JP2010229814A - 小便受け付洋式便器 - Google Patents

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Tetsuo Murayama
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Abstract

【課題】男子用の小便器の機能と男女兼用の洋式便器の機能を両立させ、且つ、後から使用する人の身体や衣類が小便器の受け口に触れることがない衛生的な構造を有し、さらに便器本体自体がコンパクトに形成される男女兼用の小便受け付洋式便器の提供を図る。
【解決手段】
便器本体と、回動自在に開閉する便座ならびに便座カバー蓋と、で構成される洋式便器おいて、便座には、基部裏面の回動枢軸部間に小便受入口と、小便落下口と、遮断壁と、で形成される小便受け凹部を設け、便座カバー蓋は、遮断壁の背面部を回避する形状を有して便座の回動に対して同調または単独で回動し、便器本体には、小便受け凹部を覆被ならびに密閉して下方に斜面部を有する小便受け格納部を設け、便座の起立時は男子用の小便器として使用し、便座の伏塞時は男女兼用の洋式便器として使用できる手段と、便器本体の小便受け格納部後方に、便器内臭気を排気する排気装置を設けた手段を採る。
【選択図】図1

Description

本発明は、小便受けが付いた男女兼用の洋式便器に関する。
現在、一般家庭において普及している洋式便器は、主に住宅事情によるトイレスペースの関係から男女兼用の洋式便器が備えられていることが多いが、それらは男子の小便時に便器の周縁や床面などが小便の滴りによって汚れたりすることが多く、使用される便座上面が衛生的でないことから、後から使用する人が不快感を抱いたり、トイレ清掃において時間や手間を強いられるものであった。
そこで、洋式便器と小便器を組み合わせて上記問題点を解決しようとする小便器が付いた男女兼用の洋式便器に関する提案が数多くなされている。例えば、洋式便器に小便器の立ち上がり部を設けて、それを連結した便座と便座カバーで覆う「大小兼用洋式便器の蓋の構造」(特許文献1参照)や、「立式座式兼用便器及びその便座」(特許文献2参照)などが提案されている。
また、小便器を備えるL字型の洋式便器に連結される便座と便座カバーを側面方向に開閉する「男に優しい洋式兼用便器」(特許文献3参照)が提案されている。
さらに、便座と便座カバーの上に漏斗状の小便受けを設けた「便器を男性用小便器または腰掛便器のいずれにも兼用可能とする装置およびこれを備えた便器」(特許文献4参照)や、小便器を洋式便器上で水平回転させて大小兼用洋式便器とする「男女兼用トイレ」(特許文献5参照)などが提案され、既に公知技術となっている。
以上のような洋式便器と小便器を組み合わせた多種多様の小便器が付いた洋式便器が提案されているが、今後大量生産されて広く普及するには下記の機能的要求が求められる。
(a)一般的な住宅事情から、トイレスペースの床面積は、畳、1畳分(1.65m2)内に設置されて利用できること。
(b)小便器が付いた洋式便器を使用する際に、男子用の小便器の一部が利用者の衣類、身体に触れることがない衛生的な構造であること。
(c)男子小便器を使用する際に、勢いよく放尿される開始時と勢いを失った終了時までの放尿される全ての小便量を便器本体内で受け止められる形状を有すること。
(d)清潔感を維持するため、便座の下側に男子小便器を設けて便座に小便が付着しない構造とし、さらに清掃が容易な構造であること。
(e)便器、便座、便座カバー蓋の大きさが、小便器が付いた洋式便器を使用する際に幅方向や高さ方向に対して異常に圧迫感がない状態で利用でき、さらに全体的にコンパクトな構造であること。
(f)便座カバー蓋が便座上を覆い被し、ゴミの付着や便器内の臭気の拡散を防止する密閉構造を有していること。
しかしながら、前述した「大小兼用洋式便器の蓋の構造」(特許文献1参照)や、「立式座式兼用便器及びその便座」(特許文献2参照)においては、上記(e)の問題点が指摘され、特に連結する便座と便座カバーを手前に引き上げる構造は、子供や老人にとって重量的負担が大きい上、使い勝手が悪く、さらに便器自体が大型になりがちであるため狭いトイレスペースに対して圧迫感のある構造であった。
また、「男に優しい洋式兼用便器」(特許文献3参照)においては、上記(b)と(c)の問題点が指摘され、小便が付着しやすい本体立ち上がり部の一部が後から使用する人の衣類や身体に触れる恐れがあることと、男子が小便をする際の立ち位置が側面方向に開放される便座と便座カバーによって遮られ、使用者が前方に半歩進んで便器を跨ぐことができない構造であるため、小便終了間際において便器外床面に小便が溢れてしまう構造であった。
また、「便器を男性用小便器または腰掛便器のいずれにも兼用可能とする装置およびこれを備えた便器」(特許文献4参照)においては、上記(d)の問題点が指摘され、便座と便座カバーの上に漏斗状の小便受けが設けられる構造から、放尿した小便が便座や便座カバーに付着する恐れがあることから、清潔感の持続性に乏しく、また構造上清掃作業も容易でないことや、小便の際の漏斗状の小便受けに狙いを定めて正確に放尿することは子供や老人においては確実性に欠き、一般男性においては勃起状態での正常姿勢を取ることができない構造であった。
また、「男女兼用トイレ」(特許文献5参照)においては、上記(a)と、(f)の問題点が指摘され、小便器を洋式便器上で水平回転させる構造から、小便器が回転するスペース領域をトイレスペース床面積内に必要とするため、一般的なトイレスペース床面積に当たる畳、1畳分(1.65m2)内に設置することができないことや、男女兼用の洋式便器を使用する際に後から使用する人の身体や衣類の一部が小便器の一部に接触する恐れがあると共に、小便器内の立ち上がり部が男女兼用の洋式便器を使用する人の顔の真近に位置するため、小便の臭気が不快感を抱かせると同時に圧迫感を感じさせる構造であった。
以上のように、小便器が付いた洋式水洗便器のいずれも、洋式便器と小便器を単純に組み合わせた構造を採用しているに過ぎないため、前述の機能的要求が解決されずにいる現状を鑑み、本発明者は、一般に普及している男女兼用の洋式便器の便座部分に小便器の受け口を設けることによって男子用の小便器の機能と男女兼用の洋式便器の機能を両立させ、且つ、身体や衣類が小便器の受け口に触れることがない衛生的な構造とし、さらに便器本体自体がコンパクトに形成される便器構造を開発し、本発明における小便受け付洋式便器の提案に至るものである。
実用新案公開平3−85991号公報 特開2008-169680号公報 特開2006-291684号公報 特表2008-509305号公報 特開2007-247186号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、男子用の小便器の機能と男女兼用の洋式便器の機能を両立させ、且つ、後から使用する人の身体や衣類が小便器の受け口に触れることがない衛生的な構造を有し、さらに便器本体自体がコンパクトに形成される男女兼用の小便受け付洋式便器の提供を図るものである。
本発明は上記目的を達成するために、便器本体と、回動自在に開閉する便座ならびに便座カバー蓋と、で構成される男女兼用の洋式便器おいて、便座には、基部裏面の回動枢軸部間に小便受入口と、小便落下口と、遮断壁と、で形成される小便受け凹部を設け、便座カバー蓋は、小便受け凹部の遮断壁の背面部を回避する形状を有して便座の回動に対して同調または単独で回動し、便器本体には、小便受け凹部を覆被ならびに密閉して下方に斜面部を有する小便受け格納部を設け、便座の起立時は男子用の小便器として使用し、便座の伏塞時は男女兼用の洋式便器として使用できる手段を採る。
また本発明は、便器本体の小便受け格納部後方に、便器内臭気を排気する排気装置を設けた手段を採る。
本発明の小便受け付洋式便器によれば、一般的なトイレスペースの床面積に当たる畳、1畳分(1.65m2)内に設置されて利用できる優れた効果を奏する。
また、本発明の小便受け付洋式便器によれば、男女兼用の洋式便器を使用する際、男子小便受け口の一部が使用者の衣類や身体に触れることがない衛生的な構造を有する優れた効果を奏する。
また、本発明の小便受け付洋式便器によれば、男子用の小便器を使用する際に、勢いよく放尿される開始時と勢いを失った終了時までの放尿される全ての小便量を便器本体内で受け止められる形状を有する優れた効果を奏する。
また、本発明の小便受け付洋式便器によれば、清潔感を維持するため、便座の下側に男子小便器を設けて便座に小便が付着しない構造とし、さらに清掃が容易な構造である優れた効果を奏する。
また、本発明の小便受け付洋式便器によれば、便器本体、便座、便座カバー蓋の大きさが小便受け付洋式便器として使用する際に、幅方向や高さ方向に対して圧迫感がない状態で利用でき、さらに便器本体自体がコンパクトな構造である優れた効果を奏する。
また、本発明の小便受け付洋式便器によれば、便座カバー蓋が便座上を覆い被し、ゴミの付着や便器内臭気の拡散を防止する密閉構造を有する優れた効果を奏する。
本発明の小便受け付洋式便器の全体を示す説明図である。(実施例1) 本発明の小便受け付洋式便器を男女兼用の洋式便器として使用する状態を示す全体斜視図である。(実施例2) 本発明の小便受け付洋式便器の未使用時の状態を示す全体斜視図である。(実施例3) 本発明の小便受け付洋式便器を男子用の小便器として使用する状態を示す断面説明図である。(実施例4) 本発明の小便受け付洋式便器を男女兼用の洋式便器として使用する状態を示す断面説明図である。(実施例5) 本発明の小便受け付洋式便器に排気装置を取り付けた実施形態を示す断面説明図である。(実施例6)
本発明は、男子用の小便器の機能と男女兼用の洋式便器の機能を両立させる構造と、後から使用する人の身体や衣類が小便器の受け口に触れることがない衛生的な構造と、便器本体自体がコンパクトに形成される構造と、小便受け格納部の後方壁に便器内臭気を排気する排気装置を設けた構造を有していることを最大の特徴とするもので、以下、実施例を図面を基に説明する。
尚、本実施例で示す形状、寸法、材質ならびに排気装置の機構は、下記に述べる実施例に特に限定されるものでなく、本発明の主旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
また、図面で示される本発明における小便受け付洋式便器の構造は、本発明の発明要素を主体に簡素化して図示するもので、その他の付属する機能・構造に関しては省略している。
図1は、本発明の小便受け付洋式便器の全体を示す説明図である。
図(a)は男子用の小便器の使用状態を示し、図(b)は構成される主要部品の分解斜視図を示す。
本発明の小便受け付洋式便器1は、便器本体10に回動自在に設けた便座20および便座カバー蓋30を備えた男女兼用の洋式便器であって、便座20には、基部裏面の回動枢軸部11間に小便受入口23と、小便落下口24と、遮断壁26と、で形成される小便受け凹部22を設けると共に、該便座20の回動と同調または単独で回動する便座カバー蓋30を設けて成り、便器本体10には、後方に小便受け凹部22を覆被ならびに密閉する下方に斜面部14を有する小便受け格納部13を設けて成り、便座20の起立時は男子用の小便器として使用し、便座20の伏塞時は男女兼用の洋式便器として使用できる構造を有して構成される。
便器本体10は、洗浄水吐出リム16の上端奥側に回動枢軸部11が設けられ、該回動枢軸部11に便座20と便座カバー蓋30が上下方向に回動自在に連結されて設けられる。後方には、小便受け凹部22を覆被ならびに密閉し、下方に斜面部14を有する小便受け格納部13が設けられている。
便座20は、便器本体10の回動枢軸部11に回動自在に連結され、さらに便座カバー蓋30が便座20の回動と同調または単独で回動自在に連結され、回動枢軸部11間に小便受け凹部22が設けられることによって、便座20の起立ならびに伏塞回動に合わせて男子用の小便器と男女兼用の洋式便器が使い分けて使用できる構造を有する。
小便受け凹部22は、便座20の基部裏面の回動枢軸部11間に設けられ、便座20が起立している時は男子用の小便器として機能し、便座20が伏塞されている時は男女兼用の洋式便器として機能する形態を成して設けられる。形状的には、小便受入口23と小便落下口24と遮断壁26とで形成される。詳しくは、小便受入口23は男子の放尿を受け止めるように斜め前方上方の使用者方向を向けて形成し、小便落下口24は便器本体10の貯留槽12方向に向けて形成し、小便突当て面25の遮断壁26は、男子の放尿を便器本体10の貯留槽12に導く形状で受け止めるように円弧状に形成して便座20と便座カバー蓋30が伏塞される時は、便器本体10内を密閉状態にする構造となっている。
便座カバー蓋30は、便座20と同調または単独で回動自在に回動枢軸部11に取り付けられ、基部は小便受け凹部22の背面部の形状を回避して凹状に切欠けられている。また、便座20上のゴミや水分の付着を防止し、便器本体10内からの臭気Sの拡散を防止する役割を果たすものである。
小便受け格納部13は、便器本体10の後方に設けられ、便座20に設けられている小便受け凹部22が回動する領域を覆被ならびに密閉する構造を有し、下方部の形状は小便が便器本体10の貯留槽12にスムーズに導かれるような斜面部14を形成して小便の跳ね返りを防止している。
図2は、本発明の小便受け付洋式便器を男女兼用の洋式便器として使用する状態を示す全体斜視図である。
便座カバー蓋30が起立して便器本体10上に便座20が伏塞される状態を示すもので、小便受け凹部22は、便座20の基部裏面の回動枢軸部11間に位置して男女兼用の洋式便器として使用することに支障がない状態で便器本体10の小便受け格納部13内に覆被されるため、小便受け付洋式便器としてコンパクト化が図られると共に、小便器の一部が後から使用する人の身体や衣類の一部に接触しない構造となっている。
図3は、本発明の小便受け付洋式便器の未使用時の状態を示す斜視図である。
便座20と便座カバー蓋30が伏塞され、男女兼用の洋式便器としての未使用時の状態を示すもので、便座カバー蓋30が伏塞されることによって、便器本体10は密閉状態と成り、便座20上のゴミや小便の付着を防止すると共に、便器本体10内の臭気Sの拡散を防止する役割を果たすものである。
また、便座20と便座カバー蓋30が伏塞されることによって、便座20に設けられている小便受け凹部22の後方壁15の円弧状の背面部が便器本体10の上面に露出されるが、利用者が座る便座領域外であるため男女兼用の洋式便器として使用する際の邪魔とはならないものである。
図4は、本発明の小便受け付洋式便器を男子用の小便器として使用する状態を示す断面説明図である。
便座20が回動されやや後方に傾いて係止されることによって、必然的に小便受け凹部22は男子の放尿性器に向かって斜め前方上方向に開口されるため、使用者は起立した小便受け凹部22の小便器受入口23または便器本体10後方に位置する小便受け格納部13下方の斜面部14に向けて放尿することができる。つまり、小便放尿角度αと小便放尿距離Lが充分確保されることによって使用者は便器本体10を跨ぎ半歩前に進んで小便を足すことができるため、従来子供や老人が便器本体10や便器外の床面を汚していた状況を回避することができ、トイレ掃除も容易に行なうことができる構造となっている。
図5は、本発明の小便受け付洋式便器を男女兼用の洋式便器として使用する状態を示す断面説明図である。
便座20が伏塞され、男女兼用の洋式便器として使用する状態を示すもので、小便受け凹部22は便座20の裏側に覆被され、男女兼用の洋式便器として使用することに支障がない状態となるため、便器本体自体のコンパクト化が図られると共に、小便器の一部が使用者の身体や衣類の一部に接触しない衛生的な構造となっている。
図6は、本発明の小便受け付洋式便器に排気装置を取り付けた実施形態を示す断面説明図である。
便器本体10の小便受け格納部13の後方壁15に便器内臭気Sを室外に排気する排気装置40を設けたもので、排気装置40は、排気ダクト41と回転ファンモーター42とで構成されている。また排気装置40が小便受け格納部13の後方壁15に設けられることによって、便器本体10の貯留槽12に浮遊する糞尿の一番近い位置に排気ダクト41の吸入口43が位置するため便器内の臭気を効率よく排気できる一方、洗浄水や小便などが発生する箇所から最も遠ざかった位置に設けられるため、洗浄水や小便の水分滴が排気ダクト41内に吸引されない構造を有する。
従来の小便器が付いた洋式便器は、多くの構造的、機能的問題点を解決することができずにいたことから今まで大量生産されて広く普及することができなかったが、本発明による小便受け付洋式便器は、男子用の小便器の機能と男女兼用の洋式便器の機能を両立させ、且つ、使用者の身体や衣類が小便器の受け口に触れることがない衛生的な構造とし、さらに便器本体自体をコンパクトに形成することにより、現在の住宅事情に適合した男女兼用の小便受け付洋式便器の提供が図れるものであり、さらに製造コストが低廉であることや、ユーザーによる需要要求が高い製品構造であることから、本発明による小便受け付洋式便器の産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。
1 小便受け付洋式便器
10 便器本体
11 回動枢軸部
12 貯留槽
13 小便受け格納部
14 斜面部
15 後方壁
16 洗浄水吐出リム
20 便座
22 小便受け凹部
23 小便受入口
24 小便落下口
25 小便突き当て面
26 遮断壁
30 便座カバー蓋
40 排気装置
41 排気ダクト
42 回転ファンモーター
43 吸入口
S 臭気
L 小便放尿距離
α 小便放尿角度

Claims (2)

  1. 便器本体と、回動自在に開閉する便座ならびに便座カバー蓋と、で構成される男女兼用の洋式便器おいて、
    前記便座には、基部裏面の回動枢軸部間に小便受入口と、小便落下口と、遮断壁と、で形成される小便受け凹部を設け、
    前記便座カバー蓋は、前記遮断壁の背面部を回避する形状を有して前記便座の回動に対して同調または単独で回動し、
    前記便器本体には、前記小便受け凹部を覆被ならびに密閉して下方に斜面部を有する小便受け格納部を設け、
    前記便座の起立時は男子用の小便器として使用し、前記便座の伏塞時は男女兼用の洋式便器として使用できることを特徴とする小便受け付洋式便器。
  2. 前記便器本体の小便受け格納部後方に、便器内臭気を排気する排気装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の小便受け付洋式便器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200460622Y1 (ko) 2011-11-18 2012-06-13 이민구 좌변기용 소변오염 방지구
JP2016108798A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 株式会社Lixil 便器装置

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