JP2010228918A - スクリュー駆動搬送装置 - Google Patents

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功 佐藤
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Abstract

【課題】螺旋状のスリットの精度が高く、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にも、正確な位置制御を可能とし、製造が容易で装置全体を小型化したスクリュー駆動搬送装置を提供すること。
【解決手段】物品を載置して左右一対の車輪121によりガイドレール102に支持案内されて走行自在な搬送体120がスクリュー軸110の回転により螺旋係合部に係合して搬送され、スクリュー軸110が円柱状の軸本体112と連続した螺旋状のスリット115を持つ円筒部材114とこの円筒部材114を軸本体112に同心状に保持する複数のリブプレートとを有しているとともに、複数のリブプレートがスクリュー軸110の軸方向に延びる軸方向リブプレート118を含んでいるスクリュー駆動搬送装置100。
【選択図】図13

Description

本発明は、円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動する駆動機構とを有し、スクリュー軸の回転により、搬送体が螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置に関するものである。
従来、搬送体を外部からの駆動力により移動させて搬送する搬送装置として、一対のレールと、一対のレールの間に平行に設けられたスクリュー軸と、レール上を走行する車輪とスクリュー軸の螺旋係合部に係合する係合部を備えた台車状の搬送体からなり、スクリュー軸を回転駆動して搬送体がレール上を移動するように構成されたスクリュー駆動搬送装置が知られている。
これらのスクリュー駆動搬送装置500は、図15、図16に示すように、基礎部501上に敷設された左右一対のガイドレール502と、両ガイドレール502間のカバー体503内に設けられたスクリュー軸510と、車輪521を有し両ガイドレール502に支持案内されて走行自在な搬送体520からなる。
搬送体520には、係合ローラ523がガイド体522に案内されて昇降自在に設けられ、スクリュー軸510には、螺旋板511が円筒面に螺旋状に設けられている。
そして、搬送体520の係合ローラ523がスクリュー軸510の螺旋板511に上部から係合した状態で、スクリュー軸510が図示しない駆動機構により回転駆動されることで、搬送体520がガイドレール502に支持案内されて走行する(例えば、特許文献1参照)。
また、円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動する駆動機構とを有し、スクリュー軸の回転により、搬送体が前記螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置において、螺旋係合部がスクリュー軸に設けられた螺旋溝であるものも公知である。
これらのスクリュー駆動搬送装置700は、図17に示すように、スクリュー軸710には表面に螺旋溝713が設けられており、搬送体720の係合部がスクリュー軸710の螺旋溝713に上部から係合した状態で、スクリュー軸710が図示しない駆動機構により回転駆動されることで走行するように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−58463号公報(第3乃至4頁、図1、図3、図6) 特開昭60−31427号公報(第2頁、図1、図2、図5)
しかしながら、従来のスクリュー駆動搬送装置500は、スクリュー軸の回転によりスクリュー軸に設けた螺旋板に搬送体の係合部が押されて搬送体が搬送されるようになっているため、搬送体を停止する際、急激に速度を低下させると、搬送体の係合部の前後方向の長さと螺旋板のピッチの差分だけ搬送体がオーバンランする可能性があり、正確な位置決めを迅速に行えず、また、搬送方向を逆転させる場合には、前記差分だけ誤差が生じるという問題があった。
さらに、スクリュー軸と螺旋板とが螺旋板の全長にわたって接触するため、螺旋板を精度良く制作し、精度良く両者を固定することは困難であり、かつ、固定作業の手間もかかるという問題があった。
また、従来のスクリュー駆動搬送装置700は、スクリュー軸に設けられた螺旋溝の幅を搬送体の係合部の前後方向の長さと合致させることはできるが、円柱状の材料に係合部の大きさに合わせた螺旋状の溝を切削加工する必要があり、スクリュー軸の製造時の多大な時間とコストが必要となるとともに、スクリュー軸を中実の円柱あるいは少なくとも溝の深さ分以上の肉厚の円筒で構成する必要があるため重量が増し、それを保持し駆動するスクリュー駆動搬送装置全体も大型化する必要があった。
本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、螺旋状のスリットの精度が高く、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にも、正確な位置制御を可能とするとともに、製造が容易で装置全体を小型化したスクリュー駆動搬送装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、該スクリュー軸を回転駆動する駆動機構と、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体とを有し、前記スクリュー軸の回転により搬送体が前記螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置において、前記スクリュー軸が、円柱状の軸本体と、連続した螺旋状のスリットを持つ円筒部材と、該円筒部材を前記軸本体に同心状に保持する複数のリブプレートとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記複数のリブプレートが、前記スクリュー軸の軸方向に延びる軸方向リブプレートを含んでいることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記複数のリブプレートが、前記円筒部材の螺旋状のスリット方向に延びる斜めリブプレートを含んでいることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記軸方向リブプレートと斜めリブプレートとが、前記円筒部材のスリットの螺旋の1ピッチ毎に交互に設けられていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたスクリュー駆動搬送装置の構成に加えて、前記軸本体が、中空パイプ部材で構成されていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本請求項1に係る発明は、円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動する駆動機構と、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体とを有し、スクリュー軸の回転により搬送体が螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置において、スクリュー軸が、円柱状の軸本体と、連続した螺旋状のスリットを持つ円筒部材と、この円筒部材を前記軸本体に同心状に保持する複数のリブプレートとを有していることにより、円筒部材にレーザー等で正確に螺旋状のスリットを加工することができるため、螺旋状のスリットの精度が高く搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にも正確な位置制御が可能となり、製造も容易となるとともに、複数のリブプレートで円筒部材を軸本体に保持することで製造工程が少なく、かつ、スクリュー軸全体の重量が減少するため、製造が容易となり、装置全体を小型化することができる。
そして、本請求項2に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1に係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、複数のリブプレートがスクリュー軸の軸方向に延びる軸方向リブプレートを含んでいることにより、リブプレートの形状を単純な矩形とすることができ、また、軸方向に設けるリブプレートの数を減らすことができるため、さらに製造が容易となる。
そして、本請求項3に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1または請求項2に係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、複数のリブプレートが円筒部材の螺旋状のスリット方向に延びる斜めリブプレートを含んでいることにより、螺旋係合部を構成するスリットの精度を向上させることができるため、より精度が高く、搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にも正確な位置制御が可能となる。
また、本請求項4に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項3に係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、軸方向リブプレートと斜めリブプレートとが円筒部材のスリットの螺旋の1ピッチ毎に交互に設けられていることにより、螺旋状のスリットの精度が高く搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にもより正確な位置制御が可能となる。
本請求項5に係る発明のスクリュー駆動搬送装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに係るスクリュー駆動搬送装置が奏する効果に加えて、軸本体が、中空パイプ部材で構成されていることにより、スクリュー軸の軽量化を達成することができる。
本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の斜視図。 本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の側面図。 本発明の実施例で用いた搬送体の平面図。 本発明の実施例で用いた搬送体の正面図。 本発明の実施例で用いた搬送体の側面図。 本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の平面図。 本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の配置図。 本発明を良く理解するための参考例で用いたスクリュー軸の側面図。 図8の一部拡大断面図。 図9の正面図。 図9のA−A断面図。 図9のB−B断面図。 本発明の実施例で用いたスクリュー軸の側面図。 図13の正面図。 従来のスクリュー駆動搬送装置の斜視図。 従来のスクリュー駆動搬送装置の断面図。 従来の他のスクリュー駆動搬送装置の平面図。
本発明は、円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動する駆動機構と、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体とを有し、スクリュー軸の回転により搬送体が螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置において、スクリュー軸が円柱状の軸本体と連続した螺旋状のスリットを持つ円筒部材とこの円筒部材を軸本体に同心状に保持する複数のリブプレートとを有し、螺旋状のスリットの精度が高く、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体を停止したり逆方向に搬送する際にも、正確な位置制御を可能とし、製造が容易で装置全体を小型化するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明のスクリュー駆動搬送装置のスクリュー軸の円筒部材の螺旋状のスリットは、一定間隔であればそのピッチは、如何に設定しても良く、スクリュー軸の軸方向でピッチが変化するようにしても良い。
また、本発明のスクリュー駆動搬送装置のスクリュー軸の軸本体と円筒部材と複数のリブプレートは、それぞれ同一材料であっても良く、別の材料としても良い。
以下に、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の斜視図であり、図2は、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の側面図であり、図3は、本発明の実施例で用いた搬送体の平面図であり、図4は、本発明の実施例で用いた搬送体の正面図であり、図5は、本発明の実施例で用いた搬送体の側面図であり、図6は、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の平面図であり、図7は、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の配置図であり、図8は、本発明をより良く理解するための参考例で用いたスクリュー軸の側面図であり、図9は、図8の一部拡大断面図であり、図10は、図9の正面図であり、図11は、図9のA−A断面図であり、図12は、図9のB−B断面図であり、図13は、本発明の実施例で用いたスクリュー軸の側面図であり、図14は、図13の正面図である。
本発明の一実施例であるスクリュー駆動搬送装置100は、図1、図2に示すように、基礎部101上に敷設された左右一対のガイドレール102と、両ガイドレール102に設けられたスクリュー軸110と、車輪121を有し両ガイドレール102に支持案内されて走行自在な搬送体120と、モータ131とこのモータ131の回転をスクリュー軸110に伝達する回転伝達手段140とからなる駆動機構130から構成されており、図7に示すように、スクリュー軸110が搬送方向に複数直列に配置されるとともに、駆動機構130も複数設けられている。
そして、搬送体120は、図3乃至図5に示すように、物品を載置可能でガイドレール102に支持案内される車輪121を有する搬送体フレーム124を備え、この搬送体フレーム124の下部に、係合ローラ123を有するガイド体122が設けられている。
さらに、係合ローラ123は、スクリュー軸110に側方から係合するようにガイド体122に保持されている。
ガイド体122は、少なくとも搬送体フレーム124の走行方向の前方に1対と後方に一対の二対設けられ、各々のガイド体の対は、スクリュー軸110の螺旋の半ピッチ前後でかつ左右両側に係合ローラ123が位置するように設けられている。
また、走行方向の前方の一対のガイド体122A、122Bと走行方向の後方の一対のガイド体122C、122Dとの間隔は、複数直列に配置されたスクリュー軸110の隣り合う二つのスクリュー軸110の間隔より広く設定されている。
モータ131は、スクリュー軸110の側方離れた位置で、モータ131の回転は回転伝達手段140によりスクリュー軸110に伝えられるように構成されている。
そして、図6に示すように、モータ131の出力軸132をスクリュー軸110と直交するように配置することで、隣接するスクリュー軸110を駆動するモータ131を並行に隣接して配置している。
回転伝達手段140は、モータ131側から順に、モータ131の出力軸132が継手146を介してギヤボックス141と接続され、ギヤボックス141が自在継手144を介してドライブシャフト142と接続され、ドライブシャフト142が自在継手145を介して最終ギヤ143と接続され、最終ギヤ143の出力がスクリュー軸110を駆動するように構成されている。
ドライブシャフト142は、伸縮自在に構成されており、両端が自在継手144、145を介して接続されている。
これにより、駆動源であるモータ131及びギヤボックス141とスクリュー軸110との相対位置関係が設置スペースに合わせて変更可能に構成されている。
ギヤボックス141は、隣接する回転伝達手段140側にクラッチ軸147が設けられており、このクラッチ軸147は、スクリュー軸110と同一の回転数で回転するようにギヤボックス141のギヤ比が設定されている。
隣接する回転伝達手段140のギヤボックス141のクラッチ軸147は、シングルポジション型クラッチ148により、その回転の連結・解放を行うように構成されている。
これにより、解放時は、隣接するスクリュー軸110がそれぞれのモータ131により独立して回転駆動制御され、連結時は、隣接するスクリュー軸110が所定の回転位相、同一の回転数で駆動される。
モータ131及びシングルポジション型クラッチ148が、側方に離れた位置に設置されている。
これにより、中間にドライブシャフト142のみ貫通する壁等を設けて搬送ラインと隔離することが可能であり、搬送ラインをモータ131やシングルポジション型クラッチ148の発熱、発火、発塵等の影響から遮断することが可能となる。
また、図7に示すスクリュー軸110B、110C、110G、110Hのように、上流下流両側で隣接するスクリュー軸と同期する場合は、スクリュー軸110の両側に駆動機構130を備え、それぞれの駆動機構130が隣接するスクリュー軸110の駆動機構130との間で同期可能に構成されている。
なお、この場合、両側の駆動機構130のうち一方はモータ131を省略して回転伝達手段140のみとしてもよい。
ここで、本発明をより良く理解するための参考例で用いたスクリュー軸110は、図8乃至図12に示すように、軸本体112と連続した螺旋状のスリット115が形成された円筒部材114と端面リブプレート116および複数の中間リブプレート117とを有している。
そして、円筒部材114に形成された連続した螺旋状のスリット115が、搬送体120の係合ローラ123が係合する螺旋溝113として機能する。
円筒部材114の螺旋状のスリット115は、レーザー加工等で幅、ピッチが正確に設定されている。
これにより、端面リブプレート116および複数の中間リブプレート117によって軸本体112と同心状に保持固定されている。
端面リブプレート116および複数の中間リブプレート117と円筒部材114および軸本体112は、それぞれ溶接により固着されている。
また、軸本体112は、軽量化のため中空パイプ部材で構成されている。
端面リブプレート116および複数の中間リブプレート117は、軸本体112の軸方向と直角に交わる平面に沿って形成されており、端面リブプレート116は、円筒部材114の両端部に設けられている。
これにより、図10に示すように、円筒部材114のスリット115以外の全ての部分と軸本体112とを接続する扇形状をなしている。
そして、中間リブプレート117は、円筒部材114のスリット115の螺旋の半ピッチ毎の位置に設けられて、図11、図12に示すように、円筒部材114と軸本体112とを接続する半円分の扇形状をなしている。
なお、搬送体120の係合ローラ123が係合開始時に円筒部材114を変形させたり損傷する虞がない場合は、端面リブプレート116は省略しても良い。
そこで、本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置のスクリュー軸110は、図13および図14に示すように、軸本体112と連続した螺旋状のスリット115が形成された円筒部材114と複数の軸方向リブプレート118および複数の斜めリブプレート119とを有しており、円筒部材114に形成された連続した螺旋状のスリット115が、搬送体120の係合ローラ123が係合する螺旋溝113として機能する。
円筒部材114の螺旋状のスリット115は、レーザー加工等で幅、ピッチが正確に設定されており、複数の軸方向リブプレート118および複数の斜めリブプレート119によって軸本体112と同心状に保持固定されている。
複数の軸方向リブプレート118および複数の斜めリブプレート119と円筒部材114および軸本体112は、それぞれ溶接により固着されている。
また、軸本体112は、軽量化のため中空パイプ部材で構成されている。
軸方向リブプレート118は、軸本体112の軸方向に軸本体の直径とほぼ等しい幅に延びて形成され、斜めリブプレート119は、螺旋状のスリット115方向に軸本体の直径とほぼ等しい幅に延びて形成されている。
そして、円筒部材114のスリット115の螺旋の1ピッチ毎に軸方向リブプレート118と斜めリブプレート119が交互に設けられている。
なお、軸方向リブプレート118および斜めリブプレート119の幅は、スリット115部分に掛からない範囲で、かつ、円筒部材114の螺旋状のスリット115の精度が保てる保持強度が得られる範囲でいかなる幅であっても良い。
また、軸方向リブプレート118および斜めリブプレート119の数、位置、配置等は実施例に限定されるものではない。
さらに、前述した端面リブプレート116を設けても良い。
以上のように構成された本発明の実施例であるスクリュー駆動搬送装置の動作について、以下に説明する。
図7に示すように、上流からスクリュー軸110A、110B、110C、110D、110E、110F、110G、110H、110Jが直列に配置されている。
そして、スクリュー軸110Aは、下流側に駆動機構130Aを備え、スクリュー軸110B、110C、110G、110Hは、上流下流両側に駆動機構130B1、130B2、130C1、130C2、130G1、130G2、130H1、130H2を備え、スクリュー軸110Jは、上流側に駆動機構130Jを備えている。
さらに、スクリュー軸110D、110E、110Fは、直接回転結合されて一体に回転するとともにスクリュー軸110Dの上流側に駆動機構130D、スクリュー軸110Fの下流側に駆動機構130Fが備えられている。
駆動機構130Aと130B1、130B2と130C1、130C2と130D、130Fと130G1、130G2と130H1、130H2と130Jは、それぞれ隣接して設けられているとともに、シングルポジション型クラッチ148AB、148BC、148CD,148FG、148GH、148HJにより回転の連結・解放を行うように構成されている。
まず、スクリュー軸110Aにより、搬送体120が上流(図面左側)から搬送されてくると、搬送体120の先端の係合ローラ123Aがスクリュー軸110Bに達する前に、シングルポジション型クラッチ148ABが連結されて駆動機構130Aと130B1が同一の回転数でスクリュー軸110Aと110Bを駆動する。
この時、シングルポジション型クラッチ148ABにより、スクリュー軸110Aと110Bは、所定の回転位相に固定されている。
また、搬送体120の走行方向の前方の一対のガイド体122A、122Bと走行方向の後方の一対のガイド体122C、122Dとの間隔は、隣り合う二つのスクリュー軸110の間隔より広く設定されている。
これにより、搬送体120の後端の係合ローラ123C、123Dがスクリュー軸110Aの螺旋溝113により走行している状態で、先端の係合ローラ123A、123Bは、円滑にスクリュー軸110Bの螺旋溝113に係合する。
搬送体120がさらに走行し、後端の係合ローラ123Dがスクリュー軸110Aの螺旋溝113を離脱すると、シングルポジション型クラッチ148ABが解放され、搬送体120の走行は、駆動機構130B1、130B2により独立して制御可能となる。
次に、搬送体120の先端の係合ローラ123Aがスクリュー軸110Cに達する前に、シングルポジション型クラッチ148BCが連結されて駆動機構130B2と130C1が同一の回転数でスクリュー軸110Bと110Cを駆動する。
そして、搬送体120の後端の係合ローラ123Dがスクリュー軸110Bの螺旋溝113により走行している状態で、先端の係合ローラ123A、123Bは円滑にスクリュー軸110Cの螺旋溝113に係合し、搬送体120がさらに走行し、後端の係合ローラ123Dがスクリュー軸110Bの螺旋溝113を離脱すると、シングルポジション型クラッチ148BCが解放される。
これらの動作を、それぞれのスクリュー軸110の乗り継ぎ時に行うように構成されており、円筒部材114に形成された連続した螺旋状のスリット115が、搬送体120の係合ローラ123が係合する螺旋溝113として機能する。
これにより、それぞれスクリュー軸110において搬送速度を変化させたり停止したりしても正確な位置制御を行うことができるなど、その効果は甚大である。
また、スクリュー軸110の両端部に、端面リブプレート116が設けられているため、それぞれのスクリュー軸110の乗り継ぎ時の回転位相の同期が僅かにずれても、搬送体120の係合ローラ123が係合開始時に円筒部材114を変形させたり損傷することなくの円滑な搬送が可能となる。
100 ・・・スクリュー駆動搬送装置
101 ・・・基礎部
102 ・・・ガイドレール
110 ・・・スクリュー軸
112 ・・・軸本体
113 ・・・螺旋溝
114 ・・・円筒部材
115 ・・・スリット
116 ・・・端部リブプレート
117 ・・・中間リブプレート
118 ・・・軸方向リブプレート
119 ・・・斜めリブプレート
120 ・・・搬送体
121 ・・・車輪
122 ・・・ガイド体
123 ・・・係合ローラ
124 ・・・搬送体フレーム
130 ・・・駆動機構
131 ・・・モータ
132 ・・・出力軸
140 ・・・回転伝達手段
141 ・・・ギヤボックス
142 ・・・ドライブシャフト
143 ・・・最終ギヤ
144 ・・・自在継手
145 ・・・自在継手
146 ・・・継手
147 ・・・クラッチ軸
148 ・・・シングルポジション型クラッチ
500 ・・・スクリュー駆動搬送装置
501 ・・・基礎部
502 ・・・ガイドレール
503 ・・・カバー体
510 ・・・スクリュー軸
511 ・・・螺旋板
520 ・・・搬送体
521 ・・・車輪
522 ・・・ガイド体
523 ・・・係合ローラ
700 ・・・スクリュー駆動搬送装置
710 ・・・スクリュー軸
713 ・・・螺旋溝
720 ・・・搬送体

Claims (5)

  1. 円周面に螺旋係合部を有するスクリュー軸と、該スクリュー軸を回転駆動する駆動機構と、物品を載置して左右一対の車輪によりガイドレールに支持案内されて走行自在な搬送体とを有し、前記スクリュー軸の回転により搬送体が前記螺旋係合部に係合して搬送されるスクリュー駆動搬送装置において、
    前記スクリュー軸が、円柱状の軸本体と、連続した螺旋状のスリットを持つ円筒部材と、該円筒部材を前記軸本体に同心状に保持する複数のリブプレートとを有していることを特徴とするスクリュー駆動搬送装置。
  2. 複数のリブプレートが、前記スクリュー軸の軸方向に延びる軸方向リブプレートを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスクリュー駆動搬送装置。
  3. 前記複数のリブプレートが、前記円筒部材の螺旋状のスリット方向に延びる斜めリブプレートを含んでいることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクリュー駆動搬送装置。
  4. 前記軸方向リブプレートと斜めリブプレートとが、前記円筒部材のスリットの螺旋の1ピッチ毎に交互に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスクリュー駆動搬送装置。
  5. 前記軸本体が、中空パイプ部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスクリュー駆動搬送装置。
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