JP2010230946A - 量子ドットを用いた光遅延器 - Google Patents
量子ドットを用いた光遅延器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010230946A JP2010230946A JP2009077929A JP2009077929A JP2010230946A JP 2010230946 A JP2010230946 A JP 2010230946A JP 2009077929 A JP2009077929 A JP 2009077929A JP 2009077929 A JP2009077929 A JP 2009077929A JP 2010230946 A JP2010230946 A JP 2010230946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quantum
- input
- excitons
- exciton
- resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】格納すべきデータに応じた光信号を入力用の量子ドット12へ供給することにより、その波長に応じて励起された第1の励起子を遅延用の量子ドット14へ注入させ、入力用の量子ドット12から遅延用の量子ドット14へ注入された第1の励起子を共鳴準位間で互いに伝送させることによりこれを格納させるとともに、光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号を供給して下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させる。
【選択図】図1
Description
E(nx,ny,nz)=h2/8π2m(π/L)2(nx 2+ny 2+nz 2)・・・・・(1)
12、14 量子ドット
13 量子ドット列
Claims (9)
- 入力用の量子ドットと、
上記入力用の量子ドットよりも大体積で構成されてなるとともに、上記入力用の量子ドットから第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する遅延用の量子ドットを、略同一のサイズで複数に亘り配置させた量子ドット列とを備え、
上記入力用の量子ドットは、格納すべきデータに応じた光信号が供給された場合には、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記遅延用の量子ドットへ注入させ、
上記量子ドット列は、上記入力用の量子ドットから注入された上記第1の励起子を、複数の上記遅延用の量子ドットにおける共鳴準位間で互いに伝送させることによりこれを格納するとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号の供給に基づいて上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子ドットを用いた光遅延器。 - 上記量子ドット列は、これを構成する遅延用の量子ドットが互いに環を形成するように配置させてなること
を特徴とする請求項1記載の量子ドットを用いた光遅延器。 - 入力用の量子ドットと、
上記入力用の量子ドットよりも大体積で構成されてなるとともに、上記入力用の量子ドットから第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する伝送用の量子ドットを、略同一のサイズで複数に亘り配置させた量子ドット列とを備え、
上記入力用の量子ドットは、伝送すべきデータに応じた光信号が供給された場合には、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記伝送用の量子ドットへ注入させ、
上記量子ドット列は、上記入力用の量子ドットから注入された上記第1の励起子を、複数の上記伝送用の量子ドットにおける共鳴準位間で互いに伝送させ、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号の供給に基づいて上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子ドットを用いた伝送路。 - 入力用の量子ドットと、上記入力用の量子ドットよりも大体積で構成されてなるとともに、上記入力用の量子ドットから第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する遅延用の量子ドットを、略同一のサイズで複数に亘り配置させた量子ドット列とからなるデバイスに対し、
格納すべきデータに応じた光信号を上記入力用の量子ドットへ供給することにより、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記遅延用の量子ドットへ注入させ、
上記入力用の量子ドットから上記遅延用の量子ドットへ注入された上記第1の励起子を共鳴準位間で互いに伝送させることによりこれを格納させるとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号を供給して上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子ドットを用いたデータ遅延方法。 - 入力用の量子ドットと、上記入力用の量子ドットよりも大体積で構成されてなるとともに、上記入力用の量子ドットから第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する伝送用の量子ドットを、略同一のサイズで複数に亘り配置させた量子ドット列とからなるデバイスに対し、
伝送すべきデータに応じた光信号を上記入力用の量子ドットへ供給することにより、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記伝送用の量子ドットへ注入させ、
上記入力用の量子ドットから上記伝送用の量子ドットへ注入された上記第1の励起子を共鳴準位間で互いに伝送させるとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号を供給して上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子ドットを用いた信号伝送方法。 - 入力用の量子井戸と、
上記入力用の量子井戸から第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する遅延用の量子井戸を複数に亘り配置させた量子井戸列とを備え、
上記入力用の量子井戸は、格納すべきデータに応じた光信号が供給された場合には、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記遅延用の量子井戸へ注入させ、
上記量子井戸列は、上記入力用の量子井戸から注入された上記第1の励起子を、複数の上記遅延用の量子井戸における共鳴準位間で互いに伝送させることによりこれを格納するとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号の供給に基づいて上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子井戸を用いた光遅延器。 - 入力用の量子井戸と、
上記入力用の量子井戸から第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する伝送用の量子井戸を複数に亘り配置させた量子井戸列とを備え、
上記入力用の量子井戸は、伝送すべきデータに応じた光信号が供給された場合には、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記伝送用の量子井戸へ注入させ、
上記量子井戸列は、上記入力用の量子井戸から注入された上記第1の励起子を、複数の上記伝送用の量子井戸における共鳴準位間で互いに伝送させるとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号の供給に基づいて上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子井戸を用いた光伝送路。 - 入力用の量子井戸と、上記入力用の量子井戸から第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する遅延用の量子井戸を複数に亘り配置させた量子井戸列とからなるデバイスに対し、
格納すべきデータに応じた光信号を上記入力用の量子井戸へ供給することにより、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記遅延用の量子井戸へ注入させ、
上記入力用の量子井戸から上記遅延用の量子井戸へ注入された上記第1の励起子を共鳴準位間で互いに伝送させることによりこれを格納させるとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号を供給して上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子井戸を用いたデータ遅延方法。 - 入力用の量子井戸と、上記入力用の量子井戸から第1の励起子が注入される共鳴準位と当該共鳴準位から上記第1の励起子を緩和可能な下位準位とを有する遅延用の量子ドットを、略同一のサイズで複数に亘り配置させた量子ドット列とからなるデバイスに対し、
伝送すべきデータに応じた光信号を上記入力用の量子井戸へ供給することにより、その波長に応じて励起された第1の励起子を上記伝送用の量子ドットへ注入させ、
上記入力用の量子井戸から上記伝送用の量子井戸へ注入された上記第1の励起子を共鳴準位間で互いに伝送させるとともに、上記光信号とは異なる波長からなる緩和防止用光信号を供給して上記下位準位へ更に第2の励起子を励起させることにより、上記共鳴準位間において伝送させている第1の励起子の上記下位準位を介した緩和を遅延させること
を特徴とする量子井戸を用いた信号伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009077929A JP5065320B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 量子ドットを用いた光遅延器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009077929A JP5065320B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 量子ドットを用いた光遅延器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010230946A true JP2010230946A (ja) | 2010-10-14 |
JP5065320B2 JP5065320B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=43046825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009077929A Expired - Fee Related JP5065320B2 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 量子ドットを用いた光遅延器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5065320B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012094651A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Optoelectronics Industry And Technology Development Association | 量子ドットを用いた微小パルス光生成器 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003107546A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 励起子を用いた量子論理素子 |
JP2003107538A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Japan Science & Technology Corp | 変換素子及び変換方法 |
JP2004157326A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットによる伝送路 |
JP2005234526A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 全光学的機能動作素子 |
JP2006215484A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットを用いた光接続装置 |
JP2009116188A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットを用いた光伝送路 |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009077929A patent/JP5065320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003107546A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 励起子を用いた量子論理素子 |
JP2003107538A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-09 | Japan Science & Technology Corp | 変換素子及び変換方法 |
JP2004157326A (ja) * | 2002-11-06 | 2004-06-03 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットによる伝送路 |
JP2005234526A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-09-02 | Ricoh Co Ltd | 全光学的機能動作素子 |
JP2006215484A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットを用いた光接続装置 |
JP2009116188A (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-28 | Japan Science & Technology Agency | 量子ドットを用いた光伝送路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012094651A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Optoelectronics Industry And Technology Development Association | 量子ドットを用いた微小パルス光生成器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5065320B2 (ja) | 2012-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Shields | Semiconductor quantum light sources | |
Schimpf et al. | Quantum dots as potential sources of strongly entangled photons: Perspectives and challenges for applications in quantum networks | |
Tlidi et al. | Localized structures in dissipative media: from optics to plant ecology | |
Pedaci et al. | All-optical delay line using semiconductor cavity solitons | |
Bimberg et al. | Quantum dots: promises and accomplishments | |
Gorshkov et al. | Photonic phase gate via an exchange of fermionic spin waves in a spin chain | |
JP4921038B2 (ja) | 共振器及びこれを用いた発光素子 | |
De La Rue et al. | Photonic crystal devices: some basics and selected topics | |
Neuwirth et al. | Quantum dot technology for quantum repeaters: from entangled photon generation toward the integration with quantum memories | |
Lodahl et al. | A deterministic source of single photons | |
JP2013214051A (ja) | 光子源 | |
US9671672B1 (en) | Method for generating a single photon for quantum information processing | |
JP5065320B2 (ja) | 量子ドットを用いた光遅延器 | |
JP6792217B2 (ja) | カーボンナノチューブ単一光子源 | |
JP5869986B2 (ja) | フォトニック結晶光共振器 | |
JP4378460B2 (ja) | 光蓄積器 | |
JP2006215484A (ja) | 量子ドットを用いた光接続装置 | |
JP6399508B2 (ja) | 光子発生装置及び光子発生方法 | |
Maximov et al. | Hybrid multilevel-multiwavelength signaling scheme for optical data transmission | |
JP7091894B2 (ja) | フォトニック結晶光素子 | |
JP5165316B2 (ja) | ナノフォトニックデバイス | |
JP4913016B2 (ja) | 量子ドットを用いた光伝送路 | |
JP2006267888A (ja) | 半導体光制御素子 | |
JP2006060143A (ja) | 光ファイバ型単一光子発生素子および単一光子発生装置 | |
JP5014937B2 (ja) | 量子ドットを用いた光遅延器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120717 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120809 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |