JP2010230081A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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【課題】内輪の肉厚の最適化を図って軽量・コンパクト化を図ると共に、製造工程における保管空間の省スペース化と効率化を図って低コスト化を達成した車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】外方部材7の外径面7bと環状凹部29の繋ぎ部31が外側転走面7aの曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該外方部材7が略均等な肉厚に設定され、内輪8の大径側の内径面8dが内側転走面8aの曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪8の肉厚が略均等に設定されると共に、内側転走面8aの溝底部の肉厚Tmiが外側転走面7aの溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(Tmi≧Tmo)、内輪8の接触角方向の肉厚Tiが外方部材7の接触角方向の肉厚Toよりも厚く(Ti≧To)設定され、かつ、肩部13の内径d1が小径側の端部14の外径d2よりも大径に設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車両の車輪を回転自在に支承する車輪用軸受装置、詳しくは、軽量・コンパクト化と低コスト化を図ると共に、軸受の耐久性の向上を図った車輪用軸受装置に関するものである。
従来から自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置は、車輪を取り付けるためのハブ輪を複列の転がり軸受を介して回転自在に支承するもので、駆動輪用と従動輪用とがある。構造上の理由から、駆動輪用では内輪回転方式が、従動輪用では内輪回転と外方部材回転の両方式が一般的に採用されている。この車輪用軸受装置には、懸架装置を構成するナックルとハブ輪との間に複列アンギュラ玉軸受等からなる車輪用軸受を嵌合させた第1世代と称される構造から、外方部材の外周に直接車体取付フランジまたは車輪取付フランジが形成された第2世代構造、また、ハブ輪の外周に一方の内側転走面が直接形成された第3世代構造、あるいは、ハブ輪と等速自在継手の外側継手部材の外周にそれぞれ内側転走面が直接形成された第4世代構造とに大別されている。
従来から、一般的な第1世代のアンギュラ玉軸受で構成された車輪用軸受として、図6に示すものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この車輪用軸受50は、内周に複列の円弧状の外側転走面51aが一体に形成された外方部材51と、外周に複列の外側転走面51a、51aに対向する円弧状の内側転走面52aが形成された一対の内輪52、52と、これら内輪52と外方部材51の両転走面間に保持器53を介して転動自在に収容された複列のボール54、54とを備え、内輪52の小径側端面52b、52bが突合せ状態で衝合して背面合せタイプの複列のアンギュラ玉軸受を構成している。そして、外方部材51と内輪52との間に形成される環状空間の開口部にシール55、56が装着され、軸受内部に封入されたグリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等の異物が軸受内部に侵入するのを防止している。
特開2007−120771号公報
この種の車輪用軸受では、軸受の軽量・コンパクト化と共に製造コストの低減化が要求されている。ここで、加工設備の小型化や製造工程における保管空間の省スペース化および効率化が製造コストに大きく影響する。通常、製造工程において、例えば、車輪用軸受50の内輪52は、図7に示すように、軸方向に同じ方向に揃え、複数段に積み重ねて保管したり、また、待機させる場合がある。この場合、従来の内輪52では、積層された内輪52、52の高さH0が嵩むと共に、面取り部57の形状・寸法によっては内輪52の位置が安定せず、例え、内径側に支柱58を設置して倒れを防止しても内輪52が傾き、同じ方向に整然と積み重ねることは難しい。これでは、保管空間の省スペース化を図ることが困難となるだけでなく、作業性が著しく阻害され、製造コストが高騰する要因となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、内輪の肉厚の最適化を図って軽量・コンパクト化を図ると共に、製造工程における保管空間の省スペース化と効率化を図って低コスト化を達成した車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の円弧状の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の円弧状の内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列のボールと、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記内輪に前記内側転走面の大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部と、前記内側転走面の小径側から軸方向に延びる円筒状の小径側の端部が形成され、前記内輪の大径側の内径面が前記内側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪の肉厚が略均等に設定されると共に、前記肩部の内径が前記小径側の端部の外径よりも大径に設定されている。
このように、内輪に内側転走面の大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部と、内側転走面の小径側から軸方向に延びる円筒状の小径側の端部が形成され、内輪の大径側の内径面が内側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪の肉厚が略均等に設定されると共に、肩部の内径が小径側の端部の外径よりも大径に設定されているので、内輪の肉厚の最適化を図って軽量・コンパクト化を図ると共に、製造工程で内輪を軸方向に同じ方向に揃え、複数段に積み重ねた場合、肩部の内径部に小径側の端部が収容され、積層された内輪の高さが嵩むことなく内輪の位置が安定し、同じ方向に整然と積み重ねることができ、保管空間の省スペース化と効率化を図って低コスト化を達成した車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記内輪がパイプ材から塑性加工によって形成され、当該内輪の大径側の内径面の曲率半径Riが、前記ボールの半径をRwとした時、Ri=1.5〜1.8Rwの範囲になるように設定されていれば、肉厚が厚くなり塑性加工の加工性が低下することがなく、発生応力が疲労限以下になり疲労強度を確保できると共に、充分な軸受剛性が得られ、破壊強度を高めることができる。また、肩部に亀裂が発生するのを防止し、かつ、旋回モーメント負荷時にボールの接触楕円が肩部を乗り上げてエッジロードが発生するのを防止することができる。
また。請求項3に記載の発明のように、前記外方部材がパイプ材から塑性加工によって形成され、内周の前記複列の外側転走面間に径方向内方に突出する環状凸部と、外周の中央部に環状凹部が形成されると共に、当該外方部材の外径面と前記環状凹部の繋ぎ部が前記外側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成され、当該外方部材が略均等な肉厚に設定されて前記内側転走面の溝底部の肉厚Tmiが前記外側転走面の溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(Tmi≧Tmo)なるように設定されていれば、軽量・コンパクト化を図ると共に、内輪の肉厚の最適化を図って所定の強度を確保しつつ、外方部材の破壊強度を高め、軸受の耐久性の向上を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記内輪の接触角方向の肉厚Tiが前記外方部材の接触角方向の肉厚Toよりも厚く(Ti≧To)なるように設定されていれば、外方部材よりも高面圧となる内輪の強度・耐久性を向上させることができ、軸受の耐久性の向上を図ることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記外方部材の接触角方向の肉厚Toが、前記外側転走面の溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(To≧Tmo)設定されると共に、前記内輪の接触角方向の肉厚Tiが、前記内側転走面の溝底部の肉厚Tmiよりも大きく(Ti≧Tmi)設定されていれば、軽量化を図りつつ、強度・剛性を向上させることができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記内方部材が一対の前記内輪からなり、これら内輪の内径面と、当該内輪が圧入される相手部材との嵌合幅Aが、前記内径面の延長と接触角方向の作用線との交点間距離Bよりも小さく、かつ前記複列のボールのピッチPよりも大きく(P<A<B)設定されていれば、軽量化を図りつつ、ハブ輪と内輪との間のクリープを防止するのに充分な嵌合力を確保することができる。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪と、このハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入された前記内輪とからなると共に、この内輪の大径側の内径面の表面に沿って密着した状態で前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて加締部が形成され、所定の軸受予圧が付与された状態で当該内輪が前記ハブ輪に対して軸方向に固定されていれば、軽量・コンパクト化を図ることができると共に、加締部で内輪の大径側の内径面を押え付けて所望の軸力を確保することができる。
また、請求項8に記載の発明のように、前記外方部材と内輪が冷間のローリング加工によって形成されていれば、肉厚を略均等にすることができると共に、形状、寸法を所定の精度に確保することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の円弧状の外側転走面が一体に形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の円弧状の内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列のボールと、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、前記内輪に前記内側転走面の大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部と、前記内側転走面の小径側から軸方向に延びる円筒状の小径側の端部が形成され、前記内輪の大径側の内径面が前記内側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪の肉厚が略均等に設定されると共に、前記肩部の内径が前記小径側の端部の外径よりも大径に設定されているので、内輪の肉厚の最適化を図って軽量・コンパクト化を図ると共に、製造工程で内輪を軸方向に同じ方向に揃え、複数段に積み重ねた場合、肩部の内径部に小径側の端部が収容され、積層された内輪の高さが嵩むことなく内輪の位置が安定し、同じ方向に整然と積み重ねることができ、保管空間の省スペース化と効率化を図って低コスト化を達成した車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の車輪用軸受を示す拡大図である。 (a)は、図2の外方部材輪単体を示す縦断面図、(b)は、図2の内輪単体を示す縦断面図である。 本発明に係る内輪を積層した状態を示す説明図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受を示す縦断面図である。 従来の車輪用軸受の内輪を積層した状態を示す説明図である。
内周に径方向内方に突出する環状凸部と、この環状凸部の両側に複列の円弧状の外側転走面と、外周の中央部に環状凹部がパイプ材から冷間のローリング加工により形成された外方部材と、外周に前記複列の外側転走面に対向する円弧状の内側転走面と、この内側転走面の大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部と、前記内側転走面の小径側から軸方向に延びる円筒状の小径側の端部がパイプ材から冷間のローリング加工により形成された一対の内輪と、これら内輪と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列のボールと、前記外方部材と内輪との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備え、前記内輪の小径側端面が突合せ状態で衝合し、背面合せタイプの複列のアンギュラ玉軸受を構成する車輪用軸受装置において、前記外方部材の外径面と前記環状凹部の繋ぎ部が前記外側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該外方部材が略均等な肉厚に設定され、前記内輪の大径側の内径面が前記内側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪の肉厚が略均等に設定されると共に、前記内側転走面の溝底部の肉厚Tmiが前記外側転走面の溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(Tmi≧Tmo)、前記内輪の接触角方向の肉厚Tiが前記外方部材の接触角方向の肉厚Toよりも厚く(Ti≧To)設定され、かつ、前記肩部の内径が前記小径側の端部の外径よりも大径に設定されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の車輪用軸受を示す拡大図、図3(a)は、図2の外方部材単体を示す縦断面図、(b)は、図2の内輪単体を示す縦断面図、図4は、本発明に係る内輪を積層した状態を示す説明図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この車輪用軸受装置は第1世代構造をなし、ハブ輪1と、このハブ輪1に装着される車輪用軸受2とを備えている。ハブ輪1には等速自在継手3がトルク伝達自在に内嵌され、固定ナット4を介してハブ輪1と等速自在継手3が分離可能に一体化されている。
ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ5を有し、外周にこの車輪取付フランジ5から肩部1aを介して軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成され、内周にはトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)1cが形成されている。このハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼で形成され、鍛造後に熱処理はされず組織は生のままである。また、曲げ強度に対する疲労強度増加のために鍛造後に調質処理を行う方法や、肩部1aから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを50〜64HRCの範囲に硬化処理をしても良い。
等速自在継手3は、外側継手部材15と継手内輪16とケージ17およびトルク伝達ボール18を備えている。外側継手部材15は、カップ状のマウス部19と、このマウス部19の底部となる肩部20と、この肩部20から軸方向に延びる軸部21を一体に有している。軸部21の外周にはハブ輪1のセレーション1cに係合するセレーション21aと、このセレーション21aの端部に雄ねじ21bが形成されている。
車輪用軸受2は、外方部材7と一対の内輪8、8と、両部材間に収容された複列のボール10、10とを備え、外方部材7が懸架装置を構成するナックル6に内嵌されると共に、一対の内輪8、8がハブ輪1の小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入されている。そして、内輪8、8の小径側(正面側)端面8b、8bが突合せ状態で衝合され、所謂背面合せタイプの複列のアンギュラ玉軸受を構成している。
また、外側継手部材15の肩部20が内輪8の大径側(背面)端面8cと衝合するまでハブ輪1に外側継手部材15がセレーション1c、21aを介して内嵌されると共に、一対の内輪8、8がハブ輪1の肩部1aと外側継手部材15の肩部20に挟持された状態で固定されている。さらに、雄ねじ21bに固定ナット4を所定の締付トルクで緊締することにより所定の軸受予圧が付与されている。
車輪用軸受2は、図2に拡大して示すように、外方部材7の内周に複列の円弧状の外側転走面7a、7aが形成されると共に、これら複列の外側転走面7a、7aに対向する円弧状の内側転走面8a、8aが一対の内輪8、8の外周にそれぞれ形成されている。そして、両転走面間に保持器9、9を介して転動自在に複列のボール10、10が収容されると共に、外方部材7と内輪8との間に形成される環状空間の開口部にシール11、12が装着され、軸受内部に封入されたグリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等の異物が軸受内部に侵入するのを防止している。
アウター側のシール11は、外方部材7の両端部に形成された円筒状の嵌合部7cに圧入される芯金22と、この芯金22に加硫接着等により一体に接合され、ニトリルゴム等の弾性部材からなるシール部材23とで一体型のシールを構成している。芯金22は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて断面が略L字状に形成されている。また、シール部材23は、内輪8の肩部13に所定のシメシロを介して摺接される一対のラジアルリップ23a、23bを備えている。
インナー側のシール12は、断面略L字状に形成された環状のシール板24とスリンガ25とからなる、所謂パックシールを構成している。シール板24は、外方部材7の嵌合部7cに圧入される芯金26と、この芯金26に一体に加硫接着されたシール部材27とからなる。芯金26は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて断面が略L字状に形成されている。また、シール部材27は、径方向外方に傾斜して延びるサイドリップ27aと、二股状に形成されたグリースリップ27bと中間リップ27cとを備えている。
一方、スリンガ25は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)やフェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて断面が略L字状に形成され、内輪8の肩部13に圧入される円筒部25aと、この円筒部25aから径方向外方に延びる立板部25bとからなる。そして、シール部材27のサイドリップ27aが立板部25bに摺接されると共に、グリースリップ27bと中間リップ27cが円筒部25aにそれぞれ摺接されている。
ここで、外方部材7および内輪8は、SUJ2等の軸受鋼やSCr420やSCM415等の浸炭鋼からなるパイプ材をプレス加工または冷間のローリング加工(以下、塑性加工という)によって形成されている。好ましくは、冷間のローリング加工では肉厚を略均等にすることができると共に、形状、寸法を所定の精度に確保することができる。ここで、略均等とは、成形前のパイプ材の肉厚が均等であり、内径面8dも円弧を形成する目的以外に特に塑性流動させることなく成形を行った結果得られた形状の肉厚の状態を意味し、円弧を形成する際の材料の変位により僅かに肉薄となったり肉厚となる状態は含むことを意味する。
そして、SUJ2の場合はズブ焼や高周波焼入れ、浸炭鋼では浸炭焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、外方部材7および内輪8の材質としてこれ以外にも、SUS440C等のステンレス鋼やS53C等の炭素鋼を例示することができる。炭素鋼の場合、少なくとも外方部材7においては複列の外側転走面7a、7aが高周波焼入れによる全体加熱によって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施される。また、内輪8においては内側転走面8aが高周波焼入れによる全体加熱によって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施される。そして、これらの両転走面7a、8aは、研削加工によって所定の寸法、精度に形成され、その後、必要に応じて超仕上げ加工が施される。
次に、図3を用いて、外方部材7および内輪8の構成について詳細に説明する。
外方部材7は、(a)に示すように、素材となるパイプ材から塑性加工により、内周に径方向内方に突出する環状凸部28と、この環状凸部28の両側に複列の円弧状の外側転走面7a、7aが形成されると共に、両端部にシール11、12の嵌合部7c、7cが形成される。そして、複列の外側転走面7a、7aをはじめ、嵌合部7cは、塑性加工後の熱処理後に研削加工によって所定の寸法、精度に形成されている。なお、塑性加工でバリが発生する両端面は加工後に旋削加工され、必要に応じてさらに熱処理後に研削加工が施される。これにより、生産性が向上して歩留まりが良く、また、低コスト化ができると共に、従来の軸受と同等の精度や密封性を確保することができる。
ここで、外側転走面7aから環状凸部28の肩高さを適切に確保するために、外方部材7の塑性加工時、環状凸部28の内径を形成すると共に、外方部材7の外径7bの中央部を凹ませて環状凹部29を形成し肩部30に素材を充足させるようにしている。
また、外方部材7の外径7bと環状凹部29との繋ぎ部31の曲率半径Rが所定の範囲になるように設定され、外方部材7の接触角α方向の作用線上で、外方部材7の外径7bとナックル6との間に空間が設けられ、繋ぎ部31と外側転走面7aの曲率中心とが略同一位置になるように設定され、この部位の肉厚が略均等に形成されている。これにより、充分な軸受剛性が得られ、破壊強度を高めることができると共に、肩部30に亀裂が発生するのを防止し、かつ、旋回モーメント負荷時にボール10の接触楕円が肩部30を乗り上げてエッジロードが発生するのを防止することができ、軸受の耐久性を向上させた車輪用軸受2を提供することができる。ここで、エッジロードとは、角部等に発生する過大な応力集中のことで、早期剥離の要因の一つとなる事象を言う。
一方、内輪8は、(b)に示すように、素材となるパイプ材から塑性加工により、外周に円弧状の内側転走面8aと、この内側転走面8aの大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部13が形成される。好ましくは、冷間ローリング加工では、肉厚を略均等にすることができると共に、形状、寸法を所定の精度に確保することができる。ここで、この肩部13はアウター側のシール11のシールランド部およびインナー側のシール12の嵌合面となり、塑性加工後の熱処理後に内側転走面8aと同時に総形砥石によって研削加工されて所定の寸法、精度に形成される。なお、外方部材7と同様、塑性加工でバリが発生する両端面は加工後に旋削加工され、必要に応じてさらに熱処理後に研削加工が施される。これにより、生産性が向上して歩留まりが良く、また、低コスト化ができると共に、従来の軸受と同等の精度や密封性を確保することができる。
一般的に、内輪の内側転走面は外方部材の外側転走面と異なり、内輪の内側転走面の曲率半径が外方部材の外側転走面の曲率半径よりも小さく設定されているが、車両の旋回走行時に各転走面が受ける接触面圧は、内輪の内側転走面はボールと凸同士の接触状態となるため、内輪の方が外方部材よりも高くなる。そのため、特に、薄肉の内輪および外方部材を使用した場合、旋回走行時に各転走面が受ける接触面圧により、外方部材の外径側と内輪の内径側のそれぞれ接触角方向の作用線上の応力が破損する限界値以下でなければならない。
ここで、本実施形態では、内輪8の接触角α方向の肉厚Tiを外方部材7の接触角α方向の肉厚Toよりも厚くなるように設定されている(Ti≧To)。これにより、外方部材7よりも高面圧となる内輪8の強度・耐久性を向上させることができ、軽量・コンパクト化と低コスト化を図ると共に、軸受の耐久性の向上を図った車輪用軸受2を提供することができる。
また、外方部材7と内輪8の溝底部の肉厚Tmo、Tmiにおいても、内輪8の溝底部の肉厚Tmiが、外方部材7の溝底部の肉厚Tmoよりも厚くなるように設定されている(Tmi≧Tmo)。これにより、内輪8の破壊強度を高め、耐久性を向上させることができる。この種の薄肉形状の外方部材7および内輪8では、各転走面7a、8aの溝底部の肉厚Tmo、Tmiよりも、接触角方向の肉厚To、Tiの方が強度に関しては支配的であるため、外方部材7の接触角α方向の肉厚Toが、溝底部の肉厚Tmoよりも大きく設定されている(To≧Tmo)。同様に、内輪8の接触角α方向の肉厚Tiが、溝底部の肉厚Tmiよりも大きく設定されている(Ti≧Tmi)。これにより、軽量化を図りつつ、強度・剛性を向上させることができる。
また、内輪8の大径側の内径面8dが内側転走面8aの曲率中心と略同心の円弧状に形成され、内輪8の肉厚が略均等になるように設定されると共に、接触角α方向の作用線上で、この大径側の内径面8dとハブ輪1の小径段部1bとの間に空間が設けられ、図2に示すように、内輪8の嵌合部(ハブ輪1の小径段部1b)との嵌合幅Aが、接触角α方向の作用線と嵌合部との交点間距離Bよりも小さく、かつ車輪用軸受2の複列のボール10間ピッチPよりも大きく設定されている(P<A<B)。これにより、軽量化を図りつつ、ハブ輪1と内輪8との間のクリープを防止するのに充分な嵌合力を確保することができる。ここで、クリープとは、嵌合シメシロ不足や嵌合面の加工精度不良等により軸受が周方向に微動して嵌合面が鏡面化し、場合によってはかじりを伴い焼付きや溶着する現象をいう。
また、内輪8の大径側の内径面8dの曲率半径Riが、Ri=1.5〜1.8Rwの範囲になるように設定されている。これにより、本出願人が実施した耐久試験では、発生応力が疲労限以下になり疲労強度を確保できると共に、充分な軸受剛性が得られ、破壊強度を高めることができることが判った。また、肩部13に亀裂が発生するのを防止し、かつ、旋回モーメント負荷時にボール10の接触楕円が肩部13を乗り上げてエッジロードが発生するのを防止することができる。
なお、内径面8dの曲率半径Riがボール10の半径Rwの1.5倍より小さい場合、肉厚が薄くなり剛性が低下してモーメント負荷時の応力に耐えられず、また、ボール10の半径Rwの1.8倍を超えた場合、肉厚が厚くなり塑性加工の加工性が低下するだけでなく、従来の鍛造成形品と大差ない形状となって軽量・コンパクト化に総じて寄与しなくなるためである。
さらに、本実施形態では、内輪8の肩部13の内径d1が、小径側の端部14の外径φd2よりも大径(φd1>φd2)になるように設定されている。これにより、図4に示すように、製造工程で内輪8を軸方向に同じ方向に揃え、複数段に積み重ねた場合、肩部13の内径部に小径側の端部14が収容され、積層された内輪8の高さH1が嵩むことなく内輪8の位置が安定し、同じ方向に整然と積み重ねることができ、保管空間の省スペース化を図ることができると共に、作業性が向上して低コスト化を達成することができる。
図5は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。なお、前述した実施形態と同一部品同一部位あるいは同様の機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は従動輪用の第3世代と称され、内方部材32と外方部材33、および両部材32、33間に転動自在に収容された複列の転動体10、10とを備えている。内方部材32は、ハブ輪34と、このハブ輪34に圧入された内輪8とからなる。
ハブ輪34は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ35を一体に有し、この車輪取付フランジ35の円周等配位置に車輪を固定するためのハブボルト35aが植設されている。このハブ輪34の外周には一方(アウター側)の内側転走面34aと、この内側転走面34aから肩部34cを介して軸方向に延びる軸状の小径段部34bが形成され、内輪8がこの小径段部34bに所定のシメシロを介して圧入されている。
内輪8の小径側端面8bはハブ輪34の肩部34cに突き当てられた状態で、小径段部34bの端部を径方向外方に塑性変形させて加締部36が形成されている。すなわち、この加締部36とハブ輪34の肩部34cとで内輪8を挟持し、所定の軸受予圧が付与された状態でハブ輪34に対して内輪8が軸方向に固定されている。加締部36は内輪8の大径側の内径面8dの表面に沿って密着した状態で塑性変形させて形成され、大径側の内径面8dを押え付けて所望の軸力を確保することができる。
外方部材33は、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ33bを一体に有し、内周に複列の外側転走面33a、33aが一体に形成されている。そして、それぞれの転走面33a、34aと33a、8a間に複列の転動体10、10が収容され、保持器9、9によりこれら複列の転動体10、10が転動自在に保持されている。また、外方部材33と内方部材32との間に形成される環状空間の開口部にはシール37、38が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
なお、ここでは、ハブ輪34の外周に直接内側転走面34aが形成された第3世代と呼称される従動輪用の車輪用軸受装置を例示したが、本発明に係る車輪用軸受装置はこうした構造に限定されず、例えば、ハブ輪の小径段部に一対の内輪を圧入した、従動輪または駆動輪用の第2世代構造であっても良い。
ハブ輪34はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面34aをはじめ、アウター側のシール37が摺接する車輪取付フランジ35のインナー側の基部35bから小径段部34bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、加締部36は、鍛造後の素材表面硬さ13〜30HRCの範囲の未焼入れ部とされている。
外方部材33は、前記ハブ輪34と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、少なくとも複列の外側転走面33a、33aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態では、前述した実施形態と同様、内輪8の大径側の内径面8dが内側転走面8aの曲率中心と略同心の円弧状に形成され、内輪8の大径側の内径面8dの曲率半径Riが、Ri=1.5〜1.8Rwの範囲になるように設定されると共に、内輪8の肩部13の内径d1が、小径側の端部14の外径φd2よりも大径(φd1>φd2)になるように設定されている。これにより、軽量化・コンパクト化を図りつつ、強度・剛性を向上させることができると共に、製造工程で内輪8を同じ方向に整然と積み重ねることができ、保管空間の省スペース化を図ることができると共に、作業性が向上して低コスト化を達成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、素材となるパイプ材から塑性加工により形成された内輪を備えた第1世代乃至第3世代構造の車輪用軸受装置に適用できる。
1、34 ハブ輪
1a、13、20、30、34c 肩部
1b、34b 小径段部
1c、21a セレーション
2 車輪用軸受
3 等速自在継手
4 固定ナット
5、35 車輪取付フランジ
6 ナックル
7、33 外方部材
7a、33a 外側転走面
7b 外径
7c 嵌合部
8 内輪
8a、34a 内側転走面
8b 小径側端面
8c 大径側端面
8d 大径側の内径面
9 保持器
10 ボール
11、37 アウター側のシール
12、38 インナー側のシール
14 内輪の小径側の端部
15 外側継手部材
16 継手内輪
17 ケージ
18 トルク伝達ボール
19 マウス部
21 軸部
21b 雄ねじ
22、26 芯金
23、27 シール部材
23a、23b ラジアルリップ
24 シール板
25 スリンガ
25a 円筒部
25b 立板部
27a サイドリップ
27b グリースリップ
27c 中間リップ
28 環状凸部
29 環状凹部
31 繋ぎ部
32 内方部材
33b 車体取付フランジ
35a ハブボルト
35b 基部
36 加締部
50 車輪用軸受
51 外方部材
51a 外側転走面
52 内輪
52a 内側転走面
52b 小径側端面
53 保持器
54 ボール
55、56 シール
57 面取り部
58 支柱
A 内輪の嵌合部との嵌合幅
B 接触角方向の作用線と嵌合部との交点間距離
d1 内輪の肩部の内径
d2 内輪の小径側の端部の外径
H0、H1 積層された内輪の高さ
P 複列のボール間ピッチ
R 曲率半径
Ri 内輪の大径側の内径部の曲率半径
Rw ボールの半径
Ti 内輪の接触角方向の肉厚
To 外方部材の接触角方向の肉厚
Tmi 内輪の溝底部の肉厚
Tmo 外方部材の溝底部の肉厚
α 接触角

Claims (8)

  1. 内周に複列の円弧状の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の円弧状の内側転走面が形成された少なくとも一つの内輪からなる内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に保持器を介して転動自在に収容された複列のボールと、
    前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールとを備えた車輪用軸受装置において、
    前記内輪に前記内側転走面の大径側から軸方向に延びる円筒状の肩部と、前記内側転走面の小径側から軸方向に延びる円筒状の小径側の端部が形成され、前記内輪の大径側の内径面が前記内側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成されて当該内輪の肉厚が略均等に設定されると共に、前記肩部の内径が前記小径側の端部の外径よりも大径に設定されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記内輪がパイプ材から塑性加工によって形成され、当該内輪の大径側の内径面の曲率半径Riが、前記ボールの半径をRwとした時、Ri=1.5〜1.8Rwの範囲になるように設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記外方部材がパイプ材から塑性加工によって形成され、内周の前記複列の外側転走面間に径方向内方に突出する環状凸部と、外周の中央部に環状凹部が形成されると共に、当該外方部材の外径面と前記環状凹部の繋ぎ部が前記外側転走面の曲率中心と略同心の円弧状に形成され、当該外方部材が略均等な肉厚に設定されて前記内側転走面の溝底部の肉厚Tmiが前記外側転走面の溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(Tmi≧Tmo)なるように設定されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記内輪の接触角方向の肉厚Tiが前記外方部材の接触角方向の肉厚Toよりも厚く(Ti≧To)なるように設定されている請求項3に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記外方部材の接触角方向の肉厚Toが、前記外側転走面の溝底部の肉厚Tmoよりも大きく(To≧Tmo)設定されると共に、前記内輪の接触角方向の肉厚Tiが、前記内側転走面の溝底部の肉厚Tmiよりも大きく(Ti≧Tmi)設定されている請求項3または4に記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記内方部材が一対の前記内輪からなり、これら内輪の内径面と、当該内輪が圧入される相手部材との嵌合幅Aが、前記内径面の延長と接触角方向の作用線との交点間距離Bよりも小さく、かつ前記複列のボールのピッチPよりも大きく(P<A<B)設定されている請求項1乃至5いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記内方部材が、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジから軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪と、このハブ輪の小径段部に所定のシメシロを介して圧入された前記内輪とからなると共に、この内輪の大径側の内径面の表面に沿って密着した状態で前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて加締部が形成され、所定の軸受予圧が付与された状態で当該内輪が前記ハブ輪に対して軸方向に固定されている請求項1乃至6いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  8. 前記外方部材と内輪が冷間のローリング加工によって形成されている請求項2乃至7いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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