものについて説明したが、例えば、ある時刻のチャネルと別の時刻のチャネルとが統計的にどれ位似ているかを定量的に表す時間相関関数、及びある周波数におけるチャネルと別の周波数におけるチャネルが統計的にどれ位似ているかを定量的に表す周波数相関関数を用いることもできる。具体的に、時間相関関数は、ある時刻tと別の時刻t(t≦t)との時間差Δt=t−tを変数に有し、周波数相関関数は、ある周波数fと別の周波数f(f≦f)との周波数差Δf=f−fを変数に有する。そして、各相関関数の値が大きいほど、ある時刻と別の時刻及びある周波数と別の周波数におけるチャネルが近い値を取る可能性が高くなる。このため、例えば、補間範囲のサンプル時刻がt0、t1、t2、t3(t0<t1<t2<t3)及びサンプル周波数がf0、f1、f2、f3(f0<f1<f2<f3)の場合にΔtij=tj-ti(i,j=0,1,2,3、i<j)及びΔfij=fj-fi(i,j=0,1,2,3、i<j)として、受信信号からΔtijが取り得る全ての値に対する時間相関関数ρt(Δtij)及びΔfijが取り得る全ての値に対する周波数相関関数ρf(Δfij)を算出し、時間相関関数の値ρt(Δtij) (i,j=0,1,2,3、i<j)の中で最も小さい値が設定した閾値よりも大きい場合には、チャネル補間方式選択部70は、時間領域のチャネル変動が小さいと判断する。また、周波数相関関数の値ρf(Δfij) (i,j=0,1,2,3、i<j)の中で最も小さい値が設定した閾値よりも大きい場合には、チャネル補間方式選択部70は、周波数領域のチャネル変動が小さいと判断する。
また、上述の実施例では、通信制御情報として、データ変調方式及び誤り訂正符号/誤り訂正符号化率を用いるものについて説明したが、例えば、チャネル補間方式選択部70は、無線通信システムで規定されたMCS(Modulation and Coding Scheme)(データ変調方式と誤り訂正符号/誤り訂正符号化率の組)を用いて、チャネル補間方式を選択することもできる。
また、上述の実施例では、データ変調方式としてQPSK、16QAM、64QAMを用いて説明したが、本発明は、例えばBPSKなど、他の好適なデータ変調方式にも対応することができる。
また、上述の実施例では、時間領域のチャネル補間の後に周波数領域のチャネル補間を行う構成により説明したが、当該チャネル補間順序は、例えばチャネル統計情報に応じて、適応的に変更することができる。
1 無線通信装置
ANT アンテナ
10 ガードインターバル除去部
20 FFT部
30 パイロットチャネル推定部
40 遅延スプレッド推定部
50 最大ドップラー周波数推定部
60 通信制御情報出力部
70 チャネル補間方式選択部
80 時間領域補間部
90 周波数領域補間部
100 チャネル等化部
110 追加処理部

Claims (6)

  1. 時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、当該チャネル推定値を用いて時間領域及び周波数領域に対するチャネル補間を行う無線通信装置であって、
    受信信号から推定した時間領域及び周波数領域のチャネル変動度合に関するチャネル統計情報に基づき、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択する、ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記チャネル統計情報と通信制御情報とに基づいて、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式を選択する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記チャネル統計情報は最大ドップラー周波数及び遅延スプレッドであり、
    前記最大ドップラー周波数が小さいほど、時間領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択し、
    前記遅延スプレッドが小さいほど、周波数領域に対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択する、
    請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記通信制御情報はデータ変調方式及び誤り訂正符号化率であり、
    前記データ変調方式の多値数及び前記誤り訂正符号化率が低いほど、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式として補間精度の低いチャネル補間方式を選択する、
    請求項2又は3に記載の無線通信装置。
  5. 前記チャネル推定値自体による第1のチャネル補間方式、前記チャネル推定値の平均値による第2のチャネル補間方式、前記チャネル推定値を用いた線形補間による第3のチャネル補間方式、及び、ウィーナーフィルタリングによる第4のチャネル補間方式のいずれかのチャネル補間方式を、時間領域及び周波数領域それぞれに対する前記チャネル補間方式とする、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 時間領域及び周波数領域に散在したパイロットシンボルを用いてチャネル推定を実行し、該チャネル推定値を用いて時間領域及び周波数領域に対するチャネル補間を行う無線通信方法であって、
    受信信号から推定した時間領域及び周波数領域のチャネル変動度合に関するチャネル統計情報に基づき、時間領域及び周波数領域それぞれに対するチャネル補間方式を選択するステップを含む、ことを特徴とする無線通信方法。
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