JP2010228652A - キャンバ角可変機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造で、モータへの負荷を軽減し、且つ、外力に対して強固で小型で軽量なキャンバ角可変機構を提供する
【解決手段】 車体に対する車輪30のキャンバ角を変更するキャンバ角可変機構1において、車体側に連結されるベース部材20と、ベース部材20に設けられ、回転動力を発生するモータ2と、モータ2の動力を伝達する動力伝達機構3と、車輪30を回転可能に支持し、動力伝達機構3に連結され、ベース部材20に対して回動することで車輪30のキャンバ角を変更する可動部材5と、を備え、動力伝達機構3は、モータ2の出力軸2bと平行に配置されるウォームギヤ3dと、ウォームギヤ3dと噛み合うウォームホイール歯部3e1を含むウォームホイール3eと、を有し、モータ2の出力軸2sとウォームギヤ3dの回転軸3d2とを含む第1の面S1と、ウォームギヤ3dの回転軸3d2とウォームホイール歯部3e1の幅方向中心とを含む第2の面S2とは、交差していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪のキャンバ角を簡単な構造で変更できるようにしたキャンバ角可変機構に関する。
従来、図20に示すように、アクチュエータで各輪個別にキャンバ及びトウを制御することができるようにするために、車輪を支持するアクスル532を車体に対し1点で支持するボールジョイント533と、アクスル532におけるボールジョイント533による支持点の上側又は下側であり且つ車両前後方向の2点を支持し、この2点の支持点を、車幅方向に個別に変位させる第1及び第2のアクチュエータ534,535と、前記2点の支持点を車幅方向において相対的に変位させることで車輪のトウを変化させ、及び/又は前記2点の支持点を車幅方向において同一方向に変位させることで車輪のキャンバを変化させるように、第1及び第2のアクチュエータ534,535を制御する制御手段と、を備えたものがある(特許文献1)。
特開2004−122932号公報
しかしながら、一般にアクチュエータを使用した機構では、複雑で大きなスペースを必要とする上、所定のキャンバ角を維持するためには、常に動力が必要となり、効率が悪く、燃費が悪化する場合があった。また、キャンバを所定位置で位置決めする際、タイヤにかかる負荷によりキャンバを変更する動作スピードが異なり、キャンバ角の位置決めを正確に制御することが困難であった。
本発明は、上記課題を解決するものであって、簡単な構造で、モータへの負荷を軽減し、且つ、外力に対して強固で小型で軽量なキャンバ角可変機構を提供することを目的とする。
そのために本発明のキャンバ角可変機構は、車体に対する車輪のキャンバ角を変更するキャンバ角可変機構において、前記車体側に連結されるベース部材と、前記ベース部材に設けられ、回転動力を発生するモータと、前記モータの動力を伝達する動力伝達機構と、前記車輪を回転可能に支持し、前記動力伝達機構に連結され、前記ベース部材に対して回動することで前記車輪のキャンバ角を変更する可動部材と、を備え、前記動力伝達機構は、前記モータの出力軸と平行に配置されるウォームギヤと、前記ウォームギヤと噛み合うウォームホイール歯部を含むウォームホイールと、を有し、前記モータの出力軸と前記ウォームギヤの回転軸とを含む第1の面と、前記ウォームギヤの回転軸と前記ウォームホイール歯部の幅方向中心とを含む第2の面とは、交差していることを特徴とする。
また、前記ウォームホイールを支持するケースを有し、前記第1の面と前記第2の面が直交する場合に前記ウォームホイールが前記ケースに支持される部分のモータ側端部を含む面をケース支持端面とし、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイール歯部が前記ケース支持端面より前記モータ側にあるように傾斜することを特徴とする。
また、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイールが前記モータに近づく方向に傾斜することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車体に対する車輪のキャンバ角を変更するキャンバ角可変機構において、前記車体側に連結されるベース部材と、前記ベース部材に設けられ、回転動力を発生するモータと、前記モータの動力を伝達する動力伝達機構と、前記車輪を回転可能に支持し、前記動力伝達機構に連結され、前記ベース部材に対して回動することで前記車輪のキャンバ角を変更する可動部材と、を備え、前記動力伝達機構は、前記モータの出力軸と平行に配置されるウォームギヤと、前記ウォームギヤと噛み合うウォームホイール歯部を含むウォームホイールと、を有し、前記モータの出力軸と前記ウォームギヤの回転軸とを含む第1の面と、前記ウォームギヤの回転軸と前記ウォームホイール歯部の幅方向中心とを含む第2の面とは、交差しているので、スペースを有効に利用することができ、設計の自由度が増す。また、簡単な構造で、モータへの負荷を軽減し、且つ、外力に対して強固で小型で軽量なキャンバ角可変機構を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記ウォームホイールを支持するケースを有し、前記第1の面と前記第2の面が直交する場合に前記ウォームホイールが前記ケースに支持される部分のモータ側端部を含む面をケース支持端面とし、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイール歯部が前記ケース支持端面より前記モータ側にあるように傾斜するので、スペースを有効に利用することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイールが前記モータに近づく方向に傾斜するので、車輪周辺の狭いスペースに幅をとらず集中的に配置し、スペースを有効に利用することができる。
第1実施形態のキャンバ角可変機構を後上方からみた斜視図である。 第1実施形態のキャンバ角可変機構を後方からみた図である。 モータ及び動力伝達機構の斜視図である。 モータ及び動力伝達機構の断面図である。 モータ及び動力伝達機構の平面図である。 キャンバ角を変更した場合の車体後方から見た作動概略図である。 キャンバ角を変更しない状態のキャンバ角可変機構の模式図である。 キャンバ角を変更しない状態のウォームホイール周辺の拡大図である。 キャンバ角を変更途中のキャンバ角可変機構の模式図である。 キャンバ角を変更途中のウォームホイール周辺の拡大図である。 キャンバ角を変更した状態のキャンバ角可変機構の模式図である。 キャンバ角を変更した状態のウォームホイール周辺の拡大図である。 クランクシャフトのクランク角と、キャンバ角の関係を示す図である。 実施例1のモータ及び動力伝達機構の側面図である。 実施例2のモータ及び動力伝達機構の側面図である。 実施例3のモータ及び動力伝達機構の側面図である。 実施例4のモータ及び動力伝達機構の側面図である。 第1の面と第2の面が直交する場合を示す図である。 他の実施形態を示す図である。 従来の技術を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は第1実施形態のキャンバ角可変機構1の後上方から見た斜視図、図2は第1実施形態のキャンバ角可変機構1の後方から見た図を示す。ただし、図では、キャンバ角可変機構1を見やすくするためにケース、ナックル等を省略している部分がある。
なお、前後とは、車両の前後方向に対応しており、図中の矢印Fを前方とする。また、車幅方向とは、車両の前後方向に直交する方向とする(以下同じ。)。
図1及び図2において、1はキャンバ角可変機構、2はモータ、3は動力伝達機構、4は動力伝達機構に含まれる伝達部材としてのアーム、5は可動部材としての可動プレート、20はベース部材としてのナックル、21はストラット、22はロアアーム、30は車輪、40はドライブシャフトである。
第1実施形態のキャンバ角可変機構1は、図示しない車体と車輪30とを連結する部分に設けられ、車輪30のキャンバ角を変更するための装置である。
キャンバ角可変機構1は、車体又はストラット21やロアアーム22等の支持部材に連結されるナックル20と、動力を発生するモータ2と、モータ2の動力を伝達するウォームホイール3及びアーム4と、ウォームホイール3及びアーム4から伝達されたモータ2の動力によりナックル20に対して可動する可動プレート5とを有する。
ナックル20は、車体に対して揺動するストラット21に固定されると共に、ロアアーム22により回動可能に支持される。また、ナックル20は、モータ2及び動力伝達機構3を支持する支持部を有し、可動プレート5とは、ゴムブッシュ等を介して連結されている。
モータ2は、DCモータからなり、リレー等により正逆回転するものである。モータ本体部2aは、ベース部材としてのケース51を介してナックル等の車体側に支持され、出力軸2bは、動力伝達機構3を介してアーム4に連結されている。
アーム4は、動力伝達機構3に含まれ、一方で第1連結部34に連結され、他方で第2連結部45を介して可動プレート5に連結され、モータ2の動力を可動プレート5に伝達するものである。
可動プレート5は、ハブ31等を介して車輪30を回転可能に支持し、モータ2が作動すると、ウォームホイール3及びアーム4により動力が伝達され、ナックル20に対して回動するものである。
図3はモータ及び動力伝達機構の斜視図、図4はモータ及び動力伝達機構の断面図、図5はモータ及び動力伝達機構の概念図である。
動力伝達機構3は、モータ2の動力をアーム4に伝達するものである。動力伝達機構3は、モータ2の出力軸2bと連結され、一体に回転する第1プーリとしての小プーリ3aと、一方で小プーリ3aに巻掛けられるベルト3bと、ベルト3bを他方で巻掛ける第2プーリとしての大プーリ3cと、ウォームギヤ歯部3d1を有し、大プーリ3cと連結され、一体に回転するウォームギヤ3dと、ウォームギヤ歯部3d1と噛み合うウォームホイール歯部3e1を有し、ウォームギヤ3dが回転することにより回転するウォームホイール3eと、ウォームホイール3eと連結され、一体に回転するクランクシャフト3fと、を有する。クランクシャフト3fは、ウォームホイール3eの回転軸3e2と同軸のクランク軸3f1と、クランク軸3f1に対して偏心した位置にありアーム4の一方に連結されている第1連結部34を有するクランクピン3f2と、を有する。
また、小プーリ3aは小プーリ歯部3a1を有し、ベルト3bはベルト歯部3b1を有し、大プーリ3cは大プーリ歯部3c1を有する。小プーリ歯部3a1と大プーリ歯部3c1は、それぞれベルト歯部3b1と噛み合う。
さらに、ウォームホイール3eは、所定の角度の扇形に形成され、その端部におけるウォームホイール歯部3e1の内周側に第1ウォームホイール当接部3e3及び第2ウォームホイール当接部3e4を有する。第1ウォームホイール当接部3e3又は第2ウォームホイール当接部3e4がストッパ52に当接することでウォームホイール3eの回転が規制される。
ストッパ52は、ケース51に支持されるストッパ支持部52aと、ウォームホイール3eを軸方向に跨ぐように設けられ第1ウォームホイール当接部3e3及び第2ウォームホイール当接部3e4と当接することでウォームホイール3eの回転を規制するストッパ当接部52bと、を有する。
モータ2の動力は、出力軸2aを介して、第1プーリ3aに伝達される。第1プーリ3aに伝達された動力は、ベルト3bを介して第2プーリ3bに伝達される。第2プーリ3bに伝達された動力は、ウォームギヤ3cに伝達され、ウォームギヤ3cからウォームホイール3eに伝達され、ウォームホイール3eからクランクシャフト3fに伝達される。
なお、モータ2はあらかじめ第1ウォームホイール当接部3e3及び第2ウォームホイール当接部3e4がストッパ当接部52bに当接する時点と、ほぼ同じ時に回転を止めて逆方向に回転するように設定されている。
図6は、キャンバ角を変更した場合の車体後方から見た作動概略図である。
図6に示すように、モータ2を作動させると、動力伝達機構3が作動し、アーム4の一方が揺動する。すると、アーム4に引かれて、アーム4の他方に連結された可動部材4が、図示しないナックル20に対して回動し、車輪30にキャンバ角を付与する。
図7はキャンバ角を変更しない状態のキャンバ角可変機構の模式図、図8はキャンバ角を変更しない状態のウォームホイール周辺の拡大図である。
図7に示すように、キャンバ角を変更しない状態では、車体側から、クランクシャフト3fのクランク軸3f1と、クランクシャフト3fのクランクピン3f2とアーム4とが連結された第1連結部34と、可動プレート5とアーム4とが連結された第2連結部45と、が一直線A上に並ぶ第1の状態となるように構成されている。
この時、図8に示すように、ストッパ52のストッパ当接部52bがウォームホイール3eの第1ウォームホイール当接部3e3に当接するので、モータ2の回転誤差等によるズレも抑制することができる。
図9はキャンバ角を変更途中のキャンバ角可変機構の模式図、図10はキャンバ角を変更途中のウォームホイール周辺の拡大図である。
図9に示すように、キャンバ角を変更途中の状態では、車体側から、クランクシャフト3fのクランク軸3f1と、クランクシャフト3fのクランクピン3f2とアーム4とが連結された第1連結部34と、可動プレート5とアーム4とが連結された第2連結部45と、が一直線に並ばない途中状態となるように構成されている。
この時、図10に示すように、ストッパ52のストッパ当接部52bとウォームホイール3eの第1ウォームホイール当接部3e3及び第2ウォームホイール当接部3e4とは当接していない。
図11はキャンバ角を変更した状態のキャンバ角可変機構の模式図、図12はキャンバ角を変更した状態のウォームホイール周辺の拡大図である。
図11に示すように、キャンバ角を変更した状態では、車体側から、動力伝達機構3のクランクシャフト3fのクランクピン3f2とアーム4とが連結された第1連結部34と、クランクシャフト3fのクランク軸3f1と、可動プレート5とアーム4とが連結された第2連結部45と、が一直線B上に並ぶ第2の状態となるように構成されている。
この時、図12に示すように、ストッパ52のストッパ当接部52bがウォームホイール3eの第2ウォームホイール当接部3e4と当接するので、モータ2の回転誤差等によるズレも抑制することができる。
図13は、クランクシャフト3fのクランク角と、キャンバ角の関係を示す図である。
キャンバ角可変機構1が第1の状態と第2の状態にある場合、第1連結部34の軌跡に対する第1連結部34における接線が、直線A及び直線Bと直角になるので、モータ2の動力がなければ、アーム4を回動させる接線方向の力の成分は発生せず、キャンバ角可変機構1はロックされた状態となる。
次に、モータ及び動力伝達機構の実施例1〜実施例4について説明する。実施例1〜実施例4では、モータ2の出力軸2bとウォームギヤ3dの回転軸3d2とを含む第1の面S1と、ウォームギヤ3dの回転軸3d2とウォームホイール歯部3e1の幅方向中心を通る第2の面S2とが交差している。ここで、ウォームホイール歯部3e1の幅方向とは、ウォームギヤ3dの回転軸3d2方向とし、第2の面S2はこの回転軸3d2に垂直な面とする。
このような構成とすることにより、車輪周辺の狭いスペースに幅をとらず集中的に配置することができるので、スペースを有効に利用することができ、設計の自由度が増す。
図14は、実施例1のモータ2及び動力伝達機構3の側面図である。実施例1では、モータ2の出力軸2bとウォームギヤ3dの回転軸3d2を含む第1の面S1と、ウォームホイール3eがモータ2に近づく方向に、ウォームギヤ3dの回転軸3d2とウォームホイール歯部3e1の幅方向中心を通る第2の面S2とが交差している。このように交差させると、ウォームホイール3eの回転軸3e2も第1の面S1に対して傾斜することとなる。そして、回転軸3e2のモータ側端部3e2aとモータ2との距離が短くなり、ウォームホイール3eとモータ2との間隙が狭くなる。したがって、車輪周辺の狭いスペースに幅をとらず集中的に配置することができるので、モータ2及び動力伝達機構3を小型化することができ、スペースを有効に利用することができる。
図15は、実施例2のモータ2及び動力伝達機構3の側面図である。実施例2は、実施例1の上下を逆にしたものである。このように、上下を逆にしても実施例1と同様に車輪周辺の狭いスペースに幅をとらず集中的に配置することができるので、モータ2及び動力伝達機構3を小型化することができ、スペースを有効に利用することができる。
図16は、実施例3のモータ2及び動力伝達機構3の側面図である。実施例3では、モータ2の出力軸2bとウォームギヤ3dの回転軸3d2を含む第1の面S1と、ウォームホイール3eがモータ2から離間する方向に、ウォームギヤ3dの回転軸3d2とウォームホイール歯部3e1の幅方向中心を通る第2の面S2とが交差している。このように交差させると、ウォームホイール3eの回転軸3e2も第1の面S1に対して傾斜することとなる。そして、回転軸3e2のモータ側端部3e2aとモータ2との距離が離間し、ウォームホイール3eとモータ2との間隙が広くなる。したがって、ウォームホイール3eとモータ2との間隙にスペースを空けることができ、スペースを有効に利用することができる。
図17は、実施例4のモータ2及び動力伝達機構3の側面図である。実施例4は、実施例3の上下を逆にしたものである。このように、上下を逆にしても実施例3と同様にウォームホイール3eとモータ2との間隙にスペースを空けることができ、スペースを有効に利用することができる。
なお、実施例3及び実施例4では、ウォームホイール3eがモータ2から離間しすぎると、車輪周辺の狭いスペースにおいて、幅が長くなってしまう。そのため、離間しすぎないように所定の位置を決めると好ましい。
図18は、第1の面S1と第2の面S2が直交する場合を示す図である。図18に示すように、第1の面S1と第2の面S2が直交する場合にウォームホイール3eがケース51に支持される部分をケース支持部3e5、ケース支持部3e5のモータ側端部をケース支持端部3e6、ケース支持端部3e6を含む面をケース支持端面S0とする。
そして、図16及び図17に示すように、ウォームホイール歯部3e1が、第1の面S1と第2の面S2が直交する場合のケース支持端面S0よりモータ2側になるように傾斜させると好ましい。
図19は、キャンバ角可変機構1を後輪に設けた例である。この場合、モータ2及び動力伝達機構3は、トレーリングアーム25に支持されている。
なお、本実施形態では、第1の状態の場合にキャンバ角を変更しない状態とし、第2の状態の場合にキャンバ角を変更した状態と設定したが、第1の状態の場合にキャンバ角を変更した状態とし、第2の状態の場合にキャンバ角を変更しない状態と設定してもよい。
このように、本実施形態によれば、車体に対する車輪30のキャンバ角を変更するキャンバ角可変機構1において、車体側に連結されるベース部材20と、ベース部材20に設けられ、回転動力を発生するモータ2と、モータ2の動力を伝達する動力伝達機構3と、車輪30を回転可能に支持し、動力伝達機構3に連結され、ベース部材20に対して回動することで車輪30のキャンバ角を変更する可動部材5と、を備え、動力伝達機構3は、モータ2の出力軸2bと平行に配置されるウォームギヤ3dと、ウォームギヤ3dと噛み合うウォームホイール歯部3e1を含むウォームホイール3eと、を有し、モータ2の出力軸2sとウォームギヤ3dの回転軸3d2とを含む第1の面S1と、ウォームギヤ3dの回転軸3d2とウォームホイール歯部3e1の幅方向中心とを含む第2の面S2とは傾斜しているので、スペースを有効に利用することができ、設計の自由度が増す。また、簡単な構造で、モータ2への負荷を軽減し、且つ、外力に対して強固で小型で軽量なキャンバ角可変機構を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記ウォームホイールを支持するケースを有し、前記第1の面と前記第2の面が直交する場合に前記ウォームホイールが前記ケースに支持される部分のモータ側端部を含む面をケース支持端面とし、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイール歯部が前記ケース支持端面より前記モータ側にあるように傾斜するので、スペースを有効に利用することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイールが前記モータに近づく方向に傾斜するので、車輪周辺の狭いスペースに幅をとらず集中的に配置し、スペースを有効に利用することができる。
1…キャンバ角可変機構、2…モータ、3…動力伝達機構、3d…ウォームギヤ、3e…ウォームホイール、3f…クランクシャフト、34…第1連結部、4…アーム(伝達部材)、45…第2連結部、5…可動プレート(可動部材)、20…ベース部材、21…ストラット(支持部材)、22…ロアアーム、30…車輪、31…ハブ(車輪支持部材)、51…ケース(ベース部材)、52,152…ストッパ(規制部材)

Claims (3)

  1. 車体に対する車輪のキャンバ角を変更するキャンバ角可変機構において、
    前記車体側に連結されるベース部材と、
    前記ベース部材に設けられ、回転動力を発生するモータと、
    前記モータの動力を伝達する動力伝達機構と、
    前記車輪を回転可能に支持し、前記動力伝達機構に連結され、前記ベース部材に対して回動することで前記車輪のキャンバ角を変更する可動部材と、
    を備え、
    前記動力伝達機構は、
    前記モータの出力軸と平行に配置されるウォームギヤと、
    前記ウォームギヤと噛み合うウォームホイール歯部を含むウォームホイールと、
    を有し、
    前記モータの出力軸と前記ウォームギヤの回転軸とを含む第1の面と、前記ウォームギヤの回転軸と前記ウォームホイール歯部の幅方向中心とを含む第2の面とは、交差している
    ことを特徴とするキャンバ角可変機構。
  2. 前記ウォームホイールを支持するケースを有し、
    前記第1の面と前記第2の面が直交する場合に前記ウォームホイールが前記ケースに支持される部分のモータ側端部を含む面をケース支持端面とし、
    前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイール歯部が前記ケース支持端面より前記モータ側にあるように傾斜することを特徴とする請求項1に記載のキャンバ角可変機構。
  3. 前記第2の面は、第1の面に対して、前記ウォームホイールが前記モータに近づく方向に傾斜することを特徴とする請求項1に記載のキャンバ角可変機構。
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