JP2010226550A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010226550A
JP2010226550A JP2009073048A JP2009073048A JP2010226550A JP 2010226550 A JP2010226550 A JP 2010226550A JP 2009073048 A JP2009073048 A JP 2009073048A JP 2009073048 A JP2009073048 A JP 2009073048A JP 2010226550 A JP2010226550 A JP 2010226550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
coaxial cable
antenna device
ground
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009073048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4780352B2 (ja
Inventor
Kaneshige Kusanagi
兼成 草薙
Junichi Noro
順一 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2009073048A priority Critical patent/JP4780352B2/ja
Priority to CN200910220897A priority patent/CN101847780A/zh
Priority to TW098139714A priority patent/TW201036248A/zh
Publication of JP2010226550A publication Critical patent/JP2010226550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4780352B2 publication Critical patent/JP4780352B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Waveguide Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 容易に組み立てることが可能で、同軸ケーブルの取付け強度を改善でき、安価なアンテナ装置(板金アンテナ)を提供すること。
【解決手段】 所定の周波数帯の電波を送受信可能なアンテナ装置10は、中心導体22と外部導体21とを持つ同軸ケーブル20と、アンテナ素子30とを有する。アンテナ素子30は、アンテナパターン部32と、このアンテナパターン部に一体形成されたグランド部34とを有する金属板から構成されている。同軸ケーブル20がグランド部34にカシメ固定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、特に、無線LAN(Local Area Network)の周波数帯で使用されるアンテナ装置に関する。
この技術分野において周知のように、無線LANとは、電波や赤外線など、有線ケーブル以外の伝送路を利用したLANをいう。
無線LANの標準化については、米IEEE(米国電気電子技術者協会)の802.11委員会で策定されている。すなわち、このIEEE802.11委員会では、無線LANの標準の規格、仕様を策定している。
例えば、IEEE 802.11aは、IEEE 802.11委員会が策定した5GHz帯高速無線LAN・無線アクセスの規格である。通信速度(転送速度)は20M〜50Mビット/秒程度である。MAC(媒体アクセス制御)としてはCSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)が採用されている。物理層の変調方式はOFDM(直交周波数分割多重)である。
一方、IEEE 802.11bは、IEEE 802.11委員会が1999年9月に標準化した無線LANの仕様である。IEEE 802.11bでは、2.4GHz帯の周波数を使い、変調方式には直接拡散(DS)を使う。伝送速度(転送速度)は11Mビット/秒と5.5Mビット/秒とがある。
更に、IEEE 802.11gは、IEEE 802.11委員会が2003年6月に策定した、無線LANの標準規格の一つで、2.4GHz帯で約54Mビット/秒の通信を行う仕様である。変調方式にはOFDMが採用されている。したがって、IEEE 802.11gは、IEEE 802.11bと同じ2.4GHz帯の周波数を利用し、IEEE 802.11bの約5倍にあたる54Mビット/秒の転送速度をサポートする。同じく54Mビット/秒の転送速度をサポートするIEEE 802.11aと異なり、IEEE 802.11gはIEEE 802.11bとの互換性もある。なお、54Mビット/秒という最高転送速度はIEEE 802.11aとまったく同じになっているが、2.4GHz帯は無線LAN以外の機器でも多数使用されている「混雑した」周波数帯となっているため、IEEE 802.11gでは実際の転送速度はIEEE 802.11aよりも遅くなるといわれている。
前述したように、IEEE 802.11bとIEEE 802.11gとでは使用周波数帯が同じ(2.4GHz帯)なので、ここでは、両方を合わせて、IEEE 802.11b/gと総称することにする。
このような無線LANの周波数帯で使用されるアンテナ装置は、従来から種々知られている。
例えば、特許文献1は、2.456GHzの共振周波数を持つアンテナ装置を開示している。特許文献1は、その図8において、基板の主面(表面、第1の面)上にアンテナパターン(導体パターン)を形成したアンテナ装置を開示している。詳述すると、特許文献1に開示されたアンテナ装置は、基板の主面上に形成されたアンテナパターン(導体パターン)として、第1のL字形配線パターンと、第2のL字形配線パターンと、L字形接地パターンと、L字形信号パターンとを有し、全体としてコ字形をしている。第1のL字形配線パターンの先端と第2のL字形配線パターンの先端とは互いに離間して対向している。第2のL字形配線パターンは、第1のL字形配線パターンと実質的に対称に形成されている。L字形接地パターンの一端は、第1のL字形配線パターンの先端と電気的に接続されている。L字形接地パターンは、第2のL字形配線パターンの内側で間隔を空けて第2のL字形配線パターンに沿って形成されている。L字形信号パターンの一端は、第1のL字形配線パターンの先端と電気的に接続されている。L字形信号パターンは、L字形接地パターンの内側で間隔を空けてL字形接地パターンに沿って形成されている。尚、アンテナ装置は、中心導体と外部導体とを持つ同軸ケーブルを更に備えている。同軸ケーブルの先端部で、中心導体はL字形信号パターンの他端に接続され、外部導体はL字形接地パターンの他端に接続されている。
とにかく、特許文献1は、主面を持つ基板と、この主面上に形成されて所定の周波数帯の無線信号(電波)を送受信するアンテナパターン(送受信パターン)と、同軸ケーブルと、を備えたアンテナ装置を開示している。
一方、特許文献2は、金属筐体または金属部が近傍にあっても、アンテナの入力インピーダンスが良好で、アンテナとして効率的な動作を可能とする、平板状のアンテナを開示している。特許文献2では、2.4GHzの周波数帯域で良好なインピーダンス整合が行われる、平板状のアンテナを開示している。詳述すると、特許文献2に開示された平板状のアンテナは、誘電体からなるプリント基板と、ダイポールアンテナの一方の放射素子となる第1のアンテナ放射素子と、ダイポールアンテナの他方の放射素子となる第2のアンテナ放射素子と、導体パターンにより形成される無給電素子と、電波の給電線祖となるマイクロストリップ線路と、給電線路の接地側を形成するグランド導体とを備える。第1のアンテナ放射素子、無給電素子及びマイクロストリップ線路は、プリント基板の一方の面(表面、第1の面)に導体パターンにより形成されている。第2のアンテナ放射素子及びグランド導体は、プリント基板の他方の面(裏面、第2の面)に導体パターンにより形成されている。マイクロストリップ線路の端部より高周波信号尾を給電することによりダイポールアンテナを構成している。第1のアンテナ素子とマイクロストリップ線路は、ほぼ中央部で接続されている。尚、無給電素子は省略されても良い。同軸ケーブルの中心導体は、プリント基板に形成された給電部に接続され、プリント基板に形成されたグランド導体に半田付けされた金具に同軸ケーブルの外部導体が固定されている。
とにかく、特許文献2は、互いに対向する第1及び第2の面(表面と裏面)を持つプリント基板と、第1及び第2の面上に形成されて所定の周波数帯の無線信号(電波)を送受信する導体パターン(送受信パターン)と、同軸ケーブルと、を備えた平板状のアンテナ(アンテナ装置)を開示している。
また、特許文献3は、両面又は片面プリント基板にアンテナ及びバランのパターンを形成した、プリント基板アンテナを開示している。特許文献3では、ダイポールアンテナのパターンとバランの同軸管固定用パターンとがプリント基板の第1の面(表面)上に形成され、分岐導体用パターンがプリント基板の第2の面(裏面)又は第1の面上に形成されている。同軸管の中心線は、ダイポールアンテナの給電点にハンダ付けされ、同軸管の外部導体は、ダイポールアンテナの給電点及び分岐導体用パターンにハンダ付けされている。特許文献3に開示されたアンテナ及びバランは、携帯形無線機の筐体内に組み込まれるものであって、周波数帯を421MHzから440MHzとして用いるものである。
とにかく、特許文献3は、互いに対向する第1及び第2の面(表面と裏面)を持つプリント基板と、第1及び第2の面(又は第1の面)上に形成されて所定の周波数帯の無線信号(電波)を送受信するアンテナパターン部(送受信パターン)と、同軸管(同軸ケーブル)と、を備えたプリント基板アンテナを開示している。
更に、特許文献4は、小型化及び実装が容易な平面偏波アンテナを開示している。特許文献4に開示された平面偏波アンテナは、平板絶縁基板と、この平板絶縁基板上に設けられる導電体部とを備える。導電体部は、給電点を有する逆Fアンテナ部と、グランド面部とを備える。同軸ケーブルの芯線(中心導体)は、逆Fアンテナ部の給電点に接続され、同軸ケーブルのアース線(外部導体)は、グランド面部に接続されている。
上述した特許文献1乃至4に開示されたアンテナ装置は、いずれも、基板上にアンテナパターンが形成されているので、「基板アンテナ」と呼ばれる。
一方、特許文献5は、広帯域および高利得のアンテナを開示している。特許文献5に開示されたアンテナは、少なくとも1つの折れ曲がり部を設けたアンテナエレメントと、このアンテナエレメントの一端が接続されるグランド部と、折れ曲がり部からこの折れ曲がり部の内角を分割する方向に形成した給電部と、この給電部に接続される給電線路とを有する。給電部には、給電線路である同軸ケーブルの内導体が接続されている。同軸ケーブルの外導体は、グランド部に接続されている。アンテナを製造する場合、例えばりん青銅等の平板を用いてプレス加工を行い、アンテナエレメントとグランド部およびアンテナエレメントの折れ曲がり部に給電部を設けた導体平板を形成する。このような導体平板を用いたアンテナは、「板金アンテナ」と呼ばれる。
特開2006−50517号公報(図8) 特開2005−79867号公報 特開平6−188610号公報 特開2008−187631号公報 特開2007−159064号公報
上述したように、特許文献1乃至4に開示されたアンテナ装置(基板アンテナ)はいずれも、基板(プリント基板)上にパターンを形成している。プリント基板はコストが高いので、アンテナ装置もコストが高くなってしまう。
一方、特許文献5では、同軸ケーブルの外導体は、グランド部と接続するとのみ記載しており、同軸ケーブルの外導体をどのように接続(固定)するのかについては何ら開示していない。この技術分野において周知のように、同軸ケーブルの外導体は、網状の導線から構成されている。同軸ケーブルの外導体(網状の導線)を半田付けのみによりグランド部と接続した場合、半田付けするのが難しいという問題がある。また、半田付けのみの電気的接続では、組み立てが困難で、同軸ケーブルの取付け強度が弱いという問題もある。さらに、半田付け固定はコストが高くなるという問題もある。
したがって、本発明の課題は、容易に組み立てることが可能なアンテナ装置(板金アンテナ)を提供することにある。
本発明の他の課題は、同軸ケーブルの取付け強度を改善できる、アンテナ装置(板金アンテナ)を提供することにある。
本発明のもっと他の課題は、安価なアンテナ装置(板金アンテナ)を提供することにある。
本発明によれば、所定の周波数帯の電波を送受信可能なアンテナ装置(10;10A)であって、中心導体(22)と外部導体(21)とを持つ同軸ケーブル(20)と、アンテナ素子(30;30A)とを有するアンテナ装置(10;10A)に於いて、前記アンテナ素子(30;30A)は、アンテナパターン部(32;32A)と、該アンテナパターン部に一体形成されたグランド部(34;34A)とを有する金属板から構成されており、前記同軸ケーブル(20)が前記グランド部(34;34A)にカシメ固定されている、アンテナ装置(10;10A)が得られる。
上記アンテナ装置において、前記所定の周波数帯は、例えば、2.4GHz帯の周波数であってよい。前記金属板は、りん青銅から構成されることが好ましい。前記アンテナパターン部は、例えば、逆Fアンテナから構成されてよい。この場合、該逆Fアンテナの給電部に、前記同軸ケーブルの前記中心導体が接続される。
本発明の第1の態様による上記アンテナ装置(10)によれば、前記グランド部(34)に、切り起し部(342)が形成されており、前記外部導体(21)が、前記切り起し部(342)によって前記グランド部(34)にカシメ固定されている。前記同軸ケーブル(20)は、前記外部導体を覆うシース(24)を更に持ってよい。この場合、前記グランド部(34)に、付加切り起し部(344)が更に形成されており、前記シース(24)が、前記付加切り起し部(344)によって前記グランド部(34)にカシメ固定されることが好ましい。
本発明の第2の態様による上記アンテナ装置(10A)によれば、前記アンテナ素子(30A)は、前記グランド部(34A)から延出したカシメ部(342A)を有し、前記外部導体(21)が、前記カシメ部(342A)でカシメ固定されている。前記同軸ケーブルは、前記外部導体を覆うシース(24)を更に持ってよい。この場合、前記アンテナ素子(30A)は、前記カシメ部から延出した付加カシメ部(344A)を更に有し、前記シース(24)が、前記付加カシメ部(344A)でカシメ固定されてることが好ましい。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明に係るアンテナ装置では、同軸ケーブルをアンテナ素子のグランド部にカシメ固定しているので、容易に組み立てることが可能で、同軸ケーブルの取付け強度を改善でき、安価なアンテナ装置(板金アンテナ)を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置(板金アンテナ)の平面図である。 図1の破線円で囲んだアンテナ装置(板金アンテナ)の一部分(主要部)を、拡大して示した要部拡大平面図(a)および要部拡大側面図(b)である。 (A)および(B)は同軸ケーブルの外部導体を切り起し部によってグランド部にカシメ固定する状態を示す図であって、(A)はカシメ前の状態を示す断面図であり、(B)はカシメ後の状態を示す断面図であり、(C)および(D)は同軸ケーブルのシースを付加切り起し部によってグランド部にカシメ固定する状態を示す図であって、(C)はカシメ前の状態を示す断面図であり、(D)はカシメ後の状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置の平面図である。 図4の破線円で囲んだアンテナ装置(板金アンテナ)の一部分(主要部)を、拡大して示した要部拡大平面図(a)および要部拡大側面図(b)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1および図2を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るアンテナ装置(板金アンテナ)10について説明する。図1はアンテナ装置(板金アンテナ)10の平面図である。図2(a)および(b)は、それぞれ、図1の破線円で囲んだアンテナ装置(板金アンテナ)10の一部分(主要部)を、拡大して示した要部拡大平面図および要部拡大側面図である。
図1および図2では、直交座標系(X,Y,Z)を採用している。図1および図2に図示した状態では、X軸は前後方向(奥行き方向)であり、Y軸は左右方向(幅方向、横方向)であり、Z軸は上下方向(高さ方向)である。
図示のアンテナ装置(板金アンテナ)10は、所定の周波数帯の電波を送受信するためのものである。図示の例では、所定の周波数帯は、IEEE 802.11b/gで使用される2.4GHz帯の周波数である。
図示のアンテナ装置(板金アンテナ)10は、同軸ケーブル20とアンテナ素子30とを有する。
図2に示されるように、同軸ケーブル20は、円筒状の外部導体21と、その中央にある中心導体22とからなる同軸形状の電気信号伝送媒体である。外部導体21と中心導体22との間は円筒状の絶縁体23で絶縁されている。また、外部導体21はシース(外皮)で覆われている。外部導体21は、アース線や外導体とも呼ばれ、図2に示されるように、網状の導線から成る。中心導体22は、芯線や内導体とも呼ばれる。
図1に示されるように、同軸ケーブル20は、前後方向(X軸方向)に延在している。同軸ケーブル20の先端部は、図2に示されるようにカットされ、中心導体22、絶縁体23、および外部導体21が露出している。
アンテナ素子30は、主面(表面、上面)30uを持つ平板状の金属板をプレス加工することによって形成される。プレス加工する前の金属板は、長さ(縦)B、幅(横)W、厚さ(高さ)Tを持つ略直方体(矩形板)の形状をしている。図示の例では、長さ(縦)Bが24mm、幅(横)Wが22mm、厚さ(高さ)Tが0.15mmである。又、図示の例では、金属板は、メッキ処理が施されていない、りん青銅から成る。
アンテナ素子30は、アンテナパターン部32と、このアンテナパターン部32に一体形成されたグランド部34とを有する。図示の例では、アンテナパターン部32は逆Fアンテナから構成されている。逆Fアンテナ32は、L字形状のL型部322と、このL型部322から突出する給電部324とを有する。L型部322は、横方向(Y軸方向)に延びる長辺と、前後方向(X軸方向)に延びる短辺とを有する。グランド部34は、実質的に矩形形状をしている。
同軸ケーブル20の中心導体22は、アンテナパターン部(逆Fアンテナ)32の給電部324に半田50付けにより電気的に接続されている。
同軸ケーブル20は、後述するように、グランド部34にカシメ固定されている。
詳述すると、グランド部34には、切り起し部342と、付加切り起し部344とが形成されている。同軸ケーブル20の外部導体21は、切り起し部342によってグランド部34にカシメ固定されている。同軸ケーブル20のシース24は、付加切り起し部344によってグランド部34にカシメ固定されている。
図3(A)および(B)は同軸ケーブル20の外部導体21を切り起し部342によってグランド部34にカシメ固定する状態を示す図である。図3(A)はカシメ前の状態を示す断面図であり、図3(B)はカシメ後の状態を示す断面図である。
図3(C)および(D)は同軸ケーブル20のシース24を付加切り起し部344によってグランド部34にカシメ固定する状態を示す図である。図3(C)はカシメ前の状態を示す断面図であり、図3(D)はカシメ後の状態を示す断面図である。
このように、同軸ケーブル20をグランド部34にカシメ固定しているので、同軸ケーブル20の取付け強度を向上させることができる。また、カシメ固定であるので、半田付け固定に比較して、組み立てが容易で、コストも安価になる。
同軸ケーブル20の外部導体21は、グランド部34に半田付けされても良い。
図示の例では、グランド部34に付加切り起し部344を形成し、この付加切り起し部344によって同軸ケーブル20のシース24をグランド部34にカシメ固定しているが、この付加切り起し部344は必須ではなく、無くても良い。
図示のグランド部34には、当該アンテナ装置10を筐体(図示せず)に取り付けるための一対の取付け用穴346が穿設されている。
図4および図5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係るアンテナ装置(板金アンテナ)10Aについて説明する。図4はアンテナ装置(板金アンテナ)10Aの平面図である。図5(a)および(b)は、それぞれ、図4の破線円で囲んだアンテナ装置(板金アンテナ)10Aの一部分(主要部)を、拡大して示した要部拡大平面図および要部拡大側面図である。
図4および図5では、直交座標系(X,Y,Z)を採用している。図4および図5に図示した状態では、X軸は前後方向(奥行き方向)であり、Y軸は左右方向(幅方向、横方向)であり、Z軸は上下方向(高さ方向)である。
図示のアンテナ装置(板金アンテナ)10Aは、アンテナ素子の構成が、図1および図2に示したものと相違する点を除いて、図1および図2に示したアンテナ装置(板金アンテナ)10と同様の構成を有する。従って、アンテナ素子に30Aの参照符号を付してある。図1および図2に示された構成要素と同様の機能の有するものには同一の参照符号を付し、以下では、説明を簡略化するために相違点についてのみ詳細に説明する。
図示のアンテナ装置(板金アンテナ)10Aは、所定の周波数帯の電波を送受信するためのものである。図示の例では、所定の周波数帯は、IEEE 802.11b/gで使用される2.4GHz帯の周波数である。
アンテナ素子30Aは、上記アンテナ素子30と同様に、主面(表面、上面)30uを持つ平板状の金属板をプレス加工することによって形成される。プレス加工する前の金属板は、長さ(縦)B、幅(横)W、厚さ(高さ)Tを持つ略直方体(矩形板)の形状をしている。図示の例では、長さ(縦)Bが24mm、幅(横)Wが22mm、厚さ(高さ)Tが0.15mmである。又、図示の例では、金属板は、メッキ処理が施されていない、りん青銅から成る。
アンテナ素子30Aは、アンテナパターン部32Aと、このアンテナパターン部32Aに一体形成されたグランド部34Aとを有する。図示の例では、アンテナパターン部32Aは逆Fアンテナから構成されている。逆Fアンテナ32Aは、L字形状のL型部322Aと、このL型部322Aから突出する給電部324とを有する。L型部322Aは、横方向(Y軸方向)に延びる長辺と、前後方向(X軸方向)に延びる短辺とを有する。L型部322Aの先端部は、グランド部34Aに近づく方向に直角に折り曲げられている。グランド部34Aは、実質的に矩形形状をしているが、矩形開口34Aaを持つ。
同軸ケーブル20の中心導体22は、アンテナパターン部(逆Fアンテナ)32Aの給電部324に半田50付けにより電気的に接続されている。
同軸ケーブル20は、後述するように、グランド部34Aにカシメ固定されている。
詳述すると、アンテナ素子30Aは、矩形開口34Aaで、グランド部34Aから延出したカシメ部342Aと、このカシメ部342Aから延出した付加カシメ部344Aとを有する。同軸ケーブル20の外部導体21は、カシメ部342Aでカシメ固定されている。同軸ケーブル20のシース24は、付加カシメ部344Aでカシメ固定されている。
このように、同軸ケーブル20をグランド部34Aにカシメ固定しているので、同軸ケーブル20の取付け強度を向上させることができる。また、カシメ固定であるので、半田付け固定と比較して、組み立てが容易で、コストも安価になる。
同軸ケーブル20の外部導体21は、グランド部34Aに半田付けされても良い。
図示の例では、アンテナ素子30Aは付加カシメ部344Aを有し、この付加カシメ部344Aで同軸ケーブル20のシース24をカシメ固定しているが、この付加カシメ部344Aは必須ではなく、無くても良い。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、アンテナパターン部は、上述した実施の形態の逆Fアンテナに限定されず、種々の形状のアンテナパターン部を採用してもよいのは勿論である。また、上述した実施の形態では、金属板の材料としてりん青銅を使用しているが、金属板の材料はこれに限定されない。
10、10A アンテナ装置(板金アンテナ)
20 同軸ケーブル(給電線)
21 外部導体
22 中心導体
23 絶縁体
24 シース(外皮)
30、30A アンテナ素子
30u 主面(上面、表面)
32、32A アンテナパターン部
322、322A L型部
324 給電部
34、34A グランド部
342 切り起し部
342A カシメ部
344 付加切り起し部
344A 付加カシメ部

Claims (8)

  1. 所定の周波数帯の電波を送受信可能なアンテナ装置であって、中心導体と外部導体とを持つ同軸ケーブルと、アンテナ素子とを有するアンテナ装置に於いて、
    前記アンテナ素子は、アンテナパターン部と、該アンテナパターン部に一体形成されたグランド部とを有する金属板から構成されており、
    前記同軸ケーブルが前記グランド部にカシメ固定されている、アンテナ装置。
  2. 前記所定の周波数帯が、2.4GHz帯の周波数である、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記金属板がりん青銅から成る、請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナパターン部は、逆Fアンテナからなり、
    該逆Fアンテナの給電部に、前記同軸ケーブルの前記中心導体が接続されている、
    請求項1乃至3のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  5. 前記グランド部には切り起し部が形成されており、
    前記外部導体が、前記切り起し部によって前記グランド部にカシメ固定されている、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  6. 前記同軸ケーブルは、前記外部導体を覆うシースを更に持ち、
    前記グランド部には付加切り起し部が更に形成されており、
    前記シースが、前記付加切り起し部によって前記グランド部にカシメ固定されている、請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ素子は、前記グランド部から延出したカシメ部を有し、
    前記外部導体が、前記カシメ部でカシメ固定されている、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のアンテナ装置。
  8. 前記同軸ケーブルは、前記外部導体を覆うシースを更に持ち、
    前記アンテナ素子は、前記カシメ部から延出した付加カシメ部を更に有し、
    前記シースが、前記付加カシメ部でカシメ固定されている、請求項7に記載のアンテナ装置。
JP2009073048A 2009-03-25 2009-03-25 アンテナ装置 Expired - Fee Related JP4780352B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073048A JP4780352B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 アンテナ装置
CN200910220897A CN101847780A (zh) 2009-03-25 2009-11-16 天线装置
TW098139714A TW201036248A (en) 2009-03-25 2009-11-23 Antenna device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009073048A JP4780352B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010226550A true JP2010226550A (ja) 2010-10-07
JP4780352B2 JP4780352B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=42772290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009073048A Expired - Fee Related JP4780352B2 (ja) 2009-03-25 2009-03-25 アンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4780352B2 (ja)
CN (1) CN101847780A (ja)
TW (1) TW201036248A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199635A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Panasonic Corp アンテナ付き樋
US10199724B2 (en) 2015-05-25 2019-02-05 Tyco Electronics Japan G.K. Antenna

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013047033A1 (ja) 2011-09-26 2013-04-04 株式会社フジクラ アンテナ装置及びアンテナの実装方法
JP2013138296A (ja) 2011-12-28 2013-07-11 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5997204A (ja) * 1982-11-26 1984-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 逆l形アンテナ
JPH0654225U (ja) * 1992-12-29 1994-07-22 ミツミ電機株式会社 同軸ケーブル取付構造
JP2001244723A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Alps Electric Co Ltd アンテナ
JP2002353726A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ
JP2002353722A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ及びその製造方法
JP2007159064A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sony Corp アンテナとそれを用いた無線装置および電子機器
JP2007166297A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nec Corp 複数周波数共用アンテナ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4692103B2 (ja) * 2004-06-30 2011-06-01 株式会社デンソー 車載アンテナおよびモニタ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5997204A (ja) * 1982-11-26 1984-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 逆l形アンテナ
JPH0654225U (ja) * 1992-12-29 1994-07-22 ミツミ電機株式会社 同軸ケーブル取付構造
JP2001244723A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Alps Electric Co Ltd アンテナ
JP2002353726A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ
JP2002353722A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Furukawa Electric Co Ltd:The 小型アンテナ及びその製造方法
JP2007159064A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Sony Corp アンテナとそれを用いた無線装置および電子機器
JP2007166297A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nec Corp 複数周波数共用アンテナ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012199635A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Panasonic Corp アンテナ付き樋
US10199724B2 (en) 2015-05-25 2019-02-05 Tyco Electronics Japan G.K. Antenna

Also Published As

Publication number Publication date
JP4780352B2 (ja) 2011-09-28
CN101847780A (zh) 2010-09-29
TW201036248A (en) 2010-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101102650B1 (ko) 아이솔레이션 향상을 위한 mimo 안테나
JP5110326B2 (ja) アンテナ装置
JP3980172B2 (ja) 広帯域アンテナ
JP2008078752A (ja) アンテナ装置
TWI535116B (zh) 天線
JP4780352B2 (ja) アンテナ装置
JP2006148873A (ja) アンテナのインピーダンス整合方法及び装置
US8917216B2 (en) Antenna device with U-shaped slit
JP5213039B2 (ja) 片面放射アンテナ
US7439910B2 (en) Three-dimensional antenna structure
US7667653B2 (en) Antenna unit comprising first and second antenna patterns
CN103594782A (zh) 电路板天线
JP2005513847A (ja) アンテナ、例えば移動無線に対する車両アンテナ
JP6059001B2 (ja) アンテナ装置
JP2011066865A (ja) 平面型アンテナ
TWI581499B (zh) 天線組件
JP6319801B2 (ja) 無線通信装置
JP2005318333A (ja) アンテナ
JP3131850U (ja) デュアルバンド対称アンテナおよびそれを備える無線インターネット装置
JP3193046U (ja) 通信装置及び通信装置のアンテナ
WO2023240548A1 (en) Antenna assembly for use in a communication device
JP2012142220A (ja) アンテナ用コネクタ
JP4935256B2 (ja) アンテナ装置
JP6883602B2 (ja) コネクタ及びコネクタの製造方法
JP2013240050A (ja) 広周波数帯域のアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees