JP2010228882A - 画像記録装置 - Google Patents

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靖浩 宮崎
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Abstract


【課題】画像記録位置及び切断位置を示すミシン目位置を精度良くリアルタイムで読み取り、高品質なミシン目加工を施すことが可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】ウェブ状の記録媒体を所定の経路で搬送するための搬送部と、記録媒体の表面及び裏面に、それぞれ画像記録が可能な画像記録部と、記録媒体の搬送方向に対して平行にミシン目加工を行うミシン目加工部と、記録媒体をシート状に切断するカッター部と、切断されたシートを排出する排出部と、記録媒体に記録された画像及びミシン目を検出するセンサ部と、上記各部を制御する制御部と、を具備する画像記録装置であって、センサ部は、照明部と撮像部とが一体に構成され、記録媒体の表面及び裏面のそれぞれの近傍に配置された2つのセンサを備えると共に、一方のセンサの照明部からの照明光が、他方のセンサの撮像部に入射するように、互いのセンサが配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続シートに画像記録及びミシン目加工を行い、この連続シートを所望の長さのカットシートに切断する画像記録装置に関する。
一般的に、ロール状に巻き取られた連続シートを所定の方向に引き出し、このシートの両面に画像記録を行う画像記録装置が知られている。このような装置では、画像記録後の連続シートを必要性に応じて切断するカッター機構が設けられている。このようなカッター機構は、連続シートを所望の切断位置で精度良く切断する必要がある。
例えば特許文献1には、連続シートの搬送方向と交差する方向でこのシートを切断する切断手段を有する画像記録装置が開示されている。この装置は、カッターを実際に取り付けた位置と装置に予め設定されている切断位置との誤差を、補正値として、この装置に容易に入力可能なように構成されている。具体的には、ずれ量読み取りパターンを画像記録し、このパターンを搬送方向に対して垂直方向にカッターで切断する。そして、カスタマーエンジニアやユーザが、このずれ量読み取りパターンの切断位置、即ちずれ量を目視で読み取る。さらに、このずれ量を補正値として装置に入力することによって、ずれ量をフィードバックする。
また、このような装置では、ミシン目が形成された連続シートを使用することもできる。この場合、切断位置のずれのみならず、ミシン目位置のずれを検出し、補正することも重要となる。
例えば引用文献2には、ミシン目位置を画像形成開始位置に合わせることが可能な画像記録装置が開示されている。この装置では、ミシン目位置に設けられたマークを光学センサで読み取り、このミシン目位置を画像形成開始位置に合わせるように制御することによって、人間の目によってミシン目位置を合わせる必要がなく、慣れを必要としない自動位置合わせを行うことができる。
特開2003−72172号公報 特開平5−104811号公報
上述した画像記録装置では、連続シートの切断位置のずれやミシン目位置に対する画像形成開始位置のずれを小さくすることが好ましい。例えば、特許文献1では、画像記録位置を基準とした切断位置のずれを小さくすることが好ましい。しかし、この装置では、人間がミリ単位で目盛を読み取ることによって切断位置とのずれを確認し入力するため、ずれに対する補正の精度が悪く、処理速度も遅い。
また、特許文献2では、画像形成開始位置を基準としたミシン目位置のずれを小さくすることが好ましい。しかし、光学センサで読み取るマークは、ミシン目自身ではなくミシン目位置を示す余分なマーキングであるため、ミシン目位置と画像形成開始位置とを精度良く検出することができない。さらに、連続シートの搬送方向に沿ってミシン目が形成される場合には、連続シートの搬送方向に対するミシン目位置も精度良く検出されることが好ましい。
そこで、本発明は、上述の問題を鑑み、記録媒体に対する画像記録位置及び切断位置に対するミシン目位置を、精度良く、リアルタイムで読み取り、高品質なミシン目加工を施すことが可能な画像記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、ウェブ状の記録媒体を所定の経路で搬送するための搬送部と、前記記録媒体の表面及び裏面に、それぞれ画像記録が可能な画像記録部と、前記記録媒体の搬送方向に対して平行にミシン目加工を行うミシン目加工部と、前記記録媒体をシート状に切断するカッター部と、切断されたシートを排出する排出部と、前記記録媒体に記録された画像及びミシン目を検出するセンサ部と、上記各部を制御する制御部と、を具備し、前記センサ部は、照明部と撮像部とが一体に構成され、前記記録媒体の前記表面及び裏面のそれぞれの近傍に配置された2つのセンサを備えると共に、一方のセンサの照明部からの照明光が、他方のセンサの撮像部に入射するように、互いのセンサが配置されていることを特徴とする画像記録装置である。
前記センサ部は、前記記録媒体の前記表面及び裏面に記録された画像を検出する機能を兼用する。さらに、前記センサ部は、一方のセンサの照明部からの照明光が、前記記録媒体を透過した透過光を他方のセンサの撮像部で受光することでミシン目を検出し、また、他方のセンサの照明部からの照明光が、前記記録媒体を反射した反射光を他方のセンサの撮像部で受光することで画像を検出する。
さらに、前記ミシン目加工部は、前記記録媒体を挟んで対向して配置されたアンビルローラとミシン刃ホイールとにより構成され、ミシン目を検出する撮像部を有する一方のセンサは、前記記録媒体を挟んで前記ミシン目カッターとは反対側に配置されている。
前記センサ部は、前記記録媒体の幅方向の端の位置を検出することで、この記録媒体の幅方向に対するミシン目位置を検出する。さらに、前記ミシン目加工部は、前記記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に移動可能に構成され、また、前記制御部は、前記記録媒体の幅方向におけるミシン目位置の検出結果に応じて、前記ミシン目加工部のこの記録媒体の幅方向における位置を制御する。
前記センサ部は、前記カッター部による前記記録媒体の切断位置を検出することで、この記録媒体の搬送方向における切断位置からのミシン目位置を検出する。さらに、前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向における切断位置からのミシン目位置の検出結果に応じて、この記録媒体の搬送方向におけるミシン目の形成位置を制御する。
好ましくは、前記センサ部は、その一方のセンサの照明部の照明範囲内に、他方のセンサの撮像部の撮像範囲が位置するように配置されている。また、好ましくは、前記センサ部は、その一方のセンサの照明部の光軸が他方のセンサの撮像部の光軸と平行に配置されている。
本発明によれば、記録媒体に対する画像記録位置及び切断位置を示すミシン目位置を、精度良く、リアルタイムで読み取り、高品質なミシン目加工を施すことが可能な画像記録装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の概略図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像記録装置のミシン目加工部及びカッター部の詳細図である。 図3は、2つのセンサの位置関係を示す図である。 図4は、センサ7−1が配設されている側から見た、カットシートの記録面とセンサの画素A〜Cとの位置関係を示す図である。 図5は、図4のセンサの画素A及び画素Bでの出力波形を示す図である。 図6(a)乃至(d)は、本発明の実施形態に係る変形例のミシン目部の加工深さ及び幅を、図6(e)は、ミシン目部の加工深さ及び幅とイメージセンサ画素の受光強度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像記録装置1の全体的な構成を示す概略図である。
この装置1は、巻回媒体収納部2内のウェブ3をローラで引き出して搬送し、このウェブ3の両面に画像記録を行った後、ミシン目カッター16により、搬送方向に沿ったミシン目加工をウェブ3に施し、シートカッター8により、搬送方向に対して垂直方向にウェブを切断し、切断されたシートを排出部10に収容するように構成されている。尚、図1においては、ミシン目加工機構が要旨であるため、ローラやカッター等を具体的に示し、画像を記録するための記録ヘッド、ドラム及びメンテナンス機構は、画像記録部25として簡略的に示している。
巻回媒体収納部2には、ロール状に巻かれたウェブ3が、回転可能に軸支されている。また、巻回媒体収納部2には、機械式又は磁気式の回転ブレーキが組み込まれており、引き出されたウェブ3に制動を掛けて、弛ませることなく一定の張力で維持する。巻回媒体収納部2のウェブ3が引き出されるのに従って、ウェブ3の巻き径は小さくなるが、どの時点の巻き径においても、引き出されたウェブ3に一定の張力を与える必要がある。このため、ウェブ半径における回転速度と、搬送経路の途中で検出されたウェブ3の搬送速度と、から巻回媒体収納部2内のウェブ3の巻き径を計算したり、センサでウェブ3の巻き径を直接検出したりすることによって、巻き径を求める。そして、制御部11が、求めた巻き径に適したブレーキトルクを巻回媒体収納部2の回転軸に与え、巻き出したウェブ3に与える張力を可変制御する。
画像記録装置1がラインヘッド型インクジェットプリンタである場合には、ウェブ3は、画像記録部25内の大径ドラムに巻回装填されている。このドラムに一定の張力を与えて回転駆動させることにより、ウェブ3のスリップを防止し、この駆動力を伝達して所望の速度で搬送させ、ドラムの外径に沿った近接位置に配置された記録ヘッドのインクの吐出タイミングを、搬送速度に同期したパルスを基に制御する。
巻回媒体収納部2から搬出されたウェブ3は、ドラムの上流側と下流側にそれぞれ配置された2個のフリーローラを経て、ドラムの周りに巻き付けられている。その他、シートカッターや排出部等のレイアウトに従って、適宜ローラを配置し、搬送経路が構築される。ウェブ3の両面に画像記録を行う場合には、画像記録部25は、それぞれの2組の記録ヘッド部及びドラムを備えることとなる。
ウェブ3の搬送駆動力は、ローラ5の回転軸に取り付けられた図示しないモータにより供給され、所定の速度でウェブを搬送する。ウェブ3は、ローラ5の間を通過した後、ミシン目加工部へと搬送される。
図2(a)は、ミシン目加工部及びカッター部の正面図であり、また、図2(b)は、その側面図である。ミシン目カッター16は、アンビルローラ16−1と、2つの縦ミシン刃ホイール16−2、16−3と、を有する。アンビルローラ16−1は、ウェブ3の搬送方向に対して垂直方向に、即ちウェブ3の幅方向に配置されている。また、両縦ミシン刃ホイール16−2、16−3は、ウェブ3を挟んでアンビルローラ16−1に対向するように配置されている。アンビルローラ16−1は、定位置に配置されているが、両ホイール16−2、16−3は、図1に示すアクチュエータ6により、ミシン刃ON/OFF切換方向17に並進移動することができる。両ホイール16−2、16−3には、刃物が歯車状に、間欠的に形成されている。また、これらホイールは、同期するように同速度で回転可能である。
ミシン目加工部へと搬送されたウェブ3は、ローラ5と同速度で回転しているアンビルローラ16−1と両縦ミシン刃ホイール16−2、16−3との間を通る。このとき、このミシン目加工部の下流側に設けられたシートカッター8でウェブ3を切断するタイミング信号に基づいて一定の遅延処理を行い、ウェブの幅方向のカット予定の仮想線13の位置で、縦ミシン刃ホイール16−2、16−3をアンビルローラ16−1に接触、又は退避させることによって、このウェブ3に所望のミシン目加工を行う。
ミシン目加工を行う際、ミシン目カッター16とシートカッター8との間に設けられたローラ19(図2には示されない)により、ウェブ3をシートカッター8の側へ安定的に供給すると共に、ローラ5との間で弛ませることなく搬送することによって、搬送方向に沿ったミシン目部12を形成することができる。
縦ミシン刃ホイール16−2、16−3は、ウェブ3の幅方向に対して複数配置してもよい。この場合、アクチュエータ6が、縦ミシン刃ホイール16−2、16−3のウェブの幅方向に対する位置を制御する。例えば、図2では、ホイール16−2ではN−3ページにミシン目加工を施さず、ホイール16−3ではN−1ページにミシン目加工を施さないように制御されている。このような制御によって、用途に合わせて、例えば数枚で一綴りとなるシートの記録面に応じて、適切なミシン目加工を行うことができる。
シートカッター8としては、例えば、搬送されるウェブの移動を止めることなく、連続的にページごとに切断可能なロータリー式カッターを用いる。シートカッター8は、例えば、ウェブ3のカット長に応じて金属ドラムの表面に形成されたカットローラと、このカットローラに対向して配置された金属製の円筒形ローラであるアンビルローラと、このアンビルローラへのカットシート15の巻き付けを防止するための樹脂製スクレーパーと、などにより構成される。
また、これらのローラは、ウェブ3の移動状態に同期して連続的に回転制御され、ウェブ搬送距離に同期して出力される図示しないエンコーダ信号のカウント値を基にして、カットタイミングを制御することにより、全体のスループットが低下することなく、画像記録及び切断を行うことが可能となる。
カットシート15は、このシートの幅方向に延出して表面側及び裏面側に設けられたガイド4によって、シート面を挟むようにガイドされて通過する。さらに、このカットシート15は、排出ローラ9に受け渡されて、排出部10へ排出される。
ここで、ガイド4の外側には、2つのセンサ7−1、7−2が、カットシート15を挟み込むようにして、カットシート15の表面側及び裏面側にそれぞれ配置されている。センサ7−1、7−2には、照明部と撮像部とが一体に、それぞれライン上に形成されており、同一のシャーシに固定されている。一般的なセンサで安価なものとしては、照明部にはLEDアレイを、撮像部には樹脂成形されたロッドレンズアレイとラインCCDとを用いる。照明部及び撮像部の断面は、10mm四方程度の小型のものが多い。
図3に示すように、これらセンサは互いに照射及び受光するように配置されている。すなわち、センサ7−1の照明部からの照明光が、センサ7−2の撮像部に入射し、また、センサ7−2の照明部からの照明光が、センサ7−1の撮像部に入射するように配置されている。
好ましくは、これらセンサは、一方のセンサの照明部からの光がカットシートに照射する範囲(照射範囲)内に、他方のセンサの撮像部の撮像範囲が位置するように、配置される。このような配置で、センサを透過型センサとして用いることによって、一方のセンサの照明部からの照明光がカットシートを透過した透過光を、他方のセンサの撮像部で受光して、ミシン目を検出する。さらに、好ましくは、センサ7−1の照明部の光軸が、センサ7−2の撮像部の光軸と平行になるように、また、センサ7−2の照明部からの照明光が、センサ7−1の撮像部の光軸と平行になるように配置される。
さらに、これらセンサを、例えばそれぞれの光軸のなす角度がカットシート面に対して45°程度に設定された反射型センサとして用いることによって、カットシートの両面に画像記録された画像をそれぞれ検出する。すなわち、センサ7−1の照明部からの光がカットシートの表面に照射され、センサ7−1の撮像部がカットシート表面からの反射光を受光し、またセンサ7−2の照明部からの光がカットシートの裏面に照射され、センサ7−2の撮像部がカットシート裏面からの反射光を受光することで、カットシート両面に記録された画像を検出する。このように、センサの分解能に従って得られた画像を評価することで、インクジェットプリントヘッドのノズル抜けやインク垂れ等の画像記録品質を、両面に対してリアルタイムで検査することが可能である。
従って、これらセンサは、センサ7−1の照明部からの照明光がカットシートを透過した透過光をセンサ7−2の撮像部で受光することでミシン目を検出し、また、センサ7−1の照明部からの照明光がカットシートを反射した反射光をセンサ7−1の撮像部で受光することで、画像を検出する。即ち、これらセンサは、透過型センサとして用いることによってミシン目を検出し、反射型センサとして用いることによってセンサが配設された側のカットシート面に画像記録された画像を検出することができる。
このようなミシン目検出及び画像検出に関して、図4並びに図5を参照して以下に詳しく説明する。
図4は、センサ7−1が配設されている側から見た、カットシートの記録面とセンサの画素A〜Cとの位置関係を示す図である。カットシートが搬送方向20に搬送されると、ミシン目部14が画素A上を、インクジェットヘッドから吐出されたインク滴によって形成された画像記録パターン18が画素B上を、カットシートの幅方向の端が画素Cを通る。図5は、図4に示すカットシートがセンサ7−1を通過したときの画素A及び画素Bの受光レベルを時系列で示した出力波形を示す図である。
カットシートがセンサ7−1の照明部からの照明光の照射範囲を通過する前の画素Aの受光レベルは、センサ7−1自身の照明部から照射された反射光を受光せず、対向するセンサ7−2の照明部からの照明光を直接受光したレベルである。CCD受光回路のゲインは、このレベルが飽和レベルとなるように調整する。
まず、センサ7−1、7−2の照明部からの照明光の照射範囲にカットシートが搬送される。この時、ミシン目部14が形成されていないカットシートの領域においては、センサ7−1の照明部からの照明光が、シート表面で反射して撮像部の画素Aで受光される。このとき、撮像部の受光レベルは、シート表面の反射に従った「明」(白)レベルとなる。この時、対向するセンサ7−2の照明光は、カットシートにより遮られるため、画素Aには受光されない。カットシートがさらに搬送され、ミシン目部14が照明光の照射範囲に到達すると、センサ7−1の撮像部の画素Aは、センサ7−2からの照明光のうち、シートを通過した光をも受光するため、飽和レベルとなる。
従って、ミシン目部が形成されていない領域では飽和レベルの信号が受信され、ミシン目部では白レベルの信号が受信される、というように、飽和レベルと白レベルとを繰り返す信号が得られる。カットシートがない箇所では、連続した飽和レベルとなる。
一方、画像記録パターン18が、センサ7−1の照明部からの照明光の照射範囲を通過すると、センサ7−1の照明光のカットシート上での反射光が、画像記録パターン18での反射に従った「暗」(黒)レベルとして、画素Bで受光される。このように、センサは、それぞれの照射光の反射光を受光することによって、カットシート面の画像記録パターンを検出する。
さらに、連続した飽和レベルから白レベルになり、再び飽和レベルに達するまでの時間tを測定することによって、カットシートの搬送方向に対する前方端からミシン目形成位置までの距離を求める。即ち、シートカッター8によるウェブ3の切断位置を検出し、ウェブ搬送方向における切断位置からのミシン目位置を検出する。そして、この検出結果を制御部11にフィードバックすることにより、ミシン目位置を制御する。具体的には、図4に示すように、時間tとカットシートの搬送速度vとを乗算することによって、ミシン目切換位置v・tを求める。同様にして、ミシン目の終了位置も求めることができる。このようにして求めた距離を制御部11にフィードバックすることにより、縦ミシン刃ホイール16−2、16−3をミシン刃ON/OFF切換方向17に移動させるタイミングを調整する。従って、搬送システムのエラーやウェブの伸縮により発生するミシン目の搬送方向における位置のずれを、リアルタイムで補正することができる。
また、画素Cでは、カットシートの幅方向の端の位置を検出することによって、カットシートの幅方向に対するミシン目位置を検出する。即ち、ウェブ3の幅方向の蛇行に合わせて、画像記録するノズルを選択することにより、常にウェブの幅の一定の位置に画像記録したり、ミシン目位置を蛇行に合わせて、常に一定の位置に制御する。これは、制御部11へのフィードバックによって、ウェブ3の幅方向におけるミシン目の検出結果に応じて、ウェブの幅方向の位置を制御することによって行われる。さらに、カッター部をユニットとして交換する際も、シートを切断する位置を基準として画像記録のタイミングやミシン目位置を調整することにより、容易に制御可能なシステムを構成することができる。
本実施形態では、飽和レベルを調整すれば、ミシン目部の加工深さや幅(大きさ)をセンサの受光強度の差として検出することもできる。このような変形例を以下に説明する。
ミシン目部は、ウェブに完全に穴が開いた状態ではなく、ウェブの薄い層が残った状態として形成され得る。このような薄い層が残った状態のミシン目部では、ウェブ3に縦ミシン刃ホイール16−2、16−3を押し当てる際の圧力の不足、又はミシン刃の磨耗により、適切なミシン目部が形成されていないことがある。このような場合、適切なミシン目部を形成するために、圧力の不足やミシン刃の磨耗を適切に検出し、制御部にフィードバックしたり、ミシン刃を交換したりすることが好ましい。
図6(a)〜(d)は、このようなミシン目部の加工深さ及び幅を示す図である。ここで、図6(a)は、ミシン刃をウェブに押し当てる圧力が不足した状態で形成されたミシン目部21を示している。このミシン目部21は、好ましい大きさを有するが、深さが不十分である。図6(b)は、図6(a)よりも圧力を大きくした状態で形成された、好ましいミシン目部22を示している。
図6(c)は、先端が磨耗したミシン刃で形成されたミシン目部23を示している。このミシン目部23は、図6(b)の好ましいミシン目よりも大きく、深さも不十分である。このような場合、ミシン刃は交換されることが望ましい。図6(d)は、図6(c)と同様の磨耗したミシン刃で図6(c)よりも圧力を大きくした状態で形成されたミシン目部24を示している。このミシン目部24では、加工深さは好ましいが、図6(b)の好ましいミシン目よりも大きく、図6(c)と同様に、ミシン刃を交換することが望ましい状態である。
図6(e)は、図6(a)〜(d)のミシン目部の加工深さ及び大きさとイメージセンサ画素の受光強度との関係を示す図である。図6(a)では、イメージセンサ画素の受光強度が、図6(b)に比べて小さい。これは、ミシン目部21の深さが不十分であることを示している。このように、各ミシン目部での受光強度を検出し、好ましいミシン目部での受光強度と比較することによって、ミシン目部を形成する際のミシン刃ホイールへの圧力不足を検出することができる。このような場合には、アクチュエータ6によってホイールをミシン刃ON/OFF切換方向17に移動させる際に加える圧力を大きくするように、制御部11にフィードバックを与え、圧力を制御する。
一方、イメージセンサの画素サイズはミシン目部の幅よりも十分に小さいため、図6(b)と図6(d)とのイメージセンサ画素の受光強度は同じである。しかし、これらはミシン目部の大きさが異なるため、最大受光強度である画素の数は、図6(d)のほうが多く検出される。従って、ミシン刃の磨耗を最大受光強度の差として検出することができ、消耗に合わせてミシン刃を適切に交換することができる。
このように、本発明の画像記録装置は、イメージセンサ画素の受光強度に応じて、圧力の不足やミシン刃の磨耗を適切に検出し、制御部にフィードバックしたり、ミシン刃を交換したりすることができるという効果も奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、様々な改良及び変更が可能である。
1…画像記録装置、2…巻回媒体収納部、3…ウェブ、4…ガイド、5…ローラ、6…アクチュエータ、7,7−1,7−2…イメージセンサ、8…シートカッター、9…排出ローラ、10…排出部、11…制御部、12…ミシン目部、13…カット予定の仮想線、14…ミシン目部、15…カットシート、16…ミシン目カッター、16−1…アンビルローラ、16−2,16−3…縦ミシン刃ホイール、17…ミシン刃ON/OFF切換方向、18…画像記録パターン、19…ローラ、20…カットシートの搬送方向、21〜24…ミシン目部、25…画像記録部。

Claims (10)

  1. ウェブ状の記録媒体を所定の経路で搬送するための搬送部と、
    前記記録媒体の表面及び裏面に、それぞれ画像記録が可能な画像記録部と、
    前記記録媒体の搬送方向に対して平行にミシン目加工を行うミシン目加工部と、
    前記記録媒体をシート状に切断するカッター部と、
    切断されたシートを排出する排出部と、
    前記記録媒体に記録された画像及びミシン目を検出するセンサ部と、
    上記各部を制御する制御部と、を具備し、
    前記センサ部は、照明部と撮像部とが一体に構成され、前記記録媒体の前記表面及び裏面のそれぞれの近傍に配置された2つのセンサを備えると共に、一方のセンサの照明部からの照明光が、他方のセンサの撮像部に入射するように、互いのセンサが配置されていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記センサ部は、前記記録媒体の前記表面及び裏面に記録された画像を検出する機能を兼用することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記センサ部は、一方のセンサの照明部からの照明光が、前記記録媒体を透過した透過光を他方のセンサの撮像部で受光することでミシン目を検出し、また、他方のセンサの照明部からの照明光が、前記記録媒体を反射した反射光を他方のセンサの撮像部で受光することで画像を検出することを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記センサ部は、前記記録媒体の幅方向の端の位置を検出することで、この記録媒体の幅方向に対するミシン目位置を検出することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 前記ミシン目加工部は、前記記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に移動可能に構成され、また、
    前記制御部は、前記記録媒体の幅方向におけるミシン目位置の検出結果に応じて、前記ミシン目加工部のこの記録媒体の幅方向における位置を制御することを特徴とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 前記センサ部は、前記カッター部による前記記録媒体の切断位置を検出することで、この記録媒体の搬送方向における切断位置からのミシン目位置を検出することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  7. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向における切断位置からのミシン目位置の検出結果に応じて、この記録媒体の搬送方向におけるミシン目の形成位置を制御することを特徴とする請求項6記載の画像記録装置。
  8. 前記センサ部は、その一方のセンサの照明部の照明範囲内に、他方のセンサの撮像部の撮像範囲が位置するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  9. 前記センサ部は、その一方のセンサの照明部の光軸が他方のセンサの撮像部の光軸と平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  10. 前記ミシン目加工部は、前記記録媒体を挟んで対向して配置されたアンビルローラとミシン刃ホイールとにより構成され、
    ミシン目を検出する撮像部を有する一方のセンサは、前記記録媒体を挟んで前記ミシン目カッターとは反対側に配置されることを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
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