JP2010230788A - 清掃器、帯電装置、カートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

清掃器、帯電装置、カートリッジ、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃体に掛かる荷重が軽減された清掃器、帯電装置、カートリッジ、および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、該外周面が被清掃体の表面と接触する清掃帯と、前記清掃帯の内周面に接触して前記被清掃体との間に該清掃帯を挟み込む、該清掃帯を、該被清掃体の表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を前記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする清掃器。
【選択図】 図2

Description

本発明は、清掃器、帯電装置、カートリッジ、および画像形成装置に関する。
表面がブラシ状のブラシローラを帯電ローラに接触させることで、感光体ドラムから帯電ローラに移行してきた付着物を除去する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−174432号公報
本発明は、被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃体に掛かる荷重が軽減された清掃器、帯電装置、カートリッジ、および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る清掃器は、
環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、この外周面が被清掃体の表面と接触する清掃帯と、
上記清掃帯の内周面に接触して上記被清掃体との間にこの清掃帯を挟み込む、この清掃帯を、この被清掃体の表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を上記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る清掃器は、
上記保持部材を複数備え、
上記清掃帯が、それら複数の保持部材に架け回されたものであることを特徴とする。
請求項3に係る清掃器は、
上記保持部材として、上記循環経路に沿った上記清掃帯の移動に伴って回転する棒状部材を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る清掃器は、
上記保持部材として、上記清掃帯に接触した接触面上をこの清掃帯が滑っていく固定部材を備えたことを特徴とする。
請求項5に係る清掃器は、
上記保持部材が、上記清掃帯の内周長と同じ内周長を有した円筒面の湾曲よりも緩やかな湾曲の接触面でこの清掃帯に接触したものであることを特徴とする。
請求項6に係る帯電装置は、
被帯電体の表面に接触して回転しながらこの被帯電体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、
環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、この外周面が上記帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、
上記清掃帯の内周面に接触して上記帯電ロールとの間にこの清掃帯を挟み込む、この清掃帯を、この帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を上記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする。
請求項7に係るカートリッジは、
表面に像保持体を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面に接触して回転しながらこの像保持体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、
環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、この外周面が上記帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、
上記清掃帯の内周面に接触して上記帯電ロールとの間にこの清掃帯を挟み込む、この清掃帯を、この帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を上記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする。
請求項8に係る画像形成装置は、
表面に像を保持する像保持体;
上記像保持体の表面に接触して回転しながらこの像保持体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、この外周面がこの帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、この清掃帯の内周面に接触してこの帯電ロールとの間にこの清掃帯を挟み込む、この清掃帯を、この帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯をこの外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを有する帯電装置;および
上記帯電装置により表面に電荷が付与された上記像保持体の表面に保持させる像を形成する像形成部;
を備えたことを特徴とする。
請求項1に係る清掃器によれば、被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を軽減できる。
請求項2および請求項4に係る清掃器によれば、被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を簡易な構成で軽減できる。
請求項3に係る清掃器によれば、被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を一層軽減できる。
請求項5に係る清掃器によれば、被清掃体との間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を確実に軽減できる。
請求項6に係る帯電装置によれば、帯電ロールとの間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を軽減できる。
請求項7に係るカートリッジによれば、帯電ロールとの間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を軽減できる。
請求項8に係る画像形成装置によれば、帯電ロールとの間の接触領域の確保に伴い清掃帯に掛かる荷重を軽減できる。
プリンタの概略構成図である。 帯電器の拡大図である。 帯電ロールと懸架ロールとの位置関係を示す図である。 第2実施形態である帯電器の拡大図である。 帯電ロールと保持部材との位置関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、プリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、感光体ロール10と、この感光体ロール10の表面に電荷を付与する帯電器11と、外部から送信されてきた画像信号に基づいたレーザ露光光を生成し感光体に向けて照射するレーザ露光器12と、トナーを含む現像剤を収容する現像器13と、記録用紙を収容する用紙カセット16と、用紙カセット16から記録用紙を引き出して搬送する用紙搬送装置17と、感光体ロール10の表面に保持されたトナー像を、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写する転写ロール14と、記録用紙上のトナー像を加熱および加圧することで記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15とを備えている。現像器13は、感光体ロール10に対向して回転しながら、現像剤を感光体ロール10との間の領域に搬送する現像ロール131を有している。
このプリンタ1に備えられている帯電器11は、詳しくは後述するが、感光体ロール10に接触して従動回転しながらこの感光体ロール10の表面に電荷を付与する帯電ロール110を有する、いわゆる接触型の帯電器である。また、このプリンタ1では、感光体ロール10と帯電器11とが、カートリッジ20に搭載されていると共に、このプリンタ1の内部からの引出しが自在に装填されており、感光体ロール10あるいは帯電器11に起因した画像欠陥が発生している場合などには、ユーザの手でカートリッジごと交換できるようになっている。このプリンタ1が本発明の画像形成装置の一実施形態であり、帯電器11が本発明の帯電装置の第1実施形態である。また、カートリッジ20が本発明のカートリッジの一実施形態である。
ここで、このプリンタ1における画像形成動作の流れを簡単に説明する。
図1に示すプリンタ1では、矢印A方向に回転する感光体ロール10の表面に帯電ロール110により電荷が付与され、電荷が付与された感光体ロール10の表面に、外部から送信されてきた画像信号に基づいたレーザ露光光がレーザ露光器12から照射されることでこの表面には静電的な潜像が形成される。現像器13に収容されている現像剤は現像ロール131の表面に供給され、現像ロール131と感光体ロール10との間の領域に運ばれ、運ばれた現像剤中のトナーにより、感光体ロール10の表面の静電的な潜像が現像される。この現像により得られたトナー像は、転写ロール14によって、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写される。その後、トナー像を加熱および加圧する定着器15により記録用紙上のトナー像が溶融されて記録用紙上に定着される。感光体ロール10が本発明にいう像保持体の一例に相当し、レーザ露光器12と現像器13とを併せたものが、本発明にいう像形成部の一例に相当する。また、帯電ロール110が、本発明にいう帯電ロールの一例に相当する。
図2は、帯電器の拡大図である。
図2に示す帯電器11は、矢印A方向に回転する感光体ロール10に接触して従動することで矢印C方向に回転する帯電ロール110と、この帯電ロール110を清掃する清掃部111とを備えている。また、この清掃部111は、この帯電ロール110に付着した付着物を除去する清掃ベルト112と、清掃ベルト112が架け回された懸架ローラ113とを備えている。この清掃部111が、本発明の清掃器の第1実施形態である。
清掃ベルト112は、矢印C方向に回転する帯電ロール110に接触して矢印D方向に従動循環する環状ベルトであり、ポリアミド製の基材1121の上に発泡ウレタン層1122が形成されたものである。
懸架ローラ113は、清掃ベルト112の基材1122に接触して帯電ロール110との間にこの清掃ベルト112を挟み込むと共にこの清掃ベルト112の循環移動に伴って回転する1対の回転ロールである。この清掃ベルト112が本発明にいう清掃帯の一例であり、この懸架ロール113が本発明にいう保持部材および棒状部材の一例に相当する。また、図2には、清掃ベルト112の一部が帯電ロール110の周面の一部に接触して形成された円弧状の接触領域が示されている。このプリンタ1では、この接触領域の長さおよび圧力の変更が、以下に示されるように自在となっている。尚、以下では、1対の懸架ロール113の間隔に応じた長さの清掃ベルト112が使用されることを前提としている。
図3は、帯電ロールと懸架ロールとの位置関係を示す図である。
図3には、距離Bだけ離された1対の懸架ロール113双方にかけまわされた清掃ベルト112と、帯電ロール110との間の、長さLの接触領域が確保されている様子が示されている。
また、図3には、距離Bだけ離された1対の懸架ロール113の回転中心線を含む平面と、この平面に平行かつ帯電ロール110の回転中心線を含む平面とが距離Aだけ離れている様子が示されている。
接触領域の長さLは距離Aを短くするほど長くできるが、清掃ベルト112の厚みを無視した場合、距離Aと、1対の懸架ローラ113の半径bとの関係から、距離Aは少なくとも(a+2ab)1/2未満である必要がある。
また、接触圧は、距離Aを短くすれば高くできる。また、距離Aを一定にした場合、1対の懸架ローラ113の距離Bが長くなるほど、清掃ベルト112は撓みやすくなることから接触圧は低くなる。
この帯電器11では、清掃ベルト112のうち、1対の懸架ロール113のうちの一方から離れもう一方に到達するまでの間の撓み易い部分を帯電ロール110に接触させることで、帯電ロール110の周面に沿った接触領域が確保される。このため、表面がウレタン製の円筒状の清掃ロールを帯電ロール110に押し付けて帯電ロール110との間に接触領域を確保する場合と比べて、帯電ロール110との間の接触領域の確保に伴い清掃ベルト112にかかる荷重が軽減されている。これにより、清掃ベルト112の永久変形が抑制される。
次に、本発明の帯電装置の第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態である帯電器の拡大図である。尚、図4に示される部材で、第1実施形態である帯電器11において使用されている部材と同じ種類の部材には、図2において付されている符号と同じ符号が付されている。
図4に示される帯電器21は、帯電ロール110と清掃部211とを備え、清掃部211は、清掃ベルト112、および、この清掃ベルト112の内側に配備され、この清掃ベルト112を保持するアルミ製の保持部材213とを備えている。この帯電器21が、本発明の帯電装置の第2実施形態であり、この清掃部211が、本発明の清掃器の第2実施形態である。
保持部材213は、帯電ロール110の回転軸に沿って延びると共に帯電ロール110の表面に対する姿勢が固定された、横断面が楕円形の柱状体である。この保持部材213が、本発明にいう保持部材および固定部材の一例に相当する。
また、この保持部材213は、図4に示されるように、その外周部分2131が清掃ベルト112の内周面の一部に接触していると共に、帯電ロール110の回転に伴って清掃ベルト112がその外周面上を滑りながら従動移動できるように清掃ベルト112を帯電ロール110との間に挟み込んでいる。
図5は、帯電ロールと保持部材との位置関係を示す図である。
図5のパート(a)には、図4に示される保持部材213の横断面である楕円形がXY座標上に示されており、このXY座標上には、清掃ベルト112を介した帯電ロール110との間の接触領域の中心点P1、この中心点P1上における楕円形の曲率半径R、および、楕円形の長軸および短軸が含まれる平面と、この平面と平行かつ帯電ロール110の回転中心線を含む平面との距離Hが示されている。
この楕円形はx/e+y/f=1で表され、接触領域の中心点P上の楕円形の曲率半径R(点QP間)は、焦点F、F’のx座標値は±e(1−f/e1/2で表されることからe/fとなる。
清掃ベルト112と帯電ロール110との間の接触領域の長さは、曲率半径Rを大きくすることで長くなることから、距離Hを一定にした場合、R=e/fより、短軸の寸法に対し長軸の寸法を大きくとることで長くなる。また、接触圧は、高さHを短くすることで高くなる。
図5のパート(b)には、図5のパート(a)に示される清掃ベルト112と同種類かつ同じ周長の清掃ベルト112が表面に貼り付けられた回転自在の円柱313を保持部材213の代わりに使用した場合が示されており、この場合の接触領域の中心点P2上の曲率半径r(点O’P2間)は楕円形の曲率半径Rよりも小さい。
つまり、本実施形態の帯電器21では、横断面が楕円形の保持部材213の、この清掃ベルト112の内周面と接触する外周部分2131の湾曲は、断面が円形で円周長がこの清掃ベルト112の内周長と同じ円柱313の、この清掃ベルト112の内周面と接触する部分の湾曲に比べて緩やかであることから、同じ長さの接触領域を確保する際の押圧力が小さくて済む。これに伴い、その反力も小さくなることから、帯電ロール110との間の接触領域の確保に伴い清掃ベルト112に掛かる荷重が軽減される。
尚、上記実施形態では、本発明にいう棒状部材として、架け回されている清掃帯の移動に伴って回転する2つの回転ロールを例に挙げて説明したが、本発明にいう棒状部材は、3つ以上の回転ロールであってもよく、また、本発明にいう保持部材は、架け回されている清掃帯がその周面を滑っていく、非回転の円柱部材であってもよい。
また、上記実施形態では、本発明にいう固定部材として、横断面が楕円形の柱状体を例に挙げて説明したが、本発明にいう固定部材は、清掃帯の内周長と同じ内周長を有した円筒面の湾曲よりも緩やかな湾曲の接触面で清掃帯に接触するものであれば例えば扁平管であってもよい。
また、本実施形態では、本発明にいう画像形成装置としてプリンタを例に挙げて説明したが、本発明にいう画像形成装置は、電子写真方式を採用した画像形成装置であれば複写機はもとよりファクシミリ等でもよい。
さらに、本実施形態では、本発明にいう画像形成装置として、搬送されてきた記録用紙に、転写ロールを用いて感光体ロール上の現像像を直接転写する直接転写方式プリンタを例に挙げて説明したが、本発明にいう画像形成装置は、中間転写ベルトを介して現像像を記録用紙に転写する間接転写方式の画像形成装置であってもよい。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
実施例1〜5および比較例1〜5は、富士Xerox社製のプリンタ(DocuPrint C2250)に備えられていた帯電器を、条件変更が可能な帯電器に交換した改造機において、帯電器の構成条件をそれぞれ異ならせて、まずは28℃85%RHの環境で画像密度5%の画像を60、000枚プリントした後に全面ハーフトーン30%画像を1枚プリントし、その後、28℃85%RH環境で画像密度20%の画像を60、000枚プリントし、再び全面ハーフトーン30%画像を1枚プリントして、それぞれのプリント画像における濃度ムラの程度を確認した。その後さらに、10℃15%RH環境に改造機を12時間放置した後、全面ハーフトーン30%画像を1枚プリントし、そのプリント画像における濃度ムラの程度の確認と、清掃ベルト表面もしくは清掃ロール表面のウレタン層から剥がれたウレタン粒子が帯電ロールに付着したままになった場合に発生する微小色点の発生率の確認とを行った。その後さらに、35℃95%の環境に14日間および22℃55%RH環境に12時間その改造機を放置した後、全面ハーフトーン30%画像を1枚プリントし、そのプリント画像における、清掃ベルトあるいは清掃ロールが歪むことによる清掃ベルト・ロールの周長と同じピッチで出現する画像欠陥の濃度の確認と、帯電ロールが歪むことによる帯電ロールの周長と同じピッチで出現する画像欠陥の濃度の確認とを行い、清掃ベルトあるいは清掃ロールの歪み量の検出と、帯電ロールの歪み量の検出とを行った。
実施例1は、上述の第1実施形態と同様に1対の懸架ロールに架け回された、ポリアミド製基材上に肉厚2mmの発泡ウレタンが接着された清掃ベルトを、図3に示される距離Aおよび距離Bを調整して感光体ロールに押し付けて帯電ロールの円周方向の接触領域が5mmになるようにしたものであり、清掃ベルトの接触により帯電ロールが受ける荷重は2Nであった。
実施例2は、上述の第2実施形態と同様に横断面が楕円形であるアルミ製の保持部材を、実施例1で使用した清掃ベルトと同じ構造の清掃ベルトの内周面の一部に接触させて帯電ロールの円周方向の接触領域が4mmになるようにしたものであり、清掃ベルトの接触により帯電ロールが受ける荷重は3Nであった。
実施例3は、実施例1および実施例2で使用した帯電ロールよりも低硬度の帯電ロールを使用した以外は実施例1と同じである。
実施例4は、実施例1および実施例2で使用した帯電ロールよりも低硬度の帯電ロールを使用した以外は実施例2と同じである。
実施例5は、1対の懸架ローラに懸架されている清掃ベルトのうちの、帯電ロールと接触する部分の移動方向における上流側の懸架ローラにストッパを設け、100枚プリントする毎に3秒間、帯電ロール回転中にこの上流側の懸架ローラを停止させるようにした以外は実施例1と同じである。
比較例1は、シャフトとウレタンからなる表面層からなる清掃ロールを用いた以外は実施例1と同様にして、帯電ロールの円周方向の接触領域が5mmになるように押し付けたものであり、清掃ロールの接触により帯電ロールが受ける荷重は5Nであった。
比較例2は、比較例1と同様の構成で、帯電ロールの円周方向の接触領域が4mmになるようにしたものであり、清掃ロールの接触による帯電ロールが受ける荷重は4Nであった。
比較例3は、実施例3で使用した帯電ロールを使用した以外は比較例1と同じである。
比較例4は、実施例4で使用した帯電ロールを使用した以外は比較例2と同じである。
比較例5は、清掃ロールにストッパを設け、100枚プリントする毎に3秒間停止させるようにした以外は比較例1と同じである。
評価は、濃度ムラの程度については、ムラが目立ち許容範囲外は‘×’、ムラがあるが許容範囲内は‘△’、ムラが殆どなければ‘○’とした。微小色点の発生率については、500μm以下の色点がA3サイズのプリント全面領域において13個以上または500μmを越える色点が発生した場合は‘×’、500μm以下の色点がA3サイズのプリント全面領域において6個以上13個未満は‘△’、500μm以下の色点がA3サイズのプリント全面領域において6個未満は‘○’とした。画像欠陥の濃度については、濃度が高く許容範囲外は‘×’、許容範囲内の濃度であれば‘△’、画像欠陥が殆ど見られなければ‘○’とした。また、総合判定については、非常に良好は‘◎’、良好は‘○’、許容範囲内は‘△’、問題ありは‘×’とした。
Figure 2010230788
表1には、上述の実施例1〜5および比較例1〜5それぞれについての、28℃85%RHの環境で画像密度5%の画像を60000枚プリントした直後にプリントした全面ハーフトーン30%画像における‘濃度ムラ’の程度、28℃85%RH環境にて画像密度20%の画像を60000枚プリントした直後にプリントした全面ハーフトーン30%画像における‘濃度ムラ’の程度、10℃15%RH環境に12時間放置した直後にプリントした全面ハーフトーン30%画像における‘濃度ムラ’の程度と‘微小色点の発生率’、35℃95%の環境に14日放置後22℃55%RH環境に12時間放置した直後にプリントした全面ハーフトーン30%画像における‘清掃ロールまたは清掃ブレードの周長ピッチの画像欠陥’の濃度と‘帯電ロールの周長ピッチの画像欠陥’の濃度の各評価、および‘総合判定’が示されている。
また、表1には、実施例1〜5および比較例1〜5それぞれにおける帯電ロールの円周方向の‘接触領域の長さ’、清掃ベルトまたは清掃ロールの接触により帯電ロールが受けた‘接触荷重’、さらには、上述の実施例1〜5および比較例1〜5それぞれについての実験終了後の‘清掃ベルトまたは清掃ロールの歪み量’、および‘帯電ロールの歪み量’が示されている。
実施例1と比較例1とでは、同じ5mmの接触領域を得るのに、比較例1では、実施例1の2.5倍の‘接触荷重’を清掃ロールおよび帯電ロールに与えることになったために、実施例1において清掃ベルトに生じた歪みのほぼ6倍の歪みが比較例1における清掃ロールに発生した。このため、実施例1では‘清掃ベルトまたは清掃ロールピッチの画像欠陥’については‘○’であるのに対し、比較例1では‘×’となっている。これに対し、‘帯電ロールの歪み’については、実施例1では‘0’であるのに対し、比較例1では‘2’と歪みが僅かであったことで、‘帯電ロールピッチの画像欠陥’ついては双方共に評価は‘○’であり、その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価も同じであったが、総合判定では、実施例1は‘○’であるのに対し比較例1は‘×’であった。
実施例2と比較例2とでは、同じ4mmの接触領域を得るのに、比較例2では、実施例2の1.3倍の‘接触荷重’を帯電ロールに与えることになったために、実施例2において清掃ベルトに生じた歪みのほぼ2.2倍の歪みが比較例2における清掃ロールに発生した。このため、実施例2では‘清掃ベルトまたは清掃ロールピッチの画像欠陥’については‘○’であるのに対し、比較例2では‘×’となった。これに対し、‘帯電ロールの歪み’については、実施例2では‘0’であるのに対し比較例2では‘1’と僅かであったことで、‘帯電ロールピッチの画像欠陥’については双方共に評価は‘○’であり、その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価も同じであったが、総合判定では、実施例2は‘△’であるのに対し比較例2は‘×’であった。以上からは、表面層がウレタンからなる円筒状の清掃ロールを帯電ロールに接触させ従動回転させて帯電ロールの清掃を行う場合と比べ、本発明の清掃器によれば、清掃性を低下させることなく、清掃ベルトに掛かる荷重が軽減されることが確認できた。
実施例1と実施例3とでは、実施例3で使用した帯電ロールの硬度が実施例1で使用したものに比べて低く、同じ5mmの接触領域を得る場合の帯電ロールに対する‘接触荷重’は実施例3の方が実施例1よりも小さかった。このため、‘清掃ベルトの歪み’は実施例3の方が実施例1よりも僅かに少なかった。しかし、‘帯電ロールの歪み’については、実施例3では帯電ロールの硬度が実施例1よりも低いため実施例3において僅かに歪みが生じた。しかし、‘清掃ベルトピッチの画像欠陥’および‘帯電ロールピッチの画像欠陥’については双方共‘○’であり、その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価も同じであった。また、総合判定でも、実施例1と実施例3は双方共に‘○’であった。
実施例2と実施例4とでは、実施例4で使用した帯電ロールの硬度が実施例2で使用したものに比べて低く、同じ4mmの接触領域を得る場合の帯電ロールに対する‘接触荷重’は実施例4の方が実施例2よりも小さいために、‘清掃ベルトの歪み’は実施例4の方が実施例2よりも僅かに少なかった。しかし、‘帯電ロールの歪み’ついては、実施例4における帯電ロールの硬度が実施例2よりも低いために実施例4において多少歪みが生じたが、‘清掃ベルトピッチの画像欠陥’および‘帯電ロールピッチの画像欠陥’については双方共‘○’であり、その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価も同じであった。また、総合判定でも、実施例2と実施例4は双方共に‘△’であった。
ここで、実施例1および実施例3とでは、10℃15%RH12h時間経過後のプリントにおける全面ハーフトーン30%画像における濃度ムラが‘○’なのに対し、実施例2と実施例4とでは、これが‘△’となったが、これは、接触領域の長さの違いにより、清掃力が実施例2と実施例4では劣っているためと考えられる。
実施例3と比較例3とでは、同じ5mmの接触領域を得るのに、比較例3では、実施例3の約2.7倍の‘接触荷重’を清掃ロールおよび帯電ロールに与えることになったために、清掃ベルトの歪みの6倍の歪みが清掃ロールに発生した。しかし、‘帯電ロールの歪み’は、帯電ロールの硬度が高かった実施例1では‘0’であり、比較例1では‘2’であったのが、実施例3での‘1’に対し、比較例3では‘15’と突出した。このため、比較例3では、‘清掃ロールピッチの画像欠陥’と、‘帯電ロールピッチの画像欠陥’との双方が‘×’となり、双方共に実施例3よりも評価が下がった。その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価は実施例3と比較例3とでは同じであったが、‘総合判定’では、実施例3は‘○’であるのに対し比較例3は‘×’であった。
実施例4と比較例4とでは、同じ4mmの接触領域を得るのに、比較例4では、実施例4の1.2倍の接触荷重を帯電ロールに与えることになったために、清掃ベルトの歪みのほぼ2.2倍の歪みが清掃ロールに発生した。これにより、実施例4では‘清掃ベルトピッチの画像欠陥’については‘○’であるのに対し、比較例4では‘×’となった。帯電ロールの歪みについては、実施例4では‘5’であるのに対し比較例4では‘7’と歪みがそれほど大きくなかったことで、‘帯電ロールピッチの画像欠陥’については双方共に評価は‘○’であり、その他の‘微小色点の発生率’および各‘濃度ムラ’の評価も同じであった。また、総合判定は、実施例4が‘△’であるのに対し、比較例4は‘×’であった。以上からは、本発明の清掃器の第1実施形態が、低硬度の帯電ロールに対して際だって有効であることが確認できた。
実施例1と実施例5とでは、清掃ベルトの従動循環を定期的に停止させることで、実施例5では清掃性能が実施例1よりも上がり、‘微小色点の発生率’について改善された。また、この定期的な停止により、帯電ロールに対する影響はみられなかったものの、清掃ベルトの歪みが僅かに増えたが、‘清掃ベルトピッチの画像欠陥’および‘帯電ロールピッチの画像欠陥’については双方共‘○’であり、各‘濃度ムラ’の評価も同じであった。総合判定は、実施例1は‘○’であったが、実施例5は‘◎’であった。このことから、本発明の清掃器の第1実施形態において清掃ベルトを定期的に停止させることが有効であることが確認できた。
比較例1と比較例5とでは、比較例5での定期的な停止により、‘清掃ロールの歪み’が多少増えたものの、‘帯電ロールの歪み’については同じであり、その結果、‘清掃ロールピッチの画像欠陥’と‘帯電ロールピッチの画像欠陥’の評価は双方とも同じであった。しかし、この清掃ロールの歪みが大きい状態での定期的な停止により、清掃ロール自体の摩滅、および摩滅により発生する清掃ロールのウレタン粉が付着したため、比較例5の各‘濃度ムラ’および‘微小色点の発生率’の評価は、比較例1に比べて低下した。このことから、清掃ロールおよび帯電ロールへの荷重が大きい状態で清掃ロールを停止させると、付着物の除去よりも付着物の増加を促してしまうことが確認できた。
1 プリンタ
10 感光体ロール
11、21 帯電ロール
110 帯電ロール
111、211 清掃部
112 清掃ベルト
1121 基材
1122 ウレタン層
113 懸架ロール
12 レーザ露光器
13 現像器
131 現像ロール
14 転写ロール
15 定着器
16 用紙カセット
17 用紙搬送装置
20 カートリッジ
213 保持部材
2131 外周部分
313 円柱

Claims (8)

  1. 環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、該外周面が被清掃体の表面と接触する清掃帯と、
    前記清掃帯の内周面に接触して前記被清掃体との間に該清掃帯を挟み込む、該清掃帯を、該被清掃体の表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を前記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする清掃器。
  2. 前記保持部材を複数備え、
    前記清掃帯が、それら複数の保持部材に架け回されたものであることを特徴とする請求項1記載の清掃器。
  3. 前記保持部材として、前記循環経路に沿った前記清掃帯の移動に伴って回転する棒状部材を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の清掃器。
  4. 前記保持部材として、前記清掃帯に接触した接触面上を該清掃帯が滑っていく固定部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の清掃器。
  5. 前記保持部材が、前記清掃帯の内周長と同じ内周長を有した円筒面の湾曲よりも緩やかな湾曲の接触面で該清掃帯に接触したものであることを特徴とする請求項1または4記載の清掃器。
  6. 被帯電体の表面に接触して回転しながら該被帯電体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、
    環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、該外周面が前記帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、
    前記清掃帯の内周面に接触して前記帯電ロールとの間に該清掃帯を挟み込む、該清掃帯を、該帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を前記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とする帯電装置。
  7. 表面に像保持体を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に接触して回転しながら該像保持体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、
    環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、該外周面が前記帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、
    前記清掃帯の内周面に接触して前記帯電ロールとの間に該清掃帯を挟み込む、該清掃帯を、該帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を前記外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを備えたことを特徴とするカートリッジ。
  8. 表面に像を保持する像保持体;
    前記像保持体の表面に接触して回転しながら該像保持体の表面に電荷を付与して帯電させる帯電ロールと、環状に巻いた帯であって少なくとも外周面が発泡体からなる、該外周面が該帯電ロールの表面と接触する清掃帯と、該清掃帯の内周面に接触して該帯電ロールとの間に該清掃帯を挟み込む、該清掃帯を、該帯電ロールの表面の移動に伴って移動するように保持した、その移動する清掃帯を該外周面に沿った循環経路に導く保持部材とを有する帯電装置;および
    前記帯電装置により表面に電荷が付与された前記像保持体の表面に保持させる像を形成する像形成部;
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015152913A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 富士ゼロックス株式会社 清掃部材、帯電装置、組立体及び画像形成装置

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